★かえる★さんが投稿した御宿かわせみ(福島/花水坂)の口コミ詳細

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★かえる★ (女性・東京都) 認証済

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御宿かわせみ花水坂、飯坂温泉、医王寺前/料理旅館、日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.7
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:4.2

      • 料理・味 4.1
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク -
1回目

2013/01 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク4.0
  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.1
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク-

現代の「迷い家」的アミューズメント・スポット

豪勢な創作日本料理を供する室数12の静かな旅館。
近隣に見るべきものは特にないので、ここを訪れる主たる理由は、
ゆったりとくつろげる空間と、この豪華な料理となる。

周囲は民家と果樹園・畑だが、敷地内に入れば雑駁な風景は立ち木に隠されて、
玄関先からもう異空間。日本の民話・伝説に出てくる山中の御殿を訪れたよう。
玄関の構え、内装とも端整で美しく、きりりとした清潔感があり
温かみのある上品な色使い、押し付けがましくない高級感が心地よい。
訪れたのは平日だった為か、良く手入れされた庭に臨むラウンジほか
館内で他のお客様に出合うことはなく、ますます「迷い家」のようでぞくぞくした。

料理は創作料理だが、初手からあまり吃驚させるような荒技は見せない。
素材の良さを活かし丁寧に仕事のされた「当たり前に美味しい懐石」から始まり、
正しい和食の基礎を踏まえた料理人オリジナルの味を愉しむうちに、
洋酒呑みに嬉しい折衷から、メインのダイナミックな創作料理へと展開して行く。
「食のエンタテインメント」としての演出を感じて、とても楽しい。

食材的に見てふつうの日本料理より全体のカロリーは高めであろうと思う。
特に、高級な素材を幾種も贅沢に使った「かわせみ流創作」のメイン料理は、
滋味もボリューム感も栄養価も高い、大変豪華な一品になっている。
見た目にも楽しい料理で、ひとくちひとくちがもちろん美味しく、
大変質の良いものを味わっている口福の実感はあるのだが、
それぞれの食材のうまさが互いに強く主張し合い、繊細さには欠ける気がした。

おいしいんだけど、贅沢で豪勢なんだけど、なんだかこれでいいのか?
というむずがゆい感覚を覚え、レビューするにあたって、
あの感じは一体なんだったのだろう…、と考えながら
他の方のレビューを読んでいて膝を打った。

「バブリー」(笑)。
そうだ、バブリーなんだ。
あの時代の「これでもか!」というキンキラした感じが、
或いは子供の頃、遊園地に行って楽しすぎてどうにかなりそうになったあの感じが、
このメイン料理にはあるのです。

川岸に威容を誇る黒壁の折衷建築
転じて室内は上品で優しい色使いの落ち着ける空間
心地よい距離感と空気感の素晴らしいホスピタリティ
豪勢で楽しい食のエンタテインメント

これらがトータルで『御宿かわせみ』というアミューズメントになっているのであり
この宿は、観光の宿泊でも温泉でも料理単体のためでもなく、
「御宿かわせみを愉しむこと」を目的に訪れる場所なのだと理解した。


初めての訪問であったが、予め好きな物・苦手な食材等お知らせしていたので、
配慮頂いた内容になっていたのが嬉しかった。

今回はお酒のリストは見ずに仲居さんに薦められた地元の酒(大七・生もと 750円/一合)
http://www.daishichi.com/を頂いたがとても美味しかった。
リストに載っているお酒の値段と品揃えは高級飲食店として標準的なものらしい。

冷蔵庫には洋酒・日本酒・びんビール・白ワイン(赤ワインはキャビネットに)・
ソフトドリンク・アイスペールにきっちりと詰められたキューブアイスが用意され、
こちらも国内ファーストクラスホテルとして標準的な内容と価格。

予め板場にお願いすれば食後のお酒用の「二次会セット」も調製してくれるとのこと。
次回は是非お願いしたい。

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★★★ 2012年2月再訪 ★★★
★★★ 2013年1月三訪 ★★★

この両方ともメインが黒鮑でかぶってしまったのだが、大好物なので無問題。

相変わらず贅沢で豪華な食材が目白押し。
ユニークな取り合わせが創り出した未経験の味わいに口福感でいっぱいになる。
料理とお酒のマリアージュならぬ、豪華食材同士のマリアージュを愉しんだ。

「好きなもの」として伝えている食材も、前回とは異なる料理で供され、
食の愉しみはいやます。

食後のお酒用の「二次会セット」もお願いしてみた。(再訪、三訪とも。)
決まったメニューがあるのではなく、こちらの好みに合わせた『おまかせ』誂えとなる。

コースの中で言えば「前菜」の膳に載るであろう小業の利いた小品が7~8品も
美しい器に、またあらたなコースが始まるのかと思うような立派な姿でやってきた。
夕食時の残りのワインと室内のキャビネに用意してあったウィスキーとで頂いたが、
どちらにも良く合う。酒飲みには本当に堪らなく嬉しい。

再訪、三訪して感嘆したのは、「残してごめんなさい」を言わせないこと。
夕食も朝食も、好物やアレルギーや単なる好き嫌いばかりでなく、
食べきれる適量にまで、更に細やかにカスタマイズされた食事内容に感激した。

おいしいと評判の夜食のおむすびなど、夕食を充分頂いているので不要、と
毎回お伝えしており、今回もまた「二次会セット」があるからとお断りしたのだが…
そっと、小さいのがふたつ用意されていた。
そして、自分でも信じられないことにぺろりと食べてしまったのだ。
それでいて食べ過ぎた感はないのだから、見事な「読み」に思わず笑ってしまった。

次回はどう驚かせてくれるのか、本当に楽しみな宿である。

  • 2011 前菜

2013/03/28 更新

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