サカキシンイチロウさんが投稿した渋谷 松川 本店(東京/渋谷)の口コミ詳細

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サカキシンイチロウ

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サカキシンイチロウ (60代後半・男性・東京都) 認証済

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渋谷 松川 本店渋谷、神泉/うなぎ、日本料理、どじょう

3

  • 昼の点数:4.5

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
3回目

2021/05 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

鰻の蒲焼きに肝焼きにネギ!

渋谷で昼食。鰻にしようと「松川」にした。
若い人たちの街、渋谷にも大人のお店がいくつかあって例えば蕎麦の福田屋だったりとんかつのかつ吉だったり。そして鰻のこのお店。そういえば天ぷらの老舗がこの街には見当たらないのがオモシロイ。

鰻の松川が好きなのは「鰻肝焼き丼」があるからで、肝焼きがあるときだけの限定商品。鰻の内蔵をたっぷり使って作るので、鰻何尾分もの肝を必要とするからなんでしょう。いつもあるかどうかおそるおそるたのむ。今日も聴いてみたらあるというのでニッコリします。
しっかり時間をかけて丁寧に作る料理です。だからお茶をお供にのんびりと待つ。このお茶がぬるめに点てたお煎茶で、甘くてうまくてとてもなめらか。そして料理が到着します。
蓋付きの陶器の丼に蓋付きの椀。漬物の入った器が並んでて、どれもが威張ってみえないところがボクは好き。

丼は太った鰻のお腹の部分としっぽの半分。
キレイに焼けて香りもおいしい。
鰻の下に隠れているのが大量のネギ。ネギの下には焼いた肝。
ボリュームたっぷり。しかも写真を撮る場所でまるで違った料理のように感じてたのしい。
分量だけじゃなくて、食感、味わいが多彩でにぎやか。
鰻の蒲焼きはねっとりしてる。浅蒸しだからふわふわでやわらかというわけじゃなく、歯ごたえ確かで噛んでるうちにご飯と一緒になってとろけるという感じ。
一方肝焼きは歯ごたえ、歯ざわりがとてもたのしい。ザクザクもありゴリゴリもあり、むっちりもありと食べるところでまるで違った素材を食べてるように感じる。肝独特の渋みや苦味もオゴチソウ。

蒲焼きも肝焼きもどちらもしっかり脂がのってて、それを刻んだたっぷりのネギがシャキシャキ、すっきりさせる。みずみしくて香りも鮮やか。鰻の風味をひきたてる。
タレは甘みが控えめで醤油の風味がキリッと際立つ味わいで、ご飯は硬めとボクの好み。山椒をパラッとたっぷり施し後口さわやかにする。
そう言えば鰻屋を経営していたこともある父は山椒をかけなきゃいけない鰻は本物じゃない…、なんて人前では粋がっていたけど身内で鰻を食べるときには内緒で使って、鰻と山椒の相性はやっぱりいいなって悦にいってた(笑)。十代目金原亭馬生の「そば清」みたいでちと笑う。
キュウリとキャベツがみずみずしいサイドの浅漬、立派な肝の入った肝吸い。食事を終えた〆のほうじ茶は熱々で堪能しました、オゴチソウ。

2021/05/12 更新

2回目

2020/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

鰻肝焼き丼に白焼きつけて満たされる

ここ数日、眠りが浅くて体も気持ちも元気がたりない。
こういうときは鰻だなぁ…、と思って渋谷の「松川」にくる。
「鰻」というより「うなぎの肝」を食べたくて、ならば渋谷の松川の「鰻肝焼き丼」をたよりにしなくてはと、それで松川。うだるように暑い今日みたいな日には鰻を必要とする人たちが多いのでしょう…、お店はにぎやか。
まずは白焼き。脂の乗った鰻を浅蒸しの状態で炭で焼く。自分の脂を吐き出しながらふつふつ泡を噴き上げながら焼けて仕上がる。だからまるで揚がったような仕上がりでサクッと歯切れてザクッと壊れジュワッとおいしい脂が滲んでとろけて消える。
もじみおろしにポン酢、あるいはわさびでどうぞと味をかえつつ半尾の半分ほどを食べたところでメインの鰻肝焼き丼がやってくる。

蓋付きの丼。
ちょうど手の中にすっぽり入るほどよき大きさで、蓋を開けると蒲焼きがほぼ一尾。
刻んだネギを枕に几帳面に並べられ、刻んだネギの下には肝。
これがおどろくほどにどっさりで、目にしただけで元気がにじみだしてくるよう。
鰻の蒲焼きはパリッと焼けてはいるけれどやはりふっくら。
とろける感じ。
ところが肝はコリコリザクザク、力強い歯ごたえで焦げた脂の風味と肝そのものの軽い渋みがなんともおいしい。ネギが混じるとそのシャキシャキの歯ざわりに緑の香り、みうみずしさが肝の風味を引き立てなんとおいしいコト。これよ、これ。これが今日は必要だった。

食べ残しておいた白焼きを丼の中に入れて食べます。蒲焼き食べたり白焼き食べたり。肝をゴリゴリ味わいながら硬めに炊けたご飯を味わう。
タレが追加で用意されてる。甘めなんだけどさっぱりしていて後味軽め。それをザブザブかけてつゆだく。タナカくんが好きだった食べ方で食べてお腹を満たす。
肝吸いに白菜、キュウリの漬物がつきひと揃え。
ここの肝吸いは味がしっかりしていて丼、鰻の味に負けぬところがまたおゴチソウ。すべてキレイにお腹の中におさまりました。元気がちょっとやってくる。

2020/08/12 更新

1回目

2020/07 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

肝焼き丼は唯一無二のおゴチソウ

渋谷で鰻。駅前にある老舗「松川」で食事するのが雨の渋谷に来た理由。
実は2週間ほど前のコト。
その友人と渋谷の街を歩いていたとき、松川の前を通り過ぎ「そういえば、ここの肝焼き丼は旨いよね」って話題になった。
そうそう、東京広しと言えども肝焼き丼を売る店自体が少なくて、しかもここのは天下一品。近々食べに来ようよなんて、軽く約束。その約束を果たしましょうとやってきた。
開店と同時にお店に飛び込んで、目当ての鰻肝焼き丼を注文し追加で白焼き。大人的なる昼の贅沢。
まず白焼きがやってくる。脂ののったほどよき太さ、厚さをもった白焼きです。2つに仕切られた醤油皿のひとつにポン酢。わさびの他にもみじおろしが添えられてポン酢で食べるとウザクを食べてるみたいな気持ちになるのがたのしい。

白焼きを半分ほど食べたところで丼到着。
お膳の上に蓋付き丼。
同じく蓋のついたお椀に肝吸い。たっぷりの漬物がつきひと揃え。

さて、蓋を開けます。
まずこんがり焼き上がった鰻の蒲焼きが二切れ。ほぼ丼を覆うようにして乗せられている。
蒲焼きは刻んだ青ネギを枕のようにして並んでて、蒲焼きをひと切れ、動かし下を顕にすると刻んだネギに焼いた鰻の肝が混ざってどっさりと。
ここのタレはちょっと甘めでけれどさっぱりとした軽い味わい。鰻は脂の旨味や鰻そのものの持ち味が引き出されていて味わい深く、肝はこんがり。ゴリゴリとした食感に軽い苦味が引き立ち仕上がる。

ネギと一緒に味わう肝のザクザクとした食感にみずみずしさに風味豊か。肝ってこんなにおいしくて食感たのしい食べ物だったんだ…、ってしみじみ思う。再認識。
鰻の白焼きものっけて、蒲焼き食べたり白焼き食べたり、ネギに混じった肝を食べたりと端があっちにいったりこっちにいったり。そのうちそれらが混ざりあって、渾然一体。小さなしゃもじで混ぜながら食べると口の中はいろんな味わい食感の鰻で満たされなんともシアワセ。盆と正月が一緒にやってくるってこういう感じをいうんだろうなぁ…、と思って味わう。
鰻を食べると元気が出る。生きなくちゃ…、って気持ちがなぜだか前向きになる。ありがたいなぁって思ってにっこり。席を立つ。

2020/07/15 更新

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