SG325さんが投稿した和ごころ 泉(京都/四条)の口コミ詳細

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中国深圳 ミッション・ヒルズGC オラサバルコース 15番

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和ごころ 泉四条(京都市営)、烏丸、五条(京都市営)/日本料理

2

  • 夜の点数:4.6

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
2回目

2023/03 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

40th.anniversary SG325 京料理で祝う

令和5年3月25日、今年も無事にSpecial Grade 3.25記念日を古都京都で迎えることができました。
 30年前10周年記念で「桜田」時代の訪問を皮切りに、直近は「和ごころ泉」改めとなった35周年珊瑚記念の訪問経て今回は40周年、ルビー婚記念を「和ごころ泉」さんの京料理で祝うことができました。
○夜のおまかせ25,300円×2
 京料理とはどんな料理か?と問われたら、映像としてロケーションと料理のビジュアルは幾つか直ぐに浮かびますが、その特徴を言葉にして表し、更には文章にして著せとなると一筋縄ではいかないものです。
 キーワードで著すならば
○四季折々の季節感
○おもてなしの心
○食材本来の味を最大限に引き出す調理技術
○素材を生かす為の出汁。本鰹枯節と利尻昆布の合わせ出汁と最小限の淡口醤油
○見た目にも美しい盛り付けと食器遣い
○しつらえ(床の間、掛け軸、生け花、その他設え) etc.
 これらのキーワードを抽象的だけれども一言で著そうとするなら「五行」を駆使した日本料理、そしてその和食の五行とは・・・
 五適(品•時•所•価•量)に気配り
 五色(赤•緑•黄•白•黒)と
 五味(甘•酸•辛•苦•塩)と
 五法(生「包丁」•煮•焼•蒸•揚)を駆使した料理を
 五感(味•嗅•触•聴•視)で味わう。
 更に、これらに季節感とおもてなしの心を加えた料理が「和ごころ泉」の京料理なのではないかと思います。
 出汁自体は主張し過ぎ無いけれど、他の食材の持ち味を引き出す本鰹枯節と利尻昆布の出汁は絶妙の加減。
 目に見える飾り包丁の技術は当然、口にして初めて気付く目に見えない隠し包丁の技術も秀逸です。
 お決まりコース料理が2万円超えは、私たちにとって過分、奢侈と思われる贅沢な料理ですが、5年に一度の特別な日くらいは許されるでしょう。
 記念日を祝うに相応しい「和ごころ泉」さんの京料理とおもてなしでした。

お料理内容(一部失念)
☆桜茶
☆先付
 車エビ、馬糞雲丹の生湯葉挟み出汁酢ジュレ
☆椀物、
 桑名蛤と蓬真丈、和ごころ泉の和出汁(本鰹枯節と利尻昆布)
☆向付
 紋甲烏賊(和歌山)、本鮪大トロ(宮城塩竈)、真鯛(和歌山)、金目鯛(静岡伊豆)
☆八寸(別盛り)
 粟麩味噌田楽(蕗の薹味噌、木の芽味噌)
☆祝い肴(一の重)
・ちらし寿司(いくら・土筆・たらの芽・こごみ・錦糸卵)
・子女子くぎ煮
・子持ちホンモロコ(滋賀琵琶湖)
・ホタルイカ薄揚げ菜花の酢味噌和え
☆八寸(二の重)
・玉蒟蒻•車海老•胡瓜の串
・蓬麩•つぶ貝•生姜甘酢漬け
・玉子カステラ
・合鴨ロースト
・壬生菜お浸し桜葉巻き
☆焼物
 鰆(瀬戸内海)のサラダ仕立て
☆強肴
・北寄貝、グリーンアスパラ、菜花添えマヨネーズとジュレ酢
☆炊合せ 
・ぐじ(甘鯛)、厚揚げ、蕗
☆食事
・青えんどうの土鍋炊き込みご飯
・自家製お漬物
・浅利と昆布の佃煮
☆留椀
・八丁味噌椀(山椒餅麩)
☆水菓子
・苺(京都)、クラウンメロン(静岡)、柑橘(失念)、ババロア
☆菓子
 さくら餅(道明寺、丹羽産小豆)
☆お薄
★お酒
・生ビール2、松の司(滋賀)、〆張鶴純(新潟)、和ごころ泉(京都)

  • 桜湯

  • 突き出し 車海•馬糞雲丹•生湯葉のジュレ酢

  • 椀物 桑名蛤•蓬真丈、和ごころ泉の和出汁(本鰹枯節と利尻昆布) 金箔の器はエリザベス女王来日時に使用した漆器

  • 向付 紋甲烏賊(和歌山)、本鮪大トロ(宮城塩竈)、真鯛(和歌山)、金目鯛(静岡伊豆)

  • 八寸別盛り 粟麩田楽蕗の薹味噌、粟麩田楽木の芽味噌

  • 祝い肴と八寸 2段お重

  • 祝い肴(一の段)

  • 八寸(二の段)

  • 焼物 鰆のサラダ仕立て

  • 焼物 鰆のサラダ仕立て

  • 強肴 北寄貝、グリーンアスパラ、菜花添えマヨネーズ

  • 炊合せ ぐじ(甘鯛)、厚揚げ、蕗

  • 食事 青えんどうの土鍋炊き込みご飯、自家製お漬物、浅利と昆布の佃煮

  • 留椀 赤だし

  • 水菓子 苺、メロン、柑橘、ババロア

  • 菓子 道明寺

  • お薄

  • 内観

  • 外観1

  • 外観2

2023/03/28 更新

1回目

2018/03 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

期待通りの名店 四半世紀を経て新たな一期一会「和ごころ泉」

平成30年「SG325」35th anniversary 前日、3月24日の夜訪問です。
 
 遡ること25年前の平成5年3月24日、地下鉄烏丸線四条駅5番出口から仏光寺通りを一区画東進し、三叉路を右に折れ小径を20間ほど南下した左手に其の店はありました。
 日本料理と「和食」との違いを知り、和食の神髄に触れることができたのが30代半ばちょうど25年前の今日、この日でした。

 当時、京都で名の通った和食店と言えば「一見客お断り」がほぼ常識の時代
しかし、其の店は一見歓迎、しかも若輩夫婦に和食が何たるかを教えてくださった想い出深き割烹料理店でありました。

 あった、と過去形なのはその店が3年前に閉店したため、しかし今、其の店のあったその場所に再び足を運んだことも現実であります。
 其処で修行を積み上げ独立したお弟子さんが此の場所に戻ってこられたのが2年前、師の「和食の心」を引き継ぎながら温故知新、さらにご自身なりの料理を極めようとする「和ごころ泉」さんを訪問しました。

○ おまかせ懐石  18,000円×2
☆桜茶
☆先付  ・車エビ、馬糞雲丹の長芋餅挟み、紅菜苔と蕨添え
☆椀物  ・くちこ、あぶらめ(アイナメ)、蓬真丈、生麩
☆祝い飯 ・赤飯の真鯛蒸し
☆向付  ・金目鯛(和歌山)、本鮪大トロ(千葉銚子)、淡路鯛(兵庫)、アオリイカ
☆八寸  ・ちらし寿司(いくら・土筆・たらの芽・錦糸卵・焼き穴子)
      蓬味噌田楽、蒟蒻・海老・胡瓜串、玉子カステラ、子女子くぎ煮
☆焼物  ・子持ちホンモロコ(滋賀琵琶湖)
☆強肴  ・飯蛸、アスパラ2色にロマネスコ添えマヨネーズ
☆炊合せ ・蛤、厚揚げ、蕗
☆食事  ・白魚と青えんどうの土鍋炊き込みご飯・自家製お漬物
☆留椀  ・八丁味噌椀餅麩
☆水菓子 ・ゆめのか苺(長崎)、文旦(高知)、クラウンメロン(静岡)、紅茶ババロア
☆菓子  ・さくら餅(道明寺)
☆お薄
★ 恵比寿ビール(中)1、松の司(滋賀)1、〆張鶴(新潟)1

 師匠直伝の和出汁、旬の食材に手を加え過ぎず、しかしながら繊細な隠し包丁はじめ五法駆使し手間暇かけて素材の持ち味を最大限に活かした料理の数々・・・
 また、八寸を始めとした季節感溢れる料理のあしらいと器遣い、そして掛け軸や生け花等々、空間の設えに至るまで、まるで千利休導くところの「詫び寂び」を彷彿とさせます。お料理とともに日本ならではの四季の趣を満喫できました。

 ちょうど25年前のこの日、「スイート10」の祝いに此処にあった「桜田」さんを訪問しました。一見しかも他県からの若輩者であるにもかかわらず、快く受け入れて頂けた桜田さんから日本料理とともに「和食」の神髄を肌で感じさせて頂いたこと記憶に鮮明です。

 日本料理を提供する主人とそれを頂く客、双方がともに心尽くす一期一会あってこその和食であることを知らされ、またそれ故、他店に見られた「一見客お断り」の真意も実はそこにあったのではなかろうか?と、その時初めて、古き因習をある意味肯定的に捉えることができました。

 あれから25年、今回は「和ごころ泉」さんとの一期一会で珊瑚婚を祝うことができました。我ら夫婦ともに健在であればの条件付きではありますが、15年後の金婚祝の頃にはさらに磨きがかかった「和食」に出会えること、心待ちにしたいところです。

 桜田は桜田で良き思い出、今は「和ごころ泉」、懐かしさは感じても泉さんの「和食」は「和ごころ泉」のお料理としてしっかり受け止めさせて頂きました。
 帰り際、ご主人と女将さんが玄関先まで見送りに出て来られました。地下鉄の駅に向かい歩を進め40m程先の三差路で立ち止まり振り返ると、25年前と同じ光景を目にすることができました。私たちも深々と頭を下げ感謝の気持ちを伝え帰路に就きました。

 珊瑚婚祝に相応しいお料理と決して金銭だけでは得られない貴重な時間を頂戴したこと、感謝の念に堪えません。ありがとうございました。

  • 師匠桜田に負けず劣らず 和食の神髄がすべて味わえる八寸 名残り~盛り~走りの食材で四季を表現  

  • ①桜茶で開宴

  • 還暦・珊瑚婚・退職全ての祝い酒「和ごころ泉」で

  • ②先付け 車エビと馬糞雲丹の長芋挟み 菜花に似た「紅菜苔」と蕨添え 

  • この時季の馬糞雲丹は室蘭か根室産かな?

  • ③椀物 くちこ・あぶらめ・蓬しんじょう・生麩の出汁餡かけ

  • ④ご店主からの祝い品 赤飯、真鯛蒸し

  • ⑤向付 金目鯛(和歌山)・本鮪大トロ(千葉銚子)・真鯛(兵庫淡路)・アオリイカ・

  • ゲランド(フランス)の海塩でアオリイカ頂きます

  • ⑥八寸 真ん中卵カステラは6時間かけての調理 

  • 秋~冬の風物詩いくらの間から、春の到来、タラの芽と土筆が芽吹く演出

  • 八寸の小さなちらし寿司にも手間かける拘り、酢飯の中から出てきた焼きアナゴは絶品!

  • ⑦焼物 琵琶湖産のホンモロコは特大サイズ

  • 長時間の遠赤調理でカリカリ

  • 全て子持ちでした

  • 本もロコは木の芽おろし酢で頂きました

  • ⑧強肴 飯蛸とアスパラ2色合わせ、ロマネスコ添え

  • 玉子が飯粒に似てるから飯蛸

  • ⑨炊合せ 蛤・厚揚げ・蕗

  • これでもか!の隠し包丁

  • ⑩食事 土鍋ご飯は

  • 白魚と青えんどうの炊き込みご飯

  • 浅利時雨と京漬物

  • 八丁味噌とは

  • 利尻昆布と本枯れ節使用究極の出汁と八丁味噌使用の赤だし もち麩入り

  • ⑪水菓子 ゆめのか(長崎)・文旦(高知)・クラウンメロン(静岡)・紅茶ババロア

  • これには参ったあ~

  • ⑫菓子 道明寺桜餅

  • 道明寺は白色

  • ⑬おうす

  • 炊き込みご飯は持ち帰り

  • 辻村史朗(奈良)の作品と清水焼

  • 祝いの鶴

  • エリザベス女王来日時に使用されたという金箔漆器

  • 八寸の重

  • 辻村親子競演を味わう

  • 特別な日に

  • 内観① 奥座敷にて

  • 内観②

  • 楊枝

  • 内観③

  • 外観

  • これやこの

  • 行くも

  • 帰るも別れては

  • 知るも知らぬも逢坂の関 完!

2018/04/01 更新

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