たか6さんのマイ★ベストレストラン 2013

2013年09月23日デリー　こりゃ日本を代表するわけだ！　カレー馬鹿77テーマ：カレー実はデリーをちょっと甘く見てたところがありました。
なぜなら、インドカレーを称しているにも拘わらず、日本人向けにアレンジしているし、カレーの見た目が欧風だったから。
百聞は一見（一食）に如かず。とんでもない誤解でしたね！
こんなに美味いカレー、流行らないわけがない！

上野の博物館に行く予定を作って、そのついでとしてデリーへ行くことにしました。
日曜日ともなると、御徒町の外れはひと気もまばらになるのですね。デリーの周辺だけは賑わってましたが。
クッソ暑いさ中、外で待つのも辛かったですが、ようやく空いた店内も外気とほとんど変わらぬ蒸し暑さでやばいっ！汗がひく暇がない！
仕方ないですよ、今は諦めて、全身汗だくになってもカシミールカレーを食べて帰ろう。
待つこと１０分位、登場したのはまさにあのカレー！

手前がカシミール800円　奥がコルマ900円

ファーストコンタクト、どことなく和の出汁の力強さが見えたのも束の間、集合体となったスパイスがチリと相まってバズーカ砲を放ったかのよう。
旨味が、コクが、凄いっ！あれほどのチリを抑え込んでしまうくらい、美味さがトップに君臨している。
凄いな、このカレー！
汗だくですが、ヒーヒーですが、どんどんいけてしまう。

カシミール800円
"SimpleisBest!"は私の支持する格言ではないですが、カシミールなら逆に『有り！』ですね！
HPを確認すると、美味さへのこだわりが半端ないんです。新玉ねぎの購入産地をシーズンに合わせて北上させたり、パクチーもチリもシーズンごとに国を変えるなんて、どうやって実現できるんでしょうかね？凄い。

そして、帰り際に手に入れたカシミールカレーのレトルトさえも、味のブレを感じませんでした！称賛以外の言葉が思い浮かびませんね。

もう一品、コルマカレーは妻がオーダーしたもの。

コルマカレー900円
こちらは玉ねぎをたっぷり使ったもので、とろみもあり、甘みもあります。
これも美味かったなぁ！

ほとんどのお客さんがオーダーしていたカシミール、実は辛さ増しもできるそうなので、カレー好きならぜひ行ってみて下さい！

そもそもなぜ牛タンは仙台ばかりがピックアップされるのか？牛は日本中で飼育されているというのに。

それを調べると、こちらの「太助」という名前が牛タン焼の元祖として取り上げられてるじゃないですか！
なるほど、牛タン焼という料理の発祥の地が仙台のようですね。

そして、無知は怖い。こちらのお店はそんな太助の支店だったのです。どおりで美味い！

牛たん焼とろろセット1575円
まず、テールスープがくっそ美味い！しびれるとはこのこと。
もちろん、牛タン焼は激うま！！
さらに、漬物（名前が分かりません）が美味い！噛めば噛むほど味が出る！

もっと食べたい！でも安くはないので、次回のお楽しみということで。

偶然見付けてこの美味さとは、いい出会いでした！また行きます！

こちらはいつも行列ができていて、諦めて帰ってしまっていたのですが、実は店員が気付いてないことがありました。お並びの際は、ぜひ、店員にお声をかけた方がいいですよ。

おもてなし度　★★☆☆☆

ここはホントに美味い！久しぶりに訪問した際、「これほど美味かったか！」と唸ってしまったほどでした。

2日連続でビーフカレー、チキンカレーと頂きましたが、それぞれに適したバランスで熟成されたものにも拘わらず、インドカレーのフレッシュささえも表現されているのです！
これに似たカレーは他で食べたことがありません。

カレーをスパイスから作る人なら分かることですが、欧風カレーとインドカレーは真逆の性質を持っているため、両方のいいとこ取りを実現しようとするのはかなり高度な知識と技術が必要なんです。失敗している店がままありますからね。

神保町のカレー名店は【美味しいけれど、価格が高い】ところが多いですが、エチオピアはそのハードルさえも下げた上で、このハイクオリティなのですから脱帽せざるを得ません。

市ヶ谷のアジャンタ同様、満点でしょう！


つい最近のこと♪♪♪♪♪♪♪♪♪

おっと、5度目にしてついに、噂に聞いていた『水っぽいカレー』に当たってしまいました。日曜日です。
あれほどの人気振り、そしてあのスパイスのクオリティを維持する大変さ、それらを加味すれば、いずれ仕込みの間に合わなかった未完成鍋に当たってしまうだろうという危惧はしていましたが。

とは言え、エチオピアの評価に影響はありませんよ。なぜなら、それでも美味いからです！しっかりツボは押さえている！
そして、美味しい一皿を出してくれることが分かっている安心感は揺るがないからです。


過去のレビュー♪♪♪♪♪♪♪♪♪

都知事選投票後に出向いた神保町のボンディでしたが、靖国神社〜日本武道館間の花見に凄い人出が出ておりまして、その人達が流れてきてるのでしょう、店外に溢れるウェイティングの列！

一時間は待つだろうその列に並ぶ気持ちの準備はなく、今回は諦めて御茶ノ水方面へ進んで「エチオピア」へお邪魔しました。

狭い間口を潜るとカウンターだけの店内が見えます（実は2階にテーブル席があるようです）。

食券を買って、空いてる席へ。

選んだのは、ビーフカレーです。

ビーフカレー880円　ライス大盛50円　辛さ5倍

大盛りには3種類あって、カレー&ライス200円、カレー150円、ライス50円なので、ちょっとケチってライスだけにしてしまいました。最後の方でご飯が余ってしまいますのでご注意を。

ジャガイモ（バター付き）が食べ放題なので、足りない分はそのジャガで補う事をお薦めします。

複雑な色合い。ビーフに絡んで豆とピーマンと玉ねぎが

さて、お味ですが……

「これはっ！う、美味い！」

こんなにドンピシャでヒットしたのは久しぶりです。最高です！

今まで何で来なかったのだろう、そう後悔するほど激ウマなんです！

スパイスの調合が完璧、ビーフは柔らかく、ピーマン含めて野菜類は全てカレーの一部と化しています。

ああ、何て下手な説明なんでしょう。この感動を伝える言葉を知りません。

とにかく、もうすでにまた行きたくなっています。スタンドタイプのカレー店であるのが残念でなりません。

次回は自宅に近い、高田馬場店へ行ってみようと思います。

本日のカレー

エチオピア　ビーフカレー　満点！★★★★★

ところで私がこの店に興味を持ちきれていなかったのはその店名が要因でした。

特に「エチオピア」料理に興味があるわけではないので、同じカレーでも他の名店よりも優先順位が低くなるのは当然のことだと思います。

実は、店名の由来はエチオピア料理ではなく、創業当時に提供していたエチオピア産珈琲が話題を呼んでいたことから、それにあやかったからだそうです。
もしかしたら、店名で損してたかもしれませんよ、鈴木社長！

最近はカレーを超えて、酒に合うような一品料理を食べたい願望が膨らんでまして、やはり夜に居酒屋を営んでいるような店こそ、その辺りに力を入れていると思うんです。カマルプールとかカッチャルバッチャルとかやるきとか……（全て未訪　（TT）。
その中、ランチでも一品料理を出してくれるという、ネパール料理の名店「味屋」へGo！

店主プルジャさんについては、ジュリアス・スージーさんが愛情深く教えてくれます。⇒

お店は堀之内橋交差点の間近にあるのですが、あまりに目立たないので一度通り過ぎてしまいました。
店内も質素でこじんまりしており、小柄なプルジャさんもカウンターに半分隠れるようにして出迎えてくれました。
初めは、無表情なプルジャさんにちょっと物怖じしそうになりましたが、こちらから話しかけてみるととてもシャイで親しみのある笑顔を向けて色々答えてくれました。真剣な眼差しで調理を進める姿は凛々しくもあり、美味しいものを食べさせたいという信念が感じられます。
ちなみに旦那さんは翻訳家か記者らしく、素晴らしく良いご夫妻だとネパール人の友人らが話してました。

スクティ　マトンジャーキーの炒め物　690円
「ドライマトンはありますか？」と尋ねて出てきたのが、ジャーキーでした。ネパールなどでメジャーなドライマトンとはちょっと違うようですが、カリッと揚がった部分と柔らかな部分とが混在していて、滲みこんだ濃いめの味がおつまみに最高！

カジャセット1050円　中央にチウラ（干し飯）、手前から時計回りにチョエラ（羊の炒め物）、ムラコ（大根の）アチャル・バトマス（揚げ大豆マリネ）・アルコ（里芋の）アチャル、さらに生ビール付きなんて安っ！
カジャとはティータイムのおやつ的な食事のことだそうです。あちらではランチを取る習慣がなく、朝食と夕食の間の減った小腹を満たすのがカジャです。南インドのテイファン、ドーサと同じような習慣なのでしょうね。
炊いた米をわざわざ干して、さらに潰す、という手間をかけて作るのがチウラ。シリアルのような食感が楽しいです。
食べ方を聞いてみると、混ぜないで、それぞれをチウラと共に召し上がれということでした。
周りに飾られたアチャール2種、チョエラ、バトマス、それぞれに味が変えてあってどれも美味しいです。
ただ、普通のご飯の方がもっと美味しく感じそうじゃないかな。

モモ　550円
こちらのモモは、まさに点心そのものですね。ターメリックの黄色がスパイスの国の料理だと思い出させてはくれますが、味はほとんど中華と変わらないような……。味オンチでスミマセン。

ロティ　120円／1p
そして妻がオーダーしたロティをつまんでいる内にやはり、カレーを食べずにはいられなくなりました。
やはりマトンでしょ？
一食で3種のマトン料理を食べるなんて、いい経験ですよ。
単品でオーダーしたマトンカレーでしたが、ランチセットでも同じ値段でしたので、ライスで食べてみたい気持ちもあってセットに変更してもらいました。

マトンカレーセット850円
当然です。普通にランチ一人前の量がありますよ。ほぼ満腹の身には過剰ですが、いざ。
う～ん、マトンの滋味がしっかり出たグレービーでうましっ！
焼き目が入れてあるのか、肉は表面がしっかり歯応えがあるものの、中はしっとり柔らか～。美味いなぁ。

右手の惣菜はカジャセットでも出てきたバトマスサデコのようですが、前出のものよりとろみが付いています。
左手の惣菜は、まるでほうれん草のお浸し。水っぽさも薄い塩加減もお浸しそのものです。口直しにはいいですね。

私はビールを飲みながら、妻は赤ワインを飲みながらの昼食は、食べ過ぎをはるかにオーバーしてしまいましたが、大変満足できるものでした。

最後に、プルジャさんの名言、もとい箴言を。
私「休みなしで働いてて大変ですね？たまにはネパールに帰りたいと思いませんか？」
プルジャさん「替わりに店を任せられる人がいれば帰りたいです。……
料理は心でしょ。心のある人がいないんです！」

～真面目に誠実に真心を込めて～

プルジャさんの料理に妥協はない。だからこそ身体から満たされるのでしょう。

これまで積極的に南インドの料理を食べてこなかったのは、野菜料理が主体の文化、だからだったかな？わたくし、肉食なもので。
ですが、インド料理に触れるにつれて次第に分かってきたのは、野菜料理が美味い！
日本人に馴染みのない珍しい野菜を使ってるのではなく、とにかく鮮度を壊さない調理法をすることで、野菜そのものの旨味が引き出されている。

以前に読んだ記事ですが、インド駐在経験のある少年が日本に戻ってきてから、どうしても大好物だった料理を食べたくなって、お手伝いさんに教えて貰ったレシピ通りにその簡単な料理を再現してみたそうです。ところが、何度作ってみても同じような美味しさにならない。理由を考えている内に分かったのは、日本の野菜は旨味が圧倒的に薄いということだったそうです。

美味い野菜ならそのまま食べても十分に美味しいですからね、最低限の火通しだけで、野菜そのものの旨味を残す調理法が発達したのは当然のことなのでしょう。

さて、そんなベジタリアンミールスを堪能しに、地元の名店へレッツラゴー！

ランチメニューをチェックすると、あれあれ、ターリランチ？タンドーリチキン？写真で見てもバナナの葉ではなく、ターリーに乗ってる模様。
なるほど、開業した8年前では南インドの料理だけでは勝負できないと判断したのか、北インド料理も一通り扱っているようですね。
ドーサやどっさりライスなどを食べる気で来たのでちょっと残念ですが、気を取り直してオーダー。

コトリ盛りだくさんでテンション上がる～

スペシャルランチ　1200円
正面手前から、タンドーリチキン→マライティッカ→甘いヨーグルト→サラダ→ライス→マトンカレー→日替わり・ゴビチキンカレー→チャトニ（？）、奥にナン

マトンカレーうまっ！珍しくマイルドな仕上げですが、肉の味がしっかりあって柔らか。
ゴビチキンにはコトリ大のチキンがまるまる入っていてボリューム満点。ゴビの仕上がりが絶妙！かなりマイルドですが、美味しいです。
タンドーリチキンはかなり美味い！味の説明はできませんが、今まで食べた中で一番美味。
マライティッカは牛乳の膜やヨーグルトなどでマリネしたものらしいですが、味は忘れてしまいました。
ナンは甘みがほどんどなく、冷めると固くなるタイプ。今回はライスもパロタもあったので後回しにしてしまいました。

ベジタリアンミールス　1100円
真ん中にパパド、その下にパロタ2枚右下からチャトニ（？）→ライス→野菜カレー→ラッサム→サンバル→たまねぎパコラ、その下にワダ

ターリーに乗ってる分、雰囲気は出ませんが、見よう見真似でライスにパパドを崩し、ラッサムを混ぜたり、サンバルをかけたりして食べましょう！
ラッサムはかなりにんにくが効いているのですね～
サンバルには大根がたっぷり入って、豆は溶け込んでるよう。
野菜カレーはココナッツベースの優しい味、パコラはまさにかき揚げ、ワダはドーナツというよりコロッケのような見た目で強制的にケチャップ味が付いてしまうもの。
やはり色々混ぜて食べると、味わいが深まって美味いですね！

食後は、空気を混ぜてマイルドかつ冷ましてくれるパフォーマンスでホットチャイを頂きます。
ミルク控えめで、チャイというよりミルクティーのよう。さっぱり美味しかった。

やはり、次回は予約してバナナリーフパーティを堪能したいですね♡

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回もランチに伺いましたが、肉ばっかりのチョイスはもうおっさんには厳しかった！次回は野菜カレーも混ぜて頂こうと思います。
ところで、壁にキリストの肖像画がかかっていたので、もしやとおもってダスさんに質問してみましたら、やはりクリスチャンだそうです。
南インドにはクリスチャンが多いらしいですからね。
そこで、ビーフも扱うのか聞いたところ、以前は出していたそうですが、ヒンドゥー教徒のインド人がお客さんとしてたくさんいたので風評を考えて引っ込めたそうです。

今回は『Bistroひつじや』です。
ひつじ専門店と言えますが、魚など色々ご自慢の料理が色々あるそうですよ。

ま、とりあえず今日の大本命はひつじのたたき丼です！ほぼ生でひつじが食べられるなんてどんだけ新鮮なのでしょう！！

入店早々ウェイティングすることになりましたが、店頭のチラシなどを見ていたら後から来た方を先に通されてしまいました。いくら忙しいからとはいえ、もう少しお客さんに注意を払ってほしいですね。
さて、席につくと人気の程がはっきり分かりました、平日の2時近いというのにほぼパーフェクトな満席ですよ。狭いテーブルを相席にされてる方々もいらっしゃいます。
ま、多少料理が出てくるのに時間がかかっているようには思いますが。

妻が好きなものをオーダーしてくれと言うので、決めていた通りスペアリブとたたき丼の食べられるセットをオーダー。
アルコールもすっごく安いので、飲みながら自家製パンを摘みながら料理を待ちます。

カリフォルニアワイン　グラス赤　220円
チュニジアビールCeltia　326円
トルコビールEfes326円

チュニジアの餃子とスペアリブのセット　ライス・サラダ・スープ付き　620円
どでかい揚げ餃子は意外となじみのある味。パリパリさくさくと食が進みます。
スペアリブは……聞いていたとおり、羊の脂身はすごく臭いんですね。きっついなぁ。赤身部分は平気で食べられるんですが、脂身はダメです。食えません。
なんだか、ひつじの洗礼を受けた気がします。

羊肉のたたき丼　サラダ・スープ付き640円
こちらが本日の主役！見て下さいよ、ほとんどレアですよ。生さが伝わりますか？

何の臭みもなく、馬刺しのように美味い！
丼と言うこともあってわさび醤油で頂いたので、洋風のソースなどでも食べてみたくなりました。

ちなみに確認したところ、羊肉は牛肉同様に筋肉部分に保菌することはないそうで、だから生食も可能なんですね。

さて、本来であればここまでのレビューで終わるはずなんですが、カレー馬鹿の私にとってはどうしても外せない料理があったのです！そう、カレーです。

マトンローガンジョッシュ　ライス・サラダ・スープ付き　580円
ローガンジョッシュとはインド料理では珍しく、かなり長時間煮込んで作るカレーなんだそうで、素材の旨味がグレービーに滲み出ているタイプです。

うん、美味い！酔っぱらっているし、ちょっと食べ過ぎてしまっているので、その良さが脳天直撃までに至りませんでしたが、完食するくらい美味かったことに間違いはありません！

いや～、これだけ食って飲んで3000円しないんですから、素晴らし過ぎる！
間違いなく、私たち夫婦のローテーション入りです！

初訪問時の感動はそうは続かず……

あれから3、4度訪問し、ビーフカレーに限定して食べ続けました。
う～ん、初訪問時のクオリティは私の好みにドンピシャだっただけなのか？

2度目の時には店主自ら「今日のは出来がいいですよ」、ついでに常連さんも「ほんと、今日のは美味いですね！」とのたまわっておりましたが、肝心の私の舌は……賛同できず、コクが遠退いた印象。

そして、行く度に味が違う。なんだか、平凡に感じてしまうんです。

カレーの仕込みの難しさ、分かります！
ですが、そこを同じに仕上げていくのがプロ。

難しいですね。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

ここのところ、月１ペースでアジャンタへ足を運んでいます。
何て言っても、実はテイクアウトしに行くんです。
店内で食べると１５００円強してしまうので、お弁当は破格ですよ！あの激うまマトンカレーさえ７００円なんですから！
そのマトンカレーを買いに行きかけた際、何となく欧風カレーをチェックしますとこれまで目に止まらなかった隠れたお店があるじゃないですか！
『ノールドクダン』
中休みもなく営業しているようなので、いざ出陣！ちなみに４時までに入れれば珈琲ゼリーなどが付くようですよ。惜しい…

市ヶ谷と飯田橋の中間、法政大学のそばにその店はこっそりいらっしゃいました。
入店と同時に決めていたメニューをオーダー。
「揚げるお時間は大丈夫ですか？」と確かめて頂いたように、サーブまでには１０分くらいかかりましたのは……

ヒレかつとビーフ1000円　大盛り
ヒレかつとビーフ　カレーをかけても絵になる！
んまっ！これはうまい！
ボンディ系のはっきりした甘みが私はあまり好きではないのですが、ノールドのものはほのかで優しい甘さが隠れています。玉ねぎだけではないでしょうが、そのくらいほのかな甘みなんです。
いったい何から甘みを出しているのだろう？それを気にしながら食べ進めていたら、あっという間に完食してしまいました。

いや～うまかった！
ついついご主人に賛辞を贈ってしまいました。「神保町は足元にも及びませんね！」
確かに、神保町の数ある欧風カレーの老舗はどこもノールドに負けていると思います。
荻窪のトマトはさすがに強しですが、その次にはランクインするでしょう。
CPさえ考慮すれば間違いなくNo.１！！
しばらくは通うことになりそうです。

キッチン南海
カツカレーファンには申し訳ないですが、私はこれまでアンチカツカレー派でした。カレーの美味さを邪魔しているとさえ思っていたほどなんです。ところが、南海のカツカレーを食べて考えが逆転しましたね！
美味過ぎる！

カレー自体が独創的で絶品！これほど生姜を利かせたカレーにはお目にかかったことがありませんね。
さらに、カツが美味い！専門店でないにも拘わらず、サクサクでジューシー！
あれほどの繁盛店（団体客など関係なく、空いた席に順々詰め込んでいくのを、お客さんさえ容認しているさばき方）で、揚げ物のクオリティを維持するのは大変でしょうに、手抜きなしですね！

カレーだけで美味し！カツだけで美味し！共に食してなお美味し！もう無敵ですね！
短期間に何度もお邪魔してしまいましたが、また行きたくなってきましたよ。


ブログ記事『神保町カレー探訪　エチオピア／カヴィアル／共栄堂／キッチン南海／まんてん他 』もどうぞご覧下さい！

裏原宿の外れにあったGHEE。
その味を継承する店が、市ヶ谷のモモ（Cafedemomo）、そして北参道のCURRYUP、そして、東銀座にあったビザール（Bizarres）、新潟市のＶＯＶＯ、京都市のカマルだそうです。閉店してもなお、店舗が増殖してしまう、そのカリスマ性、ファンの多さは、調理人冥利に尽きるでしょうね。

さて、2010年にオープンしたCURRYUP。GHEEの元従業員にマスターがマンツーマンでレシピを直伝したそうです。
オーダーはもちろん、ビーフ。そして、一番人気だと言うバターチキン。

CURRYUPビーフ＆バターチキンコンボ（Mサイズ）　1100円＋200円

ビーフはギーと唐辛子の浮く濃いグレービー。
ナッツのような香り、深く、かつシャープなスパイス感、これは美味いですね！ただ、私にはもっと塩気が欲しいところ。
煮込まれて柔らかな牛肉が小粒なのはちょっと残念。

バターチキンはインド料理店で食べたどれとも全く異なる味ですが、美味いなぁ！一番人気だという理由がよく分かります。
甘みはあまり感じず、トマトの酸味とバターの塩気と風味が濃厚。何となくゴルゴンゾーラのような風味まで感じるのはギーのおかげでしょうか？
美味さと比例するカロリーの高さを想像すると、そら恐ろしいな……

数日後、無性にこちらのカレーを食べたくなりました。この中毒性もギーのおかげかな？
3日後には、気まぐれもあって牛すじ焼きカレーをチョイス。

牛すじ焼きカレー　800円
これは、カレーじゃない、かな。
牛すじは味噌煮込みのような味付けで、チーズや半熟玉子のトッピングもあって、ただただマイルド。
洋風のどんぶりとしては大満足に美味しいです。

続いて、2日後にはビーフカレーを改めて堪能しに行きました。

ん～、美味いなぁ。けど、塩気が足りない！
塩気のあるものは付け合わせのお新香ミックスだけなので、それで何とか補おうとしましたが、満足できろほどじゃない。
「ああ、もうちょっと塩を足したビーフカレーを食べてみたい！それで完璧になりそうなのに……」
なんてことばかり考えながら、完食してしまいました。
「塩が欲しい」なんて、コックさんに失礼でとても言えそうもないので、テイクアウトしたものに家で塩を足してみようと画策中です。(*‾Oノ‾*)

という訳でテイクアウトしてきました。
すると、あれっ……十分に塩味がある！何となくミネラル豊富な岩塩あたりを使ってそうな、塩の甘みを感じる塩気です。これなら一切塩を足す必要はありません。
塩気の濃淡はどうして出たんだろう？ちょっと理解に苦しみますが、今回のものがベーシックな味付けならば大変おいしゅうございます。

デパートのレストランフロアにあるにも拘わらず、高評価を得ているベトナム料理の店って気になりますよね？
その訳を確かめに出掛けてきました。

ヴェトナム・アリス

86席もある店内は広々ゆったり。通路に面した小さなテーブル席は、いいんだか悪いんだか、植物で区切られただけのテラス風。その席に通され、店内を見渡してみると、アジアが香るレトロモダンなインテリアでやけに心地良い。
この広いレストランをホール4人、キッチン2人でこなすのは大変だろうなぁ、なんて勝手に心配していましたが、料理が手際良く出されるのをみると、仕込みをキッチリやってあって、ランチは仕上げる程度で済むように準備している賜物なんでしょうね。感心します。

料理がまた美味しい！

名物春巻きバスケットランチセット1500円
春巻きバスケット・ブン・ボー・フエ（牛すじ入り辛口ビーフン）・練乳が沈むベトナムコーヒー

鶏肉のレモングラスごはんセット1000円


どれも美味しい！感嘆と共にもう一口、と箸が進んでしまう美味さです。
揚げた鶏肉だけは硬くてパサついてしまっていましたが、価格を考えたら大満足な上にとってもお得！

店の雰囲気、味、高評価も納得のいいお店でした。また、行きたいな。