☆流れ星さんが投稿した大豊寿司(北海道/鵡川)の口コミ詳細

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流れ星 note 〜北海道版

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閉店大豊寿司鵡川/寿司、海鮮、天ぷら

3

  • 夜の点数:2.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 2.0
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:2.0

      • 料理・味 2.0
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
3回目

2017/10 訪問

  • 昼の点数:2.0

    • [ 料理・味2.0
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-

ししゃもの季節。新しいご主人の寿司であり、前マスターの寿司とは全く異なる事をご理解の上で、召し上がって頂きたい。

2018/11/04 更新

2回目

2017/09 訪問

  • 夜の点数:2.0

    • [ 料理・味2.0
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

努力する姿勢が見たい

この店のファンとして、新しいご主人を応援したいので、あえて辛口レビューさせて頂く。前大将が高齢を理由に引退されてから約2年半、町が用意したという新しい職人さんである、現ご主人に引き継がれてから初めての訪問となった。店内は基本的には変わっていなかったが・・・

■並握り 1,000円

基本的にマグロが美味しい店だったが、今回のマグロ自体は同じ味わいで質も上々、懐かしい。ネタの構成やカットの基本的部分は、前大将のスタイルを踏襲しているが、やはり改悪とも捉えられかねない部分も多くあり。まずは全体的なネタのカットが雑である。

決定的に異なり、好みになれないのがシャリ。前大将は、人肌を基本にやや柔らかめで、北海道的に見れば酢も多少効かせた味わいだったが、現在は冷めていて固め、酢味も穏やかである。更には技量的問題か、固く握るので、寿司自体が少々ドライ&ヘビーなのだ。玉子もサンドするスタイルから、一般的なものに変更、ボソボソな食感と雑なカットに不満。巻物も、写真を見れば一目瞭然、実にラフである。一見は変わらないお吸い物も、出汁感が弱まった印象だ。更に言えば、ネタケース内の様子も以前とは異なり殺風景だ。

新しいご主人の接客スタイルは寡黙。悪気や嫌なものは感じないが、もう少し積極性があっても良いだろう。ししゃもの漁期以外に訪問してきたお客がいたが、「漁が無いのです」と説明したのみ。わざわざ足を運んでくれたのだから、どちらから来られたか?等のコミュニケーションをとるなり、ししゃもの天ぷらや焼き物は扱いがあるのだから、それを勧めてみる等の積極性が出来れば欲しい。

前大将は、「寿司職人はカウンター内で踊るもの」等と表現されていたが、たとえ経験不足で綺麗に踊れずとも、積極性というものは、気持ち次第で出せるもの。50年以上握り続けた前大将に、いきなり近づく事は無理な事で、必ずしも「そっくり真似る」事はしなくても良いとは思うが、「大豊寿司」という暖簾を受け継ぎ、この店を愛した顧客やファンがいる以上、守られてきた味わいや技量に敬意を持ち、近づいていこうという姿勢を見せなくてはならない。お客はそれをしっかりと見ているはずだ。幸いな事に、この店に長く勤められている女性パートさんらは変わっていないので、力を借りて頑張って頂きたい。


2018/11/04 更新

1回目

2015/03 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-

【大将引退】真の職人魂は永遠に・・お疲れ様でした。

【2015/03 最終訪問】

職人人生55年 むかわ町の地で36年目

ししゃも寿司を考案、全国にファンを持つ「大豊寿司」の大将(マスター)が3月をもって引退する。

「踊れなくなったから」

「店は役者の舞台と同じ。一生懸命仕事をして、お客さんを満足させられなければ、職人は終わり」

歯切れの良い言葉は高齢を感じさせないが、若い頃はカウンターの客の注文すべて頭に入ったものが、10年ほど前からメモに頼るようになるなど、衰えを感じてきたという。引退は、今年の元日に決意した。

新冠町出身。15歳で千歳市内のすし店へ修業に入り、1979年に妻久子さんの故郷、鵡川町(当時)で開店した。同年から、大量に捕れる地元のシシャモに付加価値を付けようと、シシャモずしを店に出した。ところが、シシャモは生臭く、地元でも生で食べる習慣がなかったため評判は良くなかった。町内の飲食店仲間2人と研究会「三友会」をつくり、生臭さを消す調理法を試行錯誤。「いけるようになるまで15年かかった」と振り返る。その後、10月から11月にかけての漁期になると、町内の複数の飲食店がシシャモずしを提供するようになり、旬の味を求める観光客でまちがにぎわうようになった。

アイデアマンで、地元酪農家のチーズをすしねたに使ったり、町出身の鈴木章北大名誉教授のノーベル化学賞受賞を記念して白身魚のスズキを使った「かっぷりんぐ丼」を当時、メニューに加えるなど、まちをPRした。

店の近くに寮がある鵡川高野球部員を、15歳ですし修業に入った自身と重ね合わせて応援。大会前に景気づけのケーキを差し入れ、過去3度の甲子園出場時には、すしを振る舞って送り出した。

前川さんは「趣味や道楽がないから店を続けて来られたのかも。最後の日まで、お客さんに迷惑をかけず100パーセントの仕事をしたい」と話す。

 
                                    (某地方紙より)

上記が引退の理由なのだが、特に告知をせずに静かに去ろうとする姿勢も、男気溢れるマスターらしい。
むかわの街を寿司で有名にした功労者、そしてその城(店舗)の存在を、町が放っておくはずは無く、
町が外部から招聘した若手寿司職人二名が、現在マスターの元で「即席修行」を行っており、4月(未定)
から営業を引き継ぐようだが、数十年培った経験と勘を超短期間で引き継ぐことはまず無理であり、
お客としては「別の大豊寿司」として、これからも応援したい。(2017年現在は、質、価格を含め、完全なる別物のレベルだと思われます。改善願いたい)


どんな日も、朝早くから店の前を一人で掃除 (清潔感、衛生観念が豊富です。マスターの白衣を見ても解ることでしょう)

店の外にまで強烈に響きわたる「いらっしゃいませ!」の大きな声!(びびるほど・・そして逸話ありw)

せっせせっせ!せっかちに素早く握るリズム感(これ、とても素早いです)

気が遠くなるほど膨大な量を一人で仕込み、一人で握り続けた体力(立派です)

気配り 目配り お客に付かず離れずのさりげない距離感 (男気あります)

何よりも美味しい美味しい握り寿司 (これ本当)


いつも当たり前のようにあった大将の姿を見られなくなる事は寂しい。そして大将の息子ほどに歳が
離れた私が言うのも生意気なのだが、真の職人とは、大将のような人のことを言うのだろうと思う。

連日別れを惜しむ常連客で店は賑わっているが、大将の背中には、どこか「やりきった」と言う清々しさ
が感じ取れる。最後、お別れの時にかけてくれた「仕事人」としての熱いエールは決して忘れまい。


大将、長い間お疲れ様でした。いつも美味しい寿司をありがとう、そしてご馳走さまでした。

むかわ町「大豊寿司」よ、永遠なれ


※3月はししゃも寿司の取り扱いがありません

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【2014/11中旬】

本年度ラストの「ししゃも寿司」をラッキーな事に今年も味わう事が出来ました。
今年のししゃも漁は、天候も荒れた日が多かった事もあって不漁。仕入れ値も高かったそうです。
ありがとう、マスター!

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【2014/08下旬】

一足先に「静内産ししゃも寿司」を味わう。
うーん、上品で繊細な旨み、美味しいな。10月からの「むかわ産ししゃも寿司」の登場が待ち遠しい。

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【2014/07】

今年も入荷しました「支笏湖産チップ(姫鱒)」。トロリとした食感、清らかなる湖が育むその味わいはまさに「神秘的」(ちょっとオーバーかな)。毎年この時期限定の味覚、やはり旨い!

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【2012/12/27】

仕事納めは事務所での食事となるため、実質今年最後の「仕事昼食」は
こちら大豊寿司となった。

いつもは「上生 1,250円」ばかりだが、最後くらいは・・・と「特中 1,800円」
注文。ちなみに更に上の「特上」も2,200円とお得価格だ。

内容は、写真のネタにイカ・サーモン・カニ、そしてお吸い物が付いたが、
頻繁に現れる私には、「気まぐれ握り」のようにサービスしてくれる事が
多いので、写真の内容はあまりアテにしないで頂きたい。(スミマセン)

気軽に楽しめる町の寿司屋さんが「元祖ししゃも寿司」という伝家の宝刀を
手に入れたような存在の店。ネタは新鮮であり、少し柔らかめのシャリが
個人的には好みの店だ。

そして寿司と共にいつも提供してくれるものは「元気」。
「〜から元気をもらう」という表現は使い古された感じではあるが、
いつも大声でテキパキ・キビキビ、はつらつと仕事をこなす大将を見ていると、
「自分は疲れた等、言っていられないな」と思わせられる。

今年もご馳走様でした。そして来年も美味しい寿司と元気をお願い致します。


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【2012/11】

海が異常だ。

1年おきに豊漁/不漁を繰り返すはずの「ししゃも漁」は昨年に続き「不漁」。
よって通常11月10日過ぎには終了する漁も今年は1週間延期との事。

この店を日常利用している私にとって、お客でごった返すこの時期は
「訪問お休み期間」。しかしそろそろ落ち着いた頃だろうと先日訪問。

いつもの「握り」を注文。

するとマスターは「今年最後のししゃも寿司だよ!」と2個混ぜてくれた。
ラッキー!ありがとう。

シーズンラストのししゃもは、やはり遡上直前の魚体。脂っ気は控えめと
なり、その分「身の旨み/締まり」が増した印象だ。これも美味しい。

今年は「不漁」で浜値が高騰、それでも遥か遠方から「ししゃも寿司」を
味わうために来てくれるお客様のために、価格は据え置きで提供し続けた
マスター、今年もお疲れ様でした。

シーズン1日 100〜200客・・・


ししゃも寿司のみの超単純計算で 1日寿司1,500個以上

漁期約1ヶ月間で 寿司450,000個以上・・・

それをたった一人で数十年握り続けているバイタリティには脱帽。

その溢れるばかりの元気は一体どこから来るのだろう。

マスターにとっては若輩者の私が「疲れた疲れた」等とは言っていられ
ない。

むかわ町は静けさを取り戻し、私にとっては「通いやすい大豊寿司」に
戻って嬉しいと思う反面、寂しいな・・・と思う事も事実。

毎年のことだ。・・・時間は流れている。


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【2012/08】

今年も出ました「ししゃも寿司」。大差は無いがやっぱり違う鵡川産ししゃもは10月から漁が解禁。夏のこの時期は道東産、主に静内産のししゃもが食べられます。この時期のししゃもはまだ産卵前、比較的沖に居るので、メスは卵に栄養がとられておらず、オスも身が締まり・・尚且つ脂乗りが良いのが特徴です。秋口のししゃもと比べ、より淡白で程よく主張する「夏ししゃも」の脂感と繊細さを堪能してみては如何でしょうか?ししゃもの仕込みは「経験と感覚」そして長年で培ったノウハウ。ししゃも寿司を扱う店は増えましたが、やはり「元祖」はいまだに質が異なります。お試しあれ!

※ししゃも寿司は漁の状況で提供出来ない場合があります。電話での確認がオススメです。

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【2012/06】

5月末日、いつものランチで寄った際に「マスター、明日から支笏湖のチップ漁が解禁ですね」と問うと・・・「あ、そうだった!」との返答・・・どうやら忘れていたらしい(笑)

そして本日、いつものランチで訪問、チップがメニューにあった(安心)。

日本有数の透明度を誇る支笏湖、貧栄養湖で魚類の生態は未だ解明されていない事が多い。遠い昔、道東の湖から移植されたチップ(姫鱒)は、支笏湖の神秘的でストイックな環境が育むのか、魚体が大変美しく、食味も抜群だ。

一般的な鱒類の味わいなのだが、旨み成分が濃く、身も締まって美味しい!今回も相変わらずせっかちで大雑把系の「大豊寿司らしい」握りなのだが、改めて感じた事はチップの美味しさは勿論、シャリの状態が良い事。勿論好みはあるが、程よく柔らかく穏やかな酢具合・・・地元むかわ産の米を使用したシャリは、握り50年の経験で絶妙な寿司として出来上がる。

この時期ならではの「支笏湖産チップ」、大変魅力的な味わいだと思うので、機会があれば試してみてはいかがだろうか。

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【2012/03】

現在はシューイチペースで通っている。店内を見渡して最近気付いた事…それはシャリに生産者限定の地元むかわ産ななつぼしを使用している事。食味に関してはコシヒカリにはまだまだ及ばない北海道米ではあるが、寿司のシャリとしてはコシヒカリの粘りを嫌う職人が多い事も事実。但しここのマスターの場合は食味を考慮する事は勿論だが、それよりも「むかわ町」を何とかして盛り上げよう!という情熱で北海道米を選択しているような気がする。寿司はたまに大雑把な事もあるのだが、やはり好きな寿司屋さんだ。

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【2012/01】

一月の訪問、いつものように「上握り」を注文すると、マスターが「おせち丼食べな!」と一言。「おせち丼??」と思ったが、言われるがままに注文。マスター曰く「じゃらん」等とのタイアップで年明けすぐにはかなり混雑したらしい。

出されてビックリ!なんじゃこりゃ〜(笑)てんこ盛り!マスターは「正月を意識した!」と豪語。なるほど、紅白(サーモン・白身)、昆布・栗・ししゃも甘露煮・かずのこ(おせち)、車海老も正月っぽいね(笑) このボリュームで1,000円は安い!でも量多過ぎ。頑張って完食すると、「よく食べたな!大抵のお客さんはシャリ残すんだ。」との事…おいおい先に言ってくれ〜!頑張って食べたんだから…(笑)私がいつも大食いな事を解っているマスターなので、さらに少しシャリを多くしてくれたようだったので…かなりキビシカッタ(笑)

味のバランスは度返しの言わば「企画もの」の寿司だったが、正月らしくて、何より豪快でサービス精神旺盛なマスターの人柄が反映されているようで満足!1,000円という価格もめでたしめでたし!この商品は1月17日で終了したが、また何か企みそうな雰囲気だな。

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【2011/11シーズン最終盤】

今年のむかわ町の「ししゃも漁」は終了した。寿司として「むかわ産」を味わえるシーズン最終盤に訪問。混雑を避け平日のAM9:45に入店、もちろん「ししゃも寿司」を頂く。 魚体のサイズに合わせ握りは細め、この頃のししゃもは「より魚感のある味わい」とでも言おうか、身が締まり、味わいがはっきりとして歯ごたえもうっすら感じられる。醤油で頂く事は勿論、手仕込みの「むかわ塩」で頂く繊細風味も良し。早い時間だったせいもあるのか、シャリの具合も最高。シーズン最盛期では難しいかもしれないが、比較的空いている早い時間帯は最も状態の良いししゃも寿司が頂けるようで良い。

ししゃも寿司が初めての場合や、本質を味わいたい場合は「歯ごたえ・味わい」のシーズン末期(むかわ産)、繊細さと初物感を楽しみたい場合は「滑らかでとろけるような食感・脂乗り」の夏場(道東産)がオススメだ。

今シーズンは「ししゃも不漁」だったようで、折角足を運んでくれたお客にししゃも寿司を提供出来ない事も多かったようだが、やはり戦場のような1ヶ月半を一人で握り続けたマスターには「お疲れ様でした、そして今年も美味しい「ししゃも寿司」をご馳走様でした」と言いたい。

※11月以降も「道東産」としてのししゃも寿司や、天ぷら・焼き物等は楽しめるようなので、電話で確認してみる事がオススメです。

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【2011/07】

「今年もまた「ししゃも」がやってきた」

通っている大豊寿司、6月は支笏湖産チップが最高だ。日本有数の透明度を誇る支笏湖のチップは他の物と比べ、色艶・味わい共に群を抜いている。このチップを寿司で頂く事は、毎年この時期ならではの幸せ感。

そして先日、いよいよ店頭に「静内産ししゃも寿司」の看板が!むかわ産のししゃもは漁期は10月からだが、近郊水域の静内(日高)産のししゃもは毎年この時期から水揚げされる。夏場のししゃもは脂乗りも良く、寿司向きとも言える。勿論むかわ産のししゃもを秋に地場で頂くのが最高ではあるが、私としてはこの時期のししゃもも捨てがたい…と言うよりは是非味わいたい魅力でいっぱいなのだ。店も比較的空いているしね(笑)

ししゃも寿司をある程度経験された方への私のおすすめは「上握り1,100円」。マグロ等の質も最高だ。例えばそれに「ししゃも寿司」を2カン(300円)を追加しても1,400円(税別)と比較的リーズナブル。きっと価格以上の満足を得られるであろう。

大将(マスター)は相変わらず元気だ。朝も早くからせっせと店外の掃除。そして場合によっては朝9時前にはすでに暖簾が掲げられていることも(笑)「せっかち」を絵に書いたようなマスターではあるが、仕事をきっちりこなすという点でも「愛すべき・尊敬すべきせっかち」である。寿司も次から次へとあっという間に出されるしね(笑)

大豊寿司は「ししゃも寿司」が注目されがちではあるが、普段の寿司も大変魅力的だ。人肌の温度のシャリは酢の味わい・粘度を含め私好み。何より「ししゃも寿司」の季節、あの戦場のような忙しさを知っている人なら解るとは思うが、あの客数…あの寿司の量を「大将一人」でこなす。おそらく寿司を握った数は、他のどんな板前さんよりも圧倒的に多いのではないだろうか…そんな経験から握られる寿司は自分的に最高の一言。人口の少ないむかわ町という土地柄、ネタの仕入れや回転にご苦労されているとは思うが、そんな条件下でもネタは上々、それ以上。

またあの「戦場のような」・・朝から行列のシーズンがもう少しでやってくる。あの量を一人で握り、そして閉店後・早朝はまた凄い量の仕込み…私を含め「お客」は美味しく味わうだけなのだが、おそらく仕事は半端無い大変さであろう。先日何気ない会話の中で見せてくれた「ペティナイフ状」に改良、研ぎ澄まされた「ししゃも用」の包丁には、ただならぬこだわりを感じた。ししゃもは皮の処理が一番難しいらしい。

たまに「元祖」だとか「どこよりもししゃも寿司が美味い」だとか、私は事実だとは思うのだが、言わば「よいしょ」的な言葉を掛ける事がある。そんな時マスターは決まって、はにかみながら謙遜するだけ…他の寿司を否定する事は全く無く「皆でししゃもを盛り上げられたら…」と言葉少なげにかわすのみ。そんな姿には「貫禄」と「自信」を感じる。

バイタリティは半端無いマスターもややご高齢。無理せずにとは言っても無理なのだが、今年もお体には気を付けて…むかわ町が一番輝く時期を、その愛すべきカリスマ性で乗り切って…そして引っ張っていって欲しい。そして今年も美味しい寿司を食べさせて下さいと願ってやまない。

※漁の状況によって「ししゃも寿司」が提供出来ない日もあります。電話確認がおすすめです。

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【2011/04】

ししゃもの季節が過ぎてもやはり通っている大豊寿司。この店はししゃも寿司以外でも、比較的安価で美味しい寿司を頂ける店なのだ。

最近お昼に良く頂くのは「上握り1,180円」。握り六巻に軍艦2個、そして鉄火巻一本と吸い物が付き、内容・お腹も十分満足。又、腹ペコ時等、少し足りない時には握りの「関さば」をオーダーする。200円と安価であり、味わいも満足。それを足しても自分のランチ予算の上限1,500円にもギリギリおさまる。

そして最近頂いたのは「カップリング丼」。むかわ町出身の偉大なる学者「鈴木教授」のノーベル賞受賞(鈴木カップリング)にあやかって考案されたメニューのようだ。内容は「スズキのオリーブオイル和え(鈴木)」そしてカップリングをイメージしたという「卵の黄身の味噌付け」そして「メデタイ」受賞の「クロダイ」…ベタな洒落と言えばそうかも知れないし、味わいとしては黄身の味噌漬けやスズキを含めたネタ全般が淡白であり「話のネタ」にいかが?程度にも感じたが、アイデアマンのマスターの発想と行動力には脱帽。

ここの寿司は「繊細」というよりも「豪快」という感じであり、定番「ししゃも寿司」他、マスターの威勢の良さとサービス精神が目立ちがちではあるが、寿司を握って50年以上(半世紀以上!)という経歴は素晴らしいし大変貴重だと思う。経験からしか出せない「何か」があるはずだろうし、そしてその何かをはっきり理解出来る位に色々な寿司を食べてみたいと今は思っている。
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ここも好きで通っている店である。給料日等…給料日後等…給料出た後だけ(泣)

言わずと知れた「ししゃも寿司」の元祖、大豊寿司。元気の良いというか元気が良すぎる大将(マスター)の「いらっしゃいませ!!」の怒鳴り声…いやいや掛け声(笑)は、初めて訪れる人はびっくりする程の勢い・声量である。高校野球好きでサービス精神旺盛な大将、人柄も温かい。

毎年10月・・・むかわ地区もししゃも漁が解禁となり、高速道路の開通で少し元気が無くなったむかわ町も束の間の活気を取り戻す。人そして人…全道は勿論、全国からも「ししゃも」を求めお客がこの町に集まってくる。むかわが一番輝くシーズンである。

ししゃも寿司はその昔、獲れすぎて割りと粗末に扱われていたししゃもの有効活用をと、同店の大将が寿司ネタとして活用したのが始まりとされている。知人曰く、昔は「ネコも食べない」程の存在・扱いだったらしいので驚きだ。やがて時は経ち、水産資源の枯渇が顕著になった現在、もはやししゃもは高級魚。グルメ雑誌等のメディア紹介等により、今では漁期ともなればちょっとしたパニックに成る程「ししゃも熱」が過熱していると言っても過言では無いであろう。

ししゃもはデリケートな魚。寿司として扱うには丁寧で繊細な仕込みが必要不可欠との事。そこに何十年にも及ぶ経験と技術・勘が加わり、もはや大豊寿司のししゃも寿司は、他の店では真似をする事が難しい程の完成度を誇っているようだ。1人前、握り6巻とピリ辛に味付けされたししゃもの卵の軍艦2巻、そして吸い物で構成される「ししゃも寿司」は税込み1,050円という価格にも充分満足出来るが、何と言っても美しい艶、口に入れ噛み締めると、淡白であるが上品にししゃもの香りが鼻に抜ける風味にバランスのとれたシャリが絶妙のハーモニーを奏でており秀逸である。一つ、二つとどんどん進む。間、ピリ辛の軍艦も良いアクセントとなっており、商品としての完成度は高い。

10月から始まり11月半ばまで、不定期ではあるが漁が終了し、ししゃも寿司が提供されなくなるまでの大よそ1ヶ月半の大豊寿司は言わば戦場となる。朝からお客が並び、外には行列…でもこのししゃも寿司があれば並ぶも楽し。この時期ならではの雰囲気も味わいたい。

裏技的ではあるが、毎年同店では8月後半から「静内産」のししゃもを使った寿司を提供する。夏場のししゃもは秋口のものに比べ脂乗りが良く、寿司ネタとしてはこちらのほうが向いているとの声も。逆に焼いて食すのであれば脂が多過ぎて寿司には向かないようだ。焼き物ならば魚体も大きく成長した秋口のオスがオススメのようである。夏場のこの時期は比較的というか全く混雑する事無く落ち着いてししゃも寿司を頂ける(悪天候で漁の無い日を除く)ので、私としては9月上旬頃に利用する事が多い。

ししゃも寿司の他、天ぷら等のメニューもお勧めだ。サクッと香ばしく揚げられた天ぷらは、私の同行者も目が無い。寿司よりも天ぷらが好きな位である。

ししゃもの時期以外にも「生ちらし」や「刺身定食」等、割とお得でボリューム満点なメニューや、6月の「支笏湖産チップ」寿司、そして地元牧場から提供される風味豊かなチーズを山わさびで頂く「チーズの握り」等、美味しく楽しいメニューもある。決して高級寿司店のようなプレミアム感は無いが、回転すし店等では味わえない、高いポテンシャルの板前握り寿司をカウンターで気軽に味わえるので、年間通じて利用させて頂いている。

いつまでも元気に、そしてうるさい位のテンションで(笑)…伝統の味わいと人柄の温かさを提供し続けて欲しい…そう願っている。

  • 【2015/03】大豊寿司 最後の握りです

  • 大将、お疲れさまでした

  • 大将、お疲れ様でした

  • 笑顔が清々しい!

  • 【2015/03】最後の赤身

  • 【2014/11】ラストのししゃも寿司

  • 【2014/08】

  • 【2014/08】

  • 【2014/08】

  • 【2014/06】支笏湖産チップ(姫鱒)

  • 【2012/12】特中握りの一部 1800円

  • 【2012/11】自称「流れ星握り」(一例)

  • 【2012】最後のししゃも寿司

  • 自称「流れ星握り」(一例)

  • 自称「流れ星握り」(一例)

  • 【2012】夏ししゃも(静内産)

  • 支笏湖産チップ

  • 生つぶ

  • アジ

  • 【2012/06】支笏湖産チップ

  • 【2012/06】えんがわも美味しいね。

  • 【2012/03 上握り】

  • 【2012】おせち丼1,000円

  • 【2012】おせち丼1,000円

  • ししゃも寿司(2011/11シーズン終盤)

  • ししゃも寿司(2011/11シーズン終盤)

  • ししゃも寿司(2011/11シーズン終盤)

  • 宝石のような「夏のししゃも寿司」

  • この日もマグロが良し

  • また来ました・・この季節

  • 6月のお楽しみ・支笏湖産チップ

  • 上握り〜いつもマグロが上質

  • 上握り〜鉄火も良し!

  • 旬のウニも・・

  • 吸い物も本格派!

  • 大将、まだ朝9時ですよ〜!(驚

  • 上握り

  • 上握り

  • 上握り

  • 関さば

  • カップリング丼

  • ししゃも寿司

  • ししゃも寿司

  • ししゃも天ぷら

  • 支笏湖産チップ(姫鱒)

  • 根室産秋刀魚

  • 生ちらし

  • 生ちらし

  • 刺身定食

  • 握り(梅)

  • チーズ握り

  • チーズを使ったチラシ(じゃらん連携・販売終了)

  • 塩辛

2017/09/18 更新

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