☆流れ星さんが投稿した江戸蕎麦 一輪草(北海道/鷲別)の口コミ詳細

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流れ星 note 〜北海道版

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この口コミは、☆流れ星さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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江戸蕎麦 一輪草鷲別/そば

20

  • 昼の点数:4.2

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
20回目

2025/04 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

十割そば。

一鶴登別店で残念からの駆け込み先はここだ!私が室蘭では一番好きで通う「江戸そば一輪草」 開いてて良かった^ ^

お!十割がある?ならばそれで。この店にはもう20回通っているが十割は初めて。うん、良く繋がった蕎麦で、この店の蕎麦らしい力強さのある味わいもあり、やはり美味しい。

蕎麦は普段の蕎麦よりも若干太めであり、少し固めだから口当たりにゴツゴツとした印象もあった。個人的には普段の太さで食べて感じてみたい。蕎麦は若干の太さの差でも印象を結構に変えるものと再認識。

今日はかなり久しぶりに見る女将さんの姿があった。声を掛けてみると、下の子が5歳になったので復帰したとの事。産休以来5-6年振りか… 時が経つのは早いが、相変わらずの明るい笑顔。

江戸蕎麦、創作蕎麦のセンス、職人気質のご主人に、本州出身で明るい笑顔の可愛い女将…

その点では同じく大好きな厚真町の「江戸そばマルノ」に共通するんだよなあ。

2025/04/22 更新

19回目

2024/03 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

力強い蕎麦

今回は画像のみの投稿です。

2025/04/22 更新

18回目

2023/10 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

新そば訪問。

新そば訪問。例年通りだとすれば店主が傾倒する洞爺湖産に黒松内をブレンド。私としては黒松内産をブレンドするようになった頃から、良い意味でのケミストリーが生まれ、力強さで武装したより魅力的になった江戸蕎麦に感じる。

今回も心地良い弾力コシを感じた後に感じる、力強い大地のような滋味はジワリと梵鐘の音のように響く。

但し例年に比べると新そば感は控えめに感じたが、こちらの蕎麦のタイプの肝は熟成にあると思うので、1月~2月が今から楽しみである。

そばとろごはんも個性派かつ美味しいのでオススメ。

2023/11/25 更新

17回目

2023/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

札幌に移転して欲しいかも。

遊び心でショッキングなタイトルにしてみたが…

蕎麦友しーししとは定期的に蕎麦の情報交換を行っているが、本日ピンポーン!と、札幌は「かねちゃん」のランチ蕎麦画像と感想が送られてきたので、こちらは数日前に手繰った「すだちおろし蕎麦」の画像を送信…それらを見ながらLINEで討論していた。

し「もうここは鉄板というか、画像から美味さが伝わってくる」
流「さよう」
し「室蘭定着が勿体無い」
流「…さよう」
し「センスあるな」

私も「食べさせ方が匠の上手さ」等と表現してきたが、確かにセンスもあるなと感じた。

流「むしろ札幌にあった方が更に人気が出るな」
し「郊外も良いが、円山エリアが似合う」
流「うむ」

異論は無いが、私的には蕎麦激戦区である西区が良いかな…

いやいや、そこは苫小牧だろうよ(笑)

――――――――――――――――

こちらの夏メニューで良く使用される透明なガラス器がInstagramで目に飛び込んできたので早速訪問するも、既にメニューが更新されていた。しかしこちらの創作系もハズレ無しなので期待して注文。


■すだちおろし蕎麦 1,300円
■そばとろご飯    300円



このタイプのメニューに関しては過去にも数度レビューしているので、そちらを読んで頂きたい。簡単に言えば画像から伝わるイメージそのものの味わい。角が立ち、味わいもたくましい蕎麦、柔らかながら旨味の強い汁、すだちや梅他のスッキリとした爽やかさ、申し分ない美味しさだった。

こちらのご主人、季節他による味の濃淡は別として、蕎麦の出来栄えのブレがかなり少ないと感じる。それはやはり技量に起因するものだろう。

  • すだちおろし蕎麦

  • そばとろご飯

  • すだちおろし蕎麦

2023/08/30 更新

16回目

2023/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

西胆振の若き実力店。

こちらは「西胆振の若き実力店」で、私の住む苫小牧からは遠方にありながらも、もう16回目の訪問だ。


■あさなぎ蕎麦 1,300円


今回は毎年夏の楽しみにしている「あさなぎ蕎麦」…器がガラスでなくなった事は寂しいが、今年はタップリの三陸産めかぶやレモンも追加され、トロネバ食感かつ栄養満点…出汁感に優れながらもスイスイ飲めるつゆの味わいを含めて涼し気爽やか…やはりこれは美味しい!

今回の割合は不明ながら、洞爺産に奈川在来種をブレンドした頃から、褐色の蕎麦の力強さが明らかに増した。今回の蕎麦も味濃くて良好…そして味わいもさる事ながら、こちらは季節蕎麦の食べさせ方にもセンス有りなのだ。オリジナリティある「そばとろごはん」も余力があればオススメ。ちなみにトロリとした蕎麦湯も自然な感じで美味い。

かなり不思議ながら、このメニューを食べた後には「しーしし」から何故か偶然にもLINEが来る…今回は3年連続(驚)私はこの日、清洋軒とのハシゴで大変満足のランチとなったが、しーししは仕事での役員弁当だったらしく、画像が送られてきたのだが…そのチープさに驚愕…私はお弁当に煩いが、即刻ダメ出し指導したい位の残念感溢れるお弁当だった…実に可愛そう(笑)

  • あさなぎ蕎麦

  • あさなぎ蕎麦

2023/08/06 更新

15回目

2023/06 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

室蘭の地に、逞しく咲く一輪草。

西胆振では一番のお気に入り…☆流れ星が推す蕎麦屋「一輪草」。

その安定感のある美味しさに、せいろを「おかわり」した経験のある数少ない店に15回目の訪問です。


■せいろ 800円


外皮も黒星として散る浅黒い蕎麦。手繰れば、ジワリとフィードバックしてくる豊かな香りの後に、波紋のように広がる蕎麦本来の甘味と滋味が実に力強く深い。正に大地のエネルギーを味方に付けた味わい。


…美味い。


ちなみに蕎麦粉はご主人が惚れ込んだ洞爺自然農園産を軸に、黒松内奈川在来種を適宜状況を見てブレンドするという。この洞爺と奈川のブレンドに移行した頃に、この店の蕎麦が加速度的に輝き始めたと記憶する。要は蕎麦粉同士のケミストリーが「昇華」としてしっかりと作用したのだ。

汁は横に広がる豊かな出汁感にスッキリとした返しの効く中口、濃厚なトロトロ蕎麦湯の果てまで美味しいです。

こちら、季節の創作蕎麦も素晴らしく、そばとろご飯も一工夫あり美味しいので、せいろと共にオススメです。

ご主人はまだ若く、今後も更に期待が持てる店、これからも定期的に通います。

  • せいろ

  • せいろ

  • せいろ

2023/06/12 更新

14回目

2023/01 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

室蘭ならオススメはここだ。

ちょっと間借りしますが、蕎麦弟子しーししの蕎麦前レビューが完璧ですから是非ご覧になって下さい。https://tabelog.com/rvwr/008070932/rvwdtl/B417567237/ 

カラン♪
乾杯をもっと美味しく☆SAPPORO


ところで室蘭で蕎麦ならここがオススメ。江戸東京そば会の流れを汲む店だ。かれこれ訪問は15回目。


●鴨つくねせいろ 900円
●そばとろごはん 300円



やや黒みある熟成期を迎えた蕎麦は、噛みしめるとジワーっと大地の穀物味と蕎麦の旨味が梵鐘のように響く…旨い。店主が崇拝する洞爺湖産がメインだろうが、やはり奈川在来種の力も感じる味わい…だろうかな。

汁はスタンダード。むっちりとキレイは鰹出汁に返し(醤油)のコク。汁に浮く鴨脂はさりげなく、小さい鴨つくねは無難で美味しい。

そばとろごはんはやはり隠れた名物かも。そばつゆで味付けしたとろろに、潔い分量の蕎麦の実をブレンドしたご飯のハーモニーが秀逸…旨し。

やはりイイ…

その存在感と、踏み込まず…かと言って遠慮しないその立ち位置が絶妙。


  • 鴨つくねせいろとそばとろごはん

2023/01/20 更新

13回目

2022/07 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

【夏ぶっかけ】冷やしトマト蕎麦

毎年楽しみにしている夏メニューの第一弾が登場した。こちらは蕎麦自体が秀逸ながら、創作的な食べさせ方にも長けており、季節毎に斬新なアイデアで楽しませてくれる。


■冷やしトマト蕎麦 1,200円


返しと出汁に漬けた質の良い完熟トマト、シャキシャキのおかひじき、香り良い大葉、みょうがを乗せたぶっかけ蕎麦。夏らしい色鮮やかさも魅力的だ。

蕎麦は流麗な麺線ながらも力強さがあり、大地の力を引き出したようなメリハリある味香。加減良く出汁がしっかりと効いた冷たいつゆはそのままグイグイ飲めり塩梅だ。

添付のゴマだれを途中少しづつ混ぜての味変も楽しく、最後はつゆと蕎麦湯を交互に楽しんで締めくくり。

食べれば体は涼しく、心はスッキリとしながら、栄養も補ってくれる「夏ぶっかけ」如何だろうか。

  • 冷やしトマト蕎麦

  • 冷やしトマト蕎麦

  • 冷やしトマト蕎麦

2022/07/05 更新

12回目

2021/11 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

新そばは、大地の強いエネルギー。

いわゆる「ひね蕎麦」(昨年度産の古い蕎麦)も枯淡な味わいで決して悪くは無いが、今回は間を置かずに新そばを味わってみた。

…結果に驚く。ここまで変わるか。

ご主人が心酔する洞爺湖産と黒松内なブレンド。浅黒い精悍なルックス、キリリと冷〆されキュッと締まるもっちりのコシ塩梅。手繰れば香りよりも甘み、大地のエネルギーをひしひしと感じる滋味深さが強い。

汁は鰹節出汁がまったりと太く、中口の返しがバランス良く馴染む。蕎麦湯は少し粉混ぜ、そのまま飲んでも美味い。

やはり室蘭ではこの店から目が離せない。

そして最近よく思うが、アルバイト風の若い男の子の丁寧な説明や接客が素晴らしい。

  • せいろ

  • せいろ

  • せいろ

  • せいろ

2021/12/05 更新

11回目

2021/10 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

令和三年度新そば前でした。

同店Instagramによると、今回頂いた蕎麦は新そばでは無かったようです。よってタイトルを変更させて頂きました。申し訳ありません。

——————————————

室蘭のイチオシ店。基本の蕎麦は勿論、季節メニューの提案力にも長けている店。今回は新そばを求めて訪問だ。


■せいろ 700円


そもそもはご主人が崇める生産者から仕入れる洞爺湖産の蕎麦を使用していたが、ある頃から黒松内産をブレンドするようになり、それにより益々パワーアップした感覚を受けていた。

今回は新そばなのか、洞爺産単一なのかブレンドなのかは不明だが、私の感覚としては洞爺産単一のように思え、同時に今年の道内新そばに多い大人しさも感じられた。要は押しが弱い。

そうだとしても美味しい蕎麦には変わらないのだが、かつて「おかわり」をしたこの店には、常に「もっと」を求めてしまう。

  • せいろ

  • せいろ

2021/11/13 更新

10回目

2021/07 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

夏の企画メニュー 涼し気な「山形だしそば」

室蘭市での期待店。まだ若き中堅どころのご主人が打つ、江戸蕎麦を源流とする細切り蕎麦は、洞爺産と奈川在来をブレンドした頃から劇的に良くなっている。

そして季節メニューの食べさせ方・提案センスも「抜群」で、一歩抜けた印象。

おっと、最近見かける、男子大学生的アルバイトスタッフの丁寧さにはいつも感心。


■山形だしそば 1,200円


山形だし…とは、夏野菜や香味野菜を小さくカットし味付けしたものだが、それをこの店流にアレンジしたご当地蕎麦だ。昨年の「朝凪そば」同様、透明のガラス容器がキラキラと涼し気だ。

ズッキーニ・パプリカ・茗荷…とろろ昆布・長芋・紫蘇・梅肉… 食感・味わい・色合いを上手に計算したような具材が楽しい。(赤がもう少し欲しいが)そしてやはり蕎麦が実に良い。細切りで汁絡み良く、モッチリとした強めの弾力コシ、噛めば甘味を感じ、喉ごしも良い。

汁は昆布出汁を主体とし、そのままでも飲めるタイプながら、返しの主張が若干強め。おそらくは汁のメリハリで丼内の一体感・まとまりを狙ったのかもしれないが、暑い夏のメニュー…私としては、もっと汁は穏やかでゴクゴクと飲み干せる加減とし、まとめや縁取りは梅肉に頼るようにした方が、具材や蕎麦、各々の個性も演出出来て、このレシピがもっともっと活きると思う。

あれこれ意見こそ述べたが、結論的には実に美味しくて大満足。最近メニューをググっと絞ったところや、SNS発信がグッと減った事は気掛かりではあるが、今後も要注目の「美味しい蕎麦屋」である。

  • 山形だしそば

  • 山形だしそば

  • 山形だしそば

  • 山形だしそば

  • 山形だしそば

  • 山形だしそば

  • 山形だしそば

  • 山形だしそば

  • 山形だしそば

  • この日30℃超えのトッカリショ

2021/07/18 更新

9回目

2021/01 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

その美味しさに、ついついおかわり。

一月は蕎麦粉が熟成する時期。そもそも良い蕎麦ならば、更に魅力が増すから楽しみだ。

ん?また平打ち気味になっている… これは自分好みでは無いが… しっかりと力強いコシ。

おお、蕎麦の味わいが実に力強い。ブレンドだが、黒松内産奈川在来種の個性が良い意味で活かされており、どんどん主張してくるようで美味い!実に美味いよ。夢中で手繰る。


実は次に別の店でカツ丼を食べる予定だったが、蕎麦がかなり状態良かったので、急遽おかわり。そばとろご飯も追加した。

二枚目だから舌が慣れたか?いや食感が違う。ならば調理上の影響か?はたまた蕎麦そのものが異なるか… 一枚目と比べて勢いを感じない。あれこれ可能性を考えながら手繰る。それでもまあ美味いのだが、蕎麦は微妙な変化で大きく印象が変わるもの、やはり奥深くて難しい。


そして驚きは「そばとろご飯」。蕎麦の実ハラリで素の長芋を提供する店が多いが、こちらは…


・蕎麦の実たっぷりで、蕎麦茶の炊き込みご飯を使用
・返しで味付けしたとろろ


完成形で提供されるご飯は、味わいのバランスが良くて、しっかりとした旨味と香りの主張も感じられて、実に美味い!これは是非皆様にも体験してみて頂きたいメニューだ。


  • セイロ一枚目

  • 追加セイロ

  • そばとろご飯

  • 一枚目

  • 追加せいろ

  • せいろ一枚目

  • そばとろご飯

  • そばとろご飯

  • そばとろご飯

2021/01/22 更新

8回目

2020/10 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

新そばを楽しみながら。

新そばのカヲリは秋風に乗って… 流れ星です。


【新そば】黒松内産十割蕎麦 800円


新そばの風味と言うよりも、力強い蕎麦本来の風味が印象的だ。そして噛む程に甘い。汁は節出汁を野太く効かせ、スッキリとした返しを良く馴染ませている。今回の手繰りも満足する事が出来た。


年を増すごとに成長が感じられる店、現在では中々の繁盛店だ。しかし若きご主人の真摯な姿勢は変わらない。私はそんな店の成長を見つめる事が好きだ。

膨大な数の蕎麦を、長年に渡りしっかりと考えながら手繰り続けてきた私としては、こちらの蕎麦、既に素晴らしいが、優れた名店で出される蕎麦にはもう半歩及ばないと感じる。

それは漠然とした印象でもあるのだが、手繰った後に響いてくる何かで判断しており、私なりの直感やインスピレーションでもある。但しそれは、今後の伸び代として楽しみに出来るものでもある。

そんな成長過程も楽しめる店が胆振エリアにある事は幸せだ。こちらの店、季節メニューが優れているのはもちろん、蕎麦もキリッと力強い、洗練されたものなので、私としては十分にオススメ店だ。


2020/10/10 更新

7回目

2020/08 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

暑い夏に…涼し気な「朝凪そば」

ピンポーン!LINEが鳴る。CC氏か。

お、それ食べたんだ…器もイイナ◎ …横からも撮ったか?

おおお、綺麗じゃん。(とある日のやりとり)


…夏の魅惑蕎麦アリマス◎ CC氏の感動レビューに惹かれての早速訪問。こちらは季節の創作ぶっかけが特に魅力的で大好きな店なのだ。そして蕎麦もどんどん力強さを増している店…


■朝凪そば 1,100円


画像を見ての通り、爽やか蕎麦。涼し気に煌めく器がとてもイイ◎ ん?前回感動の山菜そばの汁と比較すると、返しの主張と昆布感がやや強めとなっているな。出汁、返し、椎茸、海藻、その全てに含まれる旨味であるグルタミン酸がややしつこいか。それは具材との相性を計算したのだろうし、スルスルと飲めるレベルなのだが、私には少し汁の主張が強く、若干のまとまりの無さを感じた…が、しかしやはり美味い。混ぜて滋味+滋味の強い波‥そして爽やかな梅のアクセント…それに負けない強さの蕎麦が頑張って一体感を醸し出す。

納豆はおそらく主張を嫌って小粒にしたのだろう…しかし、梅の差し味はありつつも、やや単調さが続くので、納豆はひき割にして、味わいの存在感を出した方がベターでは?との見解は、CC氏も一緒だったようだ。

しかしながら、やはり大満足の「朝凪そば」… 夏には圧倒的にオススメ。そして奈川在来という品種の蕎麦粉をブレンドし始めてから、明らかにここの蕎麦には力強い息吹が加わった。これから訪れる新そばの季節… もりそばにも要注目だ。


2020/08/10 更新

6回目

2020/05 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

圧倒的な「春」〜山の滋味のオーケストラ。

美味い!

久しぶりに、手繰った後の高揚感が治まらない… そんな蕎麦に出会えた昼下がり。

Instagramで舞い込んだ、目と心を惹きつける季節メニュー。見たら最後、もう手繰らずには居られない… 気づけばハンドルを握り、一時間ほどかかる室蘭市へと向かっていたんだ。

注文は勿論…


【数量限定】山菜とろろ蕎麦 1,000円(税別)


ご主人が山で採る、こごみ、葉わさび、山うど他、山芋、カイワレ、別途にて梅肉の付く構成は、山菜ミックス等とは異なる、圧倒的なリアリティ。春を感じる「本物の山菜蕎麦」だ。器を含めた見た目のオーラも良い。

こちら、ぶっかけの汁が秀逸だ。割と解りやすいタイプだが、昆布ベースの下支え、縁取りある鰹感に、すっきりマロヤカな返しの加減が絶妙だ。そのままスーっと飲んでも美味い。

いつもよりも蕎麦の食感と風味が明らかに良い… ご主人、また腕を上げてやがる…と思ったら、Instagramには、山菜の強さに負けないように、黒松内産の蕎麦粉に変えたとの事。なるほどな、そこまで計算されているのか… 奈川在来かな?こちらの蕎麦は細めで弾力のあるコシ、ぶっかけに相性がとても良い。

最初は蕎麦を、そして汁を、次は気になる山菜を… うーん!体が浄化されるような心地よい苦味がたまらない!
蕎麦と山菜を絡めて、また汁を含んで、後半は少しずつ山芋を絡めつつ、梅肉を齧ってスッキリ!もうたまらない!止まらない!


いやーーーー!大満足!感激をありがとう!


蕎麦、汁、種の相性、そして一体感、更には季節感とプレミアム感、様々な要素のバランスに秀でたパーフェクトメニュー。


このメニューに至っては☆4.5です。お見事!


因みにホールアルバイトの男子学生さん?だろうか、大人しいが見事な説明と言葉使いで、山菜メニューを勧めていた。素晴らしい… それも山菜とろろ蕎麦の美味しさに、しっかりと貢献していましたよ。気持ち良い接客をありがとう!


この店は、基本の蕎麦も中々だが、冷たいぶっかけの創作系が特に良いので是非オススメ。


春… そして夏、秋、冬と、四季折々の魅力を提案してくれます。そして今から言っておきます… 今後更に伸びる店。根拠は蕎麦が美味しい事や技量は勿論、創作センスと探究心、衛生観念、お客に対する姿勢、食べ物商売における基本がしっかりと出来ているから。ご主人の姿が見える厨房や、外から見える蕎麦打ち部屋も良い感じだ。

2020/05/21 更新

5回目

2020/04 訪問

  • 昼の点数:3.8

    • [ 料理・味3.7
    • | サービス3.9
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

大好きな春を感じたい。

蕎麦は彩り、流れ星です。

室蘭市では贔屓にしているこの店… 先日ふら〜っと入店。親切な店員さんが気持ちを込めて説明してくれた「本日のメニュー」を、しっかりと目を見つめながら注文。


■春の野菜つけセイロ ¥1,000


季節の野菜を使ったメニュー。オロフレトマト、新玉ねぎ、アスパラ、ほうれん草… 此処は地場周辺の食材を積極的に使うので好感。

華やかでムッチリとした節出汁の旨味が効いた、軽めスッキリの辛口汁、野菜の旨味が汁に影響を与える等は無いが、食感を含めた蕎麦とのコントラストが楽しい。そう、一体感よりもそれぞれの個性とのハーモニーを楽しむイメージで、途中で生姜を使えば良いアクセント。

細めの蕎麦は、少し落ち着き過ぎな印象も無くは無いが、今回も美味しく手繰る事が出来た。

こちら、蕎麦は勿論本格派だが、今回のような創作系も魅力的。通期提供の塩レモン蕎麦も、これからの季節には気になるところだ。

  • 春の野菜つけセイロ

  • 春の野菜つけセイロ

2020/04/23 更新

4回目

2019/08 訪問

  • 昼の点数:3.6

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-

江戸蕎麦。

室蘭市だと最近寄りたい店はここ。いつものセイロを頂く。

あれ?今日はいつもの風味甘味が感じられない。ルックスその他は変わらないが。

当然の事ながら蕎麦は奥の深い繊細な食べ物。温度、湿度、打ち手の気分によってバラツキは出るし、同じ質のものを打ち続けるのは難しいのだろうが、注目が増えて来た今こそ品質を意識しながら頑張って頂きたい。また行きます。

2019/09/05 更新

3回目

2019/07 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

「鶏レモン蕎麦」日替わりメニューあります。

室蘭での昼食かあ… おっと、SNSで日替わりメニューがPRされているぞ!鶏レモン蕎麦???おー!美味しそうじゃん。早速社用車をドリフトさせて走らせよう!タイヤをキーキー鳴らせてね(嘘)イケイケGOGO!TOYOTAハイブリッド号!遅いけど。

■鶏レモン蕎麦 1,000円(税込み)

ちなみに熱い汁の種物です。ルックスは塩麹に漬け込んだ鶏胸肉とレモンの輪切りが綺麗に並べられている。しっかりとした出汁はウヤウヤしさも無くて相変わらず丁寧でカッコイイな。正に縁の下の力持ち。レモンの爽やかさと柔らかい鶏肉のハーモニーは蕎麦と絡んでバッチリ昇華、途中レモンを齧ってまた良いね!そして具材の分量と蕎麦のバランス感も良し。スッキリかつしっかりと味わう事が出来ます。これは斬新で美味しい満足メニュー。

但し、鶏肉がちょっとだけクセあり。これは産地・銘柄を変えるべきだと思う。後は熱い汁に細い蕎麦が負けている事・・・これは宿命とも言えるのだが、突き詰めて行くならば、種物用に太切りの用意もアリか・・・とも思う。しかしながら江戸前蕎麦を突き詰めるならば細切り一本のスタイルかな。


  • 鶏レモン蕎麦

  • 鶏レモン蕎麦

  • 鶏レモン蕎麦

2019/07/29 更新

2回目

2019/06 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

日替わりメニュー「初夏のぶっかけ蕎麦」

■日替わりメニュー「初夏のぶっかけ蕎麦」1,000円

これが実に旨い。まずは汁、じっくり効かせた昆布出汁をベースにかえしは控えめ、そのまま飲み干せる塩梅だ。そして具材の組み合わせも秀逸、グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸、旨味のオンパレード的共演。ワカメととろろ昆布が下支えし、味のついた椎茸も手抜き無し、そこにサッパリとした梅肉と青じそがリード、そしてそれだけではやや単調な味わいには、爽やかなシラスと食感豊かなカイワレ大根が良いアクセント。

肝心の蕎麦だって秀逸だ。綺麗な細切り二八蕎麦はきちんと茹でられているがコシも良好、ザラリとした口当たりで喉越し良好、風味甘味も十分。基本的に攻めの一杯だが、丼内のバランス感も秀逸で、暑い日には何より嬉しい一杯。


これ、ぶっかけでは久しぶりに心の中で唸った一品、実に美味しかった。

世の中便利なもので、この店のフェイスブックページやInstagramを登録していると、日々オススメのメニューが紹介され、随時スマホに通知されてくる。今回のメニューもその通知で知って興味を持ったのだが、訪問はその二日後・・・「きっと無いだろうな」と思いながらの訪問で、実際聞いてみると、その日は寒い日だったので日替わりは「きつねそば」との事。すると若女将は厨房に行きご主人と相談、すると「材料が残ってるいるので提供出来ます!」との事。ならば「迷惑でなければ…」とお願いしたのだった。勿論材料の有る無しで対応は変わってくるが、わざわざ希望に添えるよう気を遣ってくれた事が何より嬉しかったし、ご夫婦の接客姿勢と笑顔はとても好感が持てるのだ。ご夫婦自身に小さなお子様が居るようで、店も子連れで利用し易いような工夫も随所にみられて、ホスピタリティが大変高い。

比べる訳では決してないが、今や札幌の超人気店「春のすけ」の駆け出しの頃に少し似ている。それは若き勢いとやる気、創意工夫、そして奥様の笑顔、ご夫婦のホスピタリティ。現時点でこのクォリティの蕎麦、そしてサービスを提供出来るならば、その十年後には最強の蕎麦屋に成長している事を私は信じている。


2019/06/24 更新

1回目

2018/09 訪問

  • 昼の点数:3.8

    • [ 料理・味3.7
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.4
    • | CP3.4
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

江戸蕎麦、打ってます。

室蘭地区の本格派蕎麦店としては、比較的新鋭店と言える。居抜きであろう店内は割と広々シンプル、広々とした座席構成かつ、スッキリとしたインテリアだ。若きご主人は、東京での修行を経て故郷に帰ってきたようで、さりげなく置かれた書籍も、蕎麦や江戸文化に詳しい杉浦日向子氏のものや、東京・お江戸を意識したものが並ぶし、ショップカードでも「江戸蕎麦」を標榜している。

メニューは少数精鋭で、季節限定系もあり。花巻を置くところは江戸前を意識したか。本格派手打ちの店としては価格も比較的おさえめで、利用しやすい設定だ。

■せいろ 600円

訪問日の蕎麦は、洞爺湖産と中標津産を二八で打つ、外皮を弾き込んだ中細~やや細めで平打ち気味、比較的ライトな田舎蕎麦。キリリと冷たく〆られ、水切り具合は平均、程よいコシ塩梅で喉越し良し、風味甘味も時期を考えれば中々のもの。

汁(つゆ)は、鰹出汁をシャープに効かせた中濃中口、それほどクラシカルな江戸前はしていないが、味わい要素がよく馴染んだ汁だ。薬味は繊細良好、ワサビもOK、蕎麦湯は半透明の釜湯。

個人的に好みのタイプの蕎麦であり、もうすぐな新蕎麦の季節も楽しみだ。個人的には、味わい、器、インテリア、もっともっと江戸前に傾倒しても面白いと思う。それはこれからに期待と言ったところだろうか。そして飲食店にありがちなものだが、店前の幟が地べたを這っている。これは要改善だ。印象ががらりと変わってくる。

  • せいろ

  • せいろ

2019/04/17 更新

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