yoshimin+さんのマイ★ベストレストラン 2017

レビュアーのカバー画像

赤坂に勤めている会社員の備忘録としての食べたもの日記。

メッセージを送る

yoshimin+ (男性) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

2017年も多くの良店に巡り合うことができました。
今年の1位は「トゥールダルジャン東京」にしました。パリの本店も素晴らしいのですが、東京のお店はエントランスから豪華さに圧倒されます。料理もサービスも思い出に残るものです。第2位の「レストラン間」は一方でカジュアルなフレンチとして私はお勧めのお店です。どちらかというと女性好みのお店だと思いますが、スペシャリテの野菜のパフェは印象に残る料理です。第3位の「カイソ」は下北沢と三元茶屋の中間にあるアクセスの悪いベーカリー。このお店のバゲットは一番好き。
1年間、多くの方に支えられて続けることができました。本当にありがとうございました。これからも公平な視点で、この「食べたもの日記」を続けていけたらと思います。2018年もよろしくお願いします。

マイ★ベストレストラン

1位

トゥールダルジャン 東京 (赤坂見附、麹町、四ツ谷 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥15,000~¥19,999

2017/02訪問 2017/02/12

鴨料理は必食。サービスも雰囲気もすぐれた特別感のあるお店。高くて旨いは当たり前だが、やはりここは評価したい。

パリセーヌ川沿いにある本店の唯一の支店です。ホテルニューオータニ本館のロビー階に1984年にオープン。ミシュランは星1つ。エントランスから特別感があり雰囲気は抜群。
サービスは極上レベル。客に対して従業員の数は非常に多く、さすがと思わせるレベル。
記念日利用にも間違いのないお店です。

今回は数年ぶりの利用。以前と比べるとランチ営業の日が増えました。といっても、ランチ営業の日は非常に限られているので、ランチ利用の場合はHPなどで営業日をチェックしてからの予約をお勧めします。なお、予約は私たちはおよそ一ヶ月前にしています。

以前は写真撮影禁止でしたが、今では写真撮影を認めていただけるようになりました。

ランチは9000円と15000円のみ。これにサービス料と税金が加算されます。このお店を有名にした幼鴨料理は15000円のコースにしかありません。というわけで15000円のコースを選択。私たちが訪問した日は、ほぼ全員15000円のコースでした。

私たちは今回は昼間だったのでアルコール抜き。ペリエ1500円をお願いしました。なお、無料の水道水はありません。当たり前ですが。

ランチコース ロマネ15000円税サ別
幼鴨はさすがの一言。フォアグラ料理も素晴らしいと思います。
どれもしっかり手が込んでいて、例えばフォアグラも単に良質のフォアグラを切って出しただけじゃない。ラタフィアのジュレがフォアグラが層になっているなど、料理人の技術や力量がしっかりと表現されています。
もちろん、すべての料理が私にとって好みだったわけではないですし、そんなのは当たり前。
料理、雰囲気、サービスを考えれば決して高くないと思います。

簡単に料理の説明を。

△タラバ蟹
アミューズ。タラバ蟹にハーブなどを使って、さらにトピナンプールのバヴァロアが添えられています。ハーブが苦手だと厳しいかも。

◎フォアグラ
これは最高に旨い。プルーンのソースもフォアグラによく合います。フォアグラ自体のレベルが高いだけでなく、ラタフィアのジュレがまたフォアグラによく合うのです。

○真鱈
オマールなどの甲殻類を使ったソース。真鱈は淡白な魚なので甲殻類のソースのような濃厚なソースが合います。真鱈は皮の部分は香ばしく、身の部分はみずみずしい。
それ以上においしいのが、付け合せの黒トリュフとキャベツのブレゼ。やっぱりトリュフはいいですね。

◎幼鴨
カシスを使ったソースでした。フランス産の鴨は2人で一羽を使用。胸肉を使うので、脂身はないのですが、赤身の旨さとパリッと焼かれた皮の部分の脂が実においしい。
トゥールダルジャンでは鴨料理もいくつかの種類を提供しています。有名なのは鴨のレバーや血液まで絞り出した鴨のトゥールダルジャン風。夜のみのメニューですが、いつか食べてみたい。

○デセール
バレンタイン直前ということで、ハート型のフロマージュブランでした。周囲にはバラとライチのエッセンスをつけてあります。

○コーヒーと小菓子
プティフールはシナモンのマドレーヌがとても印象に残りました。バターをしっかり使いコクがあるのですが、良い意味で軽く、シナモンの風味がとてもよいです。

バゲット
バゲットは1種のみ。なんか違うと思い質問してみると、表面にビール酵母を表面に焼き付けて?いるとのこと。バゲットとしておいしいですが、さらに香ばしく仕上がっています。発酵バターも幸せになれる味。

店内にはフランス革命のときのコニャックや、第二次世界大戦のときにドイツに奪われないように壁の中に隠してあったワインなどが展示されていて博物館のよう。

サービスは完璧。スタッフが料理をちゃんと理解していて質問しても的確に答えてくれます。誰に対してもちゃんと平等に接してくれて、実に気持ち良い空間です。

街中によくある(特に寿司屋)常連しか大切にしない勘違い店は見習ってほしいものです。

  • この雰囲気は特別感あります。最後の客になり他にお客さんがいなかったので撮らせてもらいました。
  • 幼鴨
  • 真鱈

もっと見る

2位

レストラン 間 (恵比寿、代官山 / フレンチ、ワインバー)

2回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2017/09訪問 2017/09/21

女性好みのフレンチ。野菜のパフェはこのお店のスペシャリテ。

恵比寿にある間グループのお店。私の間グループとの出会いはビストロ間(すでに閉店)でした。このお店は恵比寿からガーデンプレイス方面に徒歩5分ほどの場所にあります。
テーブルクロスはリング状のもので留めてあったり、器やグラスにもこだわっています。野菜を上手に使い、料理の盛り付けも美しく、お客さんのほとんどは女性。サービスも落ち着いていて好感が持てます。
ランチは週末のみで3800円コースのみ。お任せのコースで選択はできません。
予約のときに苦手な食材をはっきり伝えることが大切です。

3800円のコースはアミューズ、前菜1、前菜2、メイン、くずし、デザート、コーヒーがついてきます。料理の質と丁寧さを考えるとCPは都内フレンチでもトップクラスだと思います。以前は予約がなかなか取れないお店でしたが、今回は数日前で予約することができました。

アミューズ
フォアグラクレープ
クレープ生地の中にフォアグラクリームが入っています。前回よりもボリュームダウンしてますが、アミューズとしてインパクトあります。

前菜1
スペシャリテ 季節の野菜のパフェ
驚くほど多くの野菜が入った野菜のパフェ。トウモロコシなど野菜の味を活かしたもので、このお店のコンセプトを象徴しています。

前菜2
3種の甲殻類のシガール 紫蘇香る桃のサラダガーデン
オマールなど海老3種に加えて、甲殻類のシガールにはズワイガニも入っています。
文句なしの旨さ。見た目も美しいです。

メイン
純粋ハーブ豚の塩釜焼き マスタードソース
塩釜ですので当然まわりは塩が強いのですが、ギリギリの火入れが素晴らしい。豚の脂がおいしいですし、付け合わせの野菜がしっかりと野菜の旨さがあります。

くずし
茄子と牛タンととろろご飯
仙台の牛タンご飯の洋風バージョン。くずしはこのお店の特徴。フレンチなのにご飯がついてくるんです。

デザート
バナナとマンゴーのクレームグラッセ
夏らしい爽やかなデザート

コーヒー

ワインはニュージーランドのソーヴィニョンブラン1000円とピノ・ノワール1000円をオーダー。グラスワインは赤白ともに3種類ずつ。ソムリエの方がいらっしゃいますので、相談しながら頼むとよいと思います。

間違いのないお店、お勧めです。

恵比寿で人気のビストロ間の2号店。ビストロ間には何度か行ったことがありますが、レストラン間の訪問は初めてです。

ランチタイムは週末のみ。3600円税別のお任せコースのみ。苦手な食材やアレルギーの食材を事前にしっかり伝えることが、このようなお店を楽しむための重要な点です。

ビストロ間に比べると、コンクリート打ちっばなしのお店は現代的な感じです。
ビストロ間は大勢でワイワイ楽しむのに向いてますが、レストラン間は落ち着いた雰囲気なので、デートや少人数の食事会に向いています。

今回のランチメニューは、たまたま自分の好みと一致したのかもしれませんが、初夏を感じる素晴らしいメニューでした。

このお店の特徴は一つ一つの素材を楽しむというより、様々な食材を組み合わせたコンビネーションを楽しむお店。渾然一体とした味は複雑で、計算されつくされています。3600円で、アミューズ、前菜2皿、メイン、くずし(フレンチ風のご飯)、デザート、コーヒーはCPも抜群。人気の理由がよくわかります。

アミューズ
フォアグラあんみつ
レンズ豆を小豆の代わりに使用しています。フォアグラの濃厚な味と、メロン、キウイなど様々な素材が複雑な味を作り出しています。

一皿目の前菜
季節の野菜のパフェ
茄子のアイスクリーム、パプリカのムース、トマトのほかに、カツオまで入っています。初夏を感じる味で、独特の「レストラン間の世界」が広がります。

二皿目の前菜
モンブランに見立てた富士山麓鱒のルーロー フヌイユのピュレ
モンブランの雪の部分はじゃがいも。フニイユは根の部分、茎の部分とそれぞれがソースになっています。

メインディッシュ
秋田県八幡平ポークのパイ包み ポルトソース
バターの香りのパイに包まれたポークの火入れは相当によい感じです。ポルトのソースは甘みと深みがあり、フレンチの神髄を感じることができます。カボチャ、ビーツのピュレと一緒に。

くずし
鴨そぼろと玄米ごはん
ストウブで作られた鴨そぼろのご飯です。思ったより味が控えめ。胡椒が効いています。最近、ご飯を出すフレンチが多いですが、かなりお腹いっぱいになります。(実際は茶碗1杯程度の量なのですが)

デザート
ココナッツのソルベ パイナップルのコンポートと優しい味わいのチョコレート 爽やかなミントの泡
これも「レストラン間」の世界です。すべてを混ぜると、不思議な味を体験できます。チョコのムース状になったものは、味は国内のですが、しっかりとチョコの旨さがあります。

自家製パン、コーヒーまたはハーブティー

3600円+税 サービス料なし。これは文句なしにお得でしょう。予約は私の場合は3週間前にしましたが、定期的にHPをみると、キャンセルの情報が載っていますので、希望の日がいっぱいでもHPを直前まで見ることをお勧めします。

やっぱりフレンチっていいなと思う。絶対にこの味は自分では作れないから。最近流行しているステーキ屋なんて全くいいと思わない。街のパスタ屋もなんで1000円以上するのか不思議。だって、料理が素人の私だって、結構おいしいものを作れるから。
でも、やっぱりフレンチは違う。やっぱり外食する価値があると思います。

  • 野菜のパフェ
  • 3種の甲殻類のシガール
  • 純粋ハーブ豚の塩釜焼き

もっと見る

3位

カイソ (世田谷代田、下北沢、池ノ上 / パン、ベーグル)

4回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2022/01訪問 2022/01/31

品数は少ないが、間違いなくレベルの高いお店。

下北沢駅(京王井の頭線、小田急線)から三軒茶屋方向へ徒歩10分ほどの場所にある小さなベーカリー。このお店のバゲットなどハード系のパンが特に美味しい。
欠点は場所が駅から遠いこと、休日が多いこと、そして品数が少ないこと(少数精鋭ということですけどね)また、人気のある商品は早い時間に売り切れになります。訪問が条件ですがパンの予約も可能。なお、店内は写真撮影は禁止です。

私はこのお店は定期的に訪問をしています。最近はバゲット(310円)のみを買うことが多いです。バゲットはシンプルが故に、お店の特徴が出やすいですよね。私はこのお店の小麦の美味しさを感じることができるバゲットが好きなんです。(下北沢でこのお店のバゲットを使っている飲食店もがあります)以前よりもクラムが若干ふわっとするようになった気がします。

最近は下北沢にもニューオープンの人気パン屋さんが出現しています。でも、このお店はしっかりしたポリシーがあるから大丈夫でしょう。

下北沢地区では間違いなく一番のベーカリー。バゲットなどハード系のパンに関しては都内トップクラスだと思います。欠点は場所と営業日。場所は最寄りは下北沢ですが、下北沢駅からは三茶通りを徒歩で10分ほど歩きます。さらに休日が多いので注意が必要です。

このお店は少量生産のお店なので品数は非常に少ないです。大手のチェーン店のように目移りする楽しさはありません。人気のある商品は早い時間に売り切れになります。訪問が条件ですがパンの予約も可能。
店内には非常に狭いですがイートインも可能です。

今回は週末の午後に訪問。バゲットなど人気のパンはすでに売り切れ。ベーグル類とスイーツ系のパンが残っていました。

チョコスコーン360円
チョコが主役のスコーン。

リコッタチーズとりんごのマフィン410円
この組み合わせは間違いないです。

今までパンのレビューで4.4をつけていましたが、スイーツ系のパンは3.6くらいかな。
平均して4.0で今回はレビューします。



最寄駅は下北沢ですが、下北沢からは三茶通りを徒歩で10分ほど歩きます。北沢小学校の近くにある小さなベーカリー。このお店は少量生産のお店なので品数は非常に少ないです。大手のチェーン店のように目移りする楽しさはありません。

バゲット300円税込
このお店、ハード系は都内トップクラスだと思います。私はバゲットは小麦の味がしっかり感じられ、外側は焼きが強く、中がしっとりしてるタイプが好きなのですが、このお店のバゲットはまさに私の好み。
有名店ではヴィロンのバゲットが好きなのですが、ヴィロンよりもクラムとクラストの食感の違いはこのお店の方が上。
私は日本人の中では、かなりバゲットを食べる方だと思いますが、このお店のバゲットはこの数年食べたバゲットの中ではベストかもしれません。

アップルタイザーマフィン450円税込
値段は高いですが値段の価値があるマフィン。りんご、シナモン、ナツメグなどを使った大人のためのマフィンです。甘すぎないのも評価したいです。子供のお菓子のようなマフィンが好きな方には向かないです。

今のスタイルを変えないでくださいね。
今のパン作りを続ける限り私は応援していきたいお店です。

下北沢駅南口から三茶通りを進み、北沢小学校の近くにあるパン屋さん。
下北沢の人気のビストロのユリイカがこの店のバゲットを使っています。下北沢ではかなり人気のお店です。

入口は田舎のおばあちゃんの家のような引き戸です。お店は小さく、常に商品の数は少ないです。私が訪問するのは土曜日が多いのですが、いつも3種類くらいしかありません。

大量生産せずに1つ1つのパンを丁寧に責任を持って作っているのでしょう。これだけ人気なのに、お店を広げずに頑張っている姿勢を応援したいです。
なお、私は予約したことはありませんが、予約できるようなので、これを食べたいというものがあれば、事前予約するとよいと思います。

バタール
バタールはフランス語で「中間の」という意味の形容詞ですが、バゲットの力強さとパンドミーの優しさの両方が楽しめるパン。この店のバタールは私は都内トップクラスだと思います。
写真からわかるように焼きは強め。クラムの部分はもちもちで独特の食感。
私は家で少し温めて良質なオリーブオイルをつけて食べるのですが、本当においしいです。
このお店のハード系は本当に素晴らしい。

パンドミー
作るときに熱湯を使用しているということですが、独特のモチモチ感があります。生地は若干甘め。余計なものが入っていないからでしょう。とてもシンプルで素朴なのですが、食べていると小麦のおいしさが口に広がります。

チョコレートパン
良質のチョコチップが大量に入っています。値段は高いですが、これだけのチョコが入っていれば納得の価格。

下北沢の南口は大手チェーンの個性のないお店ばかりですが、三茶通りまでいくと、なかなか魅力的なお店があります。
カイソはそんなお店の1つです。

  • バゲット310円
  • 外観
  • (説明なし)

もっと見る

4位

SPICY CURRY 魯珈 (大久保、新大久保、西武新宿 / カレー、台湾料理)

4回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2017/09訪問 2019/03/27

このお店のカレーが一番好き。

限定カレーの「タミル風辛口ラムカレー」を求めていったのに売り切れ。お店の方によると昼間のうちに売り切れてしまったそうです。

このお店、スパイスとハーブの使い方が絶妙で私は完全にファンになってしまいました。
お店のコンセプトはルーロー飯とカレーなのですが、ルーロー飯もおいしいですが、私はカレーを強く勧めたいです。
お勧めは2種類のカレーを楽しめる850円税込

カレーの中でも特にお勧めはラムカレー。
いいラムを使ってます。一晩マリネしたラムを使用しているとメニューに書いてありました。
辛いけど、単なる激辛カレーとは異なり、旨さと爽快さがあります。

毎月のオリジナルのカレーも魅力的、定番のラムカレーやチキンカレーもおいしい。

今回は5時半に到着したのにすでに8人待ちでした。

見ていると、このお店は常連客がかなりいる模様。
私も大久保は全く自分の生活に関係ない街ですが、このお店に来るために大久保に来ちゃいますね。

お店の女性のさわやかな笑顔も素敵。大変だと思いますが、疲れてるところを全く見せません。すごいですね。
今、私が最も好きなカレーのお店。最近は認知度もアップし、常に行列ができています。以前は18時前なら行列はなかったのに、今回、平日の17時30分頃に着いたのに、既に10人待ち。結局、入店は18時10分で40分待ちでした。(お店を出た18時40分頃には8人待ちでした)
東京を代表するカレーの名店になりました、といったら大袈裟でしょうか。

選べる2種カレー850円
このお店、ルーロー飯とカレーの組み合わせの「ロカプレート」がお店の一番の推しなのですが、私はこのお店はカレーを評価しているので、最近はいつも2種のカレーを選んでいます。
(ルーロー飯も充分においしいのですが)

カレーはスパイスの効いた爽やかな気持ちになれるカレー。スパイスに敏感な私は顔から汗をたらしながら食べるのですが、実に爽快です。小麦粉を使わず、またオイルも非常に少ないカレー。
私は辛いのが比較的苦手なのですが、このお店のカレーは辛いのにめちゃくちゃ旨い。辛いだけでなく、スパイスの爽快さが実に気持ち良い。
このお店、さりげなく鶏肉やラム肉もおいしいんですよね。

今回は定番の「チキンカレー」と期間限定の「山椒香る豆腐と豚ひき肉のキーマカレー」の2種を選択。後者の期間限定のカレーは麻婆豆腐のようなもので豆腐まで入っています。山椒は思ったよりも控えめなので、見た目は麻婆豆腐ですが、味は完全にカレーです。

これだけのカレーを850円で食べることができるのは、すごいとしか言えないです。
お店はますます人気が高まっていますが、私はこのお店は通い続けますね。

このお店の人気の理由の1つはスタッフの女性の魅力にもあると思います。
大久保駅のディープな一画にあるカレーと台湾ルーロー飯を融合させたお店。オープン直後から話題のお店で、大人気店になりました。

私にとってこのお店のカレーは都内では最も好きなカレー屋ですね。
スパイスの爽快さに身体が覚醒します。辛いだけではありません。スパイスの旨さを感じるカレーなのです。ちなみに私の場合、代謝がよいのか、このお店のカレーを食べると顔から滝のような汗が流れ出します。
私は辛い料理が比較的苦手なのですが、このお店のカレーは無性に食べたくなります。

味もよければ、お店の方の自然体のサービスも私は好きです。カレーを愛してるからこそ、また、自分たちのカレーに自信があるからこそ、このサービスができるのだと思います。

ルーロー飯も悪くないのですが、私は断然カレー推しですね。(カレーなしのルーローのを食べている方もいらっしゃいました)

というわけで、カレー重視で、選べる2種カレー850円を選択しました。

選べる2種カレー850円税込
4種からの選択。チキンカレーとラムカレーを選択しました。チキンカレーは強烈なスパイスに加えて、タマネギとトマトの甘さがあります。
ラムはマリネしたラムが使われています。辛さはラムカレーの方が辛いです。

とにかく旨い。カレーの傑作ですね。
大久保駅南口から徒歩すぐの場所にあるカレーのお店。新宿駅からも徒歩10分ほどの距離にあります。このお店、今、都内で最も話題のカレー店といっても過言ではないと思います。

エリックサウスで働いていた店主は学生時代にルーロー飯のお店で働いた経験もあり、早い時期からカレーとルーロー飯の融合を考えていたそうです。(説明の必要はないと思いますが、ルーロー飯は台湾の屋台でよくある豚バラ肉煮込みのかかったご飯のことです。)

結論から言うと、カレーが非常に旨い。
フレッシュなハーブや上質なスパイスを使ったカレーは人気が頷ける傑作。最初の一口はあれ?って感じなのですが、徐々にスパイスの効用で身体が熱くなります。辛いだけでない本物のカレーの旨さがあります。

ろかプレート950円
ルーロー飯とカレーとおかずが一皿にセットになったお店イチオシの料理。カレーはチキン、ラム、野菜、限定カレーから選択。ラムのみ100円プラス。
初めての訪問だと伝えると「初めてならチキンをお勧めします」とのことでチキンに決定。

前述しましたが、カレーはスパイスとハーブの傑作。身体が元気になるようなカレーです。
小麦粉を一切使わず、決して味が濃いわけではないのですが、しっかり旨いわけで、これは食べる価値があるカレー。
プチカレーは200円なので、プラスで別のカレーを追加するのも楽しいかも。

ルーロー飯は確かにおいしいけど、カレーが完全に勝っていて、ルーロー飯は脇役に。でも、それで良いのかも。ルーロー飯がもっと主張したらカレーと喧嘩をしてしまいそう。

その他、マスタードオイル高菜など周囲におかずが置かれています。

彩りも美しく、SNS拡散を意識しているのかもしれませんが、非常にフォトジェニック。

このお店、ホールの女性の方の対応もとても穏やかで好き。女性らしい優しく自然な応対も好き。なんとなく下北沢のカレーの人気店、カレーの惑星と同じ居心地の良さを感じます。

個人的にはお米にあきたこまちを使っているのはどうかな、と思います。ルーロー飯と考えるとOKなのかもしれませんが、カレーには日本のお米は合わないと思うんですよね。
まぁ、これは個人的な嗜好の問題。

今回は新宿で仕事があった関係で6時ちょっとにお店に入ったので待ちはありませんでした。ところが6時半頃にお店を出たときは、すでに10人ほどの行列ができていました。

行列が嫌いな方は6時前の入店をお勧めします。なお、夜の営業は火曜日と木曜日だけという難易度の高いお店です。

お店の「ろか」はルーロー飯の「ろ」とカレーの「か」とのことです。

  • ラムカレーとチキンカレー850円
  • (説明なし)
  • 選べる2種カレー850円税込

もっと見る

5位

ピーク・ラウンジ (都庁前、初台、南新宿 / カフェ、バー)

3回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2021/03訪問 2021/06/21

41階からの絶景、極上のサービス、「密」を避けたい方にはお勧めのラウンジ。

パークハイアット41階にある景色抜群のラウンジ。席と席の間隔は非常に広くコロナ禍の時代に比較的安心して利用できるラウンジです。天井も高く気持ちの良い空間。パークハイアットの極上のサービスと合わせて、ゆったりと午後を過ごしたいときには非常に使いやすいお店です。ホテルのHPや一休から予約が可能。

今回は平日の限定のシグネチャースタンド2500円(税サービス別)を利用しました。決してお腹がいっぱいになるようなメニューではありませんが、どれも上質な素材を使っていて、総合的に満足が高いメニューです。

今回のメニューは次の通り。
サーモンのタルタルと新玉ねぎのピクルスゴーフル
ソラマメのクリームとチョリソーエクレア
ズワイガニと菜の花のマリネベリーブレッド
プレーンソコーン(クロテッドクリームとミックスベリージャム)
チェリーとミルクチョコレート チェリーママレード
ピスタチオクリームとイチゴと桜茶ジャムのシュー
紅茶とラズベリーとフィナンシェ ルビーアーモンドチョコレート
どれもシンプルな料理でなく工夫されていて食事としても楽しい。

ドリンクは多くの種類のソフトドリンクから選択可能。お代わりも可能で、異なる種類のソフトドリンクを頼むことも可能。私はアッサムアイスティーでスタートして、後半は温かい緑茶を楽しみました。「かぶせ煎茶」は緑茶の美味しさを実感できます。

以前よりも値上がりしていますが、それでも2500円(税サービス別)で、非常に優雅な時間を過ごすことができるのは貴重。特にコロナ禍の今、このようなラウンジの存在は助かります。



平日利用で一休の平日限定アフタヌーンティープランを利用。アフタヌーンティーが総額2000円税サービス料込みと格安。スパークリングワインつきのアフタヌーンティーは総額2500円とさらにリーズナブルです。

なお、一休を利用しなくても平日限定アフタヌーンティーは2000円と同額なのですが、サービス料15%と税金8%が加算されます。
一休利用だとサービス料と税金の分だけ割引になる仕組み。

今回、一休利用でしたが、一般客と同一のサービスを受けることができました。メニューも同一ですし、座席も窓側の席を用意していただきました。窓の外には都庁や中野方面を見下ろす絶景が広がっています。高層階なのに窓はピカピカ。これってすごいことだと思う。

景色は最高でサービスもさすがのレベル。スタッフ全員が清潔感がありサービスのプロ意識を持っています。料理だっておいしいですし、ドリンクはお代わり自由。しかも違ったドリンクに変更が可能です。紅茶、緑茶、コーヒー、烏龍茶まであります。紅茶は9種類から選択。コーヒーはエスプレッソやカフェラテ、カプチーノなども選択可能。

一皿目
スモークサーモンのバゲット オープンサンドイッチ
ハニーマスタードチキンとベジタブルのトルティーヤロール
エッグサンドイッチ

二皿目
スコーン。どちらかというとしっとり系のスコーン。クロテッドクリームもストロベリージャムも良い物を使ってます。

三皿目
パリブレスト、ラズベリーローズオペラ、レモンのメレンゲタルト
どれも正しくおいしい。

あえて欠点をあげるなら、ポットサービスの紅茶や緑茶は一杯目は私には薄く感じられる点かな。個人的にはもうすこし蒸らして抽出時間を長くした方が好きです。



新宿パークハイアットにあるラウンジです。パークハイアットはビルの高層部のみをホテルに使用しているので、とにかく眺望が抜群。このラウンジは41階にあります。

西新宿の高層ビル群の一番端にあるので、眺望を遮るものがありません。天気が良ければ富士山ものぞめます。

しかも、パークハイアットなのでサービスも完璧。外からの光を取り入れた店内は明るく清潔で、しかも長時間いても嫌な顔一つしない。
個人的にはスカイツリーの展望台に行くのに高いお金を払うなら、ここに来るほうがずっといいと思います。

唯一の問題は値段ですかね。コーヒーは1400円。さらに13%のサービス料が加わります。
以前に新年に来たら、新年の特別チャージも加わり、ケーキとコーヒーで信じられない価格に。

ケーキは四種類ありました。ブルーベリーのシフォンケーキをオーダー。以前に食べたチーズケーキの方がおいしかったです。

今回は特別チャージはなく、コーヒーとケーキで2400円ほど。

昼間の外国の方の接待や、遠くからの友達と長時間話す場所としては絶好です。このラウンジは使えます。

新宿の駅からはハルク前からの送迎バスを使うと便利です。

  • これで2人分。
  • (説明なし)
  • (説明なし)

もっと見る

6位

ランファン・キ・レーヴ (札幌市東区その他 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2017/12訪問 2017/12/05

フレンチ上級者向きのCP抜群のフレンチ。ミシュラン1つ星。モリエール系列。

モリエール系列のフレンチレストラン。モリエールはミシュラン3つ星。私は数年前のランチにモリエールを訪問。4.8をつけています。

このお店は札幌郊外のモエレ沼公園の中にあります。ミシュランの1つ星。公園内のガラスのピラミッドの中にあり、雰囲気は抜群。なお、現在は週末だけの営業。冬季は営業を休止していますのでご注意を。

モリエールはミシュラン3つ星ですが非常にフレンドリーなサービスが特徴。私はモリエール、ビブレ(美瑛)、マッカリーナ(真狩)とモリエール系列の料理が大好きで訪問したことがあります。
この系列のレストランは、北海道の食材を大胆に使い、東京在住の私がわざわざ訪問して食べたいと思う料理なのです。
このレストランは私は2ヶ月前に予約していますが、この時期なら満席になることはないようです。

この時期のメニューは3680円(税込)と5225円(税込)の2つ。夏はもっと安いコースがあります。メニューの料理はお任せになります。ですので、予約のときに苦手な食材やアレルギーのある食材はしっかりと知らせることが、このレストランを楽しむ秘訣です。

レストランに入ると暖炉があります。暖炉の前でハーブの入った白湯を飲んで身体を温めてしばらくするとテーブルへと案内されます。窓は広く、窓の外には公園の雪原が広がります。
あぁ、北海道って思える景色。

ランチ(3680円税込)
この皿数とレベルの高さを考えると本当にお得なコースだと思います。

アミューズ
アルメット(マッチ)の形に模したもの。
クミンの香り。

コンソメロワイヤル
鶏肉を使ったというコンソメ。フラン(茶碗蒸しのようなもの)に目の前にコンソメを注いでくれます。このお店はテーブルでのサプライズが多いのが特徴。コンソメは優しい感じ。実はこのあとに、別の料理でまたコンソメが出てくるのですが、そのコンソメは力強い。そんな変化も楽しめます。

スモーク料理
道内(場所は失念)の豚バラ肉のスモーク。いい意味で煙を食べているような香りがあります。

前菜
真狩村の越冬ジャガイモ(マッシュポテト状のもの)、バター、パルメザンチーズの料理。シンプルですが美味さが重なり合い印象に残る美味しさ。

魚料理
ババガレイでした。バターをたっぶりと使ってソテーしたもの。ババガレイは骨は多くて食べにくいのですが、特にエンガワの部分がコラーゲンたっぷり。

口直しのソルベ
トマトのシャーベットでした。トマトが濃い。

肉料理
豚肉を使ったもの。豚肉を使ったコンソメがついてきます。ダッチオーブンに入ったオニオンと大根がついてきます。

デザート
フェンネルのアイス。珍しいですね。

小菓子
揚げパンのようなお菓子 シンプルですがおいしい。(モリエールで出てきたのと似てます)
トリュフチョコレート これはおいしい!完璧のおいしさ。 
シュトーレン クリスマスが近いのでサービスしていただきました。

意外だったのはグラスワインは全てアメリカのワインだったこと。
もちろんボトルではフランスのワインもあるのですが、グラスで楽しもうとすると、フランスのワインやシャンパンはグラスで飲めないのです。シャンパンはグラスで用意して欲しいな。

サービスはフレンドリーで私は大好き。でも、格式張ったサービスが好みの方には向かないかもしれません。

料理としてはフランス料理好きな上級者向き。フレンチが好きな方ならわざわざこのお店に行く価値があると思います。

ちなみにお店の名前を英訳するとthe child who dreamsになります。

  • コンソメロワイヤル
  • 豚バラのスモーク
  • 豚バラのスモーク

もっと見る

7位

エリックサウス 東京ガーデンテラス店 (永田町、赤坂見附、麹町 / インド料理、インドカレー)

7回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999

2024/10訪問 2024/11/07

赤坂地区では一番のインド料理のお店。リーズナブルな価格も嬉しい。

永田町駅(東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線)からすぐの場所にある「東京ガーデンテラス」の2階にある南インド料理のお店。以前の「赤坂プリンスホテル」の跡地にできた商業施設の中になります。食べログの点数は3.60(2024.10現在)あり、食べログの「百名店2024」に選出されています。お店はカウンター席も多く、昼も夜も一人客が多いのが特徴。

このお店は南インド料理のお店。今回はサッとメニューを見た限りでは牛肉を使ったカレーは見つかりませんでした。以前よりも「より」インド寄りに向かっているのかもしれません。
南インド料理のお店なので「ナン」はありません。
ランチメニューに関しては、最も安いSingle Curry Platterは998円。カレーを1種選び、サラダ、パパド、ライスで構成されています。でも、このお店に来たら3種類のカレーを選択できる Lunch Curry Platter 1130円、もしくは、サンバル、ダルの他にさらに1種類を注文することができるMeals 1240円がお勧めですね。
そして、私が絶対にお勧めしたいのは121円の追加料金がかかりますが、バスマティライスに変更してもらうこと。このお米は実にカレーとの相性がいいんです。

Lunch Curry Platter1130円+パスマティライスに変更121円=1251円
カレーは9種類から選択が可能。
エリックチキンカレー
はちみつバターチキンカレー
マラバール風キーマカレー
野菜カレー
サンバル
本日の豆カレー
ポテトとインゲンのポリヤル
ホッキ貝とオクラのカルディーン(97円の追加料金が必要)
ラムマドラス(97円の追加料金が必要)

私が選択したのは、エリックチキンカレー、はちみつバターチキンカレー、マラバール風キーマカレーの3種類。ここはエリックチキンカレーは必食。キーマカレーもとても美味しかったですね。このお店はスパイスの使い方が非常に上手なので、バターチキンよりはそれ以外のスパイスの効いているカレーを選択する方が良いかもしれません。
バスマティライスは本当に美味しいですね。長粒米とその香りがスパイスの効いたカレーとの相性は抜群です。バスマティライスとはヒンディー語で「香りの女性」という意味。

このお店は赤坂地区ではカレーはダントツにお勧めです。(正確には港区赤坂というよりも千代田区永田町ですが)
支払いは現金以外でも交通系やPayPayなども使用も可能です。



東京ガーデンテラス2階にある南インド料理のお店。八重洲にある人気店の支店。このお店も人気で、私も何度も訪問をしています。
私はこのお店は大好きなお店の1つなのですが、ランチタイムは混雑しているので、新型コロナ感染が怖く、遠ざかっていたお店の1つ。
このお店、嬉しいのは午前11時にオープンしているということ。今回、11時過ぎの比較的空いている時間帯に訪問することができました。
カウンター席はテーブル上に隣席とのあいだにシールドが設けられています。それでも隣に他人が座ると「密」を感じる方もいると思います。消毒用のアルコールは入口にあります。

このお店は南インド料理のお店。といっても、牛肉を使ったカレーがあるなど、日本人による日本人のための南インド料理のお店といってよいでしょう。

三種のカレー1000円税込
カレーは10種類からの選択。以前よりも選択肢が増えました。私は、エリックチキンカレー、はちみつバターチキンカレー、黒胡椒ビーフカレーの3種を選択。
エリックチキンカレー(辛さ3)はスパイスが効いていて美味。このお店の名前を冠してるだけあってスペシャリテと言えるでしょう。
バターチキン(辛さ1)は優しい味で変化をつけるのに良いと思います、今回予想外に美味しかったのが黒胡椒ビーフカレー(辛さ2)。

なお。1種のカレー場合は880円(税込)となります。もちろんその場合はカレーの量は多くなります。

今回の後悔は、久しぶりの訪問で、ターメリックライスを110円プラスでバスマティライスに変更しなかったこと。
このお店、ターメリックライスも美味しいのですが、ねっとりした日本米なのです。
それよりもバスマティライス(インド米の香り米)のサラサラ感が南インドのカレーには合うと思います。

東京ガーデンテラス内を見渡してみると、複数のレストランが撤退していました。新型コロナが日本の食文化の衰退に繋がらないことを祈ります。


永田町にある東京ガーデンテラスにある南インド料理のお店。モダンなビルな割には、このお店は庶民的な雰囲気を持っています。八重洲にある人気店の支店ですが、私は赤坂地区では一番のインド料理のお店だと思いますね。

南インド料理のお店ですので、メニューにはナンはありません。北インド料理に比べると、素朴でスパイシーな南インド料理になります。
お店はカウンター席とテーブル席があります。カウンター席があるので夜でも一人客が意外と多いのが特徴。このお店、ランチもお得ですが、ディナーもかなりリーズナブル。

三種のカレー1000円税込
チキン、バターチキン、キーマ、ビーフ、野菜、ラムから三種を選択。ラムのみ80円増。
このお店ではいろいろ食べましたが、私はこの三種のカレーが一番好き。今回はチキン、バター、キーマを選択。
このお店、チキンは個人的には一番のお勧めです。このスパイス感はやはり素晴らしい。
バターチキンはバターチキンらしいコクは美味しいし、キーマはキーマらしい旨さがある。

このお店、ちゃんと料理に向き合ってるのが伝わってきます。

赤坂プリンスホテル跡地に完成した東京ガーデンテラスにある南インド料理のお店。東京ガーデンテラスは永田町駅に直結。
八重洲の人気店の支店です。

東京ガーデンテラスの中では質素な作り。テーブル席とカウンター席があります。ランチタイムはかなりの人気店。
料理はどれもおいしい。私はオフィスから遠いのですが、かなりの頻度で訪問しています。

プレートミールス1080円税込
初めての方ならミールスがお勧め。カレー1種を選択、サンバル、ラッサム、本日の菜食小皿、2種のライス、パパド、ヨーグルトまたはサラダで構成。いろいろなものが付いてきますが、パパドとヨーグルト以外は広義ではカレーです(そんな雑な言い方で怒られるかな)
カレーは店の名前を冠したエリックチキンを選択することがほとんどなのですが、今回は初めてのハチミツチキンを選択。これもレベルが高い。コクがあってさすが。
このお店で評価したいのは安易にナンに走らず
(南インド料理のお店なのですから、ナンがないのは当然なのですが、街中には南インド料理を謳いながらナンが自慢という店が少なくないですよね)、バスマティライスを使ってること。やはりインドのカレーにはバスマティライスが合うと思います。このパラパラ感がなんともいえず美味しい。

ビリヤニ1080円税込
バスマティライスを使ったビリヤニに加えて、カレー1種、ライタ、サラダがついてきます。やはり、バスマティライスを使っているからそそ、このパラパラ感があるのです。

赤坂地区のランチで4.0以上をつけてるお店は、ごく少数ですが、このお店は4.0以上をつけてるお店の1つ。
夜も非常にリーズナブルな価格で、本格的な南インド料理を楽しめる優良店だと思います。

エリックサウスは八重洲のエリックサウスが評判になり、永田町にも進出。現在は、八重洲、永田町、名古屋にあります。
料理は南インド料理。当然ですが北インド料理のナンはありません。一昔前ならナンのないインド料理店が成功するのは難しかったと思うのですが、人々が本物志向になり、ナンのない南インド料理のお店がこれだけ人気が出るのは嬉しいことです。

赤坂プリンスホテルの跡地にできた東京ガーデンテラスですが、高級志向のお店が多い三階のお店に比べると二階のお店は比較的リーズナブル。特にこのお店は昼も夜もリーズナブル。夜も1000円ちょっとで夕食を食べることも可能で、カウンター席には1人で夕食を食べてる近くのサラリーマンもいました。

やはりお得なのはセットメニュー。

エリックミールズ1450円。これだけの品数があり1450円は立派。
◎選べるカレー2種
エリックチキンとラムを選択。ラム選択の場合は80円プラス。どちらもスパイスがシャープに光りおいしいです。
○本日の野菜小皿
○サンバル
トゥール豆と野菜を煮込んだもの
○ラッサム
タマリンドと黒胡椒のスープ。酸味があります。
○ワダ
ウラド豆を揚げたドーナツのようなもの。もちろん甘くはありません。
○ウプマ
セモリナ粉を使ったスナック 食感はおからですね。
○バパド
豆をつぶした煎餅のようなパリパリのもの。
○2種のライス
インドのパスマティライスとあきたこまちのターメリックライス
○ヨーグルト
カレーとの相性が抜群。


特撰ディナーターリー1680円税込
このメニューはさらにチキンティッカまでついてきます。
◎選べるカレー2種
キーマとココナツ野菜を選択。
◎タンドリー風チキンティッカ
香ばしくて旨いです。
○チキンビリヤニ
この店といえばビリヤニですかね。
○ロティ
全粒粉の薄焼きのパンみたいなもの。
○チリトマトチャトニー
これはディップソースなのですが、チリトマト味の調味料みたいなもの。
○ライタ
塩ヨーグルトサラダ。単なるヨーグルトよりもさらにカレーに合います。
○サラダ

もちろんチャージなど一切ありません。価格は内税。生ビールがカールスバーグで580円でした。サワーは450円。ミールスとドリンク一杯でおよそ2000円。これはお得。
赤坂(正確にはこのお店があるのは永田町ですが)では最もおいしいインド料理のお店。
八重洲の人気店の支店で赤プリの跡地のガーデンテラスの2階あります。
高級志向のガーデンテラスですが、二階のレストラン街は比較的庶民的なお店が入っています。

ランチメニューは、カレー1種類のセットなら880円税込。カレー3種のカレープレートも1000円税込とかなりリーズナブル。ミールスのセットが1080円、ピリヤニプレートも1080円。店内はテーブル席の他にカウンター席もあるので、ランチは一人客も多いです。


魅力的なメニューが並ぶ中、今回は1種類のカレーを選択できるカレープレート880円税込をオーダー。

カレープレート880円+バスマティライスに変更(差額100円)合計980円税込。カレーはエリックチキンカレーを選択。
エリックチキンカレーはスパイスの刺激が爽快で実においしい。このスパイスの配合は個人的にはかなり好み。
そしてバスマティライス、これは100円プラスする価値があると思います。標準のターメリックライスも間違いない旨さなのですが、南インドのスパイシーなカレーにはバスマティライスが実に合います。

ランチタイムは行列は必至ですが、回転は早いです。11時45分より前、もしくは13時を越えれば行列しなくてすむと思います。

インドより暑い東京の夏を乗り切るのに、このお店の爽快なスパイシーなカレーは最高です。
この夏、通ってしまいそう。

ガーデンテラスの中なので清潔。万一行列があっても建物内なので楽ですよ。
赤プリの跡地にできた東京ガーデンテラス紀尾井町の二階にある南インド料理のお店。

日本にあるインド料理の多くのお店が南インド料理も北インド料理の区別もなく「インド料理」と称するものを出すのですが、このお店は南インド料理専門。本店の八重洲のお店はすでに大人気のお店ですが、このお店もインド料理レビュアーの方々を中心に評価は非常に高く、ランチタイムには行列ができています。

カレープレートは880円。多くの方は「プレートミールス」1080円税込を注文しています。
私もカレーを選べるので、プレートミールスを注文しました。

プレートミールス1080円
6種類から選べるカレー、本日の菜食小皿、サンバル(野菜カレー)、ラッサム(黒胡椒のスープ)、2種類のライス、ババド、ヨーグルトまたはサラダと品数豊富。
どれも本格的で1080円は相当にお得。カレーは基本のエリックチキンカレーを選択。
ラッサムは個人的には胡椒が強すぎて途中でギブアップしてしまったのですが、スパイスの効いたカレーはどれもおいしい。
特に評価したいのはライス。パラパラの長粒米。カレーには絶対にこれですよね。
時々「国産米を使ってます」と自慢げに書いてあるインド料理専門店のお店があるのですが、あれって絶対におかしいと思う。

私はインド料理はそれほど詳しくないのですが、そんな私でも実力を感じるお店。

  • Lunch Curry Platter1130円+パスマティライスに変更121円=1251円
  • エリックチキンカレー、はちみつバターチキンカレー、マラバール風キーマカレーの3種類を選択しました。
  • 店内

もっと見る

8位

料理旅館 金沢茶屋 (北鉄金沢、金沢、七ツ屋 / 料理旅館、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2017/01訪問 2017/01/15

さすが料理旅館。金沢の美食を堪能できる加賀屋系列の和風旅館。お勧め。

金沢駅前にある加賀屋グループの料理旅館。金沢駅からは徒歩1分ほど。観光の拠点に非常に便利です。加賀屋流のサービスは健在。到着から出発まで担当の方はずっと同じで、くつろぎの滞在を約束してくれます。

私は加賀屋に以前に宿泊したことがありますが、加賀屋よりもこの旅館の方がずっと満足度が高かったですね。加賀屋の訪問は夏だったので季節の差はあるのですが、食事に関しては金沢茶屋の方がずっと上だと思います。
加賀屋は大型旅館ですが、金沢茶屋は小規模な旅館であることも気に入りました。
唯一の欠点は金沢茶屋は温泉ではないことでしょうか。

駅前にある旅館なので、部屋からの景色は全く期待できませんが、数年前に改装された和モダンな室内は清潔感があり快適です。私たちが案内された部屋は12.5畳でした。2人には十分の広さ。

食事は夕食は部屋、朝食は一階の料亭にて。
今回は年始利用でしたので、一部の料理はお正月仕様になっています。1人あたり一泊二食で3万円税別。料理の質の高さ、サービスなどを考えると、お得感があります。

さすが、と思ったのが、ズワイガニと香箱ガニの蒸し。蟹は北陸の冬の味覚ですが、本当に贅沢に蟹を満喫させてもらいました。
お造りの天然ぶりも最高でしたね。実は以前に氷見にぶりを食べに行ったことがあるのですが、そのときよりずっと良質のぶりの刺身でした。
治部煮も鴨の旨さも含めて今まで食べた中で1番のおいしさでした。

この旅館の食事はどれもぴったりと味が決まっていてハズレの料理が全くありません。
しかも、バラエティに富んでいて全く飽きるこたがありません。

一月に訪問したときのメニュー
前菜
子持ち昆布、黒豆金箔、紅白なます、いくら、才巻海老艶煮、姫くわい唐揚げ、千社唐味噌漬け、梅にんじん、かぶら寿司
お椀
能登ふぐしんじょう、つる菜、松葉柚子、短冊大根人参
造里
天然ぶり、まぐろ、甘エビ
サラダ
加賀野菜の大根サラダ いしるドレッシング
旬肴冬の加賀大名蒸し ずわいがに、香箱蟹、ノドグロネギ味噌蒸し
加賀郷土
合鴨治部煮
強肴
能登牛ロースト
食事
こんさば茶漬け、香の物
デザート
嶺岡豆腐黒蜜掛け、大納言甘納豆、デコポン、イチゴ

サービスは部屋ごとの担当が決まっていて、部屋の案内から、食事の配膳、ふとん、見送りとずっと同じ方が担当してくれます。これは安心できる良いサービスですね。

この料理旅館の欠点を2つあげるとしたら、部屋からの眺望の悪さとお風呂でしょう。部屋からの眺望は駐車場のような場所。これは都市型の旅館なので仕方ないと思います。
お風呂は温泉ではありません。部屋にはお風呂があり、一階には大浴場もあるのですが、大浴場は小さなもので、この小さな浴室に知らない方と2人っきりになるのは抵抗がある方もいるかもしれません。大浴場は男女で女性の方が広いです。ヒノキの浴槽は情緒があってよいですし、お湯がとても柔らかく感じました。

  • 冬の味覚 ずわい蟹と香箱蟹。これで一人前。
  • 前菜 年始利用なのでお正月仕様です。
  • お造り 天然ぶり 真鯛 まぐろ

もっと見る

9位

本格中華と日本酒のお店 酒廊 而空 (幡ケ谷、笹塚、代々木上原 / 日本酒バー、居酒屋、中華料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2017/12訪問 2017/12/17

四川料理と日本酒のマリアージュ。味も雰囲気も料理人の真面目な人柄も良い大満足のコース5800円税別。

幡ヶ谷(京王新線)駅北口からすぐの場所にある四川料理と日本酒のマリアージュを得意とするお店。
初めての訪問でしたので、ペアリングコース(5800円税別)を予約。
店内は調理の様子を見ることができるカウンター席とグループ用のテーブル席があります。

店内の雰囲気は非常に落ち着いていて駅からすぐの場所とは思えません。客層もよい感じで、食通の固定ファンも多くいらっしゃるみたいです。料理人はまだ若いですが、非常に真面目なそうな方でした。

幡ヶ谷は中華の激戦区で、駅からすぐの場所に「瀧口酒家チャイナハウス」という人気店もあるのですが、このお店と料理のコンセプトはまるで異なります。私は味も雰囲気もこのお店に軍配をあげたいと思います。このお店をデートで連れて行ったらかなり株があがるんじゃないかな。

ペアリングコースはかなり満足度が高いものでした。料理は四川料理がベースになっていますが、本場の四川料理というよりも四川料理を上手にアレンジしている印象を受けました。

たとえば、最初のお皿の「鶏わさび」は四川料理とは言えないかもしれませんね。
このお店は、四川料理をベースとした「旨いものを食べさせてれるお店」なんです。
このお店、HPに書いてありますが、化学調味料や冷凍食品を一切使わず、良い食材を使うことをモットーにしています。確かに、料理のどれも素材の良さを感じました。

ペアリングのお酒は、私は日本酒にはあまり詳しくないので申し訳ないのですが、そんな私でも相当に楽しめました。
まずは前菜の盛り合わせと一緒にビールが出てきて喉を潤した後に、料理ごとに異なる日本酒が出てきます。
日本酒は全部で6種類。結構量が多く、私は全部は飲みきれませんでしたが、結構酔っぱらってしまいました。
周囲で同じコースを頼んでいる方々も結構酔っぱらってましたね。(でも、みなさん上品)

四川料理と日本酒なんて?と思う方は是非このお店でペアリングを楽しんでみてください。なかなか合うと思いますよ。


前菜盛り合わせ
ポテトサラダ、四川風なす、四川風インゲン、ミニトマト、里芋の5品。インゲンは四川風と説明がありましたが、激辛ではありません。優しい味の前菜でした。
(お酒はビールでした)

朝〆 新鮮鶏わさび
わさびは伊豆最高級のもの。目の前で摩り下ろしてくれるので香りが違います。鶏肉は周りを軽く炙っただけのもの。
(日本酒 渓)

エビと銀杏のゆずの香り炒め
優しい味。まさにエビと銀杏と柚子なのですが、バランスが良く、美味いと唸ってしまいます。
(日本酒 醸し人九平次)

黒ごまバンバンジー
真っ黒なソースですが、深みがありおいしいソースです。
(日本酒 三諸杉 菩提)

自家製 新生姜ピクルスとトマトの卵炒め
箸休め的な優しい味の料理。生姜が良いアクセントになっています。
(日本酒 山本 ピュアブラック)

鶏手羽先とかぼちゃのスパイス蒸し
四川風ですが辛すぎることはありません。かぼちゃの甘さが不思議に合います。ソースは皿を舐めたいほどに美味い。
(日本酒 南方 純米吟醸)

本場四川の麻婆豆腐
引き算の四川風麻婆豆腐と説明がありましたが、非常にシンプルで透明感のある麻婆豆腐です。ニンニクやネギなど使ってません。葉ニンニクを使用しています。
(日本酒 雁木 お燗)

滞在時間は2時間ちょっと。こういう良質なお店との出会いは嬉しいです。
食べログの点数はわずかに3.06しかありません。
食べログの正しい読み方は、点数ではなく、信頼できるレビューアーさんを見つけることなのです。

  • 新鮮鶏わさび
  • エビと銀杏と柚子の香り炒め
  • 黒ごまのバンバンジー

もっと見る

10位

ビブレ (千代ケ岡、北美瑛、美瑛 / オーベルジュ、フレンチ、パン)

2回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2017/04訪問 2017/04/17

美瑛の丘に建つ地産地消の美食オーベルジュ。

宿泊利用の夕食レビューです。
札幌の三つ星レストラン「モリエール」や洞爺サミットの時にファーストレディの会合に使われた「マッカリーナ」系列のオーベルジュ。

このオーベルジュは美瑛にあり、宿泊は5部屋のみ。オーベルジュですのでレストランのみの利用も可能です。

ビブレの詳しい説明は朝食レビューに載せています。
このオーベルジュ、パッチワークの丘の中にあり、美瑛の美しい自然が広がる中にぽつんとあります。

今回、週末に利用。夏は観光客で大人気の美瑛ですが、この時期は白銀の世界でもなく、花や緑が美しい季節でもないので、美瑛の街は閑散としています。
このオーベルジュも例外ではなく、宿泊者は私たち1組のみでした。

夕食は18時でよいですか?と言われたのでOKして、時間通りにレストランに行くとサプライズが待っていました。
「パンの窯をお見せしたいのですが。ちょうど焼きたてのパンが出来上がるので」と。
パンの窯がある部屋に案内されると、パン職人の方を始めスタッフ皆さんがお待ちでした。

窯を開けると、まさに焼きたてのプレッツェルの出来上がり。その場で白ワインで、焼きたてのプレッツェルを頂きました。
塩気の効いたプレッツェルは白ワインに合いますね。プレッツェルはアルカリが効いている本物です。
このオーベルジュが普通のオーベルジュと違うのはパン職人がいらっしゃること。
夕食で食べたポテトパンと朝食のクロワッサンは焼きたてということもあるのですが、最近食べた中では最もおいしいパンでした。

料理はフレンチですが、クラシカルなフレンチというよりも地産地消の素材を生かしたライトなフレンチといった感じです。
私は札幌のモリエールのランチに4.8の点数をつけてますが、料理の完成度、繊細さ、奥深さはモリエールに軍配があがります。

ここでは百合根を単に焼いただけの料理が象徴するように、美瑛らしい食材を活かした料理を楽しめるレストラン。
といっても、ちゃんとした技術に裏打ちされた料理ですので、観光地によくある「なんちゃってフレンチ」ではありません。

また、焼きたてのパン、特にポテトパンの旨さは素晴らしく、料理もパンもおいしいレストランです。

食事のメニュー。メニューの名前は私が勝手につけています。

◯焼きたてブレッツェル

◯アミューズ
オニオンのパイ オニオンの自然な甘みを活かした素朴なパイ

◯チーズとポテトのタコス
濃厚なチーズと地元のポテトをタコス状にしたもの。

◯前菜盛り合わせ
テリーヌ、ラタトゥイユ、フキノトウのフリット、様々な野菜のピクルス
どれも基本のおいしさ。テリーヌは肉の旨みが詰まっています。フキノトウは春を感じる料理。

しいたけのスープ

百合根
バター焼きは珍しいですね。ほこほこして食感はまるでポテトです。

魚料理 アブラコ
アイナメの地元の名前。これは普通かも。

◎肉料理
鹿肉の炭焼きでした。鹿は狩猟の技術が肉に現れることが多いのですが、鹿肉用の猟師が仕留めた鹿肉は血が全身に飛び散らないため臭みが全くありません。素晴らしい鹿肉です。

◯ドフィノア
モリエールでも食べましたが、このグループの名物料理。

◯サラダ

◯美瑛のミルクのシャーベット

◎パンドゥロデヴ
水分の少ないパンで揚げたもの。

◯コーヒー

今度は季節を変えて訪問したいです。



宿泊利用の朝食レビューです。
札幌のミシュラン三つ星レストラン「モリエール」や洞爺サミットの時にファーストレディの会合に使われた「マッカリーナ」系列のオーベルジュ。

このオーベルジュは美瑛にあり、宿泊は5部屋のみ。オーベルジュですのでレストランのみの利用も可能です。

マッカリーナとビブレの建物は同じ方が設計しているので、雰囲気はマッカリーナと非常に似ていますが、眺望に関しては、窪地にあるマッカリーナより優れています。

公共交通機関を使うならばタクシーしかありません。JR美瑛駅から1500円ほど。旭川空港から2500円程度です。
パッチワークの丘の中にあり、美瑛の美しい自然が広がる中にぽつんとあります。
周囲は何もありません。街灯すらないので、夜は真っ暗。
以前は北瑛小学校だった場所を利用しているそうですが、こんな場所に小学生は何人いたのだろうか?と思えるほど周囲に人の気配がありません。遠くにキタキツネが走っているのを見ましたが、いかにも北海道らしい景色が広がります。

宿泊は夏季25900円と夏季以外23700円の2段階の値段のみ。
つまり、夏季を避ければ、週末もGW期間中も割安な価格で宿泊できます。
オーベルジュとしては宿泊棟の部屋もちゃんとしています。
部屋のミニバーには無料のビールやペリエが入ってます。ネスプレッソもあり快適そのもの。
部屋にはサービスのラスクが置いてあるのですが、おやつに最高。あっという間に胃の中へ消えました。

このオーベルジュの特徴は料理人の他に専門のパン職人がいること。実際、午前10時からは一般向けにパンを販売していて、どれもおいしそう。
宿泊者特典として、朝食の時間に合わせてパンを焼いてくれるサービスがあります。
特に焼きたてのクロワッサンは最高。焼きたてだから旨いのもありますが、きれいな層になったクロワッサンはクロワッサンとしてのレベルも非常に高いと思います。

クロワッサンの他にもプールやパンオレなどたっぷりの焼きたてのパンが出てきます。
良質なバターやジャムと一緒に食べると朝から幸せな気分。残ったパンは持ち帰りが可能。

フレッシュオレンジジュースに始まり、スープ、新鮮なサラダ、卵料理、美瑛の牛乳、ベーコンなど肉料理、フルーツ、コーヒーの構成。
コーヒーは前夜のディナーのときのコーヒーの方がおいしかったですが、それは好みの問題。

豪華に走りがちな観光地の宿泊施設の食事ですが、このオーベルジュは決して豪華な食材を使うわけでもないのに、旅行者の心に残る幸せな朝食でした。

夕食のレビューはこのあとで。

  • 鹿肉炭火焼
  • 前菜の盛り合わせ
  • パンドゥロデヴ

もっと見る

ページの先頭へ