ある日のこと、会社員の礼子は残業中に課長から妙な提案を受けた。
「ねぇねぇ、床に2万円置くからそれを君が拾い上げている間に一発やらせてくれない?」
困惑した礼子は電話で夫に相談した。
「かくがくしかじかなんだけど、どうしたらいい?」
夫は答える。
「はぁ?、2万円を拾い上げるのなんて一瞬だろ?
相手はズボンを下ろす暇もないさ!
どうぞやってごらんなさい!と言ってやれば?」
そうやって電話を切ったが30分後、夫は妙な不安を覚えた。
すぐに妻に電話すると礼子はとても疲れた様子だった。
「おいおい、どうしたんだ?」
礼子は答えた。
「あいつ、2万円を全部10円玉で置いたのよ!」