15回
2024/11 訪問
豚肉そばもヨシ!
タッチの差で自称・流れ星シートであるA席を逃がす(くっそー)それにしても開店前に30人近い待ちが出来ている!(私は15分前到着で2番目)
カウンターにはご主人や母さん(手打ちそばさくらの社長の母上)もいない。代わりに再三に渡り愛ある喝を送り続けてきた「若」(次世代のご主人か)が厨房に立っていた。
愛想の良さ(調子の良さ)は変わらず、それはまあ良い…が、汗かきなのだろう、額から流れる汗を何度も腕で拭きあげる動きは気になった。暑いならご主人同様タオルを巻くべきだ。以前見られた無駄に腹をパーンと叩く謎のアクションは無くなり安心したが。
さて、肝心の蕎麦、ご主人や母さんが作る最高状態を10としたら、今回の若の蕎麦は6点だ。流石に数年前の返品レベルは脱していたが、やはり汁における種(豚肉)の脂の引き出し方が甘く、ネギの火入れも足りない。切れた蕎麦は若に直接関係ないのがも知れないが目立った。食べ進めるとある程度の脂は広がってきたものの…
料理にはピークを食べ終わりに持ってくる手法もあるが、蕎麦に至っては食べ始めがピークであるべきであり、そこから時間経過でどんどん劣化(延びていく)するデリケートな食べ物。敬愛する春のすけのご主人のように、調理完了からお客の口に蕎麦が入るまでの時間、温度ほかを計算せよとまでは言わないが、果たしてそこがピークなのかを見極めるセンスと経験値は欲しい。
いずみ食堂は分業制で、蕎麦を茹でる係である釜前さんが居るが、味を引き出し、味を決めるのはフロントマンである「若」の役目であるし、そのポジションこそが看板だという意識をしっかりと持って調理して頂きたい。
私はこの三十年で何百回と、こちらの蕎麦を愛と研究心を持って食べてきたので、微妙な変化もハッキリ解る。私のような「うるさ型」も多くいるだろう。
若から納得する蕎麦が出てくるまで、綱引きは続く。
#蕎麦 #そば #蕎麦スタグラム #蕎麦好きな人と繋がりたい #いずみ食堂 #日高グルメ #北海道グルメ
2024/11/13 更新
2023/11 訪問
カウンター「A席」は☆流れ星シート。
カウンターA席は流れ星シート。勝手に名付けております。今回は開店前に並んでゲット!左横に並んでいたサラリーマンは、スマホで流れ星レビューを読んでおりました(画像あり)…フムフム、大変よろしい(笑)
■ブタ肉山菜そば 1,100円
実は長い長い「いずみ食堂常連人生」で初めて食べるメニュー。お店の公式HPでは…
「鴨肉”系を推す方が多いですが,個人的には田舎丸出しの“ブタ肉”系がイチオシです.
山菜と共にトッピングされる拍子木カットの長薯のしゃくしゃく感も堪らない (o^ ')b」
上記の通り、顔文字入りで紹介されている!
実食すると、5㎜程の厚めにカットされた豚肉がゴロゴロ。適度な歯応えがあり脂身には雑味無し…なるほど、北海道ではカレーやすき焼きにも豚肉のように、こちらの田舎そばには豚肉のコクや風味が良く合うのだ。そして重たさを回避すべく山菜の歯応えや風味も良いシナジー。
美味いなあ!
また迷う選択肢が増えてしまった…
2024/02/29 更新
2023/08 訪問
しーししがあらわれた!
開店前に並ぶも、タッチの差でお気に入りのA席を逃す…今回はカウンターB席だ。くっそー!
調理陣は母さん父さんのご兄弟で最強コンビ。おっと、釜前のおばちゃんは後進に指導しつつホールを行き来している…世代交代か?たまたまか?
●かしわせいろ
●たこ飯(小)
久しぶりに「かしわ」をチョイス。柔らかなかしわは旨味OK、じわりと汁にも脂が溶け出して…GOOD!たこ飯も割と最近のメニューながら生姜も効いてGOOD!
食後、自慢げにある人物に画像をLINEすると…
「ナウ?」と来たので「ナウ…今、スポーツセンター前」と答えると「行こうかな」と。
数分後…
しーししが現れた!流れ星の攻撃!ミス!しーししは身を隠している…
ナント、たまたま仕事関連で近くを通りがかったらしく、しばし駐車場で蕎麦&近況談義だ。超偶然。
あらら、ストレスも溜まるのね。今日は時間が無いらしいので、後日にでも「いずみの蕎麦」を食べてリフレッシュしたらは?と声を掛ける。そしていつの日か、いずみ食堂Tシャツを着て二人で列に並ぼうではないか!(すると蕎麦が割引になるらしい)とお互いに誓った。
すると車を運転し、風のように襟裳方面へと去っていくしーししの姿があった。
2023/09/15 更新
2023/06 訪問
Myソウルフード。
平日お昼の開店時には大体20人程が待つ状況…ながら、13時を過ぎる頃には比較的入りやすいが、土日祝はどうかな。
この日はカウンター右端のA席「流れ星シート」はゲットならず、惜しくもB席だ…
厨房では勝手に呼ばせてもらっている「若」が調理をする。相変わらず愛想と威勢は良く口達者だ。鴨せいろは「いずみ食堂」として提供出来るレベルをギリ超えるが、やはり細やかな部分で親方兄弟さんのレベルを越えず。
それは脂の引き出しと汁と麺の繊細なバランス、そして葱の火入れなんだ。何百回と通い続けた常連には解るのです。完成度が高過ぎる蕎麦だけに、そのコンマ0.5の加減で大きく変わる印象度。
厳しく言うが、今回の鴨そばの出来栄えは75点だ。
2023/08/08 更新
2022/12 訪問
【日高の至宝】君を愛してる。
【2022ゆく年くる年蕎麦レビュー⑥】
https://www.youtube.com/watch?v=R1O3WYsI8Ew&t=98s
又はYouTubeで いずみ食堂2011 で検索
●君を愛してる…そんな一言が飾らずに言えたなら…
某Jアイドルデュオの歌詞にあるが、私はそれを割とサラッと言えるタイプで、「いずみの蕎麦を愛してる」とハッキリ言えるのです。
勝手に名付けたカウンターA席は「流れ星シート」今日は一番乗りでゲット。この席、隅っこで落ち着くという事もあるが、メイン厨房、そして奥の厨房、花番さんらの動き…それらが一番見渡せるシートなのだ。今回はいずみ食堂の様式美、漬物と蒸し焼き玉子を食べながら提供を待つ。
■鴨そば 1,150円
■おにぎり(かつお)200円
■蒸し焼き玉子 50円
唯一無二の孤高な存在、いずみの蕎麦は圧倒的に温蕎麦が推し。基本的には田舎風のアットホーム蕎麦であり、何よりすぐそばの海岸で採れる日高昆布の出汁が最重要、そしてこの汁に最高にマッチする亀節のコクと円やかな返しで味わいは完成するのだが、そこに鴨の脂を効かせるのが「いずみの鴨そば」なのだ。独特の太ねじれ蕎麦と相まって最高の相乗効果、究極のバランス感で丼は完成する。
最高に美味い!君を愛してる。
今回、今さらながら「水」の美味しさに気付き、この店の事情通である弟子筋CCCに語った所、井戸水(海洋深層水)を使用しているとの事…なるほど、これは昆布メインの汁への影響力大だ。
私は30年前に初めて味わい、頻繁に通うようになったのは16年前から…多い時に週5日、毎日。その頃メインで調理していた「母さん」の蕎麦が優しくて安定しており好きだった。当時、交代で調理していた現ご主人が厨房に立っていた時には、失礼ながらガッカリしたものだった。
しかし時は経ち、非常に繊細な次元ながら、味わいのメリハリを利かせる「ご主人の蕎麦」が美味しく感じるようになった。そう、ご主人の次元で蕎麦が完成したのだ。それからは私の体調や気分により、時にご主人の蕎麦を欲し、時に母さんの蕎麦を欲し今に至る。両方、至高のいずみの蕎麦で間違いない。
この日は最近は見かけなった「若」が私の鴨そばを調理した。数年前にガッカリし、その事をレビューしたのだが、今回は少しだけUPしたものの、汁の加減や温度、脂の引き出し、葱の火入れ…やはりまだまだ。それだけご主人兄弟はプロフェッショナルなのだ…逐一味見しながら調理する様を是非見て欲しい。
札幌圏の本格蕎麦屋の職人さえも吹けば飛ぶ…それくらい真剣かつ拘りのルールを持っています。温蕎麦に力を入れたい職人は勉強に行くがよい。メイン・釡前、花番だって…最高だから。
「若」も親方なり、私のようなうるさ型な常連からのプレッシャーに負けず壁を乗り越え、日高の至宝「いずみの蕎麦」を是非しっかりと継承して欲しい。大丈夫、母さんだってご主人だって、そんなプレッシャーを跳ねのけて「達人」になったのだから。
2022/12/31 更新
2022/08 訪問
たまにはこんなオーダー方法は如何???
北海道にも観光客が戻って来たからか、平日開店前も20人以上の行列、開店後はすぐに満席となり、すぐに20人以上の待ち客が発生する超人気。梅村さんの北海道100選片手に並んでいる方も居たが、食べログのほうが参考になる事を伝えたいものの勿論遠慮(笑)
今回も導かれるように運よくお気に入りで一番座る確率の高い「カウンターA席・自称流れ星シート」へ(笑)そして今回は趣向を変えたオーダーで挑む。
■かけそば
■カレーライス
シンプルだからこそ解る「いずみ食堂最強の温汁」…厳選の日高昆布と亀節、そして秘伝の返しとの究極のバランス感は幸せの味わい。そしていずみオリジナルの手打ち太波打ち蕎麦が加われば…もう唯一無二、素朴でダイナミックながらも繊細な「田舎の大女優」なのだ。
そしてカレーライスも素朴ながらも間延びしない味わいで美味いのだ。観光客はあまりオーダーしないが隠れた人気メニュー。
奥の奥に出汁も感じる素朴な手作りカレー、このようなカレーに縁遠くなった方は是非、私のオーダースタイルで味わってみると相乗効果もあり、心とお腹はVERY GOOD ‥‥だぜ?
2022/11/30 更新
2022/02 訪問
唯一無二の存在感、愛する蕎麦。
本日は蕎麦気分。こちらはしばらく臨時休業だったが、しーしし氏から再開の報告を受け開店一番乗り。カウンター隅のA席は、30年に渡りお気に入りの自称「流れ星シート」なのだ…今日は即GET。落ち着くう~
■鴨山菜そば 1,200円
■たこめし(小)250円
■蒸し焼き玉子 50円
LINEクーポンで100円引き
厨房には不動のスリートップ、この面子が揃う場合にハズレ無し。そして母さんが居る時は、弟であるご主人も助手に周るのだ(笑)そしてこの両名の蕎麦はほんの微妙に異なる。
若干攻めの味わいのご主人と、バランス良く優しい母さんの味わい。今やどちらも大好きながら、やはりクラシカルで王道的は母さんの味。今日の鴨山菜そばもTHEパーフェクト!タコ飯も美味しかったよ。
そしてリスペクトは、昔から釜前(茹で担当)一筋のおばちゃん。長年に渡り膨大な蕎麦を茹でているので、下手な職人よりも遥かに達人でもうベテラン職人。
大大大満足。ご馳走様でした!
2022/02/10 更新
2021/04 訪問
日高エリアの至宝。
レビュアー「しーしし(CC氏)」の記念すべき1000レビューはここ、いずみ食堂だった。久しぶりに現れた「凄い」と思える蕎麦喰い…とりあえず私の事は師匠と崇めてくれているが、嗜好の方向性は似ており、私が提唱する複数の定規もしっかりと持って蕎麦を計っている。後はもっともっと経験を重ね、その精度を磨くのみ。蕎麦喰いの世界だって、経験を積み重ねた時に初めて見える感覚や視野視点が必ずあるのだ。そして私には無い着眼点やエリアで興味を惹く、蕎麦ファンが増えるようなレビューを今後も展開して欲しい。
いずみ食堂は私にとっても「種物(具のある温かい蕎麦)」に目覚めさせてくれた最初の店であり、初訪問から25年以上、数えきれない程に通っている店だ。いつも暖簾を潜る時にワクワクする貴重な店。
お、今回もカウンター右端の「自称・流れ星シート」であるA席にご案内…持ってるな、オレ。実は今で言う「A席」は私としては最も座っている席。何故か空いている事が多いし快適なのだ。ちなみにCC氏は「C席」か…彼もある意味持ってるな。Cだし、ご主人の目の前だし…
そのご主人が今日は厨房に立っていた。久しぶりだな…でもかなり痩せたな。しかし目配り気配りの細やかさ、そして逐一小皿で汁の味わいを確認するアクションは健在、そしてチャキチャキと無駄なく動く厨房スタッフ、そして花番さん…そう、それ、それが「いずみ食堂」だ!
もう定番、蒸し焼き玉子に塩を振って味わいながら蕎麦の提供を待つ…私は漬物が苦手なのでパス…これは惜しいよな。お、キタっ!最高のシンプルメニュー「鴨そば」一口啜れば‥‥
うーーーまーーーいっ!!!!!
根本は古き時代、田舎の各家庭で作られ生活の糧になってきた蕎麦。昆布と亀節のしっかり出汁、優しい返し、ごん太ながら滑らかな蕎麦、絶妙なる鴨の油加減…そしてそれらを支えているのはこの日高エリアの水。この蕎麦の何が良いか???それは味わいが全てなのだが、それを演出するのは「究極なるバランス感」であり、ご主人が生み出す「加減」なのだ。裏を返せばそのバランスが少しでも崩れたら、途端に魅力は半減してしまう。
「唯一無二の蕎麦」…それは日高エリアの至宝。私はそこまで言い切る。ご主人の蕎麦はその位の完成度とオーラを誇っているのだ。長い年月、途方も無い数量の蕎麦を調理提供し続けてきた「勘」は、私が偉そうに語るべきではない「究極」であろう感覚。まさに職人。
私は圧倒的に「鴨そば(又は鴨きのこ)」がオススメ。その後は「えび天」も良し。そして慣れてきたら「鴨きのこ天」や「とじ」「鴨せいろ」だな…結局は熱い汁。おっと、蒸し焼き玉子も忘れずに。
そして比較的最近からのメニューも余力があれば楽しい。季節の天ぷらやタコ飯、一番のオススメはダイナミックな「タコ天」だ。その場合は「かけ」や「もり」と合せるのがベターだろう。
これほどまでの超人気店になっては、昔のようなカレーライス等の提供なども困難となり、食堂だった頃の理想を継続するのは難しくなったようだが、私にとっては数少ない「神店」 …いつまでもその信者で居たい。
2021/05/09 更新
2020/03 訪問
【悲報…値上がり】鴨きのこ天!
コロナ云々も何のその?相変わらずの満席、並びアリです。田舎は温度差がありますね。今回はカウンターが満席(4席に削減されていて愕然・流れ星シートは確保)だったので、奥広間のテーブル席に案内されました。
おっと!50円~150円の値上がり… スタンダードの鴨そばも遂に1,000円超えかあ… まあ仕方無いかな。よし、今日は単品蕎麦メニューで最高額のメニューに超久しぶりのチャレンジだ。あれ?いつもの店員さんは一人だけで後は見慣れない顔ぶれ。
■鴨きのこ天そば 1,600円(税込み)
提供された時点でハッと直感的に感じたオーラの無さ… むむう?汁が少しだけぬるい。盛り付けも少し雑で、鴨肉の火入れもいつもと異なるような… 微妙なバランスが狂うと、魅力は半減してしまう典型的なパターンだ。僅かな違いもこれだけ通っていれば解る。
そしてこの「鴨きのこ天」は具材が3種、1+1+1=3ではあるが、脂と油の関係性により、各々の魅力や個性をかえって解り辛くしている印象もあるので、鴨なら鴨、天なら天のオーダーが良いだろう。
それでも美味しく完食。そしてお会計で… あれ?今日はいつもの父さんでは無く、若手が調理していた事に気付く。やはり作り手が違っていたのか…どうりで。
シビアな言い方だが、もう少し修行して欲しい。そしていつもの父さんの調理加減(腕前)は神がかっていた事を再認識。どうしたかなあ… 後で信頼できる情報筋にLineを入れておこう。
それでも「私的神店(26年前に種物の魅力に開眼した店)」に変わりはないが、今回の値上げで超えた水準は、初めて食べる方等の印象度には少なからず影響を与えるだろうな。
2021/04/12 更新
2019/08 訪問
「流れ星シート」は「母さんシート」
通算で200回以上は通っている私的「神店」。平日11:00開店でも待ち客5組、私は二番手であの席を狙う。「流れ星シート」そう、いつもの席・・・店内を見渡せて、一所懸命動くスタッフさんを眺めるにも最適、尚且つスポーツ新聞を取る、そして今は無くなったがセルフの水を汲むのも便利なのだ。そして扇風機も自在に操る事が出来る特権を有するのだ。
いつの間にか入口が立派な木のドアに変わり、奥の小上がり席はバリアフリーのテーブル席へ…そして厨房奥のスペースも明るいサブ厨房へ… オールドファンとしてはちょっと寂しい気もするが、これだけ大量のお客をさばき、尚且つ膝の悪い方やご老人への配慮をするのならば、それは前向きな進化と言えるだろう。
今回は悠々かつ得意気に「流れ星シート」ゲット!
■鴨せいろ 900円
■蒸し焼きたまご 50円
■たこめし(小)200円
■からあげ 400円
興奮してオーダーし過ぎてしまった。鴨せいろはいつものクォリティ。ジックリ昆布出汁と穏やかしっかり鰹出汁、ゴボウの風味、そして鴨の脂感濃厚・・・そのまま飲んでも大丈夫ながらもセイロ向けに強い味わい加減に調味された汁が最高!優しくも力強い味わい!そして独特の極太縮れ麵がベストマッチング!もうメロメロなのだ。
たこめしも素朴ながらしっかり田舎味で美味い。蒸し焼きたまごはMY定番、ついつい手が出るんだ。からあげは新メニュー・・・鶏モモジューシーな竜田揚げ風にかえしやや強めの甘酢あんがかかる・・・うーん悪くは無いがこれはお好みでどうぞ的かな。特別感は無し。全部食べてお腹バンバン。
やはり大満足で店を出て、近場の駐車場で小休憩。この店の事情通さんとLINEでやりとりをしていたのだが、「ってか、流れ星シートって、暇なとき母さんが座ってるとこでしょ(笑)」とのコメントが・・・
わー 昔見たなあ・・・よくご存じで(笑) それでも「流れ星シート」と自称します(笑)
2019/08/07 更新
2018/11 訪問
私的「神店」「神そば」
誰が何と言おうと私的「神そば」は、こちらの鴨~天ぷら系温そばである。そしてその雰囲気他トータルで「神店」でもある。多い時で週5回は通った店、最近は仕事の配置転換等もあり、訪問が遠ざかっていたが、たまたま日高門別付近で昼食のチャンス、大分戻るような場所だったが、これを逃すまいと店へ向かった。席はやはり満員御礼、そうそう!この活気もいずみ食堂の魅力の一つなのだ。
■かもそば1,000円+たこめし(小)200円
じっくりと昆布出汁の優しさと亀節のメリハリとのハーモニー良し、そこにじわり溶け出した鴨肉の脂が絶妙のアクセント、汁のバランス感は厨房に立つご主人の正に職人技、やはり美味い!そしてこの汁に合った名物ゴリゴリの田舎蕎麦も、見た目よりは優しい食感と味わい、程よく煮込まれた甘い長葱、具材の分量、融合感、蕎麦との相性、それぞれの魅力要素の絶妙なバランス感も抜群、丼そのものが「THEいずみ食堂」なのだ。
たこめしはここ数年前から登場した、日高地方らしい嬉しいわき役。ほっこりと炊きあげられ、タコの出汁感が穏やかに効いて、醤油の風味でアクセント。おこげも香ばしくて嬉しく、ぶつ切りのタコが食感とメリハリに良いアクセント。きちんと味が主張して気取らない雰囲気・・・そう、おばあちゃんが作ってくれたような懐かしい味!この田舎っぽい位置づけこそが「いずみ食堂」らしくてGOOD!お腹に余裕があればマストオーダーだ。
都会の垢ぬけた色白美人、女優的な更科蕎麦も良いけれど、明るくて優しく頼もしい、どこか安らぐ素朴な笑顔が魅力的な田舎娘、そう、いずみの蕎麦もまた人を惹きつけるのだ。
2019/07/23 更新
2015/07 訪問
唯一無二の存在感…いずみの蕎麦は独自の進化を遂げた「完成型」
思い出してレビューを更新しました。トップ画像に移動した「鴨そば」は、
日々若干のばらつきがある蕎麦の中で、トップクラスの出来栄えだった時
のものです。美味しそうでしょ(笑)
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【2014/07】
暑い夏は、いずみ食堂といえども「冷たいそば」が食べたくなる。
「納豆そば」
かなりシンプル、そしてワイルド。つゆを猪口に注ぐ前に納豆を
混ぜ混ぜしないと何の魅力もありません(笑) 気をつけて!
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【2014/04】「鴨そば+おにぎり(かつお)」
その後何度か通ったが、うん、蕎麦は元に戻っていた。安心。
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【2014/03】「鴨せいろ」
私は超が付くほどのヘビーユーザーなのだが、こちらいずみ食堂はつゆに若干のブレを
感じる日があれども、蕎麦自体にブレを感じる事はほぼ無かったのだが・・・
今日の蕎麦はいつもと少し違う。少し粉っぽくて色も少し黒い。ん?札幌のさくらに
近い印象かな。微妙なバランスを保つ完成形だと思っているいずみ食堂の蕎麦、これでは
魅力に欠ける。今回は少し気がかりだ。
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【2013/12】
年末はやはり蕎麦ですね(いつもだけど)
一年の締めくくり、仕事納め前日のこの日は、実質最後の「仕事ランチ」。
やはり今年の〆はお気に入りのこの店だ。
この日は体がたまたま「肉っ気」を嫌っていたため、「天とじ」を注文。
植物性の油が昆布出汁豊かな独特のつゆに絡み、柔らかい卵が程よく
全体を包み込む。
やはり美味しい!今年も美味しい蕎麦をありがとう。
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【2013/07】
新メニューの「たこのかき揚げ」を味わいたくて訪問。
パリパリっとした食感の天ぷら、細かい乱切り状のタコが良いアクセント
となっていて美味しいが、個人的には老若男女が楽しめるように、タコは
薄切りのほうが合っているようにも感じた。
天ぷらは揚げ置きなので、やっぱり「蕎麦にIN!」の食べ方がオススメ。
天ぷらはより柔らかくて香ばしく・・そして蕎麦には程よく油が溶け出して
コクがプラス!
「ごぼ天蕎麦」のメニューが増えたような感覚で嬉しい限り。山菜蕎麦や
他のメニューとの組み合わせも楽しいかも。
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【2013/06】
お昼は当然「蕎麦」を注文してしまうが、夕方に小腹が減った際
等にはカレーもGOOD!懐かし系で素朴な味わいは貴重です。
・・・でも器が小洒落たものにチェンジ!この店の雰囲気には合って
いないな。
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【2013/04】
安定の「独自の進化を遂げたガラパゴス系そば」は今回も美味しい。
ところで・・・んん???
「タコのかき揚げ」「ごぼう天」のトッピングが増えた!
次回の訪問が楽しみだ(^-^)
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【2013/01】
マヤ文明の暦も何のその!やっぱり地球は動いていた(笑)
今年の仕事始め、ランチは「体調回復後の一杯」。
染みたなあ・・・優しい味わいをありがとう。
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【2012/12】
外回りという職種柄、外食は毎日の日課なのだが、結局今年一年一番通ったのは、
やはりこちら「いずみ食堂」だった。お昼のタイミングで日高町に居る事が多いという
理由もあるが、やはりこちらの蕎麦は魅力的だ。
蕎麦の異端児は、もうすでに他の追随を許さない大御大。
ご主人を含め、スタッフ一人一人が「職人」の領域だ。特に商売気は感じず、その
一生懸命なスタイルと魅力的な蕎麦に「お客がついてくる」ような店であり、
「商売人よりも一職人」そんなスタイルが良く似合う店だ。
ブレの少ない同店でも、やはり日によっては出来栄えに若干の違いが生ずる。
今回の写真は、おそらく夏頃に食べた「鴨そば」。これが今年のベストな一杯。
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【2012/10 定期巡回】
鴨肉の固さや、葱の煮込み具合他、とてもとても狭い範囲で日によって
若干バラつく事はあるが、戦場のような忙しさの中での「味わい安定感」は
流石の一言。
最近は温蕎麦普通盛りと、おにぎりのセットがマイブーム。
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【2012/09/14】
日高地方も残暑が厳しく暑い!ムシムシ・・・
熱い蕎麦はちょっと・・・冷たい蕎麦は先月食べたし・・・ならばカレーかな。
暑くても何故かカレーはOKという、言わば矛盾的発想でもあるのだが、
今回は「大盛り」で(笑)
「カレーライス」 600円 (大盛り+150円)
じゃがいも、豚肉、玉葱、人参・・・いわゆる「北海道のお母ちゃんカレー」。
炊事遠足、収穫祭、学校キャンプ、バザー・・・子供の頃に良く食べたような
ノスタルジック系の味わい。しかしこの手のカレーにありがちな、ソースをかけたく
なるような「間延び感」は無くて美味しいカレーだ。
初めての人には勿論「温かい蕎麦」が圧倒的にオススメだが、ある程度通い慣れた
人には是非試してみて頂きたい味わい。
腹ペコ派には「カレーライス+かけ(もり)そば」、そこまでは・・という人には「カレーライス大盛り」、
少食派には通常の「カレーライス」で!
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【2012/02/27】
本日は初めて「天とじそば」を頂く。
個人的に、いずみ食堂の蕎麦は「最高の昆布出汁」に適度な油感が加わった味わいが最高!だと思っている。それは鴨やかしわ、豚肉、そして天ぷらから出される油感とコク。
ここの天ぷら蕎麦は、天ぷらを味わう・・というよりも丼の一体感を楽しむ感じ。天ぷらの衣がつゆに溶け出し、尚且つ覆いかぶさるようにフワリと・・食べ応えのある卵が「つゆ」をスポイルする事無く穏やかに主張。「蕎麦・つゆ・天ぷら・卵」の「田舎楽団四重奏」を演出する感じ(笑) 気付いた事は「天ぷら」には椎茸が加わる事。田舎っぽいワイルドな蕎麦とも言える「いずみの蕎麦」だが、メニューで微妙にアレンジしているところは流石の一言。
最近は「鴨」一辺倒のオーダースタイルになっていたが、この「天とじ」はかなりオススメ。
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【再訪】
「かけそば」を頂く。
あまりこのメニューを注文する人を見かけ無い。個人的に「いずみ食堂の蕎麦」は、鴨や鶏、天ぷらの適度な脂感とコクが加わってこそ輝くと思っているが、この「かけそば」は基本の一杯。つゆの出汁感を含めた魅力、そしてそのつゆと特徴的な蕎麦との「味わいコントラスト」がダイレクトに伝わってくるようであり、「いずみ食堂の蕎麦の魅力・本質」をより感じ易い一杯とも言える。
やはり初訪問時等には、鴨や天ぷら等の「種もの」をオススメするが、この「かけそば」も訪問回数の多い方には味わってもらいたい。ボリューム的に足りなそうな方には「おにぎり」や「カレー」(その際は蕎麦を小盛り等)との組み合わせも良いだろう。
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【現在月2〜3回訪問】
今回は「鴨とじ」を頂く。メニューには無いが、ここ「いずみ食堂」は割と柔軟にわがままを聞いてくれる。常連でなくともスムーズに対応してくれるはずなので、興味がある方は遠慮無く店員さんに申し出ると良いだろう。
「鴨とじ」1,100円
野趣に富み、豊富な量の鴨肉に、卵のマイルドさが上手く絡んでやはり美味しい!「とじ」では割りと味がぼやける事が多いのだが、歯ごたえのある鴨肉から出される旨みと脂感、そして「いずみ食堂」の代名詞とも言える「昆布出汁の効いた旨いつゆ」とが卵のマイルドさに負ける事無く上手に調和している。とじと言えば「親子」として鶏肉が一般的だが、鴨とじとなると、鶏で言う「親鳥使用の蕎麦」のようにコク・旨みが更に増して、味にはメリハリ派は勿論、穏やか派にも十分満足出来る味わいに仕上がっている。
王道蕎麦とは少し路線が違う「キングオブ食堂起源そば」の味わいは、この「鴨とじ」でも健在。オススメの食べ方です。豚肉でも良いかも。
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いずみの蕎麦…もはや説明は不要だろう。15年以上好きで通っている。今でも週1~2回ペースだ。不揃いで独特の蕎麦…甘めあっさり、蕎麦では珍しい昆布出汁のつゆ…ボリュームは満点だが高めの値段…いずみの蕎麦の要素(パーツ)をそれぞれ別けて考察すると、何故にここまでに人気が?とも思えてしまう。しかし、それらの要素が一つになった時、いずみの蕎麦は輝き始める。…旨いんだ。
ガラパゴス化という表現は失礼かもしれないが、「蕎麦」という広いバックボーンから派生し、独自独自の進化を遂げ、そして現代グルメシーンに花開いた「唯一無二の完成型」だと私は思う。
人によってはあっさりに感じられるつゆは毎日食べても飽きが来ない感じ。そこに鴨・かしわ・天ぷら・豚等の「脂のコク」が加わる味わいが最高に自分好みだ。更にきのこや山菜を加えると、クドさを感じず食感豊かに再進化…素晴らしい。冷たい蕎麦はつるっとあっさり。これも好みが分かれるとは思うが、二日酔い時(笑)や夏場の暑い時等には是非お勧めだ。とてもさっぱりと頂ける。
冷たい蕎麦でも「鴨せいろ」は秀逸。熱く熱く提供されるつゆは「いずみ独特の昆布出汁+鴨の脂感、甘みとコク」がこれまたつるっとあっさりだが主張しまくりの蕎麦に絶妙に絡んで旨い!蕎麦をすすり、蕎麦汁だけを少し口に含んで噛み締めて欲しい。角の無い、濃すぎない絶妙なつゆの味わいと絡んで抜群に旨い。
そして皆さんご存知だとは思うのだが「ゆで玉子(正確には蒸し焼き玉子)」が隠れた人気メニュー。私は必ずこの玉子を味わいながら蕎麦を待つ。とは言っても特に際立った特徴は無いのだが、何故か食べたくなる…もしや昆布出汁が染みている?冗談はさておき、このゆで玉子、やはり店の雰囲気とも絶妙にマッチしているからこそ美味しく感じられるのだろうか…。又、裏メニュー的な「カレーライス」は昔懐かし味。「かけそば+古き良きカレーライス」でノスタルジーに浸る事もお勧めである。
大変な人気店であり、毎日もの凄い数のお客が訪れるが、チームワーク抜群のスタッフは見ていても心地良い。然程待つこと無く蕎麦を頂く事が出来る。
おそらくではあるが、いずみの蕎麦は、水・景色環境・店舗・人、そして営業努力…様々な要素が絡まって出来上がる蕎麦だと思う。味・商品をそのまま他の地域に持っていっても輝かないだろうとも思う。
いつまでもこのエリアの「輝く星」であって欲しいと願ってやまない。
…いつも美味しい蕎麦をありがとうございます。
【2012/年間 BEST品質】鴨そば
【2013/12】天とじ
【2013/12】天とじ
【2013/12】天とじ
かけそば+たこのかき揚げ
入れちゃったー♪(真似)
【2014/07】納豆そば+おにぎり
【2014/04】鴨そば+おにぎり(かつお)
【2014/03】鴨せいろ
【2013/06】カレーライス
【2013/04】 鴨山菜そば
お!メニューが増えた。
【2013/01】親子そば
【2013/01】親子そば
【2012/10】鴨きのこ
【2012/10】おにぎり(かつお)
カレーライス(大盛り)
「お母ちゃん系カレー」の王道的味わい!
天とじそば+おむすび(かつお)
かけそば
鴨とじ(メニュー外)1,100円
鴨とじアップ
鴨きのこ
鴨きのこ(アップ)
鴨きのこアップ
鴨きのこ
鴨きのこ
鴨せいろ
鴨せいろ
鴨せいろ
鴨せいろ
かしわ
かしわ(アップ)
鴨きのこ(アップ)
鴨きのこ
鴨きのこ
かしわきのこ
豚山菜
豚山菜(アップ)
鴨山菜
かしわ山菜
かしわ山菜
親子
天ぷら
大もり
もり
蕎麦(アップ)
おむすびも美味しい
カレーライス
ゆで玉子が美味しい
そば湯
食べログの認定証?
駐車場はいつもビッシリ(裏と横にもPアリ)
2019/02/10 更新
30年以上前から通う蕎麦屋さん。当時から、いずみ食堂はつゆが美味しいと、返しを一升瓶で購入するお客も多かったな。
その間に店舗は改修などを重ねて広くなり、小上がりからテーブル席へ、でも変わらないのはボクが一等席の流れ星シート(A)を含むカウンターなんだ。
実は変わらないようで変わってるいずみの蕎麦、創業者から娘へ、そして弟の社長へ、そして今は第四の変革期を迎えつつあるものの、ある意味で完成系とも言えるフォーメーションが断片的ながらも続いているのは嬉しい限り。
人が変わらない。おばちゃんはお婆さんに、おじさんはお爺さんに、お姉さんはオバサンに、若手はレディへと… 当然若かった私もオジサンに。でも今ここに居るメンバーは少なくとも20年以上は全く変わっていない。
20年位前だっただろうか、当初はやはりあれこれ言われた社長、私も厨房に彼が居ると少しガッカリもした。でも今では社長調理の蕎麦が一番好きだな。そもそもの味を継承する、優しい味わいの姉さん調理、少しメリハリの効いた、弟である社長調理… 微妙な差ではあるが、通えば解る味わいなんだ。ちなみに画像は姉さん調理。
今は更に若い身内がたまに厨房に立ち、うるさい流れ星のダメ出しを喰らっているが、代替わりには付きものの洗礼、めげずに頑張って頂きたい。
日高に咲く、素晴らしき田舎そばの花をを守るように
日高に咲く、たくましき田舎そばの花を更に繋いで