久し振りに日記を書く気になりました。
このところ4年半ほど(笑)、時間的な余裕が全くなく、日記が書けませんでした。
今でも時間的な余裕がある訳ではないですが、本文中に書くには長過ぎる補足を、こちらで紹介する必要が生じましたので、よろしければ、おつきあい下さい。
日記が書けなかった大きな理由に、以前は下書きが出来なかった事があります。
それにしても…いつの間にか(下書きが)出来るようになったようで、書きやすくなりましたね。
以前は途中までしか書ききれず、何度もアップ出来ずにあきらめた事もありましたが…(苦笑)
もう時間はもったいないし、めんどうくさいしで…ずっと日記は書かずにおりました。
さて…
最南端の島への船旅は、まさに珍道中でした。
そもそも今回の旅日程を組むに当たり、コアになったのが、この波照間島への渡航だったのです。
というのも…
波照間島へのフェリーは石垣島が起点となりますが、火・木・土曜日しか運航していないのです。
(石垣島に着いてから、2013年10月からは、第2・4金曜日も運航を開始したという事実を知りましたが)
従って、これを基準に計画を立てたため、この日(3/20・木曜日)に決行したんですよね。
実は波照間島への航路は、高速船が運航しているんですが、欠航率が高いのです。
2014年3月20日も、全便欠航になり、波照間島に渡るには、フェリーしか手段がありませんでした。
しかし…
高速船は欠航したものの、空は晴れていたし、そんなに悪い天気には思えませんでしたけどね。
フェリーの乗船券は片道1500円で、所要時間は2時間。
9:00出港の11:00到着というのが、ダイヤですが…
前売りも予約も出来ず、当日にならないと出港するかどうか?さえも、わからないというのです。
私は念のため、前日(3/19)に確認に行きましたが、切符は買えませんでした。
運航するかどうかは天気が決めるので、そこは納得しましたが…
最後まで悲観的な話に終始した感があります。
前もって切符は買えない、席がいっぱいになれば乗れない、欠航の可能性も高い…
まさに、ないないずくし。。(苦笑)
→スタッフの対応は、常に最悪を前提に話をしている雰囲気がうかがえました。
しかしそれは無理もないとも思えました。
会社としては、欠航になったとしても、責任はとれませんからね。
当日、祈るような気持ちでプレハブの切符売り場に行ってみると、出港が決まったとの事。
しかし…
「帰りの便の保証は出来ない」…というではありませんか!
正直それは困るんですが、ここはもう、運を天にまかせるしかない!
行きの切符を購入し、「貨客船フェリーはてるま」に乗り込みました。
このフェリーは、今まで利用して来たものとは、ちょっと勝手が違いました。
船内放送の類は一切ないし、平気で出港時刻は遅れるし…本当に船会社のマイペースも良いところ。
やる事もないので、9時半ころには船内で眠ってしまいました。
具体的には何時に出港したかはわかりませんでしたが、すでに少なくとも、30分の遅れです!
目が覚めたら11時を過ぎていましたが、まだ海の上でした。
結局到着は、11:40を過ぎていました…40分以上の遅れです。
おまけに…
天候が悪化に向かう予報のため、出港の時刻が早まる可能性があるとの事!
到着が遅れた上に出港が早まったら、滞在時間が短くなるでしょうよ!(困惑)
しかし…
船を降りて帰りの便を確認すると、若干ニュアンスが違っていて、乗り場のスタッフ曰く…
「来たんだから、基本的には帰りも予定通り出港しますよ」との返事でした。
ぐずぐずしている時間はないっ!!
速攻で港近くのレンタサイクル店で自転車を借り、2時間分・400円を払って、日本最南端を目指してペダルをこぎまくります!
途中、放し飼いのヤギとたわむれながらも、約30分で、日本最南端の地に到着しました。
さすがに感慨深いものがありましたね。
時刻は12:30ちょっと前。
出港時刻までは1時間半あるので、これで船には充分間にあいます。
当初は3時間たっぷり使う予定だったので、集落に入るつもりだったんですが…
集落に入るためには途中に起伏があるらしく、今回は、日本最南端の地一本に、目的地をしぼらざるを得ませんでした。
3時間中の40分以上のロスというのは、それは大きいですよ。
結局は出港の45分前には港にもどり、
海畑で波照間の焼酎・泡波のロックとそばを堪能!(笑)
切符を購入して、帰りの船に乗り込みました。
ちなみに往路の切符の半券を見せると、帰りの切符は1割引きで買えます。
→結果的には3000円(1500円×2)が2850円になるので、トータルでは、5%安くなる計算です。
さらにこの珍道中には、おまけがあります。
船には14:00前に乗り込んだものの、結局14:30を過ぎても出港せず…
そこまでは確認したんですが、30度の泡波に酔っぱらった私は船中で爆睡したため、何時に出港したかは、わかりませんでした。
そして…
結局石垣島に着いたのは、17:00ころ…
無事到着してホッとしましたが、こんなに気苦労をした船旅は、生まれて初めて(苦笑)でした。
でも日本最南端の地に立てた事が、生涯の思い出になる事は、間違いありません。
滞在時間はわずか2時間20分程度でしたが、波照間島を訪問して、本当に良かったです。