連続お食事件さんが投稿したMichel Kayser Restaurant Alexandre(フランス/アルル)の口コミ詳細

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Michel Kayser Restaurant Alexandreアルル/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.7

    • ¥20,000~¥29,999/ 1人

      訪問時点の為替レート換算での金額になります。
      • 料理・味 4.7
      • サービス 4.7
      • 雰囲気 4.5
      • CP
      • 4.7
      • 酒・ドリンク -
1回目

2019/10 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

南仏自由旅⑨ハイセンスな一軒家ガストロノミー

プロヴァンス地方「アルル」からラングドック・ルシヨン地方「ニーム」へ向かう途中に「ガロン」という町があります。

観光として有名な訳でもなく、アクセスが良い訳でもないこの地域になぜか「ミシュラン二つ星」と「Gault et Millau(ゴ・エ・ミヨ)最高位四つのコック帽」を取る一軒家レストランがありました。

ミッシェルカイザー氏は、かつてポール・アレキサンダーの元に賑わっていたレストランにパティシエとして参加し、そのままレストランを引き継いだとの事で店名にはアレキサンダーの名が残されています。

カイザー氏はオリーブオイルについて強いこだわりを持ち、伝統的な南フランス料理に地元食材とモダンを加えたものが評判となり、以前より評価が高まったと言われています。

車で裏口から駐車場へ入ろうとすると大きな門がゆっくりと開きました。

門の奥には広々とした美しい庭園と背の高い木々が茂る中、平屋建ての現代的な邸宅が見えます。

カイザー氏のKをモチーフにした大きなオブジェを見ながらガラス張りの扉を抜けると、店内はラグジュアリー且つモダンで落ち着いた大人の空間。

最初は広い店内に私一人しかいなかったので、少々不安を感じましたが、あれよあれよという間に満席!!やはり人気店である事は間違いありませんね。

コースは大きく分けて二つあり、一つは「11品215€≒26230円」二つ目は「8品≒20130円」これまでの経験から11品は食べきれる自信が無いので8品でオーダーしました。

カンテサンス8皿コース 165€≒20130円(料理のみ税込価格)
①アミューズ(一つ食べてしまった!)
②試験管をアート化したグラスに入れたオリーブオイル
③焼き立てブリオッシュ
④マッシュルームのソース、赤カブの泡、カカオのグリッシーニ
⑤選べるからパンを二つ
⑥二つのウサギ料理 香り豊かなハーブでマリネ、ソースパンで調理した古典的なスタイル
⑦セヴェンヌ産甘い玉ねぎコンフィのアイスクリーム
⑧炒めたヴォナージュ産カタツムリ、セヴェンヌの甘い玉ねぎのムースリーヌ、野生セロリ香る野菜のジュ
⑨赤ボラのグリル、ピコリン(オリーブの種類)をマッシュしたラビオリ、アーティーチョークの出汁
⑩不明
⑪コスティエール産鳩の胸肉、脚肉、レバーのロースト、オレガノ香る若い野菜、鳩とスモークパプリカのジュ
⑫冷製サバイヨンとマスカルポーネ、アーモンドとキャラメリゼしたビスク、プラムカーネの泡、アルバ産トリュフサービス
⑬小さなデザート達が入ったカイザー宝石箱
⑭カフェアメリカーノ
⑮小菓子

アミューズ3種の後に試験管をアート化したようなガラス容器にたっぷりとオリーブオイルが。ビターな香りから若いグリーンオリーブオイルで、個人的好みにハマりました。焼き立てブリオッシュを熱々のままいただきますと、「マッシュルームのソース、赤カブの泡、カカオのグリッシーニ」の甘酸っぱさとマッシュ―ムの香りと旨みが複雑ながらマッチした完品!!「二つのウサギ料理」はどちらも完成度が高く、「セヴェンヌ産甘い玉ねぎコンフィのアイスクリーム」の深みのある自然な甘味と玉ねぎのアイスクリームが意外な美味しさ♪ 「炒めたヴォナージュ産カタツムリ、セヴェンヌの甘い玉ねぎのムースリーヌ、野生セロリ香る野菜のジュ」も多種な食材が見事に調和した素晴らしいクオリティ。そして今回一番美味しかったのが「赤ボラのグリル、ピコリン(オリーブの種類)をマッシュしたラビオリ、アーティーチョークの出汁」赤ボラのレア目な火入れもさることながら、オリーブをマッシュしたラビオリの濃厚さと、なんと言ってもこのソース、アーティーチョークの出汁が素材そのものを感じる事が出来て素晴らしい出来栄え!! 控えめな塩によってか、凝縮されたアーティーチョークエキスの香りを強く感じました。「コスティエール産鳩の胸肉、脚肉、レバーのロースト、オレガノ香る若い野菜、鳩とスモークパプリカのジュ」からは、完食できる自信が無くなってきましたので、恥ずかしながら小さめポーションでお願いしましたw これまた鳩の良いところを集めたような逸品であります。プリデザート「冷製サバイヨンとマスカルポーネ、アーモンドとキャラメリゼしたビスク、プラムカーネの泡、アルバ産トリュフサービス」でかなり満足したところへ、たたみかける様にデザートワゴン「小さなデザート達が入ったカイザー宝石箱」からは何と5種もお願い、、、というより正確に言うとオススメでお願いしたら5種も盛っていただいた経緯であります。選べるのは楽しいですし、デザートが良いとコースも二割増しですから、最高の気分であります。素晴らしいコース料理を思い出しながら、小菓子とコーヒーを頂きました。早くも今回の南仏自由旅最高のレストランか?!と思わせる程の凄い満足感。

フランスの物価は日本よりもちょっと高めでしょうか。その分量も多いので「行って・来い」なのかもしれませんが。その中でもこちらのお店は最高の質を保ちながらコスパも良い良店であると思います。帰り際にカイザー氏自身が挨拶に出てきていただき、「日本からあなたのレストランを目指して食べに来ました。今日の一番は赤ボラとアーティーチョークのソースでした。」とお伝えすると、「私は日本が好きです。また是非来てください」と硬い握手を交わし、わざわざ門の近くまで笑顔でお見送りいただきました。カイザーさん!!めっちゃ美味しかったっすよ~♪ 次に南仏に来た時は必ず来ま~す!!

  • 只者ではない雰囲気の入り口

  • 車専用の裏口

  • 邸宅前には巨大なオリーブの木が

  • 手入れの行き届いた庭

  • ミッシェル・カイザーのロゴをモチーフにしたオブジェ

  • モダンで落ち着いたラグジュアリーなフロア

  • ゆったりとしたソファ席もあり

  • カーテンで明るい庭からの光を美しく調整

  • ①アミューズ(一つ食べてしまった!)

  • ②試験管をアート化したグラスに入れたオリーブオイル

  • ③焼き立てブリオッシュ

  • ④赤カブの泡、マッシュルームのソース、カカオのグリッシーニ

  • ⑤選べるからパンを二つ

  • ⑥二つのウサギ料理 香り豊かなハーブでマリネ、ソースパンで調理した古典的なスタイル

  • ⑦セヴェンヌ産甘い玉ねぎコンフィのアイスクリーム

  • ⑧炒めたヴォナージュ産カタツムリ、セヴェンヌの甘い玉ねぎのムースリーヌ、野生セロリ香る野菜のジュ

  • ⑨赤ボラのグリル、ピコリン(オリーブの種類)をマッシュしたラビオリ、アーティーチョークの出汁

  • ⑩不明

  • ⑪コスティエール産鳩の胸肉、脚肉、レバーのロースト、オレガノ香る若い野菜、鳩とスモークパプリカのジュ

  • 鳩・オレガノ・スモークパプリカのジュ

  • ⑫冷製サバイヨンとマスカルポーネ、アーモンドとキャラメリゼしたビスク、プラムカーネの泡、アルバ産トリュフサービス

  • ⑫冷製サバイヨンとマスカルポーネ、アーモンドとキャラメリゼしたビスク、プラムカーネの泡、アルバ産トリュフサービス

  • デカいワゴン登場!!

  • ⑬小さなデザート達が入ったカイザー宝石箱

  • ⑬ワゴンデザートからチョイス

  • ⑭カフェアメリカーノ

  • ⑮小菓子

2020/01/03 更新

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