無料会員登録/ログイン
閉じる
携帯電話会社の提供IDはこちら
食べログ
佳き想い出を
メッセージを送る
TT32 (50代前半・男性・岩手県) 認証済
この口コミは、TT32さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する
1回
夜の点数:4.5
2015/03 訪問
柔らかな雰囲気で…。
大阪出張に際して、恒例のごとくお寿司屋さんめぐりをするべく、情報集めをしておりました。しかし、さすがは天下の台所大阪、食べログの高得点という枠だけではあまりにたくさんのお店がありすぎて、搾りきれず…。試しにタイヤの赤本2014版を古本で購入し、眺めていたところ目に留まったのがこちら。底からレヴューを読み込み、お店の雰囲気を想像してみて決定しました。予約は2月の営業はじめと思われるあたりに電話させていただき、予約をお願いしたところ20:30からの第2部に空きがあるとのこと。即決いたしました。さて当日、難波駅から2駅離れた谷町9丁目で下車。街の雰囲気はだいぶ変わり、オフィス街にところどころ飲食店が光を放っております。やや見つけにくい外観でしたが、数分迷って無事に入店しました。すでに他のお客様方は到着され、8席のカウンターは埋まっておりました。皆様地元の型で、割と常連としていらっしゃっているような雰囲気の方々でした。言葉こそ交わさないものの、皆様やわらかく一見の私を迎え入れてくださった印象です。3名のご家族連れの方と、2人組みの女性人はお知り合いで、渡しとも同業であったこと、又別のご夫婦様は、先月私の行った北新地の「さえ喜」様によく行かれるそうで、共通の背景がそれなりにあることがあとで判明しました。さて、おつまみから入る流れの中で、飲み物を聞いていただき、「腰の太い日本酒」とお願いいたしましたが、どちらかというと申し訳なさそうに「淡麗系」が中心と教えていただきました。それならとその中でも濃い目のものをお願いいたしました。1杯目 醴泉 純米 山田錦蒸し鮑 ほどほどに歯ごたえを残しつつ薫り豊か。汁に卓上の塩を1つまみ加えて尚佳し。鯛刺身、炙りの皮付き 熟成数日と思われるやわらかめの食感、濃い旨味。皮の食感、薫り佳し。牡丹海老、うちことミソ和え付 身は多少熟成かやややわらかく、ねっとりとした食感と濃すぎない旨味。ミソは塩味薄めでほのかな香り。卓上の塩を微量加えて尚旨し。鰹たたき、藁の燻製 旨味、薫りともに凝縮し昇天。のどぐろ焼き 塩味強すぎず佳し。2杯目 上喜元 純米甘鯛、椀物 だしは濃厚にして上品、薫り高く昇天。3杯目 3千盛 燗で。 大阪のお寿司屋さんはこれを燗酒としているところが多い印象です。くちこ 硬くなくしょっぱくなく濃厚。燗酒と合わせて昇天。キャベツの浅漬け3.5杯目 洗心 それほど好きではなくどこでも飲めるため5勺で。 以後握りに。このあたりから、上記の常連様方と打ち解けて話が弾んでしまい、せっかくの握りの記憶の占有率が低くなってしまいました(笑)覚書も忘れておりました。印象(記憶)に残っているものは、烏賊、小肌、鮪赤身漬け、大トロ、など。そのほか美味なれど楽しいお話の記憶が中心でどうやっても思い出せませぬ(謝)。ご家族連れの常連様には、途中でそっと熟成鮪のおつまみが供されておりました。それを横目で視認しつつ、一通り終わった後に注文できるかと伺ったところ、「こちらの常連様にいつも楽しみにしていただいて作っているので、余りはございませんで」と謙虚に丁寧におっしゃっていただきました。思うに、これはよい意味で常連様との絆を大切にされている姿勢であり、一見の客にも配慮した断り方だろうな、と感じました。また、その常連様もそういう「風」を吹かせるでもなく一見の私をうまくお店の空気に溶け込ませてくださいました。ちょっと脱線しますが、時折常連と一見で供される内容の差に対して批判をされるレヴューが散見されます。地元で日常的にいらしている方を大切にしたい、好みのものを用意しておきたい、という店主のあくまで「好意」でこそすれ「悪意」ではない行動を、さも差別されているかのように声高に訴える方々は、こうした風景や絆を端っこからそっと見て楽しむ、という楽しみを知らず、幸薄からんや、と感じる今日この頃です。当店ではお味はもちろんのこと、この絆を感じる空気に又触れてみたいという想い出を頂きました。来阪の際にはぜひ再訪したく存じます。
2015/03/26 更新
エリアから探す
開く
このエリアを地図で見る
ジャンルから探す
指定なし
ランチ
夜10時以降入店OK
夜12時以降入店可
始発まで営業
朝食
カード可
個室
貸切可
駐車場
飲み放題
食べ放題
子供可
ペット可
クーポン
テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
大阪出張に際して、恒例のごとくお寿司屋さんめぐりをするべく、情報集めをしておりました。しかし、さすがは天下の台所大阪、食べログの高得点という枠だけではあまりにたくさんのお店がありすぎて、搾りきれず…。
試しにタイヤの赤本2014版を古本で購入し、眺めていたところ目に留まったのがこちら。底からレヴューを読み込み、お店の雰囲気を想像してみて決定しました。
予約は2月の営業はじめと思われるあたりに電話させていただき、予約をお願いしたところ20:30からの第2部に空きがあるとのこと。即決いたしました。
さて当日、難波駅から2駅離れた谷町9丁目で下車。街の雰囲気はだいぶ変わり、オフィス街にところどころ飲食店が光を放っております。やや見つけにくい外観でしたが、数分迷って無事に入店しました。
すでに他のお客様方は到着され、8席のカウンターは埋まっておりました。皆様地元の型で、割と常連としていらっしゃっているような雰囲気の方々でした。言葉こそ交わさないものの、皆様やわらかく一見の私を迎え入れてくださった印象です。3名のご家族連れの方と、2人組みの女性人はお知り合いで、渡しとも同業であったこと、又別のご夫婦様は、先月私の行った北新地の「さえ喜」様によく行かれるそうで、共通の背景がそれなりにあることがあとで判明しました。
さて、おつまみから入る流れの中で、飲み物を聞いていただき、「腰の太い日本酒」とお願いいたしましたが、どちらかというと申し訳なさそうに「淡麗系」が中心と教えていただきました。それならとその中でも濃い目のものをお願いいたしました。
1杯目 醴泉 純米 山田錦
蒸し鮑 ほどほどに歯ごたえを残しつつ薫り豊か。汁に卓上の塩を1つまみ加えて尚佳し。
鯛刺身、炙りの皮付き 熟成数日と思われるやわらかめの食感、濃い旨味。皮の食感、薫り佳し。
牡丹海老、うちことミソ和え付 身は多少熟成かやややわらかく、ねっとりとした食感と濃すぎない旨味。ミソは塩味薄めでほのかな香り。卓上の塩を微量加えて尚旨し。
鰹たたき、藁の燻製 旨味、薫りともに凝縮し昇天。
のどぐろ焼き 塩味強すぎず佳し。
2杯目 上喜元 純米
甘鯛、椀物 だしは濃厚にして上品、薫り高く昇天。
3杯目 3千盛 燗で。 大阪のお寿司屋さんはこれを燗酒としているところが多い印象です。
くちこ 硬くなくしょっぱくなく濃厚。燗酒と合わせて昇天。
キャベツの浅漬け
3.5杯目 洗心 それほど好きではなくどこでも飲めるため5勺で。
以後握りに。
このあたりから、上記の常連様方と打ち解けて話が弾んでしまい、せっかくの握りの記憶の占有率が低くなってしまいました(笑)覚書も忘れておりました。
印象(記憶)に残っているものは、烏賊、小肌、鮪赤身漬け、大トロ、など。そのほか美味なれど楽しいお話の記憶が中心でどうやっても思い出せませぬ(謝)。
ご家族連れの常連様には、途中でそっと熟成鮪のおつまみが供されておりました。それを横目で視認しつつ、一通り終わった後に注文できるかと伺ったところ、「こちらの常連様にいつも楽しみにしていただいて作っているので、余りはございませんで」と謙虚に丁寧におっしゃっていただきました。
思うに、これはよい意味で常連様との絆を大切にされている姿勢であり、一見の客にも配慮した断り方だろうな、と感じました。また、その常連様もそういう「風」を吹かせるでもなく一見の私をうまくお店の空気に溶け込ませてくださいました。
ちょっと脱線しますが、時折常連と一見で供される内容の差に対して批判をされるレヴューが散見されます。地元で日常的にいらしている方を大切にしたい、好みのものを用意しておきたい、という店主のあくまで「好意」でこそすれ「悪意」ではない行動を、さも差別されているかのように声高に訴える方々は、こうした風景や絆を端っこからそっと見て楽しむ、という楽しみを知らず、幸薄からんや、と感じる今日この頃です。
当店ではお味はもちろんのこと、この絆を感じる空気に又触れてみたいという想い出を頂きました。来阪の際にはぜひ再訪したく存じます。