レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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1位
1回
2012/05訪問 2015/01/19
食べログで信頼のおけるレビュアーU氏が大絶賛されていましたので
暖かくなったらアンジェリーナとテラスにおじゃましようと春が来る
のを待ちわびておりました。ゴールデンウィークが明けた翌日お電話
を入れてみますとテラスOK!で当日予約が入りました。ラッキー!!
田町の駅に一斉に向かうお勤め帰りの方々と逆に歩くこと3分・・
すぐそばにコイン・パーキングがありました。ホテルのエントランス
横にあるリストランテですが、独立したイメージのお店構えでブルー
のテントと知る人ぞ知る ’サイのワイン’ の木箱の一片ですぐにイタリ
アンとわかります。ロエロ・アルネーゼやガイヤの空きボトルが木箱
にお行儀よく並んでいます。2Fは鶴と言う和食屋さんですが白い漢
字ひと文字でリストランテのファサードの雰囲気に影響はありません。
植栽で囲まれたテラスの奥にエントランスがあり、大きな木のドアの
上には鍵がひとつ〜♬ ラ・キアーヴェではなく、ラ・チャウです!!
店内はシックで落ち着いたインテリア・・接待でも充分に使えそうで
す(最近のレビューで M氏がお料理だけでなく、接客の心得がしっか
りできていると書いていらっしゃいましたが、本当にその通りでした)
正に、お料理を愉しむ環境をきちんと整えていらっしゃいますので〜
安心してゲストをお招きできるリストランテだと思います。
ピエモンテと言えば〜あの霧のかかった丘の斜面に広がる葡萄畑、秋
の紅葉の例えようのない美しさ、バルバレスコ、ドルチェット・ダル
バ、バルベラ・ダスティ、そしてバローロ・・饒舌なガイヤとその対
極に位置していたように感じたコンテルノ兄弟、フォンタナ・フレッ
ダのテイスティング・ルームなど個人的にも思い出深い土地ですが、
ワイン・リストはもちろんピエモンテ・ワインの見事なオン・パレー
ドで〜♬ お手頃価格から年代ものまで、赤ならランゲ・ネッビオーロ
2009年 ¥3900からのスタート、パンは自家製で干し葡萄とク
ルミ入りに全粒粉の2種類〜温かい状態で供されます。
シェフのお薦めコースは¥5250 のセット・メニューから始まり〜
お好みの前菜・パスタ・主菜・デザート各一品をメニューから選べる
コースが¥6300、シェフお薦めメニューにグラス・ワイン3杯が
付くコースが¥8800、特別コースが¥10000となっています。
飲み放題付き¥6000 もラ・チャウのクオリティーであれば格安と
言えます。またソムリエの勘の良さ、お客様の好みとニーズを瞬時に
察知する能力の高さにも脱帽でございました。
唯一、残念だったのは〜楽しみにしていたズッキーニのお花と菜の花
がなくて〜ズッキーニのお花のフリットやファルシ、ホタルイカと菜
の花の組み合わせでパスタをいただくことができなかったことだけで
サンダニエーレの生ハムにとろーり卵、グラノ・パダーノ、サルチッ
チャとグリーン・アスパラのリゾット、鹿児島県産霧島豚の肩ロース
とスモーク・モッツァレラのオーブン焼き・・どの一品も非常に完成
度が高く、皆様のおっしゃる通り本当に素晴らしいリストランテでご
ざいました。どおりで食べログ評価4点満点、口コミ220件、トッ
プ1000に君臨するお店であると納得・・とにかく!お水までピエ
モンテからという徹底ぶりです。サンタ・バルバラ・ディ・ルリージ
ア〜ピエモンテにあるルリージア温泉の鉱泉水で輸入業者はイータリ
ー!!4年前のトリノのイータリーとポルティコを思い出しました。
漫然とイタリア料理ではなく、ピエモンテと地方を限定したリストラ
ンテの楽しみは〜やはり本来のイタリアの姿、都市国家だった時のイ
タリアが身近になって嬉しいですよネ〜♬ そして、いよいよ本日の
極めつけ〜☆ ピエモンテ風・様々なお肉の登場です!牛ヒレ、仔羊、
霧島豚、スペイン産のウサギを藁の香りでいただきます。お薬味はネ
ギとバジル、愛媛県産みかんと岩塩、赤ワインとマスタード(マスタ
ードの粒が入っているのですがチョコレートのようなリッチなソース)
それぞれの味わいを違うお肉で愉しめて、ワイルドで〜♬ 新しい発見
があって〜♬ ウサギはお肉と言うより鶏に近い食感・・それは同じで
すが今までいただいたウサギの中で一番甘いウサギでした!藁焼きと
言えば〜グスタヴィーノの北海道襟裳岬の藁焼きのオーロラ・ラムを
思い出しますが、ラ・チャウでは1品でなく!4品ですから驚きです。
ドルチェは5点盛りで温かいフォンダン・ショコラに冷たいセミフレ
ッド、ゼラチンを使わないプリンにチョコレートのムースとボネ〜♬
馬渡(マワタリ)シェフがわざわざテラスまで出ていらしてくださっ
たのですが、アンジェリーナが白いシェフの帽子に驚いて吠えてしま
いました。本当に失礼致しました。およそ犬を連れて来られるような
お店ではありませんのに、犬と一緒でもテラスで店内と同じメニュー
がいただけるなんて!なんという贅沢!!と感極まっていましたのに
なんというバカ犬でしょう・・でも、私がそれ以上に感極まったのは
〜この後でした。馬渡シェフはご気分を害されるどころか!なんと!
”暗い所から急に出て来たから怖かったのね” とおっしゃったのです。
本当にお気持ちがなければ〜なかなか咄嗟には出て来ないお言葉だと
思います。店内にある構造の柱にシェフへの熱いメッセージがたくさ
ん書かれていて・・近くのテーブルだったらゆっくり読ませていただ
けたのに〜☆ と思っていたのですが、メッセージを読ませていただか
なくてもシェフへの皆様の思いが〜この時!瞬時に!伝わってまいり
ました。馬渡シェフのお料理が素晴らしいのは〜☆ 料理人としての腕
だけではないことを痛感したドルチェ前の30秒間・・恐れ入ります。
ピエモンテ郷土料理の真髄を一人でも多くのお客様に伝えたいという
彼の真摯な思いは〜☆ 命あるすべてのものに及んでいました。
2位
2回
2018/03訪問 2018/04/19
お隣にできた 真鶴さんかく屋根 がきっかけで5年半振りの再訪
となりました。テラスの借景は満開の桜〜♬ 海の向こうに熱海の
街並みが見えます。今回はミナミアフリカオオコノハズクという
3歳のミミズクに会えました。まだちっちゃい!! 九官鳥のキュ
ーちゃんと違って〜とってもおとなしい・・♡ ミミズクの中で
は飼育が楽な種類なのだそうでございます。キューちゃんはホン
トにお喋りで〜鳴き(喋り??)続け・・おはよう、こんにちは、
はい、どうぞ〜♬ ワッハハッ! が言えるらしいのですが此の日
私達が聞いた言葉は ’おはよう’ のみ・・テラスは全く変わってい
ませんが店内には新たにお魚用の冷蔵庫が置かれて赤メバル、鱒、
ホウボウ、アコウダイ、ロブスター、牡蠣のディスプレー、エン
トランス横にも魚をモティーフにしたアートワークが新設されて
海辺の途中は ’アート・カフェ’ と命名されていました。お洒落な
カフェにピッタリなネーミングですネッ!
有機野菜をアンチョビとガーリック・ソースのバーニャカウダで
愉しむサラダ(¥1200)カキフライ(¥1700)海のグラタ
ン(¥1800)をお願い致しました。温暖な気候に恵まれ真鶴
港で水揚げされる魚から作られる堆肥など自然な有機肥料で露地
栽培された野菜は元気いっぱいでレタスやルーコラなどの葉物野
菜の味が濃く、アスパラやカリフラワーには甘みがあります。レ
ンコンの粘りもハンパなく大満足!! カキフライの牡蠣は広島産
でミルキー&ジューシー、ご飯かパンの選択でパンを選びました
らバゲットで〜これがまた大当たり〜♬ バゲットは焼いていら
っしゃらないと思いますが美味しいパンがあるとディナーが3倍
楽しくなりますよネッ! 赤ワインは6種類〜チリとスペイン、
イタリアからはプリミティーヴォとキャンティ・クラシコ、フラ
ンス産はルイ・ジャドーのピノ・ノワール(¥4500)スペイ
ン産はテンプラニーリョというラインナップでしたので初めての
ラベルでチリのカベルネ・ソーヴィニヨン(カッシェロ・デル・
ディアブロ ¥3500)にしてみたところ・・ヴィンテージ20
11年で熟成感があり、凝縮されたベリーの香りが心地よいワイ
ンでカキフライもサクッサク!!
シーフード・グラタンは有頭海老、ホタテ、カニ入りでベシャメ
ル・ソースに魚介の出汁が溶け出して濃厚なクリーム仕立てとな
り、ベシャメルはちょっと甘めでしたが日曜日などにはファミリ
ー利用もありそうなレストランですから〜ちょうどヨイのかもし
れません。相模湾という漁場に囲まれた真鶴半島では毎年数10
0種類の魚が水揚げされ真鶴半島の大部分を占める原生林(地元
では ’おはやし’ と呼ばれます)に守られて果物と柑橘類は豊かな
太陽の光と潮風に恵まれてオーガニック栽培で育ちます。デザー
トに無農薬で育ったレモンのケーキ(¥600)をいただきまし
た。レモン・シロップをたっぷり沁み込ませた生地はふわふわス
ポンジ、そこにレモン・カスタードを合わせレモン・クリームの
トッピングというカプリ島のようなレモン尽くし・・♡ カプリ
のリストランテのように自家製リモンチェッロをお作りになった
らロケーションとも相まって素敵〜♬ 夏場はアイス・レモネー
ド、冬場はホットで!! レモンのデザートも一種類だけでなく、
ちょっと手間がかかりますがメレンゲのレモン・パイとか〜♬
初めておじゃました時からスタッフの接客・サービスが素晴らし
いと思っておりましたが今回も全く変わらず、アンジェリーナ共
々テラス・タイムを満喫させて戴きました。もう少し近ければ〜
もっと頻繁におじゃまできますのに!!
箱根のプティ・ヴァカンス最終日はオー・ミラドー でランチを満喫〜♬
恩賜公園と箱根の関所跡にお別れを告げて〜山道を走り海沿いの道に出て
信号で止まると、なんと!氷宇治金時のむらかみの前でした。まもなく
真鶴駅→NAVI に従って真鶴半島に入ってすぐ ’海辺の途中’ が住宅街の中
に現れました。パーキングの案内に従って海の方へ細い道を少し下ります。
夏の青い空にくっきり映える真っ白で涼しげな正面も裏もモダンなファサ
ード〜♬ 駐車場の先は海〜♬ 階段を上って行くと満開のサルスベリの下
に美しいインコが2羽、スッと立ったエジプシャン・マウのようなネコの
お出迎え〜♬ 白とピンクのプルメリアも見事で!テラスの雰囲気はハワ
イではなく、東南アジアの高級リゾート、アマンのようです。海辺の途中
は真鶴半島のほぼ中央に位置する為、ふたつの海に挟まれていてテラスと
店内を隔てるガラスの前に立つと両側に海が見えて〜同時にふたつの海が
愉しめるなんて〜♬ なんという贅沢!!特に、店内カウンターの奥に見
える相模湾は切り取られて額縁に収まった絵画のようです。
”テラスはまだ暑いので〜店内のワンちゃん OK のお部屋へどうぞ" と駐車
場側の海が見える個室にご案内してくださいました。クーラーが効いてい
て〜ヒンヤリ〜♬ アンジェリーナと一緒にクーラーが効いているお部屋に
入れるなんて夢のようです。このガラス張りのサン・ルームのような個室
は大人気で争奪戦だそうです!ラッキー!!目の前に優しいブルーの相模
湾が広がります。只今こちら側にウッド・デッキ建設中で、竹やシュロが
植えられていて〜このセンスなら素敵なデッキと海辺の空間が出来上がる
こと間違いなしですネ!あと一ヶ月で完成だそうですので再訪で〜す〜♬
お洒落なお店はよくありますが、往々にしてここが残念!とか、これさえ
なければねぇ〜みたいなことがあるのですが、海辺の途中に限ってそーゆ
ーことはありません。白を基調とした店内には白い壁と天井に合わせて白
い水槽、木のフローリングとカウンター、椅子の色だけがアクセントで柔
らかなライティング、静かに流れるライトなジャズ、4Fには貸し切りパー
ティーでも使える絵画、陶芸品などを展示したギャラリーを併設(ここに
も数店展示されていますが)すべてが!この一軒 ’海辺の途中’ にあります。
水槽で悠々と泳ぐ熱帯魚も大きい水槽にはカラフルで大きめ、小さい水槽
には本当に可愛らしくて小さな熱帯魚と分けて入れてあり、お化粧室の一
輪挿しにさされた草花に至るまで事細かにディーテイルが計算し尽くされ
ています。それなのに妙に居心地がよく、リラックスできるのはお店全体
が醸し出す雰囲気とスタッフの接客の姿勢に依るところが大きいでしょう。
平日の3 pm・・地元のお客様が2組〜1組は70歳代とお見受けするご夫
婦と運転手役の30代の息子、もう1組は20代の女の子ふたり組でした。
3pm ー4:30pm はティー・タイムでケーキ・セットがありティラミス、
シフォン、ガトーショコラ、木苺とクリームチーズのシブースト、イチジ
クのパウンド・ケーキ、モンブラン、アッフォガート、プリンの全てが¥
600、コーヒーか紅茶(ホットorアイス)を付けて¥900。女の子ふ
たり組はこちらで、ご家族の方は海を眺めるカウンターに横一列で遅いラ
ンチをしていらっしゃいました。ピッツァ・トーストかピタのサンドウィ
ッチの有機野菜サラダ添え(どちらも¥1000)とシーフード・カレー
(¥1350)があります。
私達はミラドーの後でしたので〜アンジェリーナのパパはマンゴーのかき
氷(¥700)私は泡とマンゴー・スムージー(¥800)アンジェリー
ナは真鶴のお水です。マンゴーのかき氷は自家製マンゴー・ピューレにマ
ンゴーの果肉載せ、スムージーにもマンゴーの果肉が入っていて〜どちら
も大変に美味〜♬ 景色は最高ですし、接客も心地よく余りの居心地の良さ
に長居を決め込み、夕方テラスに移動して〜テンプラニーリョで真鶴産ア
カイカの炙り・真鶴半島高橋農園産の野菜とピクルスのクレオサ・ソース
(¥750)タラコとゴルゴンゾーラのポテトサラダ(¥650)タラコ
とシラスの魚貝スパゲッティー和風(¥1350)をお願い致しました。
どの一品もプレゼンが美しく大変に美味!!なんという CP でしょう!!
ディナー・メニューで一番お値段が張るものが牛肩ロースのステーキ15
0g と黒毛和牛頬肉のブレゼで共に¥1800。4名様以上の大皿コース
のご案内がありましたが最大25名まで2日前の要予約〜前菜盛り合わせ
・パスタ・魚・肉・デザート盛り合わせ・コーヒー or 紅茶で¥2800!
テラスの鉢植えにブドウが実っていました。甘いんですよ〜♬ 召し上が
ってみてください!!とスタッフ・・ひと粒いただいてみましたら〜なん
と甘いこと!波動のよいレストランなのですね。空が茜色に染まる至福の
時間・・湯河原から熱海まで続く海岸線に街の明かりが灯って〜本当に素
敵〜〜♬ 高台にあるので見晴らしが最高です。店内からも小田原方面に
広がる海が見えるサン・ルームとカウンター、都会的でクールな表情が愉
しめる水槽コーナー、落ち着いたテーブルなど、一軒のお店でこれだけ違
った雰囲気を選んだ場所で愉しめるお店は、そうそうない!と思います。
オープン3年目でいらっしゃいますが、地元のお客様だけでなく、東京か
らもお客様が見えて大人気の様子・・もう少し近かったら私も事あるごと
にパーティーがしたくなってしまいそう〜〜♬ 屋上では貸し切りで BBQ
もできるそうですので、ぜひ、お問い合わせになってみてくださいませ!
3位
2回
2019/08訪問 2019/09/24
大切なのは此のランチ ’タイム’ でございます。全てのワクチン接種が
終了しベアトリーチェが家の外を歩けるようなって初めてのお散歩が
コンクリートの歩道では可哀想〜予報は午後から雨でしたがメゲずに
予約のお電話を入れてみますと現地でも、やはり予報は雨・・でも、
当日まで予約はキープされた方がよいと思います、とのアドバイス・・
そう致しましたら〜当日は朝から晴れて私達は11:25am に駐車
場着〜ベアトリーチェを芝生の上で少し歩かせて厨房横の坂道から勝
又シェフの黒ラブが出て来た時のことを思い出しながらテラスへ・・
晴れてよかったわ、と着席致しますと予約のお電話は私が承りました
(のちに勝又シェフのご子息と判明)とお出迎えがあって〜アンジェ
リーナと来た時と全く変わらないテラスのレイアウトとテーブル・ク
ロスに迎えられてランチはムニュ A(¥5227)と B(¥7722)
アペリティフは小田原産青梅の自家製食前酒(¥2138)と赤葡萄
ジュース(¥950)をお願い致しました。首輪がブカブカだった仔
犬のアンジェリーナがプールの向こうから出て来そう・・ムニュ A
はオードゥヴル→ 本日のお魚 or お肉→デセール、Bは近海磯魚料理
と肉料理の両方が付いてデセールとなります。A のオードゥヴルは4
種で焼き石の上に小さくカットした自家製ブリオッシュ、鹿肉のネッ
クと富士金華豚の豚足、クロモチの木の楊枝、サーディン缶の中にマ
ルセイユ風スープ仕立てのツブ貝とアオリイカ、栗の木のキューブに
立てられたブーダン・ノワールにキウイのコンポート、冷製レバーの
ムース、フォアグラと天城の軍鶏のテリーヌにピスターチオ、京都の
竹墨、トリュフの黒にニラの花のピンク、カボチャのスープ・カプチ
ーノ仕立ては和風な仕上がり、と・・どの一品も一枚の絵画〜完成度
を誇るこれぞ!勝又ワールド!! 勝又シェフ73歳、’地の食材で最
高の料理’ をモットーに掲げてオーミラドーは今年33周年〜♬ オー
プンした年の11月にディナーの後一泊して朝食でオーベルジュとし
ての魅力も存分に味わいましたが此の日も宿泊客が一組・・勝又ジュ
ニアから黒ラブが9歳で寿命を全うしたこと、御三家の石鍋シェフが
いらした時のお話など伺いながら自家製ライ麦パンも美味〜♬ 大き
な黒アゲハもご挨拶に来てパラソルの下で至福のランチは続きます。
シャンパーニュ(¥1782)の後アルザスの白(¥1188)は7種
類の若い木の葡萄のアサンブラージュ、色はゴールデン・ミュスカ、
メートルD は日本ソムリエ協会呼称認定マスター・ソムリエ鈴木培稚
氏〜優雅な所作で見事な抜栓(一本を17秒で〜♬)こういう方がい
らっしゃるとワインも一層美味しくサービスに厚みが出て贅沢な時間
がより濃厚になります。赤ワインで仕上げたアナゴのラタトゥイユ添
えはポアロー葱のソースでいただきました。蒲焼きというところに日
本人の感性が光りますがスパイスの使い方はフランス人。ムニュB の
お魚は2種類で手前がイサキ、奥がダツ(ふっくら〜近海で獲れる細
長いお魚だそう)キャベツの皮のソースが秀逸、中央に重ねた人参と
大根は酸味しっかりでお口直しにピッタリ〜新鮮なシラスの輝きと美
味しさは言うまでもなく!! お肉料理は富士山麓で飼育される金華
豚の仔豚がこよなくジューシー、上にチャツネ、カルダモンとクミン
でカレー風味〜♬ マダガスカルの白胡椒とレンズ豆のゼリー寄せが
添えられて・・勝又ジュニアは私達がアンジェリーナを連れて来た時
のことを覚えてくださっていました。デセールは箱根の溶岩に載った
ダークチェリーのクラフトと美しい飴細工で飾られたバニラ・アイス、
箱根の杉板でバナナ入りガトー・ショコラにプラリネのアイスクリー
ム、モンキー・バナナにはシナモン・シュガーが添えられて〜♬ デ
キシトリンがのった静岡の紅茶は中国茶に近い味わいでございました。
店内には数組のお客様がいらっしゃいましたがテラスは私達の貸切で
一点の曇りもない贅沢でパーフェクトな至福のランチ2時間半をベア
トリーチェと共に満喫〜♬ 単にお皿の上に描かれたアートが美しい
だけではない地元食材のエッセンスが凝縮されたお料理の数々〜♬
勝又シェフ直筆の ’楽譜メニュー’ を楽しみに、またおじゃまさせて
戴きます。
(2012年9月)
今回の箱根2泊3日のプティ・ヴァカンスはオー・ミラドーで華麗な
フィナーレとなりました。やはり絵画のように美しく繊細で完成度の
高いオー・ミラドーの逸品の数々は〜訪れる人に至福の時間をプレゼ
ントしてくれます。
”玄関のタイルが剥がれて直しているもので” とお客様の名前入りで
丁寧にパーキングのご案内があり、パヴィヨンの駐車場に車を入れて
パヴィヨンのお庭を通って勝又シェフの黒ラブとレイチェルが遊んだ
懐かしい小道を抜けてテラスへと続く階段を上がりました。テラスの
パラソルの上には青い空と夏の雲〜♬ プール側のお庭はクローズで
11:45pm 〜テラスには私達のテーブルのみ(デザートの頃に男
性2名ご来店)グラスのシャンパーニュ(¥1575)をいただきな
がら〜次々に到着されるお客様で店内が一杯になるのを拝見しながら
デジュネ(¥4620)とデジュネ・ガラ(¥9975)をいただく
ことに致しました。勝又シェフ手書きのメニューが素晴らしい〜〜♬
前菜3種盛りの内の2種〜芦ノ湖のワカサギのベニエとお寿司のよう
なイカスミでイカのトマト煮込みを巻いて御殿場産のモッツァレラを
載せた逸品は3年たってオー・ミラドーのシグネチャーになっていま
した。エクレア仕立ての鯛の卵とクリームチーズも大変に美味〜〜♬
ガラの棒状にカットされたトマトのジュレの上に穴子が載り、ブラッ
ド・オレンジと三島産の夏野菜で彩られた逸品、デジュネのカラスミ
とパルミジャーノのバミセリは秀逸でございました。上にアオダイ、
下にスズキは相模湾で揚がる伊勢エビを使った甲殻のピューレを纏い
なんとも優雅で夏らしい透け感が表現された逸品〜♬ 真鯛のポアレ
は3年前と 'お帽子のデザイン' が違いますが、これもオー・ミラドー
のシグネチャー・ディッシュですネ!今回は手前に相模湾産のカニが
載ったキノコのポレンタが置かれ〜ソースはやはり相模湾産のカニと
エビを使ったビスクの ’筆’ にバスクの唐辛子がアクセント!なんと美
しい見せ方〜魅せ方〜♬ ソムリエお薦め Rully(¥1365) もブル
ゴーニュの白らしくキリッとしていて凛としたプライドと威厳があり、
樽熟で円やか・・永遠にこの至福の時が終わらないでほしいと願わず
にはいられません。愛慶山の牛、アシタカ牛のステーキは一見レアー
に見えますが、低温ローストでしっかり火が通りつつ美しいロゼ色を
留めていて・・バラのデセールに至るまで〜♬ 勝又ワールドに魅了
され続けました。
圧巻は!葉巻に見立てたモンブラン〜♬ 栗のムースに秋の訪れ〜♬
葉巻はトリュフ入りクリームチーズに載せられていて〜灰はイカスミ
とお砂糖で作られています。なんと芸の細かい!!オリジナル・プレ
ートはお寺の住職が焼かれたそうです。素晴らしいですネッ!シガー
が真っ白なお皿に載ってきたのでは興醒めですから〜。現在、厨房に
は8名のシェフがいらっしゃって、ファイナルをお出しになるのはも
ちろん勝又シェフですが、皆さんでメニューの考案・試作・協議に参
加されるとのこと。今回お庭の椿の木に大きな実が成っていて椿油を
とる椿の実を生まれて初めて見せていただきました。シェフの皆さん
はどのような感性で植物をご覧になっていらっしゃるのでしょうね。
アンジェリーナはテーブルの下で盲導犬のように伏せて黙して語らず、
ステーキの匂いがした時でさえ身動きせずにジッ〜〜としていました。
最後に痺れを切らしたのか、椅子の横に出て来ましたが100店満点
のお行儀で〜久し振りに我がワンの成長振りも実感できて、絵画のよ
うなお料理の数々を堪能させていただき・・至福・口福のデジュネを
ごちそう様でした〜♬ そして駐車場のムッシュー、ご丁寧なご挨拶を
ありがとうございました。またお目にかかる日までごきげんよう〜♬
(2010年8月)
懐かしい東京フレンチの歴史を遡ること、四半世紀ちょっと・・その昔
”一度お食事でもご一緒しませんか?”と男性からデートに誘われた場合
〜それは100%!フレンチ・レストランに行くことを意味しました。
当時は・・とにかく正統派フランス料理全盛時代で~ヌーヴェル・キュ
イジーヌでポール・ボキューズやアラン・シャペル、デュカスなどの名
前が登場するのはずっと後のこと・・もっとそれ以前は横浜や六本木界
隈にもちろんイタリアンはありましたが、あったと言っても飯倉片町の
キャンティかピザのニコラス、六本木交差点〜今はなきアマンド隣りの
シチリア、高樹町(その昔~西麻布4丁目あたりは霞町、その先は高樹
町という町名で)のアントニオくらいで、特にニコラスやシチリアは深
夜営業の奔りで~☆ 夜中にお洒落な遊び人達(今はそういう方達をセレ
ブと呼ぶのかしら?)が集まる所でした。
早い時間の全うなデート・スポットで人気があったのは六本木ヒルズに
入る角(昔はテレ朝通りと呼ばれていました)にあったイゾルデ、その
並びのジョン金谷・・銀座にはクラシックなマキシムやレカンが燦然と
輝き、ホテル・オークラのラ・ベル・エポックはアール・ヌーヴォーの
意匠と照明が美しいレストランで〜なんと!ライブ演奏で優雅にダンス
ができた時代がありました~♬ まさに夢のような時代・・本当にラ・
ベル・エポックでした。
ニュー・オータニにパリはセーヌ川の畔から来た鴨の名店;トゥール・
ダルジャンがオープンするのは時代が少し後になりますが1970年代
半ばから始まったフレンチ・ブームに火をつけたのが1984年新潮社
出版:山本益博さんがお書きになった ’グルマン東京フランス料理店ガ
イド’ という小さな本でした。1983年にフランス農業省と SOPEXA
の招待でワインの研修があり、フランス全土のワイン産地を廻って帰国
した私は・・ますます!フランス料理とワインの世界にのめり込み勉強
をしにワイン・アカデミーに通ったりしていました。フレンチ・レスト
ランを訪れるたびに書き込みをしたこの本を本棚から引っ張り出さない
限り正確なことは書けないのですが・・とにかく、この本に載っている
殆どすべてのレストランに行ったことは確かです。あるお店は消え、あ
るお店は残りました。
前置きが長くなりましたが・・勝又シェフ、オテル・ドゥ・ミクニの三
国シェフ、クイーン・アリスの石鍋シェフがフレンチ御三家と呼ばれた
時代があり、勝又シェフが箱根にオーベルジュを開いた、という画期的
ニュースに喜び勇んで予約を入れ〜♬ 泊りがけでお食事に出かけたのは
オープンして間もない頃だったと記憶しております。紅葉が始まったば
かりの箱根は限りなく美しく~階段を上がった2階のお部屋には可愛ら
しい花柄のベッド・スプレッドがふんわりとかかり・・清潔でこじんま
りとしていて、とても快適な空間でした。ディナーが素晴らしかったの
は言うまでもありませんが、朝~お部屋まで運ばれて来た焼きたてのク
ロワッサン、コンフィテュール、大きな丸いカップでいただくカフェ・
オレ~♬ ジョワ・ドゥ・ヴィーヴル(生きる喜び)とは〜このことだ
わ〜!! と・・うら若き私は思ったものです。
それから何年も何年も経って~隣接するパヴィヨンが出来てから~客層
が俄然!若くなったような(自分が年をとったからか!)気が致します。
今のところ~極端にお行儀の悪い若者には一度も遭遇していませんが・・
そういった観点からも、コースの設定をある程度高めにするということ
は必要なのかもしれません。過去四半世紀以上に亘り箱根にはオー・ミ
ラドーあり、で〜お正月に真っ白な富士山を見た帰りとか、箱根の美術
館の帰りとか・・お庭で犬と一緒にランチができる夏はドライブで行く
回数が増えました。ゴールデンを飼っていた時代には黒ラブ(勝又シェ
フの愛犬か?)が駐車場横の細い道に出て来て仲良く遊んでくれたりし
ました。今日まで30年近いお付き合いになりますから一度くらい何か
あっても~おかしくないわけですが、たった一度だけガッカリしたこと
がありました。
それは9月中旬の平日~11am にお店に到着した時のこと・・着いて
からお願いすればよいわと思い、お電話での予約は入れていませんでし
た。ところが、オープンは11:30am なので予約はとれません、と
スタッフ(20代前半かと思われる若い女性)→ それは了解ですので
箱根神社までドライブにでも行って11:30am に戻って参りますの
で~お庭のテーブルをお願いできませんか?→ ランチのお席は予約が
できません!!の一点張り。週末でも夏休みでもなく、お庭のパラソル
も半分以上閉じたままの状態で30分後のランチに行列ができるとは到
底!思えませんでしたが・・どんなにお願いしてみてもダメでした。
電話でランチの予約ができないことは理解できるとしても〜目の前に!
お客様がいてそのお客様が30分後に来ます、と丁寧にお願いしている
わけで・・とんでもなく理不尽なお願いではなかったと思います。マニ
ュアルでしかお客様の対応ができないファミレスではないのですから~
オー・ミラドーともあろう一流レストランではもう少し臨機応変に対応
していただけないものでしょうか?こういった場合、マネージャーとお
話させていただけるかしら、と言うのが私の流儀なのですが、流石に!
この日はメゲました。あなたが生まれるずっと前からこのお店に来てい
るのよ!と言いたい気分になってしまったからです。悲しくて、ランチ
は忘れてそのまま東京に帰りたくなってしまいました。
当然の帰結として〜私達はオー・ミラドーに戻る気持ちにはなれず、山
の上ホテルでシャンパン・ブランチを愉しむことに致しました。可哀想
なゴールデンのレイチェルは2時間!車の中でした。ガッカリし過ぎて
~翌年は一度も行かずに夏が過ぎ、昨年はゴールデンウィーク明けに一
回、秋に一回。そして今回・・あの綺麗なカリカリ野菜や芦ノ湖でとれ
たお魚が恋しくなってディナーの予約を入れました。当日はたまたま
箱根ハイランドホテルに滞在していまして〜夜☆芦ノ湖で花火大会があ
るということを知り〜ホテルからお電話で花火を見てからでもOKでし
ょうか?ディナー・コースの時間調整や車のことなど・・マネージャー
が細々と便宜を図ってくださいました。さすがオー・ミラドー!やっと
納得です!!本当に~♬ いろいろとありがとうございました。
お料理が繊細なのですから~サービスにもお料理に見合ったきめ細やか
さがほしいですよネッ!一流レストランは、ただ単に完成度の高いもの、
美味しいものを出せばよい!のではない!!という基本をやはり忘れて
はいけないと改めて思いました。またおじゃまさせていただきます!!
4位
3回
2025/04訪問 2025/05/06
たまたま先日のフィラリア予防と狂犬病ワクチン証明書がバッグに入って
おりましたのでドッグ・ランで遊ばせてからレ・ドゥ・ブルーにお寄りす
ることに致しました。アンジェリーナの時は一時間でしたが今は45分制
に・・狂犬病ワクチンの証明書もマストに変わっていました。アンジェリ
ーナは放された途端!走り出してノン・ストップで駈け回っていましたが
ベアトリーチェはどうしたらよいのかわからず、といった感じで立ちすく
むのみ!追いかけられて少し走っても!すぐホーム・ベース(ママの足元)
に戻ってきてしまってドッグ・ランに連れてきた甲斐がありません。それ
でも45分!彼女なりに楽しんで?私達はドッグ・ランが見えるレ・ドゥ
・ブルーのテラスへ・・
ドッグ・ランではご挨拶はよくできても!走りがイマイチだったベアトリ
ーチェでしたがカフェに来ると俄然ニコニコ・・根っからのカフェ犬なん
です(笑)ココア(¥720)とスパークリング(¥800)ベアトリーチ
ェには馬肉ステーキ(¥1480)をお願いしました。店内は満席で各テー
ブルにワン!多頭飼い多し!! 新しくなった看板の下で順番を待っている
時に前にいたのは〜なんと12キロもあるトイプー’そら’10歳、お隣にい
らしたのは "いつも一緒に此処に来ていたので” と19歳10ヶ月でトイプ
ーを失ったばかりの方、その後ろにはバギーが一台、また一台と予約なし
では待ち必至!アンジェリーナの時代よりハードルが高くなっていたレ・
ドゥ・ブルー・・戴いた整理券は122番!この日の待ち122人目とい
うことですネ!店内よりテラスの方がご案内が早かったので夕方少し風が
冷たくなって来ていましたがママは我慢でムール貝のワイン蒸し(¥100
0)パスタはサーモンとイクラのディル・クリーム(¥2250)サーモン
・ソテー(¥2400)を女性スタッフの心地よい接客とサービスでで楽し
ませて戴きました。帰り際!奥のテーブルにマルプーとビションが来て2
ショットを一枚〜♬ ビションのウルは未だ1歳でドッグ・ランで走り回っ
て来たコには見えず、カフェ直行組かな・・よかったわネッ!You were
not alone, Beatrice!!
先月、初めて サイゴン・キッチン におじゃました時にアンジェリーナと
の思い出に彩られたレ・ドゥ・ブルーとイリオ・ショップが昔のまま残っ
ていて懐かしさのあまりエントランスでベアトリーチェの写真を一枚撮り
まして〜次回は必ず!と思っておりましたので帰りがけにお寄りしてみま
した。なんと!11年振りの再訪〜♬ でございます。アンジェリーナが走
り回ったイリオのドッグランも変わりなく・・でも時間が8:30pm で
既にクローズ、店内にはトイプー連れのお一人様女性やラブラドゥードゥ
ルをそれぞれ1匹ずつ連れた女性二人組、至近距離にいたのはスコットラ
ンド原産のウェスティー・・ウエスト・ハイランド・テリアは DNA に狩
猟犬の血が流れていますのでキツネでなくてもベアトリーチェが気になる
のか愛玩犬のトイプーにはない集中力でこちらを注視!!ピン!と立った
お耳がアンテナみたい〜ベアトリーチェも熱い視線を感じて〜両者しばら
く見つめ合っておりました。
”去年リニューアルしました” と、スタッフの女性〜ドッグランに向かって
全面ガラス張りという造りは以前と変わらずエントランス横に立派なショ
ーケースができてドギー・メニューが充実〜ロゴ入りT-シャツや TO GO
アイテムが並んで店内でいただけるフードも多彩な品揃え〜♬ ベアトリー
チェは蒸し鶏をいただいてきたばかりで人間のみコーラ(¥610)赤ワ
イン(¥750)ダークチェリー・パイ(¥1200)をお願い致しました。
伺ってみますとオープンして18年になるそうでアンジェリーナの時代に
店名がレ・ドゥル・ブルーとカタカナ表記されていることがずっ〜と気に
なっておりましたが、今回正しくレ・ドゥと変わっていてホッ!ちょっと
遠いけれどワクチン証明書持参で一度はベアトリーチェをアンジェリーナ
が走ったドッグランで〜♬ 他のワンちゃん達と遊ばせてあげたいと思い
ながらお会計〜なぜか初めて見た時からゴッホが描いたアルルの跳ね橋が
思い浮かぶ夜景を再び愛で・・高輪プリンスホテルへと向かいました。
(2013年7月:Part 2 )
バターでパンケーキをいただいてからワンちゃんラベルのテ
ィントを開けに戻ってまいりました。各テーブルにワンちゃ
んがいて目の前はドッグラン〜♬ ここには本当に ’このワイ
ン’ が似合いますネッ!ラベルを見た時これをハウスワイン
にしようって決めたんですよ〜〜♬ とオーナー・シェフ・・
でしょう、でしょう〜〜♬ ボディーが軽めで辛口ですから〜
どんなお料理にもピッタリというスペインのティントは¥2
600〜タコとセロリのガーリック・マリネ(580)生ハ
ムとピクルス(¥600)エビとアボカドのタルタル・ディ
ップ(¥780)カラスミと季節野菜のペペロンチーノ(¥
1180)で〜 愉しませていただきました。
私達はバターでパンケーキをいただいて参りましたが、アン
ジェリーナはお腹がペコペコでございます。ワンちゃんのロ
コモコもとっても可愛いのですが、今日は和牛ランプ肉のス
テーキ:270K cal(¥1300)レタス・パプリカ・マッ
シュポテト付きをマッシュポテトなしでお願い致しました。
お肉がテーブルに運ばれて来るとワンちゃん達が一斉に注目
!!!みんなの目がステーキに釘付けでワンちゃん達の熱い
視線 ♡♡♡ 本当に可愛かった〜♡ 皆な一皿ずつゴハンをと
って戴いていまして〜アンジェリーナが一番最後でした。お
肉のスライスが大きかったので小さくカットして戴きました
が、ママの狙いは完璧にハズレ〜!!アンジェリーナは見事
に!お野菜を ’全て’ 残して 'ステーキだけ' を10秒で完食 ♡
楽しい、楽しいディナー・タイムを本当にありがとうござい
ました。人間と犬の距離が近くなって人間と人間も自然に会
話が生まれて仲良くなれる本当に素敵なドッグ・カフェです。
また次回どんなワンちゃん達に会えるか・・楽しみに〜〜♡
おじゃまさせていただきたいと思います。
(2013年7月:Part 1 )
何回もおじゃましておりますのに今日初めてみつけたものが
ありました。ゴールデンらしきシルエットが夕焼けの空に写
っている写真とサンテグジュペリの星の王子様から ”本当に
大切なものは人間の目には見えないんだよ” というくだり・・
今日は海の日で祭日〜ドッグランも盛況でしたがブルーでも
各テーブルにワンちゃんがいて〜♬ 大盛況でございました。
お友達のご夫婦と4名で@5pm〜コーヒー、アイス・ラテ、
ポポロ・メルバ・クーヘン(¥880)ミモザ、ホットレモ
ネード・カンパリ(¥700)などをお願いして暫し〜お喋
りを愉しみました。ポポロ・メルバ・クーヘンとは〜ふわふ
わのシャンティーの中に冷たいバニラ・アイスクリームが入
っているもので、ホット・レモネード・カンパリはカンパリ
の仄かな苦みと蜂蜜の甘みが同時に愉しめる温かいカクテル
〜♬ カンパリの透明な赤にレモンの輪切りがとっても素敵!
おじゃまするたびにメニューに何か新しいアイテムがあるレ
・ドゥ・ブルーですが、今回は新しいワイン発見です!!な
んと!可愛いワンちゃんラベルのスパニッシュ・ワイン〜 ♡
白は太陽と葡萄畑、赤はお月様と流れ星・・このティントを
いただいてみたくて〜この日の夜〜またおじゃますることに
致しました。アンジェリーナ、後1時間ゴハン待っててネ!
(2012年9月)
お友達のご夫婦をお誘いして〜アンジェリーナをドッグラン
で走らせてから早めのディナーでおじゃま致しました。土曜
日の午後ということもありドッグランもレ・ドゥ・ブルーも
ワンちゃん達でいっぱい〜〜♬ ドッグランには前回なかった
仕切りが出来ていて小型犬専用と全犬種用とに分けられ使用
時間も40分から30分に短縮されていました。でも自由に
走り回れるドッグランは30分でも小型犬には充分!ですし、
元気に走る犬達を見ていると〜人間も心から幸せになれます。
(1回30分¥700・また申し込めば何時間でも!!)
他のワンちゃんがキャッチしようとしているボールを横取り
して走って逃げるコや他のワンちゃんのお水をチャッカリ!
飲んだり(ごめんなさい、これはアンジェリーナです)1匹
ずつ観察していますと・・遊び方にもそれぞれの性格が如実
に表れますから〜ドッグ・オーナーはかなり愉しめます。
さて、今回アンジェリーナのゴハンは鹿児島県産黒豚の挽肉
とおからで作られたロコモコをお願い致しました。ちゃんと
ソースがかかった可愛い目玉焼きが載っています!!キャロ
ブ・パウダー(イナゴ豆)で作られたソースです。おからで
可愛らしく成形されたハンバーグの下には白ゴハン・・お野
菜の中のミニ・トマトだけ抜いていただいて〜188カロリ
ー、¥780という一品〜♬ もちろん完食でございます。
人間は定番とろっとろ〜牛頬肉赤ワイン煮込みチーズ・リゾ
ット(¥1380)ゴルゴンゾーラのニョッキ(¥1080)
仔羊のコトレータ載せノルマンディー風カレー(¥1450)
ジューシーなラムのカツレツにリンゴの香りがさわやかなカ
レー、デザートに L.D.B. サンデー(¥800)や温かいアッ
プル・パイ (¥850)まで!!いただいて〜♬ 大はしゃ
ぎだったのは・・・人間の方だったのかもしれません。
この温かい、はらはらと崩れ落ちる薄いパイ生地で焼かれた
丸いアップル・パイはソースにシナモン、メイプル、チョコ
レート、キャラメル、ブルーベリー、マーマレードがあり、
(私は正統派シナモンで〜冒険はしませんでしたが!)更に
スペシャル・ソースとしてストロベリーとホワイト・チョコ
レート、オランジュなどもあって・・この辺の細やかさ、優
しさに丸山シェフのお人柄が反映されていて〜♬ 立地的に
も目の前がドッグラン(経営は並びにあるワンちゃんグッズ、
フードなど品揃え豊富なドッグ・ショップ ILIO 夜9pm まで
営業)で〜昼間だけでなく人間は夜景も愉しめるドッグ・カ
フェの最高峰 in 豊洲ららぽーと〜♬ ライト・アップされた
レインボー・ブリッジや跳ね橋も美しく、ドッグランでは暗
くなってもたくさんのワンちゃん達が走っていました。
’おままごと’ のように可愛らしいロコモコを楽しみに〜♬
また、おじゃまさせていただきたいと思います。
(2012年4月)
2010年の冬・・ペットOK で検索して〜♬ 食べログで
みつけたお店です。豊洲ららぽーと内にあって、目の前は小
さな ’お山’ がある小型犬には充分な起伏に富んだ(と、人間
の目には映る!)ドッグラン、隣はペット・ショップという
完璧な立地!!ちなみに、同じフロアーにある東急ハンズで
もキャリーに入れたままであれば犬と一緒にゆっくりお買い
物ができま〜す。
初めておじゃました時、まず感動致しましたのが〜メニュー
でした!!人間のメニューもドッグ・メニューも手作り感満
載で〜♬ ドッグ・メニューも、その種類の多さに驚きです。
代官山のハーティにもワンちゃんボウルがあって〜いつも
お願いしているのですが、ドッグ・メニューとして多彩なメ
ニューが用意されているわけではありません。レ・ドゥ・ブ
ルーでは、おからと飛騨牛で作ったハンバーグ¥700・1
67カロリー、鹿児島産黒豚とおからのロコモコ¥780・
188カロリー、鶏ムネ肉とキャベツのポシェ¥700・8
5カロリー、カボチャのニョッキ¥580・87カロリー、
鶏ムネ肉のコンソメ¥350・14カロリーと、カロリーま
で計算され!表示されています。正に至れり尽せり・・♬
ここまで!しっかり!充実したドッグ・カフェにはおじゃま
したことがありません!!
もちろん!デザートもフルーツ入りヨーグルト¥420・4
2カロリーに留まることなく、アップル・パイ、ベリーのパ
ウンド・ケーキ、無糖練乳で作られたシャーベットまで!!
とにかく手間を厭わず、犬に与えられる食材を駆使して凝り
に凝って作られた数々のアイテム・・ドッグ・オーナーの方
はトクと!メニューをご覧じあれ〜〜♬
(バースデー・ケーキの特注も受け付けています)
これまでに2回ほどおじゃまして店内とテラス、それぞれの
雰囲気を愉しませていただいておりますが〜ガラス張りの午
後の店内は明るく、ドッグランが見えて〜その向こうに東京
湾、そのまた向こうにレインボー・ブリッジ、左に富士山、
右に東京タワーという!なんとも贅沢な風景が広がります。
夕焼けの空にライト・アップされた都会のシルエットの美し
さは正に東京ならでは〜♬ それも豊洲からの眺めならでは
〜〜♬ です。お店のすぐ目の前にある跳ね橋もよい味を出し
ていて〜なかなかの存在感で迫ってきます。
お店はカフェという括りですが、お食事も充分に美味しく人
間も大満足。今回は3回目でしたが、あいにくのお天気でテ
ラスとドッグランのセットで愉しむことはできませんでした。
でも、でも、です!レ・ドゥ・ブルー(明らかにフランス語
ですが、なぜレドゥルという表記になるのかは不明。空と海
のふたつのブルーという意味合いでネーミングされたのでは、
とお察し致しますが・・読みはレ・ドゥで!ドゥルとはなり
ませんので悪しからず・・)では〜店内のみでも楽しく過ご
せます。ガラス越しに海の見える景色が広がっていることや
ららぽーとの建物がセット・バックしていること、お庭のよ
うなスペースが充分にあること、視界が開けていることなど
が幸いしているのでしょう〜〜♬
中央に大きなテーブルが置いてあり、小さなテーブルが窓に
沿って配置されています。この丸みを帯びた店舗の設計がな
んとも素晴らしく、とても贅沢なドッグ・カフェです。人間
のディナーでは飛騨牛のハンバーグ・ステーキがお薦め、と
メニューにあります。今日はタコとセロリのガーリック・マ
リネ(イタリアンというよりは中華風な仕上がり ¥580)
と、ほうれん草のサラダ(葉が厚く新鮮で温かいキノコのソ
テーとよく絡み合って松の実というアクセント)牛頰肉の赤
ワイン煮込みが載ったチーズ・リゾットをいただきました。
この牛頬肉のリゾットは大正解!パスタ、ピッツァなど・・
他にもいろいろ揃っています。
シェフが私達のことを覚えていてくださり、厨房からご挨拶
に出て来てくださいました。子供の頃の夢は野球選手になる
ことだったとプロフィールに書かれている1980年生まれ
の若きホープです。牛頬肉の赤ワイン煮リゾットは女の子好
みの ’カフェご飯’ を超えたボリュームたっぷりの体育系〜♬
しかも、若きシェフからしか生まれない感性が生き生きと表
現された完成度の高い一品でございました。
ららぽーと、と同時にオープンして6年目を迎え・・ドッグ
・カフェと聞くと犬を連れたお客様以外は敬遠されるので〜
オープン当時はご苦労も多かったと伺いました。難しいです
よね・・2回目におじゃました時はテラスで同じ犬種のオー
ナー達がお集りみたいなことをしていらして〜犬達も楽しそ
うでした。こんな素敵な環境でドッグ・パーティーができた
ら〜犬達も皆なで仲良くドッグランで走れて最高ですよネ!
食べログを見ていらっしゃるドッグ・オーナーの皆さん!!
豊洲に夢のようなワンちゃん達のパラディがありますよ〜♬
一度ぜひ!ゴハンが美味しくてきっとまた来たくなります!
(枯れた芝と夕焼けの写真は2010年12月に撮影)
5位
1回
2012/09訪問 2013/09/07
初めておじゃま致しました。 予約を入れたのは2ヶ月ほど前でし
たが既にかなりのお部屋が予約済みで別棟の1階101号室で予
約が入り、結果的には一番広い間取りのお部屋でゆったりできて
よかったです!!塔の沢に古くからある一の湯には30年前にも
おじゃましたことがありますが、現在は塔の沢に2ヶ所、強羅に
3ヶ所、芦ノ湖に1ヶ所と、ここ仙石原で〜箱根の7ヶ所で展開
されています。但し、ワンちゃんと宿泊できるのは〜ここ仙石原
の一の湯だけです。
本館に9部屋、別棟に6部屋とこじんまりとした造りで大浴場の
他に貸し切り露天風呂があり、チェック・イン・タイム直後の3
pm から翌朝9:30am まで深夜でも早朝でも好きな時間(11
pm から清掃の時間が30ほどありました)に温泉に浸かること
ができます。30分ずつの貸し切りでフロント横のボードにある
希望時間に部屋番号が記されたマグネットを貼っておく、という
システムです。一泊目は10 pm 、二泊目は8pm と、希望時間
に露天風呂から静かに夜空の星を眺めることができました。部屋
数が少ないと〜この辺も楽々ですネ!
犬と泊まれる箱根のホテルはアンジェリーナの前に飼っていたゴ
ールデンのレイチェルと泊まった強羅のハイアットが最初です。
強羅のハイアットには本館とは別に犬と宿泊できる棟があり、犬
専用のスタッフが車まで犬をお迎えに来て犬は人間がチェック・
インを済ませてお部屋に着いた頃〜犬専用出入り口から連れて来
られます。お部屋の中には大きなサークルがあり小さな犬だった
ら走り回れるほど!!レイチェルでさえ自分専用の広いお部屋に
のびのびと入っているという感じでした。ただ強羅のハイアット
にはドッグ・ランなどの犬の為の施設がなく、ホテルの前の道も
車道ですので散策には不向きです。アンジェリーナはレイチェル
のようにお部屋の大きさは必要としませんので散策のできる伊豆
高原のペンションやドッグ・ランのある箱根ハイランド・ホテル
に落ち着いた、というわけです。ところが、チェック・インして
みますと・・一の湯の大型犬可と表記された別棟スーペリア和洋
室は想像していたよりもずっと大きなお部屋で〜和朝食付き2名
標準プラン一泊 ¥21000・犬一泊 ¥2100に入湯税 ¥1
50x2 という大変リーズナブルな価格設定でございました。
また、どこの犬 OK ホテルでもトレーなどの備品は揃っています
が、一の湯ではワンちゃん用キッチンがあって、お家で犬のゴハ
ンを手作りしている方が同じものを調理できるように!この ’わ
んわんミニキッチン’ には電子レンジまで完備されています。玄
関の横には犬の足洗い場があり玄関に入るとタオルが用意されて
いて〜この少し湿ったタオルが本当にお役立ちでした。私達のお
部屋は洋室のツインに和室が付いたタイプでしたが、畳のような
デザインの新素材フローリングは人間の足にもあたりが柔らかく
ピタッとして気持ちのよい素材でございました。
浴室以外は全館犬と一緒に動けますのでディナー・タイムも朝食
タイムも食堂への出入りは勿論 OK 〜♬ 夕食は6pm か7pm の
選択制でテーブルの上にはお部屋番号が置かれています。9月1
1日の夕食のお献立は茄子の挽肉巻き、サワラの西京焼に五穀米、
鶏のすき焼きと温泉卵でした。美味しかったのはサワラの西京焼
で、鶏のすき焼きはかなりお味が濃く温泉卵に混ぜても私にはし
ょっぱ〜〜い!!一品でございました。6pm と7pm に別れて
いますので〜天井の高い食堂は半分くらいの入りでゆったり〜♬
ワンちゃん達も皆なお行儀がよく躾の行き届いたコばかりで安心
です。1匹が吠えると誰かが連呼するような場面もありましたが、
それも一瞬のことでした。何事も日頃の躾ですネッ!
朝食はお決まりの和定食という感じで、黒豆茶が珍しいと思いま
した。アジの干物に海苔と納豆、お味噌汁・・コーヒーはセルフ
・サービスで入れます。夕食と違って朝食は8am から9am の
間に済ませて10am チェック・アウトとなります。おもしろい
のは一人二役で!フロントでチェック・インの作業をされていた
女性スタッフが夕食ではウエイトレスに早変わりとか・・なかな
か楽しいです。スタッフは一泊目の夜10pm にフロントにいら
した昔の旅館の番頭さんのような法被姿の年配の方以外全員が若
者で〜 GM も40代前半の男性とお見受け致しました。
ドッグ・ランは小石が敷き詰められていてお掃除も行き届いてい
ます。お泊まりしてたワンちゃん達はプードルやシュナウザー、
芝犬、フレンチブル、ヨーキー、チワワなどの小型犬ばかりで歩
かないで食堂まで抱っこされて来て抱っこでお部屋に帰ったコも
いましたが、彼らにとっては充分な広さがあると思います。今回
は平日だったせいかドッグ・オーナーは中高年が若者層を凌駕し
ていてドレス・コード:浴衣に丹前!!とはどこにも書いてあり
ませんでしたが、ディナー・タイムに洋服を着ていたのは私だけ
・・宿泊客全員が浴衣に丹前で!私は見事にドレス・コードから
外れてしまっていました(笑)
一の湯周辺は別荘地なのでお散歩コースにも事欠きません。玄関
を出て左に歩くと30秒で大箱根カントリークラブ・・11日の
3:30pm 18番ホールではこの日、最後の組でしょうか? ホ
ール・アウトするところで山の稜線には夏の雲・・また周囲には
素敵なお家がたくさんあって、ネコがのんびり道で寝ていたり、
コスモスが咲くお庭があったり・・温泉に浸かる前に犬とお散歩
をしているだけで癒されます。坂の下まで下りるとローソンがあ
りますが、ローソンだって東京のローソンとは大違いで!ロゴの
前は一面ススキの草原です。標高1000メートルの高原、仙石
原ならではの秋の気配を感じながら〜ローソンの先にみつけた
グラン・リヴィエールで箱根ラスクを買って〜アンジェリーナと
一の湯まで戻る坂を上がって行くと一日の仕事を終えた大箱根カ
ントリーのフロントの女性が制服のまま坂を下りて来て・・にこ
やかにご挨拶をしてくださるという土地柄に心が和みます。グラ
ン・リヴィエールの前にバス停がありましたので自家用車ではな
くバスで通勤していらっしゃるのでしょう〜お疲れ様でした〜♬
これからの季節は日一日と秋が深まって〜箱根の山は紅葉のシー
ズンを迎えます。ドッグ・オーナーの皆様〜今年の秋は一の湯で
ワンちゃんとゆっくりお過ごしになってみてはいかがでしょう?
料亭旅館ではありませんので、お食事に関しては必ずしも特筆す
べきものはありませんでしたが、夕食はオプションですし、箱根
ですから車さえあれば全く問題はありません。お部屋の数が限ら
れていますので、ご予約はお早めに〜〜♬
6位
1回
2015/05訪問 2015/06/02
(2015年5月)
お店のこだわりにも記されているように岩手の大自然の中〜生産農家
の暮らしに根付き育まれる短角牛は国産和牛流通量の僅か1%にも満
たない貴重な牛肉、正に幻の和牛・・もちろん、私は短角牛の姿も見
たことがないわけですが今回大きなポスターでその勇姿を拝見・・い
わて山形村短角牛〜里生まれ、山育ち。
世界で唯一、山ぶどうのスパークリング VILLE で岩手清流鶏→ ホワ
イト・アスパラ→ 八幡平サーモンのマリネ→ ジュヴレ・シャンベル
タン2010年で短角牛のシンシンをいただきました。VILLE(ヴィ
レ)を造っているのは岩手の県北〜葛巻町に1986年に設立された
くずまきワイナリー ”山ぶどうを原料にしたワインを30年造り続け
ているんですよ” と嬉しそうなオーナー伊東氏。山ぶどう交配種ワイ
ングランドから生まれたスパークリングは山ぶどう固有のしっかりと
した酸味が心地よい辛口で繊細な風味、なんとも鮮やかなロゼ色〜♬
山ぶどうに挑む造り手の意思 WILL を反映して VILLE と名付けら
れた瓶内二次発酵で醸造されたスパークリングのヴィンテージは20
03年でございました(バイ・ザ・グラス¥1300)
ホワイト・アスパラ(¥1400)はベーコン・ビッツ入り〜濃厚な
卵のカルボナーラ・ソースでヌッフの定番〜♡ 八幡平サーモンのマ
リネ(¥1400)は岩手の元気野菜のサラダ仕立て!! 肉厚で柔
らかなサーモンは言わずもがな、テーブルにお皿が載ったとたんに香
るキューリのアタック〜土作りから取り組む生産者が育てたキューリ
(なんと今が旬!!)の美味しさは特筆に値します。ゴルゴンゾーラ
を合わせているのにドレッシングはちょっと和風でキューリが生き生
き〜♬ 焼き色が美しい三陸ホタテのクレープ巻き(¥1400)も
ヌッフ・スペシャリテからの逸品ですが、仏産バター(¥550)で
いただくパン(¥550)も非常に美味〜♬ 熟成肉に到達するまで
の満足感の高さと東北を応援していることを食材から食感で感じられ
るところがヌッフの大きな魅力でございます。黒板には本日の熟成肉
・食べ比べプレート(¥15000)短角牛フィレ(¥200g 23
ヶ月去勢 岩泉町・佐藤さん)黒毛和牛イチボ(200g 32ヶ月牝
遠藤市・菊地さん)白金豚骨付きロース( 1本 花巻市・高源さん)
と、生産者の名前が書かれていて〜居ながらにして岩手との距離が縮
まります・・有り難いですネッ!
此の日、短角牛のイチボは売り切れで伊東氏お薦めのシンシンという
内腿の部位(半月型だそうでございます)を熟成肉でいただきました。
ジュヴレ・シャンベルタンが益々開いて至福のひととき〜♬ ふわっ!
と広がるブーケが素晴らしく、ジュヴレならではのエレガントな味わ
いと余韻が口の中で溶けて行くシンシンの繊維と絡み合ってハーモニ
ーを奏でます。フラムセーヌでも堪能させて戴きましたが、美味しい
ワインとお肉のペアリングは無敵艦隊!! 肉質は単に柔らかいだけで
なく、この日で熟成55日目〜風を当てるニューヨーク・スタイルで
吊るされたシンシンは26ヶ月の牝〜育ったのは岩泉、火山灰土壌で
ございます。しっとり〜〜♡ じっくり味わう熟成肉の奥行きは深く
・・。食後のチーズはシャンパーニュ地方のウォッシュ、酸味が強い
ニグルとブルー2種(スロップ・シャーブルーとフルムダンベール)
熟成肉の余韻を心ゆくまで満喫させていただきました。
大雨の夜にも関わらず、店内は個室まで満席〜8pm 過ぎに来店され
たカップル2組を丁重にお断りしていたオーナー(彼はメートルD 兼
ウエイターで走り回っていますので)の右腕と思しき方の柔らかな接
客はヌッフの品格を何段階も上げていると最初から思っておりました
が、実に見事でございました。厨房にも入っていらしたので〜お料理
もなさるの? と伺いましたら〜いやぁ〜僕はフロアーだけですよ、と
謙遜していらっしゃいましたが銀座で20年〜キャリア・ウーマンな
らぬマンでいらした由〜帰り間際に伊東氏から伺いました。会社帰り
グループ多数でカウンターにはカップル、デートから小宴会まで〜♬
ニーズに応じて対応可能な熟成肉専門店はアッという間に、知る人ぞ
知る有名レストランになっていました。
(2012年9月)
ヌッフ・デュ・パプと聞いてシャトー・ヌフ・デュ・パプばかりを集
めたフレンチ・レストランかワイン・バーかしら〜と思いましたが、
そうではなく1995年9月岩手県は盛岡市でヌフ・デュ・パプ開店
から携わった伊東拓郎氏が2006年同店の経営を譲り受けたことを
契機に今年1月11日〜六本木で開業された岩手県の食材をフィーチ
ャーしたフレンチ・テイストのレストランです。
シンプル・モダンなインテリアでガラス張り、奥に10名程の個室〜
壁には盛岡の書家によって描かれた ’見返りの龍’、カウンターが5席
40名収容のレストランです。盛岡は150席ありますから小さく感
じてしまうんですよ、と伊東氏。1987年有楽町西武入社→当時東
洋一と言われた ’酒蔵’ でワイン、洋酒の仕入れ・販売を8年間担当〜
実は、私も1985年から90年まで外国人顧客課に籍を置いていて
様々な海外取材の通訳がありまして〜アメリカ CBS の人気ニュース
番組60ミニッツのマイク・ウォーレスの通訳で西武不動産のハワイ
のコンドミニアム価格5億円から酒蔵のワイン・コレクションまで通
訳をした時のエピソード、あの華やかな時代、情報発信基地と言われ
た有楽町西武の話で盛り上がりました。なんというご縁でしょう〜♬
同じ B館の B1と3Fにいて社員通用口ですれ違っていたかもしれませ
ん。伊東氏はその後〜酒蔵時代のご縁で盛岡へ行かれたのだそうです。
出会いのご縁を大切になさる伊東氏はお店の前に縁結びの出雲大社の
東京分祀があることがとっても嬉しそう〜〜♬ これからも人と人の
ご縁を大切にしてゆきたいと熱く語ります。最初は盛岡と東京を行き
来されていましたが、今は六本木メインで10年間共にメニューを創
り上げていらした同志のシェフと岩手の豊富な食材で〜♬ 岩手短角牛
とフレンチ・アクセントのお料理を提案されていらっしゃいます。
玉葱のキッシュの後〜伊東氏お薦めシャルキュトリー盛り合わせ〜♬
白金豚(花巻の豚で奥羽山脈の美味しいお水を飲んで育ちます)のリ
エット・カルバドス風味、清流鶏レバーのムース、石黒農場のホロホ
ロ鳥とフォアグラのパテにフランス産鴨の自家製ハム(5点盛り合わ
せ¥2500)ホロホロ鳥はキジ科の鳥で原産はアフリカのギニア地
方(アルジェリアのあたり)寒さに弱く神経質で飼育・繁殖が難しい
鳥とされていますが、岩手県花巻市の広大な敷地にある石黒農場では
湧き出る温泉を利用して床暖房を入れ〜日本で唯一のホロホロ鳥専用
農家として食用のお米の他にホロホロ鳥の餌にするお米も生産されて
います。カロリーは鶏の半分、ビタミンは2倍だそうですよ〜なんに
もわからなければ美味しい冷菜〜♬ で・・美味しいパンと一緒にい
ただき進んでしまいがちなシャルキュトリーですが、ここまで食材の
ことがヴィヴィッドにわかると一品一品に愛情が湧いてまいりますよ
ネッ!だから!!生産者と消費者は ’遠い関係’ でいてはいけないのだ
と改めて思うのです。
代々ホウレン草農家で JA から品種改良の依頼を受けて立った ’岩本
さんの' 力強く青みの強いホウレン草のソテー(¥800)→八幡平
サーモンのマリネと温泉卵・マスの卵添え(¥950)→三陸ホタテ
のクレープ焼き(¥1400)と続きます。八幡平は伏流水が豊富な
のでニジマスを育てるのに最適〜♬ 水温と pH を調整して2キロまで
大きくされるとのこと。ドナルドソンという品種で厚めに切られたマ
リネは野趣溢れるねっとりとした食感と魚の旨味が特徴です。帆立貝
は恋の浜から〜♬ あの大船戸で揚がったものだそうです。嬉しいで
すネッ!磯の香りが物凄く!強いです!!シャンパーニュは '太陽王'
ルイ14世の名を冠したフィリップ・ゴネの ’ロア・ソレイユ' 〜シャ
ルドネ100%でキリリッと〜♬ ここまで十二分に愉しませていた
だいて・・いよいよ!シャトー・ヌフ・デュ・パプの登場で〜す。
伊東氏お薦めの一本は Domaine Raymond Usseglio ヴィンテージは
2008年( 80% de Grenache・10% de Mourvedre・ 6% de
Syrah 2% de Cinsault・2% de Counoise )1308年にローマ・
カトリック(2012年現在、ローマ法王・第265代ベネディクト
16世を頂点に全世界に12億人以上の信者:私もその一人・洗礼名
がバチカンのスーパー・コンピューターに記録されています、を擁す
るキリスト教最大の宗派〜ちなみに麻布十番のミルコローネで驚きの
出会い〜♬ があった故ヨハネ・パウロ2世はイエス・キリストの直
弟子ペテロから数えて264番(人)目の教皇様:法王ではなく御ミ
サなどでカトリック信者側からは教皇様と呼ばれます)の法王庁がロ
ーマのバチカンからアヴィニヨンに移され〜その後100年に亘って
続いたことから ’法王の新しいお城' と呼ばれるワインが生まれたわけ
ですが、このあたりのブドウ栽培はアヴィニヨンの司教ジョフロアに
よって12世紀半ばに始められ司教自身がシャトー・ヌフの私有地の
管理をしていたようです。ローマ法王がアヴィニヨンに居住するよう
になったのはヨハネス22世からで彼がアヴィニヨンの銀行家やカオ
ールのワイン醸造業者を連れて来てシャトー・ヌフ・デュ・パプの葡
萄畑の基礎を築いたと言われています。その後もワイン作りに熱心な
法王や大司教が登場して〜その歴史的背景から Vin de Pape(法王の
ワイン)と言う名称が生まれ1935年正式に AOC シャトー・ヌフ
・デュ・パプ(法王の新しいお城のワイン)として認定されました。
コートゥ・デュ・ローヌは南北に分けられシャトー・ヌフ・デュ・パ
プは南部のアペラシオンのひとつになりますが南部では最も古い歴史
を持ちます。現在は5つの村に3200ha のブドウ畑が広がり地中
海性気候で年間100日以上のミストラル、赤い粘土質の土の上に大
きな丸い石がゴロゴロ、赤い砂岩、粘度の上にゴツゴツした石灰岩の
石に砂地と、土壌は4タイプあり〜主体品種はグルナッシュとシラー
ですが13種類のブドウを使うことが認められている為〜土壌とブド
ウの組み合わせで多彩な個性を持つワインが生まれます。
どのブドウをどのような比率で使うかはそれぞれの生産者に任せられ
ていますが、丸い大きな石は日中の太陽熱を充分に蓄え夜はカイロの
役割を果たし、ブドウはたっぷり熟した果実味を帯びて芳酵で温かみ
のあるワインへと変身してゆきます。伊東氏になぜヌフ・デュ・パプ
という店名をお選びになったのか伺ったところ〜お答えはこの13種
類というセパージュの多様性とアペラシオンの包容力にありました。
今日のパパ様のワインはこれまでにいただいてきたどのパパ様のワイ
ンよりもエレガントで繊細なニュアンスがありました。どちらかと言
うとこれまでは力強いシャトー・ヌフ・デュ・パプに多く巡り会って
来たような気が致しますので・・今宵2度目の嬉しい出会いでござい
ました。しかも ¥7380という素晴らしい CP 〜♬
そして真打ち!お店の熟成庫で管理され食べ頃を選んでいただける岩
手短角牛の炭火焼です!!私達がいただいたのは岩泉短角牛27ヶ月
去勢・生産者:佐藤安美・炭火焼ランプ150g ¥2000 とイチボ
炭火焼150g ¥2400。その他、山形村短角牛29ヶ月 生産者:
畠山利勝 ヒレ100g ¥2800、150g ¥4200、200g
¥5600、盛岡短角牛 生産者:中村鉄男 サガリ・ステーキ150
g ¥2700 と ハラミ・ステーキ150g ¥2700 があります。
短角牛は赤身なので〜ランクは霜降り A-5には届かず A-2止まりだ
そうですが、じっくりと火を入れた赤身のお肉は本当に美しく、柔ら
かく、熟成感と肉質の違いが愉しめるランプとイチボのプレートは最
高です!イチボという部位(シッポの付け根のあたりですよ、と教え
ていただきました)は初めていただきましたが、噛めば噛むほどジュ
ワ〜〜っと滋味豊かな旨味が広がり、味わい深く・・ランプよりジュ
ーシーでみっちりと密な感じで一目惚れプラス一口惚れ〜♬ 感動的な
美味しさでございました。
お食後は〜益々香り高く花開いたシャトー・ヌフ・デュ・パプで〜♬
シャブリのウォッシュ・ミモレット・スティルトン(英国のカビは
久し振り!)をいただきピスターチオのクレーム・ブリュレでやっと
ごちそう様〜〜♬ なんというディナーでしょう・・個室には7名の
グループが入っていましたが、私達がおいとまを致しました9:30
pm ・・まだ宴もたけなわでございました。
岩手短角牛の炭火焼はもちろんのこと!美味しいお食事だけでなく、
ヌフ・デュ・パプは大変に居心地のよい CP 秀逸なレストランです。
礼儀正しくフレンドリーな伊東氏は岩手のことならなんでも聞いてく
ださい!と嬉々として〜♬ 食材でもワインでも "1を問えば10" フ
ィードバックが返ってまいりますから〜いろいろお勉強もできますし
岩手まで行かなくても岩手県の新鮮な食材が居ながらにして六本木で
愉しめてしまうのです。まだイチボを召し上がったことのない方〜目
からウロコですよ〜お肉好きな方でしたら赤身肉の魅力にハマること
必至。ぜひぜひ!!六本木の明治屋奥までお運びくださいませ〜♬
7位
1回
2013/02訪問 2014/12/31
(2013年2月)
雪が積もるとの予報でしたが、港区白金台に雪が積もることはなく
夕方前から雨も止み、アンジェリーナと町内会のお散歩でサル〜♬
いつもはひと昔前のロウホウトイのように北里の先生と看護婦さん、
看護婦さん同志で賑わうサルですが、さすがに〜この日は私達だけ
の7pm・・お客様がいらっしゃらなかったのでメイン・テーブル
の写真が撮れました。それからオーダー・・蝦夷鹿のパテ・ドゥ・
カンパーニュ( ¥950)は牛のハツ入りで全く ’ねっとり感’ が
なく拍子抜けしてしまうかも、というギリギリのところでパテを愉
しませてくれます。鹿肉は!ここまで脂肪がないということがよく
わかる一品です。上に載っていたハーブはマジョラムで〜♬ 香水
をいただいたが如く!!香しく最高ですよ〜〜♬
山梨県上野原農園の長田さんのハーブをふんだんに使ったハーブと
砂肝、レバーのコンフィのサラダ( ¥900)はハーブの力強さを
再認識できる逸品でした。力強い ’葉っぱ軍’ という感じで!細かく
刻まれた胡桃がアクセントです。ホタルイカと芹の玄米リゾットは
(¥1500)玄米の新米をどうしようかと皆で議論した結果芹を
入れてこの形になったというサルらしい旬のアイテムでした。トマ
トを入れたことによってホタルイカの内臓の旨みがうまく活かされ
ずに少し生臭い印象を残し、水っぽくなってしまったかな、と私達
は感じましたが〜サルらしく芹を使った一品・・結果がどうであれ
〜これがうちの一押しです!というお店の勢いが感じられたことが
好印象でした。
本日のハイライトは豚肉とミルクの自家製ソーセージ(¥950)
で〜♬ メニューの殆んどがフォッカッチャも含めて自家製ですが、
これは本当に美味しい!!お薦めです。スモーク料理が得意なサル
ですけれどスモークが苦手な方でもこのブーダン・ブランであれば
ノー・プロブレム!!手作りの美味しさが生きているソーセージの
味わいを存分に愉しんでいただけます。
2013年のマイ・ベスト・レストラン10軒の中で〜2012年
にオープンした ’応援したいレストラン’ として2軒挙げたお店の一
軒がサルでした。産地にこだわった野菜とスモーク料理がサルの特
徴ですが、今回ミルク入りソーセージをいただいて〜なんでもかん
でもスモーク(でも特徴がハッキリしていて主張があってよい!)
というわけではなく美味しいものが作れるサルを再発見〜♬ 次回
が益々楽しみ〜 ’ご近所・応援組’ でございます。
(2013年1月)
テラスだったエリアにドアがついて〜暖かいお部屋に生まれ変わって
初めておじゃま致しました。相変わらず満員御礼です。テラスだった
時は大き目なテーブル x2でしたが、お部屋になってからは小さ目な
テーブル x4。真ん中にストーブが置いてあります。フリースの炬燵
テーブルも健在〜♬ で、新しいお部屋はぬくぬくです。
キンキンに冷えた CAVA のロゼで乾杯〜♬ スモークされた胡桃と長
野県松本・清水牧場の森のチーズ、ウォッシュ・タイプをお願いした
のですが、ウォッシュは状態がイマイチとのことで北海道サラベツ・
チーズ工房のブルーを薦められました。おつまみにはスモーク胡桃の
他にピクルス、オリーブ、ワサビ・タプナード、自家製フォッカッチ
ャ、ザワークラウトなどがあり、オール¥300。チーズは世界レベ
ルの国産チーズというフリルがついてオール¥450。サラベツのブ
ルー・チーズも少しくたびれていました。バゲットがもう少し美味し
かったら、とも思いました。ちょっと残念・・・。
野菜のラザーニャ(¥950)の後〜蝦夷鹿の赤ワイン煮込みをお願
いしたところ〜申し訳ございません、ご用意できません、とのことで
〜店長から本日は欠品ばかりで本当に申し訳ございません、と再度謝
罪がありました。1月5日でしたので仕方がないかしら・・蝦夷鹿の
代わりにお薦めいただいたのは国産牛のハツでした(¥1600)こ
れはよかった!!150g というボリュームもふたりでちょうど、と
いう感じでございます。デザートは国産ドライフルーツと胡桃のヌガ
ー・グラッセ(¥600)シャリシャリ感がセミフレッドより少なく、
ヌガーよりはカチッとしていて新しい食感が愉しめました。
デザートはオール¥600で、他にクレーム・ブリュレ、お豆腐のテ
ィラミス、ロースト・アップルのバニラ・アイスクリーム添え、と4
種類。アンジェリーナも新しいお部屋に入れていただき、サルではお
友達に会うことはありませんでしたが、お散歩ではお正月の盛装をし
たフレンチ・ブルのお友達に会えて〜午後は吉祥寺までドライブ〜♬
エル・ウエーブでは可愛いチワワちゃんと遊んで〜東京タワー・20
13のイルミネーションを見て?白金台に帰り〜充実した一日だった
ことでしょう〜〜♬
ワインはワシントン州のウォールーク・リッジのメルロー2009年
をいただきました。ほどよいタンニンでメルローらしい女性的な優雅
さがあって納得の CP ¥3000でございました。真冬でもぬくぬく、
アンジェリーナと一緒にディナーができるサルは私達にとって貴重な
お店です。圧倒的な女子率が益々アップしていた満席の店内でアンジ
ェリーナも0.001% 女子率アップに貢献していました。また、お
じゃまさせていただきます!次回は国産チーズの食べ比べかしら〜♬
(2012年11月)
SARU の R が、お猿さんのシッポのように長く伸びたロゴが印象的な
お店が恵比寿3丁目の首都高・高架下にオープンしました。並びには〜
とんかつの鈴木やこくりこのママが昔、女性ふたりでやっていらした焼
き鳥屋さん、すぐ隣にはスペイン料理の白金バル、お向かいにはタイ料
理のサムロー、角を曲がればチャイニーズのロウホウトイ、信号を渡れ
ばリボーンで、こちらも夏にオープンしたばかり・・高架下が益々賑や
かになってまいりました。地元民としては嬉しい限り〜〜♬
実は、先月〜テラスはワンちゃん OK とわかり予約を入れていたのです
が・・風が冷たい夜になってしまった為〜ストーブと炬燵があるとのお
話でしたが恐れをなしてル・リオンでカスレということになってしまい
ました。ところが、実際におじゃましてみますと〜この炬燵が凄い!!
テーブルの下には小さな電気ストーブが入っていて、フリースのような
生地をテーブルにかけて更に別のフリースを膝掛けにしてグルグル巻き
にすることができて〜♬ 暖かいことこの上なし!!
なぜ、ここまでして?というのも、この日は夕方成田に着いたばかりで
10日間ホテル暮らしをしてくれたアンジェリーナを労いつつ一緒にデ
ィナーがしたかったからなのです。ヌーヴォーもありますよ、と店長ら
しき方から言われて30年間毎年欠かさずに11月の第3木曜日に開け
て来たボージョレ・ヌーヴォーの解禁日のことをスペインですっかり忘
れていたことに我ながら愕然〜さっそく愛媛県産王子の玉葱3個のみで
作られたというオニオン・スープ(¥700)と共にお願い致しました。
テーブルに熱々で運ばれて来たオニオン・スープは二人でも充分なボリ
ュームがあり、オニオン・チップスのようになって載っているタマネギ
が香ばしく、コクがあってとろけるチーズ入りオニオン・グラタンでは
なく玉葱の甘味を感じる薄味ながら贅沢な一品でございました。炬燵テ
ーブルとのシナジー効果で寒さはもう全く気になりません。
お店の前を通るたびに、お猿さんの長いシッポがワイン・グラスを持っ
ているロゴと SARU という店名に私は興味を惹かれていましたので〜お
客様から聞かれませんか?と伺ってみたところ・・そんなことを聞くの
は私だけだったようで彼は名刺を出しながら私がこういう名前なもので
・・名刺には店主 猿田伸幸とありました。店長ではなく店主でいらした
のですネ!道理でお料理の説明も通り一遍ではなく、店内にいらしても
テラスの私達の方に常に目配りをされていて隙のないサービスをしてい
ただきました。オープンは9月25日。月曜日定休で(火)→(金)5
:30pm 〜3 am(土)1pm 〜2am(日)1pm 〜11pm。スタッ
フは全員若者(男性)ですが、誰もがこの道何年というプロらしい身の
こなしとこなれた接客で非常に快適〜〜♬ 店内はどちらかと申しますと
女性のお客様が多目ですが、男性同士の中高年スーツ組もいらして〜皆
様ゆったりとお食事とワインを愉しまれていらっしゃいました。
エゾ鹿の赤ワイン煮込み(¥950)もリンゴのチップで瞬間スモーク
した信州サーモン(120g ¥1600)も大変美味しくいただきまし
た。サーモンにはワサビのタプナードが添えられていてマッシュポテト
との相性もよく、びっしりと振られた芥子の実も内側がレアーになった
焼き加減からカリッと美味しい!!味のある皮まで〜きちんと計算し尽
くされた調理の美がそこにありました。デザートは大きな焼きリンゴに
バニラ・ジェラート添え(¥600)でリンゴは信濃レッド・・正に信
州尽くしでサーモンと旬のリンゴを愉しませていただきました。
ワイン・リストもなかなかユニークで〜例えば赤ワインですと、果実味
たっぷり、複雑味がある、ボディーがある、などとキャラクター別にイ
タリア、フランス、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、
カリフォルニア、オレゴンが並び、お高目のラインにはガイヤがあり、
シャンパーニュにはルイ・ロデレールも置いてありました。カジュアル
な外観ですが、質の高いサービスとお料理で中身充実です!!店内は大
きなテーブルをシェアーする形になりますが、猿田チームの手にかかれ
ば居心地のワルい思いをすることはないと思えます。とにかく猿田さん
の目がお客様にもスタッフにもビシッと行き届いています。
それでいて〜店内にはどこにもピリピリした緊張感がなく、皆さんお若
いのにたいしたものだわと感心しながら帰り・・食べログのレビューを
見てみましたらオーナーは CICADAの元支配人、料理長は AW キッチン
の元料理長 とのこと。何をかは言わんや・・でございました。もうすぐ
テラスが囲われてドアのついたお部屋風になるとのお話(それでもワン
OK!)でしたので〜冬の間も安心してアンジェリーナとおじゃまさせて
いただけますネ!ちょっと ’アイディア炬燵’ が懐かしくなってしまいそ
うな気も致しますが〜♬
8位
1回
2012/11訪問 2013/03/04
白金台の伝説いにしえの名店 ’ビストロ・ダルブル’ がマルシェという店名で
復活です!プラチナ通りからビストロ・ダルブルが消えて・・エントランス
のゲートは閉ざされたまま・・2Fのダルブルズ・バーは営業されていらっ
しゃいましたが、ビストロ・ダルブルとは30数年のお付き合いになります
ので〜お店の前を通るたびに寂しい思いをしておりました。が!!先月1F
に明かりがついていて〜信号が変わる前にマルシェという文字が目に飛び
込んで来ました!まだオープン準備をされていらっしゃった時間帯で〜マル
シェという文字からダルブルのマーケット!パンとかシャルキュトリーなど
を売られるお店になったのかと勝手に想像していましたが、次に信号待ちを
していた時!お客様の背中が見えまして〜これはディナー営業をされている
に違いないと確信。昨日お電話(私は子供の頃から電話番号とか人のお誕生
日を暗記する天才で〜なんと昔のビストロ・ダルブルの電話番号と変わって
いませんでした!)で予約を入れ・・ドキドキしながら初めて〜♬ 新生ビ
ストロ・ダルブルにおじゃまして参りました。
店内は壁の大谷石もそのまま〜♬ テーブル・クロスが赤のギンガム・チェ
ックに変わっただけで、もちろん厨房も同じ・・往時の記憶が甦ります。昔
は隣にテラスがあったそうですね、と無藤シェフ・・会社に入られて8年目
だそうです。テラスではなくて ’お庭’ とガゼボがあったのよ〜〜♬ と、お
ばあさんの私。日々、市場に出向き、ご自分の目で納得が行く素材だけを仕
入れ〜例えば信濃ゴールドのよいリンゴがあったからタルト・タタンを作ろ
うと本日のデザートを考案される、そんな彼の素材に向き合う真摯な姿勢が
〜マルシェ(市場)という店名に反映されていました。納得です。大昔はこ
の小さな厨房にシェフが2人、時には3人、入られていた時代もあり、その
おひとりは恵比寿のビストロ・ダルブルで現在も活躍中・・嬉しいですネ!
ビストロ・ダルブルの新たな歴史の幕開けです。
30数年前から永いこと小さいながらもオーセンティックなフランス料理の
お店で〜その後、純ビストロから焼き鳥的な要素が入った和っぽいテイスト
の時代があり一旦クローズ〜そして先月!誕生したマルシェは夕方5pm オ
ープン〜7pm まではハッピー・アワーで〜♬ グラス・ワインが ¥420
〜アボカドのテリーヌ¥420、オムハヤシ・ライス ¥840、キーマカ
レー¥840、ビーフシチューとハンバーグ¥1260など、お夜食でも人
気が出そうなアイテムがあり・・赤ワインは南仏の地酒 ¥2940、ラン
グドックのカベルネ ¥3990から南仏のシラー ¥6090、ブルゴーニ
ュのピノ・ノワール ¥7350という品揃えでございます。今宵は美味しい
赤ワインで牛頬肉の赤ワイン煮(¥1890)をお願いしたかったのですが
売り切れで残念!!
私達の予約は8pm で既に二組のカップルがお食事をされていらっしゃいま
した。12席という小さなビストロですから〜どういうお客様と一緒になる
かでディナーの雰囲気は異なってくると思いますが、やはりここはロマンテ
ィックなカップルが似合うお店かしら・・両カップルはとっても幸せそうに
ボトルの赤ワインでディナーを愉しまれていていらっしゃいました。
私達はエゾ鹿のパテ(¥1260)→ホワイト・アスパラのソテー(¥12
60)→いろいろキノコの焼きマリネ(¥630)→カスレ(¥1680)
で南仏の赤ワインをお願い致しました。特筆すべきはキノコとカスレでしょ
うか・・’いろいろキノコ’ には椎茸や舞茸など数種が入りソテーしてからホ
イルで蒸し焼きにされていてキノコの香りが凝縮され、しんなりとした感じ
がとっても素敵〜♬ カスレはル・リオン でいただいて来たばかりでしたが、
無藤シェフの熱々カスレはダルブル仕込みでスパイシーではない自家製ソー
セージと鴨が白インゲン豆と共にグツグツと煮込まれていて後引きな美味し
さです。もう少しインゲン豆がたくさん入っていてもよかったかしら〜とも
思いましたが、バランスのとれた滋味あふれるカスレでございました。
最初にいただいたエゾ鹿のパテもワイルドでなかなかよかったと思います。
黒胡椒がピリピリするほどよく効いていて〜テーブルにパンがないことに
気がつきました。マルシェではパンは別売り(一個¥210)になります。
柔らかめの丸いパンで何かワインの ‘醸し‘ のような薫りがしますので伺っ
てみましたら〜干し葡萄の酵母から作る自家製酵母パンだそうです!!
デザートには山梨県産ブドウのジュレ・パフェ(¥630)をお願い致しま
した。甘過ぎなくて美味しいブドウが生きている冷たいデセール〜〜♬ 無
藤シェフはデセールもお得意のようでニューヨーク・チーズケーキをまず焼
いてからチーズのスフレを重ねてお作りになるチーズ・ケーキの出来上がる
行程を熱心に説明してくださり〜鮮やかな赤!大きな信濃ゴールドの新種で
作られたタルト・タタンは実に見事でした。ひとめ見ただけで美味しさが伝
わってくる焼き菓子の数々は全て¥630でございます。次回はタルト・タ
タンとチーズ・ケーキを必ず!!
無藤シェフの他にはフロアーに女性一名のみですが〜お電話で予約を入れた
際の応対も、テーブルに置いてあった彼女の手作り予約カードも、お店での
接客も非常に丁寧で好感が持てます。良心的なプライシングと料理人の心意
気が込もったお料理の数々でエントランス前の急な階段で上がるバーと共に
深夜までオープン!!白金台プラチナ通りに新たな伝説の始まりの予感です。
9位
1回
2012/10訪問 2015/01/19
箱根ハイランド・ホテルのペット OK コテージを教えてくださった
お友達のご主人からロ・スコーリオという海外で初めて暖簾分けを
許されたイタリアンが築地にできたけど全然予約が入らない!!と
いうお話を伺ったのは5月末のこと。先週たまたま銀座の JAL ショ
ップまで行かなければならず、お電話を入れてみましたら2名様で
6 pm ピッタリでしたらカウンターでおとりできます、とのこと。
N 氏は法事じゃあるまいし、イタ飯ごときで振り回されるのは誠に
不甲斐ないと嘆いていらっしゃいましたが・・まずは、ワタクシが
先遣隊でおじゃますることになりました。
ペニンシュラ・ホテルからタクシーに乗って波除神社の前で降りる
つもりでしたが右折できましたので〜お店の前まで。スタッフの一
人が満面の笑みでお出迎えしてくださいました。正面に赤いビニー
ルの唐辛子!!なんてキッチュで可愛らしいお店なんでしょう〜♬
まるで海の家のようです。ラフな造りが周囲にマッチしていてオー
プンな雰囲気と空気を愉しめる季節におじゃまできて本当にラッキ
ーでした。道にはイタリアらしい明るい色のタイルのベンチと炭火
焼きのグリルが置かれ、お隣はクジラ・ベーコンの丸福水産、お向
かいは年中無休24時間営業のすし鮮、外国人観光客がそぞろ歩く
築地の場外です。
店名はパラディーゾに変わっていましたが、2011年10月20
日にオープンしたロ・スコーリオはアマルフィの断崖絶壁にある、
その名もロ・スコーリオで研鑽を積んだシェフが暖簾分けでオープ
ンされたお店で〜なぜ ’断崖’ から ’天国’ に店名が変わったのかは知
る由もありませんが、店内にはシェフが大切に持ち帰ったであろう
数々のメモラビアで飾られ〜外を見ない限りイタリアの港町の食堂
にいるような気分・・お料理のスタイルは変わっていないようです。
プーリア産の生クリームを包んだモッツァレラ・フルーツ・トマト
・ルーコラのサラダ(¥1800)ヒシコイワシのレモンマリネ・
アマルフィ・スタイル(¥1000)を前菜でいただきました。生
クリーム入りのモッツァレラは初めて〜♬ とろっとろ〜で甘いフ
ルーツ・トマトとの相性もよく、ルーコラにからんで愉しめます。
メニューの ’パラディーゾ風・本日の前菜盛り合わせ’ のところに〜
少なめ?¥1200、ふつう?¥1800と書いてありましたが、
この前菜2品のボリュームで ’?’ の意味が理解できました!!本日
の貝類とチェリートマト・ソースのリングイネ(¥2400)か、
和栗と自家製ソーセージ・パルミジャーノのリゾット(¥1500)
か、なかなか決められずに迷っていましたら〜満面の笑みでお出迎
えしてくださったスタッフの男性曰く・・どちらかになさった方が
よいと思いますよ〜〜うちは量が多いですから!!
でもせっかくだからパスタとリゾット両方試してみたいよネ!食べ
きれなかったら少し残してもかまわないんじゃない?とお友達・・
思いがけず予約も入ったことだし、と私・・結局!私達はプリモ2
品の後セコンドもイサキのオーヴン焼きと国産牛フィレと季節野菜
の備長炭・炭火焼(¥2400)をお願いしてしまいました!!
ところが、ところがです!!ムール貝やアサリや蛤が本当に ’どっさ
り’ という感じで入っているリングイネのロッソは正にオトコの漁師
料理でアルデンテで!ワイルドで!海の幸に塩の香り満載〜♬ 豪快
なオトコ料理という部分は牛フィレ肉の炭火焼にも共通して言えま
すが、ドーーンと迫力満点で本当に愉しい〜〜♬ のです。かと思え
ば・・和栗とサルチッチャは小さく同じ大きさに揃えてあり、リゾ
に対する黄金比のような感じです。お米とコクのあるパルミジャー
ノが作り出す世界にサルチッチャの塩がアクセントでございました。
私はパラディーゾは絶対カウンターがお薦めです。タオルというよ
り手拭いみたいな薄いタオル地で頭を覆って半袖の T-シャツを更に
腕まくりして額に汗して次々にオーダーをこなす男達の仕事振りは
圧巻でした。噂に違わず美味!そして満員御礼ですから!オーダー
に次ぐオーダー!!額の汗を拭っているヒマもありません。奥のテ
ーブルからエントランス横に出された小さなテーブルまで店内は〜
カウンター4名も入れてお客様でいっぱい・・マックス30名ほど
のキャパでしょうか・・満席になっても私達のオーダーが滞るよう
なことは一度もなく、全品がタイムリーに供されました。フロアー
は2名( T- シャツではなく長袖シャツ)驚嘆に値します!!
ワインはブリンディジ DOC のレゼルヴァ(¥3800)ネグロア
マーロ80%・モンテプルチアーノ20%で〜ふくよかな果実味が
和栗と自家製ソーセージのパルミジャーノ・リゾットや牛フィレの
リコッタチーズ添えにピッタリで〜♬ 最後の一滴まで愉しめました。
さすがの私達もドルチェまでは到達できませんでしたが、店内で最
高齢カップル〜殆んど何も残さず見事!完食でございました。
美味しかったことはもちろんですが、カウンターで男達の仕事振り
を鑑賞させていただき、劇場にいるような臨場感を満喫させていた
だいて〜気がつけばお皿はきれいになっていた!!みたいな・・ブ
ラッド・オレンジのミモザとスプマンテで始まった築地場外のイタ
リアン・ディナー・・波除神社までお散歩して晴海通りからタクシ
ーに乗りました。港に降りてクルーザーで岩場の漁村を離れる気分
になれたのはパラディーゾの ’オトコの漁師料理’ のマジックだった
に違いありません。
10位
1回
2012/10訪問 2015/01/30
10月10日オーチャード・ホールにて〜世界的なオーボエ奏者から指揮者
に転じて活躍中の宮本文昭が東京フィルの指揮台に立ち、テノール錦織健・
ソプラノ鈴木慶江・バイオリンの古澤巌が舞台に立つという音楽会がありま
して・・青山ならタクシーで10分!コンサートの余韻は岩ヴィーノで〜♬
と決めていました。
9:30pm 過ぎでもノー・プロブレム! ドン・チッチョで遅くまでオープ
ンしているお店だということを伺っていました。お電話で予約を入れた際の
対応も非常に丁寧で期待は高まるばかり・・岩手の食材を扱うレストランで
復興支援をされているということも伺っておりましたので〜やはり復興支援
で大震災後何度も東北へ行かれている女性建築家の先生をお誘い致しました。
いつも楽しい先生とのディナーは6月のマックス・ボルドー六本木、7月の
ピッツェリア・サバティーニ青山以来で〜お話が弾みます!お洒落な大人の
隠れ家的な雰囲気が漂う店内は(特に、この日はたまたま私達だけの静かな
ディナーで〜♬)音楽会の余韻を愉しむのにピッタリで大正解!!
木の温もりが優しいシンプルな店内には趣味のよい椅子とテーブルが置かれ、
独立したバー(こじんまりしてて素敵です!)と個室があり、一人でもふら
っと寄りたくなるカウンターもあります。照明もお洒落〜〜♬ 個室に置いて
ある家具を見て先生が ”あら、岩屋堂箪笥じゃない!” とひと言・・大変高価
な岩手県の伝統的嫁入り道具だそうです。南部鉄器の土瓶などもさり気なく
置かれていて〜メニューには岩手の食材、岩手の地ビールやワインが載って
います。札幌には行ったことがありますが、岩手県にもドイツの醸造所を移
設した施設があったのですネ!今日は知らないことだらけ〜〜♬
食材だけでなく、南部せんべい(¥550)とか、ひっつみ(¥1400)
とか、初めて耳にするお料理が並んでいます。ホヤのマリネ(¥1350)
で四半世紀前八戸でホヤという貝をいただいた時のことを思い出しました。
お澄ましみたいな感じでいただいたのですが気に入ってしまい確か ’いちご
煮’ という缶詰をお土産に買って帰りました。岩手県と青森県は三陸海岸で
繋がっているのですものネ!先生は、このまま住み続けられるかと心配して
いる方々の住宅に関する建築相談は仙台でなさった、とのこと・・岩手では
津波被害を受けられた方々と交流を続けて来られましたので ”あら、龍泉八
重桜があるわ” と嬉しそう〜〜♬ 岩ヴィーノにお誘いして本当によかった!
龍泉洞は岩手県岩泉町にある鍾乳洞で秋吉洞(山口県)と龍河洞(高知県)
と共に日本三大鍾乳洞のひとつ。先生は透明な水と湧き出る地底湖の眺めに
感動されたとのことで・・調べてみると、龍泉洞の水は地下深く潜り込んだ
沢の水が地底湖で湧出する為、世界でも有数の透明度を誇り、良質の腐植土
によって濾過され地中の石灰質を多く溶かし込んでしっかりした味を持って
いるのだそうです。2011年3月11日東北地方太平洋沖地震が発生し、
揺さぶられた地底湖は沈殿物が浮上して透明度が一時的に失われましたが、
構造物への被害は確認されず、4月27日に透明度を回復しつつあるとして
観光施設の営業を再開・・龍泉八重桜〜♬ 澄んだ水面に八重桜が映るなん
と美しいネーミング!!どんなお味のお酒が生まれるのでしょうか〜〜♬
本日のお薦めから大根のステーキ・ポルチーニ茸のソースと米茄子のラザニ
アをお願いしてメニューから10種の野菜のグレッグ(¥800)と短角牛
の南部鉄器焼き(¥1900)を選びました。短角牛は先月ヌッフデュパプ
でいただいたばかりですが、部位や調理の仕方でどのように変わるか愉しみ
です。まず ’いわい鶏’ のつくねが出て参りました。粗いミンチで美味!10
種類の元気な野菜たちは彩りもよく、バルサミコでピノ・ネロが進みます・・
大根のステーキには大きなポルチーニが載っていて迫力満点!大根が ’もう
ホンの少しだけ’ 煮込まれて柔らかく、ソースが充分に浸み渡った状態でい
ただけたら最高だったと最初の一口では思いましたが、ポルチーニがしっか
りしていますので〜大根が余り柔らかくなってしまうとバランスがとれなく
なる恐れがあり、シェフのお考えあってのことなのでしょう〜〜。
米茄子のラザーニャもよかったですねぇ〜〜♬ 北上から送られて来た茄子
だそうです。甘過ぎないラザーニャで美味!!ふたりでちょうどよいボリュ
ームでございました。そして、岩手の短角牛の登場〜もも肉のグリエですか
ら力強い筋肉質でヌッフでいただいたイチボとランプとの違いを堪能させて
いただくことができました。岩ヴィーノでは短角牛の部位の違いを愉しむの
ではなく、岩手県産3種のお肉を盛り合わせで愉しむことができます。単品
ですと〜岩中豚の肩ロース(¥1700)いわい鶏の腿(¥1750)短角
牛の腿(¥1900)で〜3種盛り合わせは¥3950。愉しそうですネ!
岩手出身のシェフのサポートをする岩ヴィーノの T-シャツを着た若者はオー
プン前の一ヶ月〜岩手の冷麺工場で研修を受けていらしたとのことで、なぜ
岩手で冷麺なのか、という私の質問に緯度が同じなんです、秋田では人気が
出ませんでしたが盛岡でブレイクしました、韓国では蕎麦粉で冷麺を作りま
すが盛岡では小麦粉と片栗粉で作ります、と冷麺に纏わるお話をたくさん聞
かせてくださいました。私達は興味津々でしたが本当にお腹がいっぱいで〜
すると!ぜひお味見してみてください!!うちの名物ですから〜〜☆ とカク
テキやオクラが入り、白胡麻がパラパラとふりかけてある野菜冷麺を出して
くださいました。麺はモスグリーンで半透明〜岩手の外海で採れたワカメが
煉り混んであります。非常に弾力があり、プルプルっとした歯応えがとても
愉しく、さっぱりしていて〆にピッタリ〜〜♬ とっても美味しいです!!
岩ヴィーノ特製冷麺は4種類ありまして〜海鮮冷麺は雲丹、甘エビ、ホタテ、
ツブ貝(¥1550)ヘルシー冷麺はカクテキ、メカブ、野菜(¥1400)
激辛冷麺にはカクテキとハラペーニョが入っています(¥1400)ミック
ス冷麺(¥1500)にもハラペーニョと青唐辛子が入っていますので相当
辛そうです。でも、辛いものに目がない方々は堪えられませんネッ!
2011年7月30日〜ドン・チッチョの姉妹店として同じ通りの同じ側に
オープンした岩ヴィーノは妹分のイタリアンとしてではなく、岩手県の ’岩’
を冠し、岩手の食材を使った数々のオリジナル料理で私達を愉しませてくれ
ます。お酒の品揃えも多く、龍泉八重桜の岩ヴィーノ・ラベルまであり・・
大人対応の落ち着いたセット・アップで〜個室もありますし、ディナーはも
ちろん!アフター・ディナーの一杯とか、禁断の夜食とか・・深夜までシチ
ュエーションに応じて多岐に亘る使い方ができます。次回はぜひ!龍泉八重
桜とホヤのマリネでディナーを始めてみたいな〜♬ と思いました。
食べログ・ユーザーの皆様、レビュアーの皆様
新年明けましておめでとうございます。
2012年マイ・ベスト・レストラン上位5位には箱根のオー・ミラドーと
豊洲のレ・ドゥ・ブルーを除いて2012年にアンジェリーナと初めて行っ
て感動したお店と旅館を選ばせていただきました。ラ・チャウはお料理、コ
ンセプト、サービス、すべての点に於いて、本来 ’犬と行かれる' ようなお店
(れっきとしたリストランテ!)ではないのにも関わらず、テラスを DOG
OK にしてくださっていることに多大な感謝の気持ちを込めて〜〜♬
真鶴の ’海辺の途中' はロケーション、センスのよさ、気持ちのよい接客で〜
午後から夕方→すっかり日が暮れるまで店内とテラス〜違う雰囲気で〜〜♬
お料理をゆっくり愉しませていただきました。あのリゾート感!!’海辺’ の
演出は実に素晴らしい〜〜!!ドッグ・オーナーは涙ものですよ〜♬
箱根・一の湯のお食事は必ずしも☆3つではないかもしれませんが、食堂ま
で犬を連れて行かれること、どのワンちゃんもお行儀がよく、躾が行き届い
ていたこと、一の湯の CP の高さと清潔で充実した設備は同じように DOG
OK の施設の追従を許さないものがあります!!
6位のヌッフ・ドゥ・パプとサル、マルシェは2012年にオープンして〜
これからも応援していきたい〜それぞれ!こだわりのあるレストラン。9位
のパラディーゾと10位のガンヴィーノはお料理の質の高さとオリジナリテ
ィー、プラス!意外性で・・これからが楽しみな〜♬ レストラン2軒です。
2013年も〜アンジェリーナと共に〜♬ 犬と一緒に行かれるお店の探訪
をして参りたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
マダム・チェチーリア