今年の三が日は天気も良くて絶好の初もうで日和でした。
遠出はせず、大阪市内で済ませようと四天王寺へと出向いてみると本堂の前には行列が。
その列は六時堂の賽銭箱から石舞台の横を抜けてさらに並んでる。
しょうがないので、北鐘堂へお賽銭と「また来ます」を挨拶だけして四天王寺を後に。
行列が嫌いで仕方ない性分なので、初もうでに並ぶことを拒んでしまった。
とりあえず、居住地の氏神さんには最初にお参りしてるし、四天王寺にも年に数回来ているので許してもらえるやろう…
このあと上町台地を散歩がてら散策したら、生國魂神社でも四天王寺に負けない距離の行列ができてました。
日本人は行儀のいい人種とはいえ、昔は初もうででこんな光景見たことなかったのに。
有名どころの神社やお寺は、初もうでの時期はお賽銭箱じゃなくてただただ大きな幅広い箱に白い敷布を広げたものが用意されるので、窓口が広いため人がたくさんでごった返しにはなるけど行事良く並ぶ必要がなかっただけかもしれないけど。
私がはじめて「神社で行列」を見たのは神戸にある生田神社だった。
あれが何年前になるのかわからないけど、藤原紀香と陣内が挙式した神社として有名になった頃。
当時、私は神戸国際会館でコンサートを見るために三ノ宮まで行き、開場時間までの暇つぶしに行ってみたのだった。
友達とふらっと行ってみると、いったい何事ですか!?と言いたくなるような行列が。
本殿の賽銭箱の前からずら〜〜っとできた行列は途中の門(?)を超えて何十メートルにわたって延びていました。
へー?と思いながら行列を横目に本殿の前まで行って観察。
なんちゅうか、グループごとにお賽銭してガランガラン鳴らして柏手うって・・・と段取りどおりガッツリお参りしてらっしゃる。次のお客さんはその一連の作業が終わるまでフライングなしで待ってらっしゃる。
そりゃ時間もかかれば行列もできる。
生田神社の構造は、正面に大きな賽銭箱とガランガラン(正式名称知りません)があって、その左右両サイドに一回り小さい賽銭箱とガランガランが設置されてました。
「これ、正面じゃないと神様が聞いてくれないとか、願いが届かないとかの言い伝えでもあるのですか?」と思いつつ、誰もいない正面向いて右側の賽銭箱へお賽銭を入れてお参りしてきました。
今や、紀香と陣内が結婚していたなんて遠い昔、というか不幸な結婚生活として黒歴史状態。
あの時並んでお参りしていた女性グループや若いカップルは今頃幸せにしてるんでしょうかねぇ。
でもこの時以降、注意深く観察してみると行列している光景がよく目につくようになりました。
京都嵐山にある野々宮神社では神社の敷地からはみ出る行列ができてましたし、同じく京都の清水寺にある地主神社でも大量の若い女子が列を成してました。
あ、これって全部縁結び系神社ですね。
他の参拝客に迷惑のかかるような行為は「神様も見ている」と思ったらできませんが、あの行列を見ると「そこまでしなきゃダメか…」とは思う今日この頃。
まぁ、信仰心うすめでなんでもオッケー体質な私の結論は『繁忙期の神様には会いに行かない』です。