ゴマピイさんが投稿したSALONE 2007(神奈川/元町・中華街)の口コミ詳細

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ゴマピイの美味いもん食べましょ!

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ゴマピイ (60代前半・男性・宮城県) 認証済

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SALONE 2007元町・中華街、日本大通り、石川町/イタリアン、パスタ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2015/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

【再訪3★】移転して一層エレガントに

 前回訪問から2年以上経過すると『SALONE』に行きたい!となってくるのである、しかも移転したと聞くから新たな雰囲気も楽しんでみたい。
 アクセスは抜群に良くなりましたね。みなとみらい線の元町・中華街駅からすぐのビルの地下にあります。横浜マリンタワーの斜向かいでもあり、少し早く行っても山下公園を散策したりできるから最高のロケーションだろう。
 店内は広くなりましたね。テーブル数も増えましたが隣席との距離も広がりゆったりと過ごすことが出来ます。以前のようなゴージャス感のあるシャンデリアがなくなったからかシンプルな印象にも感じたが、アニバーサリー利用できるリストランテである事は間違いなく、その雰囲気や上質な対応をされるスタッフにより一層そのステータスを高めていると言えるだろう。
 シェフは「細田 健太郎」氏、来るたびにシェフが違うのだが料理のコンセプトやその系譜がしっかりと続いていることがSALONEの特徴であり安心感にも繋がるのだ。

■2015年10月のディナー
【A5サーロイン・ポテト・トリュフ】◎
【甘海老・モヒート・カラスミ】★
【ガルガネッリ・牡蠣・トリッパ】◎
【鮮魚・タコ・ハマグリ】★
【ホロホロ鳥・アールグレイ・泡】♫
【リゾット・バジリコ・アオリイカ】♫
【猪・フランボワーズ・チョコレート】♫
【牛イチボ・炭・白インゲン豆】◎
【リンゴ・生姜・ウイスキー】♫
【ピッコラパスティッチェリア】♫
【コーヒー】♫
■ワインのデギスタシオン
【CARTE BLANCHE BRUT NM / JAMART】
【VITOVSKA 2012 / KANTE】
【BIANCO 2013 / LE COSTE】
【SOTTO LE FRESCHE FRASCHE 2013 / VILLA BELLINI】
【CATAVELA 2013 / DENAVOLO】
【MERLOT / CARLJUNE】
【A-YUZUKI 2009 / TRINCHERO】
【LANGHE ROSSO 2008 / ROAGNA】

 最初に「A5サーロイン」が登場した。その懐かしいスペシャリテをいただくと2年のブランクが一気に縮まるようである。続く「甘海老・モヒート」はこれまで味わっとことのないようなオシャレで爽やかさを感じる味わいが素晴らしい。それとやはり「鮮魚のヴァポーレ」だろう、この日は蛸に蛤で柑橘系の旨味に唸ってしまう。「牛イチボの炭焼き」も白いんげん豆のピューレとともに美味しくいただく。料理とそれに合わせた上質なビオワインを楽しめるのがサローネの特徴でもあるが、そのワインのデギスタシオンコースはフルとハーフから選べる。自分はハーフで丁度良かった。
 移転し一層エレガントさとその魅力を増したサローネであるが、以前はスタッフが運んできた料理を説明するだけでもその真摯な姿勢とフレンドリーな接客からホスピタリティを感じられた事が懐かしく思うのである。
 不思議な事に毎回同じような季節に伺ってしまうので、次回は春先や初夏などの横浜とサローネ劇場を楽しめるようにしたいと思う。

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'13/09/17 ('13/09 訪問)4.22
【再訪2★】横浜はローマの香り
夜★★★★☆ 4.5(料理・味 4.4 | サービス 4.4 | 雰囲気 4.1 | CP 4.1 )
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東京に来て二年半。行ってみたいレストランはまだまだたくさんあるが、最近はまた再訪してみたいと思っているレストランがいろいろと頭をよぎるのだ。
オンライン予約サイトをチェックしていると『SALONE2007』のディナー予約ができる日があるではないか!珍しいね!これまで空いていることなんてなかったのだけどね。
最近横浜方面にも脚が向いていなかったので早速予約を敢行したのだった。

二年ぶりの再訪となった。
元町界隈をブラブラしてからお店に向かうと懐かしいファザードだ。
店内のレイアウトとか雰囲気は変わりがないようだ。重厚さとゴージャス感がアダルトな雰囲気を醸し出していますね。だからお客もほとんどがアダルトなカップルで占められていた。
サービス陣は入れ替わったのかな?以前のようなフレンドリーな接客ではなくて、少しよそよそしい雰囲気が伝わって来るのだった。
はじめに「渡部竜太郎」シェフのご挨拶をいただきこの日のコースのスタートだ。

「9月のディナー」は次の内容だった。
【山形牛サーロインのスピエディーノ】★
【鴨のメダリーネ 無花果のタルターラ】★
【鮮魚のヴァポーレ】◎
【ストラッシナーティ オレッキエ ディ マーレ】◎
【カンパチのバッサ テンペラトゥーラ エ サルサ ブロデット】♫
【赤海老のクッキアイオ】♫
【パッパルデッレ ホロホロ鳥のラグー アル ポッロ】◎
【牛フィレのアッロスト コン ペスト ディ タルトゥーフォ】★
【カンノーリ ストレガータ】★
【小菓子】◎
【エスプレッソ】◎
【コーヒー】◎

前回感銘を受けた料理ごとにチョイスされたグラスワインのマリアージュは、コースとして用意されていた。フルポーションとハープポーションが選択できるのは嬉しいね。
ハーフでお願いしたが、この場合の値段は料理・ワイン・サービス料・消費税すべて含んで約2万円の明朗会計だ。
【Champagne】◎
【A-iuto!Bianco10/Trinchero】◎
【Langhe Bianco 2007/Matteo Correggia】♫
【Ponte di Toi 2012/Stefano Legnani】♫
【Volpe Rosa 2011/Cantina Giardino】♫
【Vitovska Classica 2005/Votopivec】♫
【Selezione Le Cese 2007/Colle Capretta】♫

この日、特に印象に残った料理を記そう。
【山形牛サーロインのスピエディーノ】は最初に供される定番料理だが、前回より美味しいと感じた。牛肉の旨味がより一層感じられた。
【鴨のメダリーネ 無花果のタルターラ】は、イチジクにフォアグラと鴨のテリーヌのマリアージュに感動する料理だ。ヘーゼルナッツやフランボワ−ズビネガーのソースも良いアクセントになっている。
【鮮魚のヴァポーレ】はスペシャリテだ。前回も感じたが魚介の味と柑橘系の味がマリアージュされ、和風のテイストすら感じられるのが相変わらず素晴らしいな。
【赤海老のクッキアイオ】はちょっと物足りない感が残ったかな。前回のレビューで「四次元の味を感じて」とタイトルを付与したのはこのクッキアイオとそれにマリアージュされたワインに依る処が大だったからね…
【牛フィレのアッロスト コン ペスト ディ タルトゥーフォ】は、牛フィレ肉にサマートリュフのデュクセルが乗り心地よい旨味だ。4個のサイコロ状の果実はだ。しかもそのうち2個に山葵の味がして驚いた。とても良いアクセントで重くなりがちな肉料理に変化を与えてくれる。後でシェフに聞いたらホースラディッシュだそうだ。
【カンノーリ ストレガータ】は冷たいドルチェだ。ピスタチオのクレマカタラーナの上にカンノーリが乗っている。クレームブリュレの祖先とされるクレマカタラーナはその冷たさとピスタチオがマリアージュされて抜群に美味しいし、筒状のパイの中にリコッタチーズやチョコレート、ピールが詰まっていていろいろな味が楽しめた絶品ドルチェでした。
この日のワインは最初のシャンパーニュは喉が渇いていたから当然美味しいとして、その次に【鮮魚のヴァポーレ】と合わせて供された【A-iuto!Bianco10/Trinchero】の熟成したような深い味わいが気に入った。でもそれ以外は割りと普通だったかな。

此処は妻がお気に入りだね。今回もとても美味しいと感激していたようだ。
でも自分は実は手放しには美味しいとは言えないかなぁと…いや美味しい料理をたくさん食べることが出来て妻も満足で嬉しいんですけどね。
ポイントはシェフが交代したことなんだろうと思う。渡部シェフは確かローマで修行したと言っていたから、ワインも含めて料理の傾向も変わったようなのだ。自分は前回、シチリアの料理とワインにこだわった構成に大変感銘をうけたし、その後自分で購入するワインもシチリアが主体になってしまうほど影響を受けたのだ…そこの期待値の差だったのかな。
いずれにしても横浜でまた素敵なディナーとなりました。ごちそうさまでした。

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'11/09/04 ('11/08 訪問)
四次元の味を感じて…SALONE2007
夜★★★★☆ 4.5(料理・味 4.5 | サービス 4.5 | 雰囲気 4.0 | CP 4.0 )
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食べログを見始めた時から訪問を夢見ていた横浜にあるイタリアンである。
当時の全国ランキングでは今よりもかなり上位だったと記憶している。
でも仙台に住んでいた自分は訪問することはまずないだろうし、皆さんの激賞レビューをただ指をくわえて見ているだけであった。

今年になって東京には来たけど、どの高評価レストランにも共通なのがなかなか予約がとれないことだ。
さらに東京で自分も妻も揃う土曜日のディナーなどはまず難しい。
しかし、たまたまこちらの予約をチェックすると空いているではないか!
迷わずディナーの予約をした。それでも約一ヶ月前の事である。

東急の元町中華街駅からは近いし山下公園横浜マリンタワーもすぐそこにある。
予約の時間からちょっと早めに来て夕暮れの公園を散策したりまったりするのも気分がよく、横浜らしいロケーションはディナー前のひと時のテンションを一段と高揚することができる。

SALONE2007は裏の細い道路沿いにさりげなく佇む。
もうちょっと立派なビルの中にあって非日常感を感じさせるようなリストランテなのだろうという先入観があったのだけど、俗世間と高級リストランテを隔てているのは意外や意外たった一枚のドアである。
しかしドアを開けるとそこは黒を貴重とした重厚さ感じる空間であるし、シャンデリアなどもゴージャス感をしっかりと演出している。
ただ店内は思ったより広くはなくテーブル数も9卓ぐらいか。

客層はアダルトなカップルが多数を占める。
この日は皆が目線を送るようなちょっと大声で蘊蓄を語るような女性が一人いらしていたが、その方々がお帰りになるとそこからは重厚かつ濃密な楽しい時間があっという間に過ぎ去るようなディナータイムであった。

こちらのディナーコースのメニューは一つだけで月替わりである。
これは2011年8月の内容である。

まずは「グラススプマンテ」と「ベリーニ(シャンパン+ピーチジュース)」で乾杯。
写真撮って良いか?と聞いて「もちろん!」と言われたのは初めてだ。

【山形牛サーロインのスピエディーノ】◎
・こちらの定番料理で毎月最初に供される「串刺し」だそうだ。
・柔らかい山形牛サーロインと北海道産メークインのピューレの滑らかさが一体化してとろける食感を織り成しその驚きとともに喉を通過する。
・味としてはそれほどインパクトのあるものではないが、スプマンテとともに最初に食べる料理としては口と喉の丁度良い準備運動になる。

【プロシュート エ メローネ】◎
・つまりは「生ハムメロン」である。
・パルマ産生ハムはプロシュートとカリカリのクロカンテの二種類。
・メロンもレモン汁でマリネしたものと、ピューレ状でスープ仕立てにした二種類
・真ん中にはリコッタチーズ、黒いリクリツィアゼリーとスペアミント。
・とにかくいろいろな食感と食べ合わせを楽しむことができる。
・特にクロカンテのカリカリとした食感と塩味が出現すると楽しい。
・それとミントの爽やかな味わいやリコッタクリームのマイルドさ、そしてリクリツィアゼリーの苦甘さがほどよいアクセントを演出している。
・それらが口の中でミックスされるときに非日常の生ハムメロンが完成するのである。

料理がサーブされた時の女性店員の懇切丁寧な料理の説明が印象的だ。
この前菜の説明だけでも90秒ほどだ。しかもスマートに説明をしてくれるのがレビュアーとしてはありがたい。

【ブラッドオレンジジュース】
・妻注文のジュース。特に普通だったそうだ。

【鮮魚のヴァポーレ】★
・ヴァポーレはイタリア語で蒸すという意味だそうだ。
・鹿児島産天然真鯛、明石の蛸と千葉産ハマグリ。スープはハマグリの出汁のみとの事。
・イタリアンパセリとオレンジとオリーブを同時に絞ったオイルをかけてあるという。
・スープの印象はオレンジ!とはいってもオレンジの味わいがオリーブやハマグリの出汁などと見事に調和され和のテイストも感じながら魚介の旨味を上品に堪能できるスペシャリテである。
・前半は真鯛の柔らかくもふっくらとした旨味とオレンジテイストを堪能し、後半は予想外に底の深い容器に蛸やハマグリなどがゴロゴロと入っておりスープとともにその旨味を存分に味わう。
・一緒にパンが供せされる。器の底に残ったスープをこのパンに染み込ませて食べるのだそうだ。
・これで最後の最後までスープを余す事なく堪能できるわけ。ヴァポーレは素晴らしかった。

このあたりで自分のグラスワインも注文。このワインのシステムがSALONE2007の真骨頂だ。
それぞれの料理に合わせた味わいのグラスワインをお店の方であらかじめチョイスしてあり料理とワインのマリアージュを楽しめるのだそうだ。しかもグラスいっぱいでは多いだろうという事で、二分の一や四分の一でもOKなのだそうだ。
そう言われては試してみるしかありませんね!

【SAHARAY SAHARAY CATARRATTO 2008】◎
・シチリアのワイン。四分の一でお願いしたら…悲しいくらいに少量だ。
・でも美味しかった〜もうチョット飲みたかったけど皿毎に飲むから我慢だね。
・白ワインなのだけど赤みがかった色のワインだったのが印象的。

【タリオリーニ ズッキーニと雲丹のマンテカート】◎
・ここでパスタ、タリオリー二の登場だ。
・ウニにレモン果汁とニンニクを足し、マンテカートとは乳化させたパスタのことだ。
・ソテーしたズッキーニ、ケッパー、バジルにニンニクの香りをつけたパン粉がからまる。
・ウニの旨味が溶け込みトロリとしたソースとパスタ!バジルやズッキーニの味わい!
・これもいろいろな旨味が融合したパスタだね〜美味しい。
・自分的にはところどころでガリッとしたパン粉を食べるのが邪魔な気がした。

【Palme】◎
・パルメというシャルドネを使ったピエモンテ州の白ワイン
・次の料理がワンスプーン料理だと言う事でワインも一口ワインだそうだ。
・まずは食べる前にワインを一口味わう。その後に6種類の食材の乗ったワンスプーン料理を食べると6種類の味が口の中でぶつかり合う。そしてフィニッシュにワインを飲み干すそうだ。そして前と後でのワインの味わいの変化を楽しむのだと言う。面白い提案だ。

【豚ホホコンフィのクッキアイオ】★
・これがそのワンスプーンの料理(クッキアイオ)
・主役は豚ホホコンフィだけど、ペコリーノチーズ、ヘーゼルナッツ、アマレットゼリー、ピンクペッパー、エストラゴンなどがスープンに乗っている。
・まずはPalmeのワインを半分飲むと…うん!美味しいね。飲み干さないように注意。
・続いてスプーン料理を一口でパクリ!
・豚ホホの柔らかさに続き各食材の甘味やら酸味やらエストラゴンの独特の香りやらがブワッと広がりしかも時間差で微妙な味わい変化も楽しめる。

さてこの後にワインを飲むとどうなるか?なんとなく辛味が増したような味わいを感じた。
それを店員さんに伝えるとその通りだそうで、エストラゴンのハーブ的な香りが影響するそうだ。
このように同じワインでもその味わいが食べた料理に左右されてしまうと言う事は、ややもするとお店の押しつけにも思えるような料理の皿ごとにワインを変えて楽しむという提案は、ワインの蘊蓄もない自分には素直に受け入ることができるわけで面白く楽しい経験ができたと思う。

【LAMORESCA】◎
・「ラモレスカ」というシチリアの白ワインで葡萄の品種は「ヴェルメンティーノ」
・これもピンク色を呈した白ワイン。
・四分の一では物足りないので二分の一でお願いした。
・太刀魚の料理ともよくマッチし美味しかった。

【太刀魚のアルフォルノ キノコのティンバッロ】★
・赤ワインのソースが印象的な太刀魚の料理だ。
・太刀魚はオーブンでローストされ、エシャロットの酢漬けにディルが乗る。
・太刀魚の下にはボルチー二茸などのキノコの出汁とマッシュルームを卵や生クリームでムース状にしたものだ。
・太刀魚のふっくらとした身は絶品だしその下のムースと合わせて食べると悶絶もんだ。
・さらに赤ワインソースの濃厚な味わいをプラスして楽しんだりするのも良い。
・自分としてはこの日一番の皿かも。ラモレスカの白ワインも美味しく難なく飲み干す。

【Massa Vecchia Rosato】◎
・「マッサ・ヴェッキア」トスカーナ地方のロザートいうロゼワイン
・これまでの白ワインからロゼに。これも深い色をした美味しいワインだね〜

【ファルフォッレ 兎のラグー】★
・兎肉を塩でマリネ後ソテーしてから白ワイン、香味野菜・トマトペーストで煮込んだラグーをパッキーノ、トレヴィス、ペコリーノパウダー、トリュフオイルを蝶の形をしたファルファッレにからめたショートパスタだ。
・とても良い香りがするのが印象的だ。スイートマジョラムというハーブが影響しているようだ。
・ファルファッレのモッチリした食感に兎のラグーソースの香ばしくコクのある旨味がからんで美味しいのだ。
・そこに苦味(トラビス)や甘味と酸味(プラムのジャム)、香り(スイートマジョラム)が味わいに立体感を持たせて来る。
・いろいろな食材とその味が計算されたように口の中で3Dのような立体感まで味わえることに感服した。そして時系列で複雑な味が次々と顔を出してくるので噛むたびに楽しさと感動を味わえるパスタであった。

【Rubeo】
・ルベオ、ヴェネト州の赤ワインで甘口だという、だから次の料理の赤玉ねぎのジャム単体とこのワインを一緒に飲むなとのご指南だ(笑)
・深い赤色のワインでエレガントな甘さが印象的だった。

【牛フィレット、フォアグラのテリーヌ 南瓜とマルサラのソース】★
・牛フィレのメイン料理。皿が供された時からの立ち香が素晴らしくて濃厚かつ深みのある料理を主張していた。
・牛フィレは結構な塊肉だけどありえないほどに柔らかくその上にフォアグラのテリーヌが乗る。牛フィレは脂身が少ないのでそれを補うようにフォアグラテリーヌを合わせていると説明を受けたけど、この部分を食べるだけでもう悶絶ものね!
・牛フィレが敷かれているのはカルダモンで香りづけしたカボチャのピューレ、そしてセージが乗っているのだけど、これもその計算された複雑な味わいと香りの虜になります。
・セージがいい仕事するんですよ。
・茶色のソースは甘いマルサラソース、そして皿の端の黒っぽいのが赤ワインと食べ合わせてはいけないとご指南をうけた、赤玉ネギと赤ワイン、赤ワインビネガーなどで煮詰められた「赤玉マルメラータ」ね。
・この甘酸っぱい「赤玉マルメラータ」を「牛フィレ」につけて食べるとまたしても悶絶ね。
・そこにエレガントな赤ワインを飲むともうノックアウト状態です。
・もうこの濃厚かつ複雑な味わいはメイン料理に相応しくゴージャス&至福な皿でした。

【白桃コンポスタとクローブ、シナモンのセミフレッド】◎
・セミフレッドはシナモン、クローブ、コショウ、オレンジ皮、レモン皮などを使ったスパイシーな味に仕上がっていた。
・フランボワーズソースに、桃は白ワイングラニューレモンでコンポートしてあり、その甘さにショウガコンフィやペパーミントがアクセントとなるような味わいだ。
・このスパイシーなセミフレッドを食べていると薬膳ではないけど健康になるような気がしたのだけど。

【小菓子】♬
・グレーツフルーツ皮の菓子、サラミリチョコラータ、レモン皮ゼリー、アマレッティ、パンナコッタ、バローネ、生チョコレート、マシュマロなどなんと8種類もあって嬉しい。

【コーヒー】◎
・コーヒーもバッチリ美味しかったです。濃いめの味わいで満足。

料理とワインについては大変満足しレビュアーの皆様がよく表現している「横浜SALONE劇場」を存分に満喫した気分です。
料理の一皿一皿にはたくさんの食材が使われ、特にハーブやスパイス使いが印象的です。それらの食材が口の中でぶつかると複雑な味わいが重なり香りも含めて立体的な美味しさが堪能出来ます。そしてさらに時間経過による変化をも感じ取れるので自分は四次元的な美味しさを堪能できたように思えます。
そして何と言っても料理とグラスワインのマリアージュでしょう。
自分はあまりワインを知らないしもちろん蘊蓄もない。でも美味しいワインは飲みたい訳です。
そんな我々にビッタリなのが此処の料理の皿にあうグラスワインをしかもハーフや四分の一でもOKという大変嬉しい提案です。これには自分も嬉しくて楽しくて大満足なディナーでした。
イタリアの伝統料理をクリエイティブに構成しそれに合わせたワインを提供するのが此処のコンセプトなのでしょう。9月のコースも楽しみですね。

サービスとしての接客はホスピタリティを充分に感じ取れる上質なものです。
ホールの方々の料理やワインの丁寧な説明だったり、なによりも皆さん目が輝いていてそれぞれのお客さんが楽しんでもらえるように明るく笑顔の素晴らしい接客をされます。
一流店にありがちな格式張った上から目線の接客ではありませんので大変気分が良かったです。

恐らくもう9月や10月の土曜日のディナーの予約は取れないのでしょうけどまた是非再訪したいですね。
でも都内には系列のサローネがオープンしているのですよね〜気になる

  • 【A5サーロイン・ポテト・トリュフ】◎2015/10

  • ブラットオレンジジュース◎2015/10

  • 【CARTE BLANCHE BRUT NM / JAMART】2015/10

  • 【甘海老・モヒート・カラスミ】★2015/10

  • 【VITOVSKA 2012 / KANTE】2015/10

  • 【ガルガネッリ・牡蠣・トリッパ】◎2015/10

  • パン♫2015/10

  • 【BIANCO 2013 / LE COSTE】2015/10

  • 【鮮魚・タコ・ハマグリ】★2015/10

  • 【SOTTO LE FRESCHE FRASCHE 2013 / VILLA BELLINI】2015/10

  • 【ホロホロ鳥・アールグレイ・泡】♫2015/10

  • 【CATAVELA 2013 / DENAVOLO】2015/10

  • 【MERLOT / CARLJUNE】2015/10

  • 【リゾット・バジリコ・アオリイカ】♫2015/10

  • 【A-YUZUKI 2009 / TRINCHERO】2015/10

  • 【猪・フランボワーズ・チョコレート】♫2015/10

  • 【LANGHE ROSSO 2008 / ROAGNA】2015/10

  • 【牛イチボ・炭・白インゲン豆】◎2015/10

  • 【リンゴ・生姜・ウイスキー】♫2015/10

  • 【ピッコラパスティッチェリア】【コーヒー】♫2015/10

  • セッティング@2015/10

  • 店内@2015/10

  • シンボルマーク@2015/10

  • ビル入口@2015/10

  • 横浜マリンタワー@2015/10

  • みなとみらい@2015/10

  • この日の一番★2013/9

  • 【Champagne】◎013/9

  • Limone♫2013/9

  • 【山形牛サーロインのスピエディーノ】★2013/9

  • 【鴨のメダリーネ 無花果のタルターラ】★2013/9

  • 【鮮魚のヴァポーレ】◎2013/9

  • 【A-iuto!Bianco10/Trinchero】◎2013/9

  • 【ストラッシナーティ オレッキエ ディ マーレ】◎2013/9

  • 【Langhe Bianco 2007/Matteo Correggia】♫2013/9

  • 【カンパチのバッサ テンペラトゥーラ エ サルサ ブロデット】♫2013/9

  • 【Ponte di Toi 2012/Stefano Legnani】♫2013/9

  • 【赤海老のクッキアイオ】♫2013/9

  • 【Volpe Rosa 2011/Cantina Giardino】♫2013/9

  • 【パッパルデッレ ホロホロ鳥のラグー アル ポッロ】◎2013/9

  • 【Vitovska Classica 2005/Votopivec】♫2013/9

  • 【牛フィレのアッロスト コン ペスト ディ タルトゥーフォ】★2013/9

  • 【Selezione Le Cese 2007/Colle Capretta】♫2013/9

  • 【カンノーリ ストレガータ】★2013/9

  • 【小菓子】◎2013/9

  • 【コーヒー】◎2013/9

  • 【エスプレッソ】◎013/9

  • セッティング@2013/9

  • ファザード@2013/9

  • この日のNo.1【太刀魚のアルフォルノ キノコのティンバッロ】★2011/8

  • 【山形牛サーロインのスピエディーノ】◎2011/8

  • 【プロシュート エ メローネ】◎2011/8

  • 【鮮魚のヴァポーレ】★2011/8

  • 【SAHARAY SAHARAY CATARRATTO 2008】◎2011/8

  • 【タリオリーニ ズッキーニと雲丹のマンテカート】◎2011/8

  • 【Palme】◎2011/8

  • 【豚ホホコンフィのクッキアイオ】★2011/8

  • 白ワインはピンク色@2011/8

  • 【LAMORESCA】◎2011/8

  • 【太刀魚のアルフォルノ キノコのティンバッロ】★2011/8

  • 【Massa Vecchia Rosato】◎2011/8

  • 【ファルフォッレ 兎のラグー】★2011/8

  • 【Rubeo】◎2011/8

  • 【牛フィレット、フォアグラのテリーヌ 南瓜とマルサラのソース】★2011/8

  • 【白桃コンポスタとクローブ、シナモンのセミフレッド】◎2011/8

  • 【小菓子】♬2011/8

  • 【コーヒー】◎2011/8

  • 料理のレシピです!詳細レビュー書いちゃうよね!@2011/8

  • テーブルセッティング@2011/8

  • 店頭看板とメニュー@2011/8

  • 横浜らしい風景@山下公園2011/8

  • 横浜マリンターワー@2011/8

2016/03/01 更新

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