ralphmanさんが投稿したすゝき野 鮨金(北海道/すすきの)の口コミ詳細

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すゝき野 鮨金すすきの(市電)、すすきの(市営)、狸小路/寿司

1

  • 夜の点数:4.2

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 3.8
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.2
1回目

2012/09 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

噂に違わぬ北の名店!

札幌出張中に訪問。

ずっと気になっていた「薄野 鮨金」さん。
何度か電話をしてみるものの、予約がいっぱいで入れなかったが、先日、予定が開いてしまったのでダメもとでかけてみたら当日予約でOKだった。
これはラッキーとまたもや一人でお邪魔をしてきた。

すすきの交差点から一本大通り寄りの通りを入ったところにひっそりとあった。
店構えから高級店のオーラが出ていたが、不思議と入りやすかった。
中は綺麗で清潔感のある店内で、給仕さんがある程度年配の女性と言うのも落ち着く。

注文は予約時に「おまかせになりますが」と言われていたので、おまかせに。
個人的には鮨は、握りだけで食べたい派なので、おまかせオンリーという店はあまり好きではない。
若者(30代くらいをイメージ)を遠ざけている原因の一つなのではとも思う。
初めて行くお店で、旨いかどうかもわからないのに、「おまかせのみです。15000円からです。」とか言われても、普通は中々飛びこめるものでもあるまい。
できれば、「握りのおまかせ」が5000円前後であると、非常にありがたいのだが。
ともあれ、今回は旨いと噂の「鮨金」さんに来ているので、比較的安心感を持っておまかせをお願いする。
先日の「すし善」さんのダメージがまだ尾を引いているので、少々疑心暗鬼になってしまっているのが正直なところ。

つまみ少なめ、握り多めでお願いするも、結果的にかなりのつまみが出てきた。
どれも旨かったから良いんだけれど。


<つまみ>
毛カニのミソ和え
いきなりの毛カニで驚いたが、これがまためっぽううまい。
ミソは正直少し苦手なのだが、このミソ和えに関しては臭みも感じず、ただ旨味のコクが純粋に足されている様だった。

煮鮑
これまた絶妙な煮加減。
硬すぎず柔らかすぎず、ずーっと噛みしめていたい至福の味わい。

烏賊の肝和え
肝の臭みはほぼ感じず。
かなり旨いと思う。
ただ、数日前に凄まじく旨い烏賊を豊寿司さんでいただいたので、感動がその分少し減ったか。

つぶ貝
大きなつぶ貝。
ものすごい歯ごたえでコリコリしている。
ただ、正直特に感動も感想も無し。
貝にそこまで執着しない理由として、噛んでいるとどんどん磯臭さが出てくる様な気がするのだが、このつぶ貝はまさにそれ。

アラの昆布〆
高級魚アラ(クエ?)を、昆布〆で。
肉厚のアラは、噛むとどんどん旨味が出てきて、これまた至福。
アラの昆布〆は初めて食べたかも。

サンマの胡麻和え
個人的にはこれが札幌で食べた生サンマの中では白眉だった。
先日、すし善さんでいただいたサンマは、多分に漏れず臭みもあって、やはり高級店で生サンマは出すべきではないと気持ちを新たにしたのだが、この胡麻和えはサンマの臭みを見事に

感じさせない工夫がされていて、ただ旬の旨味を味わえるもので素晴らしかった。
すりごまに、いぶりがっこを細かく刻んだもの(数滴のしょうが汁も?)を加え、和えたシンプルだが、非常に旨い。
これは家でもまねられる・・・かも。


写真を見ていただくとわかると思うが、血合いを綺麗に省いて食べやすくなっている。
血合いが好きという方には物足りないと思うが、僕は鯖の血合いはあまり好きではないので、ありがたかった。
極軽く〆てあって、個人的には好印象。

牡蠣(の味噌漬け?)
臭みゼロ。牡蠣はあまり好きではないので、特にコメント無し。ごめんなさい。

帆立の磯辺
少々小ぶりな帆立を、醤油タレをつけ紫蘇と海苔で巻いたもの。
これは「都寿司」さんや、今は無き六本木の「ほり内」さんで、大ぶり且つ甘いものをいただいていたので、感動は無し。
ただ、旨いですね、この食べ方。好きです。

鰹の燻し
こちらも血合いを避けて切り分けてくださっています。
口に入れるとふわっと薫香が。
でも藁とは違ったので、大将に伺うと藁が手に入らないので、スモークチップで軽く香り付けをしているのだとか。
美味しい。


<握り>
基本、赤酢で固めに炊いてあるシャリ。
赤色がかなり強く、辛目のシャリか?と思ったが、甘味も感じるので、もしかしたら砂糖も入ってるかも。
非常に好みのシャリ。


鯛の昆布〆
先日、「すし善」さんでいただいた平目の昆布〆は、昆布臭くて話にならなかったが、こちらは昆布から旨味だけを載せてあり、非常に旨い。
昆布〆はやっぱりこうじゃないと。

赤身
産地を聞き忘れた。ただ旨いが印象には残らず。


旨い。旨いが、包丁でシャリを切るのは好きではないので、それが残念。
明らかに口当たりが悪い。

ホッキ貝の炙り
これまた旨い。
炙る事で独特の香りが立ち、旨味も引き出されるかの様。

大助の漬け
これは初めていただいた。なんとも旨い。
東京でも食べれたらうれしいなぁ。

中トロ
旨い。やはり大トロより中トロだなぁ。
隠し包丁が入っていて、より口溶けが良いように感じる。

雲丹
手毬寿司の様な雲丹。
旨いがもっと食べたい。

きんきの炙り
これも旨い。隠し包丁を入れてあって、炙り具合が結構しっかりしている。
個人的には皮目をもう少しいただきたい。

穴子
皮目を上にしている。東京では多いと思うが、札幌で僕がお邪魔したお店の中では珍しいかも。
ふんわりとしていて、旨い。旨いが・・・。

卵焼き
手間のかかるエビそぼろと卵で作った卵焼き。
普通は芝エビで作る事が多いが、道産にこだわって甘エビで作っているのだとか。
甘さは芝エビのものよりも強く、ふんわりとした印象。
大将曰く、「芝エビより緩いですよね。」とのこと。
旨い。旨いが・・・。

ここで一通り。
できれば、穴子と卵焼きを出す前に、追加を聞いて欲しかった。
口の中がツメと卵の甘味でずいぶんこってりとしてしまった。

ここから追加。

平目の昆布〆
これも旨い。明らかに「すし善」さんよりも、〆かたが上手い気がする。

赤身
どうやら序盤に出てきたのを忘れていた様で、また頼んでしまった。でも上手い。

鰤の生ハム仕立て
噂で聞いた事はあるが、珍しい。
確かに口に入れると、鰤というかジューシーでハムそのもの。
(生ハムでは無い気も。)
これはこれで上手いが、珍味の類。

トロたく
僕の目の前でいぶりがっこが無くなってしまい、普通のたくあんで。
残念。
目の前でトロと赤身を叩いてたくあんと混ぜ、細巻きに。
旨いが、ふと気付いた。
この大将、細巻きはちょっと苦手っぽい?
あまり上手に巻けていない気がする。

大しじみの椀
最後に、ハマグリと見間違うほどの大きさの大しじみの椀をいただく。
味も大味かと思えば、非常に良い出汁が出ていて、旨かった。
身は・・・食べるものではないね。


結果的に、大満足だった。
支払いも約19000円程度と、満足度、満腹度から考えてもCPに違和感は少ない。
毎月お邪魔できればなぁとさえ思う。
大将は一見強面かな?と思ったが、実際はかなりフランクな方で、一見でも入りやすいのではないだろうか。

お酒も、種類こそ多くは無いが、どれも比較的リーズナブルなお値段で抑えてあり、うれしい値付け。
ワインやシャンパンもある。

鮨自体は、ネタこそ北海道ならではなものも幾つかあるが、少々、東京のテイスト漂う感じ。
とはいえ、実際の東京の名店と比べると、時折やや追いついていないところが見え隠れする。
しかしながら、それすらもポテンシャルとしてここの魅力なのでは?と感じさせる。
まだ大将もお若そうなので、これからまだまだ進化していくのでは?と期待せざるを得ない。


お釣りはピン札。
見送りも大将自らしていただき、非常に気持ち良く店を後にした。

  • 毛カニのミソ和え

  • 烏賊の肝和え

  • つぶ貝

  • アラの昆布〆

  • サンマの胡麻和え

  • 牡蠣(の味噌漬け?)

  • 帆立の磯辺

  • 鰹の燻

  • 鯛の昆布〆

  • 赤身

  • ホッキ貝の炙り

  • 大助の漬け

  • 中トロ

  • 雲丹

  • きんきの炙り

  • 穴子

  • 卵焼き

  • 平目の昆布〆

  • 赤身

  • 鰤の生ハム仕立て

  • トロたく

  • 大しじみの椀

2012/09/26 更新

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