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1位
2回
2017/12訪問 2018/02/16
■■■2017年12月再訪■■■
黒石から戻って弘前駅近くのホテルにチェックイン。
予定外の昼食を食べてしまったので少しホテルで休憩してから予定より遅く呑みに出発しました。
これまで何度も弘前には来ていますが冬は初めて。
雪深いので呑み屋街までいつものように散策がてら歩いていくのは厳しいですね。
そこで100円の循環バスを使って行きます。
ちょうどホテルが弘前バスターミナルの近くでした。
バスターミナルの窓口で乗り場を確認して乗車です。
バスで街中を通っている時に流氷溝に雪を流している光景を初めて生で見ました。
しばらく進んで大学病院前で降りますが道路に面したバス停ではなく病院の中に入ってエントランス前まで行くんですね。
これなら一つ手前で降りた方が良かったかもしれません。
そこから歩いてこちらのお店に到着。
暖簾が出ているのを見るとほっとしますね。
もう弘前呑みの一軒目の定番になりました。
時間は16:15頃。
この時間ならバットの大皿料理が三品くらいできてるかな?
店内に入ると先客がお一人でした。
先客が中央寄りに座っていたので私はカウンターの手前側に座ろうとしたらそこは後でヘビースモーカーの常連客を座らせるとのこと。
ならばと一番奥に座りました。
カウンター7席と小上がりに4人テーブル×1。
いつもと違ってカウンターの椅子が両端に寄っているんですが、これは中央にストーブがある冬季シフトだそうです。
相変わらず元気に話す女将さん。
この時点ではバイトのお姉さんはおらずおじさん(Sさんだったかな?)。
あれ?前もいらっしゃったような気がしますね。
まずは瓶ビールからスタート。
いただいた料理は、
・昆布煮
・さばみそ(600円)
・ソイ昆布締め(1,000円)
・鶏ごぼう煮
・イワシフライ
昆布煮はちょうどできたてでしたので熱々をいただきました。
昆布のしっかりした食感がいいですね。
味付けはあっさりですが昆布自体の旨みが強いです。
さばみそは味が強め。
生姜がよく効いていて美味しいです。
これは日本酒が欲しくなりますね。
周辺の漁港は時化が続いていたようでこの日は刺身の品ぞろえがよくありませんでした。
それで唯一あった生魚がソイの昆布締め。
身が厚くて旨味も増して美味しいです。
ソイはメバル系ですから好きですね。
鶏ごぼう煮は大皿料理なので冷めているのは仕方がないですね。
ごぼうのゴリゴリ食感がいいです。
イワシフライはしっかり揚がっていますが中の身はフワフワでした。
瓶ビールの後はひたすら豊盃の熱燗を四本いただきました。
この胃にしみる感じの辛口が美味しいのです。
これはこちらのお店じゃないと呑めないらしいです。
女将さん、Sさん、そして他のお客さんとの話も楽しくて時間を忘れますね。
前に女将さんにどの季節の旬物が一番オススメか聞いたら冬だと言ってました。
今回はちょっと早いかなと思ったんですが今シーズンではこのタイミングしか行けなかったんですよね。
聞くとやはりちょっと早かったとのこと。
やはり1月2月の厳冬期がタラ美味しくていいそうです。
途中からバイトのお姉さんが来て話が特に面白かったSさんは帰っていきました。
女将さんと常連さんが話す時の完全な津軽弁が楽しいですね。
この土地の知らないことをいろいろ知ることができました。
(流雪溝の仕組みとか)
先客、後客とお勘定して私一人になってしまいました。
この時季にしてはここまで雪が降るのは珍しいそう。
そのせいか今日はお客さんが少ないそうです。
でも居心地はいいですね。
いろいろ楽しく話をしていたら3時間40分も居ました。
お勘定すると5,190円
二軒行ったと思えば安いものです。
帰り際に女将さんが大皿料理で食べていなかったじゃがいもの料理をお土産にくださいました。
(翌日の朝食にいただきました。)
正直今回は目玉になるような料理はなかったですが大満足。
今度はぜひ厳冬期に行きたいですね。
ごちそうさまでした。
■■■2015年11月再訪■■■
前回は桜の時期に訪問しましたが、今回は紅葉の時期に訪問です。
念のため17時から予約はしていましたが予約できるのはテーブル席のみ。
訪問の際に空いていればカウンターに移動は可能とのことでしたがやはりこちらはカウンターで女将さんや常連さんと呑みたいもの。
ちょっと予約の時間より早く行ってみようかな。
17時からに合わせて先に弘前公園に紅葉と仮移設が終わった城を見に行くつもりでしたが、ついでにお店の前を通ると暖簾は中ですね。
一応予約の確認がてら中に入って聞いてみるとまだ何も作ってないので料理を作りながらでも良ければどうぞとのこと。
弘前公園は夜のライトアップにも行くつもりでしたのでこちらで先に呑むことにしました。
それにこの方が大皿料理を温かい状態でいただけるんですよね。
まずは瓶ビールで乾杯。
しばらくしてから女将さんが二品サクッと作り終えました。
料理名まではわからないですが、
・タラコの煮物
・フキの煮物
がお通しです。
この優しい味付けがいいですね。
このタラコの煮物は特に美味しいので後でおかわりしました。
大皿料理をいくつか作り終えた時点でメニューからも注文できるようになったのでまずは刺身から、
・まぐろ
・しめサバ
をいただきました。
しめサバはいい漬かり具合で日本酒が欲しくなります。
私はこちらの女将さんの強烈なキャラが好きですが、人によっては苦手な方もいるでしょう。
若いバイト(?)のお姉さんとの親子のような連携もいいですね。
前回GWにとげくり蟹をいただいた話をした上で、この時期にぜひこれを食べていってというものは何か聞くと「はたはた田楽」とのこと。
田楽は豆腐やこんにゃくでは良く聞きますが魚は東北ならではでしょうか。
結構時間がかかる料理なので先にやっといた方がいいとお願いしておきました。
そして新たな大皿料理が出来たのでいただきました。
今回は大鰐もやしではないそうですが、似たような細いもやしの炒め物。
タラコとネギがいいアクセントです。
ここでビールが無くなったのでこちらではお決まりの豊盃の熱燗。
程よい甘みと辛口のお酒はどの料理にもあう美味しさです。
しばらくして出来上がった「はたはた田楽」。
全体に薄く味噌がしみこんでいるいる感じでハタハタのブロンズ像のようでもありますね。
今回は子持ちだったようでラッキーとのこと。
いただくとほろっと身がほどけ、ふわふわの白身に味噌がよく合います。
味噌は程よく素材の味を邪魔しない程度に抑えてありますね。
これは今回の目玉でしょう。
豊盃も進み、この後はひたすら豊盃の熱燗をおかわりしました。
はたはた田楽が出てきた頃に常連さんが数人登場。
常連さんも交えて呑みだしました。
ここで差し入れのあった馬刺しをいただきましたが赤身がいいですね。
以前は熊本で霜降りの馬刺しをいただくことに満足していましたが、私は今は会津なんかの赤身肉が好きです。
五戸あたりも馬肉文化がありましたが青森県は広く馬肉が食べられるそうです。
次に出来上がった大皿料理の「いかの酢味噌あえ」や女将さんが串を刺していた「えのきのばら肉巻き」など次々作るものが気になり注文。
どれも美味しく豊盃が進みます。
途中で女将さんの知人の方が持ってきたリンゴに女将さんが大喜び。
(すごく希少らしいので名前は伏せますが)とある地名が付いたアメリカンチェリーのような濃い色をしたリンゴをおすそ分けでいただきました。
蜜がすごくて皮を剥きにくいとのこと。
たしかに蜜たっぷりで酸味とのバランスも良く美味しかったです。
最後はほっけつみれ汁でシメ。
これから弘前公園にライトアップを見に行くので温まれました。
今回は他にお客さんは来なかったですが、GWの桜の季節は異様に混むとのこと。
それと比べるとたまに混むことはあるものの普段はこんな感じだそう。
女将さんや常連さんと楽しく呑めたこともあり3時間以上居ました。
豊盃をひたすらおかわりしたこともあってか一人当たり6千円ちょっと。
でも3時間以上呑んでいたので全然高いとは思いません。
今回も満足のしまやさんでした。
次は雪の降る季節に来なさいとのことなのでそうしたいと思います。
ごちそうさまでした。
■■■2014年6月追記■■■
たまたま見てたテレビでJR東日本のCM「行くぜ、東北(弘前の夜編)」が流れたんですが、木村文乃さんが呑んでる居酒屋がこちらでした。
こんな形で女将さんを見かけるとは。
女将さん、名演技というかそのまんまのキャラでしたね。
■■■2014年5月訪問■■■
ホテルで小一時間仮眠を取ったあと15:30くらいから町にくりだしました。
昼間に歩いていない弘南鉄道の中央弘前駅側から弘前公園の方に歩いていきますがこの裏通りもなかなかいいですね。
シメのラーメン屋さんはここだなと物色しながら歩いているとまだ15:30頃なのに暖簾が出ている居酒屋が多いです。
この理由は後でなんとなくわかりました。
そしてたどり着いたこちらのお店も開店は15時と早いです。
都内の酒場で昼呑みすることはありますが、地方で昼呑みって初めてかも。
暖簾が出ていたので店内に入るとカウンターにも小上がりにもいい感じに酔っているおじさんらが居ますね。
まだ、開店から1時間も経ってないですよ。
カウンターの端に酔っぱらったおじさんが居たのでちょっと空けて座ろうかとしたら、この後に予約客が来るとかで詰めてと言われます。
おお、今日はこのおじさんがお相手か。望むところだ。
こちらのお店は以前たまたま病院の待合室で読んだdancyuに特集で出ていたんですよね。
記事内容まではよく覚えていないですが店名は覚えていてBMしていました。
さらに太田和彦さんの居酒屋百名山でも紹介されていてぜひ訪問したいと思っていました。
この日は気温が上がって暑かったのでまずは生ビールから。
お通しはないのでカウンター上の大皿から好きなものを注文します。
まずはばい貝ですね。
あとは、緑が鮮やかな山菜があったので「これミズですか?」と聞いたら横のおじさんが「あんたよく知ってるね」とほめてくれました。
青森出身の知人からも昔から聞いているので見つけると注文してしまいますね。
ばい貝は煮つけの塩梅が絶妙。
身が柔らかくてうまく出さないと肝が途中で切れてしまいます。
そしてミズ。
これは歯応えが良くだし汁が美味しいです。
大皿料理ですが味付けはどれも繊細です。
続いてたった今大皿に盛ったばかりで湯気が上がる細いもやしみたいなのが気になります。
「このもやし細いですね。特別な品種ですか?」と聞くと「大鰐もやし」とのこと。
ああ、あの温泉で育てるもやしですか。
じゃあこれもといただきますが、出来たてなのでシャキシャキ感も残って美味しいです。
生ビールが終わったので地酒をいただきましょうかね。
ビールで暑さが引いたので地酒の「豊盃」の熱燗をいただきます。
熱燗をいただきたかったというよりは使いこまれた熱燗器が気になっていたんですよね。
辛口が好きな私には甘みが強めに感じますが、ダシが効いたこちらの料理にはよく合うと思います。
途中から女将さんの手が空いてきたのでたくさんおしゃべりしました。
この女将さんのキャラが良くて楽しかったですね。
こう言ったら叱られるかもしれませんが何となく雰囲気が泉ピン子さんに似ています。
ここで横のおじさんと三人で話し込んだのですが、最近観光で来るお客さんが最初に目当てのモノを聞いてモノがないとわかると帰るそうです。
それも品切れとかならまだわかるが季節物でその時期には無いのにそういうことがあると。
こちらは郷土料理(季節料理)のお店なので旬のものを食べて欲しいのにすごく残念だそうです。
そういえば、都内の行きつけのお店でも同じようなことがありましたね。
酒場放浪記で紹介されたとある料理がなかなかレアもので私も何度も行っている中でたった一度しか食べたことないのですが、最初にそれが無いとわかると帰ってしまう一見さんが多いとのこと。
これはお客側としても考えさせられますね。
確かにそれが目的ならば残念ではありますが、そこ以外にも旬を見つけたり楽しめないと何かただのコレクターのような気もします。
あと、このおじさんとは「何で昼からやっているお店が多いのか」という話にもなりました。
こちらのお店は通年で昼からやっていますが、他のお店はこの桜の時期は早く開けているんじゃないかと。
聞くと泊まるところが少ないので基本的には弘前は日帰り観光客が多いそうです。
となるとここからは私の推測ですが電車やバスで来た客に呑ませて帰らせるのかな?
確かに遠方から来る人は泊まる確率高いからその可能性はあるのかも。
まあ、そんないろいろ話をしながら何か珍しいものはないかとメニューを見ていると聞いたことがない「とげくり蟹」が気になりますね。
女将さんに聞くと、これこそ旬なのでぜひ食べてってとのこと。
これまで値段気にしてなかったですが、結構高いんじゃないかとこれだけ値段を聞いてみると、意外とリーズナブルでしたね。
旬ならばといただきましたが、このカニは身とミソがパンパンに詰まっています。
味も濃くてこれは絶品でした。
この時に新たに隣に来たお客さんが何にするか悩んでいたので勝手にとげくり蟹をオススメ。
熱燗をおかわりして仕上げに入ります。
この時点でかなり酔っぱらってタクシーを呼んだおじさんを見送りました。
ここで揚げ物の香ばしい香りがしてきます。
何揚げてんのかな?もしや、、、と思ったらやはりイカメンチでした。
「中央食品市場で食べそびれたんですよね」と話したらこれが本来のイカメンチとのこと。
酔ってて違いが何か忘れちゃいましたが、熱々出来立てでジューシーでイカごろごろですごく美味しかったです。
次のお店に行くので1時間15分ほどの滞在でしたが、これなら仮眠取らないで15時の開店時から来れば良かったですね。
居心地も良く楽しく旬の郷土料理が楽しめました。
お勘定は5千円ほど。
値段が概ねわかっているとげくり蟹を引いてざっくり計算してみても単価は良心的だと思います。
まあ、こちらのお店には値段だけでは測れないものがあります。
弘前に来たらぜひ再訪したいお店ですね。
また季節を変えて行って旬を楽しみたいです。
ごちそうさまでした。
2位
1回
2014/11訪問 2014/12/22
松江呑みの二軒目はこちら。
1957年創業の松江の老舗バーです。
こちらは太田和彦さんの「ふらり旅 いい酒いい肴」を見てBMしていましたが、以前「バーのある街へ」でも紹介されていてかなり気になっていました。
時間は19時頃。
外観からも老舗感が漂います。
厚いドアを開けて中に入るとカウンターの両端に先客が二組。
私はカウンターのど真ん中に座りました。
ボトルが並ぶカウンターの中は変に煌びやかすぎず素人でも飾らない実直さを感じますね。
そしてこのお店と同じく実直なマスター。
まずは軽めのものからスタートしたいですね。
見回すと本日のオススメにシークワーサーのジントニックとあるのでこちらをいただきました。
送ってもらったというシークワーサーが強めに薫って爽やかです。
お通しの生ハムをお箸でつまみながらいただきます。
こちらのマスターは話の引き出し方が上手で、さらにマスターの引き出しも多い。
いろいろ話をしている中で徐々に国産ウイスキーの話で盛り上がってきました。
そこでマッサンブームから竹鶴でもいただこうかなと話をすると余市のシングルモルトがオススメだというのでいただきました。
最初はストレートではなくロックで。
強めの香りで口当たりが滑らか、ウイスキーのスタートにはいいですね。
その土地を感じるにはシングルモルトなんでしょうけどあまり細かいことはわからない私。
実はウイスキー好きではあるものの、そこまでウイスキーには詳しくないのです。
そこでここからはマスターにまかせて勉強会のようになりました。
余市のシングルモルトをいただいた後に「飲み比べてみてください」とテイスティングさせていただいたのが、「シェリー&スイート55度」。
さらに香りが強く甘みもあるかな。
話の中で福岡に国産地ウイスキー専門のバーがある話をしたら、私も負けませんよと何やら踏み台に乗って高い棚の奥をゴソゴソ探し出します。
そこで出てきたのが見たことがない形のボトル。
これは日本の某大手メーカーの1999年物のブレンディッドウイスキー。
即完売後はもう市場には出ていない超レア物で、この先一生飲めないであろうとのことでした。
全てのバランスが良くこれはツマミを欲さずストレートでこのウイスキーだけを楽しみたい味ですね。
かなり貴重なものをいただきました。
このウイスキーは話の流れの中でマスターが出してきたもの。
勿体ぶっているのではなく、こういうウイスキーはここでは挙げるべきではないと思い、写真にはモザイクかけましたがウイスキー通の方にはわかるんでしょうね。
私自身が食べログ書いておきながら、ここに行けばこれが呑めるなんてのはちょっと違う気もするんです。
恐らく私じゃなく他の方が行ってマスターと話すとまた違ったレアなウイスキーを棚から探して出すんでしょうね。
サントリーオールドも好きなのでそんな話の中で最後に飲み比べをしてみてとテイスティングさせていただいたのがオールドのバードボトル。
見た目は赤みが強く、その時には味や香りの違いがわかりいいコメントをしたつもりですが、結構酔ったので今は何と言ったのか覚えていないです。
マスターが他のお客さんの接客をする時には、途中から出てきたかわいいおねえさんとも話をしたんですが大学生のアルバイトでした。
そういえば老舗バーに共通するのですがアシスタントに女子大生のアルバイトが多い気がしますね。
他のご常連さんとも仲よくなって気が付けば2時間経っていました。
チェックすると5,100円。
超レアなウイスキー含めこんなにいろいろいただいたのにこの価格とは満足です。
松江に行った際にはまた行きたいバーですね。
ごちそうさまでした。
折角マスターに地元のオススメの神社を教えていただいたのに翌日参拝するのをすっかり忘れてしまいました。
そこも含めてまた行きます。
3位
1回
2015/02訪問 2015/03/18
■■■2015年2月再訪■■■
北東北旅の最終日は乳頭温泉の鶴の湯の日帰り温泉を楽しんでから盛岡入り。
昼食を取ってから東北道のICに向かう前に最後にこちらに立ち寄りました。
こちらのコッペパンがお気に入りなのです。
13:30頃に向かうと駐車場が一杯。
少し待って駐車場に車を停められましたが、関東のナンバーが多いですね。
我々と同じく皆さん帰る前にこちらに立ち寄っているようです。
行列は十数人。
20分くらいは待ったでしょうか。
何を買うかを考える時間は十分すぎるほどありました。
ちなみに電話しながら「何にする?」っていう人を毎回見かけるんですが、予め聞いておいて欲しいですね。
その時間はお店のおばちゃんの手が止まるので時間が勿体ないです。
今回私が購入したのは、
・チーズクリーム(159円)
・たまご(226円)
・キーマカレー(256円)
調理パンにはカラシを入れるか聞いてきますが、たっぷりでお願いしいました。
やはりたまごは毎回外せませんね。
帰宅後に夕食代わりにいただきましたが、かなりずっしりです。
キーマカレーはポテトサラダが入っているので結構な食べ応え。
カレー自体は結構スパイシーなんでしょうけど、ポテトサラダがマイルドにさせています。
結局2個で十分で1個は翌朝に回しました。
CPも良くて満足です。
ごちそうさまでした。
■■■2014年5月訪問■■■
今年のGWは桜前線を北に追いかける旅をしました。
その最初の訪問地が盛岡。
盛岡は桜の満開時期は過ぎているのですが、ちょっと行きたいお店がいくつかあったので最初に立ち寄った感じです。
急遽決めた旅でしたので本厚木発盛岡行の夜行バスは満席で取れず。
八重洲口からのバスは本数もあってなんとか取れました。
順調に進み、翌朝予定より少し早く盛岡駅に到着。
ここからこちらのお店に向かうと開店前に着いてしまうので、翌日に乗るバス乗場なんかをチェックしてゆっくり向かいます。
お店に着いたのは7時をまわった開店直後。
駐車場には車は1台で先客もお一人です。
ですが、外観撮影をしていると続々と駐車場に車が入ってきたので慌てて店内に入りました。
こちらは土曜スペシャルの「高速バス列島縦断旅」で立ち寄っていたのでBMしていました。
大きなコッペパンとサンドされる具がすごく美味しそうだったんですよね。
お店の方に注文の仕方などを聞いて選んだのは、
・たまご
・れんこんしめじ
・ドリンク(朝のYoo)
(合計590円)
こちらは注文してから中身を挟んでくれます。
サラダ系には「辛子バター入れますか?」と聞いてきますのでもちろんお願いしました。
おばちゃん一人で対応していたので私の後ろは一気に行列です。
人気のお店ですね。
受け取ったあとは店内のイートインスペースへ。
イートインは店内入って右手に2人テーブルが4つあります。
コッペパンは一個でも十分な大きさと重さ。
これは一個でも十分だったかな?
手にもつとふんわりとした柔らかさが伝わってきます。
まずは外のパンをひとかじり。
このコッペパンは単体でも美味しいですね。
外はソフトフランスをさらに柔らかくしたような少し歯応えを感じる食感で中はふんわりです。
れんこんしめじはごはんのおかずにもなりそうなお惣菜ですね。
コッペパンにも良くあいます。
たまごは開いた時に薄く塗っている感じもしましたが、パンが大きいのでそれなりにたっぷり入っています。
いずれも大きいですしコッペパンは食べ応えもあるので咀嚼の回数も多く、時間をかけていただきました。
窓から外を見ると駐車場には続々車が入ってきます。
よく見るとGWだからか宇都宮ナンバーなど遠方の他県ナンバーも多いですね。
帰省なのかな?
一番安いクリーム、ジャム系は139円から。
なんか抹茶を注文する方が多かった気がします。
どんなのか気になりますね。
朝から買い出しなのか2,000円、3,000円は当たり前のように買って行く方もいます。
家での朝食にするのか紙に書いたメモを見ながらの大量注文です。
後ろの方にも申し訳なさそうにしていますが、よくあることなのか後ろの方も嫌な顔一つしませんね。
この大らかな心にも関心します。
私のときは並んでなかったので運が良かったですが、しばらくは列が途切れませんでした。
あるお客さんがコーヒーを注文してイートインスペース奥のマシンの方に行きます。
コーヒーはドリップマシンのが100円だったんですね。
奥で気づかなかったです。
とにかくこの雰囲気だけでも人気があるのがわかります。
そしてパンも具も美味しくボリューミー。
朝からこちらに来て大正解でした。
また盛岡に来ることがあれば宿泊は素泊まり決定ですね。
朝食は間違いなくこちらでしょう。
ごちそうさまでした。
この後は荷物を預けにホテルに向かいます。
その途中に小さな神社で桜をみかけました。
枝垂れ桜ですがまだ咲いていたんですね。
こんな美味しいパンが食べられて盛岡の方がうらやましいなと思いつつ旅を終えて地元に戻ったら、偶然にもインスパイア系のお店が大和市にあることを知りました。
早速行ってみましたがこちらのレビューはまた改めて。
4位
1回
2014/05訪問 2014/07/10
こちらはひかりさんでのり巻きをいただいた後に訪ねました。
ちょっと探しましたが車を停めたコインパーキングのすぐ裏手でした。
このエリアは昔は造船や製鉄関連の町工場で賑わったようですが、今は町工場がちらほらとあるくらいでちょっと寂しい下町の雰囲気がありますね。
こちらもひかりさん同様に「おさんぽジャパン」で紹介されたお店。
今回こちらのお店を食べログに登録するかすごく悩みましたが、ネットで検索すると個人ブログにはちらほら出ていますし、今回テレビに出たくらいだからいいかな?
私も旅の備忘録的にレビューしていますしね。
11:45頃に店内に入ると先客は無し。
いや、正確には一瞬2人先客が居ると思ったのですがお店の方でした。
そうそう、こちらのお店は四姉妹で営んでおられるのです。
おばちゃんというよりはおかあさんと言う方が似合う雰囲気の方々ですね。
おさんぽジャパンを見てきたことを言うと「見て来てくれる人がいるのね」と。
何人かそんなお客さんも居たそうですが、もともと遠方からのお客さんと手紙をやりとりされているそうなのでテレビを見てまた連絡を取ったそう。
なんかそんなアナログな繋がりがあるっていいですね。
注文したのはアイスオーレ(350円)。
関西ではカフェオレのことをミーコーと言う(今は言わない?)そうですが、アイスだと冷ミーコーになるのかな?
太一君は収録したのが寒い時期だったのでホットでしたが、さすがにこの日は暑かったのでアイスです。
店内は横向きに座る変わった造りの2人テーブル×2。
あとは、3人テーブル×1、4人テーブル×2とコンパクトです。
どことなく建具が船内の雰囲気があるんですが、こちらは船大工により造られたようですね。
特にこの横向きに座るテーブルあたりは船っぽいです。
すごく古さというか歴史を感じますが、掃除が行き届いて小奇麗です。
店内写真も撮ったのですが、何となくここでの公開は気が引けます。
というか、私の腕が悪くてうまく写真では伝わらないんですよね。
でも、この雰囲気は写真で見るよりも五感で感じ、おかあさんと会話するのがいいと思うのです。
ネットで個人ブログや取材記事をひっかければ店内写真はありますけど、やっぱりその場に居るのとは大きく雰囲気が違うんですよね。
アイスのミーコーはミルクたっぷりの昔ながらのミルクコーヒー。
どちらかと言えばコーヒー牛乳に近いくらいミルク率が高いです。
これは60年の歴史を感じる味ですね。
(テレビでは間違って50年と答えていたが本当は60年とのこと。)
おかあさんたちとはいろいろ話をしましたが、長崎に行ったことがあるそうでその観光地の話でも盛り上がりました。
あとはなぜかヴィッセル神戸にも在籍していた大久保嘉人(現フロンターレ)の話が出てきました。
特にサッカーファンという訳ではないが大久保ファンらしい。
私も長崎の国見高校出身の大久保は応援しているのでその話でも盛り上がりましたね。
注文したのはミーコーだけでしたが、お菓子、蒸しパン、天ぷらなどサービスでいただきました。
この天ぷらと言っているフライは近くの市場で買ったとのこと。
魚(白身)のすり身をパン粉で揚げたもので美味しかったですが、長崎のミンチ天にも似ていますね。
カレー味のしない徳島のフィッシュカツともいえるかな?
ちょうど昼時だったのでおすそ分けだったのかもしれませんね。
昔のお店の写真を見せてもらったりとにかく和やかに過ごせ350円で一時間弱居ました。
今回は他のお店にも行ったので車はコインパーキングに停めたのですが、いくつかの駐車スペースが空いていれば停められるので都度聞いて欲しいとのことでした。
お店を出ると私が角を曲がるまで外で見送ってくれたのが印象的でした。
なんか初めて行ったお店という気がしませんね。
手紙をしたためたくなるのもわかる気がします。
すごくほっこりできる下町の喫茶店で、こちらに行くためだけに神戸に立ち寄ってもいいと思うようなお店でした。
ごちそうさまでした。
5位
1回
2014/05訪問 2014/06/09
万座・鹿沢口から菅平高原に少し寄り道して上田入りしました。
翌日から友人らと霧ヶ峰・美ヶ原ツーリングですが一足早く上田前泊です。
霧ヶ峰からはかなり離れていますが、昨年上田に来た際に行きそびれたお店が多数あったので今回立ち寄りました。
プラザホテルの駐車場に車を停めますが、まだチェックインの時間まで1時間ほどあります。
ホテルには先に車を置かせてもらう承諾を得てホテルの建物内(隣?)にあるこちらのカフェで時間を潰すことにしました。
こちらは前に上田呑みした際に1Fの入口を見て気になっていたカフェ。
その時は呑みのハシゴに組みにくかったので諦めていました。
この建物の下はホテルの駐車場に繋がる通路になっていますがその脇に小さな入口があり、そこを上がった三階がこちらのカフェです。
店内に入ると明らかに異国な雰囲気。
南アジア~中東といったイメージの空間で、香りも異国な感じですね。
1Fの入口からはちょっと想像できませんでした。
時間は14時をまわった頃で先客は無し。
いろんな席があるので悩みますが、風通しの良い窓側のソファに座らせていただきました。
お店の女性は民族衣装でヒジャブ(だったかな?)のようなもので頭を覆っており、なんか妖艶というか不思議な雰囲気ですね。
こちらの女性に初めてだが何がオススメか聞くと、コーヒー好きならアラブ式の煮出しコーヒーがいいとのこと。
好きなチャイも気になっていましたがこちらではオススメをいただきましょう。
アラブ式の煮出しコーヒーにはカフワとカルダモンコーヒー(いずれも470円)の二種類がありますが、カルダモンはカレーでいくらか身近なのでカルダモンコーヒーをいただくことにしました。
店内は、雑貨、服、家具にこだわっており、まさにアラビアン。
いろんな席があり、中には絨毯に座るスペースもあります。
それぞれ人数はまちまちですが、最低でも6組は座れるでしょうか。
なんか上田に居ることを忘れそうですね。
しばらくぼーっとしていると出てきました。
ここでちょっと説明があったのですが、アラブ式の煮出しコーヒーというのは本来は濾さずに出すとのこと。
でも、こちらでは飲みやすいように茶漉しで軽く濾してあるそうです。
しばらく待ってコーヒーの粉が沈殿してからゆっくり飲んでとのことでした。
そしてソーサーに何かドライフルーツのようなものが乗ってますね。
これは何かと聞くとデーツとのこと。
おお、存在は知ってましたがいただくのは初めてです。
どのような差があるのかわかりませんがデーツには当たりはずれがあるとのこと。
(恐らく甘さでしょう)
コーヒー豆の沈殿を待つ間に先にデーツをいただきます。
何か一口目の風味が和菓子っぽい和な甘さが広がりますね。これは当たりかな?
種があり、なんとなく干し柿っぽい感じでしょうか。
若干酸味も感じられ美味しいです。
そしていよいよカルダモンコーヒー。
当たり前ですが普通のコーヒーとは違う独特の風味です。
カルダモンが入っているのでやはり漢方っぽい味はしますね。
でも、なんとなく中東をイメージできる味わいです。
途中でミニケーキが出てきました。
これはプラザホテルの宿泊客にサービスで出すことになっているそうです。
(いつもなのかこの時だけなのかはわかりません)
マフラージは「最上階の(見晴らしが良く風通しの良い)客間」の意味があるそうです。
なるほどこの空間は中東のおもてなしを表現しているんですね。
最初はお店の女性も恰好からして積極的に話す雰囲気は無いかのように感じましたが、こちらから話すと気さくに会話してくださいました。
一時間ほどゆっくりさせていただきましたが、なかなか貴重な時間を過ごせました。
ごちそうさまでした。
ちなみにこの日の晩に呑みに行ったお店でこちらのカフェの話をしたら、そのお店の方は以前から行ってみたいと思っているけど行けてないということでした。
上田の方は皆さんご存知のカフェのようですが、この独特の雰囲気に行く勇気が出ないようです。
そこまで気構えするようなことはなかったですけどね。
6位
1回
2014/08訪問 2014/08/09
日本最高所のバー、山小屋とは思えない食事、そして絶景とこれまでで最高の山小屋でした
2泊3日の槍ヶ岳登山。
2日目昼前に槍の穂先を楽しんだ後は殺生ヒュッテまでの花畑の中を歩き、そこからトラバースルートでこちらのヒュッテ大槍に向かいました。
実は当初は2泊目は他に2つ候補があったのです。
・槍ヶ岳山荘:2日目が荒天の場合に3日目に穂先にトライできるメリットがある。
ただし、ハイシーズンの週末は富士山並の激混み覚悟が必要と知る。
・槍沢ロッヂ:風呂があり、3日目の帰路の行程が楽。
最初はこちらに泊まる計画だった。
最終的になぜこちらにしたかと言うと、お酒が充実していることと朝焼けの大槍が見れるからです。
行程にかなり余裕がありチェックインは13:45頃。
でも、この時に急に雲ってきて室内で着替えているとざっと一雨ありました。
前日もチェックイン直後の雨でしたからこの日もツイてましたね。
料金は2食付きで9,500円と山小屋としては標準でしょうか。
ただ、部屋は蚕部屋のみです。
空いているうちに着替えから翌日の準備まで済ませて食堂へ。
さあ、ここでのお楽しみの始まりです。
持参したツマミでお酒をじっくりいただきましょう。
壁にあるお酒メニューを見てウイスキー、日本酒、焼酎、カクテルなど種類の多さにも驚きますが価格にも驚きます。
500円~700円くらいと下界とたいして変わらないじゃないですか。
メニュー写真も撮りましたがちょっとここではアップしないことにします。
私みたいにこちらにたどり着いてから何呑もうかなと考える楽しみを持って欲しいですしね。
私がいただいたお酒は、
・缶ビール(スーパードライ)
・閻魔(大分の麦焼酎)のロック
・メーカーズマークのロック
・長いも(長野の長いも焼酎)のロック
です。
まだまだ呑めたんですが、前に尾瀬の山小屋で飲みすぎて翌朝まで記憶なくした反省を生かしてこのくらいで。
ご主人が隣のグループに利き酒セットを出した際にお酒のラベルを見せていましたが、その仕草はソムリエのようでしたね。
後で私が「ここは日本で一番高い(高所にある)居酒屋ですね」と言うと「いや、バーです」と。
ああ、確かにお酒のアテの料理が出ないことを考えるとバーの方が正しいのかもしれませんね。
ちょっと横の団体が煩かったですが、夕食準備に入るまでの1時間半ほど楽しませていただきました。
この日の夕食は3セットあり、我々は2セット目。
1セット目の時点で蚕部屋にビストロの前を通ったかのような香りが漂ってきます。
食事を終え戻って来た同部屋の方は「食事が素晴らしい」と興奮気味。
我々の番になって食堂に行ってみると山小屋の食事とは思えない豪華さです。
それも全て手作りとのこと。
イタリアン出身のシェフでも居るんでしょうか。
食前酒のワインまで付いています。
メインは魚のホイル焼き、グラタン、ポテサラ(刺してあるのはワインのつまみの揚げパスタ)、春巻、サラダ。
あとはマリネ、デザート、テーブル単位で取り分けるジェノベーゼです。
ごはんとスープはおかわりし放題。
このスープが登山後の塩分摂取にちょうど良い若干濃い目の味で、ごはんを入れるとすごくいい雑炊になりました。
どれも美味しく手の込んだもので今までで一番美味しい山小屋グルメでしたね。
燕山荘グループはもともと食事には定評あるようですがここまでとは驚きです。
日が暮れてからは雲が切れて星空がすごかったです。
はくちょう座もはっきり見えました。
翌朝は朝焼けを見たいので朝食は2セット目にしました。
ヒュッテ大槍から東側の常念岳がはっきり見えますが、その右側の南東方向には富士山も見えました。
そして振り返ると朝日に照らされた大槍の雄姿。
ちょっと写真ではこの感動は伝わらないかもしれません。
朝食も山小屋としてはかなりハイレベル。
この他に梅干し、セロリの浅漬け、ふりかけもあります。
もちろんおかわりでいただきました。
お酒と朝焼けを目当てにこちらの山小屋を選びましたが食事がとても良かったです。
結構混んでいましたが、満室とまではいかなかったのでまだ良かったでしょうか。
空いていると蚕部屋でも快適でしょうね。
この日混んでいたのは団体が入っていたからのようです。
上の槍ヶ岳山荘は個人や小グループは予約無しで泊まれますが団体は予約の必要があります。
つまり槍ヶ岳山荘で団体が予約不可になると殺生ヒュッテやヒュッテ大槍に団体が流れてくるのかもしれませんね。
ほとんどのお客さんはこれから山頂アタック。
我々はこれから下るのでゆっくり支度してほぼ最後に発ちました。
また槍ヶ岳に来たら泊まりたい山小屋です。
お世話になりました。
#昼の評価は朝食と前日の昼呑みを合わせたものです
7位
1回
2014/05訪問 2014/05/24
函館駅近くの大衆食堂で昼呑みした後に再訪したいお店を訪ねたのですが開店していませんね。
開店時間が違うのかな?それともGW中は休みか。
どうするかと考えた時に昼間に訪ねて入れなかったお寿司屋さんに再度行ってみることにしました。
ちょうど松前に行く時に買ったバス・路面電車の共通カードも使いきれますしね。
堀川町電停から歩いてほど近い中島廉売。
函館駅横の朝市は観光名所化していますが、こちらはまさに函館市民の台所ですね。
その奥にあるテイクアウトのお寿司屋さんがこちら。
人数は限られますが立ち食いでいただくこともできます。
昼にラッキーピエロさんの後にこちらに立ち寄っていましたが、この日はテイクアウトのオーダーが鬼のように重なって15時を過ぎないと提供できないとのことでした。
その時点では諦めていたのですが、改めて行ってみると入れました。
大将は私のことを覚えていて「ああ、来てくれたんですか。返してしまって申し訳なく思っていたんです。」と。
これは私が「神奈川から来たんですが」とつい言っちゃったからなんですよね。
私もこれを言ってしまったのは後悔していたんですが、遠くから来たのは私の勝手な都合でしかないんでこんなこと言っちゃいけないなと思っていたんです。
食べた時に「神奈川から来たんです」と言うのと、入れない店を訪ねた時に「神奈川から来たんです」と言うのではお店の方の受け方も大きく違いますからね。
これじゃあ私がやってることは弘前の喫茶店の客のおばちゃんと一緒だと思いました。
(詳細が気になる方は探してみてください)
とうことでこの”わざわざ来た”体の発言は今後注意したいものです。
まあ、そんな反省がありながらカウンター前に立ちます。
テイクアウトのオーダー分は続いていますが、今なら合間に少しづつ握れますよとのこと。
ちなみにこちらのお店を知ったのは「おさんぽジャパン」で観たからでした。
メニューは一貫80円からと安く食べたいものばかり。
セルフのお茶をいただきながらしばし考え、まずは
・鮭背脂
・がごめ昆布
・ホッキ(ひも)
・平目えんがわ
をお願いしました。
こうしている間にも新たなテイクアウトのお客さんや取りに来たお客さんが出入りしています。
最初の四貫はどれも初めてでしょうか。
鮭背脂は炙りで塩でいただきますが溶けていく感じ。
がごめ昆布は昆布の部位かと思ったら函館名物のネバネバが特徴の昆布なんですね。
ホッキのひもの寿司なんて食べたことないでしょう。
そしてよく食べる平目のえんがわも、こんなに肉のパック(?)が大きく肉厚なものは初めてです。
普通回転寿司なんかで食べるのとサイズが比べものになりません。
ちなみにこのえんがわは私が食べたのがこの日最後の一貫となり品切れとなりました。
続いては、
・バター巻き
・ぼたんえび
・いか
・ほたて
・玉子巻
ぼたんえび、いか、ほたては函館の寿司には欠かせない三銃士ですね。
そしてこのバター巻きはチーズっぽい風味でなかなか海苔巻きに合いました。
バターなのでこれも函館っぽいかな?
最後は玉子で〆ました。
30分ほどの滞在でお勘定は1,200円。
ちょっとこのCPは素晴らしすぎます。
そして質はテイクアウト寿司の域を越えていますね。
大将といろいろ話もしましたがすごくいい人でした。
また函館で再訪したいお店が増えましたね。
ごちそうさまでした。
8位
1回
2015/01訪問 2015/12/27
■■■2015年11月再訪■■■
一軒目で時間を調整して16時の開店と同時に入店。
一番乗りでしたがすぐに二組お客さんが続きました。
カウンターに座るといつものお通しのスパークリング日本酒からスタートです。
ビールは一軒目で呑んできましたのでこちらはいきなり日本酒からスタート。
やはりこの時間は324円の日本酒狙いですね。
まずはいただいたのは梅一輪。
これはガラスの受け皿のグラスで出てきました。
吟醸の割にはスッキリ辛口でいいですね。
料理は、
・金目鯛のカマのアクアパッツァ
・産地直送鮮魚のカルパッチョ盛り合わせ
・ワラサのカマ焼き
・サンマの香草焼き
をいただきました。
金目鯛のカマのアクアパッツァはアサリのいい出汁が出てますね。
カマと言っても身はかなり付いています。
ほろっとほぐれる身は美味しいです。
カルパッチョはワラサ、ムツ、ヒラメ、キンメの盛り合わせ。
三種類のタレは好みで付けるのでこれは刺し盛りみたいなものですね。
そう考えるとなかなかCPいいですね。
ワラサのカマ焼きは目の前の冷蔵ケースに見えた大きなカマが気になって注文。
身がたっぷり付いていてお得感あります。
サンマの香草焼きはハーブが多くてさっぱりしていますね。
これらにはひたすら日本酒を合わせました。
私は他に、
・和香牡丹
・司牡丹
・幻の瀧
をいただきました。
このステムが付いたグラスと升のもっきりの違いは何だったかな。
ひたすら324円のものをいただいていたら、ちょっとのんでみてとお試しで奈良の「ふた穂」を一口サービスしてくれました。
香りはそう無いですが後でカーッと来る古酒です。
気が付けばハッピーアワーも終わる18時となったのでここでお勘定。
2時間の滞在で一人当たり3,100円ほど。
大満足の日本酒と料理でした。
ごちそうさまでした。
■■■2015年1月再訪■■■
前回と同じく能登さんからの流れでやってきました。
お酒300円を目的に16時を少しまわった開店直後に入店です。
お通しはスパークリングのワインだったか日本酒だったか。
とにかくこちらでは日本酒を楽しみました。
私は、
・初孫
・大洋盛
・川中島
・黒龍
どれも「もっきり」で。
特に桝まで表面張力ぎりぎりなので私はこういうのを勝手に「ダブルもっきり」と命名しています。
実質このグラスで2.5~3杯くらいあるのでCPは良すぎですね。
料理は、
・岩タコとセロリのサラダ
・イワシの何か(料理名忘れましたがオイルサーディンです)
・イカのオーブン焼き
・鴨川産マトイウダイとトマトのオーブン焼き
・京都でシェフの親父が作った野菜の自家製ピクルス
・海老のアヒージョとバケット
・マグロのホホステーキ
と結構いただきましたが、どれもCPいいですね。
この中ではマトウダイが出たのが驚きですね。
釣り船に乗るとたまに釣れるのですが、アタリはいいものの頭でっかちで身が小さい派手な魚。
日本ではほとんど市場には出ませんが地中海では高級食材とのことです。
聞くと鴨川の漁師から仕入れているとのことでした。
気がつくとお店は満席。
休日でも夕方に300円をやっていると儲かんないんじゃないでしょうか。
18時前にはまだ前のを飲みきっていないのに駆け込みで300円のお酒を注文させていただけました。
3時間弱の滞在でお勘定は一人当たり2,500円しないくらいでした。
お店には申し訳ないですが、また早い時間に行きます。
ごちそうさまでした。
■■■2014年9月訪問■■■
月島呑みでもんじゃのお店を出てから有名な魚料理のお店に向かおうとします。
ただ、そのお店は前にも行ったのですが、一皿の量がすごく多くて二人だといろいろ種類をいただけないんですよね。
でも、そうそう行く機会もないのでそちらに向かいます。
するとこちらのお店の前を通過。
まだ新しそうですが、立て看板に魅力的な文字を見つけます。
・魚だけのイタリアンバル
・16:00~18:00は日本酒・ドリンク300円
※一部除くとはいっても一部は本当にちょっと(高い日本酒)だけです
これはいいなあと思い、最初に行こうとしていたお店はやめ、こちらに入ってみることにしました。
店内は4人テーブル×3にカウンター6席。
カウンター6席中の4席はカップルシートみたいになっています。
安く呑めることを知っているのか、地元のおじいちゃんらしき方も居ますね。
カウンターにはお一人様も数人居ます。
時間は16:45頃でしたが、既にお客さんで賑わっています。
我々はテーブル席へ。
するとお通し代わりにお酒を出すとのこと。
この日は桃の実が入ったスパークリング日本酒でした。
こういうお通しもなかなかいいですね。
ビール類は先ほどもんじゃ屋さんで呑んでますから、いきなり300円になる日本酒をいただきましょう。
日本酒メニューの中の2つと黒板に書いてある日本酒を除いてほとんどが300円になります。
私がいただいたお酒は、
・澤乃井本醸造大辛口
・浦霞本仕込
・越乃松露特別本醸造
・グラスワイン白
などですが、まだあったような気がします。
18時の駆け込みでも注文したような気が。
(ちょっと酔ってて覚えていない。。。)
日本酒のグラスは小さめですが、もっきりが多いので桝からグラスに次ぐと2杯強ありますね。
冷や加減もよくこれで300円はオトクです。
料理は、
・産地直送鮮魚のカルパッチョ ウオバル風
・鴨川産イサキのタルタル
・京都産しいたけのソテー
・鴨川産サバの香草パン粉焼き
をいただきました。
カルパッチョですが、カンパチ、イサキ、トビウオ、ホタテで三種類のつけタレはバジルソース、レモンソース、玉葱醤油だったと思います。
やはりイタリアンっぽくバジルソースが一番合ってました。
ツマが大根ではなくセロリなのもいいですね。
イサキのタルタルも美味しく、今度船釣りで釣った時には自分でもやってみようかなと思いましたね。
黒板にあった京都産しいたけのソテーは、生しいたけが見えるところに置いてあったのですがすごく大きい。
それをバターでソテーしてカラスミをふってだしてきます。
これをナイフで切っていただくんですが、肉を切っているような感覚ですね。
歯応えがたまりません。
サバの香草パン粉焼きもサクサクで美味しかったです。
酒に関しても料理に関してもレベル高いですね。
なのにすごくリーズナブルです。
お店の方とも気さくに話ができていいですね。
聞くとまだオープンして2ヶ月くらいだそうです。
こちらもメインのもんじゃストリートから一本裏手になるので隠れ家的です。
この16:00~18:00にお酒が300円になるのは土日も関係なくやるので月島で早い時間から呑む際には再訪したいですね。
結局2時間45分も滞在してお勘定は一人当たり3,000円弱。
ちょっと口コミするのが勿体ないくらい大満足のお店でした。
ごちそうさまでした。
9位
1回
2014/09訪問 2014/09/22
秋田呑み二軒目の鳥料理店を出て三軒目には先ほど歩いていて気になっていた郷土料理のお店に向かうことにします。
郷土料理というよりは地の魚介もいただきたかったんですよね。
そのお店に向かおうと歩いていたら通りはすごい人の数。
そして次第にすごい重低音が響いてきます。
そのリズムが近づいてくるとそれはサンバカーニバルの列でした。
どおりで先ほどから通りに警察官や警備員が多かった訳だ。
こんなお祭りがあるとは知らなかったですが、しばらくサンバやファイヤーダンスを見て楽しみました。
ここで思わぬ時間のロスがあったこともあり、その三軒目のお店に着いた時には看板の灯りが落ちていました。
残念ですがこれも旅ならではですね。
サンバカーニバルが観れて良かったとしましょう。
切り替えてBMしていたこちらのおでんと焼鳥のお店に行ってみました。
こちらは太田和彦さんが「バーのある街へ」でちらっと紹介したお店。
雪が似合いそうな昭和な外観が気になっていたのです。
店内に入るとL字カウンターだけの小さなお店。
ちょうど手前の席が人数分空いていて入れました。
建物だけでなくおでん鍋、鉄瓶、燗つけ器など相当年季が入っていますね。
聞くと創業は昭和6年とのこと。
若いご主人は三代目です。(だったと思う)
恐らくこの鋳物の鉄瓶は創業当時からのものでしょうけど、上部が欠けていても大事に使っているんですね。
こちらはおでんと焼鳥のお店ですが、焼鳥は先ほど鳥料理店でいただきましたからこちらではおでんをいただきました。
私が頂いたタネは、
・つぶ貝
・豆腐
・筍
・昆布
・玉子
です。
先客のご常連さんが貴重なタネは我々に譲ってくださいました。
例えば一つしか残っていなかったミズ。
これは北東北ではおなじみの山菜ですが、おでんタネとしては珍しいと思います。
私はミズは何度もいただいてますので初めて食べるという仲間に譲りました。
この時にご常連さんが「今はちょうどミズの実の時期なんだよ」と教えてくれました。
あ~、確かにどこかの道の駅で見かけましたね。
地元の方から旬のものを教えてもらったりいい雰囲気のお店でした。
ちなみにこちらの玉子は殻のまま煮ていて、提供する前に殻を剥いて出してくれるというちょっと変わったスタイルでした。
お酒は一杯目は生ビール。
この注ぎ方がパーフェクトでポスターの写真のような生ビールですね。
そして秋田の日本酒といえば秋田じゃなくても酒場の看板でよく見る「高清水」。
これとおでんの組み合わせはベストマッチです。
若いご主人とも気さくに話ができて、ご常連さんもいい方ばかりでした。
1時間ほどの滞在でお勘定は一人当たり1,500円ほど。
雪の季節にまた来て、熱々のおでんと熱燗をいただきたいです。
ごちそうさまでした。
10位
1回
2014/10訪問 2014/11/17
紅葉目的で秋の東信へ。
前々からこちらのお店に行ってみたかったので未明に出発し、開店10分ほど前にこちらに到着しました。
圏央道が東名道~中央道間が繋がったので軽井沢方面がかなり近くなりましたね。
東信はもう秋も深まってました。
私が車を停めて外観写真を撮っていると続々車がやってきました。
それも他県ナンバーばかり。
慌ててお店の入口に向かいます。
こんな朝早くから並ぶんですね。
こちらは前に東信で朝食をどうするか考えた時に見つけていつか行ってみたいと思っていたお店です。
6:30の開店と同時に入店。
テラス席は寒いかなと思いましたが、ビニールで囲まれてストーブも入っていたのでテラス席にしました。
注文したのは、
・エッグベネディクト、ホームフライ付(900円)
・コーヒー(単品は500円でセットの場合は400円)
・本日のスープ(カップ450円)
ちょっと贅沢な朝食です。
しばらく経つとテラス席にも太陽が射してきました。
ストーブも近いので意外と暖かいですね。
そういえば碓氷軽井沢ICを降りた時には気温が1℃を指していたので寒いはずです。
寒さ対策で少し前にテラス席にビニールをかけたようですが、外の景色が見えたらもっと雰囲気いいでしょうね。
このあたりは紅葉が始まったくらいですが、気候的には初夏や初秋くらいに来るとちょうどいいかもしれません。
早朝からお客さんは来るのですが、店内から埋まっていく状態。
しばらくはテラス席は貸し切り状態でした。
注文から7分ほどで本日のスープが出てきました。
テーブルに置く前からいい香りがします。
この日はクラムチャウダー。
熱々で具沢山で美味しいです。
特にアサリがいい味だしていますね。
続いてコーヒーが出てきましたがポットの状態。
いつでも熱々をいただけるということですね。
コーヒーは注がずに食後にまわします。
そしてクラムチャウダーを食べ終えた頃にメインのプレートが出てきました。
かなり大きなお皿で、想像していたよりはしっかりした量で出てきましたね。
まずはナイフで玉子を崩壊。
勿体ないですがいいトロトロ感です。
これにまぶしながらいただきます。
厚切りハムも美味しくイングリッシュマフィンも表面のサクサク感がいいですね。
このハムが玉子によく合います。
ハムは塩気が強めですが玉子でマイルドになるんですよね。
ホームフライに入っているズッキーニも好きな味です。
ゆっくりいただいているとちょうど7時に。
ここで第二陣のお客さんが続々やってきてテラス席もいっぱいになりました。
ポットからコーヒーを注ぎ食後のコーヒーに移ります。
かなり熱々なので一杯目は先に注いで少し冷ましておけば良かったですね。
コーヒーは煎りが深く美味しいですが、ポットに入っているのでカップ三杯弱ありました。
まわりは8割方女性ですが、やはりパンケーキ率が高いですね。
日差しがかなり出てくるとテラス席も結構暖かくなってきました。
旅の初日に早朝移動する私としてはこの時間からモーニングをいただけるのはとても嬉しいですね。
それも朝日を浴びてゆっくり時間をかけていただけるのもいいです。
この日は1時間強居ましたが、もっとゆっくりしても良かったかもしれません。
若干高めではありますが、また東信に朝から来ることがあれば利用したいですね。
ごちそうさまでした。
この後は野鳥の森に行ってみましたが、熊注意報が出ているのに熊鈴を持っていなかったので散策は断念。
手前の駐車場にすばらしい紅葉があったのでそこで時間を潰しました。
2014年も地方呑みが多い一年でした。
今回のベストレストランでは味やお店の雰囲気はもちろんですが、お店の方やご常連さんとの会話、周りの自然環境など様々な要素を含めて選定しました。
2015年も地方に根付いたそういうお店を訪ね歩きたいと思います。