日ノ出町駅が最寄りの
栄屋酒場さんは野毛エリアでは私の中では確実に上位にあるお店で、野毛呑みの際には必ず訪ねていました。
しかしこの何回かは満席で全く入れず。
年末に一日に何度も訪ねたことがありましたが、その時も常に満席で入れませんでした。
年が明けてから一度呑みに行こうとは思っていたのですが、コロナウイルスの影響で2月に入ってからは都心部の呑みは避けていた私。
野毛も同様に足が遠のいていました。
そんな中、2020年2月21日に突然閉店されてしまい、それを私は3月に入ってからSNSで知りました。
かなりショックが大きかったですが、お二人ともご高齢だったので仕方がないかなとも思います。
それから3月下旬になってお店の食器類を譲ってくれているとの情報を知ったので、4月上旬に不要不急ではない用事で横浜に出た際にこちらにも立ち寄ってみました。
お店は内側からカーテンがかかっています。
これまでも昼間に通るとこんな感じでしたが大きく違うのは店頭の貼り紙。
ご主人の味のある自体の挨拶文をじっくりと読みます。
元市民酒場の栄屋酒場は70余年の歴史に幕を閉じた訳ですね。
その下にはわずかに残った徳利。
「御自由におもちください」とあります。
もう店内で使われていたものはほとんど出尽くして、恐らくこれはノベリティのストックだと思われます。
この徳利は新品のようにきれいでしたからね。
私が見たことあるのは八重垣や違うデザインの澤の鶴でしたから。
でもこれはありがたく頂戴しました。
大事に使わせていただきます。
あー、最後にもう一度こちらの穴子天、ぶり刺し、シャコを食べたかったなあ。
でももしご主人が閉店タイミングを悩んでいたとしたら、コロナウイルス感染予防での休業・時短要請が出る前だったのでいいタイミングだったのかもしれませんね。
美味しいお酒と料理をありがとうございました。