30過ぎの道草王さんが投稿した民宿 青塚食堂(北海道/小樽)の口コミ詳細

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民宿 青塚食堂小樽/食堂、海鮮、旅館・民宿

1

  • 昼の点数:3.9

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 3.7
      • |CP 3.9
      • |酒・ドリンク -
1回目

2013/11 訪問

  • 昼の点数:3.9

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気3.7
    • | CP3.9
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

寂れた港町の繁盛店は、新鮮でボリューム満点!

週末の札幌出張。
北海道へは約20年ぶりに足を運ぶことになりました。
久しぶりの北海道行きが決まった時には、楽しみで心はうずうず。
出張時にしては珍しく一泊だけ延泊することにしてホテル、レンタカー、
そして行ってみたいお店を2軒ばかり予約してその日を待ちました。

延泊したが週末は小樽へ。
当初は朝早く起きて、桑園の市場で朝食をと思っていたのですが、
前日寝たのが遅かったことが災いし、ホテルで目が覚めたのが9:30過ぎ。
当初の予定から大幅に遅い。お陰で予定していた桑園の市場での朝食や買い物を断念することになってしまいました。
慌ててチェックアウトし、急いで向かう札幌駅。
帰京の日だったため、JR の1日周遊券を購入し、電車にのりこむ。

札幌から電車に揺られ、降り立った小樽はおよそ20年ぶり。
微かながら駅前の通りの風景が記憶に残っている。
バスセンターで乗り放題チケットを購入すると目的地行きのバス発着番号の位置に並びます。

バスに乗り込んでしばらく行った辺りで不穏な雰囲気に気づく。
バスセンターでもらったガイドの時刻表にひっそり、該当路線の運行がかなり限定されている表記。
どうやら観光用の巡回コースの1つはある期間しか運行おらずこの時期は走っていないみたい。
電光掲示板の停留所表記に書かれたアルファベットが間違いなく違う。

しまった!

慌ててバスを降りると早足でバスターミナルに戻ります。
1時間に2本しかないバス。幸か不幸か次の時間ままで15分。これは間に合うかも・・
なんとか発車直前にギリギリセーフで乗り込めました。
タクシーで1500円ほどで行けるらしいので、その選択肢も手としてはありましたが、
バスってところがまた旅っぽい感じがしていいと思っていたので大人の選択肢はあえて回避。

バスの車窓から目にする海、小樽の町並みがなんとも哀愁があっていい。
頭の中では石原裕次郎の『北の旅人』が流れています。

20分ほどして辿り着いたら岬のはずれならぬ、寂れた漁港。
近くには水族館なマリーナはありますが、ひとけは全くと言っていいほどない。
小雨まじりの中、雨宿りしながら歩いているとこのお店が見えてきました。

店の軒先にはタクシーの運転手が数人たむろし、その横では店員さんが串にした魚を焼いている。
暖簾をくぐり店内に入ると、物凄い賑わいようであの閑散とした外の風景がまるで嘘のよう。
若干ではありますが席は空いているようなので、忙しく動き回っている店員のお姉さんを呼び止め、
どこに座ればよいかと聞いてみる。
そんなとき、入口にに最も近いテーブル席に座っていたおじちゃんが「隣空いてるよ!」と
声をかけてくれたのでそこに座ることにしました。

海を眺めながら食べれる席。いいじゃないですか。
店内は広々とし、小上がり、テーブル席とかなりの人数が入れそう。しかも2階にもあるようです。
土曜の昼時、観光客で賑わっています。
ほとんどが団体または数人のグループやカップルで、
一人は隣のおじさんと私だけ。

メニューに目を通し、まず目に入ってきたいくら丼、うにいくら丼時価の文字。
恐る恐る聞いてみると、この日はうに丼が4000円、うにイクラ丼が4200円。

さすがにそこまでは予算がない。
メニューを改めて見返し、周りをキョロキョロ見回しますが、
焼き魚・刺身どれをとっても非常においしそうに見える。
選べない・・・

焼き魚も刺身も食べたいがそんな定職はあるものか?
メニューの最後部に見つけました大漁定食(2310円)。
焼き魚はニシン・お刺身盛り合わせつぶ貝となんと豪華な組み合わせ。

2000円以内くらいを予算としていたので、ちょっと予算オーバーですが、
せっかくなのでこちらにすることに。

店内で焼かれる魚の煙の中、しばし隣のおじさんと話しながら待ちます。
お客さんは次々と訪れ、店内はてんてこ舞い。
いつもこんな感じで忙しい、人気なのでしょう。
隣のおじさんはよくしゃべるかたで、しばしこの店来店、しかも座っている席を予約しているよう。
焼酎のボトルまで入れている。
ちびちびやりながらお刺身を食べ、海をみながらのんびりするらしく。
なんとまざうらやましいことか。
天候によっては、蜃気楼が見えることもあるらしい。
そんな生活、してみたい。

走行しているうちに、五月雨に料理が運ばれてきました。
まずはお刺身。5品が品よくならんでおり、見た目にも新鮮。
続いて店内の焼き場にて焼かれていた熱々のつぶ貝、
ご飯・ホタテの稚貝の味噌汁・イカの塩辛・わかめの煮物・漬物などがセットされたお盆が置かれるとこれでもうテーブル一杯。
そしてさらに止めを刺すかのように30センチはあろうかと言う、ニシン焼きが置かれ。
この壮観なビジュアル。たまりません。
そして、食べきれるのかと言う不安。

まずは味噌汁を一口。なんとまぁ上品な味わい。
正直、こんな感じの店だと料理は大味なんだろうなと思っていましたが、
予想に反して、上品。これにはビックリ!!

熱々のうちにとつぶ貝からいただきますが、余計なわたの苦味もなく未もしっかり。
食べ応えも十分。
刺身も新鮮で、弾力間と舌触りがいい。
さらに巨大なニシンをほぐしますが、まぁこちらも見た目以上に食べ応え十分。

ちょっと塩味が足りないかとも思いましたが、甘みを楽しんだ後
しょうゆ・塩をつけながらいただく。
しかし、食べども食べども減らず・・・
上品な味付けのため、ご飯のペースはさほどあがりません。

漸く食べ終わったこと、となりのおじさんが食べていた朝上がったばかりの烏賊焼き、
そして旬のしゃこのお裾分け。
うれしいやらつらいやら。

おじさんにお礼をして店を後にするころには外は晴れ、
小樽駅までバスを待つ間に腹ごなしに軽く散策。
海の向こうには虹が出ていました。

また行きたい。

評価詳細:3.92

2013/11/27 更新

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