いやはや、話題としては既に古いのだけれど
船場吉兆が廃業するとは、ついこの前まで誰が予想しただろうか。
まさに栄枯盛衰、諸行無常である。
それにしても食品業界の内部告発暴露合戦は止まらない。
こうなって来ると「次はどこ?」と疑ってしまう。
従業員をないがしろにする会社やお店が危ないだろうな。
内部告発以外、こんなことにはならないのだから。
ところで今回の船場吉兆、
今までとは違って由々しき大きな問題があるというのに
地味なネタのためにマスコミが問題にしていない点が気になる。
それは“食べ残し”の問題だ。
そもそも一人ウン万円も払う料理を「食べ残す」とは、どういうことなのか。
この国は食料自給率の低い危機的状況にあるのではないのか?
量が多いのなら最初から頼まなければ良い。
人間、誰しも好き嫌いがあるのは仕方ない。
また、体調によっては食べられないものもあろう。
しかし、例えばアユの塩焼きをひと口も食べられないような人が
そんなに多いのだろうか。
ワタシが料理人なら、丹精を込めて作った料理がひと口も箸をつけずに戻って来たら…
悲しさを通り越して怒りがこみあげるだろう。
捨てたくなくなる気持ちも分からなくもない。
これは決して“使いまわし”を肯定しているワケではない。
お客に出さずに従業員の賄いに回すなど、他に使途を思いつかなかったのか、と思うのだ。
そもそもワタシのような小市民からすれば、
ウン万円も払って食べ残すことなどありえない。
“人種”が違うのだろうか。
まぁ容易に察しがつく。
ほとんど接待で来ている人達だろう。
つまりは自腹ではない。
ヒトのカネだから「勿体無い」とは思わないのだ。
官官接待ならば血税での飲み食いである。(これはこれで別の問題なのだけれど)
外国語には適訳が無いと言われる「勿体無い」文化の日本は、
いったいどこに行ってしまったのか。
この事件の報道で、
中には「ワタシが残した刺身も使われたのか?」などと言っていた輩も居るようだが、
店を非難する前に、食べ残した自分をまずは反省したらどうか、と言いたい。
こんな連中に限って、日本の食糧危機を云々かんぬんしているんだろうな…
と思うと、情けないやらナンやらで悲しゅうて悲しゅうて…
マスコミも、経営陣の謝る姿ばっかり面白半分に追っかけてないで
もっと視点を変えて欲しいんだよな。
だんだんムカついて来た。
もう寝る…