1回
2014/09 訪問
ニッカに惚れた 深雪の余市
ビートはウィスキーの命です
大日本果汁(ニッカ)社屋
歴史の重厚感
待合室でニッカおじさんがお出迎え
ウィスキーの原料です
現役のポットスチル(蒸留機)には常時しめ縄が。
創業時の「大日本果汁」(日果⇒ニッカ)の事務棟
リタハウス
「熟成樽」土間の倉庫にて
無料試飲出来ます
「鶴」「余市」「リンゴジュース」等、代表する銘柄が試飲出来ます
広いフロアは団体も十分に飲み込むキャパ
渋いね
博物館
博物館内のショットBAR
スコットランドの雰囲気です
高価で希少なモルトやブレンデッドがショットで楽しめる(有料)
竹鶴25年 15cc 1,600円
竹鶴25年 15cc 1,600円
シングルカスク(原酒)20年 15cc 700円
ニッカのショットグラス
竹鶴21年 15cc 400円
ニッカ量産第一号ウィスキー
お馴染みブラックニッカの初回生産バージョン
昭和感溢れる「スーパーニッカ」
懐かしのハイニッカ
G&G
特級ノースランド(当時はこのような階級がありました)
博物館にて
樽の存在感に酔う
夜ニッカは幻想的
夜ニッカは幻想的
夜ニッカは幻想的
夜ニッカは幻想的
夜ニッカは幻想的
樽が重要要素
樽造りにも秘密が!
ウィスキー造りの工程を学べます
竹鶴邸
和洋折衷の美しさあり
和洋折衷の美しさあり
圧巻の存在感
博物館にて
樽の存在感
樽の大きさにより名称も変わります
樽の大きさにより名称も変わります
樽の大きさにより名称も変わります
カフェ式蒸留機ミニチュア
歴史ある設計書
竹鶴ノート
ニッカの前身「大日本果汁」の製品
「ポッ」あららwしおらしく悩ましげなおじさん
海外向けかな?デザインが洋物です
あれ?おかまちゃんっぽいw
眺めても楽しいお土産コーナー
シングルカスク「原酒」
62%は希少だそうです
チョコレートとともに
2014/11/29 更新
【2014/09再訪】
ウィスキー(ニッカ)にかなりハマっています。ドラマ「マッサン」の主題歌が流れてくると
ゾクゾクするくらい(笑) この秋の日の訪問では、冬では見られなかったポットスチル(蒸留釜)
に火を入れる作業を見る事が出来て感動!いつまでも見ていたい気分になりました。
ドラマ効果で、見物客が激増、ウィスキーも一部品薄になる等、ドラマ以前からのニッカファン
としてはちょっと複雑な気分だが、やはりウィスキーシーンが盛り上がって欲しい気持ちは変わらず。
しかし、この日は私がハンドルキーパー・・・当然試飲は出来ませんでした(笑)
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【2014/01再訪】
余市に宿をとり、呑む気満々、徒歩で向かった「ニッカウヰスキー余市蒸留所」。大雪の中での存在感もまた
圧巻であり、その光景は雪国北海道の特徴で化粧したような「強さのオーラ」も身にまとっているよう。
自身二度目となる今回の訪問では、「ガイド(案内)付き」のコースをお願いしてみる事に・・・。
タイミングにより多少待ち時間も発生するが、少人数(二名でも/一人でも?)でも無料案内を受けて
くれるので、初めての方には是非とも「ガイド付」をオススメしたい。ウィスキーの歴史や製造法等、
当然詳しいガイドさんが、親切丁寧に解説しながら施設内を案内してくれる。勿論、解らない事等を質問
しながら、じっくりと工場内を歩く事はとても楽しくて有意義だ。
そして見学者が無料で試飲出来るコーナーもあり、そこでは「鶴」や「余市」等、高価なウィスキー
を(運転者やアルコールNGの方にはリンゴジュースあり)が楽しめる。ストレートで、トゥワイスアップ
(水割り)で、そして強炭酸のサーバーもあるので、流行のハイボール等、各々の楽しみ方で試飲
が可能。勿論、ウィスキーはアルコール度数高めなので、飲み方には気を付けたい(笑)
リアルに稼働する工場郡や設備、そして歴史を感じさせる、今は使われていない創業者の居住施設
、そしてウィスキー造りやニッカの歴史を詳しく知る事が出来る博物館等、ウィスキー好きならずとも
楽しめる仕掛け/展示が多数。そして有料とはなるが、ウィスキー好きにはたまらない、高価な銘柄が
ショットで楽しめるBARもあり、個人的にはそこもオススメ。当日は複数楽しんでみたが・・・
「竹鶴25年 15cc 1,600円」
創業者自身の苗字を冠とした、ニッカを代表する銘柄「竹鶴」。その最高峰「25年」は、市販品のボトルで
購入すれば50,000円はするという高価なボトル。しかし15ccとはいえ、その味わいを確認するには十分な
量だ。長期熟成となれば、どうしても「まったりと重厚な口当たり」となるような気もするが、この銘柄は
言わば「淡麗/上品」。やはり熟成による重量感のあるまろやかさが感じられながらも、ウィスキーの味わい
を構成する各々の要素(甘さや燻煙香)が割と爽やかに絡み合う印象でかなり美味しい。
蒸留所内には「お土産」等を購入出来る直売所もあり、興味のある方ならば半日じっくり居ても楽しめる
コンテンツが満載。駆け出しニッカシンパの私は、何と2日連続でこの「ニッカウヰスキー余市蒸留所」に
通ってしまった。
そして言わば「無骨な職人気質」で「男っぽい」ニッカの考え方/味わいに惚れたんだ。
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二十歳そこそこの若き日は・・・ロックミュージシャンのビデオクリップ等に憧れて、味もたいして
解らずながら、バーボン等をBARでも自宅でもガンガン飲んでいたのだが・・・
やはり翌朝の二日酔いには耐えきれず、いつの日か敬遠気味に・・・そしてようやく年齢的には
ウィスキーやBARにとりあえずは違和感を放たないかな・・・と思えるようになった現在でも、
やはりウィスキーはハイボール止まり。
先日、貴重なウィスキーを頂いた事もあり、最近ちょこちょことウィスキーを楽しんでいます。
「ニッカウヰスキー余市蒸留所」
本格ウィスキーづくりの技術を求めてスコットランドに渡tった竹鶴政孝氏が、サントリーの鳥井氏
と出会い、かねてよりウィスキー造りの理想郷と見込んでいた北海道に蒸留所を設けたのが前身で、
後の英国副首相に「50年前、頭の良い日本青年がやってきて、一本の万年筆とノートで英国の
ドル箱であるウィスキーづくりの秘密を盗んでいった」と言わせたエピソードは有名で、現在も
守られている製法を詳細に記述した「竹鶴ノート」も有名な存在だ。
ウィスキーをザックリとカテゴライズすると・・・
「ピュアモルト」 ・・・複数の蒸留所で造られたウィスキーをブレンダーが調合し、
最良の味わいに仕上げる。
「シングルモルト」 ・・・単一蒸留所で造られたウィスキーで、個性的な味わいのもの
が出来上がる。(ブレンデッド)
上記二種に大別され、尚且つシングルモルトでは、一つの樽で仕上がったものを使用して仕上げ
られたウィスキーを「シングルカスク」と呼ぶのこと。
『シングルカスク 原酒10年』
シングルカスクのウィスキーに手を加えない「原酒」。よってアルコール度数は樽によって不均一
となり、尚且つ樽それぞれによる個性の関係で、同じ味わい、同じ度数が無いというもの。同包の
説明書きにとると、シングルモルト(ブレンデッド)がオーケストラとするならば、この原酒はソロに
例えられる(単一楽器)との事。ふむふむなるほど、個性がより出やすいという事だろうか。
今回頂いたウィスキーは、蒸留所のアドバイザーも珍しいと言っていたようで、何と度数は62%。
当然ストレートで舌に乗せるように頂くが、やはり濃い。しかし、舌に乗せるとその温度でアルコール
がふわっと揮発すると同時に、ウィスキーの持つ香りが瞬時に広がるような素晴らしさが感じられる
が、やはりシングルカスクならではの角々しさも・・・
もしも(!)蕎麦つゆに例えるならば、このシングルカスク原酒は「江戸前つゆ」。角の丸い熟成型
甘口とは異なり、出汁はしっかりとしながらも、生返し(非加熱醤油)のビリっとした塩分が前面に主張
する男っぽい味わいかな。(余計な解説でしたが)
チェイサー(水)と交互にその味わいをゆっくりと楽しみながら、甘い手造りチョコレートを時より舌に
馴染ませるひと時は最高!そして圧倒的に鼻に抜ける香りは素晴らしい。しかしやはりアルコールは
まわり、程よく〜それ以上に酔うので、のみ方には注意しなければなりません(笑) そして本来王道の
楽しみ方に違反(!)して、少量をロックで飲むと、角かどしさは穏やかとなりつつも香りはやはり
素晴らしく、私のような不慣れでも美味しく楽しめます。但し氷は軟水(純水?コンビニでも売ってる)が
必須でしょう。
こんな歴史を誇る言わば「ウィスキーの聖地」を持つ、「北海道の酒呑み」がウィスキーを楽しまないなんて
勿体無い!・・・と豪語出来るように、これからは楽しんでいこうかな・・・と言いつつ、呑みながらの
レビューなのですが、この原酒・・・やはり美味いです。