kyo極さんさんのマイ★ベストレストラン 2013

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kyo極さんのぶらり食い歩き~A級からC級グルメまで~日本から海外まで~

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kyo極さん (男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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個人的な2013ランキング

1位:オーベルジュ・ド・リル
クラシックスタイルの料理自体は、ココより上はありますが、このクラスのレストランでのワイン持ち込み可は秀逸です。古酒など抜栓の踏ん切りがつかない時にお奨め(Eトゥールなどでの古酒抜栓はリスクが高過ぎます)。
ひらまつ経営のためワインに理解あるけど料理はひらまつ系とは違う所がミソでしょうか。

2位:岩さき
こじんまりとした店ながら料理に隙がなく、家族が一体となって頑張っている雰囲気が非常に良かったです。
ほっこり「和」という感じでしょうか。

3位:桜田
椀物に限って言えばこちらが最上でした。吸い地がシャープでしんじょうのふわふわ感が尋常ではなかった。

4位:ナリサワ
オリジナリティを評価。料理もエコロジーな時代?
都会のど真ん中で「森と共に生きる」という…都会的センスですね…。

5位:いっしん
肉割烹というジャンルを完成させつつあるのが凄いです。

6位:なかひがし
野草を洗練させた料理に昇華させようという姿勢を評価です。

7位:じき宮沢
京都の中では濃い創作和食だけれど、完成度高い創作料理があったのも事実。

8位:紫くろ喜
ラーメンから選出しました。無化調は当然ながら、和食出身店主の織りなすラーメンセンスは真似できない代物です。

9位:丸山桔平
トンカツから選出。衛生管理の行き届いた豚をレアに揚げるスタイルは、今年のトンカツ界の激震ともいうべき出来事でした。食品安全性の高い日本ならでは。

10位:ひみつ堂
スイーツから選出。今年は天然氷が話題になりましたが、当方にカキ氷の美味しさを教えてくれた店として入れました。


11位番外編:恵比寿くろいわ
料理は和食を食べ付けている人にはツッコミ所多いと思いますが、日本酒のデギュスタに対する評価です。フレンチのグランメゾンではワインも豪奢なのに、高額和食では日本酒が釣り合わない事が多過ぎます。アンチテーゼとしての意義で入れました。

総じて今年は海外での洋物レストラン訪問があったため、国内は和食中心となりました。
以前と違い、色んなジャンルから選出してみましたのでガラッと雰囲気が変わって面白いですね。

マイ★ベストレストラン

1位

オーベルジュ・ド・リル トーキョー (六本木、乃木坂、麻布十番 / フレンチ、イノベーティブ)

4回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2018/12訪問 2019/03/04

一軒家洋館の雰囲気はここならでは 

この日は久々のオーベルジュドリル。

一軒家洋館の雰囲気はここならではですね。
最近の予約困難店とはまた違う趣き、風情を持ち合わせています。

今回も楽しみました〜(*・ω・)ノ

今回のメニュー
⭐️帆立貝のカルパッチョ カリフラワーのムース
⭐️キャビアとフィンガーライムを添えて
⭐️ビーツ、ジャガイモの根菜とオマール海老
⭐️フォワグラのポワレ、白トリュフのヴィネグレット
⭐️舌平目のムニエル、大麦、カボチャ、イカのフリカッセ
⭐️黒毛和牛ロース肉のポッシェ、トリュフ風味
⭐️チーズ
⭐️プレデセール
⭐️アイリッシュコーヒーのサバイヨン、モルトウイスキーの香り
⭐️カフェ
⭐️小菓子


年末に訪問した時のメニューは以下。

モダンフレンチが台頭して、瀟洒な雰囲気のフレンチ店は少なくなっていますが、
ゆったりとフレンチを楽しむにはやはりここは外せませんね。

今回のメニュー
⭐️アミューズ
⭐️白トリュフのブルーテ
⭐️オマール海老のタルタル
⭐️黑鮑のベニエ
⭐️喉黒の天火焼き
⭐️青首鴨のロティ
⭐️フランス産チーズ
⭐️ブレデセール
⭐️クエッチのポシェとレモンクリームのクルスティエン
⭐️カフェ
⭐️小菓子



Instagram: kyogokumantaro

久々の再訪です✨

やっぱりワイン好きであればひらまつ系は外せないですね。

個人的にいつも思うのは、本気でワインを楽しむにはある程度店の規模がある事が必要だと思っています。

ワインのストックもですが、温度管理が絶対。飲み頃の温度は泡、白、赤で異なっており、客を待たす事なく最適なタイミングで出す為には、異なる温度で管理した複数のセラーが要るし、コルクがぼろぼろの古酒ともなれば抜栓の経験が物を言うので、熟練したソムリエが不可欠です。

こじんまりとしたビストロでオススメの物を堪能するのも個人的に好きですが、ここぞという時にはしっかりとした店に行きたい。時々、小さな店で泡のボトルがなかなか出てこない時は、要はセラーの数や大きさが足りていなくて急いで冷やしていたりします。

今回は特別に用意してくれた雷鳥が印象的でした(^ω^)

雷鳥は、日本では天然記念物に指定されているのでこっそり食べない限り(ブログなんかに国産雷鳥を出してる店もあるけどいいの?)捕まってしまいますが、フランス産は別。

パロンブが上品さを極めたジビエなら、雷鳥はジビエの独特の癖を極めた様な味わい。形容し難い独特の癖があるんですが、妙に後を引くんですね✨

貴重な食体験でした(^ω^)

⭐️ボタン海老のマリネ キャビア添え
⭐️猪のテリーヌ プレスコフ
⭐️オマール海老のラグー 赤玉葱とコキヤージュのフライシュナカ 白トリュフの香り
⭐️天然平目のポワレ セップ茸の春巻き
⭐️雷鳥のロティとジャガイモのガレット ミルフィーユ仕立て トリュフソース
⭐️チーズ
⭐️プレデセール
⭐️マール・ド・ゲヴェルツトラミネールのスフレグラッセ
⭐️カフェ
⭐️小菓子



【再訪】
再訪しました。株主という事もありますが、ちょいちょい使ってしまいますね(^ω^)。
12月という事もあってかなり混んでいましたが・・・。

料理は写真の通りです。

今回堪能したワイン

☆クリュグのクロ・ド・メニル1996
☆ジャン ノエル ガニャールのバタール モンラッシェ1988
☆シャトー・ラフィット・ロートシルト1996

いずれも珠玉の逸品ですが、個人的にクロ・ド・メニルは初めての体験。
畑勝ちと言ってしまえばそれまでかもしれませんが、さすがに美味しかったです(●´ω`●)
クリュグの最高峰キュベは伊達じゃないですね…(。゚ω゚)
お値段はヒミツですw

【再訪】
年末、身内と再訪しました(^◇^)

今回のメニュー
☆鮪のマリネと彩り豊かな彩り豊かな大根のサラダ
☆ズワイ蟹とビーツのガトー仕立て
☆オマールエビとセップ茸ラグー
☆帆立貝とヒラメのポワレ
☆フランス産乳飲み仔牛のロティ
☆蝋燭に見立てたデザート~オーベルジュ・ド・リル風~


今回のワイン
☆アラン・ロベールのル・メニル1982
☆ピエール・モレのモンラッシェ1988
☆ピエール・ダモワのシャンベルタン2002
☆シャトー・ラフィット・ロートシルト1996

今回も珠玉のワインを堪能して満足満足(●´ω`●)
当然ですがアラン・ロベールは持ち込みであります(←単なる自慢デス(^_^;))。

どの店もそうですが、やはりソワニエ・クラスになっていると
基本的に満足度は段違いですね。

色々な店に行くのも良いですが、相性の良い店は掘り下げていくと
違ったものが見えてくると思います。

【再訪】「巨匠達と珠玉の時間を過ごす!」

リルが主催するガラディナー(ソワニエ限定。一般は株主も含めて不可)に参加してきました(^ω^)

こちら、アルザスの三ッ星レストランの日本出店なのですが、
今回は、フランス3大料理人に数えられる本店総料理長「マーク・エーベルラン」、
ソムリエ世界チャンピオンでもあるシェフソムリエの「セルジュ・デュプス」が来日するという夢の様なイベント。

イベントなので詳細は省きますが、料理フルコースにワインフルコースデギュスタ形式。
日本のスタッフには申し訳ないですが、アルザス色溢れる料理、ワインで、今までで一番の出来でありました。
特に今回のソースは秀逸で、メインの仔鳩のパイ包み、ペリグーソースに合わせられたシャトームートンで、
当方の口福は絶頂になってしまった・・!!  ブヒヒ~ン(^ω^)
(ムートンは3時間前の自然抜栓で、タイミングも完璧!)

メイン後は、仏語通訳を通してセルジュとワイン談義となりまして、目から鱗が落ちる様な内容の数々、、。
一ワインラヴァーとして至福の時間でありました(^ω^)。

また、今回は、経営元のひらまつグループのオーナー、平松氏自らコックコートを着込んで駆け付ける気合いの入り様。
当方、シェフとしてだけでなくバランス感溢れる経営センスを併せ持つ氏の一ファンでして、
株式も所有している位なんですね。最後、一緒に写真まで撮らせて頂きました(^ω^)。
またガラが開催される時には参加したいと思います。

【再訪】
祝い事のため再訪しました(^ω^)
やはりワインを料理と共に堪能するならココでしょうか。

今回のメニュー(詳細省略)
タラバ蟹とマンゴーのカクテル
帆立と季節野菜のコンソメジュレ
トリュフのロワイヤル
オマール海老のラグーとセップ茸のリゾット
鴨のロティ、サルミソース
腿肉のコンフィのサラダ
デセール

帆立は燻香が付けられており、味わいも○。
鴨は前月のアピシウスでもサルミソースでしたが、こちらの方が血合いの風味を強調しておりました。

で、今回はホストがお祝いのケーキを頼んでいたのですが、コレが超巨大!
ヴァローナのチョコレートで造られてまして、薄くスライスした栗が沢山挟みこんでありました。
この手のお祝い用ケーキ、お味が伴ってない事多いですが、どっこい、かなりのレベル。直接フォークを突き刺しました(笑)

今回のワイン
シャンパンは
ブルーノ・パイヤールのル・メニル1990、マグナム(同席者持込み)
スティルは
白のバタモン1989(当店リストから)

赤は「当方の秘蔵品」である
マダム・ビーズ・ルロワのロマネサンヴィヴァン1992
正直、「1人娘を嫁に出す思い」での放出です…(泣)。
ルロワなのでお婆ちゃん子だったワケですが。投資対象として考えれば、ジャイエの様に高騰する事間違いないけれど、
賞味するには今がピークと判断した次第です。
オフヴィンのため全体に派手な香りはないですが、DRC香の様なニュアンスも感じまして、
やっぱりDRCに造りが近いのかねぇ、なんて話しました。
ルロワの代名詞であるビオディナミが黎明期で、片鱗を垣間見る事が出来た瞬間でありました。

食後酒
シャトーディケム1985(当店リストから)

いつの間にかソワニエ扱いされている気がしますが…(笑)。
豪勢に見えるディナーですがワイン持ち込み(持ち込み料はかかりますよ)もあり、実は想像程の料金ではありません。
株主であれば20%割引ですし。
正直、至高レベルのワインは所有しても開ける機会がない、というのはワイン好きなら皆思う事。
古酒になれば抜栓技術が必要なため尚更ですが、ここであればその心配はありません。

ワイン好きであれば知っておくべき店と考えます。


【2013.5】

今回は、いわゆる個室パーティプラン。個室を借り切ってお店と料理やワインなど色々相談して
決められます。

料理は、印象に残ったものを中心に、
フォワグラ、黒鮑のポワレ、肝ソース、仔牛のロースト、ホワイトアスバラとオマール(だったと思う)、
桃のコンポートなどのメニュー構成。
Hostの意向でカスタマイズされた部分もあるかと。
輸入が解禁になったばかりのフランス産仔牛も含まれていました。

今回のワインはほぼ持ち込みですね。当方のコレクションではないですが…。
シャンパンは
アランロベール1980
スティルワインは、
コルトン1980
ロマネコンティ1980
の持ち込み。
デザートワインは店のストックから、イケム1976を注文しました。
持ち込みのため詳しくは避けますが、いずれもなかなか味わえない品ばかり。
イケムも飲み頃で美味しかった。

記憶に残る絢爛豪華な晩餐でした。
料理はいずれも素材の持ち味を生かしきっていて、奇を衒った何を食べているか分かりにくいガストロミックなものとは
一線を画すスタイル。良いワインを合わせるに適した料理の数々と言えます。
ここのレストランは経営が入れ替わったりしていますが、どの時代も感動を与えてくれ続けてますね。
ここぞという時、個室を借り切って晩餐会を開く時はかなりお勧めであります。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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2位

岩さき (烏丸御池、二条城前、丸太町(京都市営) / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2013/09訪問 2013/10/25

真摯かつ隙の無い料理の数々、岩さき

京都和食で評判の良いこちらに友人と伺ってみました。
今回の京都旅行では、他の目当ての店が夜のみという事もあり、昼での訪問です。

繁華街から距離があるため、客層も非常に落ち着いた雰囲気。
こじんまりとしていながらも趣味良い内装でした。

先付け(賀茂ナス)
しんじょ腕
お造り
焼き物(鯛)
栗おこわ
鍋物
御食事
梨と蓮根餅
といった内容だったかと思います。

五千円のコースに烏龍茶を適宜追加しました。

正直、こんなに真面目な料理を食べたのは久々ですね。
料理に隙が無く高いレベルで纏まっていて、最後の蓮根餅までなかなかの美味しさでした。

当方、カウンターで仕事ぶりを観るのが好きなのですが、
手入れが行き届いて日本刀の様に研ぎ澄まされた包丁を見て主人の真摯な姿勢を感じ取る事が出来ました。
山葵も主人自身が提供直前に摩り下ろします。

こちらは家族で営んでいますが、役割分担がしっかりしていて、家族経営にありがちな素人っぽさがありません。
ミニマルなスタイルに感心した次第であります。
家族のサポートがあるからこそ御主人が料理に集中できるんですね~。

京都は和食の層が厚いと改めて感じました。
京都訪問時の候補がまた一つ増えました。次回は夜に来たいですね。
(今回、写真は他の客が来る前のみにしてます)

  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

桜田 (四条(京都市営)、烏丸、五条(京都市営) / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2013/01訪問 2013/01/21

全てが高いレベルの正統派でした。

kyo極です。

なかひがしに伺ったその日の夜はこちら、桜田に訪問してみました。
通りから奥まった場所にあるこちら。
予約の際、お奨めの1万5千円のコースをお願いしており、カウンターに着席してやはりビールで様子見してみました。

先付けは、
海老、竹の子、ふきの和え物。優しい味わいで先付けとしての役割はまさにお手本。

お次は、かぶらと蛤しんじょうのお腕。
これが一番良かった。しんじょうが圧巻のフワフワ感!出汁もしみじみと美味しいと思える逸品でした。

お造りは三種。京都でお造りはあまり期待してませんでしたが、何気に悪くなかった。

ここで、うるかの飯蒸し。
ふきが上に添えられ、程良い苦味がアクセントになっていました。また、モチモチとしたご飯に
ゆずが入っていて爽やかさを演出していました。言わずもがな日本酒とのマリアージュも秀逸。

お次は蟹が大皿に盛られて出てきました。非常に綺麗な盛り付け。
くり抜いたゆずの中身は、蟹味噌と蟹の身の和え物。蟹の旨さを上品かつ存分に引き出していて、素直に美味しい。
白い器の中身は黒豆。黒豆好きの当方が思うに、今回の京都旅行で食した黒豆の中で一番良かった。
なかひがしも含め今回の旅行で4,5回出されましたが、非常にふっくらとした炊き上がりでしたね。

煮物、マナガツオの味噌漬け焼き、雑煮と続いて、
最後は水菓子。
この器、女将さんが、「他(のテーブル)でずっと使ってまして、やっと持って来れました」と気合を入れていましたが、
正直、酔ってて「全く見ていなかった」。。。のですが、改めて写真を確認してみると、驚くほど風趣な器です。
フタには桜もしくは梅が描かれており、中身の絵模様を考えて絶妙に果物、和菓子が配置されています。
う〜む、Buatifull!
器の事はさっぱり分かりませんが、間違いなく今回の旅行で出された中で最上の器でした。

また、和菓子も洗練された品で、山芋の様な不思議な粘り気がありました。
詳しく聞けば良かったと少し後悔。

全体の印象として正統派中の正統派、という印象でした。
気を衒った料理は一切なく、まさに和食の教科書。また、どれも外れがないどころか非常に高いレベルでまとまっていました。
逆に言えば面白みに欠けるとも言えますが、それを求めて行く店ではないと思うので、
グルメ旅では、味の基準になる店として必ず選択支の候補に挙がる店だと思います。
女将さんもこなれた接客で感じが良く、一人で使う分にも数人で使う分にも
安心感のある店と感じました。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • お腕

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4位

NARISAWA (青山一丁目、外苑前、乃木坂 / イノベーティブ)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2013/08訪問 2013/08/10

既に孤高の領域に到達してました。

久々にこちらの店に訪問してみました。
以前来た時は長い店名の時代でしたから数年ぶりでしょうか…。
最近は以前と料理の傾向が違うと聞いての訪問です。

内装、雰囲気は以前と変わらないシンプルモダン。
この店、個室がないのがマイナスでしょうか。
ワールドベストレストランにランクインの影響もあり、外国人客が目立ちますね。

今回、メニューのメインテーマは
「森と共に生きる」
詳細構成は他の人がupしているので敢えて書きませんが、コース全体に自然保護などのテーマを盛り込んでいるらしい。
以前来た時もその場で作るパンなどありましたが、バターの表面に苔を生やすなどして、より世界観を高めている印象。

アミューズには、森のエッセンス、里山の風景。
小さい頃、プラモデルの「ジオラマ」に憧れを持っていた当方としては食べるのが勿体無いと思える見た目。
木の香りを付けた水、オカラなど「旨い!」という味わいではないけれど個人的には面白かったですね。
シャトームートンや檜風呂でも、木の香りを愉しむから、料理で木の香りを愉しむものがあってもいいと思う。

日本酒のグラニテは、えぐみが立っていて同席者含め理解不能だった。
炭を使った品は苦味が強過ぎず、完成された料理が多いですね。
料理は情景が浮かんでくる品が多く、テーマが空回りしたものはなかった。

今回、飲物は、
シャンパン
ジャックセロス、ロゼ、NV
クリュグ、ロゼ、NV
スティルワインは
ボギュエのミュジニー、2000年。
久々にボギュエのミュジニーを呑みましたが、やはり美味しかったです。
ミュジニーの静謐さに宝石の様な華やかなイメージを合わせ持っていました。
00は微妙かと思ったけれどそんな事はありませんでしたね。きちんと開いてました。
以前来た時は「ワインリストが貧相」という印象が強かったのですが、より充実した印象を受けました。

食べ歩いていると、ココは修業元の影響が大きいとか〜系統とか分かってくると思いますが、
ナリサワは既に独自の世界観を形成していると思います。
ワールドベストレストランでランクインしている店には(日本も含め)今まで6,7件行ってますが、
何処もクラシックなスタイルではなく創作性、独創性重視の傾向があると思うので、ナリサワのランクアップは頷けるところ。
NO.1のスペインの「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」のHP等を見ていても、皿の上で風景を描いたり、薫香をつけたりする手法は
流行ですが、流行だけでなく日本の自然を盛り込んで料理でエコロジーを表現しているのが評価されている様ですね。

逆に日本で旨いのにランクインしてない店の数々は「修業元の二番煎じ、テーマ性がない」と捉えられているという事でしょうか…。

テーマ、思想性も盛り込んだモダンアートの様な料理は分かりにくいけれど、旨いのが当然の伝統料理に飽きた人にはいいと思います。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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5位

京洛肉料理 いっしん (祇園四条、三条京阪、三条 / 牛料理、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2013/01訪問 2013/01/25

洗練された肉割烹

kyo極です。

京都旅行の終盤は、肉割烹で有名なこちらに友人と伺ってみました。
肉割烹というなじみのない分野に関わらず、ミシュラン、食べログでも高い評点に突き動かされ、
予約してみたのであります。
落ち着いた佇まいの店。感じのいい女将さんが出迎え、カウンターに通されました。

まずはみすじ
トマトなどと合わせてあり、自然な甘さときつ過ぎない酸味が上手く調和して何気にあっさりと洗練された味わい。
初っ端のみすじ、デザートに近い見た目にとまどいましたが、見た目と裏腹に前菜として完成された品に
期待感に胸膨らみました。

冷菜盛り合わせ三種
全て肉なのに完食しても重さがない。カレー風味の肉も香辛料がほのかな具合で上品にまとまっていました。

腕は牛タン、しんじょ。牛タンは火の通り具合が秀逸。
さっと熱を通してあるのでサシは溶けていて、かつプリッと超上質のタン独特の弾力が小気味良い。
出汁も含め全体のマリアージュは?と感じる部分もありますが、牛タン目線で言えば非常に洗練されて
いました。

牛タタキ
菜漬けが和えてあります。
ネギ塩
この辺もやはり洗練度の高い品々でありました。

牛テール。みぞれ、大根を合わせてあり、さっぱりとした品。

ヅケ、握りは、近海マグロを食べている様な気になってくる品々でした。

白味噌の腕
牛肉には赤味噌というイメージがありましたが、白味噌も合いますね。ホッとする味わいとなっていました。

牛肉ステーキ
やはりメインはステーキ。醤油をスポンジ状にしてあり、それを載せて食す。(写真は撮り忘れました)
なかひがしでもポン酢を同様の形状にしてありましたが、現在の京料理の流行りなのでしょうか?

肉茶漬け
デザートは、
純米吟醸(だったと思う)のアイスクリームほか。

飲み物はビール、ワイン(ハーフボトル)を堪能しました。
流石にデザートは肉じゃなかった訳ですが、全ての皿に肉が使用されていて、
肉が主体の料理でありながら飽きる事がない。超上質な肉を、様々な部位の特徴を理解した上で調理されていました。
料理の流れによって肉のサシの入り加減が絶妙で、胃が変に重くなる事もなかった。
かなり量はあるので友人は苦しい様子でしたが…。

料理自体、非常に洗練されており、今回M亭などに行かなくて良かったと心から感じてしまった次第です。
今まで和食は、フレンチなどと比べると肉の食べ方が洗練されてないと思っていましたが、考えを改めざるを得ない料理でした。
個人的には気になりませんでしたが、ご主人の料理と相対する緊張感が伝わってきますので、
カウンターが苦手な人はテーブル席が無難でしょう。


  • みすじ
  • 冷製三種
  • 腕

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6位

草喰 なかひがし (元田中、茶山・京都芸術大学、出町柳 / 日本料理)

2回

  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2017/09訪問 2018/03/26

なかひがし節は変わらず健在でした✨「草喰 なかひがし」

数年ぶりのなかひがしさん。

押しも押されもせぬミシュラン2つ星、京都を代表する摘み草料理の和食店ですね。摘み草料理という事でいわゆる正統的な京料理とは趣が違いますが、京都でしか食べられない野趣溢れる料理。

自分が思うこの店の一番良い使い方は、カウンターのランチ使い。健康志向の方はともかく、不健康派としては夜はガッツリ食べて昼に摘み草料理で癒すのがベスト。今回も夜は未在で絢爛豪華な夕食を堪能しました。

そしてやはり、中東さんのトークを堪能できるカウンターが面白いですね〜(*・ω・)ノ
料理のみならず京都らしいエスプリの効いたネタを料理ごとに仕込んでいます。

今回は8000円のコースを頼みましたが、摘み草だけに季節が違うと食材が全く変わります。前回の訪問は数年前でしたが、さすがに全く違う食材の数々、印象が全く違いました。

東京で食べる京料理は代表的な食材やブランド食材は輸送していますが、野菜や足の速い食材、美味しいのに名の知れていない食材などは来ていないのが良く分かりました。清流に住むアジメドジョウなどはその典型ですね。

また、白味噌割合の高い合わせ味噌も東京では味わえません。

そして最後、お腹が一杯だったので湯漬けを小盛りで頼んだらリトルニューヨーク(小入浴)にしましたというネタには参りました(^_^;)

なかひがし節は変わらず健在でした。お付き合い頂いたマイレビ様、ありがとうございました〜

今回のメニュー(例の如く拝借させて頂きましたm(_ _)m)
⭐️八寸 味女どじょう、白無花果、空豆ときな粉、銀杏と黄身、玉蜀黍のスポンジと大納言小豆、小芋、茹で落花生、秋刀魚と胡桃の燻製
⭐️ミズ、和栗、モロヘイヤ、豆腐のクルトン(乾山の写し「菊棚」)
⭐️煮物碗 鹿ヶ谷南瓜、茗荷の白味噌仕立て
⭐️焼物 子持ち鮎と万願寺唐辛子、オレンジ、うるかタレ
⭐️造里 鯉のお造里、大根シャーベット
⭐️炊合 山科茄子、祇園豆、薩摩芋の葉、蓮根と小豆、赤万願寺
⭐️強肴 鹿のロースト 大塚筍、イタリアントマト、ヤングコーン
⭐️糸瓜、香茸、人参の葉など
⭐️お食事 おこげ(パリ) 山椒オイル、香物
⭐️水菓子 オレンジゼリー・バジルアイス・バルサミコ酢、葡萄、20世紀梨


kyo極です。

京都でも屈指の予約困難店のこちらに訪問してきました。
「日本最高の昼食」とも評されている店であります。
銀閣寺の程近く。店構え自体は荘厳な雰囲気ではないものの、入るとカウンターにはびっしりと客が埋まっていました。

お昼の8000円のコースを予約時にお願いしており、
エビスビールをすすりながら待ちます。

一月の訪問のため、八寸は重箱に入れられており、今年の干支に因んだものとなっていました。
黒豆が入っていたり、おせちを彷彿とさせるものであります。

「ご飯の煮えばなを食べて下さい」という事で出されたのはご飯。
アルデンテを楽しんで下さいとの事。僅かに芯が残っており、歯応えが楽しめる品でした。

白味噌の雑煮、と正月に因んだ品、和え物、マナガツオが続いて、、、。

お造りはブリの刺身。
ポン酢をムース状にして乾燥醤油がかけてあります。周りにはいわゆる摘み草。
これが絶品!!正直、ポン酢はどんなに少量でも口に入れた時のアタック感が強くて
時に食材の持ち味を消してしまうと思っていたけれど、固形にする事で適度な酸味が口の中を優しく包み込んで…。
また、乾燥醤油が全体を引き締めて絶妙なバランスを作っていました。

猪の炊き合わせ、と海から山の物へと続きます。

鴨の塩焼きにはグラスで赤のモンラッシェを勧められ合わせました。
最初、「モンラッシェがあります」と言われ、色んな意味で戸惑いましたが…。
銘柄をよく確認しませんでしたがいわゆるシャサモン辺りでしょうか。
思いがけず綺麗な味わいで、完璧な火入れの鴨とのマリアージュも良かった。

煮浸しに続いて
ご飯、メインのめざし、香の物
めざしにご飯という組み合わせが基本にして究極である事を再認識させてくれます。
おこげご飯は山椒オイル、塩で頂きました。山椒がキツ過ぎずこれまた絶妙な塩梅。
この後、出汁湯をかけたご飯。梅の香りが爽やかでさっぱりとした締め。
言葉遊びも面白かったです。

デザートは果物を盛り合わせたものでしたが、柿の原種が供され、個人的に初体験(写真は撮り忘れました)。
サクランボ程度の大きさで枝付きでしたが、口に含むとなんと自然な甘さ!
品種改良を重ねて糖度が高い物に比べ、素朴で優しい甘味ながら舌触りはねっりなめらかで洗練された味わいでした。

締めて12000円弱。

高級食材がある訳ではないのに非常に満足度が高い。
あくまで草喰であって精進料理ではないし、いわゆる摘み草も洗練されています。
また、ご飯に色々な角度から焦点を当て様々な魅力を引き出しているのは、
日本人なら誰しも共感せざるを得ない点だと感じましたね。

日本固有の季節行事、野草、海、山の生き物、米、果物、と
日本の美を体現した料理と解釈しました。

周りの客が次の予約を取って帰っているのを見て、予約困難の理由を理解した次第です。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

じき 宮ざわ (烏丸、四条(京都市営)、京都河原町 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2013/01訪問 2013/01/27

迫力のある料理の数々でした。

kyo極です。

今回の京都旅行で、この日は東京の幸村くろいわの出身店でもある丸山
考えていたのですが、胡麻豆腐の好きな当方としてはどうしても気になり焼き胡麻豆腐で有名なこちらに予約してみました。

色々な雑誌で取り上げられたり、リーズナブルな客単価も手伝ってか、人気の様で、2回転目に
予約できました。前客が空き次第連絡が来る様になっています。

事前に15000円のコースをお願いしており、白木のカウンターに着席。

初っ端はトラフグ白子の炊き物
いきなり白子でやや戸惑いましたが、二日前からずっと食べ歩いているので、八寸などで回りくどさのない展開が気持ち良く、
期待が膨らみました。

お次は、クエと白菜の椀物
旬のクエはやや生臭みを感じましたが脂が充分に載って美味しい。火入れも丁度良い塩梅。
白菜の優しい甘味が上手く引き出されていました。

トラフグ、白子がけ
ぶつ切りにしたフグに、とろりとした白子をかけてあります。
柔らかい物が続いたので、フグの歯応えがコースにアクセントを加えていました。

ブリの造り、土佐醤油、青海苔、大根が添えてあります。
少し甘めでとろみのついた土佐醤油と青海苔で、お好み焼きの味構成に近くて面白い、にも関わらずきちんと和の味わい。
個性の強い物同士を合わせて不思議と世界観が成り立っていました。
大根が全体をまとめている印象でしたね。好みの分かれる品だと思います。

マナガツオの味噌漬け焼き、フグの唐揚げと続いて、

焼き胡麻豆腐
言わずもがなの看板料理。
飯蒸しに続いて、

ズワイガニの蟹味噌スープ
グツグツ!と煮えており、中に蟹肉がたっぷり入って、
濃厚な蟹味噌スープが身の甘さを引き立てています。
スープを残しておじやにできるという事なのでお願いして貰いましたが、これが絶品!!!
蟹の凝縮した旨味を米が吸収して至高の逸品でありました。

また、みょうがの赤出汁も濃厚な雑炊のいい箸休めになっていました。
香の物、水菓子
最後は抹茶、最中ですが、提供直前に仕上げたと思われます。
外側はサクサクと中はふっくらした自然な味わいの小豆が詰まっています。最後まで美味しい。

胡麻豆腐好きなので、名物の胡麻豆腐目当てでの訪問でしたが、思いの他、料理がどれも美味しくて良かった。
ここの料理は、足し算の料理と言いますか…。
ブリと青海苔、土佐醤油、の様に、個性の強い物に違うニュアンスの強い物を合わせたり、
同素材でもニュアンスの違う物を組み合わせて本来の旨さを更に凝縮させた印象でした。
(胡麻豆腐+胡麻、フグ+白子、蟹+蟹味噌など。)

セオリー等は気にせず初っ端からガンガン前に出てくるインファイトボクサーという感じで、
最後の蟹のおじやにノックアウトさせられました。

思いのほか食べログ点数が低く、期待値はそんなに高くなかったのですが、嬉しい誤算でありました。
存在感のある食材の方が得意なのではないかという印象で、
下手に安いものにするより高いコースにした方が桁違いに満足度が高いと感じました。

和食は旬の食材を大切にするので、毎日ハシゴすると、必ずと言って良い程、同一食材に遭遇するのですが、
それぞれ違う工夫がなされていて、料理人の様々なセンスの違いをみる事が出来て面白かった。
今回の京旅行で、京都の和食の層の厚さを感じましたね。
個人的には、今度京都に訪問する際はここの再訪は勿論、こちらとは対照的に
引き算の料理として噂の「御料理はやし」にも行ってみようと考えてます。


  • クエ
  • 河豚の白子掛け
  • お造り

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8位

紫 くろ喜 (浅草橋、秋葉原、岩本町 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/04訪問 2015/05/08

和風ラーメンの完成度は高過ぎです!つけそばもグッド(^ω^)。

【再訪】
久々の再訪です。
ちょっと暑い日だったので、前回に続いてつけそばを堪能~(^ω^)。
コクのあるつけ汁とゴボウを練り込んだ麺との相性は抜群。
何回も再訪していますが、ブレを感じた事ないのはさすがです。
(写真追加しましたw)

【再訪】

前日の大将ブログをチェックしていたところ、「ゴボウ麺のつけそば」を次の日に出すと書いてあり、
当店のファンである当方としては見逃す事ができず訪問してみました。

遅めの昼時に関わらず、ブログで「今までで最高のスープの出来栄え」と大将が絶賛していたのもあってか
いつも以上に行列していました。

味玉鴨白湯つけそば(1000円)を注文。

黄土色のつけダレは濃厚だけれどもよくある魚介豚骨に比べ鴨がベースのため臭みがなく上品な味わい。
焦がし葱を浮かべて中には玉ねぎコンフィが入ってます。

麺は平打ちのゴボウ麺。加水率は高めでしょうか。
ゴボウの土の香りが仄かに香って濃厚なタレを引き締めていました。

具はロースト鴨、メンマ、春菊、味付け玉子。
ここのメンマは相変わらず美味しいです。

完成度で言えばデフォルト醤油ラーメンの方が高いと思ったけれど、つけそばもなかなかに旨い。
そこらの魚介豚骨を寄せ付けないレベルのつけ麺と感じた次第であります。

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2013.10月

「もてなし くろ喜」が週に1回のみ展開するこちらに訪問してみました。
「もてなし くろ喜」の醤油バージョンでありますが、こちら、「週に一回の平日金曜しか食べる事が出来ない」ため難易度高く、長らく訪問出来ずにいました。
14時頃に着くと店の前に5,6人並んでいましたが、やや遅い時間だったためか運良く10分程度で入店。

味玉鴨そばを手もみ麺で注文しました。

スープは鴨ガラを中心に取っているそうで、高級感溢れる味わい。鴨脂がスープに溶け込んでなかなか。醤油もコク深いのに角がない。

うどん粉の比率が高いという「太麺」は、縮れの強い平打ち麺。刀削麺を食べてるような感覚にも近いでしょうか。もう少しモチモチ感があってもいいのではないかとも感じました。

具は、鴨ロース、玉葱、春菊、長葱、メンマ、カボス(だったか?)

玉葱は、コンフィ仕立てで甘味が最大限に引き出されていますね。
メンマは極太ながら食べてみるとカツオ出汁が中まで沁みていて美味しい。非常に手が込んでいます。

鴨ロースは、低温調理されているため柔らかく、肉自体が主張しすぎず旨さを素直に味わえました。
卵は半熟ながらスープに溶け出さないギリギリの火入れ。スープの味わいを濁らせない高い計算を感じる品であります。

春菊、長葱が薬味、清涼感を演出して、薄くスライスしたカボス(?)が柑橘系の爽快感を醸し出していました。

全体として計算し尽くされたラーメンで、非常に完成度が高い。
鴨に目を付けた辺りは和食畑出身という主人ならではの視点と言えましょう。敢えて難を言うなら計算を感じ取れてしまって食べていて突き抜けた感覚が湧いて来ない事でしょうか。とはいえ唯一無二の美味いラーメンだと思うので次回は細麺を堪能したいと思います。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • ゴボウ麺
  • つけダレ

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9位

丸山吉平 (浅草橋、新御徒町、秋葉原 / とんかつ)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.3
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2013/02訪問 2013/02/23

トンカツの新星がまた一つ…。

現在、トンカツ好きの間では最も話題(?)のこちらの店に訪問してみました。
オープンしてまだ左程でもないのですが、新店の中ではポンチ軒以上の評判の様です。

駅から離れた立地。
外観は、街の中華料理もしくはラーメン屋を彷彿とさせる、というか居抜きで入ったのではないかと思わせます。
店内はカウンターを中心とした作りで、赤を基調としたカフェっぽい雰囲気。

初訪問なので、定番に上ロース定食(1300円)を注文してみました。
程なくして運ばれてきたカツは分厚いロース肉で、断面を見てみると、完璧な揚げ具合!!
肉の厚さに比べると薄手の衣もカラッと揚がって、肉との一体感も抜群。
油切れも良いし、金網がキチンと敷いてある。肉質も良い。脂が強過ぎる事なく肉の旨味が味わえます。
林SPFと至る所に貼ってあり、自慢の肉。確かに美味い。

また塩は、ヒマラヤの塩が三種類用意されており、ピンク、赤、黒、とあります。黒は独特のミネラル感でした。
豚汁にも肉が沢山入ってマス。

隣の客のカツカレーを見ると当方のカツよりやや赤みが強かったです。
ロースなど脂の多い肉は脂を融解させるため火入れ時間が長いのかもしれません。

また、他レビュー写真を見て、かなりレアなカツなのかと思っていましたが、上等なデジカメを使用されているのか、
肉眼はそこ程、レアな色ではなく安心しました。ヒレだと違うかもしれませんが…。
また、このレベルでこの値段はCP著しいと思います。
いずれにせよ、再訪してカレー、ヒレカツを食す必要を感じました。

  • 上ロースカツ

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10位

ひみつ堂 (日暮里、千駄木、西日暮里 / かき氷、甘味処)

4回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2019/03訪問 2019/06/03

ひみつにしたいけど、既に超有名店…(⌒-⌒; )

ひさびさにひみつ堂に伺ってみました(*・ω・)ノ
所用で近くに来ることが多いんで、つい寄ってしまうんですよね〜

今回はパインミルクをチョイス。

別皿にトロトロとしたパインシロップが添えてあって、
適宜かき氷にかけながら食します。

いゃ〜、氷はミルク氷になってて、水っぽさを感じません。
パインシロップも自家製できちんと作り込んでいて、
果物本来の風味が生きています。

今回も美味かったなあ。

この日は数年ぶりのひみつ堂。

今でこそ、カキ氷はフルーツを贅沢に使ったり、天然氷を
細かく削ってフワフワに仕上げたりするのは珍しくありませんが、
昔、この店のカキ氷を食べた時の衝撃は忘れられません。

ハイクオリティかき氷の走りだったんですよね。
店名のごとく文字通り、ヒミツにしておきたい店でした。

今回試してみたのは、冬季限定の白いちみ。
イチゴミルクの中に白餡が入ったユニークな一品です。

イチゴを丸ごとすり潰して煮込んだと思われるシロップ、
昔ながらの削氷機で細かく削りフワフワに仕上げた氷、
食べ進めた上で発見する白餡、
1000円というお値段も納得のハイクオリティでした。

夏にも来たいけど、行列するのは嫌だしなぁ・・・
また季節を外して訪れる事にしましょう♪( ´θ`)ノ


千駄木に来る用事があったため帰りにこちらへ寄ってみました。
夏は数時間待つ事もあるそうなので、冬での訪問です。

生みかん、ミルク付き(800円)を注文。

こちらは前払い制で、「かき氷にしては高いなぁ」と思いつつお札を出します。
席に着くと、冬にかき氷を食すための気遣いで、お茶、携帯用カイロが渡されました。
飲食店でカイロを渡されたのは初めて!

主人が昔ながらの手動の削氷機で、氷を削り、
程なくして出されたカキ氷は今まで見た事のない品。

カキ氷の蜜を自家製で、フレッシュフルーツの状態から作っています。
ミカンの果汁、果肉が口中に広がります。
また、氷の目も細かく、フンワリとしていて、さらりと溶けるのも秀逸。
天然氷を使用しているらしいですね。
ミルクも果汁の味わいを生かすサラッとしたものでした。

果実を使っているものの、フルーツパーラーとは違うし、
カキ氷の蜜を自家製で作ったものがこんなに美味なのかと驚きました。
カキ氷と言えば人工的な味わいのシロップを思い浮かべてしまうのですが、
自家製とは、ありそうであまりないですから。
最初、高いと思いましたが、ここまでこだわったカキ氷であればこの値段にも
納得。

また、夏は粗めに氷を削るらしく、季節によって変化させていると聞きます。
インテリアはいわゆる谷根千好きの若年女子ウケする内装で、いかにもといった感じですが、
季節を変えながら違う種類も堪能してみようと思います。

  • (説明なし)
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