レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2014/04訪問 2014/04/30
東京Xが売り切れで、上ロースの60匁を注文。サイズが60匁からお肉がリブロースになります。40匁のロースかつもありますが、どこの部位かは分かりません。
さて、リブロースかつ、脂の甘さが印象的です。口の中に甘さが広がって、脂身の旨さが格別ですね。赤身は、やや早めに上げて余熱調理しているようですが、タイミングが良くて、柔らかさが引き立ちます。柔らかいと言ってもリブロースですので、かみごたえがあるのですが、かめばかむほど旨みがでてきて、飲み込むのがもったいないぐらいの美味しさ。そりゃあ、お客さんの回転も悪くなって、待ち時間が長くなるなぁと思いました。今まで食べたとんかつの中で、最高の一枚でした。
2位
1回
2014/04訪問 2014/04/29
不思議なお店です。不思議なコーヒーです。そして、何よりも不思議なマスターです。
食べログなので、まずはコーヒーの口コミから。
手始めに、スパルタンという、コーヒーというよりコーヒーのエキスを濃縮したものから。マスターは、このコーヒーの味の良さを感じて欲しいようでしたが、個人的には、ミルクのような甘い香りがとても印象的で、とてもリラックスできました。スパルタンNo2という苦味と酸味を強調したブレンドで、エキスだけに濃厚なのですが、刺激がなくて、口の中でさっとひいていく後味の良さが特徴だと思います。それだけに、口の中でコーヒーを転がして、飲み込むのがもったいないような、そんな感じがします。
実はこのお店、デミタスコーヒーの抽出に、なんと50分かかるものがあります。このスパルタンというコーヒーは、言葉は悪いですが、作り置きのコーヒーで待ち時間なく提供されます。これをちびりちびりとやりながら、デミタスコーヒーのドリップを待ちます。
デミタスは、苦味+苦味+甘味というブレンドをオーダーしました。これは、ものすごい量のコーヒー豆を使って、ちょっとしか抽出しない経済合理性を無視した代物。スパルタンもそうですが、唯一無二の代物です。しっかりと苦いんですが、やっぱり変な刺激がなくて、すっきりしています。嫌な感じがないので、ミルクも砂糖も不要です。(砂糖なんか入れなくてもコーヒー豆自体に甘みがあります。)
そして、☆5つの根拠となったのが、19年寝かせたスプーン一杯1,500円というコーヒー。ワインのようなという口コミもありましたが、私はラム酒のような、コーヒーのような、良く分からない未知のもので、飲み物なのか、食べ物なのかすら分からない物体という印象でした。ここまでのスパルタンやデミタスコーヒーですら、未体験ゾーンだったのですが、これは自分の理解できる範囲を超えたものでした。コーヒーで表現した芸術というような印象で、一口味わうことによって芸術に触れることに意味があるのかなと思います。ちょっとうまく説明できません。美味しいんですが、なにぶん量がないので、なめる分しか売ってくれません。思うのは、コーヒーをこんな風にしてしまったマスターの情熱と道楽とアイデアに出会ったことに感謝です。
最後の締めに、ブルマンのドリップをいただきました。酸味の豊かなコーヒーでしたが、正直なところ、好みじゃなかったです。
このお店は、なんといってもマスターの人柄に牽引された、クラブみたいな空間なので、合う人は、幸せになれるコーヒーを体験できると思います。デミタスサイズのコーヒー2杯とスプーン1杯、ドリップコーヒー1杯で、3時間ほどおりました。3時間いなければいけないということではないのですが、静かにコーヒーをすするお店ではないので、合わない人は苦痛だろうなぁと思います。決して万人向けではないので、お客さんそれぞれで受ける印象は違うだろうなと思います。
3位
1回
2014/06訪問 2014/06/15
日曜日の夕方にお伺いしました。予約がなかったので、何やら確認の後で、入店しました。夜は三種のコースの中から一番お安い雪コース(15,000円。10パーセントのサービス料と消費税別)を注文しました。あっさりとした酢の物や珍味、稚鮎の焼き物、空豆の揚げ物など、良く見る素材でと深みがあって、噛めば噛むほど味わい広がります。
お造りは写真にもアップしましたが、それぞれに異なる下味がついていて、いわゆるお刺身とは違って楽しめますが、やはり港町まで行って食べるのと比べるとちょっと落ちるかなと思いました。それを分かっているからこその変化球なのかなと思いました。
煮物のエビも甘みが強い大きめサイズです。ダシは控えめですが、汁を口に入れると、なんとなく幸せな気持ちになります。焼き物は、安いコースだったので、お魚でなくてちょっと残念。締めの粥やデザートまで楽しめて、大阪での素敵な思い出になりました。
4位
1回
2014/06訪問 2014/06/30
一階の茶室として造られたという、この旅館の中では狭いお部屋を予約しました。小さなお庭はししおどしがあって風情があります。
食事は18時から19時半の間でスタート時間が選べ、部屋食と新館の広間とが選べます。広間は4卓しかないので、リクエストしてもダメな場合もあるそうです。
会席は、蟹やアワビといった派手さはありませんが、6月も終わりなので、鱧がでてきました。湯葉も外せません。椀は湯葉を鱧で巻いたものでした。あっさりしていてお出汁と合います。焼き物はいさきです。焼き加減が絶妙で、皮の香ばしさは格別です。炊き合わせは、加茂茄子と牛ロース、お品書きに記載の順番も、加茂茄子、牛ロースの順番で、食べると主役は加茂茄子なんだと思いました。みずみずしくて、ダシをふんだんに吸い込んでとても美味しい。
京料理というと、薄めの味付けで、関東人には物足りないのではないかと心配していましたが、美味しいものはやっぱり食べて嬉しくなれますね。
6位
1回
2014/04訪問 2014/04/20
新仔のうな重を注文。値段は特上よりも立派です。
この新仔ウナギというものは、季節もののようです。
とても柔らかく、箸でつかみかたを間違えると崩れてしまいそうです。
ふっくらと蒸され、口に入れるととろけるような柔らかさで驚きました。
タレは甘さをやや控えた、サラッとしたあっさりしています。しょっぱさも控えめです。
ふっくらしていて柔らかい反面、香ばしさは物足りない部分もあります。焼きよりも蒸しに力を入れたお店のようです。
淡いうなぎの香りというか味わいというか、気にして食べないと味わい逃してしまいそうです。
香り高いウナギと店員さんに紹介されましたが、それは香りが強いという意味ではなく、心地良い味わいという意味のように感じました。無頓着に食べるともったいないなあと感じる淡さを持ち合わせたウナギです。
その分、臭みもほとんどなく、食べやすいウナギだと思います。
そういえば、この店内、煙やウナギ臭さがありません。
換気がしっかりしているのでしょう。
デートなどでも良いと思います。
7位
1回
2014/08訪問 2014/08/18
札幌と上野を結ぶ寝台特急の食堂車です。寝台券の購入時、または提示して、緑の窓口で購入します。
ここのウリは、何といっても食堂車での食事ということだと思います。3回目の20時10分開始の回でしか予約できなくて、外は真っ暗でしたが、車内の灯りが窓に反射して、それはそれでアリかなと思いました。
食事の方は、和食とフレンチのコースがあり、フレンチを注文。前菜は、サーモンとホタテのマリネ。あまり味わい深いものではありません。むしろ、淡白です。
お魚(ひらめ)と赤ワインソースも、お魚はややパサついてました。お肉も、歯応えがしっかりあるものですが、それほど旨味があるわけではありません。
とはいえ、食堂車という雰囲気は希少です。良い思い出になりました。
8位
1回
2014/10訪問 2014/10/23
長瀞のかき氷の名店だそうです。近くのガソリンスタンドに駐車料金を支払って停め、入店。肌寒い10月に入っても行列あり。
季節限定のマロンのかき氷を頼みました。
氷には控えめにシロップがかけてあり、ほんのり甘みがあります。マロンは、ねっとりとしたクリームにほくほくした控えめな甘さの栗が3つ、これを氷にかけながらいただきます。
マロンクリームは、栗きんとんを濃厚にして、甘さを抑えたもので、栗のおいしさが感じられる逸品です。栗の身も旨み十分。氷は、キーンとするような事もなく、サクサクと食べられます。
駐車場がわかりにくいのですが、味は満足です。
9位
1回
2014/03訪問 2014/04/03
昨年末に訪問して満席で入れずのリベンジ。相変わらず繁盛していて、お客さんでいっぱい。もつ鍋は、ボリュームがある一方で、ねぎやつくねなどのオプションがあるので、人数より少なめを頼んで、好きなものをオプション注文するのがおすすめ。
もつは、臭みはほとんどなくて美味しいです。
こちらのお店、実は馬刺を隠れメニューとして頼めます。系列店から運んでくれます。タテガミを含む数種類の部位の盛り合わせで、価格はそこそこしましたが、馬刺の盛り合わせとしては格安で、味も良くオススメです。
お店のお兄さんは、陽気で面白く、なかなか思い出に残る良いお店でした。
10位
1回
2014/06訪問 2014/06/21
奈良に行くことがあったので、食べログで検索して、ダメもとで突入。金曜日の午後8時、ちょうど食事を終えたグループがいらして入れました。とはいえこのお店のコースは1時間では終わらないので、この時間はきついかも。最後の方は串揚げのラッシュでした。
串揚げはおまかせコースのみで、30本前後です。ご主人がお客さんの顔色と手元のメモを見ながら順番を決めるようです。途中で終了にされるお客さんが結構いらっしゃいました。
さて、席に座るとお茶は温かいのか冷たいのか聞かれ、温かいのをお願いしたら、熱かった。
有頭海老なんか、パリパリして身の甘さも良く、次を期待させられ、出てきたのが蛤かな。そのあともカニの爪のような豪華なものや、ぎんなんにベーコンを巻いたもの、たまねぎやレンコンの野菜類、中にはあさりのカルボナーラなるリゾット風のものまで様々で、同じ串が二度出てくることはありません。
当然、中には?なものもありますが、旨いものもあります。全般的に丁寧に仕込みされているように感じられ、美味しいものが多かったです。
雰囲気は、カジュアルだと思いますがお洒落で女性客の方が多いくらい。扱っているものは串揚げですが、二度付け禁止の立ち飲みのイメージはなくて、むしろ割烹に近い雰囲気です。それでいて価格は平均一本200円ちょっとだから、お得とさえ思えます。
何種類かのソースのどれをつけるか、そのまま食べるかなど教えてくれますが、せっかくなら具材も教えてくれれば良いのにと思わざるをえません。
出張含め、旅の空でのレストランが多くなりました。旅の思い出といえば食べもの、出張の楽しみといえば食事ということでしょうか。大阪のマンジュはリブロースのとんかつというちょっと変わったものですが、他に類をみないおいしさでした。ミュンヒは、これは本当にコーヒーなのかと疑ってしまうぐらいコーヒーの新境地をみせてもらいました。
カシオペアのダイニングカーなど、思い出に残っているものも含めてみました。