2回
2017/11 訪問
大将自信の一品 スッポン鍋コース
2017/12/26 更新
2016/03 訪問
ひっそりと店を構えているが、凛とした雰囲気あふれる割烹
倉敷駅から美観地区方面へ歩いていき10分ほど
右手に倉敷図書館を見ながら次の信号を渡って右へ
左2本目の小さな路地を入るマツヤステーキさんの前に
お店はあります。
少し奥まった入り口なので、お昼だと分かりにくいですが
夜にはライトアップされ、非常に閑静な中に凛とした
雰囲気をかもし出しています。
中に入るとすぐに５席のカウンターがあり
その奥から大将が温かく迎えてくれます。
電話で予約したときも、大将の人柄を感じることができたのですが
お会いするとさらに人柄の良さと同時に料理に対する真剣さを
感じました。
「これはできるお方だ、期待できるぞ」と心の中でつぶやきながら
２階の個室へ通されました。
お店の中は１階にカウンターと個室が２部屋
２階に個室が１部屋でした。
２階の個室には掛け軸など和室なのですが
テーブルといすを用意いただいて
長時間座っても腰が痛くならない配慮でよかったです。
また何よりもお店は「禁煙」でした。
繊細で美味しい魚料理を頂くときに
この配慮はとてもうれしかったです。
今回は男性３人で行ったのですが
ひとり先輩経営者がおられたので
料理のコースもランクアップでお任せにしました。
すると「ふぐコース」が用意してありました。
お料理は「ふぐの皮刺し」「色鮮やかな八寸」「ふぐさし」
「ふぐちり」「デザート」でした。
「ふぐちり」の出汁で雑炊もしていただきました。
とても品のある味なのに量もあり、食べきれないほどでした。
また行きたいお店が増えました。
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2012年11月追記
食欲の秋、美味しいものを求めて花柚の大将のお店に。
今回一緒に行かれる方が「まつたけ好き」の情報を元に
予約時に大将に「当日まつたけのいいのが入れば1本丸ごと料理にプラスしてください」と
お願いをしておいた。
基本の予約は5500円の会席料理。
今回は１階の座敷に通される。
２階の座敷と同じく和室にテーブルが置かれてある。
和室だと腰が痛くなる俺にとっては最高のしつらえです。
入店してすぐ「今日はいいまつたけを手に入れましたから」と
立派なまつたけを見せていただいた。
「どんな料理に？」
「はい、会席の味をジャマしない程度の薄味のだしを使い
すき焼き風に丸ごと１本ふんだんに料理させていただこうと」
「ではお願いします」
そして会席料理スタート。
先付け、八寸、寿司。
お寿司は鯛と鰆の昆布〆「すだちを絞るだけでしょうゆを付けず」にとのこと。
すだちの風味だけであっさりと頂く。
椀はやや塩味をきかせ、好きな味。
お刺し身は天然鯛とマグロ。
天然鯛はコリコリと歯ごたえもあり。
炊き合わせを美味しい。そしてカマスのたれ焼き。
この時点で十分満足ですが、今回はダブルメインで
マツタケ料理を楽しませていただきました。
大将におまかせすると
「今回すき焼き風に仕上げました。
敢えて会席の味をジャマしないようにと
薄味の関東風だしを使い、黄にら、野菜と、
まるごと1本まつたけを入れ沸騰した中へ
お肉をしゃぶしゃぶさせてください」と
すきやきの鍋が出てくる。
霜降り肉をなべに入れるとあっという間に美味しい色に。
お肉にまつたけ、黄にら、ネギ、春菊を巻いて
軽く生卵にくゆらせ頂く。
口の中に入れると、一瞬でお肉はふわっととろけ、
次にまつたけの香りと風味が口の中に広がります。
少しぜいたくなものを頂きました。
そして酢の物、鯛めしに明太子、デザートと締めました。
もうおなかいっぱいです。
帰りにお土産も頂き、車の出発までお見送り頂きました。
品格あふれる大将が一品一品心を込めて作ってくださるお料理に
今回も堪能しました。
またお伺いしたいです。
ふぐさし
２階個室 テーブルが用意されていました
ふぐの皮刺し
八寸
すき焼き風
先付
すだちを絞ってそのまま頂く
天然鯛とマグロの刺し身
鯛めしに明太子
2016/09/15 更新
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秋になったので、松茸コースをお願いしたのですが、良い松茸が無いとのことで、大将のオススメのスッポン鍋コースを頂きました。10,000円のコースです。
まずは先付け、ウニ豆腐。本わさびが味をひきしめます。
色鮮やかな八寸。
飲み物はビールで乾杯。
天然鯛の押し寿司。すだちで香りをつけます。
ここで森田酒造の大吟醸に飲み物を変え、
そしてメインのスッポン鍋を待ちます。
大将曰く。スッポンは900～950gの大きさのものしか仕入れないそうです。これより小さければ味が弱く、大きくなると大味になるからと。
そして甲羅を外し、お酒と水でじっくり煮詰めて出汁をとり、ネギとお餅を入れシンプルに頂きます。
白菜や他のものを入れて出すお店もあるそうですが、大将はすっぽんの良さを最大限引き出したいため、あえて他のものに邪魔をさせないようにしたそうようです。
スッポンはトロトロ、プルプルでくさみはすべて飛び、柔らかな高級鶏肉を頂いているようでした。
スープも臭みがないのみ、コクを感じる、それでいてスッキリしたスープでした。
スッポンを堪能したあとは、
お刺身5種盛り
かぶらと蒸し鯛
出汁が優しくて、コクがあって最高でした。
渡りカニ
キンキの一夜干し
煮付けしか食べたことのないキンキでしたので、新鮮な味わいでした。
スッポンの雑炊
コラーゲンたっぷりの雑炊。体もあったまります。
デザート
と、相変わらず質、量とも最高でした。
帰りに大将と少しお話をして、いつもの笑顔でお見送りしてくださいました。
静かに仕事をこなす大将ですが、料理に向き合うこだわりと情熱をいつも感じます。
美味しいお料理、ごちそうさまでした。