ヤンマーと言えば「赤いトラクタ〜♪」と小林旭が歌うCMが頭に浮かぶ世代です。
それと合わせて「ヤン坊マー坊天気予報〜♪」ですよね。
「ヤンマーディーゼル」の社名はいつの間にかディーゼルが取れて「ヤンマー」に変わっていたとは知りませんでした。
でもこちらのヤンマーミュージアムは、ヤンマー創業者が作り出したディーゼルエンジンが使用される農作業車や重機、船などを紹介し、体験できる施設となっています。
まずは円筒型のシアターへ、ディーゼルエンジン内部の空間を体験させるつくりになっていて5分ほどの映像を見せてくれます。
「ここでディーゼルエンジンの仕組みを教えてもらえるのか!」とワクワクしながら見ましたが・・・説明らしきものはほぼ無しでした。
子供向け志向になっているのか、難しいこと説明してもわからんやろ、と思われているようで釈然とせず。
(まぁ、聞いても実際よくわからないのですが)
その後、軽く農耕作業で使用される道具の変遷が紹介され、カッコイイ最新式のトラクター的な実物が展示してあり、実際に運転席に乗ることができます。
これが楽しい!
運転席にはクーラーやステレオ完備です。
操作レバーは右にも左にも前にも後ろにも・・・いろいろあってワケわかりません。
それだけじゃなくタッチパネルの操作盤もあります。
アタッチメントを付け替えることで、ひっぱったり耕したり・・・ありとあらゆる作業がこれ1台ですべてOKなやつです。
実際に農家さんで聞いた話では「アタッチメントがバカ高くて買えない(涙)」ということですが。
収穫機は稲刈り→脱穀までを一度にこなします。それもものすごいスピードです。
実際の稲刈りの作業風景が映像で流れているのですが、たぶん私がダッシュで走ってもおいつけない速さだと思います。
もはや、その進化にディーゼルエンジンがどうのとか関係ない感じです。
ヤンマーの作業服や帽子があるので軽いコスプレで写真撮影ができます。
サイズは子供から大人までありそうでした。
ほかにも小さいバックホウに乗って、実際にボールプールのボールをすくって移動させる作業が体験できたり、プレジャーボートの運転シュミレーターでゲーム感覚で遊べたり。
土日は予約制みたいですが、バックホウのシュミレーターでの穴埋め体験とかもあります。
この辺の体験機械はもはや電気で動いてるのでディーゼル関係ないやん、ってツッコミは心の中にとどめておきましたが。
定年後のオジサンらしき人が丁寧に教えてくれるので、子供でも大丈夫!
私みたいな中年相手にも「これやってってよ」って声かけてくれますよ(笑)
ものづくりゾーンで缶バッチを作ったあと「ロープをかける」ってだけのゲームがあるのですが、おじさんが見本を見せてくれて「1,2回練習してからタイム計ってみて」というのでやってみたら8.7秒とまぁまぁ満足行くタイムに。
なんと9秒以下はプロ社員レベルだそうです!
私のあとにツレがやったら13秒台で一般人レベルでした(笑)
ほかにも自転車漕ぎで発電とか、手で回して発電とか体力系のものもあります。
科学の実験みたいなところもありますが子供のいない私でも最後まで楽しめました。
2階にはなぜか足湯もあります。
展望台からはぐるっと360度見渡せて、天気が良かったので琵琶湖から伊吹山まできれいに見えました。
でも入場料600円は、他の企業の同じような施設と比べると高いかなぁ。
結構タダでも充実した施設ってありますからね。
一番見応えがあったのは、世界で最初に発明された巨大なディーゼルエンジンが展示されているところかな。
これを実用化するために小型化することに成功したヤンマー創業者がすばらしいということはよくわかりました。
ほんとはトラクターのカタログとか欲しかったんやけど、受付のおねーさんに「無いです」とあっさり一言で片づけられたのが残念でした。
まぁ、ここで体験して「うちにも1台」なんて言う人はいないのでしょうけど、せっかく一般人向けに立派な施設作ってるんやからカタログくらい並べててもいいんじゃないの?