3回
2024/05 訪問
香りを食べる
再訪。
浅草界隈にあっちこっちに取置きの予約が入っていた
ので、ついでにコチラも予約。久しぶりです。
◯小ロール(10個) 790円×2
ペリカン=角食パンというイメージかと思いますが
実はロールパンが隠れた銘品。
角食には「おっ、ペリカン」の反応も
小ロールには「ああっっっ、小ロールだ!!!」と
なるのが我が家(実家も含む)。
バターロールじゃなく食パン生地をロールに成形した
もので、形が変わることで食感もややもっちり。
パクリとかぶりつくと強いパンの香り。
これほど純粋にパン生地の香りが強いパンは
そうない。焼きたてならまだしも持続するんだもの。
ちなみに中ロールもありますがいつも小ロールを
購入してます。食べやすいので。
◯角食パン(1.5キン) 750円
定番の角食。きめの細かさとしっとり感が素晴らしく
トーストにすると表面はパリッとするのに中はふわっ
しとっとするのが特徴。で、香りが素晴らしく良い。
いやー、やっぱりすごい。安定の美味しさ。
実は何年か前に購入したときに
「あれ?ちょっとクオリティが落ちた?」と思ったので
しばらく来てなかったのです。
ゆえにレビューもしなかった。おそらくパンの温度が
下がりきっていなかったのか、余分な湿度が抜けてい
なかったのか、わりと早めに袋入れされたらしい結果、
パンの耳部分の弾力が危険なほど強すぎた。
ロールパンも同様に噛みちぎるのが大変。
これは先代が怒るぞと思ったものです。
今回は全く問題なく、美味しさも変わらず。
これなら先代も納得でしょう。
懐かしいな、先代のおじさん。映画スターみたいで。
店頭にお写真飾ってありますね(カフェにもある)。
これを機にまたペリカンに来ることにしよう。
接客もずっと変わらずとても良くて嬉しい。
そういえば小さいサイズの角食(細いやつ)って今は
無いんですね。次回は山食も買おうかな。
基本的に予約はしたほうがいいです。特にロールパン。
ちなみに支払いは現金のみ。
知らずに並んで帰られる方もいらっしゃるので、ね。
2024/05/02 更新
2018/09 訪問
我が家のスタンダード
こちらに伺うようになって25年以上が過ぎた。もはや私の中では角食のスタンダードなので、他店を評価する時にはペリカンさんよりどうか、ということになっている。自然とそうなった。当時店先に立っていらしたおじさまの姿を目にすることは無くなり(映画スターだったのでは?と思うほど格好良かった。近くにオープンされたカフェに御写真が飾られていますよね)さみしい限りだが、パンのほうは変わることなく美味しい。こちらの角食はおそらく生食よりもトースト向き。みっちりと目の詰まった、焼くとしっとり感が内側に残るタイプ。トーストの香りも強いし、フォルムも美しい。なのにあくまでも「わたくしはただの角食でございます」と言わんばかりに偉ぶらない風情なのである。ガンガン主張してくることはないし、ただそっとそこにある感じ。そこが日本人の美意識を思わせると思うのは私だけだろうか。
そして、あまり言いたくないのだが、こちらのロールパンは我が家では最強アイテム。ゲットして来た者はちょっとの間、偉ぶれます。よくやった!と褒め称えられることに。ただ争奪戦なので、食べきるまでの短いあいだに限られるのだが。
2019/04/22 更新
再訪。
田原町にある超有名パン屋。
調理パンや菓子パンは一切なく、角食パンをメイン
としたハード系のみ。卸屋さんによる小売の体。
浅草界隈の飲食店(特に喫茶店)の多くがこちらの
角食パンを使用していることでも有名で、現在は
数件先で「ペリカンカフェ」も営業。麻布台ヒルズに
支店もありますね。さぞや二代目も空から驚かれて
いるでしょう(二代目のファン)。
亀十に並ぶにあたり、ペリカンも立ち寄ろうと
出掛ける前に「小ロール」を電話予約。
受け取りは10:30以降です。「亀十+ランチ」の
所要時間から換算し予想時刻11:30〜12:00と設定。
実際滑り込みセーフでした。
まぁひどく遅れる場合にはお電話することになって
ましたが。予約は出来るならしたほうが。
たまたま近くを通りかかったら、諦めずに聞いてみる
ことをオススメします。但し現金払いのみです。
(浅草は現金のみが多いですね、そういえば)
◯小ロール 790円× 2
相変わらずの香りの良さ。素晴らしい。
中ロールより小ロール。食感が微妙に違うのよ。
そのままだとみちっと詰まった弾力のある食感、
オーブントースターで温めるとふわっと内層が
してそれもそれで美味しい。
買った当日は必ず
まずパンにかぶり付き
そのまま口を離さずにすーはー息をして
香りを愉しむ
というルーティン。シンプルなので飽きません。
◯小角食パン 500円
聞いたら予約なくてもこちらは購入可能だったので
すかさず購入。たぶん店の商品名としては1斤の
角食なのかな。「小さい角食」とお願いしてます。
しばらくぶりの小角。通常サイズのものより目が
詰まってるかな?というか、型が小さいから詰まる
のかと。
おそらくロールも食パンもドッグも丸も、生地の配合
は大きく違わないのかなと思っています。
それが成形を変えることで食感がそれぞれ違うことが
よく判る、ある意味お手本みたいなパンです。
昨今の生食パンとか高級食パンとは別物です。
「ペリカンの食パン」はそのままよりはトーストのほう
が香りが立ちます。ふわっとしたパンではないので
「なんだ百名店なのに」っていう意見もでるようで。
ただここまで香りが良い、それも焼きたてだけじゃ
なく香りが持続するパンは稀有。そうでなけりゃ、
ここまで続きませんって。