2回
2018/03 訪問
家族がうなるおいしさ
2024/10/15 更新
2016/10 訪問
東京の洋食の白眉
東京でメンチカツといえば根岸の香味屋だ。切るとジュースがじゅわっときてたまらない。なお、ハンバーグ・サンドイッチはあるが、メンチカツ・サンドイッチはジュースが出るからない。ハンバーグは作り方に「焼いて出た脂は捨てましょう」のような教本が多いがメンチカツは脂封じ込めの上、脂っぽい(または油っぽい)衣もついてくる。香味屋の美味さは、肉の良いこと、揚げきりの爽やかなこと、衣の軽やかなことにより名物となっている。
またここのドゥミグラス・ソースは素晴らしく、お値段も相応だが、今まで食べ歩いた100店近くの中でハヤシ・ライスは最上のお店だ。
名物の洋食弁当の洗練と美味さ、楽しさは女性にも楽しんでもらえる。帝劇店があったころには佐藤支配人に本当にお世話になった。
根岸の風情、落ち着いた店内など、色街洋食としての華がある。東京の洋食の白眉だ。
再訪(16年10月)洗練された洋食
仲良しの4人で集まり会食。プレミアム・モルツとヱビスが洋食に合う。
カキフライは6個で2,000円。衣は細かく、厚めで身は大きく、水分がないみっしり型。牡蠣の味が濃い。別添えのタルタル・ソースは軽め。レモンを絞り醤油と合わせて食べる。ビールと合う。しっかりした衣、味の強い牡蠣、ガルニはキャベツとポテト・サラダ。
御職のメンチ・カツは2個2,000円で細かい衣に細かい挽きのお肉、ジュースが出るがみっしり詰まる。ソースはドゥミグラスが重めで味わいがある。ガルニは大きな人参グラッセがうまく、ブロッコリー、ポテト・サラダの湿り系。これはいつも楽しめる。
ハヤシ・ライスに一口オム・ライスのご飯を。オム・ライスは軽やか。ハヤシ・ライスはドゥミグラスに酸味が微かに。深いうまみと苦みでバランスが良い。とろみは普通で野菜系か。炒め型と思ったら肉は煮込み系。とにかくうまい。一番好きだ。洋食の華とうまみがある。付け合わせの酸っぱめ胡瓜ピクルス、らっきょ、酒悦の福神漬けが口直し。
お話しすると、シェフは元帝劇店の方がいまは仕切る。オーナーも替わって、モエやテタンジェが1万円。Franc Bonvilleを薦めておく。昔話に花が咲く
一人、5,400円はお値打ちで3時間があっという間。禁煙で快適
2016/10/16 更新
子供が根津に居て、一度来たいお店で予約し訪問。雨の中、歩くがほっこり。
まずはカキフライ(6個)、きめ細かい衣と油切れがよく、旨味のある牡蠣だ。醤油をもらって楽しむ。牡蠣嫌いの子供も1個。ガルニはポテト・サラダ、トマト、キャベツ
当方以外は、御職のメンチカツ。ドゥミグラス・ソースとからりとしたメンチカツは横からきるか、真ん中でジュースを出すかで味が変わる。ガルニはポテト・サラダ、ブロッコリー、キャロット・グラッセ
ハヤシライスには3種類(福神漬け、らっきょ、胡瓜のピクルス)が付く。ご飯3等分でソースは当方が主に。メンチカツのドゥミグラス・ソースは苦いが、これはトマトを足してあり旨味が強く、薄い。ヘレ肉炒めで嫌みがなく、玉葱は櫛切りの細切りで上品に。ここのハヤシライスは一番好きだ、嫌みがなく、旨味に富む。しかも薬味が楽しめる。
これだけで満足、9千円と、いつもの宴会の一人分で3人が食べられた