6回
2024/11 訪問
心を彩るフレンチ「Une Fleur」は食を通じて心を豊かにするレストラン
「Une Fleur」は、飛騨の牧歌の里近くに佇む、予約困難な隠れ家的フランス料理店です。オーナーシェフが信頼する限られたゲストだけが足を踏み入れることができ、ここでの食事はまさに特別なひととき。フランスでの豊富な経験を持つシェフが、地元の新鮮な野菜やジビエ、日本海の魚介など旬の食材を駆使し、一皿一皿に情熱と物語を込めた本格的なフレンチを提供しています。
店内は木の温かみを感じる落ち着いたインテリアで統一され、大きな窓からは四季折々の美しい自然が望めます。特に秋や冬には紅葉や雪景色が広がり、料理と共に季節の移ろいを堪能できるのもこの店の魅力です。フランスの調度品や食器が彩る空間は非日常感に満ちており、訪れる人を特別な世界へと誘います。
伊藤仁美シェフは、フランスと日本で長年の修行を重ねた実力派。フランス・パリでの経験を積み、現地で技術とセンスを学びました。帰国後も東京の一流レストランで料理長として活躍し、厳選された食材の味を最大限に引き出す技術と、洗練された美意識をさらに磨き上げました。
伊藤シェフが「Une Fleur」をオープンしたのは、「料理を通してお客様の人生を彩りたい」という想いを形にするためとのこと。地元の豊かな自然に囲まれ、素材の持つ力を最大限に引き出したフレンチは、訪れる人々の心に温かな余韻を残します。
【本日の御料理】
⚫︎自家製パン紫芋(長崎)、白いパン、イタリアン法蓮草、オリーブオイル、青さ海苔(浜松)、黒胡麻&菜種、ベーコン、金柑(豊橋)
食べ放題の自家製パン。毎日焼かれる自家製パンは絶品で、各食材から独特の風味が漂います。素材の自然な旨味が引き立つ優しい味わいのパンです。
⚫︎蟹の身、卵白、ココナッツの蟹味噌バター*
幼少期から親しんだ蟹料理にフレンチの技法を融合。滑らかで濃厚な旨みが広がり、エキゾチックなニュアンスを添えつつ上品にまとまっています。
⚫︎手長海老、法蓮草、甲殻類のビスク泡ソース添え
香ばしくソテーされた手長海老の甘みと濃厚な甲殻類の旨みが口いっぱいに広がります。絶妙な火加減の法蓮草と軽やかなビスク泡ソースが調和しています。
⚫︎メジマグロ、バイ貝、酢漬けの付け、アボガド、キャビア
富山県産のメジマグロとバイ貝の食感が絶妙に調和し、酸味とクリーミーさが全体を引き締めています。イタリア産キャビアが贅沢なアクセントに。
⚫︎秋のキノコリゾット、フォアグラ、黒トリュフのペリグーソース、サラダ、生ハム
秋の味覚を贅沢に取り入れた逸品。しっとりとしたリゾットにフォアグラが加わり、黒トリュフのソースが風味を引き立てています。
⚫︎モン・サン・ミシェルのムール貝、サフラン、富山県産まとう鯛
海の風味が濃厚なムール貝と、サフランの香りが華やかさを添えます。まとう鯛は外はサクサク、中はふっくらとした食感。
⚫︎鴨肉、玉ねぎソース、赤ワインソース、小松菜の素揚げ、秋トリュフ
驚くほどしっとりした鴨肉と絶妙に絡むソース、サクサクの小松菜と秋トリュフが全体を引き立てます。
⚫︎クレームブリュレ
焦がした砂糖がクリームと絡み合い、驚くほど美味しい一品です。
⚫︎ハーブティー
4種類の飲み比べが楽しめ、食後のさっぱり感が心地よい。
⚫︎茶菓子(クランベリーのフィナンシェ、チョコレートのトリュフ、イタリアンピスタチオのマカロン)
焼きたてのフィナンシェやマカロンが魅力で、風味豊かなスイーツが楽しめます。
シェフのこだわりが詰まった料理は、ユーモア溢れる会話とともに、心温まる交流を生み出します。
「Une Fleur」で過ごす時間は、単なる食事を超えた感動的な体験です。
伊藤シェフの信念が形になったおもてなしは、まさに唯一無二。
訪れるたびに新しい発見があり、心の中で小さな幸せが咲き誇るような温かい時間を提供してくれます。
ご馳走様でした‼︎‼︎
それではたま次回まで「ご機嫌好う♪」
2025/09/28 更新
2024/10 訪問
四季折々の景色とシェフの情熱が交わる楽園
「Une Fleur」は、飛騨の牧歌の里近くに位置する予約困難なフランス料理店で、オーナーシェフが特に認めた客だけが予約できる隠れ家的存在です。訪れるたびに感動的な体験が待っています。
今回も、いつもは大変お世話になっている大きな大先輩の貸切会にお呼びいただき、
貴重な席の「Une Fleur」に訪問することが出来ました。
店内は温かみのある木を基調にしたインテリアで、落ち着いた雰囲気を演出。
大きな窓からは四季折々の自然の景色が堪能でき、特に秋や冬は見事です。
料理はシェフのフランスでの経験を活かし、地元の新鮮な食材を使用した本格的なフランス料理が提供されます。
各料理にはシェフのストーリーが添えられ、食事は特別な体験として楽しめます。
料理の美しさや味わいに加え、サービスの細やかさとワインのリーズナブルな価格も魅力です。
【本日の御料理】
⚫︎自家製パン紫芋(長崎)、白いパン、イタリアン法蓮草、オリーブオイル、青さ海苔(浜松)、黒胡麻&菜種、ベーコン、金柑(豊橋)
食べ放題の自家製パン。豊富なラインナップの自家製パンも毎日焼いて準備をしていただく絶品のパン。それぞれの食材から独特の風味と香りを漂わせて料理が進むに品数に比例して食べ過ぎてします。素材の自然な旨味が引き立つ優しい味わいのパンです。
⚫︎モンサンミッシェルのムール貝、法蓮草、ホタテ(北海道)、バジルクリーム、半乾燥のトマト
モンサンミッシェルのムール貝をふんだんに使用した、海の恵みを存分に感じる贅沢な前菜です。ムール貝の出汁がしっかりと効いたスープは、まろやかで深い味わい。鮮やかな法蓮草の緑と、ムール貝のオレンジ色の対比が美しい彩りを生み出しています。北海道産ホタテとバジルクリームの香りがふんわりと広がり、全体的にクリーミーな一皿。ハーフドライのトマトが自然な甘さと酸味を添え、クリーミーな味わいにアクセントを加えていました。
⚫︎キノコとアワビのエチュヴェ、ロワイヤル
2品目は贅沢な温菜で、フランス風茶碗蒸し(ロワイヤル)はふわっとした口当たりとフルフルの食感が楽しめます。上に添えられたキノコのエチュヴェが濃厚な風味を広げ、秋の恵みを存分に味わわせてくれます。キノコの出汁とコンソメスープの風味が絶妙に絡み合い、深い旨みを引き出しています。アワビと平茸のトッピングが豪華さと豊かな味わいを加え、アワビのコリッとした食感とキノコの香りが絶妙に融合。素材の魅力が引き立てられた、まさに贅沢な一品です。。
⚫︎鰹と秋刀魚のフライ、ガスパチョソース
燻製された鰹と秋刀魚が主役のフライは、外はカリッと揚がり、中からはほのかな燻製の香りが漂います。ジャガイモを纏わせて焼かれ、ホクホクとした食感が心地よく、魚の旨みが引き立っています。添えられたガスパチョソースは、インカの目覚めとケイパーが組み合わさり、爽やかな酸味が燻製の魚との相性抜群。薬味のトマトと茗荷のシェリーソースがフレッシュな香りを添え、全体の味わいを引き立てます。燻製の深い風味とガスパチョソースの爽やかさが見事に調和した一皿です。
⚫︎フォアグラ、かぼちゃ、サラダ、生ハム
フランス・ペリゴール地方のフォアグラは、外はカリッとソテーされ、中は滑らかでクリーミー。口に入れると豊かな旨みが広がり、かぼちゃの甘さと絶妙に絡みます。かぼちゃがフォアグラのリッチな味わいを引き立て、トリュフソースが華やかな香りを添えて贅沢感を増します。シャキシャキとしたレタスの食感がアクセントになり、スペイン産の生ハムが深みと旨みを加えます。白トリュフのエスプーマソースが軽やかさと芳醇な香りをまとわせ、全体を優しく包み込む、洗練された一皿です。
⚫︎白甘鯛のグリル
富山産の白甘鯛は、鱗はパリッと焼き上げられ、外は香ばしく内側はしっとり。スパークリングワインと卵黄のベアルネーズソースが贅沢な風味を添えています。甘鯛の下には手長エビとズッキーニが敷かれて、バルサミコ煮のソースがコクを加えています。短冊切りの梨が爽やかな甘さを添え全体の味わいを引き立てています。
⚫︎奥飛騨の鹿
鹿の赤ワインソースを基にした贅沢な一皿です。4時間焼いた玉ねぎのペーストが深い甘みを引き出し、スパークリングワインで煮た飛騨りんごのペーストが爽やかな酸味を添えています。ローストした鹿肉はしっとりとした食感で、素揚げされたシャテーニュ栗と小松菜が香ばしさを加え、秋トリュフが全体を華やかに演出。秋の恵みを存分に愉しめる一皿。
⚫︎デザート
紅玉のタルトタタン。甘酸っぱい紅玉がキャラメリゼされ、ほろ苦さが引き立つ一品です。クッキーとバニラアイスがまろやかな甘さを添え、シャンパーニュ地方のワインの絞りかすを混ぜたブランデーソースが香りを豊かにしています。秋の味覚を楽しむ贅沢なデザート。
⚫︎ハーブティーの飲み比べ(7種)
ハーブティーの飲み比べは、シェフがフランスで買い付けたハーブティーの飲み比べを楽しめます。各ハーブティーにはダイエットや胃腸の調整など嬉しい効能があり、リラックスしたひとときに健康を気遣う演出が心身を癒してくれます。贅沢な時間を堪能できる一品です。
⚫︎お茶菓子
クランべリーのフィナンシェ、チョコレートトリュフ、イタリアンピスタチオのマカロン
シェフの人柄や楽しいトークが食事にさらなるスパイスを加える「Une Fleur」。
シェフが料理の背後にあるストーリーを熱心に語り、その情熱が皿に込められていました。
温かな雰囲気の中で、特別な料理を楽しみながら、シェフとの楽しい会話が心に残る貴重な体験。
ご馳走様でした‼︎‼︎
それではまた次回まで「ご機嫌好う♪」
2024/10/28 更新
2024/07 訪問
自然の恵みとフレンチの王道が交差する「Une Fleur」
「Une Fleur」は、飛騨の牧歌の里にほど近い別荘地に位置するフランス料理店。
オーナーシェフが認めた人だけが予約できる超予約困難な隠れ家のようなお店です。
初めて訪れた際、その魅力に心を鷲掴みにされ、毎回感動させられる体験が待っています。
地元の新鮮な野菜やジビエをふんだんに使用し、日本海からも近いため、自ら氷見まで出向いて新鮮な魚介を仕入れています。シェフはフランスでの豊富な経験を活かし、これらの食材を使った王道のフランス料理を提供しており、他店では戴くことができな正統派のTheフレンチが愉しめます。
いつもは大変お世話になっている大きな大先輩に連れて来ていただく「Une Fleur」ですが、
今回は仕事関係の仲間で岐阜で起業した友人に車を出してもらい大好きな「Une Fleur」へ訪問することが出来ました。
店内はフランスの調度品や食器、お酒、紅茶などが宝箱に詰め込まれたような空間。
訪れる人々を非日常的な世界へと誘います。
落ち着いた雰囲気の中で、特別なひとときを過ごすのにぴったりの場所。
料理の美しさと味わいはもちろん、サービスの細やかさとワインの破格値段提供も特筆すべき魅力です。
【本日の御料理】
⚫︎自家製パン紫芋(長崎)、白いパン、イタリアン法蓮草、オリーブオイル、青さ海苔(浜松)、黒胡麻&アマニ、ベーコン、金柑
自家製パンのラインナップにはバラエティ豊かな素材が使われており、それぞれが独特の風味や食感を持っています。紫芋の甘さ、法蓮草の爽やかさ、海苔の香り、アマニの濃厚な濃く深さなど。。。どれを食べても楽しめるのでツイツイ食べ過ぎてしまう素材の自然な旨味が引き立つパンです。
⚫︎大アサリ、バイ貝、はまぐり、鮑、コンソメで煮込んだ牛頬肉、ニラ、エスカルゴバター
貝類と牛頬肉を使用した料理では、エスカルゴバターの風味が際立ちます。貝類(大アサリ、バイ貝、はまぐり、鮑)のそれぞれが、噛むたびにじゅわっと旨味が溢れ出し、エスカルゴバターのリッチな香りと絡み合い思わずシャンパンが進んでしまう豪華な食事の始まり。コンソメで煮込まれた牛頬肉は柔らかく、肉の旨味が凝縮された一品に仕上がっており、ニラのシャープな風味が仄かにアクセントとして良い役割を果たします。
⚫︎アオリイカとスルメイカのセトワーズ
フランス南部の港町セートの郷土料理。イカを使用した伝統的な地中海料理。今回はスルメイカ、トマト、にんにく、玉ねぎ等を約2時間じっくり煮込んだソースがベース。深い味わいが特徴的でこのソースが、氷見の新鮮なアオリイカを炒めたものにかけられ、アリオリムースがさらに上から乗せられて、ふんわりとしたクリーミーな風味がプラスされています。
下にはサフランライスが敷かれており、爽やかな香りが料理全体を引き立てます。サフランの香りとイカの旨味が絶妙にマッチし、鮮やかで食欲をそそる一皿。イカの歯ごたえと、濃厚なトマトベースのソース、クリーミーなアリオリムースが一体となり、食べ進めるごとにその複雑で奥深い味わいが融合する奥深い味わい。
⚫︎オマール海老、ガスエビ、手長えび、甘エビ、イタリアンキャビア
海の恵みを存分に味わえる豪華な組み合わせ。各エビの繊細で異なる甘味と風味が調和し、イタリアンキャビアがその味を一層際立たせています。これに加えて、オマール海老の濃厚なソースアメリケーヌがたっぷりと掛けられ、フランスバターと玉ねぎを甘く煮詰めた深いコクと旨味が、全体を包み込む絶妙な仕上がりです。ソースアメリケーヌの滑らかな口当たりと、エビの自然な甘さのバランスが絶品で、ひと口ごとに贅沢な味わいが広がります。
⚫︎フォアグラのグリル
フランス・ペリゴール地方のフォアグラをグリルした贅沢な一皿です。このフォアグラは外側はパリッと焼き上げられ、内部はクリーミーでリッチな風味が特徴。ソースは、カリフォルニア産の黒イチジクを赤ワインとスパイスで煮込んだもので、濃厚な甘さとスパイシーさがフォアグラのコクと絶妙にマッチしています。
トレビスのような赤いサラダのほろ苦さとスペイン産生ハムの塩味が加わり、味覚に多彩なアクセントを与えています。バルサミコソースを煮詰めたものが全体の仕上げとして、甘酸っぱい風味を添え、フォアグラと黒イチジクの豊かな味わいを引き立てています。
⚫︎奥飛騨サーモン
奥飛騨サーモンは特に柔らかく仕上げられた半生の火入れが特徴。サーモンの風味を引き立てるため、ひるがの夏アスパラを用いた一皿。アスパラの頭部は揚げられ、茎は新鮮なサラダ仕立てにされ、色と食感のコントラストが楽しめます。
ソースには、スパークリングワインとエシャレットを煮詰めてバターで伸ばしたもので、豊かな風味とクリーミーさがサーモンの旨味をさらに引き立てています。
⚫︎奥飛騨の鹿
しっかりとした鹿肉をパイ生地で包み、パリっと焼き上げた贅沢な一皿。黒トリュフのソースが添えられ、リッチで深い風味。周りに旬のキノコ(たまご茸、アカヤマドリ、むぎ茸など)のソテーが彩りを添え、イタリア産の夏トリュフも散らされ、香り高い仕上がりに。鹿肉のジューシーさとトリュフの芳香が絶妙に絡み合い、季節のキノコが持つ自然な旨味が加わることで、全体のバランスが素晴らしい。
⚫︎デザート
ラズベリーソースと桃をスパークリングワインで煮詰めた一品。果実の甘さと酸味が絶妙に絡み合い、ココナッツアイスクリームが添えられており、クリーミーな味わいが全体を引き締めます。最後に、クッキーのサクサク感が加わることで、食感のコントラストが楽しめる仕上がり。スパークリングワインで煮た桃の香りと、ココナッツアイスのクリーミーさが口の中で溶け合い、贅沢な余韻を残します。
⚫︎ハーブティーの飲み比べ(4種)
毎回庭のハーブ畑から新鮮なハーブを摘んで入れたハーブティーを楽しむことができます。また、フランスで購入したお気に入りのハーブティーも淹れてくださり、リラックスしたひとときを演出してくれます。カモミールやペパーミント、ルイボス、レモングラスなど、さまざまなハーブの魅力を存分に堪能でき、食事の締めくくりとしてもぴったり。
⚫︎お茶菓子
キャラメルとバナナのフィナンシェ、チョコレートトリュフ、リバーブのマカロン
「Une Fleur」は訪れるたびに新しい発見と感動を与えてくれるこの素晴らしいレストラン。
訪問するまでの道のりも楽しく、シェフが楽しそうに料理をする姿と空間が一番のスパイスのように感じます。
またこの素敵な空間でご飯が食べれますように願っております。
ご馳走様でした‼︎‼︎
それではまた次回まで「ご機嫌好う♪」
2024/10/15 更新
2023/11 訪問
別荘地で戴く冬の極上フレンチ:蟹スペシャル
岐阜県高山市荘川町【ひるがの高原リゾート「翠峯苑」】の別荘地で営むフレンチレストラン「Une Fleur」
牧歌の里から直ぐの別荘地で、敷地内の別荘区画にはコンビニもスーパーもない場所で、非日常空間で時を忘れて美味しい料理と会話を愉しむだけのお店がポツリとある。
オーナーシェフは東京のフレンチレストラン「ひらまつ」グループで総料理長を務めた凄腕で、フランス「ひらまつ」でも料理長の実績がある。
予約が出来るのはオーナーシェフの伊藤仁美さんが許した2020年以前に出会った方のみ。そんな貴重な席に、2023年春に【大きな大先輩】からお誘い戴き初訪問が叶った。
初めて伺った時の衝撃は今でも忘れられない程、素晴らしい王道フランス料理。今回も運良く超貴重な席にお誘い戴き【冬のスペシャルコース】を戴く事が出来た。
【本日の御料理】
●自家製パン(7種)
紫芋(長崎産)、黒胡麻、ベーコン、金柑(豊橋産)、ほうれん草(イタリア産)、あおさ海苔(浜松産)、オリーブオイル
●蟹のムース、蟹味噌バター添え
生クリーム、ココナッツ、卵白と蟹身と和わせたムース。卵の殻の下にはふわっとしたクリーミーな蟹身が入ったムースで舌触り滑らか。淡白なムースに華を添える上部には濃厚な蟹味噌をバターと一緒に合わせた濃厚ペーストが組み合わさる。
●ズワイ蟹のソース・グリビッシュ
アボガドのペースト、パイ生地、玉ねぎのコンポート、ズワイ蟹(新湊産)を重ね合わせ、「ソース・グリビッシュ」を掛けて、マヨネーズの様な酸味を感じるタルタルソースで戴きます。ソースには豚足を6時間掛けて煮込んだ物を刻んで動物性の油脂として隠し味として入れているとの事。
●香箱蟹のリゾット
「香箱蟹をうわぁ〜ってやって作りました」と説明された作り方は極秘のリゾット。外子のプチプチした食感と蟹の風味、お米の甘みが組み合わさりヘルシーな感じを受けるお米料理。コレはどんぶり1杯食べれる極上の味。
●のど黒、ホタテ、ズワイ蟹
のど黒(富山産)、ホタテ(北海道産)、ズワイ蟹を調理してお皿に盛り付け仕上げにブイヤベースを掛けて戴く一皿。さっぱりしたブイヤベースにコクを追加するためアリオリソースを好みで溶かしながら戴く。
●菜花、蟹身、白子
焼いた菜花・蟹身・白子を沸かさないで造った「ソース・ヴァン・ブラン」を更に敷き詰めてソースとして戴く。具材の上には「ブール・ノアゼット」と言う伝統的な焦バターソースと組み合わせて味の変化も楽しめる。ソース・ヴァン・ブランは意外にサラッとしていて素材の旨みを引き出してくれ、ブール・ノアゼットソースが旨みとコクを追加してくれる。
●蟹身、蟹味噌、フォアグラ、そら豆
蟹身、蟹味噌とフォアグラのテリーヌを黒トリュフとそら豆で造ったソースで濃厚な味わいで戴く。前菜で出て来た蟹味噌の味とは全く違う、フォアグラとトリュフの存在感が重厚な一皿。
●ラ・フランス、ラズベリーシャーベット、
スパークリングワインで煮たラ・フランスはさっぱりとした酸味に程よい甘さ、ラズベリーシャーベットとラ・フランスの組み合わせが爽やかで良い。アーモンドの芳ばしい薫りが鼻から抜けて上品な後味を演出してくれる。
美味しい蟹スペシャルの料理を戴きながら、オーナーシェフ・伊藤仁美さんと参加メンバーでの楽しい会話であっという間に時間が過ぎ去った。
牧歌的な風景が広がる「Une Fleur」は2023年に出会えた格別の場所。食事を終えてティータイムになると、お店の外へシェフが走り出して今回もハーブを摘みに行ってくださった。
都会の喧騒を離れ、自然と共に美味しい料理を楽しむ贅沢なひと時。オーナーシェフの伊藤仁美さんとの会話もまた心地よく、料理に込められた思いや技術についてのエピソードが食事の余韻を一層深めてくれた。
今回も素敵な食事の機会を戴いた幹事様にこの場を借りて改めて御礼させて戴きます。いつも有難う御座います。
ご馳走様でした‼︎‼︎
それではまた次回まで「ご機嫌好う♪」
2023/12/19 更新
2023/07 訪問
飛騨の別荘地で知る!究極フランス料理の真髄
岐阜県高山市荘川町・牧歌の里直ぐ近くの別荘地のコテージでおひとりで切り盛りする凄いフランス料理のお店があると聞き、いつも大変お世話になっている大きな大先輩のプレミアム貸切会にお招き戴き、オトナの階段をまた一つ登らせていただいた。
「ユンヌ・フルール」は東京・広尾のフランス料理「ひらまつ」で総料理長を務め、その後、フランス「ひらまつ」でも総料理長を務め上げた凄い方。
「ひらまつ」を今回検索して、東京勤務10年間に行きたくて憧れていた数々のお店が「ひらまつ」傘下とわかり、その頂点のお店で総料理長をされていた伊藤仁美シェフは凄い人なんだと改めて今回参加できた事の凄さを知った。
お店は別荘地のコテージを一棟レストラン仕立ててそちらでゆっくりとした時間の流れと素晴らしいフランス料理でもてなされる。
周りの景色と伊藤シェフの王道フレンチがとても居心地よく、癒しの時間を過ごさせてもらえた。
【本日のコース】
●貝類のブール・ド・エスカルゴ
「北寄貝・バイ貝・ホタテ」を貝殻に敷き詰めて、「バター・パセリ・ニンニク」を合わせて作られたエスカルゴバターに飛騨の煎餅を砕いて合わせたソースで焼き上げた貝料理。パセリとニンニクの芳ばしい薫りにバターのコクが貝類の素材をしっかりと包んで力強い味わいに仕上がっている。飛騨煎餅の食感も所々感じられて面白い。
●スルメ烏賊のトマトソース
富山県産スルメ烏賊のミミ、足、内臓をアリオリソースのサラダと6時間じっくり煮込んだトマトソースで戴く一皿。お皿全部の具材(サラダ、トマトソース、烏賊、リゾット)を混ぜることにより、食べた時の食感と素材とソースの組み合わせによる味の変化が愉しめる。サラダもソースの役目があると言う説明通りシャキシャキ食感とトマトソースの旨味が融合して、メイン食材の烏賊それぞれの部位ならではの味を際立たせている。
●天豆と黒トリュフのムース、富山県産の甘海老とガス海老にコンソメジュレを掛けてキャビアを添えた一皿。ガス海老は火入れする方が美味しくフリット状に、甘海老は生の方が美味しいのでタルタルに仕上げてある。ジュレ状のコンソメは30品目を1週間掛けてコンソメスープに仕上げる手間暇かけた極上のスープ。
●パン・ペルデュ(フレンチトーストのようなもの)、フォアグラのグリル、セルバチコ(ルッコラの原種)、生ハムを重ねた人更に。ソースは2種で戴く(❶イチヂク・赤ワイン・スパイス・オレンジ・レモンを煮詰めたソース、❷バルサミコ)
●茄子のコンポート、イトヨリ鯛
ソースベアルネーズ(煮詰めたシャンパンに卵黄とハーブと合わせたソース)で戴くイトヨリ鯛はトマトのフレッシュさとベアルネーズソースのコク深い風味が淡白な白身魚を華やかな味にしてくれる。
●鹿肉のステーキ
パートブリック(薄いクレープ状の生地)で鹿肉を包んで焼き上げたステーキ。グリーンピースソースと赤ワインとカタツムリを煮込んだソースの2種で戴く。薫り付けにオーストリアの黒トリュフ添え。全く臭みのない鹿肉はパリパリ生地のパートブリックとソースを絡めて食感と味の組み合わせも愉しめる。くどさがなく胃もたれしない驚異的なさっぱり仕上げが凄い。
●バニラのアイスクリームのクッキー生地包み
クッキー生地を丸く薄らと焼き上げた中に、バニラのアイスとフルーツを載せたデザートで仕上げにホットチョコレートを掛けて完成。クッキー生地をバリバリと割って、アイスとフルーツにチョコレートソースとサクサク生地を絡めて戴く。チョコレートソースが甘さ控えめでもったりしたくどさなどが無いサラサラ仕上げに驚き。
●御茶菓子
生チョコレート、マカロン、クッキー生地のキャラメリぜ
生チョコも凄く好きな味!普段はチョコレートを食べないけどこのチョコレートはどれだけでも食べられる
●お茶
・マリアージュ・フレールの紅茶
(マルコポーロ、モンターニュドール)
・自家農園のハーブティー
紅茶とハーブティーまで次元が違う。マリアージュ・フレールの紅茶が美味しすぎてビックリ。こんな紅茶があったなんて!衝撃的な美味しさを知れて良かった。
ハーブティーはテラスから畑へ飛び出してハーブを摘んでその場で作ってもらえたフレッシュさが弾けるハーブティー。
料理は同じ料理を二度と提供しない。
教科書通りに作ったしっかりとした料理がしたいと仰る伊藤仁美シェフはお話し上手でもある素敵な存在。
前評判で凄いシェフとは聞いていましたがここまで凄い人は流石だと思う。全ての料理は動物性の脂を取り除き調理する徹底度合いで、ランチにフルコース食べても胃に負担がかかっていないから夕方にはお腹が空くと仰っていた。
新規客の受付せず、ご常連客も予約困難なお店なので二度と伺う事ができないだろうプレミアムなシートに参加できてとてもラッキー。改めて大きな大先輩ありがとうございました!
これぞ本当のフランス料理と言う究極の料理
とても美味しくて写真を見直しているだけでニヤニヤが止まらない幸せな気分に包まれる。
ご馳走様でした‼︎‼︎
それではまた次回まで「ご機嫌好う♪」
2023/07/18 更新
夏の暑さがようやく和らいだ2025年9月。
秋の涼しさが頬をなで、空気が澄んでゆくのを感じる季節です。
高山市荘川町。ひるがの高原スマートICから山道をゆるりと下っていくと、いつの間にか空気の質が変わる瞬間があります。森の中を縫うように走り抜け、翠峯苑という別荘地の奥へ進むと、ひっそりと佇む小さなレストラン「Une Fleur」が姿を現します。
外観は控えめで、森に溶け込むような佇まい。店内は木の香りと柔らかな光に包まれた温かな空間が広がり、ここはまさに「森の小さなレストラン」という表現がぴったりのお店。
ランチ・ディナーともに一日一組限定の完全予約制。余計なものをそぎ落とし、料理と時間を純粋に楽しんで欲しいという想いから生まれた贅沢なルールがここにはあります。
オーナーシェフの伊藤仁美さんは、本場フランスで料理を学び、その後は東京・広尾の「ひらまつ」、パリ16区の「ひらまつ」、広尾の「キャーブドポールボキューズ」、西麻布の「キャーブドひらまつ」など名立たるフレンチの名店で研鑽を積み、料理長を務めた経歴を持ちます。
クラシックなフランス料理を土台としながら、日本の四季を映し込むスタイル。シェフの知識と感性が融合して生まれる料理は、ここでしか出会えないオリジナリティにあふれています。
多くの料理は鹿の骨から丁寧に取ったフォンドボーをベースにしています。鹿肉などのジビエは地元の猟師から、キノコや野菜は地域の生産者から。そして季節によってはシェフ自ら富山・氷見漁港まで足を運び、新鮮な魚介を仕入れることもあるそうです。
食材選びから調理法まで、徹底して手間暇を惜しまない。その一皿一皿に込められた情熱が、訪れるたびに心を打ち、感動を呼び起こします。
この店の楽しみは料理に加えて、素材や調理の背景、季節の話題をシェフと交わしながら、ユーモアを交えた温かな会話が食事をさらに豊かなものにしてくれます。
「Une Fleur」は、華やかさを競うのではなく「時間をかけて育てる幸福」を提供するレストラン。季節ごとに違う物語を紡ぎ、訪れるたびに新しい顔を見せてくれます。
森の小さなレストラン「Une Fleur」は、人生をそっと豊かに彩る特別な存在。
ご馳走様でした‼︎‼︎
それではまた次回まで、「ご機嫌よう♪」