TT32さんが投稿したふじわら(岩手/上盛岡)の口コミ詳細

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ふじわら上盛岡/寿司、日本酒バー、焼酎バー

1

  • 夜の点数:4.9

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2016/05 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

更新を続けるには理由がございまして。

数日前、出張の際に千葉の寿司栄さんにて意気投合したお二人の方が盛岡に遊びに来られ、特異な日本酒を召し上がって頂くためにふじわら様に。

最初はお客様の好みに合わせてスッキリしたものを。
風の森 ALPHA type 1
ついで新政No. 6 純米吟醸

ここから怒涛の古酒攻め
正雪 18 BY
玉菊 不明、恐らく30年弱
天明 17BY
黒龍 純米大吟醸 (初顔合わせ) 確か18BY
喜久酔 18BY
車坂 (自分の持ち込み)12BY
秋鹿 19BY

酒肴のメインは三陸産の虎河豚、前日締め1.1kg 。最後のお椀も河豚100%。
お寿司では天然縞鯵の熟成が特に印象的。冷蔵庫にて自然乾燥、確か10日程寝かせ。


///以下前回更新分
数日前の愉しい一時。

私の中では最強のお酒が頂けるお寿司屋さん、お料理屋さんです。ミシュラン店?何それという自家熟成の日本酒。
酒肴、お寿司はこれでもかと仕事を施した品々。


黒鯛 カルパッチョ風

生鯨赤身 漬け

お寿司は酔いが進み過ぎたため、控え目にお願いしました。
右から車海老、北寄貝、細魚、アコウ鯛、金目鯛、穴子。

旦 純米大吟醸
華やかさの中にしっかりと太い旨さと甘さが。

磯自慢 吟醸 3BYのヴィンテージ。
上は古酒のかおりが吹き抜け、甘さと綺麗な産、旨味が爽やかに走り抜ける

正雪 純米吟醸 12BY
酸味が強いが、直ぐに旨味と渋味が立つ。常温に近づき、甘さが前に出て渋味が溶ける。

以下は常温で。
喜久酔 特別本醸造 8BY
甘味と熟成が溶け、巻き上がる。舌には濃い旨味と酸味。綺麗に全て消え行く。

下記2種は神亀。
仙亀
濃い熟成の旨味が舌を這い、酸味が舌から立つ。

丸い甘みが熟成香に包まれて膨らむ。

岩の井 千葉の岩瀬酒造
純米 古酒 S63
兎に角濃い熟成香、旨味、甘味。紹興酒より遥かに上品で綺麗な酸味。

以下は前回のレヴュー。
数日前の訪問。前回とはまた別の日本酒好きの方との訪問でした。

同行の方の持ち込みの天寿 純米大吟醸。
冷たいのから温度が上がるにつれ、ふくよかな甘みが立つ。

以下は自分の持ち込み。
射美 純米吟醸 生原酒
古酒ではないが、珍しさ故。とにかく濃い。
梵 純米大吟醸古酒のブレンド 「夢は正夢」
マイルドな熟成香、すっきりしてなめらかな口当たり。これは燗にしても面白かったです。

お料理はまずは赤海鼠酢。食感よく、酢が旨味と風味を一層立たせる。

ここからは店主提供のお酒。
正雪 純米吟醸 12BY 自家熟成
静岡らしからぬ濃く太く熟成されている。常温では最後に仄かに香る乳酸香とドライな味わいが後を引く。
燗して一気に旨味と甘味が膨らみ、ドライな辛みがなお強まる。
私的には本日の最高の一杯。

次いで神亀 純米吟醸 上槽中汲 幽 15BY。
神亀らしい熟成香、旨味。

本日メインの酒肴。三陸産トラフグ刺し。
身は熟成され、真冬~春にも劣らず旨味増強。身は厚切りにて食感と旨味が絞り出せる。
皮等々も食感や旨味が濃く、上記のお酒たちに負けない。

次いで(写真忘れた)締め鯖、漬けの鮪刺し。
美味、の一言に尽きる。

本日はお寿司は少なめで。酔いに比例して写真もぶれぶれ(>_<)
赤貝、赤貝ひも、雲丹と唐墨海苔のせ、漬けの鮪。いずれも熟成されて尋常ならざる旨味。


以下も供して頂きましたが、記憶が怪しいため印象は割愛いたします。とにかく旨かったです。

悦凱陣 神力 無濾過 15BY
悦凱陣 亀の尾 無濾過 16BY
悦凱陣 讃州雄町 無濾過 25BY


遅い時間からの開始で、かような客の要望を汲んでおもてなし頂いて、いつも感謝しております。

/////////////以下前回報告。
日本酒好きの友人と。かなり変態な会になることを覚悟の上でいらして頂きました(苦笑)。

お互いに持込みしあってみての試し呑み。

新政 品評会酒金賞受賞酒 きもと純米大吟醸 
冷たいのでは、華やかな酸と甘いバナナ感のある香り。飲み口は優しく入り、乳酸香が膨らむ。複雑なれど気品のある甘味、旨み、僅かな渋味。常温に近づき、よりまろやかに。

これを燗。多分45℃前後。
バナナ感の香は消えるが、乳酸香が膨らみ甘味、旨みが太く立ち上がる。見事と言うしかない。

笑四季 monsoon 濃厚極甘口
燗酒天国 貴醸酒 25BY。
冷たいのでは、やや尖ったセメダイン感の香、渋味が前に立つが、甘味と旨みが潜んでいる。
燗にすると、あらゆる要素が爆発。凄まじく旨い。当日一番の衝撃。
これらをご持参いただいた友人に感謝の言葉もありません。

自分の持込み二本。
十七文字翠星盃 岡山は喜平酒造
恐らくはまず県外、まして東北では見ない酒。
自宅にて約一年熟成。
冷たいのと燗共に、熟成前と比べて旨みよりも酸味が強まり、イメージよりさらに斬れる酒に。
弥右衛門 カスモチ原酒 8年熟成 喜多方は大和川酒造
常温熟成のため、年数のわりに色が濃い。
バランスの良い熟成香、旨味と甘味。

お料理。
突き出しは胡麻豆腐。
酒肴の一皿。
12時から時計回りに
卵焼き 和三盆使用
帆立の漬け
数の子
烏賊ふわた乗せ
雲丹の唐墨乗せ
煮蛤
中央はカボチャ煮

村公一氏からの黒鯛。
熟成がされており、薄味なれど旨味濃し。ちりばめられた皮の食感もよし。

太刀魚焼き。
ややレアだが、外側はしっかり焼き上げられている。皮目は香ばしく、旨味のグラデーションが楽しめる。

ここから店主の用意して頂いたお酒たち。
不老泉 3年  やはりまだ若く、すいっと飲める。
萩の鶴 24年古酒 すいません、酔ってきて記憶が…。
墨廻江 28年古酒 一番の太さ、旨味。
喜久酔 28年古酒 同様にすいません、酔ってきて記憶が…。
いずれも貴重な品々を頂いてしまいました。

お寿司
小肌、ボイル北寄、天然車海老、穴子、鮃、本鮪漬け、締め鯖、烏賊ふわた乗せ、雲丹と唐墨乗せ。
いずれもタネは素晴らしく、手をかけてお酒に合うように造られた品々。上記のお酒らに負けないものばかりでした。

店主と奥様も燗の具合を見つつ味見され、楽しく盛り上がることが出来ました。
やはり自分のお酒の好み、飲み方、お料理との合わせ方、それを共有できる喜びと考えると、各地の有名実力店よりも私の中での「佳き思い出」を紡ぐには当店が一番であると再認識した次第であります。
こうした私の楽しみに付き合っていただいた友人に改めて感謝申し上げます。そして何よりも、こういう場を笑顔で提供してくださっている店主ご夫婦に感謝申し上げます。

/////////////////
烏賊、前回レヴュー
ランチも素晴らしく。

かねてより、お昼も予約制にて開けていらっしゃると伺っていたため、いつもは隠れて一人で訪問していた罪悪感というか後ろめたさの穴埋めとして、妻と一緒に訪問することを企画し、実現して参りました。

27年5月現在は、お昼は全くの予約制であり、基本はパスタ。二日前に依頼すれば、ちらし寿司を頂けるようになっており、それぞれを予約しておきました。

昼間とはいえ、入口からのアプローチに圧倒されていた妻の様子に納得しつつ、明るいうちに入店するのは始めてである私と、なにやらそわそわした感じの二人を快く迎え入れて頂きました。

夜は、奥の席に行ったことがなかったため、庭に近い席を選んで座り、しばし奥様と歓談を。妻は陰干ししてある魚卵が気になって仕方がない様子でした。

最初にお茶を供され、よく考えれば当店でお茶を頂くのは初めて。香りのよい、渋さと旨さが同居したお茶 でした。

夜と同じく、白子豆腐を出して頂き、この段になって、日本酒をお願いしたところ、(そこまでするかといった)戸惑いを見せられつつも、急遽「組み立て」て頂き、二杯の予定の所を4杯も頂いてしまいました。

それほどまでに、お昼と言えど、当店の手の掛けようは素晴らしかったです。

ちらし寿司は、刻んだ干瓢と胡麻を混ぜた、味わい深い酢飯でした。具材は、熟成されて食感と旨味の際を引き出されたスズキ、定番の芳ばしく、血の味を閉じ込めた漬けの鮪、パリッとした食感と濃縮されたツメが煮穴子を使い、上に錦糸卵を一面に敷き、蓮根と海老が乗っておりました。総体的にやや味付けは濃いものの、手を加えて仕事をした、重厚な一品でした。

パスタは、鰊の身を使ったトマトソース。刻んだ野菜との食感の相性もよく、魚の旨味と香りが、香草で纏められておりました。麺は細麺で、やや硬めのゆで加減、ソースとよく絡んでしっかりと喰わせる仕上がりでした。
これで終わりではなく、残ったソースと、焼おにぎりを崩して混ぜ合わせた飯(何と表現したらよいか分からず)を出して頂き、濃厚なトマト魚介にばりっとした食感のこれまた酒が進む一品になりました。

この日のランチの客は我らのみで、夜の仕込みをされつつご夫妻で相手して頂き、非常に楽しい時間を過ごさせて頂きました。

私が写真のお酒を四杯(1つは約90cc程度か)を頂いたため、5700円になりましたが、お食事の質を考えるとかなりの割安と感じました。

お酒。
一杯目 奥播磨 純米
二杯目 秋鹿 山廃純米 26BY
三杯目 凱陣 雫無濾過 赤磐雄町 13BY
四杯目 若松 純米 雄町など。
いずれも腰太の、旨さと香りがが際立つものでし
た。燗器はお休み状態だったため、すべて常温で頂きました。

とにかく「質」「仕事」「旨さ」を突き詰めたランチを楽しく頂けました。

以下、27年4月更新

面倒くさがりであること、レヴューはどちらかというと出張先での単発訪問が多いこと、日常的に訪問する生活圏内のお店はあまりレヴューしないことなどから、これまでやってこなかった、初のレヴュー更新をさせていただきます。
当店は私にとって、生活圏内であるも、前回記載のように伺う機会を得るのが難しく、また衆目に晒されすぎることも好まないのですが、それなりの理由があって更新させていただきます。

当店のレヴューを後方視的に見ますと、嫌でも目に付くのが「煙害」となってしまっております。このイメージが刷新されないまま現状も同様なお店の状態と思われないように、と考えました。
実際に訪問した際は、内装に手を加えられ、入口の曲がりくねった通路?の途中に喫煙場所が設けられ、実質分煙となっております。確かこのスペースは3月ほど前はなかったような気がしましたので、お店としても対策を行ったのではと思います。レヴューが最新の状態を表すわけではなく、過去のレヴューに責任性を求めるつもりもありません。確かに「客層」という要因もあるかと思いますが、その振る舞いはあくまで責任は最終的に個人に帰するべきであり、店の環境を改善する意志を持った努力を、知られないままにしておくのは惜しいと考え、駄文を重ねてみました。

閑話休題、今回訪問はダメもとでやはり妻子寝静まった後に当日予約を敢行、了解いただけたため10時前ころより伺いました。
1杯目は柄ではなく果実芳香系の純米大吟醸をお願いしたところ、

・新政 No.6 Ⅹtype 純米大吟醸
 淡麗さと果実的芳香、米の旨味がバランスよく当たり、口腔内で広がり、そのままの残り香で消えていく印象。
1品目 河豚の白子豆腐
2品目 のれそれのだし汁和え
これらと合わせて、涼やかな華やいだ香りと風味を満喫いたしました。

お寿司を15~6貫でお願いしまして、かつての三冠戦時間無制限一本勝負(わかる人がわかればいい…)を思わせる怒涛の酒寿司闘争に入りました。お寿司はすべて手をかけた仕事を施され、旨味を極限まで引き出された魚介と酢飯、お酒は下記の通り。双方腰が重く洗練されており、別のたとえをするなら横綱どうしの千秋楽最終戦、という様相でした。

・凱陣 燕石 興 八反錦 純米吟醸、赤磐雄町 純米吟醸 無濾過 飲み比べ。
 前者は乳酸的な酸味の当たり、果実的芳香が口腔内で広がる。後者は酸味と旨味が強くて硬い当たり、口腔内で溶けて広がり、すっと消える印象。

次いで下記2種の飲み比べ
・ひこ孫 純米吟醸無濾過 16BY 当たりは熟成香は強く、やや角がある。入口は四角く、口内で一瞬華やいで、平面的に果実的芳香が広がっていき消える。
・秋鹿 「へのへのもへじ」純米吟醸斗瓶取り 15BY 当たりは軽やかな熟成香、入口から口腔内に急に酸味、旨味が広がり、余韻がなかなか消えず四角く存在感を主張し続ける。

翌朝起床予定時間まで5時間を切ったため、追加注文はせず辞去いたしました。口福に満ち溢れ、店主にお見送りいただきつつ、その帰りに上述の喫煙コーナーを見つけたので、是非にと思い報告させていただきました。


以下25年9月のレヴュー

子供が寝付いてからしか行きたいお店に行くことができないため、まれに夜に事前予約が可能になったら必ず伺うことにしているお店の一つです。

当サイトの口コミを見て、最初はお寿司屋さんとして伺いました。初めて予約する際はかなり緊張しましたが、ご丁寧な対応をして頂いたと記憶しております。
初回はとにかく「仕事」という以上の素晴らしい技術と、日本酒に関する造詣の深さに圧倒されておりました。

以後の自分の寿司と日本酒の嗜好を決定付けたと考えております。

二度目は肴とお酒というスタイルで伺いました。更に日本酒について勉強させて頂いたと記憶しております。

三度目が今夏でしたが、夏の食材の旨さを最高に引き出して頂くお料理を堪能させて頂きました。

私見ですが、寿司は単なる刺し身載せ握り飯ではなく、ネタの持つ旨味を最大限に引き出す技術と、米の持つ旨味と食材に対する包容力を引き出し、これらをまとめあげて提示する最小単位での食事と捉えております。熟成、蒸す、ヅケにする、燻す、薫りを加える、などの技術で造り上げられた組曲を惜し気もなく披露して頂けます。

日本酒に関しては、これまでは淡い綺麗な精米歩合の高いもの至上主義だった私を完全に方向転換させて頂けました。
多少は日本酒好きの端くれとして、酒造米の知識程度はありましたが、 製造方法、熟成、燗の温度など、あらゆる要素による旨さを教えて頂きました。
この酒とこのネタの、という横綱同士の四つ相撲に脱帽です。

本気で好きになったお店にはCP意識が働きませんが、こちらで得られる口福と比べたら安く感じます…。

ここから自分の寿司屋巡りが始まりましたが、全国いくつかの有名店を回った後でも決して遜色のない仕事、お酒だと認識しております。

  • 15BY…

  • ランチ四杯目

  • 珍しい仕様

  • ランチ三杯目

  • ランチ二杯目

  • ランチ一杯目

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

  • 27年12月某日

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2016/05/15 更新

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