レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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1位
1回
2012/02訪問 2012/02/17
【2012年2月訪問】
予約がなかなか取れないことで有名なバカールさん。
予約を取った者が都合が悪くなり、代理に行くことが出来ました。
○ロケーション
渋谷駅から15分くらいでしょうか。
渋谷Bunkamuraから松濤の方に向かって歩くこと5分。
マンションの1階にある小さなお店です。
○料理
まずはアミューズです。
このトマトは、口の中で噛む毎に味が変わる一品です。(評価4.0/5.0)
トマトにコーティングがされており、まずは甘い味が口にひろがります。
そして辛い味、酸味が広がってきます。
前菜一皿目は、これ!!
◆日本各地から取り寄せた有機野菜と能登産ズワイ蟹とカニミソのバーニャカウダ(評価4.5/5.0)
同店のバーニャカウダは、蟹みそが効いているのがポイントです。
そして従来、バーニャカウダというのは生野菜を利用するのですが、
野菜を一番美味しい状態で食べてもらいたいというシェフの思いの元(?)、
揚げてある野菜があったり、少し焼いてある野菜があったりします。
バーニャカウダの後、パンの紹介があります。
ハミルトンさんのレビューによると、カンテサンスやフロリレージュといったミシュラン星つき店が自家製のパンをあきらめた中、
同店では自家製パンを提供してくれます。(評価4.5/5.0)
ちなみに、私は無類のパン好きなのですが、ここのパンは本当に美味しいオススメです。
特にブリオッシュがイチオシ!!
さて、前菜2品目です。
◆浜名湖産うなぎとフォアグラのマリアージュ マンゴーのインパクト(評価4.5/5.0)
うなぎとフォアグラとマンゴーって合うのか???って思いますよね。
これが非常に美味しかった!!本当ビックリの一品でした。
紫色のお皿も非常にきれいでした。
メインディッシュ1品目は、これ。
◆若狭湾 アマダイの松笠焼き 雲丹のエルミネーショル(評価4.0/5.0)
これもなかなかの一品でした。
私たち夫婦は、肉を余り食べないため、肉をチョイスせず魚を選ぶことにしました。
この皿の面白いところは、調理法にあります。
甘鯛の鱗を落とさず、そのまま焼き、鱗をそのまま食べるのです。
最初メニューの説明を聞いたときは、「マジで???????」と思ったのですが、
食べてみてビックリ。鱗がクリスピーのようにサクサクした食感で面白かったです。
そして、メイン2品目です。
ストウブの鍋を使った炊きあげご飯です。
◆本日の『意気ごみ』鉄鍋炊きあげ
私が食べたのは、これ↓
つぶ貝のトランペットきのこの鉄鍋炊きあげご飯(評価4.5/5.0)
妻が食べたのはこれ↓
イベリコ豚の鉄鍋炊きあげご飯(評価4.0/5.0)
そして、最後はデザートです。
メニューの名前を失念してしまったのですが、計7種類(いつもは6種類)から
選ぶことが出来ます。
私が食べたのは、モンブランです(評価5.0/5.0)
とても可愛く、とても美味しいデザートでした、オススメ!
そして最後のプティフールは生キャラメル。
ちなみに、これは普通デス。
総括をすると、
ここまで味、サービスを含めて感動したお店は久しぶりでした。
さすがTop50のお店だと思います。
松濤バカール、一度は行くべきお店だと思いました。
ぜひ行ってみてください!!
いきなり、全然関係はなしで恐縮ですが、
最近ふと思うのですが、同店、カラペティバトゥバを始めとし、オーナーソムリエのお店が元気な気がします。
なぜ??
2位
1回
2013/12訪問 2014/09/24
【The 7th Visit】足かけ2年計7回の訪問を経て思ったこと
【総括(Revised)】
2014年7月
人口に膾炙されているとおり、素晴らしいお店であることは私が言うまでも無い。
・日本中の漁港から朝どれの新鮮な魚貝を堪能することが出来る。
・名酒「貴」を中心に様々な日本酒が色々楽しむことが出来る。
かつては5000円で朝どれの魚介類と日本酒が事実上の飲み放題ということで非常にCPの高いお店だった。
今は5000円・6000円のコースがなくなり、一番安いコースが7500円になったそうだ。
とはいえ、5000円のコースが7500円に値上げしたというわけではないよう。
確かに経営史の書物を紐解くと、企業体はブランドの地位向上のために、価格を高めていくという歴史がある。
理に適った経営戦略であろうが、しがないリーマンの私にとっては、(料理の質的向上はあるものの)
2500円の値上がりはキツイかなという思いもある:勿論、私見です・・・・・・。
考え方次第ではあるが8000円を出すなら、予約の難易度を鑑みると「他行くか」・・・・・・という考え方も出来なくはない。
また、足かけ2年季節を変え7回ほど伺ったが、某著名レビュアー様もご指摘の通り、
メニューの代わり映えがしない点も難点だと思う。
同店を数回訪問した多くの友人達もまた、異口同音に「飽きてくるか?な?」の一言。
そして、気仙沼の名店福よしに伺い、やはり漁港で食べるものには叶わないということだ。
これほどまでにコールドチェーンが発達しようが、格段の差は否めない。
ただ、念のため繰り返し申し上げるが、名店であることには間違いない。
同店の評価は難しいなと思う。
<総括>
今では、産直の朝どれ魚介をウリにした飲食店は散見されるが、
それでも、この産直の魚介を用いたビジネスモデル(日本中の朝どれの魚介と飲み放題の日本酒)を考えた同店は凄いと思う。
【2013年12月訪問】
やはり、拘りの日本酒と朝どれの魚介は最高だった。
【2013年8月訪問】
約半年ぶりの訪問。
この日は前日九州が大しけで関サバ・関アジがなし。
同店のウリは朝どれのお魚を食べられることだが、裏を返せば、
大しけだと魚が入荷されないリスクがある。
【2013年3月訪問】16枚写真追加
初めて伺ったのは、早8ヶ月前。
毎回毎回、これだけ違う旬の魚介、日本酒をこの価格帯で食べさせて下さるのは、
東京中探してもなかなかないのではなかろうか。
なお、過去4回訪問した時と今回訪問時の差異は以下の通り。
◆ 〆が雑炊からたかさんの特製の手打ち讃岐うどんに変更
雑炊よりも、うどんのほうが、出汁をより楽しむことが出来る気がする。
オススメ!!
◆ たかさんのサーブのスピードが速くなった。
先行レビューをみていても分かるとおり、店主のたかさんがお一人で取り仕切っていることも有り、
料理が出てくるスピードが遅いと感じる方もいらしたようだが、格段にスピードがあがった。
(ボクは食べるのが遅いことも有り、全然気にならなかったが・・・)
<今回いただいたもの>
・ 九十九里浜の天然蛤、佐賀県いろは島の天然牡蠣(自生もの)
・ 広島県音戸の牡蠣
・ 北海道根室のバフンウニ
・ 大分県豊後水道の生シラス
・ 神津島の本ムツの塩煮と大根
・ 伊豆下田のイカの沖干しのワタ
・ 淡路島の穴子の漬焼き
・ 瀬戸内のヨリエビと鳴門の天然ワカメ
・ 富山のホタルイカ
・ 〆はたかさんのお手製の讃岐手打ちうどん
<呑んだ日本酒>
・ 貴の袋吊り(50本しかない内の貴重な1本)
袋吊りは限定50本のみの出荷。そのうちの貴重な1本を頂くことができた。
しかも、これは口開きのものをいただけた。
・ 新潟の日本酒やんま
・ 而今おりがらみ
・ 花陽浴 純米吟醸
・ 風の森
・ 飛露喜
<総括>
これだけ食べて呑んで5000円也。
やはり破格のCPだといえよう。
【2012年12月訪問】
今年一番ハマった、たかさん。5000円のコース(雑炊付)で訪問。
CP驚異的だと思う。
名前は書かないけど、今回も特別な酒を出していただいた。
いつもながら、たかさんに感謝。
何回も行って分かってきたのは、
1)2―4人で伺うのがベター
2)5000円でも満足できるが、7-8000円のコースにした方がより楽しめる。
5000円だとお腹いっぱいにならないかも。
<今回食べたもの>
・ 九十九里の蛤
・ エゾばふんうに
・ 広島音戸の生牡蠣:
これが美味しすぎて、ヤバイ
・ 刺身:松前鮪の脳天、三河湾のシャコ、豊後水道のほうぼう
脳天を初めて食べましたが、本当美味しい。
・ ほうぼうの塩煮、関ぶり
・ 鳴門わかめ、瀬戸内の小エビ、ぶりの白子、肝をしゃぶしゃぶに
・ 〆は雑炊なり
____________________________________________
何度も再訪するうちに、レビューが読みにくくなってきたので、
食べログレビュアーでない方用に、お店のポイントをまとめておきました。
(下記、初回訪問時の【2012年8月訪問】のレビューも併せて、ご笑覧ください。)
同店を一言で形容すると、
日本中にあるその時の旬の海産物を、その地方に行かずして、最高の状態で食べさせてくれるお店です。
<お店のPoint>
・ 予約は訪問日の一週間前から
・ 料理はコースのみで、5000円から1000円単位で選択
・ お酒代は料理代に込み
・ ソフトドリンク、その他アルコールを飲みたい方は、持ち込むこと(持込料Free)
・ 貸切の要件は、6名以上かつ8000円以上のコースであること
・ 化粧室は和式
最高の魚介とお酒を、良心的な値段で提供してくださる分、色々とルールがあるのは当然のことだと思います。
下記URLを御参照のうえ、ぜひ伺ってみてください。
もし少しでも、ご興味を持たれたら、訪問されると良いと思います。
訪問前には、必ず下記を熟読の上、ご訪問ください。
◆ まめぞう先輩の同店のレビュー
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13008327/dtlrvwlst/4354086/
◆ 初めてご来店のお客様へ当店のシステムのご案内です(同店のblog)
http://ameblo.jp/nata92513/theme-10045750914.html
さて、今回のオフ会のレビューのまとめデス。
【20120年10月再々訪】
今回で3回目の訪問。気がつけば、帰国するたびに訪問(笑)
当日は、独りで、パークハイアットでゼロ次会、
早めに後輩と集合して、ソフトドリンク等の準備をし、一次会でオステリア・バッカーノで煙草とワインを嗜む。
すでにほろ酔い気分で、オフ会(事実上の三次会ですが(笑))はスタート!!
今回は貸切飲み会でした。
ちなみに、貸切で飲み会をする場合の要件は、
6名以上8000円以上のコース
となるそう。
貸切で飲むのもまた悪くないですが、やはり、たかさんは、気心を知れた仲間としっぽり
最高の魚と酒をたしなむお店なのかもしれない。
<今回私たちが食べたもの:まめぞう先輩バースデーコース>
・ 釧路のイクラの丼:写真1枚目
まめぞう先輩の誕生日ケーキとして特別にご用意くださった逸品。
たかさんがすじこを丁寧にほぐして漬けを作ったいくらが、ぷちぷちで本当に美味しい。
・ 関アジの刺身:写真2枚目
いつもながら言うことなし。
・ 戻り鰹の塩タタキ:写真3枚目
これも、いつもながら、言うことなし。うまい。
小佐野賢治氏ではありませんが、酔っ払いは、これ以降、先は記憶にございませんm(_ _)m
・ 能登の石ナギの煮付:写真4.5枚目
・ サンマ一夜干し:写真6枚目
・ 下田のサザエの唐揚げ:写真7枚目
・ ヨリエビとアマダイの鍋、松茸添え:写真8.9枚目
・ 雑炊
<最後に>
> 御参加くださった皆様
貴重なお時間を本当にありがとうございました。
また、後輩ともども、ご迷惑おかけしたこと、深くお詫び申し上げます。
これに懲りず、今後とも宜しくお願いいたします。
年末、忘年会しましょうね!
> たかさん
いつも美味しい魚とお酒を本当にありがとうございました。
また、十四代純米大吟醸、まめぞう先輩の誕生日ケーキ(いくら丼)をありがとうございました。
年末にお伺いしますー。
【2012年9月再訪】
仕事の引き継ぎで、また帰国せざるを得ない状況に・・・・
前回より過酷な一泊三日の弾丸スケジュールでしたorz
帰ることが決まった時から、産直屋 たか→クオーレ・フォルテ 下北沢という
コースを思い描いていました。
唯一気になったのは、前回訪問時から、あまり時間がたっていなかったので、
「メニューが同じだったらどうしよう」と思っていたのですが、杞憂に終わりました。
やはり、産直屋 たかは、ヤバイ。帰国するたびに、通うことになりそう(笑)
今回のメニューは、これ↓。
<私たちが食べたもの(5000円コース)>
1.宮城県女川町のホタテ(4.0/5.0)
さっきまで生きていたことを証明するかのように、ご店主たかさんがバーナーでホタテを炙ると、
ホタテが貝殻の上で動きだします。
2.宮城県女川町のホタテ(貝柱の刺身)(4.0/5.0)
前回食べたホタテ(厚岸産)に比べて、身は柔らかく甘みが強い。
個人的には前回のような身がコリコリしたものの方が好みかもしれない。
3.釧路生ガキ(5.0/5.0)
絶品!この日のNo.1でした。
身がまず大きい。ここまで大きいものは、酒徒庵でしか見たことがないかもしれない。
また、本当にプリプリで旨みが凝縮していました。
店主たかさんお手製のピリ辛いポン酢が、また味を引き立てる。
4.関アジ(4.8/5.0)
同店は、大分県佐賀関町漁協が関サバ・関アジの取り扱いを認可した33店舗のお店だそうです(参照:写真13枚目)。
たかさんの話だと、地元漁協から朝どれのものを直接送ってもらっているので、新鮮なものを食べられるそうです。
(築地を通して買うとなると、直送よりも半日遅くなるそう)
脂が乗っており、最高においしい。
今回は、生姜とネギでいただく(前回はニンニク・玉葱)。
5.関アジの塩煮(4.2/5.0)
高知の漁師料理のひとつ。
関アジの骨に残った身と大根を塩だけで煮込んだ逸品。
これまた、絶品。
6.土佐の鰹の塩たたき(4.8/5.0)
鰹をワラで燻製した逸品(注1)
高知に赴任している友人のもとに遊びにいったとき、同様のものを食べましたが、
東京で同じものが食べられるとは思いもしませんでした。
7.銀聖の焼き身(3.8/5.0)
日高沖の定置網で漁獲される銀聖は、皮までパリパリで旨い。
ただ、前回食べた際の「時不知」ほどの感動はないかな。
8.しゃぶしゃぶ(4.5/5.0)
今回は、愛媛シラサエビ、鳴門ワカメ、相模湾の生ホタルイカ。
あまりの美味しさに、ホタルイカは刺身で食べてしまった(笑)
今回は、クオーレ・フォルテ 下北沢でも食べることを考え、雑炊はなし。
<飲んだ日本酒>
・ 貴の純米酒
・ 而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生原酒
・ 越の白鳥 特別純米
・ 麒麟山
・ 美田鶴2012BY(250の酒蔵が集まって、No.1を競うコンテストで今年度一番のお酒)
・ 喜久泉(田酒の酒蔵)
・ 獺祭純米大吟醸50
<注>
1.塩たたきとは、その名の通り、タレなしのたたきの事のため、鰹の新鮮でないと出来ない。
参考URL<http://www.kcb-net.ne.jp/sdyk/katuo_question/katuo_shopsio.htm>
2.銀聖とは
参考URL<http://www.hidaka.pref.hokkaido.lg.jp/ss/sis/gyosei/hidakanosakana/ginseitop.htm>
【2012年8月訪問】
まめぞう先輩から、同店をご紹介いただきました。(まめぞう先輩、本当にありがとうございました)
このおみせを一言で説明しろと言われれば、
私は、日本中にあるその時の旬の海産物を、その地方に行かずして、最高の状態で食べさせてくれるお店と答えます。
心許せる友2人と訪問。美味しい料理、美味しい日本酒、本当に楽しい時間を過ごすことができました。
学生時代は、週に一度は安いだけの居酒屋でグダグダ飲んでいましたが、3人が集まったのは、そもそも数年ぶり。
この3人で、また集まれるのは、次いつになるだろうか?
すでに、まめぞう先輩が、お店のポイントをまとめていらっしゃるので、多くは明記しませんが、
予約のシステム、飲み物について等、訪問するにあたって、同店は色々抑えるべきポイントがあるので、事前に予習が必要です。
特段、難しいことが要求されるわけでもないので、安心してお店に伺ってみてください。
また、場所もやや分かりにくいので、要確認。ライオンズマンションの地下にあります。
◆ まめぞう先輩の同店のレビュー
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13008327/dtlrvwlst/4354086/
◆ 初めてご来店のお客様へ当店のシステムのご案内です(同店のblog)
http://ameblo.jp/nata92513/theme-10045750914.html
<私たちが食べたもの(5000円コース)>
料理のコースは5000円から1000円単位で選ぶことができます。
価格が高くなると、品数が増えるというよりは、素材の質が良くなるとご店主たかさんが仰っていました。
1.北海道厚岸町のホタテと九十九里浜の蛤の浜煮(4.5/5.0)
厚岸のホタテ、九十九里浜の蛤を乗せたホタテの貝殻の皿の下から、固形燃料でグツグツと煮込む逸品。
まだ生きている新鮮な貝のため、よく見ると、貝殻の上で、ホタテや蛤が動いている姿を散見することができます。
かるーく火が入ったら、貝を裏返しにして、再度火入れをして食べます。
身のプリプリ具合が本当に美味しい。最初の一品で、軽くノックアウトされました。
2.ホタテの刺身(5.0/5.0)
こんなに新鮮なホタテの刺身を食べたのは正直初めてでした。
お好みで本山葵を少量出してくれます。
「新鮮な素材の味を出来るだけ楽しんでほしい」というご店主の思いからか、
醤油皿は用意されておらず、1グループに適量の醤油とスプーンが提供されます。
そして、ホタテに数滴に醤油を垂らして食べます。
3.唐津港の朝採れた黒ウニと赤ウニ(4.0/5.0)
これもまた、美味しい!!(これしか言ってない気がしますが・・・笑)
4.関鯵の刺身(5.0/5.0)
身がコリコリしており、噛めば噛むほど、味が染みわたってくる。
また、付け合わせにある淡路島産のショウガと玉ねぎがいい酸味と苦みを与えてくれます。
もう少し寒い季節になると、関鯵ではなく、関鯖になるそうです。
5.淡路島産の穴子の刺身(4.5/5.0)
ご店主から、最初に説明を受けた際、「アナゴ?」「刺身に出来るんだ?」と思いました。
食べてみると、鱧のような若干の骨が残った食感が口の中に訪れます。
一口、また一口、かみしめてくると、「おおおお、これは穴子だ」と穴子の風味が鼻腔を通り抜けます。
とても貴重な体験でした。
6.土佐の塩煮(5.0/5.0)
さきほど出てきた関鯵のアラと塩だけで大根を煮込んだ逸品です。
旨みが一杯のだし汁に煮込まれた大根と薬味についた柚子が絶妙にマッチしていました。
7.しゃぶしゃぶと雑炊(5.0/5.0)
明石のタコ、釧路の時不知、鳴門のワカメを出汁の中で軽く浸し、ご店主自家製のポン酢で食します。
何よりも時不知の身の柔らかさ、うまさに感動。
まさに、時を忘れさせてくれた瞬間でした。
しゃぶしゃぶと共にいただいた、埼玉羽生市の日本酒、純米吟醸「花陽浴」もまた薫り高いお酒で非常に美味しかったです。
<総括>
前述の通り、日本中にあるその時の旬の海産物を、その地方に行かずして、最高の状態で食べさせてくれるお店です。
一緒に行った仲間は、あまりに気に入ったため、その場で次の予約を入れていきました。
半年後には予約の取れないお店になっていると思います。日本に帰国時には、毎回訪れたいお店がまた1つ出来ました。
最後に、唯一に気になったのは、食事の量かもしれません。
筆者は超小食20代男子ですが(笑)、さすがに、おなかにいっぱいにならず、
そのあと、下北沢のクオーレ・フォルテ 下北沢でワインを飲みなおすことにしました。
余談ですが、クオーレでは、わが師ご夫妻に遭遇し、ビックリしました。
また、二日連続でクオーレで朝まで飲み続けることになり、丸2日間休むことなく飲み続けるという
頭のおかしい状態が。。。。(笑)
まめぞう先輩、本当に素晴らしいお店をありがとうございました。
3位
1回
2016/10訪問 2016/10/04
【2016年10月訪問】
一年ぶりに訪問。やはりいいお店だと思う。
惜しむらくは、家に近ければという点であろう。
八丈島産のモッツラレラが食べてみたかったなぁー。
【2015年7月再訪】
数年ぶりに訪問。実にいいお店だと思う。
・イタリアの、ビオワインと郷土料理を堪能したい方はぜひいらしてみてほしい。
【2013年1月訪問】
最初の2枚写真追加:もはや写真を撮り過ぎて収拾が付かないので、2枚だけピックアップ!
同店のレビューは自分としては完成形だと思っていたのですが、
先行レビューでは余り触れられていない点、めちゃくちゃ美味しい逸品を食べたので、
ご紹介したく筆を執りましたー。
同店が大好きすぎて、日本に居るときは、週3くらいで行ってます(笑)
もし未だ行かれてない方がいらっしゃったら、是非行ってみて下さい。
ランプレドットは是非、いや絶対食べてみてください!
さて本題。
前回レビューからの変更は、以下。
1)12月からサービスの方が1人増えた
若いけどソムリエの資格をもった陽さんが新しく加わりました。
オーナーの大輔さんに、ジーザスさん、そして陽さん、
先行レビューにあるような人手が足りないと言うことは一切ありません。
2)ランプレドット
シェフの竜太さんがイタリア研修旅行中に、絶対食べた方が良いと言われ、
当初訪問予定のなかったフィレンツェに寄って食べたもの。
それが、ランプレドット。
ランプレドットとは、
野菜と煮込んだ旨みたっぷりのトリッパをパンで挟んだ逸品です。
生まれて初めてランプレドットを食べましたが、「なにこれー!!うまい!!」と思わず叫びたくなった逸品。
簡単に言うと、イタリア版ハンバーガーといったところでしょうか。
・ ランプレドットとは(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%83%E3%83%88
もしメニューにあったら、絶対食べてみて下さい!
スペシャリテであるボルケッタに並ぶ逸品になる気がしてなりません。
追記:
地下のお店が出来るのを楽しみにしておりますー。
【2012年8月】
2012年8月、もっとも訪問したお店です。
以前より、ずっと伺ってみたかったクオーレ・フォルテ 下北沢。
超常連であるbeautyさんに連れて行ってもらえることになり、8月某日念願かなって初訪問しました。
初回訪問時にオーナー大輔さんに男惚れし(笑)、同月だけで5回は行ったと思います(注1)
訪問するたびに、師匠を始め誰かにお会いする気がします(笑)
レビューをご笑覧くださっている方々の中には、「高評価の理由を知りたい」と思われている方もいらっしゃると思いますので、
筆者が考えるお店の魅力をポイントにしてご紹介します!
<クオーレフォルテの魅力3点>
1.美味しいビオワインが豊富
イル テアトリーノ ダ サローネ系列を代表として、ビオワインを出してくれるお店は散見しますが、
同店ほど多種多様のビオワインを飲ませてくれるお店は余りない気がします。
そして、先行レビューにも同様のことが書かれていますが、
「ビオワインって、こんなに美味しいんだ」というのを教えてくれたのが同店でした。
(特に筆者がハマったワインは写真5-10枚目のワイン:ラディコン・ヤーコット(写真5枚目)は、これ、なんと白ワインです(驚))
2.イタリアの郷土料理が食べられる
オーナーの大輔さんは「うちは料理あってのワイン、ワインあっての料理なんです」とインタビューで答えていらっしゃいますが、
同店の料理は、バールのレベルを超えており、本当に美味しいデス。
シェフの竜太さんは、イタリアの各地方を自ら回って郷土料理を食べ、その作り方を学んだそうです(注2)
先行レビューをまとめると、以下のものが人気があるようです。
<お勧めメニュー(注3)>
・ 前菜盛り合わせ:いろんな前菜を少しずつ載せてくれるので、個人的にはイチオシ!
・ 豚ばら肉のポルケッタ:同店のスペシャリテ!是非食べてほしい!
・ フォカッチャ
・ ゼッポリーニ
・ サルシッシャ
・ 豚肉のコラーゲン テリーヌ
・ イカ墨のパスタ
3.魅力ある熱きオーナー
上記項目(1・2)とともに、何よりも重要なのが当該項目だと思うのです。
オーナーの大輔さんが同店の最大の魅力だと思います。
図1(写真2枚目)によれば、ワインの味は、造り手、ブドウ品種及びテロワールによって概ね決まるそうです。
筆者は、ここで、もうひとつの要素を提案したいと思います。
ワインの味 depends on 上記3要素+サービスの方が如何にそのワインをおいしそうに語るか
オーナーが自らワイナリーを訪問し買い付けられたワインのお話は、いつ伺っても本当に楽しく、そして、感動します(注4)
あたかも自分がイタリアのワイナリーにいって試飲したかのような気分になれます(笑)
先行レビューに、オーナーがワインを熱く語るので、ほかの方へのサービスが疎かになるという意見がありましたが、
今は、ジーザスさんという、これまたワインが詳しいサービスの方がいらっしゃるので、まったく問題ないです。
ここで、ここまで長文を読んで下さった方に、お礼に、お店をより楽しめるポイントをご教示します。
(先日、帰国した際に某I女史に、「TAKENOKOが書くレビューって本当無駄に長いよね・・・」って言われましたが)
それは
最初にオーダーする際に、1.何杯飲むか及び2.味の好み(軽い/重いor白/赤)を伝えてみてください。
すると、大輔さんが、ワインのコースを考えて、提供してくださいます。
以上の3点が、同店の魅力だと思います。
<総括>
いつ伺っても混んでいて、まさに「下北沢の止まり木」であるクオーレフォルテ。
このお店を知らないのは、本当に損だと思います。
使い方としては、デートでもよし、仲間との飲み会でも良し。
できれば、少人数で、オーナーの話を聞きながらワインと食事を楽しむのが良いかなと思います。
ちなみに、奥にはテーブル席もあるので、大人数でも対応可能だと思います。
これからも、帰国するたびに通っちゃいます(笑)
<注>
1.計45枚(内1枚は筆者作成の図)もあります。一回だけで、これ全部食べたわけではありません、念のため(笑)
また、今回掲載した写真は一部です。多すぎて挙げるのに断念(笑)。
2.参考資料2を参照のこと
3.2012年9月29日現在、総レビュー数29のうち、3人以上の方がお勧めしている料理を抽出
4.参考資料サイト3を参照のこと。イタリアのワイナリーを訪問された際の記事が書かれています。
<参考資料>
・ 書籍
1.Bastianich.J., Vino Italiano: The Regional Wines of Italy, Clarkson Potter, 2005
2.前田琢磨(2010)『葡萄酒の戦略 ―ワインはいかに世界を席巻するか』東洋経済新報社
3.山本博ほか(2009)『世界のワイン法』日本評論社
・ サイト
1.下北沢にイタリアンバール「クオーレ・フォルテ」-29歳オーナーが独立開業<http://shimokita.keizai.biz/headline/1102/>(2012年9月28日アクセス)
2.イタリア郷土料理と自慢の自家製パンをビオワインで!下北沢のイタリアンバール「Cuore forte下北沢(クオーレフォルテ)」に注目! <http://food-stadium.com/headline/001379.html>(2012年9月28日アクセス)
3.イタリア研修(お店のblog)<http://ameblo.jp/daisuke8741/theme-10053049082.html>(2012年10月4日アクセス)
4位
1回
2014/08訪問 2014/08/27
【2014年8月】
この2年間で何度も訪問したが、久しぶりにデセールをいただきに伺った。
やはりガトーバスク、ヌガーグラッセ、チョコレートのテリーヌは外せない。
おすすめー!!
【2012年8月訪問】
渡航第一弾のレビューはココにしてみました。
ファッティーズ、クオーレ・フォルテ 下北沢、[a:13107979,ビストロ 間]、
29、SALONE 2007など書かねばならないレビューは多々あるのですが、
一番書きやすかったお店から挙げてみました。
<本稿スタート>
あまりに気に入ったため、渡航直前に一週間に2回も訪問したダム・ジャンヌ。
昨今、イタリア料理が郷土料理として注目され、さまざまな特色を打ち出したお店が増えているのは人口に膾炙されたことだ。
一方で、フランス料理も郷土料理が多々あるものの、依然として、いわゆる「フレンチ」が幅を利かせているように思える。
(筆者の勉強不足なだけ?)
フランス料理も、各種地方料理が食べられたら面白いのになと思っていた矢先に、同店に偶然出会った。
奇しくも訪問した両日とも終電を逃した(笑)それくらい居心地・味ともに素晴らしいお店だと思う。
8月某日、男三人でジンギスカンに舌鼓を打ったあと、二店目に何処に行くか迷う。
クオーレ?いや新規開拓すべきか?
iPhoneで渋谷にあるバーを検索すると、同店を発見。
師匠やえこだねこさんが評価されているのを拝見し、早速訪問することにしてみた。
お店は神泉駅から歩いて数十秒のところにある(駅前のローソンを目印)
基本的には男だけで行くのは避けたほうがベター(笑)
訪問前に、いつものように、先行レビューを一通りチェック(n=62、2012年9月2日現在)。
<お店のPoint>
・ シェフは「ル・レカミエ」、「土火土火」での修業を経て、5年ほどフランスで修業(注1)。
・ ダムジャンヌというお店の名前は、もともとワインを運ぶ「大きなツボ」を表す名詞で、
シェフが修業されたお店「ダムジャンヌ」という名前をもらって、ダムジャンヌと名付けた。
・ 薄暗く、蝋燭の火が揺らぐムーディな空間である。
・ シェフ一人で料理を作るので、お皿の出るのに時間がかかる。
◆3人以上の方がお薦めしているメニュー
下線が付いている料理は筆者も食べたもの
・ 鴨足のコンフィとカスレ
・ 自家製パン
・ 蛤のオーブン焼き
・ カスレ
・ 田舎風パテ
・ ニース風ピザ
・ ガトーバスク
・ フォンダンショコラ
Pointを踏まえたうえで、さて訪問。
<実際に私たちが食べたもの>
◆真ダコのやわらか煮(3.8/5.0)
タコをオリーブオイルで煮込んだコンフィのようなもの。
ワインにとても合う。
◆ニース風ピッツア(4.0/5.0)
同店のスペシャリテの1つ。
薄い生地の上には、玉ねぎを真っ黒になるまで煮込んで甘さを引き出したものに、アンチョビが練りこまれたソース。
どんどん食べられてしまう。
◆フォアグラのサラダ(3.8/5.0)
マダムお薦めの一品。
新鮮なフォアグラをバルサミコ酢のソースでソテーした代物が、目一杯載ったサラダ。これもなかなか。
◆ガトー・バスク(5.0/5.0)
◆ヌガー・グラッセ(4.0/5.0)
◆フォンダンショコラ(5.0/5.0)
いまどき珍しい砂糖が目一杯、容赦ない甘さのデセール。
この辺りからも、シェフの「フランス現地で食べられているものを出したい」という思いがひしひしと伝わる。
デセールに手を抜くビストロが多い中、これほどしっかりしたモノが食べられ、甘党の筆者としては大感動。
あまりに感動した筆者は、数日後、後輩美女を連れて、二度目の訪問へ。
実際に訪問されて食べていただきたいので、あえて詳細は明記せず。
<総括>
一店目の利用でも良いし、二店目、三店目の利用でも良い。実に使い勝手の良いビストロだと思う。
ただ、価格がやや高めな気もするが、これだけのモノを出してくれるので文句はない。
筆者としては、二店目に軽くデセールとワインを嗜むお店として使うのにお薦めしたい。
シェフとマダムと12月の帰国時の再訪を約束し、同店を去る。
5位
1回
2013/01訪問 2013/01/01
【2013年1月】
1月1日24:00から、キャッシュオンで、日本酒バーを開くという話を伺い、
新年早々訪問しました。
新年のイベントに参加して感じたのは、
味酒 かむなびは地元に愛されているお店なんだなと実感しました。
<新年の日本酒バーのイベントのポイント>
・ 毎年恒例の行事なのか、常連さんでいっぱい。
・ 日本酒も料理もすべて500円
・ 予約はできない。
<私たちが食べたもの>
・ 舞鶴ぶりたたきと焼きもち
・ 宇和島じゃこかつ
・ 鮟肝のうま煮
・ 塩豆
【2012年7月revised】
先日訪問した際、女将さんにオススメされた食事のメモが出てきたので、下記に明記しておきます。
良ければ、訪問時にご参照ください。
◆焼物
・蛸の粕漬 オイル焼
・トビエビのローピン
◆煮物
・蒸した真帆の冷やし鉢
・白焼き穴子と能勢トマトの梅紫蘇煮
・えりも短角牛孕みと小玉ねぎの八丁味噌煮
・納豆とゴーヤのチャンプル
◆揚物
・オリーブと煮穴子の天ぷら
◆酒肴
・野菜の焼きびたし
・えりも短角牛の八つ塩ゆで ニラ味噌添え
・水茄子、魚醤味噌あえ
・ピータンと豆腐の和え物
・おばあちゃんの大根ずし(ビワマス、胡瓜、水茄子)
・納豆とフォアグラのパテ
・納豆の塩辛
・三種の魚珍とクリオームチーズ
・柚子ゆべし
◆稲庭
・シャコとアサリのペペロンチーノ
・冷たいカルボナーラ
<追記>
常連の方のblogに、なぜ同店が「かむなび」と名付けられたのかが、
明記されていたので転載します。
「かむなび」は、「味酒(うまさけ)」の枕詞だったんですね。とても素敵な名付けかただなと思いました。
http://nyami-nyami.cocolog-nifty.com/gokunyami/2008/01/post_c22d.html
○一部転載
『かむなび』とは・・・
「神奈備」「神南備」などの字が充てられ、“神の降臨する場所”を表わす。
円錐形の秀麗な山であることが多く、奈良の大神神社のご神体である三輪山がその代表例。発音は「かんなび」。
『味酒』は「うまさけ」と読み、神奈備にかかる枕詞。万葉集などによく詠まれている。
【2012年7月】
大阪に出張に来るたびに、「行きたい!」と思っていても、ミシュラン効果か、
なかなか入れなかった味酒 かむなび。念願かなって、お店に行くことができました。
この一風変わった店名は、どういう意味か?
漢字で書くと、神奈備と書き、神を奉る神聖な場所を示そうです。
店内に一歩足を踏み入れると、
古民家を改造したようなおしゃれな作りとなっており、
天井には枯れ枝で作られたモニュメントがあり、まさに神奈備といった雰囲気を兼ね備えたお店でした。
<お店のポイント>
・「予約時にお店に来たことがありますか?」「日本酒は飲めますか?」と聞かれますが、
おそらく酒徒庵のように一見御断りのお店ではないと思います。
・メニューは、グループごとに渡されますので、お気を付けを。
僕はメニューは、みんなで使いまわすものだと思ったため、入店早々、隣の席のおばさまのメニューを
取ってしまい、かるくー注意されました笑。
要注意!!
・日本酒はメニューにはない裏メニュがー一部あるようです。
あまり詳しくないなら、料理にあう日本酒をお聞きして、出してもらうのがよいかと思います。
さて、私たちが食べた物を紹介していきましょう。
<私たちが食べたもの・オススメ>
・ とうもろこし豆腐(4/5)
くずで寄せたとうもろこしの豆腐です。コーンポタージュを食べているかのような味で、とても濃厚でした。
・きゃべつとひじきのお浸し(3.5/5.0)
塩ゆでしたキャベツとひじきを軽く酢で〆たお浸し。
上品な味でなかなか。
・塩豆(5.0/5.0)
女将さんにおススメされた同店のスペシャリテのひとつです。
せいろで色んな豆を塩ゆでした非常にシンプルなものですが、本当に絶品でした!
行かれた際は、ぜひ食べてほしい一品のひとつ。
・煮アナゴとオリーブのてんぷら(4.0/5/0)
オリーブの種をくりぬいた中に、甘く煮込まれた煮穴子のすり身を入れて揚げたもの。
オリーブの味がアナゴの甘さを引き立たせ、これもまた絶品!!
・天然ウナギの白焼き(5.0/5.0)
国産(滋賀県)の天然ウナギは、養殖と異なり、皮がパリパリしていて、身も引き締まっていて本当に絶品!!
これも是非食べてほしいものの一品です。
白焼きに合わせてもらった、同じ滋賀県の日本酒「七本槍」もまた、非常に絶品!
・稲庭うどんのカルボナーラ(3.5/5.0)
アイディアが非常に面白くいと思います。
また、パルミジャーノチーズがとても美味しいと思いましたが、稲庭うどんとの組み合わせは思ったよりも普通か?
・白桃のアイスクリーム(4.0/5.0)
〆の甘味で出された白桃のアイスクリームもまた、本当美味しい。
おそらく白桃を丁寧に裏ごしされたものかと思います。
・ほうじ茶
丁寧に焙煎された茶葉を出してくれていると思います。
やさしい甘味が、お腹一杯になった胃腸を休めてくれます。
○総括
サービスも料理も心から客をもてなしてくれるお店で、久しぶりに心から感動したお店でした。
再訪必至!大阪に行ったら、寄ってみる価値ありです。
6位
1回
2012/12訪問 2013/04/05
【2012年12月訪問】
無駄な記載が多かっため、不必要な情報は割愛。
【2011年7月初回訪問】
一見さん御断りのお店です。職場の先輩に連れてきていただきました。
四谷三丁目駅から出て数分のところにお店はあります。
消防博物館のある出口を出て、新宿方向に歩くと日高屋さんの傍に、
大きめの看板があるので、初めて行かれる方でも直ぐ分かると思います。
同店は、食事をするより、日本酒を飲みに行くという感じでしょうか。
多くの方がコメントされている様に、日本酒の品揃えに圧倒されます。
日本酒しかないので、日本酒が苦手な方は厳しいかもしれません。
◆ 店内雰囲気
いわゆる居酒屋です。内装としては、早稲田の志乃ぶや新橋の魚金 本店系列に近い感じです。
特段、不快な点もなく完全禁煙のため、嫌煙家としては非常に嬉しい環境です。
気になる点としては、昨今の節電のせいでしょうか、店内が結構暑い。扇子は必須でしょう。
また、トイレが清潔にしてありますが、和式トイレで古めです。
◆ 料理
一品一品丁寧に作られてあり、とても美味しいです。
個人的に美味しかったものを以下に明記します。
・ 生牡蠣
毎回数種類の生牡蠣が用意されています。分けやすい様に、半分に切ってくれるのが嬉しい。
・ バジルのポテトサラダ
バジルが利いていて美味しい。日本酒と結構合う。
他にも、
・ 水ナス
・ カキフライ
・ アオサのリゾット
が美味しかったです。
◆ 飲み物
当然ながら、日本酒しかありません。
自分の好みを伝えると、おすすめのお酒を持って来てくれます。
在庫が700種類位あるそうなので、色んな日本酒を楽しむことができます。
また、提供される量は半合なので、複数で行かれた際は、
皆で違うお酒を頼んで、色んなお酒を楽しんでみるのもいいも思います。
気が利いてるなと思うのが、各組にミネラルウォーター2リットルがおいてあるところです。
◆ CP
酒徒庵さんが、ここまで評価されているのは、CPの高さにあると思います。
お腹いっぱいのんで食べても、一人4000-5000円に収まります。
◆ 総括
日本酒が余り好きではない方も、訪問したら、日本酒好きになるかも?と思わせてくれる同店。
前述の通り、一見御断りのお店ですので、誰かに紹介していただく必要がありますが、
その苦労をしても、訪問する価値があるお店だと思います。
オススメの一店です。
7位
1回
2012/10訪問 2013/05/06
【2012年10月】
ここ濱壹は、2年前に西新橋から現在の場所に移転し、大門界隈では魚介の名店として知られ、
また、本濱は、同店の支店であり、鯛樹はご親戚がやられている(注1)
ご主人の本多さんは、愛媛県南宇和出身。
同地で朝取れた魚介を空輸して、それをサーブするのが同店の特長である。
いつものように、先行レビューをまとめようと思ったが、レビューが少なく、
また情報が古く誤っているものが散見されるので、女将さんから聞いた情報を以下にとりまとめておく。
<お店の5つのポイント>
1.ロケーション:場所はわかり難い
店の看板などが一切ないので、見つけるのは至難の業だと思う。
本濱と同じビルだが、入口はビル東側にある。
割烹 美乃と本濱の交差点?でお店に電話をして迎えに来てもらうのが、
一番早い気がする(笑)
2.店内雰囲気:店内は薄暗いムーディな雰囲気
黒壁ベースの店内は間接照明を取り入れ、非常に雰囲気がある。
・ カウンターは四人掛け
先行レビューに指摘があるが、カウンターは狭いので、
隣にも人がいると会話はすべて筒抜けだし、肘があたる恐れもあると思う。
・ 四人席の個室が2室(パーテーションをはずして八席にも可)および六人の個室が1室
訪問当日は接待で利用されている客がいたが、お互いの会話の声は気にならず、
接待やデートで利用する際は、個室の利用がいいかもしれない。
3.コースは確か8000、10000、12500円の三コース(注2)
女将さんの話では、先行レビューにある6000yenのコースは今はない(はず)
後述するが、筆者が訪問時、飛行機の時間があったため、特別コースを出してもらった(6品5000円)
予約時に、交渉してみると良い。
4.サーブに時間がかかる
一品一品、丁寧に作られているせいか、コースが終わるまでに意外と時間がかかる。
訪問時は60-90分の間でとオーダーをしたが、実際に90分強かかった。
(それを超える料理の満足度があったので、ま、いいんだけどー)
5.サービス料10パーセント
食べログレビュアー悪いくせなのか?つい、調理法や素材の産地などを聞く癖がある。
バイトの女の子に、料理ごとに説明を求めるも、毎回「確認してきます」の一点張り(笑)
これで、サービス料10%を取るのは詐取に等しい。
ただ、付言しておくと、元来、接待やデート用のお店で、付かず離れずのサービスをウリにしているのかとも考えられるが。
<今回私たちが食べたもの>
◆香箱蟹と蕪の千枚漬(4.5/5.0)
本来、金沢などの北陸で地元消費されるため、なかなか東京では食べられない代物らしい。
(食べたことあるけどな。ま、いいや)
◆海老と牡蠣の茶碗蒸し(4.3/5.0)
プリプリの海老とすり潰された牡蠣のうまみが閉じ込められ、
だいこんおろしのジュレが味をきれいにまとめている。
アクセントの柚子がきいてるのも、またイイ。
◆蕪と鯛のしんじょう味噌じたて(4.5/5.0)
蕪は出汁をいっぱい染み込んでおり、かぶりつくと、旨みがにじみ出る感じである。
しんじょうは、ふわふわ、鯛の皮が練りこまれているのも触感に変化を与え面白い。
◆刺身(3.8/5.0)参照:写真9.10枚目
奥:かんぱち、左手前:ころだい、右手前:めじなの炙り
まー美味しいけど、普通か?
◆松茸と鯛の雑炊(5.0/5.0)
これはうまい!と唸らされた逸品。
あまりの美味しさに、思わず写真を撮り忘れたほど(笑)
◆玄米と牛乳のプリン柿ソースを添えて(3.5/5.0)
玄米のうまみと苦みを感じるが、そこまでの感動はないか?
◆エビスビール:700円
非常にクリーミーで、生ビールが久しぶりにに美味しいと感じた。
サーバーをきちんと洗浄しているのと、入れ方がうまいのだと思う。
ちなみに、瓶ビールはないとのこと。
◆壽(ことほぎ)純米吟醸:1000円
同店は愛媛の魚が出てくるので、愛媛の日本酒と合わせてみる。
従来はグラスで出されるが、1.5倍の料金を出せば、チョコと徳利でも対応可。
<総括>
接待やデートには非常に使い勝手の良いお店だと思う。
料理の産地や調理法に拘る食べログレビュアーにとっては、どうかな?とは思う(笑)
わたしはその点だけ不満だったが、非常に満足。
なんせ、帰国を遅らせて、翌日フルコースで食べに行こうかなと思ったほど(笑)
<注>
1.支店の本濱はランチが非常に有名らしい(濱壹はディナーのみ)
2.いつものように、メモを取っていたが、途中で酔っ払いメモを紛失(笑)
ゆえに、コース料金が不正確なところがあるかもしれないが、だいたい、こんな感じだったはず(笑)
8位
1回
2012/09訪問 2012/09/27
【弾丸帰国ツアー第三段】伝統的かつ革新的なフレンチは再訪必至!!
【2012年9月ランチ訪問】
いきなりですが、60年代以降のフランス料理のトレンドをまとめると、以下のような感じだと思います(注1)
(1)1960年ヌーベルキュイジーヌ
概要:素材を活かした料理
旗手:ポール・ボキューズ
(2)1980年キュイジーヌモデルヌ
概要:伝統的なフレンチと革新的なフレンチを融合させた料理
旗手:ジョエル・ロブション 、 アラン・デュカス 、 ピエール・ガニェール
(3)1990年脱フランス料理
概要:「分子ガストロノミー」を代表する従来のフレンチ料理を脱した料理
旗手:アドリア・フェランなど
(4)2010年地域のフランス料理
概要:フレンチの流れを組んだ、その土地発のフレンチ
旗手:レネレゼッピ、アレックススアタラ、ナリサワ
ミシュランを見ていると、(3)(4)の流れを組むフレンチが星を取りやすい傾向が垣間見えますが、
Restaurant Senは、いわゆるキュイジーヌモデルヌ、即ち、伝統的ならがも古さを感じさせない、とても美味しいフレンチでした。
同店のオーナーシェフは、近い将来、きっと有名なシェフになられるのではないでしょうか。
次回帰国時に、ディナーで訪問したいと思います!!
実は、このRestaurant Sen、先日のオフ会於ヴァンドレーヴでご一緒させていただいたパティシエさんからご紹介いただいたお店で、
フランス修業時代の同期の方がオーナーシェフをやられています(注2)
修業時代から、同期の中でもずば抜けていたと言うお話をお聞きし、先日の超短期帰国した際に、
念願かなって訪問することができました。
いつものように、訪問前に、先行レビューを一通り押さえておきましょう。
<お店のポイント(n=17、20129月23日現在)>
・ ランチのコースは2つ(参照:http://restaurant-sen.jp/lunch)
・ 料理がおいしい(特にオードブルやポタージュへの記述が多い)
・ シェフがひとりで作られているので、料理が出てくるのに、少し時間がかかる(僕は余り気になりませんでしたが)
・ 日曜もあいている
・ 個室が無料で利用できる
・ 靖国神社南門の交差点から一本入った、チュニジア大使館の隣(地図:http://restaurant-sen.jp/access)
・ シェフが最後まで見送ってくださったのが、とても印象的。
→ここまで丁寧なあいさつを受けたのは、ビオディナミコ以来かも
・ 以前はサービスの方の評判は芳しくなかった(先行レビューによれば・・・)
→今月よりサービスの方が変わったそうです!!
→もっと料理に関する説明が欲しかったですが(私だけか?)、とても丁寧ね心地よいサービスだと思いました。
さて、食べたものをご紹介しますー。
<ムニュ ヴィタリテ>
同コースは、アミューズ、スープ、魚or肉、デセールのプリフィックスとなっています。
・ アミューズブーシュ(4.2/5.0)
ヨーロッパの「緑のハート」と呼ばれるルクセンブルクをイメージした一品。
これは筆者の仮説ですが、この品は「一見可愛いね」で通り過ぎてしまいそうですが、
ちょっとした遊び心溢れたアミューズだと思います。
まずは、皆さんが思うように、植木鉢の上にある植物のように見えますよね。(参照:写真3.4枚目)
丸山シェフは、この品を「子葉」をモチーフにしていて、子葉は植物の最初の形態を見せているのではないでしょうか。
というのは、アミューズは、コースの最初の皿ですので、子葉をモチーフにアミューズを提供しているのではないでしょうか。
そして、子葉を手に取ると、緑のハートが手元に。
おそらく、二段階で客を楽しまそうとしたシェフの遊び心が溢れた品だと筆者は勝手に思っています。
さて、味はというと、特製の緑色の最中の中には、蟹の実がギッシリ、そしてトマトのジュレの酸味がアクセントとなっており、
視覚、味覚を十二分に楽しませてくれる一品でした。
・ 秋野菜と茸のスープ コンソメのフランと共に(4.5/5.0)
元来、オードブルの後に提供されていたスープは、
消費者の軽い料理を求める嗜好の変遷に伴い、濃厚で一杯でお腹が満たされるものは徐々に敬遠されていくように
なったことは、人口に膾炙されたことかと思います。
同店のスープは、非常に濃厚でお腹がいっぱいになれる一品です。
(この辺からも、クラシカルなフレンチだなーと思ったり)
スープは熱々で、一口飲むと、舞茸の味が非常に口の中に広がってきます。
具材は、さつまいも、舞茸、ビーツ、きぬさや、コンソメのフラン。
同品だけで、お腹いっぱいになれそうな一品。
個人的には、本日一番のお気に入り。
・ 和もち豚のたん舌と栗の赤ワイン煮込み(4.2/5.0)(注3)
通常、ラグーは煮崩れを防ぐため、肉の表面を焼いていると思うのですが、
同品は、(たぶん)焼きを入れてないと思います。
ラグーというより、ポシェに近いのでは?と勝手に・・・妄想をしているのですが、どうなんでしょう?
そのせいか、たん舌にナイフを入れると、ホロっと崩れるくらいのソースが沁み渡っており、とても美味しい。
思わずお皿に残ったソースをバゲット拭って食べたほどでした(笑)
また、ガルニチュールは、アスパラ、人参、ヤングコーン、アーティチョーク、栗。
アーティチョークは軽く揚げられており、また、栗は絶妙な甘さが引き出されていました。
この栗の甘さは、デセールに使えるんじゃないかというくらいの甘さ。
・ 自家製デザートの盛り合わせ(3.5/5.0)
この日は、ネクタリンのクレームブリュレでした。
クラシカルなフレンチを出すお店なので、ダム・ジャンヌのような、「これでもかー!!」というくらいの
甘さが前面に出たデセールかと思いきや、日本人好みの甘さがそこそこ抑えられた一品。
美味しいと思いますが、スープ・メインの感動に比べると、やや劣るかな??
・ コーヒー(3.2/5.0)
コーヒーも普通の印象。
飲み終わると、サービスの方がすかさず、お代わりを持ってきてくださいました。
・ バゲット(3.8/5.0)
バゲットが美味しくて、2回ほどお代わりを持ってきていただきました(笑)。
ちなみに、Epi-ciel 飯田橋店のモノを使われているそうです。
<総括>
料理だけでなく、店内雰囲気も清潔感のある素敵なレストランでした(料理は言わずもがな絶品也)
記念日、女子会、接待にも使えると思います(前述の通り、個室利用料掛からないしね)。
今後に期待したいお店です。
今後の展望で唯一気になったのは、スペシャリテの存在ではないでしょうか。
タテル ヨシノ 芝で知られる吉野建氏の自伝に以下のような一説があります。
アスリートでスターと呼ばれる人たちには必ずといってよいほど得意技があります。
それは好調な時には、不調な時にはピンチを救ってくれる一発逆転の必殺技となります。
~中略~
スターシェフと呼ばれる人たちにもそれは当てはまります。
「全てが必殺技」というロブションのような特別な存在は別として、ポワンにおける
「フォアグラのテリーヌブリオッシュ包み」、ボキューズにおける~中略~
それらは皆スペシャリテと呼ばれ、料理人の必殺技であり代名詞なのです(注4)
素人が生意気なことを申し上げると、丸山シェフのスペシャリテの誕生が更なるお店の発展につながる気がします。
次回帰国時にまた訪問したいと思います!!
ちなみに、9/25-10/7までダイナースレストランウィークでランチは2,010円(税込)、
ディナーは5,000円(税込)で食べることができるそうです(注5)。
<注>
1.何かのTV番組でやっていたのを適当にメモっただけなので、一部に誤りがあるかもしれません。
2.オーナーシェフの丸山氏は辻調理師専門学校(フランス留学コースエスコフィエ校)を首席でご卒業されています。
(私の職場に、某大学を首席で卒業している上司がいますが、首席って凄いよね。。。)
その後、アランシャペルで修業をされ、モナリザ 丸の内店料理長、ピエール・ガニェール等を経て、独立。
ミシュランガイド ボンヌ・プティット・ターブル2010に掲載
<参照URL>http://restaurant-sen.jp/chef
3.たん下(別名:タンカルビ)はたんの根元の部分で、とても柔らかい。
<参照URL>http://www.fuji-shoku.co.jp/meat.html
4.吉野(2001)p63
5.<参照URL>http://restaurant-sen.jp/archives/1362
<参考資料>
安藤裕康 ほか(2009)『基礎からわかるフランス料理』柴田書店
斉須政雄(2002)『調理場という戦場』朝日出版社
吉野建(2001)『星をつかむ料理人』新潮社
辻調グループフランス校ブログ<http://tsuji.fr/blog/sotugyo/restaurant_sen.html>(2012年9月23日アクセス)
ルクセンブルクの暮らし<http://goo.gl/DZ7a1>(2012年9月23日アクセス)
9位
1回
2012/08訪問 2012/11/17
【2012年8月ランチ訪問】
下書きが80件近くあり、このまま、また年末帰国時に食べ歩いていると、埋もれてくるお店もありそうなので、
しばらくは文献調査などを手抜きして、レビューを上げるスピードを上げたいと思います。。。
(勉強しろって話ですが。。。。)
さて本題。
前月に、無理やり連れて行ってもらった四川料理楽山。
もう一度伺おうと思っていたが、8月は既に全日送別会で予定が埋まり、仙川に訪問する契機を得られず。
そこで、仕事を抜けてランチで訪問することにしました(笑)
食べた物をご紹介する前に、簡単に先行レビューをおさらいし、同店のポイントを押さえましょう!
<お店のポイント(n=30/2012年11月16日現在)>
1.ロケーション及び店内雰囲気
・ 拙筆でも記載しましたが、駅から少し遠いのが難点。タクシー乗ってもイイ気がします(笑)
・ 建物自体は結構ぼろい(笑)が、しかし、店内はオシャレなカフェ風。
→茶々工房みたいな感じかな。
2.料理及びサービス
・ シェフとはもともと都ホテルの中にある中華四川の料理長だったそう。
・ サービスは奥様がいるときは完璧。バイトが出るときはまぁまぁ。シェフ一人ではへろへろ。
・ ランチは定食が4種類、アラカルトも対応可。
・ ディナーはアラカルトとコース(3150円/5250円)
ちなみに、先行レビューでは、ほとんどが3150円の超お得コースを頼んでいます(下記参照:前回訪問時)
また、コースを予約する際は訪問日の2日前までに!
・ 人気メニューは以下。
◆アオリイカの青紫蘇炒め
◆麻婆豆腐(普通の辛さと陳麻婆豆腐(要は山椒の辛さが前面にでたもの)が選べる)
◆担々麺
仙川駅に着くまでにポイントを押さえ、「担々麺を食べようかな」と思っていましたが、
「汁が白いシャツに飛んだらイヤだなorz」という思いが出てきてしまい、急きょ変更することに(笑)
13時少し前にお店に到着。
店内は結構混んでおり、僕でちょうど満員でした。
ランチは、定食4つ又はアラカルトから選びます(参照:写真2枚目)
結局、悩んで選んだのは、麻婆豆腐セット990円。
待つこと10分弱で定食が手元に届きました。
<麻婆豆腐セット>
・ コーンスープ(4.5/5.0)
ここのコーンスープは、とうもろこしの味と卵のうまみが、よく引き出されており美味しい。
・ ザーサイ(5.0/5.0)
前回食べた記憶が全くないのだが、こんなに美味しいザーサイは初めてでした。
ごま油の香り、唐辛子が絶妙だと思います。
おそらく、シェフが自ら漬けて作ったんじゃないかなーと予想しますが、、、。
・ サラダ(3.5/5.0)
まー普通かな。ただ、野菜の切り口、長さが綺麗なくらい均等でした。
この几帳面さから鑑みて、筆者はシェフと仲良くなれそうだなーと、一人サラダを見ながら思っておりました(笑)
・ 麻婆豆腐(4.5/5.0)
今回のものは、陳麻婆豆腐ではないため、いわゆる麻の辛さ(山椒の辛さ)はそこまででもなく、
ひき肉および醤のうまみが引き出された逸品でした(参照:写真5枚目)
ご飯がすすみます、これは。
ちなみに、ランチでは、ライス大盛りは60円増しで対応可。
この味と量で990円は安い!
余計な御世話ですが、郊外だと100円くらい下げたほうがいいと思います。
というのは、昼時間に当該地区に滞在しているのは大半が主婦か桐朋の生徒さんであることを想定すると、
100円下げることで、価格弾力性の高い主婦層・生徒への訴求力は大きい気がするんだけどなーーー。
(ちなみに、僕は中高6年間、少ないお小遣いを駆使して、学校のそばにある中華料理屋からラーメンを出前で持ってきてもらうか
都立中央図書館 カフェテリアで食べていた(笑))
<総括>
著名レビュアー様を軒並み惹きつけてやまない同店。
初回訪問時はぜひディナーで伺ってみてください!
近隣の方はランチもオススメ。
駅から遠いのだけが難点か?
休日にスーパー銭湯「仙川湯けむりの里」でゆっくりして、同店でディナーをするというプランもいいかもしれない。
・ 仙川湯けむりの里
http://yukemurinosato.com/sengawa
おわり
【2012年7月ディナー訪問】
あと一カ月弱で渡米するため、残り少ない日にちで、日々何を食べようか思いふけっています(笑)
そのような状況下で、以前から、ずっと気になっていた四川料理楽山。
先日、まめぞう先輩に無理を言って、連れて行っていただきました。
まめぞう先輩、本当にありがとうございましたm(_ _)m
今までMy Best 中華は中国料理 龍天門だったのですが、
同店は同率首位にランイクイン!
残り一ヶ月の間に、もう一度再訪したいと思います!!
閑話休題。
同店のウリは、なんといっても
都ホテルの名店四川で修業をされたシェフが作りだす本格四川料理を
圧倒的なコストパフォーマンスで頂くことができます。
なんと、全9品で3150円のコース
お店のHPを調べてみると、コースは2つ。
3,150円、5,250円コースがあるそうです。
注意すべき点は、2日前までに予約をする必要性があるそうです。
<お店のポイント>
・ とにかく圧倒的なCP
これで3150円は本当にビックリ。原価いくらなんだろうかと余計な心配をしたくなるほど。
言わずもがな、一品一品の完成度もきわめて高く大満足です。
・ コース全体を見据えた上での料理の出され方
決して同じ味が続かないこと等
例:陳麻婆豆腐の後には、あっさりした味のチャーハンが来る。
・ 駅から遠いのが、ちょっと気になるけど
駅から10分程度歩くのが、唯一気になる点か。
タクシーだと810円だったと思います。
仙川には、安藤忠雄ストリートなる、建築家安藤忠雄氏が作ったマンションが郡立するストリートがあります(参考文献1)。
それらを見ながら、歩けば、あっという間でしょう。
それでは、食べたものを簡単にご紹介します。
<私たちが食べたもの>
1.前菜(4.2/5.0)
ピータン、棒々鶏、クラゲの盛り合わせが届く。
臭みのないピータンに、まず感動!!
棒々鶏、クラゲの辛さがビールに合う。
この時点で、テンションはうなぎ登り(笑)
2.アオリイカとスイートコーン塩炒め(5.0/5.0)
スイートコーンの甘さを塩が絶妙に引き出しており、これは、絶品でした。
開店当初は、既述の四川の名物料理のひとつである、アオリイカとスイートコーンの青紫蘇炒めを
提供していたそうですが、地元の方々からの声で現在の塩炒めになったそうです。
次回訪問時には、青紫蘇炒めを食べてみたい。
3.牛肉と茄子とマコモ茸の四川炒め(4.2/5.0)
茄子が同料理のアクセントになっていると思いました。
4.青菜炒め(3.5/5.0)
味が濃いものの後で、青菜の炒め物は少し休みを置くにはちょうどイイ。
5.海老チリ(4.7/5.0)
まずは一口。海老のプリプリ具合に驚く。
豆板醤の利いたソースがまた美味しい。
6.麻婆豆腐(5.0/5.0)
「辛いからな」と事前に情報を頂いていましたが、「そんなでもないでしょう?」って思っていたら、
山椒の辛さ、いわゆる「麻」の辛さで舌が痺れる感じデス。
しかし、ただ辛いだけではなく、挽肉のうまさを山椒と豆板醤、甜麺醤が引き出しており、
これはハマる逸品だと思います。
ご飯があったら、いくらでも食べられる気がします。
7.四川漬物チャーハン(3.8/5.0)
この時点で、もはやお腹は一杯。もう厳しいなと思っていたのですが、
先の麻婆豆腐と違ったベクトルの味で、サクサク食べられる。
驚きだったのが、脂っこくないところでした。(チャーハンって脂っこいお店多いですよね。)
8.コーンスープ(3.7/5.0)
腹十二分目で苦しくなっている胃腸をやさしい味のコーンスープが癒してくれます。
まさに、五臓六腑に沁みわたるとはこのことか?
9.杏仁豆腐(4.3/5.0)
中華料理屋さんの杏仁豆腐って美味しくない印象があるのですが、同店のは文句なし。
個人的には中国料理 龍天門に並ぶ味かと思いました。
最後に、まめぞう先輩、
本当にありがとうございましたm(_ _)m
<参考文献>
1.仙川 安藤忠雄ストリート <http://blog.livedoor.jp/shimizu_chu_jp/archives/51002763.html> (2012/07/28アクセス)
10位
1回
2013/01訪問 2013/01/05
【弾丸帰国ツアー第二弾】郷土料理としてのイタリア料理(ピエモンテ州)
【2013年1月新年特別イベント参加】
ダニエラで毎年新年に開催されているイベントがある。
それは、同店のオーナーシェフ川崎透氏が修業された各州のパスタが振る舞われるものである(4000円也)
イベントの特長として、一通りパスタを食べ終わった後に、気に入ったパスタを、お代わりすることが出来るのだ。
このイベントに参加するため、4日の早朝、大阪を鈍行列車に揺られ東京に戻ってきた。
今年は7種類もの手打ちパスタを食べることが出来た。
1.アニョロッティデルプリン
フィオッキ、トルナヴェントのそれと比較して、非常にジューシーな感じ。
2.ガルガネッリ キジのラグーソース
キジを初めて食べましたが、思ったよりもクセがなく、美味しい。
・ 参考資料
http://www.kouji-cordiale.com/sp/pasta/04.html
ペンネとガルネッリの違いはどこにあるのか?興味がある方は、以下をご覧下さい。なかなか面白い。
http://prezzemolo-creapasso.blogspot.jp/2012/02/1.html
http://prezzemolo-creapasso.blogspot.jp/2012/02/2.html
3.カボチャのニョッキ
チーズフォンデュに使うチーズがソースに使われているそうで、本日一番のお気に入り。
4.タヤリン トマトソース
酸味が結構強いトマトソースがアクセント
5.コルドネッティ
タヤリンと異なり、パスタ生地にほうれん草を練り込んだものだそう。
6.ニューディー
トスカーナ地方のパスタ
・ 参考資料
http://prezzemolo-creapasso.blogspot.jp/2008/04/blog-post_08.html
7.ピッチ シカのラグーソース
手打ちうどんみたいな太く、もちもちの食感をもったパスタ
・ 参考資料
http://www.kouji-cordiale.com/sp/pasta/09.html
<総括>
色んな手打ちパスタを体験できたことは、何よりも面白い体験でした。
ご招待くださった、まてぃす師匠、本当にありがとうございました。
そして、僕のパスタを結局ほとんど食べてくれた、我が後輩エリートサラリーマンT君に心から感謝したい。
また、カスレのオーナーソムリエ鈴木さんの、「料理人は、どうやって先輩達の技能を盗むか」という技能継承の話もまた
非常に興味深かった。
【2012年9月ディナー訪問】
ナオ兄さんからお誘いを受け、成田に着いたその足で、荷物をもって、同店に直行。
途中から、師匠も合流され、噂に違わぬピエモンテ料理に舌鼓をうち、とても楽しいひと時を過ごすことができました。
ありがとうございましたーm(_ _)m(まめぞう先輩、いらっしゃればよかったのにー。)
話をレビューに戻しましょう。
If memory serves me right(わ~たしの記憶が確かなら~)
「郷土食豊かな国には、2つの必要条件がある」と何かの本で読んだような?(注1・2)
1.国土が南北に長い国家である
郷土料理は、その土地で栽培できる植物で作られているケースが多い。
また、その土地で栽培できる作物は、経度ではなく緯度によって大きく異なる。
(日本(北海道と沖縄)とロシア(どこまで行っても小麦(笑))を比較してみると分かりやすいかもしれません)
2.国家として統一されたのが比較的新しい
近代国家として統一されるまで小国が群立していた国家は、独自の食文化がいまも残存している可能性が高い。
例えば、日本は明治時代を迎えるまで、「藩」という小国家が強く残っていたため、今でも郷土食が強く残っています。
まとめると、日本もイタリアも南北に長く、統一国家になった(前者1868年、後者1861年)のが比較的新しいので、
郷土食豊かな食事が残っているそうです。
ダニエラの説明をする前に、ピエモンテ州は何処にあるか分かります??北部?南部?
イタリアの北西部にあり、アルプスを介して、フランスやスイスに面した州です(参照:写真2枚目)
海のない、山間部にある同州の料理を一言で形容すると、「山のふもとの農民料理」だそうです。
(代表する料理は、グリッシーニ、タヤリン、白トリュフ、バローロなど)
「ピエモンテ州の料理はどんなものが食べられるか?」気になってきたでしょう?
それでは、いつものように先行レビューを一通りまとめてみると、
<お店のポイント(n=48、2012年9月20日現在)>
・ 駅から10分弱、少し離れた場所にあります(地図:http://www7a.biglobe.ne.jp/~ilnido/daniela/siamoqui.html)
・ 店内はリストランテというよりはバールやトラットリアに近い感じデス。(ただ料理はリストランテに近い本格派)
・ ディナーはコースもアラカルトもあり。アラカルトで頼まれていた方が多いように感じました。
・ 席料(コペルト)はなし
・ ワインの品ぞろえも良い
・ オーナーシェフ川崎さんは、姉妹店EMILIAにいるときもあります。(川崎シェフの料理が食べたいときは電話で要確認)
<3人以上の方がオススメしているメニュー>
・ フォアグラのスモーク、林檎のマルメラータとブリオッシュ添え
・ 卵のインココット 黒トリュフをかけて
・ 黒トリュフをたっぷりかけたタヤリン
・ 赤牛のタリアータ
<私たちが食べたもの>
1.卵のインココット 黒トリュフをかけて(5.0/5.0)
本日一番のお気に入り。中に入った半熟卵をスプーンで崩して、パンにつけて食べる。
訪問したら是非食べてほしい逸品。
目の前で、「これでもか!」というくらいにトリュフを削ってくれる様は見ていて圧巻。
目いっぱいのトリュフは、オステリアアッサイを思い出させます。
(アッサイはトスカーナ料理だったけ?)
2.自家製パンの盛り合わせ(フォカッチャ、チャパタ、グリッシーニ)(4.0/5.0)
あまりの美味しさで、ほとんど一人で食べてしまった・・・。
3.黒トリュフをたっぷりかけたタヤリン(4.2/5.0)
またまた目の前で、たっぷりと削られた黒トリュフ。手打ちパスタは、やはり美味しい。
触感も絶妙でした。
4.フォアグラのテリーヌ(4.0/5.0)
師匠からのおすそ分けの品(ありがとうございましたー)。
リンゴジャムって合うのか?って最初思ったのですが、スモークされたフォアグラに本当合うのだ。
ワインが進む味。
5.アニョロッティ・デル・プリン(4.5/5.0)
うさぎ、牛、豚およびほうれん草を餡にした詰め物入りパスタです。
まさに、前述の「山のふもとの農民料理」といった感じがしませんか?
同品を食べていて思ったのは、このアニョロティと餃子は本質が酷似していて、
「人間って考えることは同じなんだなあー」と思いながら堪能していました(笑)
これも是非とも食べていただきたい逸品。
6.熊本県産赤牛のタリアータ(4.0/5.0)
兄さんは、この日昼から休みなく食べ続けていらっしゃり、この時点で約10時間連続orz
この美味しそうな赤身のお肉を前に、ほぼ手が動いていらっしゃっていませんでした(笑)。
あまり肉を食べない僕には、「これを一人は厳しいですよー拷問ですか?」と思ったものの、
意外と食べられました。それくらい美味しい。
長文になってきたので、そろそろまとめましょう(ここまで読んでいる人がいるのか不明ですが・・・笑)
<総括>
ありきたりの東京イタリアンに飽きてきた方には、本当オススメのお店です。
郷土料理としてのイタリアンに目覚めると思います。
店内はトラットリアのような雰囲気ですが、いらっしゃる客層は大人の方が多く、
デートでも仲間内でも使えるかと思います。
難点は、駅から少し遠いことでしょうか?
終わりに、いつもと文体を変え、口語調にしてみました(笑)
レビューを書くのに1時間も使ってしまったorz
さてと課題やって寝ようっと。
~おわり~
<注>
1.料理の鉄人がリメイクするらしいですが、だれが鉄人をするんでしょう?気になる。
2.下記本に、気候区分と歴史によって食文化が規定されるという一説があったような記憶があるが、
違うかもしれない。いずれにせよ、名著なのでオススメ。
ジャレド ダイアモンド(2000)『銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎』(草思社)
原著名は「Guns, Germs and Steel: A Short History of Everybody for the Last 13,000 Years」
こっちは1500円で買えるので、こっちのほうが良いかもしれない。
<参考資料>
1.アニョロッティ<http://www.ict-ict.com/essay/essay509.html>(2012年9月20日アクセス)
2.ダニエラ公式HP<http://www7a.biglobe.ne.jp/~ilnido/daniela/index.htm>(2012年9月20日アクセス)
3.トリュフの戦略<http://prezzemolo-creapasso.blogspot.jp/2011/10/blog-post_31.html>(2012年9月20日アクセス)
4.ピエモンテ料理<http://prezzemolo-creapasso.blogspot.jp/2012/04/blog-post_19.html>(2012年9月20日アクセス)
気がつけば、もうこの季節です。一年って早いですね!!
海外勤務、食べログで初めてオフ会に参加し、多くの皆様とお会いしたこと等々、今年は色々ありました。
Best10のうち、6店舗は食べログで知り合った皆様からご教示いただき、
ご一緒させていただいたお店です。
人との出会いに感謝を申し上げたい一年でした。
本来なら、ひとりひとり皆様に感謝の気持ちをお伝えしなければならないところですが、
特にお世話になりました、まてぃす師匠、まめぞう先輩には特にお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
TAKENOKO 拝