4回
2021/05 訪問
GWはテイクアウトビア
JR北千住駅西口から徒歩5分ほどのさかづき Brewingは2016年3/1北千住にオープンしたブルーパブ。ブルーパブとはビールまたは発泡酒の醸造場を併設したパブのことで、そこで醸造されたビールと食事を楽しむことができる。2020年8/19に現在の場所に移転。
Facebookでフォローしていて、2021年4/24に「明日日曜日(4/25)は、臨時休業致します!」との投稿があった。コロナ禍での緊急事態宣言発出により、アルコールの提供が禁止になった。ビールを醸造して提供する同店にとってはまさに死刑宣告。どうなる事かと思っていたら、月・火曜の定休日を挟んでFacebookにこんな投稿がUPされた。
★⭐︎★さかづき定食、始めます!★⭐︎★
緊急事態宣言のためお酒を提供できなくなりました。そこで、さかづきBrewingは定食屋さんになります!!もちろん、オリジナルのクラフトビールやフードのテイクアウトサービスもやりまーす(^^)
5/5(水)〜5/9(日)も本業態で営業継続・月・火曜日は定休日・12:00〜20:00(19:00ラストオーダー)※テイクアウトは20:00まで。
そういえば去年、酒類販売の許可を取っていた事を思い出した。そんな訳で週末の18時頃伺うと先客なし。1Fカウンターの壁面にはタップがズラーッと並び、カウンターの上にはテイクアウトの品々が置かれている。注文していると後客2名ほどウェイティングとなっていたので、予め電話注文をしておくのが良いかも。
本日のテイクアウトメニューはシェフおまかせオードブル盛り合わせBOX・フィッシュ&チップスとフライドピクルスBOX1,200円、炭火焼きチキンと彩り野菜の特製グリーカレー850円。ビールは風月ペールエール・きらり・サンセット・七色・遠い日の花火・黒い稲妻・夜半の月・赤い月・夜行雲・タレスシングルホップ。
*風月ペールエール500ml 900円
*きらり500ml 1,050円
*赤い月300ml 750円
*ペットボトル 80円×3
ペットボトルに炭酸ガスを充満させてからビールを注ぐ。500mlを満タンにしようと思うと吹きこぼれるが、300mlくらいだとスムーズ。200mlだと炭酸が抜けやすいようだ。
*シェフおまかせオードブル盛り合わせBOX 1,200円
レタスの生ハム巻き・レバパテ入りバゲット・牛メンチカツ・ローストビーフ・そら豆・レンコン エンドウの山椒味噌・ポテサラ・椎茸のフライ。
*フィッシュ&チップスとフライドピクルスBOX 1,200円
白身魚・ピクルス・ポテトフライ。
緊急事態宣言でも出来る事をやるという姿勢が素晴らしい。GWは自宅でクラフトビールを楽しんでみてはいかがだろう。
シェフおまかせオードブル盛り合わせBOX 1,200円
フィッシュ&チップスとフライドピクルスBOX 1,200円
風月ペールエール500ml 900円 きらり500ml 1,050円 赤い月300ml 750円 ペットボトル 80円×3
2021/05/03 更新
2021/03 訪問
さかづきBrewing5周年 感謝の千住フェア
JR北千住駅西口から徒歩5分ほどのさかづき Brewingは2016年3/1北千住にオープンしたブルーパブ。ブルーパブとはビールまたは発泡酒の醸造場を併設したパブのことで、そこで醸造されたビールと食事を楽しむことができる。2020年8/19に現在の場所に移転。
Facebookでフォローしていて、「さかづきBrewing5周年 感謝の千住フェア」の告知が目にとまった。期間は
2021年3/17~3/19 16:00~20:00(L.O.19:00)
3/20~3/21 13:00~20:00(L.O.19:00)
「来たる3月1日、さかづきBrewingは5周年を迎えます!いつの間にやらスタッフさん12名という大所帯に、そして昨年は念願の醸造場拡大、2店舗目の開業を果たしました。多くのお客様に温かく応援いただき、ここまで来ることができました。本当に、ありがとうございます。感謝の気持ちを込めて、5周年という区切り、創業の地千住にちなんで”1010フェア”を開催致します!フェア期間中、春の素材を贅沢に使った特別お料理メニューを、とってもお得な一律1010円でご用意いたしました!今年はコロナにより大々的にイベントの形式をとることができないため、お料理で感謝の気持ちを表そう、と昨年末から料理人さんを中心に少しずつ準備を進めて参りました。詳細は随時イベントページに投稿いたします!お料理に合わせたビールの開栓もありますよ ^^」(Facebookより引用)
そんな訳で初日の18時頃伺うと店内は盛況。1名と告げるとカウンター席に案内された。
*スペシャルほろ酔いセット(お一人様ご来店限定)1,010円
春の色彩セット・風月ペールエール付き
筍とわかめの土佐煮・海老のパリパリ団子揚げ・アオヤギと春野菜の和え物・さかづきの手鞠寿司
*遠い日の花火(スモークビール)600円
アテが多いのでビールをお代わり。さかづきBrewing5周年にあわせて醸造したビールで、alc.7.5%と飲み応えがある。
まだまだ後客が来そうなので、席を譲ろう。結果30分ほど飲食して席で会計して、ごちそうさま。5周年おめでとうございます。
2021/03/18 更新
2020/09 訪問
夢の自動販売機
JR北千住駅西口から徒歩5分ほどのさかづき Brewingは2016年3/1北千住にオープンしたブルーパブ。ブルーパブとはビールまたは発泡酒の醸造場を併設したパブのことで、そこで醸造されたビールと食事を楽しむことができる。2020年8/19に現在の場所に移転。
店主で醸造責任者の金山尚子氏は大手ビールメーカーに9年勤務し、工場の巨大タンクから研究所のミニマムサイズのタンクまでの仕込みを経験。日経MJ2016年3月28日号では「ビールを介して醸造家と飲み手が驚きや楽しさを共有できたら」と語っていた。
週末の18時頃伺うと真新しい三階建ての建物。1F部分は大きなタンクが並ぶ醸造所で、店は階段で2Fに上がる。カウンター10席、テーブル席30席の店内は8割方埋まっており盛況。1名と告げるとカウンター席に案内される。この席はハイスツールなのだがフットペダルがなくて足がぷらんぷらん。隣の小柄な女性はイスに正座しているのが可笑しい。現在ではフットレストを設置しているそうなので、ご安心を。メニューを見ると「お一人様ご来店限定料理」が今まで通りあるのが素晴らしい。
*ほろ酔いセット1,400円
お好きなビール1杯+おまかせ前菜盛り合わせプレート+メインプレートのセット
メインは若鶏もも肉の炭火焼き~エシャロット味噌添え・厚切りベーコンの炭火焼き・牛ハラミの炭焼き(+200円)・ニュールンベルガー・チェーリンガーロストヴルスト・ポークフランクフルターから1品チョイス。今回は焦香と若鶏もも肉の炭火焼きをチョイス。
・焦香(こがれこう)ブラウン(イングリッシュ・ブラウンエール)Alc.4.6% 苦味30 (550円)
じっくり飲ませる麦芽が主役の茶色いビール。5種類の異なる焙煎度・特徴を持つ麦芽を、それぞれが程よく主張する比率で配合。カラメリックな軽いアロマからパンやビスケットのような香ばしい香りまで、幾重にもモルトが香り、じんわりと口内に広がる飲み終わりの麦芽の甘い余韻まで、めくるめく麦芽の風味を存分に楽しめる。
・前菜はポテサラ・カポナータ・鴨ハム。前菜でビールが蒸発したので追加。
*風月ペールエール Alc.5.0% 苦味30 550円
さかづきの定番でオーソドックスなスタイル。パンやビスケットのような香りの麦芽をベース都市。穏やかでコクのあるモルトのフレーバーと、イギリス産のクラシカルでノーブルなホップのアロマが特徴。「自然なままの心地よい風と美しい月」の意味を持つ「風月」と言う名の飾らないからこそ奥が深い一杯。
・若鶏もも肉の炭火焼き~エシャロット味噌添え
皮目がパリッと焼かれたもも肉。エシャロット味噌も面白い。
子供の頃、自動販売機の中でジュースが作られていると信じていた。果物を搾り炭酸を加えて缶に入れてゴロンと取り出し口から出てくる。ある日、自動販売機が開けられ、缶を補充している場面を見てひどくガッカリしたことを覚えている。こちらはあの頃に思っていた通り、飲み物を一から作る仕組みがある。さすがに自動販売機サイズには収まらなかったが、私には夢の自動販売機なのだ。
2020/11/21 更新
JR北千住駅西口から徒歩5分ほどのさかづき Brewingは2016年3/1北千住にオープンしたブルーパブ。ブルーパブとはビールまたは発泡酒の醸造場を併設したパブのことで、そこで醸造されたビールと食事を楽しむことができる。2020年8/19に現在の場所に移転。
Facebookでフォローしていて、リカさんというスタッフの「ビール醸造デビュー作の開栓日」ということで伺った。
週末の18時頃伺うと1Fは立ち飲みスペースになっていた。こちらは満席なので2Fに上がる。2Fも盛況だがカウンターに空き1席。おまえのいいとこ、また ひとつめっけ~電影少女アイちゃんか!
*陶酔780円
フルーツビール(赤ワインエール)アルコール8.9%
コンセプトは「秋の恵みを楽しむビール」。秋の果物と言えばぶどう。ぶどうの香りや豊潤さを感じる赤ワインのようなビールを目指した。赤ワインのような成熟した香り、深みある味わいを求めてたどり着いたのは、ワインの醸造工程中に生じるぶどうの絞りかす。台東区のブックロード ワイナリーに提供してもらった搾りかすをたっぷりと漬け込んだビールは、ぶどうから深々とした豊かな香りと引き締まった酸味、渋味が引き出されている。赤ワインの雰囲気をさらに引き立てるには、見た目は深紅が望ましい。そのためにベースビールにはコンコード果汁を混和し着色。さらに、ワイン酵母で発酵させることにより、フルーティーで華やかなものとした。
*ブックロード ワイナリー 富士の夢 2021 850円
茨城県結城郡八千代町産・富士の夢100%使用。富士の夢は山葡萄とメルローを交配した日本生まれのワイン用ブドウ品種。アントシアニンとポリフェノールが豊富で濃厚なのが特徴。ザクロを想わせる甘酸っぱさと、森林や土のニュアンスが感じられる奥深い味わい。陶酔に使用したぶどう・富士の夢で醸造したワイン。
富士の夢は市価3,190円ほどの赤ワインだが、尖った酸っぱさがあり少々苦手。陶酔はビールというより、できたてのワインに近い。酵母と炭酸と葡萄が相まってまろやかで飲みやすいが、アルコール度数9%近くあるので飲み過ぎに注意したい。
*スパイシー肉味噌と有機春菊のサラダ~ピリ辛マヨソース680円
陶酔にオススメということで注文。ボリューム満点でGood。
以前に金山さんに「ワインとかも作れるんですかね?」と聞いたことがあった。「難しいですよね」なんて話されていたのだが、陶酔はフレッシュな作りたてワインのようだった。まさに醸造所でしか飲めない味。