サカキシンイチロウさんが投稿したトレーダーヴィックス東京(東京/永田町)の口コミ詳細

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サカキシンイチロウ

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サカキシンイチロウ (60代後半・男性・東京都) 認証済

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トレーダーヴィックス東京赤坂見附、永田町、麹町/ダイニングバー、ステーキ、スイーツ

3

  • 昼の点数:4.5

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
3回目

2022/03 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

ミモザに厚切り、薄切りローストビーフ。ランチバフェ

近所に住んでる友人に誘われ今日はサンデーブランチ。紀尾井町のニューオータニのトレーダーヴィックスにやってくる。
お店の中に中国風の大きな窯がしつらえられてて、そこで焼かれた叉焼やローストビーフがメインのバフェ。
西洋料理にアジアの料理と世界各国の料理がたのしめ、「お腹が世界一周しているみたい」ってタナカくんも大好きだった。
トップの写真はタナカくんが逝く半年近く前にここの入り口で撮ったもの。
「ここで写真を撮って」と珍しく彼から言われて撮ったのだけど、今見返すと表情がどこかさみしげ。体がかなり辛かったのかなぁ…、って思ってちょっとしんみりしちゃう。
彼が好きだった場所で好きだったものを食べて気持ちを明るくしましょう。
フリーフローのスパークリングワインがついているのもここのサンデーブランチが好きだった理由のひとつ。だからひさしぶりに泡と戯れることにする。オレンジジュースをドリンクバーから拝借し、泡にくわえてミモザに仕立てる。細かな泡が喉をやさしく撫でていくのにニッコリします。

グリーンサラダと千切りキャベツのコールスロー。エビのカクテルをたっぷりと盛る。痛風予防のためにエビを控えていた頃、この大好きなエビのカクテルを食べられなくて哀しい思いをしたけれど、今や解禁。エビもおいしいけれどカクテルソースがビリビリおいしくオキニイリ。
今日のスープはグリーンピースのポタージュで、感染予防のために厨房から運ばれてくる。バフェの料理をとるスプーンやトングも使い回さなくてすむようにたくさん用意されていたりする。
ブロッコリやパプリカ、キャベツの中国風の炒めもの。牛肉のモンゴル風のシチューに白身魚のチリソース。ビーフストロガノフに焼売、フムス。国籍問わずおいしいものが揃っているのがこの店らしさ。昔は用意されてても目に入らなかった野菜の料理が豊富でおいしいことを再発見。

そしてメインのローストビーフ。
ローストビーフが置かれた作業台のかたわらにローストポークや叉焼、チキンが積み上げられてそれらもおいしげにみえるのだけど、脇目も振らずローストビーフを切ってもらう。
ちょっと厚めでお願いします。
ローストビーフは厚さで食感や味わいが変わる食べ物。
分厚くすると歯ごたえがよく、クチャっと奥歯でつぶれて肉汁がジュワッとほとばしり出るみずみずしさを味わえる。
グレービーにホースラディッシュ。緑のあしらいがクレソンかと思ったら刻んだ水菜だったというのがほんのちょっとだけ残念で、けれどグレービーの香ばしく、まるで煮詰めた醤油のような風味があるのもおいしい。焦げた肉の表面がボロリと壊れて散らかる感じ。脂がとろけて口を甘くしてくれるのもオゴチソウ。

バターライスにバターチキンカレーとビーフストロガノフを合掛けし、中華風に炒めたブロッコリをたっぷりのっけてひと皿にする。
インドにロシア、中国とユーラシア大陸を代表する3大国家が仲良く隣り合っている。世界がこんな具合だったらいいのにね…、って思ってパクリ。
お腹は一杯になったのだけど、ローストビーフのおいしさを忘れられずお代わりをする。
今度は薄切り。歯茎や口の隅々をテロンと撫でてまとわりつくような食感は、ローストビーフでなくてはたのしむことができない肉感的な味わいで、最後に残る軽い酸味もまた旨い。
あまおうを使ったスーパーショートケーキやタルトにゼリー。コーヒーをお供にお昼の〆をしてたら曇った空が一瞬晴れてテーブルの上に日がおちてくる。「ボクも食べたい」って声が聞こえたような気がしてニッコリしました。オキニイリ。

2022/03/20 更新

2回目

2020/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

トレーダーヴィックスのランチがやっとはじまった!

ホテルのレストランは大変です。
朝食レストランはほぼ営業休止。だって泊まるお客様がほとんどないような状態で、それでも洋食レストランは営業していることもある。
和朝食がたのしめた和食堂はまず営業していないから、おいしい汁にご飯に卵焼きと言った当たり前の日本の朝食を食べることはほぼ絶望的な状態でもある。
それ以外のレストランも営業時間短縮、あるいは営業内容自体を変えての営業で、それでも8月に入ってから徐々に状態が戻りはじめている様子。
気になるホテルのウェブで状況を確認するのが日課のようになっている。

オキニイリのトレーダーヴィックスが今日からランチ再開。
ニューオータニの庭園を眺めるポリネシア風のレストランで、好きだった店。さすがに大好きなバフェは再開の見通しはなく、しかも営業は木金土日と週に4日という具合。
でも来てみたくって開店早々お店に入る。5ヶ月ぶりの営業再開のファーストゲストの栄誉に浴す。

ニューオータニの庭を窓の外に眺めながらも、ハワイのホテルのプールサイドと思ってのんびり。
ピニャコラーダをたのんで飲んだ。大抵ここでの一杯目はピニャコラーダで、それからボクはガス水を飲み、彼はマイタイ、ダイキリと杯を重ねた。なつかしい。
ココナツミルクにパイナップル。口当たりはやさしいのだけどラムが案外強めでお腹がどんどんあったかくなる。
前菜の盛り合わせ。アイランドティドビッツって名前で直訳すれば「島のおつまみ」って感じでしょうか。レアの牛肉を串に刺し炎で炙って食べる「チョウチョウ」。カニのすり身をワンタンの皮で包んで揚げた「クラブラングーン」。チーズを丸めて揚げた「チーズボール」にクルマエビを開いてパン粉揚げにした「エビフライ」。中華料理のようであり、洋食のようでもあっておそらくそれがアイランド風。

日本だったら恥ずかしいよね…。
食べ方にしても、料理の名前にしてもさぁ。
なんて、ニコニコしながら食べてたここは日本の東京。
千代田区紀尾井町でござった。
そんなもの(笑)。
それからボンゴボンゴスープ。
これもちょっと恥ずかし系の名前だけれど、かつてこの店の料理に心酔していたロイヤルホストの代表が惚れ込みメニューに取り込んだ、味には保証付きの料理。
貝殻型のスープボールにほうれん草のクリームスープ。上に牡蠣の風味の泡を浮かべオーブンで焼き仕上げたもので、ぽってりなめらか。牡蠣の香りと旨味が口に広がるごちそう。お腹がすっかりすいてくる。

メインはミゴレン。
インドネシアの焼きそばにする。
ナシゴレンとかタイのグリーンカレーとかアジアの料理が多彩に揃う。
どれもおいしくサンデーブランチではつまみ食い感覚であれやこれをたのしめる。
ただ中でもとある理由で好きだったのがこのミゴレン。
はじめてこれがここで提供されたとき、笑いをどうにも堪えられずに2人で爆笑したことがある。
それを食べる1ヶ月ほどまえだったか…。
二人してバリ島に行き一週間ほどのんびり過ごした。
川下りやサイクリング、山登りなんかを最初はたのしみでもそのうち退屈を持て余すようになってホテルが企画した「料理教室」に参加したのです。
お題はミゴレン。
食材や調味料は事前に用意されていて案内された東の中には薪を燃やした窯ひとつ。大きな中華鍋を使ってまずはシェフがお手本を作ってみせて、それを真似してボクらが作る。
見事に黒焦げ。お世辞にもおいしく言えぬものが出来上がったそのミゴレンにこれがそっくり。お皿の上に椰子の葉を濡らしておいてあるのまでもがそっくりで、それで思わず笑っちゃった。

ただ味は当然一流で、大量のエビに髭を落としたもやし、リーキにパプリカ、ふっくらかためた卵と具材も豊富でまるでエビ野菜炒めの中にほんの少しの麺が混じっている感じ。
ビリビリ辛いサンバルを使って好みの味に整え味わえるのがたのしくて、しかも焼きそばなのにキノコが一切使われていない…、というのが何より彼にとっては嬉しかったのでしょう。オキニイリのひとしなだった。
お腹も満ちた。けれど最後にも一つ好物。バナナフリッタを食べておこうと衣をつけてバリッと揚げたフリッタ、アイスクリームにホイップクリーム。バリッとかじると中はトロトロ。酸味がおいしいオキニイリ。コーヒー飲んで昼のお腹に蓋をしました。おいしかったよ…、と席を立つ。

2020/08/06 更新

1回目

2017/06 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

料理のアレンジしがいのあるホリデーブランチ

ニューオータニホテルの中にあるポリネシアン料理の店ということになっているけど、ボクにとっては家から歩いてこれるハワイのようなゴキゲンな場所。
サンフランシスコに本店があり、店の造りはたしかにポリネシア風ではあるけど、料理、サービススタイルはポリネシア的ではないのが特徴。アメリカ人にとってハワイはアジアの入り口。日本人にとってのハワイはアメリカの入り口で、つまりその両方が不思議にココで混じり合う。

毎週日曜にはバフェが用意されていて、うれしいことにスパークリングワインまでもが飲み放題。
泡をシュワシュワたのしみながら、料理をたのしむ。

アメリカで贅沢な食事のはじまりといえばシュリンプカクテルがつきもの。
ココでもそれが用意されてる。
カクテルソースをたっぷりほどこし、レモンを搾ってムチュンと食べると、気持ちが太平洋を飛んでいく。
ひよこ豆とクスクスのサラダがあって、ワカモレがあり、メキシコ風の鶏のパン粉揚げ、そしてなぜだか焼売がある。

太平洋をグルリ囲んだ国の料理が揃うというのが、この店の昔からのコンセプト。なのになぜだか日本料理だけはなくって、料理世界における日本料理の独特なるポジションを感じたりする。オモシロイ。

メキシコ風のトマトスープで喉を潤す。
スッキリとしたトマトの酸味のスープの上に、揚げたトルティアとコリアンダーをたっぷりのせる。
混ぜてなじませトルティアがトロリとしたら食べ頃という、ヌードルスープのような味わい。ライムを絞ると一層スッキリ。お腹をすかす。店の真ん中に大きな窯が置かれてて、そこで肉や魚を焼く。中華料理的であり、ポリネシアン的であったりもする。

その窯で焼き上げられたローストビーフやバーベキューポークをお腹を軽く満たして、鶏胸肉のモレソース、ポークビーンズに中国風のスペアリブと肉三昧で気持ちがあがる。バフェに並ぶ料理の種類は決して多くはないのだけれど、どれもがキチンとした料理。
サラダバーのような素材を並べて多彩を装うようなコトをしないのがいい。しかも味に変化があるので食べてて飽きない、満足できる。

特にソースが多彩でステキ。
それをおいしく食べるようにとジャスミンライスで作ったトマトピラフが用意されてる。
コリアンダーの香りが一緒に炊き込められててそれを真ん中に。
左側にはチリポーク、反対側にはグリーンカレーを流して食べる。
ピラフの上には茹でたエビ。
グリーンカレーのジンワリあとからおいかけてくる辛味がおいしく、もう一皿。焼売とチキンフライにグリーンカレーをあわせて食べる。
バフェカウンターは小さなキッチン。厨房の外にできた盛り付け台だと思ってあれこれ工夫をすると、バフェはたのしい。なにより自分だけの料理を作って食べてるんだと思うと気持ちが盛り上がる。

クロワッサンがおいしそうに焼けていて、サンドイッチに仕立てて食べる。
ワカモレ、レタスに茹でたエビ。カクテルソースも一緒にとって、クロワッサンに切り目を入れる。そこに具材をたっぷりはさみサンドイッチの出来上がり。バターをたっぷり含んで仕上がるクロワッサンで、生地の間に気泡がたっぷり。表面はバターで焦げてカサカサ仕上がり食感軽い。ぽってりとしたワカモレとむっちりとしたエビが潰れて、クロワッサンの散らかる生地を一緒になってユックリとろける。
さすがに食材を惜しまず作るとサンドイッチもサンドイッチを超えた料理のようになる。こういうコトがたのしめるのもバフェならでは。

デザートで〆。ワッフルを焼いてくれるコーナーがあり、ケーキにフルーツ、アイスクリーム。よりどりみどりな豊富さにあれこれ迷う。それで結局、フルーツメインの一皿にする。

カンタロープにマスクメロン。ダークチェリーにマンゴーシャーベットにバニラアイスクリームをあわせる。ダークチェリーは今年はじめて。クチュっと潰れる甘酸っぱさに、今、カリフォルニアに行くと安いんだよなぁ…、って思ってニッコリ。
何よりメロンが甘くておいしく、ウットリします。
コーヒーたのむとガラスのカップでやってくるのが昔からのココのスタイル。プランテーション風なモテナシにやっぱり気持ちが南に向かう。シアワセな昼、日曜日。

2020/04/14 更新

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