2回
2026/02 訪問
朝から豪華ふぐ雑炊と伊勢海老味噌汁にわかめのしゃぶしゃぶ
前夜はてっちり。宴の余韻をそのまま受け止めるように、翌朝の食卓が整えられる。
湯気とともに立ち上る香りに、島の朝が静かに動き出した。
伊勢海老を頭から半分に縦割りにした味噌汁。
殻から溶け出す旨みと味噌のコクが(‾¬‾*)じゅるぅ~
さて、お味は・・・・
豪華な朝食。これを見たら、お酒が飲みたくなる。
最初に運ばれるのが、たっぷりの生わかめ。
茶色だったわかめが、一瞬で鮮やかな緑に変わる。島の朝らしい、小さな驚き。
主役は、昨晩のてっちりの出汁を使ったふぐ雑炊。旨みを知り尽くした出汁に米がほどけ、ふぐの身が静かに寄り添う。
味噌汁に釜揚げしらす。ご飯がすすむ取り合わせ。
程よく脂ののったアジの干物。小ぶりながら身が厚く、食べ応え十分。
ごちそうさま。おなかパンパン。
食後に風呂を浴び、宿を後にするのであった。
https://hikuma.net/gourmet/152812
2026/02/14 更新
三河湾に浮かぶ日間賀島。浜松から2時間ちょっとで海鮮の楽園へ。
その島の高台にある民宿すずらんは、漁師の宿らしい素直さと、料理の力強さが魅力の一軒。
冬になると目当てはひとつ。ふぐ、伊勢海老、タコがそろう冬季限定福コース。
島の三大味覚を一気に味わう贅沢な夜。
大皿で運ばれてきたのは、花のように盛られたてっさ(‾¬‾*)じゅるぅ~
さて、お味は・・・・
ふぐサラダ。最初からトップギアだ。
食感がたまらない、てっぴ。
まずはビールで乾杯!風呂上がりの一杯は、心と身体に染みる。
続いて運ばれる大皿のてっさ。
身の薄さと透明感がよく分かる。噛むほどに旨みが出る、冬のふぐらしい味。
ふくねぎを巻いて食べるてっさ。香りと歯切れが加わり、ふぐの甘さが一段立つ。
もちろん頼んだひれ酒。火をつける瞬間の緊張感。ひれが炙られ、香りが一段深くなる。
ひれ酒で乾杯!これを至福と呼ばず、何が至福だろう。
まだ動いている伊勢海老のおつくり。
身の張りと艶が別格。噛むと甘く、海の力強さがそのまま伝わる。
ひれ酒に追い酒。至福の時間は延長できる。
すずらん名物のタコのから揚げ。中はやわらかく、噛むほどに旨み。島の家庭料理。
冷えた体に染みるのがてっちり。
白身と野菜が鍋の中でゆっくり火が通る。澄んだ出汁、静かな旨さ。
ふぐのから揚げ。淡白なのにコクがある。揚げても負けない素材の強さ。
食事の締めも、島らしくタコ飯。噛むほどに広がる出汁の味。
甘味は少し意外なところてん。
わらび餅のように食べるスタイル。口当たりが軽く、食後にちょうどいい。
民宿すずらんは、豪華さを売りにしない。けれど、素材と量と流れがきちんと整っている。
冬の福コースは、その真価が一番分かりやすい。
日間賀島でふぐを食べるなら、島の空気ごと味わいたい人に向く宿。
気取らず、でも満足感はしっかり。そんな夜がここにあった。
https://hikuma.net/gourmet/152751