kankan2007さんが投稿したル ボークープ(東京/代々木上原)の口コミ詳細

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ル ボークープ代々木上原、東北沢、池ノ上/フレンチ、洋食、ワインバー

1

  • 昼の点数:4.7

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2014/03 訪問

  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

王道の中に旬と個性

<2014/03ランチ>
代々木上原に2014/01月にオープンしたフレンチレストラン。
駅から少し離れた仲通り商店街にあります。

店内は7~8席カウンター席に加えてテーブルが4~5と結構なキャパです。
なぜかこの日はガラガラ。私達ともう一組のみ。

結果だけ先に言うと、この店が土曜日にこれだけガラガラなのが信じられません。
おそらくまだ知名度が高くないので波があるだけで、確実に超人気店になると思います。
それくらい良い店。

こちらのシェフ、マノワールダスティン、シュマン、スリジェ等で修行されてきた様で、
3店とも大好きだった私としては期待して訪問。

この価格帯のカジュアルフレンチのランチとしては飛びぬけて良いかも。
マノワールダスティン出身という事からか、やっぱりソース主体の王道フレンチなのに、
素材で日本らしさや個性、そして季節感を感じさせてくれる。
個人的には理想的なフレンチです。

まず注文の仕方が変わってます。
たとえば2,500円のコースなら前菜、メイン、デセール合わせて15種類ほどの中から好きな3種を選べる。
前菜2品にメイン1品でも良いし、なんならメイン3品なんて頼み方でも良い。
甘い物を頼まずにすむわけです。
なんという俺トクなお店。。。

前菜メニューを見ると、ほたるいか、ふき、蛤、竹の子、青のりなど日本の季節を感じる旬の食材名がずらり。
ここから選んだけでもワクワクします。

私は3種コース(2,500円+サービス料10%)にこの日入っていたホワイトアスパラを2本注文。
前菜2種とメイン1種にしました。
・アミューズ:ブーダンノワール、きびなごのガレット
・前菜:ふきと白身魚のタルタル ふきのとうタップナードソース
・前菜:フォアグラのソテー スペイン風
・メイン:豪州産仔牛ホホ肉のブランケット
・コーヒー
・+アラカルト:ホワイトアスパラ2本(500円/本×2)


家内は4種コース(3,500円+サービス料10%)
前菜3種とメイン1品。
・アミューズ:ブーダンノワール、きびなごのガレット
・前菜:新竹の子と蛤、青のりとリコッタチーズのニョッキの軽い煮込み
・前菜:さつま若しゃも手羽先のコンフィと帆立貝とスミイカのパヴェのサラダ仕立て柑橘類のソース
・前菜:豚足と海の幸の暖かいテリーヌ マスタード風味
・メイン:沖縄ロイヤルポーク バラ肉のキャラメリゼ


アミューズのブーダンノワール。
これはこの系列のお手の物。
血のクセを感じさせる男らしい出来上がり。
ブーダンノワールの王道の味って感じ。リンゴの酸味が良き相棒。

前菜のふきと白身魚のタルタル。
これがめちゃ旨。歯ごたえの良いホウボウの刺身とふきを合わせて上にふきを混ぜ込んだソース。
ふき、アンチョビ、ケッパー、オリーブ等が混ざったソースの抜群の相性。
ふきの苦味がこんなに白身魚に合いますか。
何気にこれが一番旨かったかも。驚きました。

前菜2つ目のフォアグラソテー。
ぷっくりとしたフォアグラを真ん中から割ると中はトロリンとした魅惑的な断面図。
シェリー(?)とはちみつのソースは王道で間違いない相性。
で、付け合せのラタテュイユ的な煮野菜がまた旨い。
変わった味付けじゃないのにどうしてこんなにおいしいのか。

フランス産のホワイトアスパラはなんと一本500円。やっす!!
ソースは定番のオランデーズソースとかではなく、オリーブオイルと塩、レモン(ビネガー?)が主体のドレッシング風。
大粒なブラックペッパーが刺激的。
濃い目の味付けのメニューを多く食べていたのでこれは正解。
苦味やちょいと感じるアクっぽさがいいねぇ。たまらん。
2本1人で食べるつもりが、なぜか1本づつ分けて出してくれた。まいっか~。

メインの牛ホホ肉のブランケット。
ホホ肉のクリーム煮ですね。これが思いのほか力強い一品。
ソースで長く煮込んだわけではない様子で、肉のクセを大いに感じさせる。
そのクセが思いのほか男らしくドスンとした力強い一皿。
コラーゲン部分と噛み応えのある肉部分とのギャップもいい。


家内の料理を味見した中で印象的だったのは「新竹の子と蛤、青のりとリコッタチーズのニョッキ」。
もうめちゃめちゃ旨かった。
新竹の子は、竹の子の香りがきちんと残っており、
ニョッキからは青海苔の香りがふわ~んと、不思議とクリーム系と合う。
春を詰め込んだかの様な一皿。

あと「豚足と海の幸の暖かいテリーヌ」
豚足のテリーヌって言ったら、あの豚の耳とかと一緒にゼラチンと固めた例の感じを想像してたら、
何とも全く違う形状のものが!
ふわっとした海の幸のムースをトロトロの豚足が挟んだもの。
ムースにはなんとひじきが入っております。
これがまた何故か合う。豚足の煮込まれも絶妙。

これで2人で7,700円(3,850円/人)。
飲まなかったのもあるが、こちらが申し訳なくなるくらい安い。
最初にも書いたが、とにかくここがこのままこの形式、この料理でやっていて混まないはずがない。
混まないうちにまた予約取ろうかしら。

サービスも丁寧で、悪いとこはほとんど皆無だったんですが、
あえて言うなら。。。
店内の音楽がなかなかの違和感です。
オールディーズやら結構ノリのいい感じなんだけど何だか店の雰囲気に合わないんだよなぁ;^^
まあ微々たる話です。

夜はカルトオンリーとの事ですが、値段的にもやっぱり安い。
ワインの値段は未確認なんですが、こりゃあ夜もいいなぁ。
とにかく全てにおいてとても良い店でした、ほんとはもっと書きたいくらい驚きの完成度でした。
ご馳走様でした。

最後に余談ですが。。。
こちらのトイレの洗面所が面白いです。
行った方はぜひトイレに。んなっ!?と声出しました私は(笑)

  • フォアグラ断面

  • 外観

  • アミューズ(ブーダンノワール、きびなごのガレット)

  • ブーダンノワール

  • バケット

  • 前菜:ふきと白身魚のタルタル ふきのとうタップナードソース

  • 前菜:ふきと白身魚のタルタル ふきのとうタップナードソース

  • 前菜:フォアグラのソテー スペイン風

  • ホワイトアスパラ(500円/本)

  • メイン:豪州産仔牛ホホ肉のブランケット

  • コーヒー

  • 内装

  • 前菜:新竹の子と蛤、青のりとリコッタチーズのニョッキの軽い煮込み

  • 前菜:さつま若しゃも手羽先のコンフィと帆立貝とスミイカのパヴェのサラダ仕立て柑橘類のソース

  • 前菜:豚足と海の幸の暖かいテリーヌ マスタード風味

  • メイン:沖縄ロイヤルポーク バラ肉のキャラメリゼ

2014/03/24 更新

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