yoshimin+さんのマイ★ベストレストラン 2018

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赤坂に勤めている会社員の備忘録としての食べたもの日記。

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

2018年も多くの美味しいものに巡り合うことができました。レビュアーの皆様、「いいね」や素敵なコメントをありがとうございました。

2018年の1位はカンテサンス。ミシュラン3つ星を取り続けているお店ですが、岸田シェフの料理は感動的な美味しさ。スペシェリテの「ヤギのミルクのババロア」はさすが。サービスも心地よく、CPの良さにも感動。予約が紹介制などでなく平等に誰に対しても開かれているのも評価したいです。この料理でランチ10260円は格安と言ってよいでしょう。

2位は赤坂にあるコム・ア・ラ・メゾンです。お店のスペシャリテのスープ・ドゥ・ガルビュールは大量の生ハムから作ったスープ。フレンチというよりもビストロに近い立ち位置のお店ですが、非常に印象に残ったお店でした。

3位はニューヨークグリル。新宿の高層ホテル「パークハイアット」に入っているレストラン。絶景の景色もご馳走ですが、味もサービスも素晴らしい。大事な人と幸せな時間を過ごすには最適のレストランです。

6位の恵比寿のビストロアムは「間(あいだ)グループ」のお店。味はもちろんCPの良さに感動。3800円のランチはお店側の努力に頭が下がります。

私はパンが大好きなのですが、パンも素敵なお店に多く出会うことができました。2018年に訪問した中では9位の神楽坂の「パン・デ・フィロゾフ」が最も印象に残りました。

2018年は旅先の食事にも恵まれました。4位の愛媛のTOBEオーベルジュリゾート、5位の屋久島のSANKARA屋久島リゾート、6位の鳥羽のThe Earthの3つは甲乙つけがたい素晴らしいリゾートでした。最近は国内のリゾートホテルやオーベルジュのレベルが高くなり嬉しいです。

2019年も健康に気をつけて、多くの美味しいお店に出会えたら、と思います。今年もよろしくお願いします。

マイ★ベストレストラン

1位

カンテサンス (北品川、大崎、品川 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥15,000~¥19,999

2018/02訪問 2018/02/22

圧巻の料理。岸田ワールドに感動。ミシュラン3つ星10年連続の実力はさすが。

私は決してミシュランの評価を盲信しているわけではありません。
ミシュランの高評価のお店の中には個人的には?と思うお店もあるのは事実。

カンテサンスは10年連続ミシュラン3つ星のお店。3つ星の評価には納得。
このお店を料理を食べるために遠くから来る価値があるお店だと思います(私は都内在住ですが)。

料理は岸田ワールド。といっても、決して奇抜な料理はありません。(私はモダンフレンチにありがちか科学実験のような料理はあまり好きじゃないんです)。といってもクラシカルなフレンチではないですよね。
フレンチですが、生うにを使った料理など日本料理の要素も盛り込まれています。
まさに、岸田シェフの料理なのです。

このお店、店内は撮影禁止です(個室利用を除く)。そのためではないと思いますが、料理が変にフォトジェニックな方向に走っていないのも私は評価したいです。

予約は2ヶ月前の午前9時30分から電話受付のみ。今回リダイアルを180回してようやく予約をすることができました。quintessenceは「真髄」を意味する語。フランス語では「カンテサンス」という発音になりますが、英語にも同じ綴りで「クゥインテセンス」という語があります。
そう、まさに「料理の真髄」を料理人と客が共有するためのお店なのです。

メニューはお任せコースのみ。食事の前にメニューが渡されますが、メニューは白紙。笑
予約のときに聞かれる苦手な食材や来店歴に応じてメニューがテーブルごとに異なります。
ですので、苦手な食材をはっきりと伝えることが非常に重要です。

お任せのランチ(10260円税込+10%サービス料)

鮟鱇(あんこう)のスープ
皮や骨などと一緒に煮込んだもの。鮟鱇の優しい旨味のスープ。まさにコラーゲンのスープ。

ヤギの乳のババロア
このお店のスペシャリテの1つ。京都産の山羊のミルクのババロアで、百合根、マカデミアナッツが乗っていて、オリーブオイルがかけられています。口の中にミルクのシンプルな美味しさが広がります。これは相当に美味しい。

ケークサレ(cake salé)
パルミジャーノ、生うに、マッシュルームが使われています。よい意味の高級チーズトースト。生うにが下手な寿司屋よりずっと質の良いうにを使ってます。

魚料理
サワラでした。レアに仕上げてあり、一方で皮の部分はパリッとしています。魚も肉も火入れがさすが。身の部分はふわっとしたような食感が特徴。ソースにケッパーやトマト使われていて微かに酸味があります。

肉料理
群馬のいも豚。脂の多い部位ですが脂が甘くて非常においしい。肉はロゼで火入れは抜群。
付け合せは縮みほうれん草とセロリと落花生をかき揚げ風にしたものが添えられています。赤ワインと抜群に合うんだな。

チュロス
揚げたて。といっても油で揚げてあるのがわからない程に軽い仕上がり。あの長い典型的なチュロスの形じゃなくてスポンジケーキのよう。マスカルポーネ、メープルシロップ、安納芋のクリームが乗っています。これがまた旨い。

焼きメレンゲのアイスクリーム
これもカンテサンスのスペシャリテお1つ。これは良い意味で、綿あめの非常に口どけのよいアイスクリームのよう。時間が経つと固まってしまうので作り置きはしないそうです。海水のスプレーを最後にかけて味を締めているとのこと。

コーヒー

料理は外れが1つもなく(上から目線的で申し訳ないです)、今回のメニューで4.9以下にする理由が見当たりません。(食べログ命の方には写真が撮れないのはマイナスかもしれませんね)

ワインはシャンパン、白、赤を料理に合わせて選んでもらいました。昼間だったのでどれも少量での注文が可能です。

少量でお願いしてシャンパン、白ワイン、赤ワインで一人4000円ほど。
シャンパン Andre Clouer ピノノワール100%
白ワイン Chassagne Montrace 2015
赤ワイン Gevrey Chambertin 2011
ペリエ 863円

サービスは若いスタッフでフレンドリーでありながら、しっかりしたサービスが特徴。
グランメゾンのような重い
サービスではありません。また、店内で写真撮影が禁止ということもあり、記念日利用には意外と向かないかもしれません。(店内で記念撮影ができませんから)

お店を出るときに岸田シェフがコートを持ってきてくれてちょっと驚きました。頑張ってリダイヤルを繰り返して予約して本当によかった。
予約が誰にでも公平に開かれているのも、このお店を評価をしたいです。


  • (説明なし)

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2位

コム・ア・ラ・メゾン (赤坂、溜池山王、六本木一丁目 / ビストロ、フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2018/03訪問 2018/03/26

極上のビストロ。絶品スープドゥガルビュールは必食。

赤坂にあるビストロです。営業は夜のみ。
驚きましたね。味では5.0をつけています。
感想としては「料理が抜群においしい」です。私はフレンチやビストロは結構訪問しているつもりですが、このお店の料理のレベルは、私が最近行ったビストロの中で一番といっても過言ではないと思います。

このお店、決してデート向けではありません。お店はパリの下町の食堂のよう。テーブルクロスはありません。
ホールの男性のサービスは温かく自然体で大好き。料理の説明も的確。実は彼も料理人で将来は独立を考えているそうです。納得。

フランスの鳥インフルエンザの影響で一部のメニューが変更になっています。

スープドゥガルビュール 1800円
フランス南西部の家庭料理ですが、大量の生ハムから作ったこのお店のスープはまさにプロの味。見た目は地味ですが、口に入れると驚きの美味しさがあります。白いんげんや根セロリ、ポテトなどが使われていて、塩やバターは一切使っていないそうです。このお店のスペシャリテ。

牛ほほ肉の赤ワイン煮込み 3400円
これも絶品。これぞ赤ワイン煮込みといった料理で、このソースは皿を舐めたいレベル。牛ほほ肉はトロトロで柔らかい。

じゃがいものクリームグラタン1000円
シンプルなビストロ料理ですが、これも相当においしい。

田舎風パテ1800円
しっかり熟成されていて旨味抜群。

フロマージュブラン栗のはちみつがけ 1200円
フロマージュブランがおいしいのは言うまでもないのですが、栗のはちみつが独特の風味。

エスプレッソ500円
カヌレのサービスがあります。このカヌレ、お客さんのエスプレッソを頼むタイミングを計って1時間前に焼き上げたもの。このカヌレは甘さ控え目なのに風味があるもの。

ハウスワイン白900円
ハウスワイン赤900円
グラスワインは、白と赤と1種類のみですが、フランスの南西部のワイン。

価格は税別で消費税が加算されます。サービスは秀逸ですがサービス料はなし。ろくに料理の説明もできないのにサービス料を取るお店は見習って欲しいな。クレジットカード使用可能です。

ビストロ好きには是非お勧めしたいお店。一方で料理はフォトジェニックでないしミーハーな客には来て欲しくないお店。
お店は料理を楽しむことが大好きなお客さんでほぼ満席。
私たちはお店の滞在時間はほぼ4時間でした。
他のテーブルもほぼ同じでしたので、食べることが大好きな方と一緒に訪問するのがお勧めです。

  • スープドゥガルビュール
  • 田舎風パテ
  • じゃがいものクリームグラタン

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3位

ニューヨーク・グリル (初台、都庁前、南新宿 / アメリカ料理)

4回

  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2022/09訪問 2022/09/24

パークハイアット52階。素晴らしい眺望とサービス。レベルの高いブッフェ。

新宿パークハイアット52階にあるお店。最寄駅は初台駅(京王新線)ですが、JR新宿駅から無料送迎バスが運行されています。(なお、ホテルへの送迎バスは週末のみの運行ですが、OZONEへの無料バスは毎日運行されています。新宿駅から歩くと徒歩15分ほどかかります)

天井は高く、天気が良い日は眺望は抜群。サービスも非常に優れています(今回は一人新人かなと思われる男性スタッフがいましたが)。
今回は平日のランチタイムに訪問。ランチは7500円(サービス料15%と消費税が上乗せされます。またメインの選択によってはプラス料金が必要になります)。1年前に比べると1000円値上げされています。

新型コロナウイルスの初期は感染防止のために、オードブルとデザートのブッフェサービスが停止されていましたが、昨年からブッフェサービスが復活。やはり、このレストランはブッフェが魅力なので、ブッフェの復活は非常に嬉しいニュースでした。
なお、ブッフェテーブルが混み合わないように予約は15分単位で行っています。

ただし、ブッフェに行くのはスタッフからの指示があってからのみ。ブッフェでは手指のアルコール消毒とマスク着用と。スタッフもしっかり見ています。「うるさい」と思われる方もいるかもしれませんが、私はむしろ安心につながるので嬉しい。(1年前はビニール手袋の着用が求められましたが、現在はビニール手袋は希望者のみになっています)
このレストランは「間違いない」レストランの1つではないかと思います。今回も多くのテーブルで誕生日などのお祝いが行われていました。

メニューはアミューズ、オードブルブッフェ、メイン、デザートブッフェ、コーヒーで構成。メインはUS産牛プライムサーロインのグリル、千葉県産ポークロインのグリルなど追加料金の必要のないものも多いですが、仙台牛や神戸牛などを選択すると追加料金がかかります。
1年前は新型コロナ防止のためにアルコールの提供はありませんでしたが、アルコールが復活。最初の1杯にスパークリングワイン1500円、シャンパン2000円などが復活しました。

冷静ガスパチョ
まずはアミューズ。本格的なガスパチョ。上品ですが、やはり基本に忠実なガスパチョです。
一緒にパンとバターも運ばれてきます。このバターも良質なもの。このレストランは細かいところまで手を抜いていない点が私は大好き。

オードブルブッフェ
ここのブッフェの特徴は近隣のホテルブッフェと比べると、決して品数は多くないのですが、料理の質が高く、丁寧な調理がなされているという点。料理としての完成度が非常に高いのです。ビーフパストラミ、メイプルグレイズパンプキン、コチュジャングレイズチキン、自家製ベイクドリコッタチーズ、鰹のグリル、サーモンなど。無国籍料理に近いかもしれません。料理としても優れているのですが、嬉しいのは、ほぼ全ての料理に手の込んだソースも添えられていること。3種類のチーズなどチーズも美味。

US産牛プライムサーロインのグリル
これはビーフで唯一追加料金のないメニュー。シェフのおすすめのミディアムレアでお願いしました。今回は今までこのお店で食べたビーフの中で最も美味しかったと思います。シンプルな美味さ。このレストランは私は牛肉のグリルが一番のお勧めですね。ソースもさすが。マッシュドポテトも超美味。なお、このお店で意外と美味しいのが「タイ風レッドカレー」。本格的でありながら上品でサステナブルブラックタイガーのグリルとジャスミンライスがついてきます。

デザートブッフェ
どれも手が込んでいて美味。その辺のホテルのブッフェとはレベルが違います。今回もアメリカンチーズケーキが一番美味しいと思いました。フルーツなどはブドウと柿がありました。ソルベはチョコとストロベリーでした。

コーヒー
おかわり自由です。しっかりと苦味のある私の好きなタイプのコーヒー。

ブッフェというと簡単な料理を出すレストランも多い中、ここはハイアットのプライドなのでしょう、非常にレベルの高い料理を食べることができるのが嬉しい。また、追い出しは一切なく、私たちは滞在時間は2時間半ほど。私たちよりも滞在時間が長いグループも多数いました。

まだまだコロナの感染者は都内で10000人ほど。実際には検査に行かない人も増えているので、本当の感染者はまだまだ多数と言わざるを得ない状況。8月に比べると感染者が減ってきたものの、私の知り合いの医療従事者たちは本当に大変な日々を送っています。
様々な問題が山積していますが、少しでも早く以前の社会に戻って欲しいと切に願っています。
新宿パークハイアット52階にあるお店。最寄駅は初台駅(京王新線)ですが、JR新宿駅から無料送迎バスが運行されています。天井は高く、天気が良い日は眺望は抜群。スタッフは全員がプロのサービス。今回は平日のランチタイムに訪問。ランチは6500円(サービス料15%と消費税が上乗せされます。またメインの選択によってはプラス料金が必要になります)

今回、9月に訪問。前回に訪問した時は新型コロナウイルスの影響で、オードブルとデザートのブッフェサービスが停止されていましたが、ブッフェサービスが復活。やはり、このレストランはブッフェが魅力なので、ブッフェの復活は非常に嬉しいニュースでした。ただし、ブッフェに行くのはスタッフからの指示があってからのみ。ブッフェでは手指のアルコール消毒とマスク着用とビニール手袋着用が必須。スタッフもしっかり見ています。「うるさい」と思われる方もいるかもしれませんが、私はむしろ安心につながるので嬉しい。
やはり、しばらくはコロナと共存していくことが避けられないのですから、みんなで最大限の注意をしていく必要があると思います。

このレストランは「間違いない」レストランの1つではないかと思います。今回も多くのテーブルで誕生日などのお祝いが行われていました。

メニューはアミューズ、オードブルブッフェ、メイン、デザートブッフェ、コーヒーで構成。メインはUS産牛プライムサーロインのグリル、千葉県産ポークロインのグリルなど追加料金の必要のないものも多いですが、仙台牛や神戸牛などを選択すると追加料金がかかります。
今回は緊急事態宣言が発令されていたのでアルコールの提供はありませんでした。多くのテーブルではノンアルコールのスパークリングやカクテルなどを注文していました。なお、普通の無料の水を頼むことも可能です。

冷静ガスパチョ
まずはアミューズ。本格的なガスパチョ。一緒にパンとバターも運ばれてきます。このバターも良質なもの。このレストランは細かいところまで手を抜いていない点が私は大好き。

オードブルブッフェ
ここのブッフェの特徴は決して品数は多くないのですが、どれも丁寧な調理がなされているという点。料理としての完成度が非常に高いのです。冷製ファルファッレパスタ、鰹のグリル、サーモンのシトラスマリネ、冷製チキンテリーヌ、ブラックタイガーシュリンプ、ベビーオクトパスのグリル、自家製ベイクドリコッタチーズなど。どれも手の込んだソースも添えられています。さりげなく置かれていパルメザンのチーズなどチーズも美味。

US産牛プライムサーロインのグリル
ミディアムレアでお願いしました。シンプルな美味さ。このレストランは私は牛肉のグリルが一番のお勧めですね。ソースもさすが。マッシュドポテトも超美味。

デザートブッフェ
どれも手が込んでいて美味。その辺のホテルのブッフェとはレベルが違います。特にアメリカンチーズケーキは濃厚で街のケーキ屋なら行列間違いないレベルだと思います。なお、フルーツなどはブッフェテーブルにありません。ソルベはチョコとストロベリーでした。食べ過ぎ注意です。

コーヒー
おかわり自由です。しっかりと苦味のある私の好きなタイプのコーヒー。

久しぶりのちゃんとした「外食」でした。また明日からは外食自粛の生活をしようと思います。でも、時には感染対策をしっかりしているお店にいって気分転換も必要。コロナとは長い戦いになりそうですよね。しっかり対策をしているお店を応援していきたいと思います。



新宿パークハイアット52階にある私の大好きなお店。天井は高く眺望は抜群。パークハイアットのレストランなのでサービスも良好で安心して行くことができるレストランです。ランチはスパークリングワイン付きランチ7500円(サービス料15%と消費税が上乗せされます)。

今回、3月に訪問。新コロナウィルスの影響もありブッフェはなくなっていました。通常はオードブルとデザートがブッフェで、このブッフェが本当に質が高くて私がお勧めできる1つでしたが、これはウィルス対策の観点から仕方ないと思います。音楽の生演奏もなくひっそりとしていました。スタッフのサービスの良さも魅力の1つですが、この時期はスタッフから話しかけられるのを嫌うお客さんも少なくないと思います。スタッフと客の会話が少なくなったのも残念。
といっても、このレストランは「間違いない」レストランの1つではないかと思います。
今回も多くのテーブルで誕生日などのお祝いが行われていました。

スパークリングワイン
Roederer Estate Quartet Brut Anderson Valley(3000円追加でドンペリに変更可能)

アミューズブッシュ
カニを使った爽やかなアミューズ。しっかりとカニの美味しさが感じられます。上品な美味しさ。

オードブルは5種から選択可能。
アペタイザープレートを選択。どれも上質なものを使っているのがわかります。このレストランが良いのは値段が高いが、それに伴う価値のある料理を出してくれる点。

スープは2種から選択可能
クラムチャウダースモークベーコンとセロリを選択。セロリはあまり感じず。これはしっかりした味付け。スモークベーコンが使われているからでしょう。

メインは13種から選択可能(そのうち7種は追加料金です)
2名で訪問。1人は豚、1人はパスタを選択。
千葉県産豚ロースのグリル 薩摩芋のニョッキと芽キャベツ
フレッシュパッパルデッレパスタ ポルチーニと舞茸のソース 北海道産サワークリームとウォールナッツ

デザート
いちご尽くしのデザートでした。個人的には好きなものを好きなだけ食べることができる以前のデザートブッフェの方が好きでしたが、これも間違いなく質の高いいちごを使っています。

コーヒーで終了。滞在時間は2時間ほど。
新型コロナウィルスが終息し、以前の姿に戻ってほしいと心から思います。今回はコロナ対策でブッフェが廃止されていたので4.0でレビューをします。コロナとは無縁だった前回の訪問では4.5でレビューをしています。

訪問 2020.3


新宿パークハイアットにあるグリルのお店。お店は52階にあり絶景を臨めます。

パークハイアットのレストランですからサービスもさすがです(ただしサービス料15%加算されます)
特別感があり、記念日利用の方も多いように見えました。なお、記念日利用だと紅白のアイスとバースデープレートが付いてきて、さらに座席も比較的よい場所を確保してくれるので、記念日利用の方は遠慮なく申告すべきです。

今回久しぶりにランチで利用をしました。
ランチは7000円(税込、サービス料15%別途)は決して安い金額ではありませんが、私は満足度を考えると決して高いとは思いません。
52階からのの眺望だけでも一度来る価値がありますし、スタッフのサービスも雰囲気も最高。

さらに、食事の内容が非常に優れています。7000円のランチコースには、食前酒(スパークリングワイン)、前菜ブッフェ、メイン、デザートブッフェ、コーヒーが含まれています。

このレストランのブッフェは前菜もデザートも少数精鋭で優れています。どの料理もかなりよい素材を使っていると思いますね。

ブッフェでもお店によっては、非常に多くの種類の料理を提供して実演などで魅せるブッフェに走るお店もありますよね。私の親の世代は、壁一面に料理が並んでいて、どれを食べるか迷ってしまうようなお店が好きなんです。私の親と同じ方も少なくないと思います。

このお店、料理の品数は決して多くありません。料理には和食や中華はありませんし、温かい料理は全くありません。
なので、よくあるホテルのブッフェをイメージすると、品数が少ない!とがっかりする方もいるかもしれませんね。

でも、どれも本当においしい。生ハムもメロンもチーズも海老もタコもスモークサーモンもどれも上質。
茄子のサラダ仕立てなどの調理も非常に丁寧。このお店、エレベーターを降りると調理スペースを見ながら座席に案内されるのですが、実に調理スタッフが多いのです。こういうところが安易に品数だけが多いお店との決定的な違いです。

食前酒 コースに含まれています。
スパークリングワイン
Roederer Estate Quartet Brut Anderson Valley
(プラス3000円でドンペリニョンに変更可能)

前菜ブッフェ

メインは次から選択。次の6種は追加料金なしです。
国産牛サーロインのグリル
本日の鮮魚(私たちが訪問した日は愛媛産の真鯛でした)
鶏胸肉のグリル
豚ロースのグリル
トロフィエパスタ
トマトカレー
なお、追加料金が必要ですが、次のメニューもあります
ブラックアンガス牛ニューヨークカット(プラス4500円)
神内和牛あかサーロイン(プラス5800円)
薩摩黒牛サーロイン(プラス6000円)
仙台牛テンダーロイン(プラス11600円)
神戸牛サーロイン(プラス13700円)

今回2名で訪問したので、国産牛サーロインのグリルと本日の魚料理をチョイス。私はサーロインでした。

国産牛サーロインのグリル
ガーリックマッシュドポテトがついてきます。和牛ではなく国産牛なのですが、焼き方が絶妙。炭火の香り、ミディアムレアな火入れ、塩加減のいずれも優れています。
決してフォトジェニックではなく地味なお皿なのですが、このグリルは和牛じゃないのに、国産牛の価値を最大限に引き出しています。
そして、何よりもジュ(肉汁)を使ったソースが絶品。ソースのみをずっと舐めていたいほど。

パンと興部のバターも実に旨い。

そして、デザートタイムは席を移動。デザートエリアでは、生演奏つき。遠くにスカイツリーと東京タワーを臨みながら音楽を楽しめるなんて。デザートブッフェも種類は決して多くないのですが、どれもちゃんとおいしい。

コーヒーを飲んで、ステキなランチタイムの終了です。滞在時間は3時間ほど。笑
夜は全くお腹がすかず、何も食べないで済みました。

パークハイアットは一見値段が高いのですが、それに見合った料理とサービスを提供してくれます。値段が値段ですが、それほど利益は出ないのでは?と心配になるほど。
でも、だからこそ、安心して何度も通ってしまうのでしょうね。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

TOBEオーベルジュリゾート (砥部町その他 / フレンチ、オーベルジュ)

2回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2018/12訪問 2018/12/29

日頃の疲れをとり、のんびり過ごすには最高のオーベルジュ。地産地消の料理と部屋から見える景色に癒されるホテル。

松山市の隣に位置する砥部にあるオーベルジュです。松山市内や松山空港から車で20分程度とアクセスは抜群。松山市内や道後温泉から送迎サービスがあります。アクセスは抜群ですが、貯水池のほとりに建つオーベルジュは周囲から隔離されていて隠れ家的な雰囲気があります。ホテルの前には大きな貯水池が広がります。
ホテルは結婚式場やレストランがある棟と宿泊棟は離れています。移動はバギー。ホテルの設計やホテルの備品のほとんどは愛媛出身のデザイナーによるもの。食事も地産地消にこだわっていて、まさに愛媛を満喫することができるオーベルジュ。
客室は広くモダンで清潔。お風呂が大きくてお湯を入れるのに20分程度必要で、お風呂のバルコニーにつながるドアを開くと露天風呂感覚も味わえます。(なお、近くに砥部温泉があり無料送迎あり。また砥部温泉の無料チケットもフロントデスクに用意してあります)
チェックアウトが正午というのも嬉しく、私たちは遅い朝食をとり、散歩したりして、正午までホテルでのんびりと過ごしました。

さて、食べログですので食事の紹介を。
まず到着するとウェルカムドリンク。3つから選択できるのですが、スパークリングワインをいただきました。部屋にバギーで移動すると、部屋にはコーヒー豆や手動ミルなどがあり、優雅にコーヒーを部屋で楽しむことができます。私たちが宿泊したのは12月で結構気温も低かったのでバルコニーに出ることはあまりなかったのですが、暖かくなったら、バルコニーのデッキチェアーでのコーヒーブレイクは最高でしょうね。

夕食は池の噴水が目の前にあるカウンターレストランにて(テーブル席もあります)。最初に食材の紹介があります。演出が上手。

アミューズ
ワタリガニのフラン。非常に優しい味。このレストランの料理の特徴としては塩分が控えめです。ワタリガニの旨さを上品に味わう一品。

前菜
アワビ。非常に柔らかいアワビでアワビの美味しさが凝縮されています。

前菜の盛り合わせ
車海老、アコウのマリネ、サザエの湯引き、真鯛の昆布締めなど。感覚としては瀬戸内海の新鮮な刺身を食べる感覚です。どれも良いものを使っていて美味しい。とくにアコウのマリネは印象に残りました。真鯛はやはり美味いですね。

スープ
はったい粉(大麦などを炒った上で挽いた粉)とジャガイモのポタージュでした。最初の一口は味が薄いと思うのですが、スープを味わうにつれて、優しい美味しさを感じることができました。

ポワソン
真鯛でした。下にキノコやリゾットが敷いてあります。やはり瀬戸内海の真鯛は美味しいですね。存在感がある美味しさでした。

ヴィアンド
伊予牛の黒毛和牛。2つのソースが使われていて、1つは王道のワインソース、もう1つは人参のソースでした。最近食べた中では1番ではないか?と思われる品質の高さ。黒毛和牛の美味しい脂を楽しむ一品。

デセール
初雪盃という愛媛の日本酒を使ったもの。酒粕を使ったブランマンジェ。ちょっとすると違和感がありそうですが、抜群の相性を感じます。

小菓子とカフェ
酒粕のマカロン。コーヒーまたは地元産の紅茶から選択。

オーベルジュですので食事のみの利用も可能です。私たちが宿泊した日も地元のお客さんの利用がありました。宿泊費は1泊2食で1人35000円程度。もちろん季節などにより料金は変わるようですが、金額に対する満足度はかなり高いと思います。
桜の季節、紅葉の季節の写真を見せてもらいましたが、非常に美しく、今度は季節を変えて訪問したいと思った宿でした。

宿泊利用の朝食レビューです。
松山市内から車で20分ほど。砥部にあるオーベルジュです。皇室の利用もあったようで、このオーベルジュのレベルの高さを物語っています。食べログの評価は今までの投稿者の全員が4.0以上の点数をつけているのですが、食べログとしての点数は3.07しかありません。(この点数は低すぎます)
といっても、今までに家庭画報などメディアで取り上げられたことは何度もあります。オーベルジュ好きな私ですが、このオーベルジュは食事、設備、ロケーション、サービスとどれも素晴らしく、お勧めできる宿です。
食事は夜は和食ベースのフレンチ、朝食は洋食です。

みかんのジュースとサラダで始まり、焼きたてのパン(3種類)、かぼちゃのスープと続きます。そして、地元の豚肉を使ったソーセージやベーコン、そして地元の新鮮な野菜、スパニッシュオムレツなど。最後に柿のデザートとコーヒー。
朝はスタッフも少ないので、夜のような丁寧なサービスとは言えませんが、温かいものは暖かいとう当たり前のことができていますし、どれも良質。野菜は近くの無農薬の畑で作られたものなのですが、野菜の本当の美味しさを感じることができますし、ソーセージやベーコンは脂が実に美味しいです。

このオーベルジュはチェックアウトが正午というのも私たちには嬉しいサービス。朝食を遅い時間にしていただき、部屋で12時までのんびりとくつろがせてもらいました。

  • 本日の食材
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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5位

SANKARA HOTEL&SPA 屋久島 (屋久島町その他 / その他)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2018/08訪問 2018/11/04

屋久島にある高級リゾート。食事に大満足。ヴィラタイプの部屋はのんびり屋久島を楽しみたい方に向いています。

屋久島にあるリゾートホテル。屋久島空港からホテルの送迎でおよそ30分。バトラーの方が高級車で迎えに来てくれました。(事前予約が必要)
海を見下ろす場所にあるヴィラタイプの宿泊施設です。
周囲には何もなくのんびりと過ごすホテル。民家もないので、ホテルからの景色は圧巻です。レストランは2つ。ディナーはどちらもフレンチスタイル。一階の方が若干カジュアルな雰囲気でプリフィックススタイル、二階のレストランはフルコースのレストランになっています。
昼間の時間帯はルームサービスも可能です。

ヴィラは広くゆったりとしています。ホテルには宿泊客専用のプールがあり、優雅なリゾートライフを楽しむことが可能。
ラウンジは充実。エスプレッソやカフェラテを作ることが可能なコーヒーマシン、生ビールサーバー、地元の焼酎、炭酸水、ハーブティなどがあり、宿泊客は自由に使うことができます。なお、ヴィラの冷蔵庫にもビールなどが入っていて無料です。(宿泊料金に含まれています)
ヴィラはいくつかのタイプの部屋があり、私たちが宿泊したヴィラは52平米。部屋から海を眺めることはできませんが、のんびりした時間を約束してくれます。
リゾートホテルらしく、夜のターンダウンもしてくれますし、スタッフは若い方が多いのですが、非常に感じがよいです。個人名を書くのは避けますが、私たちの部屋を担当していただいたバトラーの若い女性には本当にお世話になりました。
このホテルはスタッフによると全くの異業種からの参入だそうです。small luxuryホテルにも選出され、屋久島では間違いなく一番のホテルです。
メイン棟とヴィラのあいだはカートを利用します。

このホテルの素晴らしさはスタッフに余裕があることだと思います。ホテルの大きさの割にスタッフの数が多いのです。その結果、私たちゲストをよく目を配ることが可能になっています。(料金が高いので当たり前なのかもしれませんが、日本のリゾートホテルの中には人件費をけちっていてスタッフが疲弊しているのが客に伝わってくるホテルが少なくありません)

褒めるだけでは単なるホテルの広告になってしまいますので、あえて残念なところをあげると、海までは徒歩で30分ほどと遠く、しかも小さな漁港があるのみ。ビーチは歩いては行けません。ヴィラの中は概ね満足なのですが、テレビがこのレベルのホテルにしては小さくベッドからテレビを見ることは困難です。
森林の中にあるリゾートなので虫の多さは勘弁してあげてくださいね。

SANKARAには2つのレストランがあり、どちらもフレンチベースのお店。1階にあるayanaはホテルのプールとその先にある海を見渡す明るい雰囲気のレストランなのですが、2階のレストランokasは照明を落としてぐっと大人の落ち着いた雰囲気です。オープンキッチンを囲む形のカウンター式のレストラン(団体用の個室は別にありますが)で、比較的よくある料理を出す1階のレストランayanaに対して、かなり思い切った大胆な料理を楽しむことができます。
通常のプランで宿泊するとayanaの食事がついてくるのですが、プラス6000円でokasを利用することができます。なお、okasは夜の営業のみ。カウンターはかなり余裕がある座席配置。食事時間は2時間程度かかります。事前に苦手な食材は聞いてくれますが、すべてお任せメニューなので好き嫌いが激しい方はプリフィックススタイルのayanaの方がよいかもしれません。なお、朝食も洋食なので、和食派の方にはあまりお勧めできないかもしれません。
なお、具体的なレビューはayanaとokasにあげてあります。

縄文杉のツアーに参加をする場合は早朝の出発になるので、このホテルの良さは実感できないかしれません。むしろ、のんびりと屋久島で過ごしたい方に向いています。


  • レストラン棟とプール
  • プールの先には海が広がります。
  • 夜のレストラン棟とプール

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6位

御宿 The Earth (鳥羽市その他 / 料理旅館)

2回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2018/11訪問 2018/11/10

雰囲気最高。料理も地元の食材を上手に使った懐石料理。幸せになれるリゾートホテル。

三重県の鳥羽にある絶景とグルメを楽しめる極上の宿。ずっと前から訪問したい宿でしたが、ようやく訪問することができました。鳥羽駅から送迎で30分ほど。目の前には美しい海が広がります。宿のコンセプトは「嵐を楽しむ宿」だそうです。確かにこの宿での嵐体験は面白そうです。私が訪問した日は快晴。宿は東側に海を臨む場所に立っているので、ホテルから美しい日の出を楽しむことができます。宿泊費は部屋と曜日にもよりますが、私たちは週末の宿泊で2人で総額9万円ちょっと。値段は高いですが、値段の価値はあるホテルです。思ったよりも若い夫婦が多かったのは意外でした。

ホテルの部屋は部屋による差はありますが、どの部屋もスイート仕様で快適。大浴場や貸切風呂もありますが、部屋には露天の天然温泉のお風呂があります。海を見ながらの天然温泉を自由に入ることができるのは幸せ。

ホテルは比較的新しいので清潔で快適そのもの。周囲が森に囲まれているので虫が多いという欠点はありますが、それは、場所が場所ですから仕方ないでしょう。

ホテルに到着すると、まずラウンジでスパークリングワインのサービスがあります。ラウンジからの景色は最高でまるで豪華なクルーズシップにいるようです。なお、ホテルの屋上には展望デッキがあり、そこからの景色は本当に絶景です。
ラウンジには常に飲み物が準備されていて(アルコールはありません)快適。ラウンジにも部屋にもコーヒーメーカーがあります。
冷蔵庫の飲み物は水以外は有料でした。(この価格帯のホテルにしては珍しいですね)

食事は2時間以上かけて伊勢の極上の食材を使った料理になります。食事は基本は食堂にて。食堂は非常に広く快適。スタッフのサービスもしっかりとしています。ソムリエもいらっしゃるので、ワイン好きな方にも満足できると思います。ただし、メニューを見てみると、お酒は非常に値段の高いものもあるので注意が必要。日本酒を3種類選べるセットがお得です。

私たちが宿泊した日のメニューは次の通りでした。

季節の食前酒

前菜
千代口、栗湯葉和え、クコの実、子持ち鮎甘露煮、紅葉人参、むかご黄身松風、柿絹田巻、合鴨酒蒸し、小鯛小袖寿司、赤土占地

造り
中トロ、伊勢海老などの超豪華版。伊勢海老の美味しさも光るのですが、この中トロは上品に脂がのっていて最高です。最近食べた中トロの中では一番の中トロでした。

吸い物
鱧、松茸、車海老のお吸い物。秋を感じる贅沢なお吸い物。

強肴
鮑バター焼き、肝ソース。量がたっぷりで贅沢。鮑は柔らかく深い味わい。肝ソースも抜群。

炊き合わせ
里芋穴子包み、紅葉麩、

焼肴
かます南蛮焼、ナス田楽、銀杏南京

合肴
牛ロース。メニューには単に「牛ロース」としか書かれていなかったので松坂牛などの銘柄牛ではないのでしょう。でも、牛肉の脂が美味しい。

香の物
止め椀
季節のごはんは「きのこのご飯」でした。
赤だし
季節のデザート
鳥羽にある極上のホテルの朝食レビューです。場所は鳥羽駅から送迎で30分ほどの場所。まわりに何もない場所に海に面してホテルは建っています。ホテルから海を眺めているとクルーズ船の中にいるような錯覚に襲われます。

ホテルの前に広がる海は東側にあるので天気が良ければ日の出を楽しむことができます。
宿泊した日はラッキーなことに快晴。私たちには珍しく頑張って5時40分に起床して美しい日の出を鑑賞しました。
ホテルの2階には展望デッキがあり、そこからの日の出は神々しさすら感じられます。他にも多くの宿泊者が日の出を鑑賞していました。日の出を鑑賞したあとにラウンジでコーヒー休憩。そのあとに朝風呂に入って殿様気分。そして朝食会場に向かいました。朝食は7時30分から。

朝食は和食膳。朝食は地味ながらどれも丁寧に作ってあり本当に美味しい。釜に入った炊きたてのご飯は最高のごちそうです。おかずでは銀ダラ西京焼きが上品に脂がのっていて最高でした。地元でとれたイカやもずくなども正しく美味しい。
デザートはラウンジに移動。ラウンジではコーヒーもあり、朝日でキラキラ光る海を見ながらのコーヒーは幸せな気分になりました。

今までに日本国内の多くのリゾートホテルに宿泊してきましたが、このホテルは間違いなく最も印象に残るホテルの1つになりました。
絶景と極上の食事と素敵な部屋。値段はちょっと張りますが、また季節を変えて是非また来てみたいです。

問題としては場所が場所だけに虫が多いこと。部屋にはさまざまな殺虫剤が用意してあります。(でも、これは仕方ないと思います。ホテルのまわりに強力な殺虫剤を撒くような環境破壊はしてほしくないので)
送迎は系列のホテルがすべて一緒なのはちょっと不満。やはり系列の中で最高級の宿なのですから、この宿に泊まる客だけで1台を出して欲しいですね。

  • ホテル2階(屋上)からの眺望
  • ラウンジ
  • 前菜 千代口、栗湯葉和えクコの実、子持ち鮎甘露煮、紅葉人参、むかご黄身松風、柿絹田巻、合鴨酒蒸し、小鯛小袖寿司、赤土占地

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7位

ビストロアム (恵比寿、代官山、広尾 / フレンチ、ビストロ、野菜料理)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2018/11訪問 2018/12/01

3800円(税サービス別)のランチはCP抜群。野菜のパフェはこのグループのスペシャリテ。間(あいだ)グループが展開するレストラン。

間(あいだ)グループのお店。恵比寿には「レストラン間」がありますが、このお店は以前は「ビストロ間」があった場所です。ビストロ間は以前に訪問したことがありますが、ビストロ間の頃に比べると、内装の色彩が温かい感じになりました。なお店名の「アム」(実際のフランス語の発音はアームに近いですが)は「魂」という意味。

このお店はランチは3800円、ディナーは4800円。どちらも品数は一緒です。違いはランチはお任せメニューなのですが、ディナーは前菜やメインなどが2種類からの選択になります。
今回はランチタイムに訪問。3800円は実際にはサービス料と税金が追加になります。それでもCPは抜群と言ってよいと思います。
人気店でほぼ連日満席なのと、ランチは完全お任せ、ディナーはメニューを極端に絞り込むことによって、食材の無駄が出ないのがCPの良さの理由でしょう。

といっても、料理は美味しく、サービスも悪くない。雰囲気もよいですし人気があるのは当然と言えるでしょう。

ランチのコースは完全にお任せ。なので予約の時に苦手な食材をちゃんと伝えることが、このようなお店を楽しむコツです。
アミューズ、スペシャリテの野菜のパフェ、前菜、メイン、くずしという名前のお米料理、デザート、コーヒーで構成。

特に野菜のパフェはこのお店のスペシャリテ。パフェには15種類以上の野菜が使われているということです。今回はサツマイモのアイスクリームがアクセント。下にはローストビーフが入っていました。見た目も美しい料理です。

さらに、今回はメインの鴨のロティが美味しかったですね。火入れもよい感じ。ソースは根セロリとフランボワーズの2種類。いちじくのコンポートや付け合わせのナスもおいしく満足です。

このお店のコンセプトは「しっかり野菜、ちゃんとフレンチ」なのですが、まさにその通りの料理。野菜がふんだんに使われていて、しかもフレンチとしての基礎をちゃんと押さえてある。
クラシカルなフレンチでは決してありませんが、日本的な良質なフレンチとして私は評価したいお店です。また、くずしという名前のお米料理が出てくるのも特徴です。結構お腹いっぱいになります。

訪問した日のメニューは次の通りでした。
アミューズ
フオフォアグラのエクレア(りんごのペーストが使われていました。フォアグラと果物は合いますからね)

スペシャリテ
野菜のパフェ

前菜
カブのコンポートとマスのスモーク
ソースはポルトソースが使われていました。

メイン
鴨のロティ

くずし
里芋のご飯と牛スジのラグーと山芋のスフレ

デザート
ホワイトチョコレートのブリュレ
ヨーグルトと赤ワインのアイスクリーム

コーヒーまたはほうじ茶

なお、お客さんは9割以上が女性でした。私は女性に支持されるお店の方が男性に評価されるお店よりもレベルが高い傾向にあると思います。女性は味だけでなくサービスや雰囲気やCPにシビアですから。

  • 鴨のロティ
  • スペシャリテの野菜のパフェ
  • アミューズのフォアグラのエクレア

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8位

IL TEATRINO DA SALONE (広尾、表参道 / イタリアン、イノベーティブ)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2018/05訪問 2018/05/20

食空間として理想的。特にサービスは極上。ランチとディナーは同一メニューなのにランチの方がずっと安いのでランチがお得。

サローネグループの中でも高級志向のお店の1つ。食べログの点数は4.15(2018.5現在)。最寄は広尾駅のようですが、広尾からは徒歩で10分以上の距離があります。公共交通機関を使う場合は都バス01系統で南青山7丁目で下車すると、徒歩3分の位置にあります。

お店は地下に位置しています。サービスは完璧と言ってよいでしょう。特に食に興味のある方ならシェフやホールスタッフの会話は非常に楽しいと思います。
今回、私たちはランチに訪問。食べログの予約サイトを利用させてもらいました。食事はお任せコース(8500円税サービス料別途)のみ。苦手な食材がある場合はしっかりと申告することが大切です。

このお店、実はランチもディナーもメニューは全く一緒なのです。なのに値段が全然違う。ですので、お得度からいうとランチが圧倒的にお得です。
私はこのお店はカウンター席でシェフやホールスタッフと会話を楽しむのがお勧めですが、個室もいくつか用意してあり、個室料は無料。さまざまなシチュエーションで使うことができるお店です。

料理はイタリアンですが、かなり上級者向け。食べるのが好きな方なら相当に楽しいと思います。また、ビジュアルのインパクトも相当こだわっているようで、食器にはかなりのこだわりを感じました。

2018.5のメニュー
3種のスナック
グリッシーニ
パプリカタルト
アマレッティ(リコッタチーズとピスタチオのクリーム)

ピゼッリのズッパ
ピゼッリとはイタリア語でグリーンピースのこと。低温調理されたタコが入っていて、ベルガモットオイル、バジル、ライムゼストが使われています。

ウサギのインサラータ
インサラータはイタリア語でサラダのことですが、実際にはサラダの超進化系。低温調理されたうさぎの肉は鶏肉に近いですが、うさぎらしい食感が残っています。フォアグラとビーツのピューレの組み合わせは王道。ヘーゼルナッツやアンディーブが使われています。マンゴーのピューレとのハーモニーも抜群。

マッケロンチーニ
自家製のマカロニを使った料理。マカロニといっても市販のマカロニとは完全に別物。豚のラグーソース、マジョラム、リコッタアフミカータなどが使われ、渾然一体とした旨さを作り上げています。
スフィンチョーネ

イタリアではストリートフードですが、そのスフィンチョーネの進化系。アンチョビの代わりに太刀魚が使われています。下には芸術的なイカスミのソース。

タリオリーニ
赤貝を使ったもので面白いですね。サフランがたっぷりと使われています。レモンゼスト、ディル、ボッタルガなど。

牛肉のロースト
赤牛を使ったもの。赤身イチボ肉を使ったもので脂は少ないですが、しっかりと噛みごたえがあり旨味のあります。ジロール茸とカルドンチェッリにはトリュフオイルが使われています。マルサラソースでした。

トルティリーニインブロード
12時間煮込んだブロードの中にトリュフのラビオリが入ったもの。このブロードは実に美味しい。トリュフのラビオリも印象に残るものでした。このお店の定番のようでメニューは基本的に月代わりなのですが、このメニューはいつもコースの最後についてきます。

ババ
オレンジシロップを使ったババにラム酒のスポイトが刺さっています。客がスポイトを絞って完成するもの。しっかりラムが効いていておいしい。大人の味。一緒についてくるピスタチオジェラートとチョコクロカンテも美味しい。

小菓子とコーヒー

私たちは通常利用でしたが、誕生日利用の方がいらっしゃって、キャンドルなどのサービスを無料で受けることができます。店内が一瞬暗くなってムーディーな音楽が流れたら、お祝いタイムの開始です。

ペアリングのワインのセットもあり、食が好きな方なら楽しめると思います。
実は最初の3種のスナックは私たちはあまり感動がなかったのですが、徐々に感動が大きくなっていく、そんなお店でした。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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9位

パン・デ・フィロゾフ (神楽坂、牛込神楽坂、江戸川橋 / パン)

2回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2020/12訪問 2020/12/12

ここだけのオンリー1のパン。独特な食感の食パンASAMA(680円税込)は賛否あるかもしれないが私は評価したいです。

神楽坂駅(東西線)から徒歩5分ほどの住宅街にあるベーカリーです。食べログの評価は3.75(2020.12現在)。
テイクアウトのみでイートインはありません。現在は新型コロナ感染防止のため、お店に入れるのは1組のみ。週末には行列ができるお店ですが、今回は平日の昼頃に訪問したので行列はありませんでした。(行列はありませんが、人気店だけあって次から次へとお客さんがやってきます。)

このお店、私が知るきっかけとなったのはdancyuの食パン特集(2018.4号)でした。オーナーシェフの榎本氏はドミニクサブロンのシェフを経て、俺のBakery&Cafeのプロデュースをしています。
店内は対面式でパンが美しく並べられいます。予約できるお店ではないので、特に人気の食パンのASAMAの購入をしたいなら早い時間帯のお勧めします。

ASAMA 680円税込
浅間地区の小麦を使っているそうですが、これは食パンのようで食パンではありません。
「ねっとり」した食感。他店の食パンとは全く異なります。ふんわりした食パンではなく、しっかりと中身のつまった食パンです。独自のパンで賛否はあるかもしれません。(ちなみに我が家の中でも賛否両論)「ふわっ」としたパンが好きな方には向かないと思います。

バトンシュクレ120円(税込)写真を撮り忘れました。
クロワッサン生地にシナモンときび糖を使ったもの。しみじみと美味しいパン。

今回は以上の2点の購入。ASAMAは過去に何度か購入しています。
神楽坂は私には全く縁のない街なのですが、わざわざパンを購入するために、神楽坂に行く価値があるお店だと思います。

神楽坂にあるベーカリーです。お店の近くには美味しそうなパンの焼ける匂いが漂っています。おしゃれな外観はフレンチのお店のようです。

このお店、dancyuの食パン特集で取り上げられたお店。店内は対面式でパンが美しく並べられいます。今回は平日の午前中に訪問したのでパンの種類が非常に豊富でした。予約できるお店ではないので、特に食パンのASAMAの購入をしたいなら午前中の訪問をお勧めします。

ASAMA 680円税込
浅間地区の小麦を使っているそうですが、これは食パンのようで食パンではありません。
「もっちり」「しっとり」「ねっとり」の食パンは他店の食パンとは全く異なります。ふんわりした食パンではなく、しっかりと中身のつまった食パンです。
これはめちゃくちゃ美味しいです。

αバゲット 220円 税込
このお店には通常のバゲットもあるのですが、このバゲットは湯種を用いてもちもち感をアップしたバゲットとのこと。
食べてみると、本当にクラムの部分がもちもち。この食感はオリジナル。相当においしく、我が家の定番になりそうな気配。

決して安いお店ではありませんが、ちゃんとしたコンセプトがあり作られているのが伝わってきます。

お店の名前はフランス語で「哲学者たちのパン」という意味です。哲学者は複数形なんですね。

  • ASAMA(680円税込)店内で撮影
  • ASAMA
  • 外観

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10位

とんかつ 太志 (池ノ上、下北沢 / とんかつ)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.1
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2018/09訪問 2018/09/21

1500円(税込)のロースカツ定食が絶品。不便な場所にあるけど是非とんかつ好きなら訪問したいお店。

淡島にあるとんかつ専門店です。最寄りの駅は京王井の頭線の池ノ上駅。ただし、池ノ上駅からは徒歩で10分以上の距離があります。メニューは若干のおつまみはありますが、基本的にはとんかつのみ。もちろんコース料理などはありません。

このお店、dancyuの「とんかつ特集」で取り上げられたお店。メディア効果もあり週末は行列もできるようですが、私は平日の夕方に訪問したので待ち時間はなし。

夜のとんかつは「日高四元神威豚」を使用しているそうです。正直あまり馴染みのない豚ですが、融点が低く、口の中で脂がとろけます。なお、ランチタイムは「厳選国産豚」を使用とのことで、ランチとディナーでは豚が異なるようです。(といってもランチタイムの1000円税込のとんかつ定食も魅力的です。なお、dancyuで取り上げられたのはランチの1000円のとんかつです)

夜の主なメニューは次の通り。価格は税込です。
ロースカツ定食(150g) 1500円
特ロースカツ定食(200g) 2000円
ひれかつ定食(150g) 2000円
特ひれかつ定食(200g) 2500円
エビフライ定食 2000円
牡蠣フライ定食(10月〜3月)2000円

ロースカツ定食1500円税込
この価格のロースカツとしては最強といってもよいのでは?と思える高いレベル。とんかつは150gといっても厚く、豚肉はしっとりとしていて、脂身は自然な甘さを感じます。
テーブルにある塩で食べてみると幸せになるおいしさ。もちろんソースでもおいしいです。
珍しいのはわさびベースのソースがあることでしょうか。ロースカツの脂と相性がよいです。

ご飯は普通かな。でもちゃんと美味しいです。味噌汁は豆腐のシンプルなもの。あとお新香。
店主はとんかつに全力投球なんでしょうね。

  • ロースカツ150g 定食  1500円税込
  • ロースカツ150g定食
  • 店内と外観

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