axis greenさんが投稿した窯焼き割烹 黒泉(千葉/松戸)の口コミ詳細

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アクシスの超時空食べ歩き。

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axis green (50代後半・男性・千葉県) 認証済

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掲載保留窯焼き割烹 黒泉松戸/焼肉、牛料理、創作料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2019/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

トリュフとオーブリオン

JR松戸駅西口から徒歩5分ほどのキテミテマツドは商業施設。そのB1Fにある窯焼き割烹 黒泉は肉の専門店・黒犇(くろほん)に隣接する肉割烹店。5,000円のコース料理のみを提供し、17:00〜と19:30〜の二部制(要予約)。

平日の19:30頃伺うと20時まで営業のスーパー・ロピアは人もまばら。精肉売り場の奥にいるスタッフに予約名を告げると、ミラーボールがつり下げられた黒いドアの手前で待つように言われる。

ドアが開けられると広いキッチンに面したカウンター席のみ。待っていた客が順次席に着くと黒泉劇場の開幕だ。厨房の右端に置かれた窯からは熱気が伝わってくるようだ。料理は5,000円のコースのみで、お酒をチョイスすることになる。メニューを見るとシャトー・オー・ブリオン2001年が65,000円と通販価格とほぼ同じ。なんだコレ?。

*コース料理5,000円(税抜)
*黒泉 本日のワイン5種5,000円(税抜)

・アンリオ ブラン・ド・ブラン
市価9,500円ほどのフランスのシャンパーニュ。澱を沈殿させたまま5年間熟成させるシュール・リー製法で作る。シャルドネの涼やかな酸味は、和食の相性も良い。
1杯あたり千円なのにコレが出てきて良いのかしら?。と思いながらもテンションが上がる。調理前の北海道摩周湖和牛ヒレ肉・黒毛和牛タン・北海道浜中産生ウニ・イタリア&フランスキャビア、大分県産米茄子・長野県産ズッキーニ・千葉県産大根・メキシコ産グリーンアスパラ・京都産万願寺唐辛子・栃木県産生椎茸を見せてくれるので、これをアテにシャンパングイッ。 

・黒毛和牛の先付け三種盛り
ランプのローストビーフ&ベーコンとトマトソース・カイノミ炙り&わさび ごま醤油・ヒレ湯引き&塩昆布

・炉釜で焼いた米茄子ズッキーニの北イタリアチーズスライス乗せ
チーズのクリーミーさと野菜の瑞々しさ。

・ウィリアム・フェーヴル シャブリ 1er ヴァイヨン 2017
市価5,500円ほどのフランスシャブリ地区のシャルドネ主体の白ワイン。フルーティーでアクセントのあるミネラルも感じる。チーズとズッキーニを流し込むと何と幸せ。

・黒毛和牛タン炉釜焼き 
満願寺唐がらし、かぼす、山わさびはお口直し。

・アヴィータ ソーヴィニヨン ブラン 2017
市価4千円ほどのアメリカカリフォルニアナパヴァレーの白ワイン。ナパヴァレーの中でも冷涼な長期契約畑からソーヴィニヨン ブランを厳選。品質独特のハーブ香と果実味、樽熟による複雑な旨みが魅力的。香りが良いので大きめのワイングラスでサーブしてくれる。確かに良い匂いで、牛タン・山わさび・ワインのコラボに酔う。

・牛テールお椀
せり・聖護院大根・蜂の巣と蟹の団子・ばちこなまこの卵巣天日干しをマグロ出汁で。脂っぽくなるかと思ったが、ギリギリで成立しているお椀。
 
・サーロイン炙り寿司 
右は酢飯にサーロイン・北海道バフンウニ・金粉フランス産キャビア。左は里芋にサーロイン・北海道バフンウニ・絹さや・イタリア産キャビア。
キャビアだけを食べ比べてみるとイタリア産の方が生臭さを感じる。フランス産の方が高価なのだそうだ。

・ローラン ルーミエ クロ ヴージョ2014
市価1.8万円ほどのフランス ブルゴーニュ 赤ワイン。貴重なワインで熟成したピノノワールからの濃厚な香りと凝縮した味わい。肉の脂も何のその。

・黒毛和牛ヒレの炉釜焼き
右の三枚肉はシャトーブリアン。左はテールで赤みが強い。香味野菜は箸休め。

・冷製炙りサーロイン
はすいも茎・梅酢餡

・フカヒレ鍋・しゃぶしゃぶ・稲庭うどん
冷製炙りサーロインでサッパリしたら、炭の入った炉を持ってきて、大きなフカヒレが入った鍋がかけられる。肉は軽く火を通し、フカヒレと肉の出汁が溶け込んだ鍋に稲庭うどん。汁まで飲み干したい逸品。

・ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン 2013
市価1.5万ほどのフランス ボルドーの赤ワイン。ご存知シャトー、オー・ブリオンのセカンドラベルで、スモーキーな香りにうっとり。

・トリュフ・卵・肉&ご飯
卵が入った器が出され、火の軽く入った牛肉を投入、その上にこれでもかとトリュフが盛られる。こぼれたトリュフが勿体ないと思うワタシは貧乏性だ。肉を箸で持って卵を泡立て、お肉を食べると濃厚なトリュフの香り。その後、ご飯を入れてかき混ぜると究極のTKG。

・〆のお重・牛肉しぐれ煮
ちりめん山椒・練りからすみ・お新香・岩のり・あられ・大葉
ご飯のおかわりOKなので2杯目はお茶漬けで。

・デザート
那須御養卵 極卵プリン・黒蜜・千葉県産さつまいも・滋賀県産富有柿

料理も良かったのだがワインのセレクトがスゴい。この余韻を失いたくないので、酒を追加しなかったほど。トリュフとオーブリオンのお口で会計を済ますと、料理長とマネージャーが丁寧に見送ってくれた。すぐにも再訪したいが、予約は熾烈を極めるようだ。

2019/12/31 更新

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