2回
2013/08 訪問
お江戸日本橋。老舗の鰻やさんで、もぐもぐ。
昨今、うなちゃんのお値段がうなぎ登り!
それでも、土用の丑の日には、デパ地下もスーパーも、どこもかしこも、
うなちゃんうなちゃんうなちゃん!だらけでした。
あんなにた〜くさんの鰻ちゃん。いままで、どこにいたんだい?
って、年末のかずのこさんも、そうなんだけどね。
土用の丑の日から1週間のちの7月30日。
花のお江戸のど真ん中。日本橋の伊勢定さんにおじゃましました。
さすがは、老舗。お玄関周りに風格が漂ってますねぇ。
この日は、姫ふたり。うなちゃんプチ女子会ってんですかね。
ご案内いただいたのは、お二階のテーブル席でした。
熟年の紳士淑女のお客さまで、お席はほとんど、うまってますぉ。ふ〜む。
わらたちが平均年齢、下げましたね。
まずはまずはの、お飲みものから・・・。
もうね、いきなり、日本酒、いっちゃいました。
グラスと思って、それぞれでたのんだのけど、片口に入ったのがやってきました。
さっそく、かんぱぁ〜。ぐびっ。うまぁ〜。
お品書きには、魅力的なおつまみっぽいメニューもいろいろとありましたぉ。
で〜もね、ここは鰻メインなんで、うなちゃんが焼き上がるまでのおしのぎとして、
「鰻蒲鉾」と「無花果の胡麻だれ餡かけ」をチョイス!
んで、「白焼き」に「うな重」はシェアで。「肝吸い」も、忘れずに・・・。
うなちゃんは、大きさのちがいで「松・竹・梅・あやめ・桜」の5段階価格。
白焼きも蒲焼きもうな重も、おんなじ値段です。
わらたちは、どっちも「梅」にいたしましたのですよん。ふふっ。
ぐびって、しゃべってると、ほどなくして、前菜のご登場です。
「無花果の胡麻だれ餡かけ」
ボイルかな?スチームかな? 火が入ってやわらかな無花果に、
胡麻だれがとろ〜りの冷たい前菜です。
食べたあと、舌の奥になんともさわやかな風味が残ります。
無花果の独特な甘〜い香りと甘過ぎない胡麻だれがとってもいい!
この時期、おすすめのスターターですな。
「鰻蒲鉾」
鰻やさんで前菜といえば、まずは「う巻き」や「うざく」で、鰻蒲鉾は、お初。
いちばん上に鰻の蒲焼きがのっていて、蒲鉾部分にもきざんだ鰻がちらほら。
ちゃんと鰻の味と香りがします。うう。こ、これは、秀逸!
お酒が、すすんじゃって、こまるこまる〜。
お酒のおかわりをしようと思ったら、うなちゃんのご登場〜。
「白焼き」
梅ですから、まん中の大きさですのけど、いんやぁ、ごりっぱ〜。
ほどよい焼き色が、もう語ってます。まちがいない!
ふんわり。やわらかぁ〜い。歯がなくても、だいじょうぶぃ!
そして、これが江戸前の鰻なんですね。
脂っぽさがまったくなくて、信じられないくらいあっさり。
さすがは、老舗の成せる技ですね。
「うな重」
こちらも、白焼きとおんなじ梅サイズです。
白めしにのっかってるのは蒲焼きですが、たれのてかてか感がまったくなし。
で〜もぉ、ごはんといっしょに食べるとちゃんとたれのうま味がある。
しかも、甘いのニガテなわらでも、すんなりイケちゃいました。
これも江戸前なのかなぁ。すっきりとしてます。
ごはんも、固めで、たいへんよし!
白焼き同様、脂っぽさをまったく感じません。いんやぁ、うまいわぁ。
「肝吸い」
お椀の蓋をあけると、い〜い香りががが・・・。馥郁たるってぇのは、このことですね。
淡いのけど、すんごく奥行きのある味です。う〜む。
そして、あっつあつ。さすが、汁ものが、わかってます。
けっきょく、お酒もおかわりして、いい心持ちに・・・。
オナカもい〜ぱい。大満足なうなちゃんナイトでございました。
で〜もぉ。接客が、ちょいとおそまつでしたねぇ。
席につくや否や、「お飲みものは?」と訊かれたにもかかわらず、
テーブルには飲みモノのメニューがない・・・。
「飲みモノのメニューはありますか?」と訊くとと、
「焼酎と日本酒のメニューならありますが」って・・・?
んで、メニューを持ってきたのはいいのけど、
あんなに速攻で飲みものオーダーを訊かれたのに、こんどは放置状態。
こちらから声をかけて、ようやくやってくる始末・・・。
おまけに、これがない、これもない。
鰻の値段の違いは大きさだと言うんで、「松でどのくらい?」と訊くと、
「これくらい・・・」って指で物差しするし・・・。
ホールさんとのやりとりがスムーズにいかないと、
おいしく食べようっていう気勢がそがれて、なんかシラけちゃうんですおね〜。
前菜も鰻も、大満足なおいしさだっただけに、とっても残念で・・・。
特別に愛想がよくなくてもいいんです。媚びることもないんです。
でも、もうちょっとスマートな接客を心がけていただきたいと思いました。
せっかくの鰻ちゃんが、かわいそう。
2013/08/03 更新
都心から車で1時間半ちょいのところで、
所用を終えたあとのひるめしに、3名でおじゃましました。
解放される時間の目処がたたなかったんで、予約ができず、
また、ほとんどのお店のランチタイムは、14時〜15時までなので、
通し営業のところをねらって、とりあえず、日本橋界隈を目指し、
三越デパートの駐車場に車を入れたのが、15時ちょい。
さぁて、どうすっか〜。
まずは、中央通りに向かって、てくてく。
っと、伊勢定さんの看板に灯りが点ってるのを発見!
その先には、室町S場さんがあって、こちらも通し営業ですが、
やってるんだったら、鰻がいいね、ということで・・・。
ファジーな時間だったせいか、どうやらノーゲスだったもよう。
3階の掘り炬燵式の半個室にご案内いただきました。
ノンアルトモが、帰りはドライバーさんしてくれるというんで、久保田の千寿をば。
いんやぁ、すまぬすまぬ〜。うっしっし〜。
うなちゃんは、うな重・蒲焼ご飯・白焼ご飯の3種類です。
うな重は、蒲焼がたれのかかったご飯にのった、定番のうな重で、
蒲焼ご飯と白焼ご飯は、白めしと鰻が別々に二段のお重になってるものです。
ひとりは、うな重、もうひとりとわらは、白焼ご飯で、竹をチョイス。
鰻のサイズ違いで5種類ある中の小さい方から2番めです。
20分くらいで、やってきました。
いざ、オープン!
小さいのから2番めですが、ぜ〜んぜん、さみしくありませんよ〜。
白焼きは、わさび醤油でいただきます。山椒も、ぱっぱ、して。
あ〜。い〜い香り。ふんわり、やわらか〜。
蒸しは、しっかり。焼きは、軽め、です。うんまぁ〜い。
そいで、白めしが、つやぴかで、うまい!
かための炊き加減で、うなちゃんに、ぴったし。
これ、すんごく、だいじ、なのよね。
大大大満足して、お会計。
何気にお尋ねしてみたら、ふだんは、一旦、クローズされるそうですが、
この日は、土用の丑の日なので、通し営業だったんです。
なんという、ラッキ〜。
年季の入ったおばばさまたちの接客も心地よく、
さすがは、日本橋の老舗だなぁと、感じ入ったのであります。
ごちそうさまでした!