『参考資料(トスカーナ州の郷土料理)』TAKENOKOさんの日記

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TAKENOKO (40代前半・男性・東京都) 認証済

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トスカーナ州の特徴

州都:フェイレンツェ

トスカーナという単語は「エトルリアの」という意味のラテン語が語源。

平野部が少なく、大部分が丘陵地ということもあり、
均質な農作物栽培は難しく、ほとんどが零細農家である。
主産物:オリーブオイル、ワイン、また、豆の生産も多い(トスカーナ人を「豆食い」を呼ぶこともあるほど。)

中世以降フェレンツェを中心にルネッサンス文化が栄華を極めた。
メディチ家のカトリーヌ・ド・メディシスがアンリ2世に嫁いだ際に、
お抱えコックを随伴し同地の食文化を伝承したことが、現在のフランス料理の礎となっている話は人口に膾炙されている。

◆ トスカーナ料理
宮廷料理が残る一方で、前述の通り農家が常食としている農家料理の流れを汲む料理は、
素材本来の味を活かしたものが多く、炭火焼やフリットが中心。

一言でまとめると、簡潔にわかりやすい味

食材としては、
羊乳からつくるペコリーノ・トスカーノも名高く、サルデーニャから羊飼いが移住してきたこともあり、生産高が増加中。
山岳地帯のキノコ、栗、イノシシなども、秋から冬にかけてトスカーナの食を彩る。


<参考文献>
池上俊一(2011)『パスタでたどるイタリア史』、岩波ジュニア新書
柴田書店(2011)『イタリアの地方料理北から南まで 20州280品の料理』、柴田書店
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