ジョビ好きさんが投稿したうおとみ(神奈川/山手)の口コミ詳細

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花と団子とジョウビタキ

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ジョビ好き (60代後半・男性・神奈川県) 認証済

この口コミは、ジョビ好きさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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掲載保留うおとみ山手/海鮮

1

  • 夜の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.2
1回目

2011/10 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.2

一人でよく来たねぇ~!

私はもの凄く巡り合わせが良かったようだ。
その話を一旦は書いてみたのだが、あまりにまわりくどい。
それで書き直し。

ともあれ凄く書きにくい。
私にとってこれは、もうメルヘンの世界!
だから他の人には行って貰いたくない(笑)

いやホント、本気でそう思います。
だけど書いちゃいたい♪

ただまあもう少し真面目に説明するならば、このお店を楽しめる人、馴染める人は、まあそれなりに限られるような気がするわけですね。
だから合わない人がやって来ても、その人自身が楽しくないだろうし、お店の雰囲気もかき乱されそう。
それよりなにより大将がかなりのお歳なので、好ましくない巡り合わせに煩わされるようなことは起きて貰いたくないのであります。

「一人でよく来たねぇ~!」とは、だいぶ時間が経ってから常連さんに言われた言葉ですが…
まああまり心配しなくても、覚悟がないとお店に入れないかもしれません。
場所は詳しくは説明しませんが、本牧元町。
静かな場所ですが、さし田さんや三渓園商店街の興旺さんから割と近くの角地。

私が知った Betty さんの口コミによれば、元は魚屋さんだったとのこと。
美味しい魚を人に食べさせたくて始めたお店という感じでしょうかね。
静かな町にひっそり。
場所柄といい、お店の風情といい、まあ余所者が引き戸を開けるにはかなり躊躇いを感じると思います。
私の巡り合わせが良かったことのひとつは、頃合いを考えて行った私が到着したそのとき、大将が丁度暖簾を出していたところ。
引き戸を開ける必要がなかったんですね♪

さて、先に触れた通り、大将はかなりご高齢。
私の行ったとき男の子が大将に纏わり付いていて、もう帰れと追い払われましたが、お孫さんじゃなくて、たぶん曾孫なんじゃないかなぁ~
包丁も頭脳も明晰ですが、歩くのはゆっくり。
カウンターのみ多分7席の手狭なお店で、客席のうしろにクーラーボックスが置いてあったりして、どうしてもなにかと時間がかかります。
客が慌てたところで、どうにかなるわけじゃなし。
というか美味い魚が食いたい相当の食いしん坊、であると同時に、大将のことを気遣える人ばかりが常連として馴染んだお店ということでしょう。
隣に座った常連さんに聞いてみれば、必ずしも近所のお客さんばかりじゃないとのこと。
ただ、なにがしかのご縁があって通うようになったところ、おめえはよくも一人で入ってきたもんだ!・・・というわけですね (^o^;

まあぽつぽつ話をするうちに、近所じゃないまでも本牧のことをそれなりに知っていそうなこと、更に酒好き魚好きに食いしん坊は間違いなさそうだと見透かされたのでしょう。
なんか私はうまいこと受け入れて貰ったようであります♪

ただ成り行きもあるけれど、私も最初の2時間で注文できたのは2品のみ、うち1品はあとで大将から「○○やめて」と断られちゃいました。
もちろん腹も立たなくて、大将やお店の様子を見れば成り行き上仕方ない感じでした。
その時点で頂けたのは、突き出しのもずく酢、注文の赤貝の刺身、これ食べてみろと出された赤貝の肝、そして焼酎ロックのみ何杯だったかなぁ~?

ところで赤貝がとっても美味しかったのは、まあ期待通りであるわけですが、赤貝の肝。
私は聞いたこともありませんでした。
どうも臓器として肝だと言うのは怪しい気がしますけれど、ネットで調べるとヒットするうえに季節によって毒だとかそうじゃないとか、なにが正しいのか軽く調べてもわからない感じ。
まあそんなことはどうでも良くて、ごく軽く炙ってあるのかなぁ~?、ともかく旨い!
これは酒の肴として最上級のもののひとつだなぁ~♪

赤貝の刺身の他に、私があとから注文したのは太刀魚(塩焼き)で、これは私の大好物!
本牧漁港にその日揚がったものだそうです。
もちろん美味いし、それ以前にデカイ!
ちなみにお店のホワイトボードには書かれていなくて、逆にホワイトボードに書かれているものでも、ないもの多数のようですね (^_^;

さて、注文したものはそれだけ(赤貝と太刀魚)だったのですが、そっからが凄かった!
まず常連さんが食べずに帰っちゃったから代わりに喰えと、えぼ鯛の塩焼き。
しかしこれ、私の知っているえぼ鯛の大きさじゃありません!
丈で5割増し、身の量は普通の3倍はあるんじゃないかなぁ~?
私がかなり驚嘆していると、「小さいもんばっかり喰ってるからだ」と大将。
だって、えぼ鯛ってそれなりにお値段するうえに普通は小さいよぉ~

更に、「新しいお客さんに世の中で一番うまいもん喰わせてやる」と言って出されたのは、さんまのはらわた。
「ただ悪いけど、今日は大根おろしがねぇんだ」といい、「ポン酢でも使うか?」というので、ありがたく乗せて貰いました。
さんまのはらわたが美味いもんだと、まあ食通の人がそう言うのは常識としては知っていましたけれど、自分では未経験。
だってそんな美味しく頂けるようなものに出くわしたことはありませんでしたから。

でももうこの大将がそう言うからには美味いに違いないと、まったく疑いを感じずポン酢だけ付けて囓ってみれば、なるほど美味いっ♪
はらわたそのものと、腹の周りの脂の乗りまくった身が合わさって、なるほど「この世で一番美味い」というモノの云いがたしかに許される感じですね。
これはポン酢くらいが丁度良くて、大根おろし要らないなぁ~♪
新鮮なのは勿論として、刺し網で獲ったサンマじゃないと腹にウロコが入って食べられたものじゃないのだとか。
で、刺し網漁かどうかは、見る人が見ればわかるのだとか。

喜々として頂きましたらもう1本喰えと・・・(^o^;
だって、もう焼いてあるんだものねぇ~
今度は頭付き。
その頃はもう他の常連さんはほとんど帰ってしまっていたのですが、その人達がお刺身で食べた残り部分なのかなぁ~?
たしかに、お刺身を召し上がってる方もいらしたような・・・
しかし、さんまのはらわたと言いながら、これだとさんまの大半ですね (^o^;

骨はうまく抜いてあるにせよ、ヒレとか目には見えるのに、食べるのに邪魔に感じるものはほとんどありません。
実は最初に頂いた方には、ウロコが2~3枚入ってたかな?
次の方はウロコも皆無。
太刀魚から立て続けに、えぼ鯛・サンマ・サンマですが、こんな旨いものにかぶりつくのに抵抗ナシ!
いやぁ~美味しかった♪

結局3時間少々の滞在。
焼酎ロックも相当の数を頂いている筈なのですが、お会計金額が滅茶苦茶です!
自分で注文した赤貝の刺身、そして太刀魚の塩焼きのお値段を常識的に考えて、残りを頂いた焼酎の数で割ると1杯¥200 切ってませんか (@_@;
だけど、突き出しに、赤貝の肝に、えぼ鯛に、さんまのはらわた×2は・・・
なにか気に入って頂けたのだと思いますし、客に旨い魚を食わせたいという気持ちでやってるお店だというものわかります。
しかし、それにしても・・・
そんなわけで、金額はちょっと書けません。
もちろん、そんなお値段で飲み食いさせて貰えると、期待してもイケマセン。

ただそうは言っても、凄くリーズナブルに美味しい魚を頂けるお店であることには間違いないようです。
だから皆さん、あんまり行かないでねっ♪
※ 本気だぞぉ~!

  • 赤貝の刺身

  • 赤貝の肝

  • 太刀魚の塩焼き

  • えぼ鯛の塩焼き

  • さんまのはらわた vol.1

  • さんまのはらわた vol.2

  • もずく酢(突き出し)

  • 焼酎(芋)ロック

2011/10/11 更新

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