2回
2012/07 訪問
格が違うわ! アジャンタのマトンカレー カレー馬鹿22再
インド料理店には必ずあると言っていい程定番なマトンカレー。
最近では自分で調理するほどはまっている肉の一つでもあり、様々な店で頂戴してきました。
肉を噛んだ時ににじみ出てくるあぶらの旨味。
まさに「くぅ~」って声に出して唸りたくなるほど凝縮された旨味。
それが、アジャンタのマトンカレーにはあったのですが、他のお店のものは……。「あれっ?」
そして理解し始めたのは、「アジャンタのマトンカレーは激うまなんじゃないの?」ということなんです。
そのことを確認するために再訪してきました。
今回もペアセット1500円をチョイス。サラダを食べながら待つこと5分位でサーブされたのがこちら。
マトンとサーグチキン、そしてバトゥーラの組み合わせ、何とも魅惑的じゃないですか!
マトンは激辛なので、舌が味を分かるうちに他の物を味見します。
宙に浮くバトゥーラ ラピュタみたい
バトゥーラはナンを揚げたものなんですが、油を拭き取ってあるのか、表面が乾いてみえます。
外はサクッサク、中は(ドでかい空洞なのですが)モッチモチ。これは美味い!
予想通り、ナンよりも食べ応えがあって一つで十分満腹になれます。
サーグは本来菜の花から作るカレーなのですが、アジャンタではホウレン草を使っています。
しかし、十分に美味しいですね~、ホウレン草のえぐみなど全くなく、爽やかささえ感じる逸品です。
さらに、チキンが美味!手羽元一本丸ごととぶつ切りが1つ入っており、抜群に柔らかジューシー。
煮込み過ぎても焼き過ぎてもいない、絶妙の出来に仕上げてカレーと合わせているところが憎らしくなるくらい素晴らしい!
そして、マトンカレー。これはやっぱり絶品ですね!
ルー自体の深み、コク、香り、完全なるハーモニー。
マトンは完璧に柔らかくジューシー!もしかしたら生肉を仕入れて調理しているのかもしれません。
噛めば肉汁が溢れ、カレー自体がさらに旨味を増していきます。
肉を噛むことがこれほど楽しくなるなんて、とても高級なステーキを食べに行った時と大差ないくらい幸せな時間でした。
1500円のランチは、私にとってはとても高い部類に入るのですが、アジャンタのランチなら激安ですよ。
これほどハイクオリティなカレーは滅多にないと思います。
本日のカレー
アジャンタ ★★★★★ 大満足の満点星!
以前のレビュー----------------------
各界の著名人がたびたび太鼓判を押す、1957年創業という日本を代表するインド料理店。
嵐山光三郎さんが一口召し上がっただけで、店名を当てるほどのマトンカレーとはいかに凄い逸品なのか?
旧日テレ社屋の隣に位置するのですが、大通りから大分離れているのでポツンと孤立している感じです。やはり、業界人に支えられてきたのでしょうね。
2階へ促されて階段を上ると、豆電球がキラキラ輝く独特の空間。これはインド風?
観察すると、1階のキッチンで調理されたものがエレベーターで運ばれてくるようです。
ランチのメニューはワンカレー1300円、ランチペア1500円、ランチセット2000円、他ピラフとシンプルですが、やはり値段設定が高めですね。
ライスとナンの両方を食べたいですが、さすがに2000円は出せない!
そこで、ランチペアをチキンカレーとマトンカレーという組み合わせでオーダーしました。
カレーのお供は[ナーン・バトゥーラ・ロティ・チャパティ]という魅力的なものたちから悩み抜いてナンを選択しました。他の店の味と比較するにはナンが無難ですからね。お代わりができるし。
チキンとマトンの ランチペアセット1500円
マトンは臭みもなく柔らかで、チキンはほろほろ、汗のにじむ辛さながら肉の出汁がたっぷりと絞り出されている感じです。
ナンはサクサクの歯応え。甘みはごくごく限られていて、こういう軽さのあるナンもありですね!
本日のカレーの評価
アジャンタ チキンカレー・マトンカレー ★★★★☆
2012/09/06 更新
久しぶりのアジャンタのマトンカレーはやっぱ抜群だわ!
寒いってのに、噴き出した汗を拭き拭き、完食しました。
こちら、カレー店としては相当お高いので(吟味した素材を使っているので当然です)すが、テイクアウトはビックリするくらい安いです!
店内の券売機で買えるのも、気楽で良いです。
コロナを挟んで少し様変わりしてましたが、王者は健在ですね!