2回
2014/06 訪問
スパイスやハーブを多用した彩り鮮やかで上品な味わいの料理。自家製パンも美味しい
【初訪問】
素敵なレストランでランチをしようと突如思い立ち、
BMしていたこちらのお店に予定日の2週間前ぐらいに電話しました。
お店のHPには2ヶ月前から予約受付と書いているので、ダメ元でしたが、
平日だからか、スムーズに予約完了。
電話応対はスマートではないものの、丁寧でした。
電話予約の時点で3つのコースからメニューを選んでおくようです。
どう考えても、19,000円台と15,000円台のコースは量が多そうなので、
一番お安い1,1000円のコースにしておきました。
この選択は正解でした。
<雰囲気>
お店は、クリスタルビルの上層階。
立地・アクセスは抜群に良いです。
店内は白を基調とし清潔感があります。
窓が大きく明るくて開放感も。
ほぼ満席ですが、席の配置に余裕があり、なかなか落ち着けます。
<注文>
・ランチコース・・・11,000円
※グラスシャンパン、ミネラルウォーター、前菜2品、魚料理、肉料理、
プレデセール、デセール、コーヒー&小菓子、お土産
・サービス料・・・12%
<味>
■グラスシャンパン
最初からコースに付いているのは珍しい気がします。
ランチでこういうお店にあまり来ないからかもしれないですが。
飲み始めはふんわりと甘みが広がりますが、ドライでしっかりとしていて、
後味がきりりと締まります。
アクアパンナも付いてます。
■パン
自家製パンが4種類ほど一つずつサーブしてくれます。
これがまた美味しい。
ほとんどが熱々で出てきます。
爽やかな酸味のバケットやもっちりとしたライ麦パンなど。
あっさりめのサワーホイップクリームと岩塩が付いてきますが、
何も付けなくても美味しい。
岩塩をつけるとしょっぱすぎる気がします。
僕が付け過ぎたからかもしれませんが(笑)
■アミューズ
歯応えの良い椎茸のサンドなど。
さっぱりめのスタート。
■前菜1
水牛のモッツァレラチーズにイチゴ粉末などかまぶされています。
濃厚ながらとても淡白な味わい。ほとよいチーズ。
イチゴも主張しすぎず、爽やかな酸味と香りを加えています。
■前菜2
ウニ、海ブドウ、パクチーに似た香草が
エスプーマのように泡に合わされています。
ウニはあまり好きではないですが、甘みがあってまずまず、
海ブドウに食感がいいです。
■魚料理
かりかりで上品に揚がり、心地よい苦味の効いた稚鮎と、
炭火焼きされた若鮎が美しく盛付けられています。
付け合わせのポレンタもくどくない。
オレンジ色の小さな球体はなんとスイカです。
■肉料理
子羊です。
子羊は苦手ですが、これは美味しい。
とても新鮮で火入れが凄い。
柔らかくてしなやかな舌触り。
臭みなくさっぱりとしています。
回りに塗られたニンニクペーストでバランスの良い仕上がりに。
■プレデセール
お口直しのようなさっぱりとしたデセール
■デセール
彩り豊かでまず目で楽しめる一品。
スパイス、香草、タピオカ、柑橘と複雑な組み合わせながら、
纏まりがあります。
■ハーブティー
フレッシュミントとレモングラス。
ちょっと薄いかな?
もう少し蒸らしてから入れて欲しかったかもです。
■小菓子
カヌレ、マドレーヌ、チョコ
ビターで酸味のたつチョコ。
とても風味豊か。
■お土産
上記小菓子三点セット
<接客>
皆さんこなれていてとても丁寧。
女性スタッフの方は遊び心まで。
シェフもわざわざお見送り。
記念撮影にも快く応じてくれました。
<支払>
テーブル会計
各種クレジットカード可
<トイレ>
待ち合い室の向かい。
男女1つずつ。
広くはありませんが、綺麗で清潔。
ハーブやスパイスを多用した繊細な料理。
なんだか、トロワグロに似てるな~と思っていて、あとで調べたら、
トロワグロご出身のシェフとのこと。
そらそうか(笑)
ボリュームはしっかりですが、料理はさっぱりとしていて、
とてもバランスのよいコースでした。
テーブルセット
卓上の置物
アミューズ(椎茸)
アミューズ
前菜(水牛のモッツァレラチーズ)
前菜(ウニ)
魚料理(鮎)
カトラリー
肉料理(子羊)
プレデセール
デセール
ドリンク(ホットコーヒー)
小菓子
2014/06/20 更新
訪問2回目です。
7年振りの訪問。
時が経つのは早くて恐ろしいですが、こちらのお店の素晴らしさは不変です。
通常営業を再開されているとのことで、折角なので、お酒はシャンパンと白ワインだけ頂きました。
前菜1皿目
パプリカなどの数種の野菜を刻み、シャリに見立て、鰹の握りのように一口で頂きます。
鰹の旨味と野菜の爽やかさと食感が絶妙。
前菜2皿目
表面が香ばしく炙られたふんわり柔らかい鱧。
パスタ風に編まれたさっぱりとしたキュウリと濃厚なソースかよく合います。
前菜3皿目
薄くスライスされた蛸、豚足、インカのめざめが3層になっています。
豚足はやはりクセがありますが、しっかりとした味付けでお酒に合います。
前菜4皿目
まろやかな味わいのリードヴォー。
ジロール茸や濃厚なソースと絡めて頂きます。
パン
ここでお待ちかねのパンが出て来ました。
カンパニーのホールを見せてもらいましたが、デカい!
酸味と香ばしさがたまりません。
もうひとつのパンはスパイスの効いた濃厚な味わい。
お酒に合います。
魚料理
千葉県産太刀魚。
ガスパチョのようなものに4日間浸けてから、火入れしたとのこと、肉厚でとてもふんわり柔らかい食感。
これは旨いです。
細かく刻んだ甘夏が爽やかなアクセントに。
肉料理
骨付き子羊のロースト。
美味しいですが、厚みのある脂身はやや重たくて完食はできず。
デセール1皿目
ブラマンジェ?を薄い葛きりで覆っています。
季節感と和テイストが加わりいい感じです。
デセール2皿目
苺の酢漬けと枝豆の甘みが際立つクリームがよく合います。
2皿とも甘さ控えめで美味しい。
ドリンク
ハーブティーにしました。
レモングラスの香りが立ち、締めにもってこいです。
小菓子
シェフの御祖母の味ということで、チュニジアの伝統的なお菓子です。
スパイスが効いていてなかなか。
お土産
家でコーヒーと一緒に美味しくいただきました。
DEJUNER @15,400円
Vin Au Verre @3,000円
Boisson sans alcool @1,800円
サービス料12%
こちらはサービスも一流です。
料理の説明は丁寧でいて、嫌みがなくとても感じが良い。
写真も周りのお客さんに配慮しながら懸命に対応してくれて有り難いです。
やはり唯一物足りないのは雰囲気。
折角窓側の席にしていただけたのは有り難いのですが、如何せん眺めが悪いです。
またとにかく狭苦しい。
カーテンで覆うスペースが幅をきかせているせいか席の配置に余裕がありません。