レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2011/05訪問 2019/09/18
半月ほど前に予約をしておいた。
テーブル席が良かったから、うな重は、並を注文しておいた。
予約の時間ちょうどあたりにお店を訪問、入り口横のテーブル席に案内される。客の顔が見えてから調理を始める店、これから1時間ほどは待つだろうか。
12時に店に到着したけれど、13時半からの回は、まだ鰻に余裕があったみたい。それも、うな重を待っているうちに一杯になり、例の売り切れの札が入り口に掲げられた。予約がなく、帰っていく客も散見される。
1時間ほどでうな重がやってきた。まぁ、その前に白焼きを食べていたけどね。
見事な照りのうなぎ、待ちかねた。
熱いところをハフハフとやる。
タレにはキレがあり、コクがある。柔らかな鰻だけれども、しっかりとした存在感があり、飯はふっくらとしている。一粒一粒が、タレをまとっている。
山椒は緑鮮やかで、なにしろ香りがいい。
肝吸いの肝が驚くほどすっきりとしていた。
3位
1回
2011/06訪問 2021/10/06
夫婦で訪問、久しぶりに寿司でも食べようと、予約をしておいた。
テーブル席を。。。
ほおずきを注文、握り12貫に小ヅケ丼という内容
最初のゲタは6貫、ヒラメ、コハダ、タイ、アカガイ、シロミルガイ、カツオ
煮切り醤油をまとった握りは、琥珀色に輝いていて、綺麗だ。
タイの旨みがすごい。溶けていくような身にシャリがよりそう。他のネタも素晴らしいものの、タイの印象が一番強かった。
続いてのゲタは、マグロヅケ、アジ、サイマキエビ、煮イカ、玉子、穴子
マグロがとろける。煮イカの柔らかいこと、ただ柔らかいのではなく、ほどよい食感がある。
甘い玉子のおぼろもいいな。
小ヅケ丼、蓋つきの丼、蓋をあける瞬間は、わくわくするもの。
こちらのヅケは、霜降りをしているみたい。茗荷の香りが鮮烈に、マグロの旨みを堪能する。
丼だと、シャリの味がよくわかる。塩が立つシャリだと思った。
4位
1回
2014/07訪問 2021/01/28
三度目の鮎尽くしコースの予約
四人でやってきた。小上がり席を予約しておいた。
前菜は、鮎の唐揚げ、煮うるか、モロヘイヤと卵の和え物、枝豆、アボガドの和え物。
唐揚げの鮎がカリカリ香ばしい。
モロヘイヤの和え物が秀逸、軽くきかせてある大葉の香りが、またいいな。
御造りの大皿盛
マグロ、カツオ、鯛、鰈、鯵のたたき、イカソーメン、ホタテ。ここまでが海のもの、それに鮎が用意されていた。
鮎のみ酢味噌につけて食べる。川魚ながらも、クセがない。
御造りを食べている間に塩焼きの用意。
まずは焼く前の鮎を持ってきてくれる。スイカの匂いを確認するため。
一人あたり二尾だった。
タテズ、とうもろこしが添えられた鮎の塩焼き、頭からかじりつく。
頭の香ばしさ、内臓の苦味。この苦味、世界で一番うまい苦味だと思う。
また、とうもろこしの甘さの強いこと。
次はうるか醤油で焼いた鮎の開きと甘露煮。これは初めて食べる。
甘露煮のほろりと崩れる食感、甘さがいい。卵が入っていた。
うるか醤油焼きは、これまた個性的な旨み、やはりパリパリと丸かじりする。
天ぷらも鮎尽くし。
とうもろこしのかき揚げは、以前と同じだな。
鮎の骨煎餅、頭の唐揚げ、丸ごと鮎が一人あたり三尾ある。
こちらは柔らかであり、苦味は幾分弱めだったり、強かったり。身肉の甘さが際立ったな。
酢の物は、稚鮎の南蛮漬け、酢の出汁の具合がよかった。タテズで染められた緑が綺麗だなと思った。
クライマックス、鮎ごはん。
しっかりとした旨み、ここは頭と骨を外して、混ぜ合わせてくれる。
お新香、味噌汁とともにごはんを平らげる。
水菓子で締め。
満足した。
5位
1回
2011/08訪問 2021/06/07
前回はすっぽんを食べた。
今回はふぐを食べようと再訪した。
遅めの時間から予約ができるのは、かえってありがたかった。
さて、突き出しは子持ち昆布、巻貝、茄子と菜の花の煮物だった。
子持ち昆布をパリパリやりながら、これって貴重なものだなと思った。
続いて皮のポン酢和え、ポン酢が柔らかで、皮のプリプリ、コリコリとした食感をより楽しめる。
てっさは、一人づつの皿で出される。
大皿の盛り込みは見事だけれども、配分に困ってしまうからね、これはいいなと思う。
各々のペースで、好きなように楽しめるからね。
プリプリ、コリっとした食感、先ほどのポン酢とは、違う味わいだった。
茶碗蒸し、旨みがあふれる。
白子が入っていた。初めて食べるとらふぐの白子、今回は、白子を食べたいと思っていた。
それが、おもわぬ形で対面だ。
から揚げは、小さめが二つ、カリッとした揚げ上がり、やはり、から揚げは、スパイシーに仕上げるのがいいね。
そして、白子だ。
しょうゆ焼き、結構な大きさ。
とろんとした食感は、出来立ての豆腐のようでもある。もしくは、上等なモッツァレラチーズ、そのどれとも違った風合いなんだよね。旨みが、とろけるような味わい。
てっちりは、ぶつ切りがたっぷり、茶碗蒸しにも乗せられていたけれど、しいたけが抜群にうまい。
煮上がったふぐ、白菜、しいたけ、豆腐、そんなものをポン酢で食べる。このポン酢も、また、他のと違う。
鍋を片付けると、雑炊が始まる。
お茶漬けのようなサラサラとしており、追いかけてくるような旨みがあった。
シャーベットは苺、これでクールダウンした。
6位
1回
2011/07訪問 2021/10/04
ランチで串カツコースを堪能、予約をしておいてもらいました。
メニューは、1,000円、1,500円、2,000円のコースからなり、内容を聞いてみると、1,500円が一番良さそう。
10本の用意となります。
サラダが用意された。食事の最初に、食物繊維を摂取するのは、いいことです。
最初は、鰻、訪問したのは土用の丑、粋な計らいです。
味がついているので、そのまま食べる。鰻の味わい、タレを絡ませてある。それに衣がついている。ちょっとした抵抗を見せて、衣が崩れ、この崩れる食感もまたいいな。
ごはん、お新香が出てきた。ごはんは、お替りができるようです。
モチモチのごはんは、粒の独立性を保っておりながら、柔らかな仕上がり、まるでもち米のようでもあります。
続いては、天使の海老と新レンコン、レンコンには、カレー風味の詰め物が。
海老にはレモンを振りかけ、塩をつけて食べる。塩は、食材の甘みを呼び起こしてくれる。足がついた海老は、風味もよく、身のほどよい柔らかさも心地いい。
串が続く。
しめじ、トマトの入ったクリームコロッケ
ずんぐりとしたしめじ、本しめじなのかな、きのこから出てきた絶妙なスープを味わいながら、ぼんやりと考えてみる。
ササミチーズ、あっさりとしたササミにチーズでコクを追加したものだろうと高をくくってしまったが、さにあらず、ササミの味の濃いことよ。
チーズは、歯に絡みつくような粘度だけれども、しつこいほどではない。やはり、衣による油の追加が、食材を一段高めているのだろうなと思う。
アオサシンジョウ、絹サヤとベーコンが出てきた。絹サヤの青の香り、この風味、アスパラにも似ているな。
予約をしてくれた同僚が、野菜がいいでしょうと話していたけれど、まさに、その通り。
そして、10本コースのクライマックス
フォワグラが用意された。
ズッキーニの串カツに、ソテーしたフォワグラをトッピングしたもの。その佇まいが美しい。
一口サイズなれど、二口で楽しんだ。フォワグラは、ソテーした表面の食感がいいと思う。
最後の串カツは、生麩であり、これを持って串が終了する。
お新香は2種類、昆布の佃煮とごはんを平らげ、ひょうたん型のお椀で出てきたお味噌汁は、薄口だったな。毬麩がふたつ浮いていた。
デザートが選べる。
シャーベットか、甘い揚げパンか。
僕は甘い揚げパンを選択した。
衣のついたパンに、シロップをかけたもの。パンの香り。もう少しシロップが多くてもいいな。もしくは、黒胡椒をひとつまみ、欲しいなと思った。
7位
1回
2011/06訪問 2021/06/14
ぶどうパフェが始まった。
なんとしても食べなくてはと、出かけた帰り道に立ち寄る。
ぶどうは、好物のひとつだ。
ぶどうのシャーベットにトッピングは巨峰、甲斐路、マスカットだった。
どれも素晴らしいブドウ、甘さの濃い巨峰、さっぱりとした甲斐路、甘さと酸味のバランスのよいマスカット、それらを食べると、ブドウの風味を凝縮したシャーベットがあらわれる。
このシャーベットにもブドウが入っており、それはまるで蜜漬けかのような、そんな味わいだった。ブドウ好きには、たまらないパフェだ。
8位
1回
2016/03訪問 2020/09/01
久しぶりに的矢の牡蠣フライを食べよう。
去年は、いろいろとあって立ち寄ることができなかった。その前の年は、シーズンのはじめであり、的矢の牡蠣が入荷していなかった。
そんなこんなで、的矢の牡蠣フライは、久しぶり。
ランチタイムのサービス。
的矢牡蠣フライにライスとスープとドリンクバーがついている。
スープは、大根、ニンジンなどで、控えめな味わい。
カップスープ。
牡蠣フライには、しっかり目にキャベツの千切りとトマトなど。ポテトサラダも添えられていている。
ドレッシングの酸味にハッとするものの、嫌味はない。
そして、牡蠣フライ。
ぷっくりとなった牡蠣フライは、レモンを絞っただけで食べると、牡蠣の深い旨味が広がる。
牡蠣にある旨味だけをフライに凝縮したようなフライ、うまいなぁ。
今年の牡蠣のシーズンは、これで仕上げだ。
9位
1回
2011/06訪問 2021/10/06
2人で訪問、13時を回っていたけれど、ちらほらお客さんがいる。
北斎そば950円を注文、これは鴨汁せいろ、そばは2段でやってくる。
たっぷり具材の鴨汁、2段のせいろと揃った姿に頬が緩む。
それほど長くないそば、角が立ち、しっかりとした歯ごたえと香り
鴨汁は、甘辛い江戸っ子好み
やや、甘さが勝っているのは、鴨肉の旨みによるものかな。
細かいネギ、鴨肉、茄子があり、こんな細かな具材だからか、バラチラシを連想した。
鴨つみれ、もみじの麩が入っている。ネギは千寿ネギを使っているみたい。表情がハッキリとしており、ネギの風味がありながら、えぐみがない。
食後にとろりとした蕎麦湯を楽しみ、満足して店を出る。
10位
1回
2011/06訪問 2021/10/06
お昼少し前の訪問、先客は女子が中心、1人だったり、2人だったり
週変わりのランチから、活ハマグリとエビのワンタンそばに惹かれるものの、いろいろと料理も食べてみたいと思いを巡らせ、1,200円のセットを注文することにした。
牛フィレ肉と新玉ねぎのオイスターソース炒めを注文する。
セット内容は、小菜、ザーサイ、食事にデザート、食事はごはん、麺、チャーハンから選べるということ。
なんだ、麺を選べるなら、それにしようと、注文を済ませる。
小菜は、鶏肉と米を蒸したもの、まるでチマキのようだ。
様々なスパイスが、食欲を刺激する。2つ入った鳥肉は、コリっとまではいかない食感、ほどよく水分が抜けて、味わいが凝縮している。
それを食べ終わらないうちに、メインの料理と汁そばがやってきた。
汁そばには、エビワンタンがひとつのっかっている。ワンタン麺を食べたかったから、これはうれしい。
透明なスープを一口飲んでみると、様々な旨みがあふれだす。
上等な中華のスープだ。麺はうどんのような見た目と食感、モチモチ感が強く、ウィグル料理のラグメンのような印象を持った。
麺を食べる手が止まらない。
牛フィレ肉の方はというと、新玉ねぎが繊維と垂直にカットされ、その食感が楽しい。牛よりも玉ねぎを食べる料理だと思った。
ころ合いを見て出されたデザートは杏仁豆腐、とろりとした風味豊かな杏仁豆腐だった。
特徴的な入り口、この建物の奥に木造の住宅があって、そこがお店になっている。
お昼だったし、アルコールではなくソフトドリンクにする。
ぶどうジュースの見た目の濃い色がワインみたい。
メニューはプリフィックス、セコンドもつくコースを選んでいてくれた。
アンティパスト、プリモ、セコンドを選ぶと、コースが始まるまでの料理が出てきた。
オリーブの肉詰め。
コロッケのようなメンチカツのような雰囲気、オリーブの果汁が溢れる。
コース始まるまでの小さな料理、その2。一口サイズのサンドイッチ、ベーコンとキャベツがサンドされている。アルミホイルに包まれていたので、オーブンで蒸し焼きにしたのかな。
その3の小さな料理。紫大根のムース、緑のソースは蕪を使っていると説明されたような気がする。大根餅みたいな感じ、ただ、ソースがほんのりと風味付けというか方向付けをしている。
前菜の盛り合わせ。
何が盛り込まれるのかは、その日によって変わるという。エビ、ぶり、豚肉、さわら。それぞれ違った調理とソース、そして、どれもがうまい。この季節にさわらがあることに驚いた。これが一番だった。
もうひとつの前菜、肉感があるソーセージ、脂身の部分と赤身の部分とのコントラスト、オイルがアクセントになっている。カリフラワーは箸休めとして機能していたみたい。
きのこのスパゲティ。いろいろな旨味がある。そして香りがいい。
カラスミのスパゲティ。これをよく混ぜて食べる。スパゲティの熱によってカラスミにほどよく熱が入り、とろりとした味わいの変化を楽しめる。
セコンドは、仔牛のカツレツ。厚みがうれしい。
しっとりとした柔らかな赤身肉、そこから控えめな肉汁が溢れる。
衣はさっくりとしているけれど、肉の旨味を邪魔するものではない。添えられた温野菜が、味わいの変化を与えてくれるため、ボリュームがあっても最後まで楽しめる。
ランプステーキ。
ソースは赤ワインソース。一口もらってみたけれど、濃厚な旨味と焼いた表面のカリッとした食感、これもポイントだな。
ドルチェはセコンドを終えてから選ぶ。
りんごのデザート。
カリカリにしたりんごは、ドライフルーツのよう。りんごの種はチョコレートでこしらえるという演出。
カッサータを選んだ。アイスクリームだね。
ドライフルーツとナッツがザクザク入り、食感がありつつもアイスクリーム。それを噛むことで溶かすという面白さがある。重さはなく、さっくりサクサクといった感じでさくことができる。
ドルチェの後のお茶、小菓子が出された。
行こう行こうと思いつつ、かれこれ数年の歳月が流れていた。ようやく訪問できた。
予約が取りづらいお店、2か月前から準備しないとダメだね。
ランチの利用、最初は空席が目立つなと思いきや、ピーク時には満席になった。
1回転だけの模様
メニューを見ながらつまむフィンガーフードは、小さなパンにキャベツとベーコンを合わせた一口サイズのサンドイッチ
プレフィックスのコースは2種類、平日は簡単なパスタランチもあるらしい。
5500円のコースを注文していた。
アンティパスト、プリモ、セコンドを選ぶと、突き出しとしてホタテとマッシュポテトがやってきた。
豚の背脂のベーコンだったかな、それを巻いて焼いたもの、ホタテには、豚の脂が合うと思う。マッシュポテトは爽やかな味わい。インカの目覚めのポテトチップスも添えられていた。
アンティパストは、モルタデッラと豚のテリーヌの盛り合わせ、肉のプレートにワインが進む。
プリモは沖縄産のちゅら豚を使った平打ちパスタ、パスタよりも豚肉とキャベツ、ドライトマトを満喫した。
セコンドは天然真鯛、イタリア料理店の魚料理を食べてみたかった。
皮目をオリーブオイルでやいてカリカリにし、身はふっくらと仕上げたもの。料理の説明だったか、料理の名前だったか、その通りの味わい。
ドルチェは2種類からの選択、ティラミスを選んだ。
オリジナルというティラミス、エスプレッソのゼリー、カリカリのスポンジ、マスカルポーネのクリーム、エスプレッソのシェービングアイス、苦みのあるドルチェだった。
エスプレッソにお菓子でコースは終了、ゆったりできた。