しばいぬ喜遊曲 feat. しろくま食堂さんが投稿したアズ キッチン(千葉/京成成田)の口コミ詳細

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しばいぬとしろくま の 「くるっと千葉」

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しばいぬ喜遊曲 feat. しろくま食堂 (50代前半・男性・千葉県) 認証済

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移転アズ キッチン京成成田、成田/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2010/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

富里市訪問 フレンチ編 Part 1 【集え♪ 野菜たち 第2菜】

訪問日 : 2010年12月XX日 (X曜日) ディナータイム  同伴者 : しろくま  お会計 : ¥11,000 

オーダーメニューとコメント 

しばいぬ

野菜のフルコース ¥5,000 外税
<構成>
アミューズ (ニンジンのムース、野菜の生春巻き 胡麻ソース、クリームチーズのスワン、ヤマイモと湯葉 土佐酢と山葵のジュレのせ)
農家の方達へのオマージュ
フランスパン オリーブオイルとバルサミコ酢添え ※ お代わり自由
赤カブのポタージュ カプチーノ仕立て シナモンと山椒添え
ナスとベーコンの自家製パスタ(イカスミ、赤ピーマン、カブの葉の3種のパスタ)
野菜のトマトカレー 野菜(シシトウ、パプリカ、ズッキーニ、サツマイモ、キノコ)のグリルのせ
レンズ豆と栗の煮込みのパート・ブリック包みのオーブン焼き ヒヨコ豆と京芋と豚ばら肉の煮込みのせ 3種の野菜(菜の花、トマト、リンゴ)ソース
デザート盛り合わせ (ミルクアイスとゼリー フルーツ(リンゴのコンポート、プルーン、バナナ)添え、抹茶のクレームブリュレ、杏仁豆腐、黒胡麻ときなこの焼きドーナツ)
アイスストレートティー

しばいぬの独り言・・・
 千葉県内ではかなりレアな野菜のフルコースを提供しているお店。しかも、かなりの完成度・・・。いわゆる、野菜好きのしろくまに捧げるコースが用意されているお店。母に捧げるバラードみたいなもの・・・。さて、お店は閑静な住宅街の一角に位置する一軒家。駐車場は、近隣のスーパーの駐車場を使用するよう指示がある。ひときわ目立つ装飾にいざなわれ、店内に足を踏み入れると、店内もまばゆいほどに明るい。テーブル席は3つ(ほかにもカウンターがある様子だが、そこに客の姿はない)。お店は、シェフとサーバーの2人体制。外観や内観がキレイな一方で、カトラリー等に消耗感があるところにギャップを感じたが、シェフの経験値が高いということで、のちほど納得。用意されているコースは、ランチとディナー共通の4種類(ただし、ディナーはサービス料が加算)。季節の日替わりコース・¥2,500、プチフルコース・¥4,500、野菜のフルコース・¥5,000、シェフおまかせコース・¥7,000といった具合。基本的には、どのコースもアミューズ、オードブル、デザート盛り合わせ、ドリンクは固定で、スープ、パスタ、カレー、肉料理、魚料理の組み合わせは、各コースによって微妙に変化するが、別料金にて足りないカテゴリの料理を追加することが可能である。初めての訪問であったが、野菜のフルコースは即決、事前予約の際に苦手なモノを申告して(当日、改めて最終確認のために聞かれたが)、野菜のフルコースをこちら好みにカスタマイズさせていただいた(本来なら、蟹と温野菜のカッペリーニであったところ、ナスとベーコンの自家製パスタに変更していただいた)。さて、料理について、初っ端からテンションが上がる仕上がり。アミューズの白鳥(スワン)に仕立てられたクリームチーズが、こちらに受け身を取らせぬまま、ハートを射抜く・・・秒殺である。他のアミューズの出来も決してフラットではなく、必ずアクセントを入れてあり、しかも、美味しい・・・。出番待ちの料理への期待に拍車をかける。農家の方達へのオマージュは、空前絶後の30~40種類の野菜(カキ、ブドウ、リンゴ、ナシなどの果物のほか、鴨肉、サラミ、ブルーチーズ、モッツァレラチーズなど野菜以外の食材も使用し、中央のコンソメジュレも野菜から出汁をとっている)が使用されたサラダ。野菜好きにはたまらない。これをやられてしまうと、もう平伏すしかない。赤カブのポタージュは、中央の泡立てた部分と、添えられたカブの葉で、スープ上にカブの絵を描くという「アート」を展開・・・クリームチーズのスワンに続き、芸術的なイマジネーションが発揮されている。ナスとベーコンの自家製パスタは、シンプルな味付けながら、塩加減も絶妙でウマい! イカスミが練りこまれたパスタは初体験だったが(イカという食材は事前予約の際に排除したつもりだったが)、パスタに練り込まれると、すでにイカイカしておらず、赤ピーマンが練りこまれたパスタ、カブの葉が練りこまれたパスタとともに、モチモチした生パスタの味わいの本領が発揮されていた。野菜のトマトカレーは、トマトの水分だけで作られたカレーで、カレーの下にはアルデンテなタイ米のターメリックライス。「コレ」に対しては「コレ」というコンビネーションのセンスが抜群に巧い。レンズ豆と栗の煮込みのパート・ブリック包みのオーブン焼きは、3層に重ねられた円を描くソースの美しさ、皿の縁に描かれた花や蝶のかわいらしさに、一瞬手をつけることさえはばかる、これまた、アートな1品で、メインディッシュを飾るに相応しい仕上がり。豆と栗と芋という、口の中の渇きを促進しがちな食材の連鎖が、甘い豚ばら肉、全く味わいの違う3種のソースが絡むことで、積極的な安定を得ており、やはり、これも美味しい・・・と、ここまでは完璧なのだが、ラストのデザート盛り合わせだけが、凡庸になってしまったように思う。4種類と品数は豊富で、美味しいのは確かなのだが、ラインナップ的に、いまどきの人気スイーツ大集合という印象のみで、ちょっとだけ勿体ないなという気はした。些細な点だが、他の料理と比較してしまうとハードルがどうしても上がってしまう。今日は、どの料理の味わいも、食べる前に自分が予想したところとはかけ離れたところに着陸し続けたが、この裏切りは、どれだけ重ねられても、決して信頼を失わせない。この先、可能な限り、1回でも多く、この裏切りの恩恵を授かるべく、訪問し続けたいお店である。
            
しろくま

野菜のフルコース ¥5,000 外税
<構成>
アミューズ (ニンジンのムース、野菜の生春巻き 胡麻ソース、クリームチーズのスワン、ヤマイモと湯葉 土佐酢と山葵のジュレのせ)
農家の方達へのオマージュ
フランスパン オリーブオイルとバルサミコ酢添え ※ お代わり自由
赤カブのポタージュ カプチーノ仕立て シナモンと山椒添え
ナスとベーコンの自家製パスタ(イカスミ、赤ピーマン、カブの葉の3種のパスタ)
野菜のトマトカレー 野菜(シシトウ、パプリカ、ズッキーニ、サツマイモ、キノコ)のグリルのせ
レンズ豆と栗の煮込みのパート・ブリック包みのオーブン焼き ヒヨコ豆と京芋と豚ばら肉の煮込みのせ 3種の野菜(菜の花、トマト、リンゴ)ソース
デザート盛り合わせ (ミルクアイスとゼリー フルーツ(リンゴのコンポート、プルーン、バナナ)添え、抹茶のクレームブリュレ、杏仁豆腐、黒胡麻ときなこの焼きドーナツ)
エスプレッソ

しろくまのつぶやき・・・
 野菜のフルコースということで、地の野菜をふんだんに取り入れた素晴らしい料理の数々でした。アミューズは、ニンジンのムースの甘さにびっくり、クリームチーズのスワンもかわいくて食べるのが勿体なかったです。また、野菜の生春巻きやヤマイモと湯葉 土佐酢と山葵のジュレのせといった、フレンチに囚われない様々な趣向を凝らしているところに、この先の料理への期待が持てました。農家の方達へのオマージュは、非常に多くの種類の野菜と数種類のフルーツが盛り込まれているサラダ。野菜のコンソメジュレの味とブルーチーズが最高でした。アメーラというプチトマトも美味しかったです。フランスパンは、軽くトーストされており、フレンチのお店なのに、添えられているのがバターではないのが面白いですね。赤カブのポタージュは、見た目にも美しいスープで、赤カブって漬け物にして食べることが多いって印象だけど、スープにしてもこんなに美味しいんだなと再認識しました。添えられたスパイスも、山椒という発想が素晴らしく、スープにもとても合います。ナスとベーコンの自家製パスタは、生パスタらしい柔らかな歯応えと練りこまれている食材の味の差が楽しめるパスタ。でも、主役はナスかな? とても美味しかったです。野菜のトマトカレーは、トマトの味が非常に生かされているカレーでしたが、コースにカレーというのも面白いですね。野菜のグリルの味もそれぞれ個性が強く、今日一番印象に残った料理の一つでした。レンズ豆と栗の煮込みのパート・ブリック包みのオーブン焼きは、2種類の豆が楽しめる、豆好きにはうれしい料理。3種のソースは、それぞれ鮮烈な味わいで、とりわけ、菜の花がグッド! お肉も柔かくて美味しかったです。デザート盛り合わせは、1品1品、どれも美味しいのですが、初体験の焼きドーナツ(流行りの焼きドーナツとはこんな感じでしたか・・・)以外の3種のデザートは、どれもミルク系統のデザートのため、フルーツのソルベといった方向性の違うデザートでも良かったかなって思いました。エスプレッソは、苦みがかなり強めですが、中に甘さも感じられる大変好みなタイプ。総じて、やはり、コースを通して、フレンチのジャンルに囚われず、また、野菜を生かすための創意工夫が感じられる、とても満足のいく料理ばかりでした。追伸・・・店内のBGMもボリューム控えめでいい感じでした。

  • レンズ豆と栗の煮込みのパート・ブリック包みのオーブン焼き ヒヨコ豆と京芋と豚ばら肉の煮込みのせ 3種の野菜(菜の花、トマト、リンゴ)ソース

  • 農家の方達へのオマージュ

  • ナスとベーコンの自家製パスタ(イカスミ、赤ピーマン、カブの葉の3種のパスタ)

  • 赤カブのポタージュ カプチーノ仕立て シナモンと山椒添え

  • 野菜のトマトカレー 野菜(シシトウ、パプリカ、ズッキーニ、サツマイモ、キノコ)のグリルのせ

  • アミューズ (ニンジンのムース、野菜の生春巻き 胡麻ソース、クリームチーズのスワン、ヤマイモと湯葉 土佐酢と山葵のジュレのせ)

  • フランスパン オリーブオイルとバルサミコ酢添え

  • デザート盛り合わせ (ミルクアイスとゼリー フルーツ(リンゴのコンポート、プルーン、バナナ)添え、抹茶のクレームブリュレ、杏仁豆腐、黒胡麻ときなこの焼きドーナツ)

2018/12/21 更新

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