『二社になってしまった長崎のチリンチリンアイス』おいしん坊!万才さんの日記

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当たり前に呑んだり旅したり山登ったりできないことでそれが当たり前にできることの有難さを感じるこの頃

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おいしん坊!万才 (男性・神奈川県) 認証済

日記詳細

7月に帰省した際に訪問した原爆資料館の前で見かけたチリンチリンアイスの屋台。
これは篠崎冷菓の屋台と思われるんですが、その所在地等が調べても見つからず店舗登録できないので日記として残すことにしました。

長崎のチリンチリンアイスの歴史は長いですが、ある論文の調査によると2016年時点では前田冷菓、篠崎冷菓、外尾冷菓、木村冷菓の四社があったそう。
しかし、前に私がレビューした外尾冷菓は前田冷菓に吸収されたらしく(木村冷菓は不明)、現在は前田冷菓と篠崎冷菓のみなんだそうです。
それも勢力的には前田冷菓が大きいようで篠崎冷菓はここ原爆資料館などで細々やっている感じがしました。

そういえば昔はR202沿いの海水浴場や稲佐山などいたるところで見かけましたが、今回の帰省時にそこを通りかかっても見かけなかったですね。
(稲佐山はもしかするとツツジの時季だけなのかもしれないですが)

今回原爆資料館を久々に見学した後に原爆資料館の入口近くにあるこちらの屋台でいただきました。
冷房が効いた館内から出てくると急に炎天下なのでチリンチリンアイスを欲します。
黄色い屋台が篠崎冷菓でしょうか。

ここで屋台のおばあちゃんに話を聞いてみると、昔は6社くらいあったのが今は廃業や吸収で2社なんだとか。
それも全体の屋台の数もかなり減っているんだそうです。

価格は昔と変わらず100円ですが、その分量は減った印象。
でもこの価格でよく頑張っているなと思います。

懐かしい優しい味。
氷菓なのでシャーベット状。
むしろアイスクリームよりもこちらの方が冷たく感じますね。

このチリンチリンアイスは長崎の文化の一つだと思うのでこれからも続いて欲しいものです。
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