ごろごろはっちゃんさんが投稿したラチュレ(東京/渋谷)の口コミ詳細

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ごろごろはっちゃんのレストランガイド

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ラチュレ表参道、渋谷、明治神宮前/フレンチ

3

  • 昼の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
3回目

2025/02 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

ジビエは勿論、魚も美味しい

再訪。
青学の隣にあるジビエを得意とするフレンチ。
こちらの併設のブーランジェリーはMONICAです。

年イチペースで訪問していますが、今年も。
別の時期にも来たいなぁと常々思っていますが、
お財布事情もあり…
で、ランチ訪問ですがせっかくなので夜コースで
お願いしました。

【special course(7皿)】 17,800円
アルコール類(泡+白) 合計で5,000円ほど?

◯ サーモンのリエット マスカルポーネとキャビア
 初っ端から魚です。これは意外でした。
 柔らかいサーモンのきめ細かいリエットで
 なかなか良きですね。泡によく合う。

◯MONICA特製ミニクロワッサンにあん肝とトリュフ
 ドーンっとあん肝。ほの温かいクロワッサンの
 バターの香りやトリュフとの相性はどうなんだろう
 と思いつつ…いや、めっちゃ合う!
 トリュフ→あん肝→トリュフの残り香の順で
 風味が来ますね。ここまで濃厚なあん肝は和食では
 あまりお目にかかったことはないかも。美味しい。

◯シカ骨のコンソメ 
 具材は山形なめこ、かぼす、鹿肉。
 鹿なんですよ、香りが。すごい鹿。
 なめこを合わせるアイデアも素晴らしいし、
 かぼすがたまにフッと来るのも良い。
 
◯寒鰤の胡桃だれ和え
 白マッシュルームのスライス、穂紫蘇、
 ブラウンマッシュルームのパウダー、パール柑、
 蕎麦の実二種(茹でた蕎麦の実とダッタン蕎麦)
 
 胡桃ダレは白ワインビネガー入りだったはず。
 このタレに結構インパクトがあって、些か寒鰤その
 ものの味は隠れてしまっていたかなー。
 ただ鰤本体の脂とビネガーの酸味が上手く調和して
 いて料理としてはとても美味しいです。
 マッシュルームの風味も良いですね。
 
◯雉のパテアンクルート
 金柑、紅大根、キウイジャムを添えて

 パイ皮包みの中は雉パテ、雉のコンソメジュレ、
 フォワグラ。
 雉はじめて食べましたが、同じ鶏類ということも
 あって鴨に近い。鴨より食べやすいかも。
 鴨と同様に甘いものや酸味のあるものが相性良し
 なので金柑やキウイジャムが良く合います。
 このコンソメジュレは良きですね。

◯太刀魚のパイ包み
 ミルフィーユ重ねにした太刀魚 トリュフ 
 パセリバタームース、トリュフ入りブールブラン

 これがひっくり返るくらい美味しかった。
 ジビエのお店なので正直魚の皿はややインパクトが
 薄いのは仕方ないと思っているのですが(概ね余程
 のことでもないとフレンチはその傾向がある?
 個人的には記憶に残るのは三軒くらいしかないので)
 この太刀魚の皿は本当に凄かったと思います。
 太刀魚のふわっとした食感は重ねても変わらず、
 ほぼムースのように柔らか。パセリバタームースも
 程よい具合で太刀魚の助太刀に。
 濃厚ブールブランとパイもこれ以上ないほど。
 
◯北海道産蝦夷鹿(ロース)のロースト
 赤ワインとスリランカ胡椒のソース 菊芋添え

 メインは
 ・蝦夷鹿ロース肉のロースト
 ・網で獲った青首鴨のロースト(課金)
 ・和牛(課金)
 から選択。但しテーブルで別々にすることが出来ず
 協議の末「蝦夷鹿」に。ちなみにワタシは鴨希望でし
 たが、課金にビビって鹿に転向(笑)
 課金いくらだったんだろう?来年の課題ですね。
 昨年もこちらで蝦夷鹿をいただきましたが、
 お値段の関係で別部位。今回はロースです。
 部位でこんなにも違うのかという驚きが最初に。
 レバーのようなねっとりとした舌触りと香りは
 別物でそれぞれに良さがありますね。
 鹿なので脂っぽさは無いのですが、濃密な味は
 やはりロースならでは。ソースはかなりしっかりと
 胡椒をきかせてありますし、菊芋(ペーストと揚げ
 たもの)の甘みと風味との相性は抜群でした。
 
◯フォンダンショコラに春菊のアイスと苺
 洋酒の効いたフォンダンショコラ(コアントロー?
 だったか)にまさかの春菊アイス。
 春菊、これはハーブですね。
 濃いショコラに合います。毎回思わぬ発見がある
 のがラチュレのデセール。楽しいです。

◯小菓子
 ヘーゼルナッツのフィナンシェ。
 中に少しだけショコラを忍ばせてあり、美味しい。
◯コーヒー

ミネラルウォーターやら税金やらで2人で
合計5万円超えでしたが、お値段どおりの満足度。
誕生日月だったのでムスメが出してくれましたが
さすがに全額は気の毒なので補助金支給(笑)
相談なくこのコースを予約してみたのはムスメですが
本人も大満足なのでなによりでした。
いや、もう安いほうのコースに戻れるのか⁈と
なってます。困ったなー。
ちなみに…
隣のテーブルはもうワンランク上のコースでしたが
(若い男性お二人が勉強の為に来たらしい、反応が
めちゃくちゃ可愛かった)海亀のココットが出てまし
た。ジビエで亀が出るんですね。白身じゃなくて
鮪のような感じらしいですよ(めっちゃ聞こえた)。

とにかくテンポ良くお料理は出してくださるし、
いろいろ質問もしやすい。これからどんどん伸びて
いくんだろうなぁという感じのスタッフの方ばかり
で居心地がとても良いのが助かります。
レストラン、料理が良けりゃいいってものではない
ので。とても良いお店だと思います。
全て室田シェフのお人柄ゆえでしょう。
ご馳走様でした。また伺います。

  • サーモンのリエット

  • MONICAのクロワッサンにあん肝とトリュフ

  • 鹿肉のコンソメ

  • 寒ぶりの胡桃ダレ和え

  • 雉のパテアンクルート

  • 太刀魚のパイ包み(カット前)

  • 太刀魚のパイ包み

  • 蝦夷鹿ロースのロースト

  • フォンダンショコラに春菊アイスと苺

  • ヘーゼルナッツのフィナンシェ

  • スパークリングワイン

  • 山形県上山のピノノワールとシャルドネMIXのスパークリングワイン 苦味が少し残り面白いものでした

  • 白 de Ladoucette

2025/02/26 更新

2回目

2024/02 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

冬のエゾシカ

再訪。
冬の間に再訪しておかなければ。そう言いながら数ヶ月
経過し、そろそろ限界の時期に。
誕生日にムスメが何かご馳走してくれるというので
相談の上ラチュレに決定(尚、アルコールはワタシ持ち)

2階席。個室に3卓あるうちの1卓。
早い段階で室田シェフがいらしてお料理のざっくりした
説明とアレルギー等の確認があります。

【ランチスペシャルコース】8,400円×2
国産スパークリングワインカキツバタ 1,500円×2
Chardonnay(マコンヴィラージュ) 2,000円
ジンファンデル(KENWOOD) 1,600円
シラー(ドメーヌデリゼ) 1,800円

◯ ブータンノワール
 鹿の血のブータンノワールをラングドシャにIN。
 中にリンゴジャムを忍ばせて。前回のマカロンより
 力強い感じ。ラングドシャの儚い食感とレバーの
 ようなねっとりした中身が相性良し。

◯菊芋のポタージュ 
 トッピングは揚げ菊芋と黒オリーブ。
 粘度低めのポタージュで、優しく沁みる味わい。
 あまりあれこれ加えていないのか、菊芋の香りが
 しっかりあり揚げ菊芋もアクセント。

◯帆立グリル 
 百合根ソース、アーモンド、晩白柚、カカオのチュー
 ルを添えて。
 帆立グリル特有の芳ばしい香りと帆立の甘みが良。
 カカオのチュールの甘苦さも意外と箸休め的に良。
 アーモンドがかなり効いていて、折角の百合根ソース
 の存在感が薄くなってたのが少し残念。

◯鹿と穴熊と熊とイノシシのパテアンクルート
 パテのパイ包み焼き。
 ジュレの部分は鹿、中心はフォアグラと何か(失念)。
 ジビエ集合体ですが「コレが熊か!」というのはなく
 獣感は全く無い。美味しい。
 フォアグラのほうが野生的な感じすらあり、
 鹿のジュレがとても好みでした。
 添えてあるのは柿、紅大根、林檎のジャム。

◯ウスバハギ シラス出汁のスープ仕立てに銀杏、舞茸
 ウスバハギの柔らか過ぎず、弾力あり過ぎずで具合が
 良い。火入れ程度が良いのでしょう。
 身の薄い場所が若干塩がキツめだったものの、厚い
 部分については問題無し。ハギって旨みの強い魚なの 
 ですねー。シラス出汁も他の野菜や香草の力もあって
 臭みなく。

◯蝦夷鹿内腿のソテー 赤ワインと黒胡椒のソース
 添え物にさつまいもチップ、カボチャ、じゃがいも、
 蓮根と甘いものがずらり。他に芽キャベツ的な風味の
 苦味のある野菜(何だか不明)。
 このお皿、本当に美味しゅうございました。
 鹿の火入れがすごく良いし、まぁ肉の処理が良いので
 しょう、「フレンチの肉ソテーは今後鹿と鴨だけでいい」
 と思いました(笑)柔らかくギュッと旨みが強い。
 脂っぽさは無くて赤身の旨みを感じるのに邪魔無く。
 鹿についてはジビエと言えども夏の旨さがあるという
 話(脂がより少なく赤身のかみごたえ強め)。
 ソースがシンプルなのも鹿の旨みが際立つ要素かも。
 甘い野菜も感動的に鹿との相性良しで完璧!
 
◯デセール霜柱
 蕗のとうジュレ 土佐文旦 生姜エスプーマ
 蕗のとうの皮
 仕上げにパウダー状にした雪に見立てたフロマージュ 
 ブラン
 昨年春に食べたデセールと同じ蕗のとう。
 今年はブラッシュアップされて生姜がプラス。
 このさっぱりとしたデセールは味もさる事ながら
 雪の下から蕗のとうが現れる様の表現も素晴らしい。

◯紅茶とプチガトー(MONICAのマドレーヌ)

このお値段でこれだけ楽しめるのは有り難いです。
満足満足。
冬の間に青首も食べたかったのだけれども、無理だった
なぁ。蝦夷鹿が感動的に美味しかったから良いけどね。
接客も、もう少しゆっくり説明して下さると嬉しいけど
(忙しいのでしょう)色々質問しやすいのは良いところ。
次はまた別の季節(秋?)にでも、またお邪魔します。

  • ブータンノワール

  • 菊芋のポタージュ

  • パン、とても美味しい。中がしっとり。これは是非ともMONICAで販売して欲しいっっ!

  • 帆立のグリル 百合根ソース

  • パテアンクルート

  • ウスバハギ

  • 蝦夷鹿内腿のグリル

  • デセール 霜柱

  • 紅茶

  • マドレーヌ、MONICAのやつですね

2024/02/29 更新

1回目

2023/04 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

MONICAのカウンターで。

日本橋コレドのラーメン屋を予定していたところ、
諸般の事情により断念し直ぐにコチラを予約。
はい、あまりに違い過ぎるというツッコミが聞こえますね。
運良く翌日ランチに空きがあったので念願のラチュレ訪問に
なった。

当日電車の遅延はあるわ、渋谷駅周りはインバウンドだらけ
だわで宮益坂をダッシュしてギリ到着。
足の指、ヒビ入っている人間のやることではない。
店に着いたところで別の入り口のほう、ということに。
そういえば外に「新店舗入り口」の地図があったが、
たぶんあれはMONICAのことでは?
直ぐにシェフ自ら案内して下さり(広いカウンターの席と
言われた)着いた先はMONICA。
???
この日MONICAはお休み。
なんと普段パン買う時に支払をするカウンターが本日の席。
調理場見学出来てまさにオープンキッチンの状態で
ワタシ的には当たり席でございました。

《ランチスペシャルコース》 7800円

まず席にはガラスケースに入った野の花が。
久々のフレンチなので「イマドキの店ってこうなの⁈」と
思いながら鑑賞。気分も上がるしこういう演出は良いなぁ。
その後シェフから今日のお料理の説明が軽くあり、
アレルギー等の確認あり。当然と言えば当然なんだけど
こういうことしない店は意外とある。

◯鹿のマカロン
 ブーダンノワール(仏の鹿の血のソーセージ)と似た
 鹿の血を使ったペーストを、卵白を使わずにこちらも
 鹿の血を使って作ったマカロン。
 初っ端からスゴいの来た。
 マカロンの甘さが濃厚な鹿ペーストと相性良し。
 やっぱり鹿って甘めのものが合うのねー、うん。

◯タルト
 ヤリイカ、ピゼリ(イタリアのグリンピースの小さいもの)
 チーズ、たぶんディル。
 タルトが薄々なのでひと口で。
 どこか遠くに五香粉のような香りが残り、美味しい。
 記憶に残りそうな味わい。

◯鰹
 タタキのように周りを焼いた鰹に菜の花。
 上に長芋、花紫蘇等。
 トマト(青トマト?)と何だったかのソース。

◯根セロリと鹿テリーヌ
 根セロリのマリネの中に
 鹿のテリーヌ、胡桃、林檎。リンゴ酢のソース。
 根っこに木の実に果実と鹿。
 おはなしの中の森のイメージ。
 林檎の甘さと胡桃の香りに根セロリの食感で
 めちゃくちゃ好きな味。いやーウマイウマイ。

◯ヒラメのポアレ
 身の厚いヒラメにオマール等の甲殻類出汁のソース。
 ソースに筍と桜海老。つけ合わせにマッシュポテト。
 ヒラメの皮がパリッパリで理想的な焼け方で、身は
 ふわふわというよりも「ややしっかり」。
 魚の味そのものが濃厚なので良き。
 ジュドオマールは大好きなので嬉しいなぁ、これ。
 桜海老も負けてないのね。
 つけ合わせのマッシュポテトが想像を超えてて
 思わず笑ってしまった。甘くてなめらか。
 おそらく今まで食べたポテトで一番美味しい。

◯岩手高原豚のグリル
 サーヴされてきた時の香りといったら!
 ビジュアルも直球ですね、これ。
 どこからどう見ても火の入り具合が完璧。
 キメの細かい豚で脂っぽくない。この脂は香りと甘さ。
 これを表現するには美味しいという形容詞しか無いの
 かしら。
 肉の下にベイクドされた筍とポテト、椎茸。
 マッシュルームではなくて椎茸で正解ね、これは。
 筍もけっこうパンチが効いていて旨し!
 マデラ酒ソースがたいそう合いまする。

◯デセール
 雪溶けをイメージ。
 想像の斜め上いくやつ、来た。
 サワーポメロに蕗のとうのジュレ、
 上にリコッタ(だったと思う)のエスプーマ。
 メレンゲの板と飴がプラス。
 蕗のとうのジュレってコチラで戴かなければ
 一生食べないであろう食べ物。柔らかさが絶妙。
 サワーポメロが遠くに苦味がある果物のせいか
 蕗のとうと全く違和感無し。
 リコッタと特に飴(甘さ担当)が良き仕事。
 肉の後のさっぱりとした味わい。めっちゃ好きだ、これ。

◯紅茶
◯猪の脂のフィナンシェ
 周りがカリッと中はしっとり。
 猪かどうかはわからないが甘さも味も濃いので
 このサイズがジャスト。
 しっかり卵白の香りもあって◯。

 
この他にグラスで泡ロゼと、カオール赤を。
お値段は適正価格かと思います、たぶん。
いやー、とっても楽しく美味しくいただきました。
やっぱり肉です。ジビエですものね、そりゃ。
全体の中では鰹がやや弱かったように思いますが、
ヤリイカのタルトとヒラメは良かったので
魚全部がどうのというわけではないのかな。
ソースが軽めなのも魅力。
ソースよりも調理法なんでしょう。
後から胃が重くて参るようなこともなかった!
このお値段でこれだけ楽しく食事出来るのは
嬉しいことです。
働いている方々もお若くて、皆さん接客も良いし
(きけばちゃんと気安く教えて下さる)
見ていてたいそう気分が良いというのも◎。
次は季節を変えて、またですね。

  • ロゼの泡

  • 鹿の血を使ったマカロン、下の台に鹿毛皮

  • 中はヤリイカ、ピゼリ、チーズ

  • パン

  • 鰹、菜の花と長芋、花紫蘇

  • マリネされた根セロリ、中は鹿のテリーヌとリンゴと胡桃

  • カオールのマルベック赤

  • 軽めの赤のジンファンデル

  • ヒラメに桜海老と筍入りのジュドオマール、それにマッシュポテト

  • 岩手高原豚のグリル、黒ニンニク、たけのこ、じゃがいも、インゲン

  • サワーポメロに蕗のとうのジュレ、リコッタのエスプーマ、メレンゲ、飴

  • 猪の脂が入ったフィナンシェ

  • 紅茶はずいぶんと香り良し

2023/04/22 更新

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