レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
2回
2024/07訪問 2025/03/15
リーチェパパが ’うかい’ で会食があり・・お土産付くかなぁ〜と
密かに期待していたところ!ピンポ〜ン!!手にしていたのは立
派な保冷バッグ!!やったー!! 嬉しい、嬉しい〜〜♬ そして、
もっと嬉しくなったのは保冷バッグの中に入っていた二つの大き
な包みを開けてからのこと・・うかいは通訳で2度おじゃまして
おりますのでお庭と個室の風情、接客とコースの素晴らしさは知
っておりますがお土産がここまで素晴らしいということは此の日
まで知る由もなく、小さなザルに入った汲み上げ豆腐と薄切りを
パックにした湯葉(100g)がフレッシュで味わい深く、大豆
の甘みがダイレクトに伝わる逸品で感動致しました。さすが!う
かい!!ちなみに、この日のコース花(¥14000)は先八寸
が鮑と海そうめん山桃、かます寿し、夏鴨ロース、海老からすみ、
磯辺かすてら→ 揚げ田楽→ お造り→ 豆水とうふ→ 鱸のしそ焼き
→ 白海老ご飯→ 無花果と7品〜♬ お土産に添えてある写真で揚
げ田楽と豆水とうふ、焼き物やご飯は想像できますが大きな蓮の
葉に盛られた感動的な八寸に魅了されたワタクシと致しましては
同じ夏のメニュー(7月・8月)だっただけに八寸のビジュアル
がなくて残念でしたが、クライアントとの4名の会食でまさか!
パシャパシャ写真を撮るわけには参りませんのでお庭から見える
東京タワーの写真で我慢!
写真の汲み上げ豆腐は底面にザルの網目がきれいに付いています
が手に取るとずっしりと重く短時間でも簡単に模様が付くという
ことが理解できます。厳選された高級大豆のみを使用〜海水から
作り上げる ’にがり’ が違いを生むのでしょうか?にがりに人工的
な成分は一切加えられません。じっくりと手間と時間をかけ職人
達の中で脈々と受け継がれてきた豆腐作り伝統の技!名物くみあ
げとうふの迫力とビジュアルの素晴らしもさることながら〜お土
産パックには ’お召し上がり方’ という親切な手引きと田楽みそが
入っていて〜くみあげとうふ、さしみ湯葉(生湯葉)とうふ薩摩
揚げ、京がんも、厚揚げ、油揚げ、それぞれの味わいを ”ご家庭
で最大限にお楽しみ戴けるように” 考えられていて〜♬ いただく
前からワクワク!そして、期待を裏切られたものは一点もありま
せんでした!!くみあげとうふの滋味深い大豆の甘みとねっとり
とした生湯葉の旨味に魅了された後おもむろに京がんもを出汁に
を入れた小さなお鍋で火にかけ、厚揚げと油揚げをこんがりと!
油揚げは田楽みそを載せて揚げ田楽にしてお楽しみ下さい、と指
示がありましたのでそのようにして楽しませて戴きましたが・・
もっと甘辛な味かと危惧していた田楽みそが思ったよりさらっと
した質感で丁寧に作られた深い味わいが光りました。厚揚げも油
揚げも揚げ油が上等なのか軽い食感!アメリカ産スケソウダラ、
イトヨリダイなど魚の擂り身に豆腐を練り込んだ薩摩揚げもふわ
っと”お豆腐が入るだけでこんなふわふわになるの?”という衝撃
的に軽い食感で〜炊き上がった京がんもがまたふわっと美味〜♬
海老入りと百合根入り(黒ゴマが載っている方)入りの2種類で
やはり衝撃的な軽さ!そして、お豆腐部分には濃厚な美味しさが
あります。お豆腐に始まってお豆腐に終わる ’うかい’ のお土産!
堪能の巻!でございました。
(2016年8月)
帝国ホテルのなだ万でランチをした前日のディナーは此方〜♬
またまたタイからのお客様で6名で会食を愉しみました。季節
は盛夏〜6pm でも未だ明るく、鱧のくず叩きや加茂茄子の胡
麻和えがあって〜♬ 折しもリオデジャネイロ・オリンピック
開催中でディナー後は東京タワーが日本人の選手が金メダルを
とった時にだけ点灯するというスペシャル・ライトアップ!!
車が着くとお玄関前で一列に並んだ10数名のスタッフのお出
迎え→ 八寸は大きな蓮の葉に載って登場〜♬ 黒の漆に目の覚
めるような鮮やかなグリーン!! タコと白きくらげ酢は別添え
のガラス器で海老のからすみ和えとほおずきに収まったトウモ
ロコシの天ぷらのオレンジ、小芋の白〜すべてを小さくまとめ
て主役は蓮の葉〜♬ 画竜点睛欠くことなく水滴を一滴・・計
算し尽されたプレゼンテーションに日本人の美意識の高さと和
食の美が見事に融合して溜息の出るような逸品でございました。
今回あげ田楽はお箸で二つに折り真ん中におネギを置いて挟む
ようにすると〜おネギをこぼさずにお行儀よく美味しくいただ
けることを学習。お客様も全員上手におあげを折っていらっし
ゃいました。仲居さんは前回と同じ方を社長が指名しておりま
して〜おあげの通訳も楽々〜♬ 嬉しいですねぇ・・夏らしく
続くは鱧のくず叩きにございます。’本日の湊より’ は鰹のたた
き、加茂茄子の胡麻和えは熱々ピーナッツバターをからめた茄
子のダイスカットで ’容器の茄子もいただけるのか' という質問
が出ましたが皮が硬いのであくまでも入れ物として考えてくだ
さいませ、というお答。そして、いよいよ豆水とうふのお時間
でございます。毎日手作りされる為、微妙に手応えが変わるそ
うでベテランの仲居さんでもうまくとれない日もおありとか・・
今回はチャレンジしてみたいと一名が名乗り出て楽しい写真タ
イムになりました。何回いただいても本当に滋味豊かで美味し
いですねぇ・・スープが絶品!! うかいならではのシグネチャ
ー・ボウルでございます。特選和牛の炭火焼きは鹿児島のブラ
ンド牛との説明がありましたが、お肉の甘みがあまり感じられ
ず肉質も硬め・・しかし〆のゴボウご飯で見事!名誉挽回!!
ふんわり、ふっくら炊けたお揚げ入りご飯にふわっと載った茗
荷〜♬ イチヂクのコンポートも白ワイン・ジェリーがねっとり
と秀逸でございました。季節感溢れるうかいのディナーはお味
もさることながら目にも麗しくお客様に喜ばれること間違いな
し。8月11日の金メダルは前日の内村航平に続く競泳女子2
00メートル平泳ぎの金藤理絵選手〜お客様も初めて見る東京
タワーのスペシャル・ライトアップに大感激〜♬ もちろん、
ワタクシも!!
(2016年4月)
タイ王室マダムとご令嬢の接待があり、社長の通訳でご相伴に
与りました。東京タワーの下に敷地1811坪〜車寄せでクル
マを降りると ’とうふ屋うかい’ の幟が夜風にたなびき、山形の
老舗造り酒屋と新潟の豪農邸を移築した二階建てを始め、大小
11棟の日本家屋が織りなす和の建築美に圧倒されます。正に
和のワンダーランド〜♬ ライトアップされたお庭には大きな
鯉が泳ぐ石に囲まれた池、太鼓橋、朱色の鳥居、石灯籠、樹齢
100年を超す古木、立派な枝振りの松ともみじ、常緑樹と紅
葉する樹木が彩りよく配置され和のテイストでまとめられた四
季を映し出す日本庭園に迎え入れられると桜もまだ咲いている
春の宵 @7pm・・外見の間に誘われ、端午の節句(鯉のぼり、
五月人形、兜、菖蒲など)関連の通訳をしながら石畳の長い廊
下+漆塗りの回廊を歩き和の空間美を愉しみながら(人の背丈
を遥かに超える仕込み桶も圧巻!)支配人のご案内でお茶室を
模したお部屋へ・・個室は50室以上、500名ものお客様を
お迎えする此処とうふ屋うかいのオープンは2005年9月。
昔、奥高尾にあるうかい鳥山にご招待して戴いたことがありま
すが栞を拝見致しますと1964年オープンだったのですネ!
横浜のうかい亭は1983年、それぞれに趣きとお食事が異な
って素晴らしいですね〜うかいワールド!! 私達4名がご案
内いただいたお部屋はお茶室風の室礼で、窓からは日本庭園
を囲むように造られた1F と2F のお部屋(圧倒的にビジネス
マン、そして外国人のお客様接待)お庭越しに見える田楽処で
’あげ田楽’ を焼き上げる職人さん達の姿が見えます。私達は支
配人がセットしてくださったモーリス・ウォーター(明治元年
創業・鹿児島の老舗蔵元濱田酒造とファー・ブランド、ロイヤ
ルチエが女性の為にプロデュースした芋焼酎をトニック・ウォ
ーターで割りライムを添えて楽しむ爽やかなカクテル〜♬)で
乾盃〜♬ 今宵のコース ’月’(¥13500)の一品目は先八
寸:焼き筍とエビ、蕗の味噌和え木の芽のせ、蛸もずく、桜の
葉に包まれた鯛桜寿司は桜の花の塩漬け添え〜赤い漆の半月盆
が美しい!! 出汁巻き玉子が添えられたあげ田楽は香ばしく
軽い食感、別皿に盛られたさらし葱をたっぷり載せて〜♬
三品目は黒い塗りのお椀であいなめの葛叩き、柔らかいグリー
ンピースの練り物とゼンマイ〜ビジュアルのインパクトも大で
美味しい!! お刺身は左から尾長鯛、鮪、さよりで〜こごみ
が添えられていてどのお皿にも春〜♬ 続く、吹き寄せ蛤には
雲丹と湯葉、そして名物 ’豆水とうふ’ の登場となります。松葉
昆布か豆乳スープと出汁のどちらかが選択できますが全員一致
で豆水とうふ〜♬ 信楽焼の大鍋から取り分けるというパフォ
ーマンス付きで演出もなかなか・・この滋味深い一品こそ!こ
れぞ!とうふ屋うかい!! とうふの旨味ここに極まる、でござ
います。八王子・大和田の地下120メートル(深層海洋水よ
りは浅いけれど)から汲み上げた名水と厳選された高級大豆使
用とのことですが濃厚な豆乳スープと大豆が香るリッチなお豆
腐で〜♬ 芝のうかいに来てよかった! 生きててよかった!!
の逸品〜♬ これを食せずして ’とうふ屋うかい’ は語れません。
七品目は〜まながつおの塩焼きの新玉葱添え、八品目が桜エビ
と豆ご飯〜これまた春らしい一品で最後の甘味は苺と塩あずき、
甘さは控え目、ねっとりと最後を飾ります。ボリュームがある
一品がなかったにも関わらず私達は全員お腹いっぱい・・タイ
からのご来賓は大の日本食通でいらして鎌倉・京都といった初
心者コースはとっくの昔にマスター、飛騨高山の合掌造りにも
滞在〜近年は冬は毎年ニセコのスキー・リゾートでパウダース
ノー・スキーを満喫〜♬ マダムは長女が8歳になった年から
4人の子供達を連れてウイーンを基点に夏休みはヨーロッパ、
タイの食べ物は一切口にさせず西洋料理になじませ食の世界感
を広げたと仰るだけのことはあり、先八寸のもずく酢から塩あ
ずきまで、勿論お嬢様も何ひとつ残さず、それはそれはきれい
に召し上がられて・・接待のし甲斐があるとは正にこのことで
ございます。お部屋に隠しカメラが設置されているのでは、と
思うほど完璧なタイミングでお料理が下げられ、次の一品が運
ばれ・・仲居さんのサービスも、お料理の説明も非の打ち所が
なく、通訳も滞りなく、めでたし、めでたし・・芝うかいでの
満ち足りた一夜でございました。
2位
1回
2016/04訪問 2016/05/27
ラ・ロシェルを出て一時間ちょっと〜広川で高速を下りて筑後平野
の田園地帯に入ると住宅が並ぶ細い道・・10分ほどで天然田園温
泉ふかほり邸到着です。”近いから仕事で疲れると2日くらい来る
のよ〜此処で温泉入って美味しいもの食べると元気になれて!” と
福岡にオフィスをお持ちの社長〜”本当は湯布院にしようと思って
たんだけど明日が有田だからこっちの方が近くていいと思って・・
でも湯布院だったら行かれなかったからラッキーだったわ” 本当に
!!(実は、この日6:25pm に熊本で3.7の余震がありました
が私達は全く揺れを感じることなく夕食→ お風呂→10pm 就寝)
ふかほり邸は地産地消〜自然素材が持つ魅力を再認識というコンセ
プトで古来より使用されてきた建築材をデザインに取り入れ土間、
土壁などの内装材は再利用されました。お玄関を入ると左側に旧庄
屋で使用されていたであろう7段の階段箪笥、右側に厨房〜ガラス
越しに釜戸が見えてお米を炊く大釜が2台〜突き当たりにお庭が見
える黒革ソファーが置かれたコーナー、此処でお茶とお菓子をいた
だいたのですが笹の葉に包まれたお団子の美味しいこと、美味しい
こと!! 外側に白ゴマと黒ゴマをまぶした生麩で中は粒餡とクル
ミ〜♬ 食感は固めで甘さ控え目、モチモチでございますよ〜〜♬
ウエルカム・スウィーツを満喫後、お庭を通って離れのお部屋へ
・・この動線がまた素晴らしい〜〜♬ お玄関前にパン工房 ’じゃ
ぱん’ があってロビー・カウンター横にパンとパスタ、かりんとう
の販売コーナーがありましたが中庭の先には味噌工房があり、ふか
ほり邸では自家農園の野菜だけでなく、パンもお豆腐も自家製です。
フィンランド大使ご夫妻のお部屋は ’ゆずりは’ 社長と私のお部屋は
’かりん’ お部屋は全てお庭付きの離れで全5室〜’かりん’ は8畳の
リビングに原木と柱梁で仕切られた和室、寝室はベッドでお風呂は
源泉掛け流し檜の内湯と外湯の露天風呂、小さなお庭付きテラスに
出ると聞こえるのは風の音と鳥のさえずりだけ・・2014年3月
第26回福岡県美しいまちづくり建築賞・一級建築の部で優秀賞を
受賞した旧深堀邸は木造二階建て、本館棟が個人住宅で築185年
の建物を宿泊施設に用途変更を行い現在の建築基準法を満たす増改
築と新築が行われました。建築主はベストアメニティー株式会社〜
マレーシア時代にベスト電気には14年間お世話になりまして福岡
の会社という記憶があり、もしかしたら〜あのベスト?と思いつつ
・・社長は仮眠後マッサージを予約、私はマッサージは苦手ですの
で丁重にご辞退申し上げお庭の散策に出かけることに致しました。
福岡県南部に広がる筑後平野〜その筑後十連寺集落の中で200年
近くの時間を蓄積した高い天井と重厚な梁〜古民家の確かな記憶〜
敷地はなんと4000坪、邸内にある自家菜園で採れた新鮮な野菜
と釜戸で炊いた十六穀米がお食事の主役でございます。9年目の春
を迎えたふかほり邸は新緑の間から光がこぼれ、木々に囲まれたテ
ラスからお食事処のある母屋が見えて和の建築に心がなごみます。
お夕食の予約は6:30pm〜マッサージが気持よかった!! とフ
ィンランド大使ご夫妻は浴衣姿でディナー前に記念撮影〜11品の
コースは小鉢が芹のおひたし、前菜は葉春菊の白和え、大葉の春巻
き、焼きそら豆、うるい梅肉、車海老の味噌焼、トマトの旨煮、う
どの土佐酢漬け、椀物は蛤のお澄まし、お刺身は鯛と本マグロ、煮
物は大和芋〜ふわふわ揚げが奈良県吉野産の葛とハーモニーを奏で
る逸品でございました。冷酒は無農薬で育てた酒米・山田錦と日本
の名水百選・阿蘇産山の天然水で造られる縁の夢〜焼き物は金目鯛
の木の芽焼き・雲丹載せ、そして真打スッポン鍋の登場となります。
滋味深いスープの味わいが絶品〜♬ 中皿は自家菜園で採れた野菜
スティック→ シマラッキョウ、ヤーコン、黄色ニンジンなど珍しい
顔ぶれで、どのスティックも野菜の甘みが濃厚〜ふかほり邸ではお
肉もお魚も九州産ですが主菜の黒毛和牛は玉葱のソースが柔らかい
お肉の甘みを更に引き立て秀逸な仕上がりでございました。そして
釜戸で炊かれた十六雑穀米は〜おジャコと筍、こごみなど春の山菜
入り〜♬ ふっくらと仕上がった春の炊き込みご飯は〜お焦げまで
美味しい〜〜至福の逸品でございました。
スッポンのスープと山菜ご飯を取り分けてくださった畑瀬さんがお
料理の紹介をしてくださいましたが、彼は接客も素晴らしくデザー
トの無農薬いちごのムースまで余すことなくディナー・コースを堪
能させていただきました。朝は一番鶏の鳴き声で目覚め檜のお風呂
に入って8am に母屋へ・・朝食がきれいにセットされていてニワ
トリ小屋で採れたばかりの新鮮な地卵、国産素材・天然にがりにこ
だわる清蓮とうふ、大分産のアジの開き、海苔を焼く為にテーブル
には七輪まで載って本当に賑やか〜♬ そして朝食のハイライトは
赤米の甘酒〜♬ 甘酒と言ってもアルコールは入っておりません。
お砂糖も入っていないのになんて甘いの!! 麹だけの甘さだそうで
すがトロ〜ッとして美味しい!! 飲む点滴と呼ばれているんです、
と得意げな畑背さん・・ふかほり邸での食の楽しみは此の朝食では
終わらず、お土産に買って帰れる湯布院溶岩石窯で焼かれる天然酵
母パン(オーガニック・レーズンとクルミ入り¥450、クランベ
リーとクリーム・チーズ¥200、生地に鹿児島産お茶を煉り込み
自家製粒餡を包んだお茶パン¥200といったプライス・レンジ)
の丸食は噛むほどに甘さが増し・・国内産小麦と雑穀で作られた乾
燥パスタ ’ミレッパ’(¥553)は茹で上ると色が薄いグレーに変
わって食感はモッチモチ〜♬ 東京に帰ってからも今回の旅の余韻
を満喫させていただきました。
十六穀シリーズのかりんとうは福岡県久留米市にあるこだわりもん
工房製造で十六穀のみ、十六穀と野菜、十六穀と青汁の3種類が作
られていて国内産の小麦粉、発芽玄米、はだか麦、丸麦、もち玄米、
胚芽押麦、もち麦、とうもろこし、ハト麦、もちきび、もち赤米、
もちあわ、たかきび、もち緑米、小豆、ひえの十六穀物がベース・・
バラエティーだけで言えば麻布かりんとの圧勝ですが、殆んど油っ
ぽさを感じないという点では軍配が上がるかもしれません。青汁に
は独特の苦みがあり、十六穀だけのかりんとうはかなり固いのです
が野菜入りは少し柔らかめで玉葱、紫芋、牛蒡の3種類のミックス
〜紫芋の自然な甘みがとりわけ心地がよい ’カリカリかりんとう’ で
ございました。ふかほり邸のロゴは邸内に古くからある大きな無患
子(ムクロジ)の木の実の中にある黒い種〜♬ 子供が患うことが
ないようにと願いを込め日本では羽根つきの羽の錘として使われて
参りました。ふかほり邸の願いと見事に重なりますネ!
3位
2回
2023/07訪問 2023/08/03
アマンは2ヶ月ほど前に ル・ブール・ノワゼットでランチをして仲通りのお散歩
で ショコラティエ・パレ・ドオール のテラス発見〜♬ 仲通りからエスカレーター
でアマンまで上がりホテル・エントランスにいらした女性アテンダント2名が思い
がけない ’もふもふ出現’ に大喜びしてくださって ”ワンちゃんのお写真撮ってもい
いですか?” という和みの時間以来〜今回はジミー・チュウ顧客ご招待のアフタヌ
ーン・ティーでアマンは行ったことがないから楽しみ〜♬ と、H子さんが私を誘っ
てくださって(私は20数年前プーケットのアマンに滞在して以来のアマン・ファ
ン)東京にアマンがオープンしたと知って2016年の夏33F アルヴァ と此方
におじゃましておりますがジミー・チュウの靴やバッグをカフェにどう置くのか?
興味津々でタクシーはホテル・エントランスに到着→ H子さんの担当が待っていて
カフェまでご案内〜靴とバッグはカウンターの上と窓際に置かれた台の上にディス
プレーされていました。お客様は10名ほどでそれぞれに担当が2名から3名付き
ますのでスタッフの数の方が顧客より多い!!カフェのスタッフはコーヒー色の制
服と帽子で昔と変わっていません。お飲み物はシャンパン・カクテルかノンアル・
スパークリングで私達はシャンパン・カクテルで〜♬ カウンター越しにシャンパー
ニュにクランベリー果汁を注いでいるところが見えます。カクテルのお供は鴨肉の
ムースをビーツの赤でロール状に包んで無花果とサマー・トリュフ、白いエディブ
ル・フラワーをあしらった美しい一品とタルトの中に信州サーモン、グリーンピー
スとマスカルポーネのムースを合わせた一品がガラスの器で供されました。お味は
見た目どおりでビジュアルがやや勝るか・・両品ともムースでクリーミーなので少
し単調になり〜二品で出すなら一品はムース仕立てではないものにした方がよかっ
たかも!H子さんはシンデレラのガラスの靴のようなペアーに合わせるバッグの検
討に入り、私もオペラのソワレにピッタリなバッグを発見〜♬ 素材がハードで作
りもしっかりしているので楽々パッキングで!スーツケースに収まるし型崩れの心
配もない、と思いましたが!今年はミラノ・スカラ座に予約も入れておりませんし
上野の文化会館ではねぇ(笑)その後お洒落なディナーを楽しむところもなくては
ジミー・チュウに申し訳なく!
H子さんがテーブルに戻ってきてマンゴーとココナッツのムース、ラズベリーとダ
ージリンのカップケーキ、JC とイニシャルが入ったダーク・チェリーのチョコレ
ート・ケーキをいただいて7年振りのアマンの森を後に致しました。帰宅後ジミー
・チュウはいったい何歳になるのかしら?と思いグーグってみましたら〜彼は19
54年生まれで今年69歳〜なんと出生地はペナンのジョージタウン!!チャイニ
ーズであることは名前から明白でしたがシンガポールか香港か、まさか!マレーシ
アのペナン!それもジョージタウンとは〜♬ ジョージタウンの E&O ホテル前の
GARAGE で自分がデザインしたチャイナ・ドレスのブティックを経営していたジン
の笑顔を懐かしく思い出しました。ペナンに家があった時代〜彼のドレスを数着買
って(タイムレス・ピース!今も着られます)プライベートでも仲良くなり彼が両
親と暮らすガーニー・ドライブの邸宅にも何回かおじゃましましたが裕福でハイソ
なチャイニーズは子息をオーストラリアの大学に留学させるパターンが多くアート
を目指す若者は判で押したようにロンドンのアート・カレッジで学んでいました。
ジンもそんな一人でロンドンでデザインと縫製を学びマレーシアに戻って生まれ故
郷のペナンはジョージタウンで自分のブティックにフランス語で ’ラ・プぺ’(お人
形)と名付けてオープン〜ジミー・チュウのような世界的ブランドになれる人はホ
ンの一握り〜更に調べてみると彼の実家は靴工房で1983年ロンドンのテクニカ
ル・カレッジを卒業後1996年にタマラ・メロンとジミー・チュウを立ち上げま
す。後3年で30周年ですネ!東京にはワールド・ブランドの星付きホテルが揃っ
ていますので JC ブランドが今回アマンのカフェを選んだ理由がどの辺にあったの
か・・非常に興味深いところでした。
(2016年9月)
33F のアマンでディナーをして〜お会計前にお客様へのお土産でクッキーを
お願い致しましたら1F のカフェからレストランへタイムリーに運ばれて参り
ました。薄いピンクの帯に AMAN とだけ書かれたシンプルな円筒形〜♬ 後
日ワタクシもいただいてみましたが非常に完成度の高い美味しいクッキーでご
ざいました。和三盆を使ったブール・ドゥ・ネージュはアーモンドの粒々入り
で優しい甘さとバターの風味、お口の中でふわっ〜と溶ける魔法のような口溶
けが秀逸〜♬ 最初のひと噛みでホロッと崩れる絶妙な硬さも!! 殊更むずか
しいクッキーではありませんがシンプル故にスノー・ボールの白眉!!
クルマはチェックと同時にヴァレット・ボーイに連絡が行きますのでお客様と
一緒にエレベーターを下りるとエントランス前でクルマが待っているというス
ムーズな流れ〜♬ 左にカフェのエントランスが見えます。チラッと覗いてみ
ますと夜も素敵ですネッ! オープン当初は2ヶ月先まで予約が入らず、予約
が入るようになった昨年の秋ランチでお電話を入れてみましたら(当日予約で
したが)満席でブルガリへ・・アマンはそれ以来で・・ずっ〜〜と木々の緑や
木漏れ日が愉しめるランチで〜♬ とイメージしておりましたがディナー・タ
イムの雰囲気もなかなか・・♡ コース・メニューにガレットがありましたの
で近々おじゃましてみることに致しましょう!
(2016年10月)
というわけで、アンジェリーナとお散歩に行かれない雨の日にガレットを楽し
みに予約を入れました。お席は窓際でとれていましたがテーブルが小さかった
こととお隣との距離が近かった為、女性2名のみでスペースがゆったりとれる
カウンターに変更をお願いしたところ非常にスムーズな流れでガレットが目の
前で焼かれる理想的なポジションへ・・♬ ムニュ・ディネは5pm からで前
菜・メイン・デセールのプルミエールとドゥジエーム(¥4700 プルミエー
ルにお肉かお魚をプラス)が付いた2コースがあり、メインはどちらもガレッ
ト、前菜とデセールは同じでございます。私はプラにメカジキの香草パン粉焼
き・ブイヤーベース仕立て(あと2つのチョイスは豚バラとポテトのロースト
・キャベツのエチュベと牛ホホ肉の赤ワイン蒸し)を選び、前菜はパテ・ドゥ
・カンパーニュ、ガレットはサーモン・アボカド・リコッタ、アンジーパパは
ガレットにラタトゥイユ・ポーチドエッグ載せ、前菜はカツオのマリネ・カリ
フラワーと茗荷のピクルス添えということになりました。
ワインはラベルに RONAN とシャトー・クリネのオーナーの名前だけが記され
た RONAN by Clinet〜ボルドー・スペリウールのメルロー100%(2012
年 ¥6000)をお願い致しました。予想どおり、ふくよか、且つ、エレガン
ト〜♬ 余韻が長く、甘みがパレットにふわっ〜と広がる非常に甘美で魅惑的
なワインでございます。こういう格調の高いワインがあると前菜の喜びが断然
違って参りますよネ!お好みで選べるガレットが3種類(チョイス以外のガレ
ットはシポラタとチェリー・トマト、焼きとうもろこし)あるのも嬉しい!!
パテ・ドゥ・カンパーニュはみっちり詰まったタイプでキャロット・ラペ添え、
選べる前菜3種類の最後はハーブ・グリーンサラダでドレッシングはブラッド
オレンジのヴィネグレットでした。サーモンのガレットはアボカドとリコッタ
がサーモンをよく引き立てていてバランスのよい仕上がり〜♬ ラタトゥイユ
の方は温卵とパルミジャーノがラタトゥイユと濃厚なメロディーを奏でボリュ
ーム感たっぷり〜♬ こちらであればプラはなくても充分ご満足いただけるの
では・・♡ 目の前がガレット担当の方の立ち位置で、ガレット完成までの行
程も存分に愉しませて戴きました。私はプラでメカジキをプラスしていました
が半身がドーーンではなく、リヨンのクネルを彷彿とさせる小さな切り身のム
ール貝添えでブイヤーベースも濃厚なソースとしての使われ方でしたので〜こ
のボリュームであればドゥジエームでも全くノー・プロブレム!!
デセールのムース・オ・ショコラは生チョコがお餅みたいにずっしり・・ねっ
とりと非常にヘヴィーで個人的にはパッションフルーツの酸味が心地よいメレ
ンゲ添えのヴァシュランの方が好みでしたが、どちらも丁寧に作られた完成度
の高いデセールで〜さすが!by AMAN〜♬ テーブルとテーブルの感覚が狭い
ので接待での利用にはムリがありますが親しい間柄であれば使い勝手は宜しい
のではないでしょうか・・たったひとつだけ違和感が残ったのは茗荷の甘酢漬
けで並んでいたオリーブとは不協和音、カツオも生臭く感じてしまいました。
でも、これはあくまでも個人的な小さな小さな不協和音でディナー全体に影響
を及ぼすほどのことではありません。それこそ、接待で利用した33F の by
AMAN より接客とサービスには光るものがありました。きちんとコースでディ
ナーが愉しめるカフェ by AMAN〜♬ お薦めでございます。
4位
3回
2018/08訪問 2018/09/06
一年半振りの再訪〜夏のテラスは2年振り〜〜♬ 毛利庭園の夏の風物詩:
水上ビヤガーデンと東京タワーのサマー・ライトアップに変わりはありま
せんが Mr.FARMER のテラスに往年の活気と華やかさはなく、テーブルに
カトラリー・セットも置かれてなくてソファー続きだったテラス右側も半
分が硬い木の椅子になっていました。スタッフも手薄状態で、かつてはい
らしたテキパキと采配を振る店長らしき方のお姿もなく・・オーダーお願
いできますか?と私が店内に足を運ばなければならない始末。8月22日
水曜日 @7pm のテラスにお客様はトイプー連れのカップル一組で私達が
テーブルに着いて10分ほどで帰られるとテラスは私達のみとなりました。
水上ビヤガーデンの方も2年前に比べると空席が目立ち、今年の夏は連日
の猛暑で屋外は敬遠されているのかもしれません。
皆様〜冷房の効いた店内でお過ごしの中(店内は40% ほどの入り)私達
はアンジェリーナとテラスでディナーを楽しみました。パパはヴィーガン
・トリュフ・チーズバーガー(¥2365)ママはハイ・プロテインのビー
フ・プレート(¥2430)厚切りのロースト・ビーフに茹で卵、アボカド
とキノコのマリネ、ビーンズ、キヌア、ブロッコリー、ヤングコーン、ズ
ッキーニ、オクラ、紅芯大根という夏野菜の付け合わせ〜♬ ロースト・ビ
ーフと玄米の相性が思いの外よくてロースト・ビーフも赤身の旨味たっぷ
り〜♬ 大満足の一皿でございました。ところが、お味見したヴィーガン・
バーガーの方はワタクシ的には一口でいいかな、という大豆ミート・バー
ガーで、ねっとりとした食感は好みが別れるところかも・・黒トリュフに
ソイ・チーズ(これも大豆から)トマト、レタス、赤玉ねぎ、トリュフ・
ポテト、ビーツのマリネ(これは美味しかった!)ヴィーガン・マスター
ド・マヨネーズのタルタル・ソースは上手に作られていると思いましたが
・・私は肝心のソイ・ミートで躓いてしまいました。ハンバーガーはフツ
ーのハンバーガーがいただけてよかった!! おもしろいですねぇ〜〜お肉
の匂いに敏感なアンジェリーナはローストビーフに反応してもソイ・バー
ガーには全く反応せず。ローストビーフを少しだけあげて毛利庭園のビヤ
ガーデンを一周→ 東京タワー夏のライトアップ鑑賞後ヒルズ・パーキング
へと向かいました。
バワリー・キッチンの前の桜が満開でしたので毛利庭園の桜は如何に? で・・
六本木ヒルズで桜チェックがてらテラスで早めのディナーでも、ということに
致しましたら〜テレ朝の夕方の天気予報が中継されるスポットで本番前の桜が
満開になっていました。毛利庭園全体としては池にかかる枝垂れ桜が咲いてい
た他はまだ来週かしらという感じでしたが春を待ち侘びる人達は手に手にスマ
ホ〜♡ 此の日も夕方になるとガクンと気温が落ちて〜ちょっと寒い・・でも、
テラスはパラソル・ヒーター完備だからだいじょうぶ!と、お寄りしてみます
とテラスに先客はなく、ヒーターにも未だスイッチが入っていませんでした。
ドアを開けて店内のスタッフにお声掛けしますと ”すぐお点け致します” とテラ
スに出て来てくださいましたがヒーターに火が入りません。鍵で開けないとス
イッチが入らない仕組みになっているのです!!”鍵かけないで帰ると森ビルか
ら始末書が来て罰金なんですよ!” と、おもむろに店内から鍵を持って現れた
シニア・スタッフ・・点きました!! これで安心〜♬
サツマイモのスープ(¥702)ヴィーガン・ナチョス(¥1285)クラブ
ケーキ・エッグ・ベネディクトをセットで(¥2149)お願い致しました。
クラブケーキのエッグ・ベネディクトはイングリッシュ・マフィンにベーコン
と卵ではなく、蟹で作った丸いケーキを載せたものでソースのオランデーズは
同じ!! ホウレン草はヴィネグレット・ソースで〜♬ Mr.Farmer らしいア
イディア商品。単品ですと¥1590ですが私は大のベイクド・ポテト・ファ
ンですのでハーフ・サラダととローズマリー風味のポテトが付くセットに致し
ました。お好みのサンドウィッチにハーフ・サラダとポテトが付くセットは他
にローストビーフとケール&モントレー・ジャック(チーズ)、ホウレン草と
ベーコンのクロック・ムッシューと全3種類〜♬ 完成度の高いクラブケーキ
とリッチなソースの美味しさが際立つ一品はベイクド・ポテトも完璧な仕上が
りで大満足!! ちょっと残念だったのがヴィーガン・ナチョスでアボカド・
ディップがホンのお飾り程度にしか添えられてなくて、サルサのメキシカンな
お味はよかったのですがサーヴのタイミングがワルく(テラスには私達以外に
お客様はなく店内もお一人様 x2のみの6pm でしたが!)せっかく温めてあ
るチップスがサルサでパリパリではなく、しんなり〜〜グァカモレ(アボカド
・ディップ)がもう少したっぷりあれば間違いなく完食できたのですが半分近
く残さざるを得ず、そこで何かもう一品で・・思い出したのが昨年いただいて
美味しかったジャンボ・マッシュルーム!!
伺ってみますと・・マッシュルーム今もありますよ〜♬ でも、ポルトベッロ
(ジャンボ・マッシュルーム)は同じでもトマト・ソースの別物(¥1609)
でございました。昨年いただいて感激したポルトベッロはトマト・ソースとチ
ーズのミート・パイ風ではなく、丸く肉厚のポルトベッロにマッシュ・ポテト
を載せてアボカド・オイルを一滴垂らした絶品で〜♬ ふんわり〜素朴でなん
とも優しい美味しさ、マッシュルーム本来の香りと食感が存分に楽しめる逸品
でした。トマトを使うと、どうしてもトマトの酸味が勝ってしまいますので仕
方がないとは言え・・メニューから消えていて残念。オープンからのスタッフ
ではなく初代ポルトベッロをご存知なかったようでございます。本日いただい
たワインは自然派のティント(パヌール ¥3500 カベルネ・ソーヴィニヨ
ン)広々としたテラスの雰囲気も AW・ELEMENTS の時代からずっ〜と変わら
ず!! 毛利庭園前で四季が感じられるところと池の♡ の向こうに東京タワー
が見えるところが Mr.Farmer のテラス最大の魅力でございまして・・これか
らのシーズンは白地にブルーのストライプがお洒落なリネンがピッタリ〜〜♬
また季節のメニューを楽しみにアンジェリーナとテラスにおじゃまさせて戴き
ましょう〜〜♬
アイアールで開催したアンジェリーナ8歳バースデーにお招きできなかった
方と此処でディナーをして〜♡ ちょうど2ヶ月〜オープンして一週間後の
Mr.Farmer におじゃまして参りました。ディヤの下の階段を下りて庭園に
入ると今年も池の上ではビア・ガーデン〜♬ お隣のサルヴァトーレでは〜
かき氷と毛利庭園は六本木ヒルズ恒例の夏のイベントで賑わっております。
Mr.Farmer のテラスは中央のアイランドも含めエレメンツの時とほぼ変わ
りなし。でもエントランス前に置かれた黒板には TO GO でコールドプレス
・ジュース、スムージー、サラダ、ラップロール、サンドウィッチ、ホウレ
ン草やカボチャで作ったドーナッツが並んでいてドラスティックなヘルシー
路線に進路を切られたことが一目瞭然〜♬ 店内には多数のプランターが下
がり賑やかなネオンはなくなってシンプルな木製テーブル、オープン・キッ
チンの前にはフルーツや野菜入りデトックス効果が期待できるフレーバー・
ウォーターが常時4種類、木を活かしたナチュラルな仕上げで〜♬ 野菜の
伝道師渡邉明氏プロデュースでまさに本領発揮といったところでしょうか!
エレメンツから Mr.Farmer に変わっても経営母体は同じですので〜お料理
だけでなく、レベルの高い接客と信頼できるサービスに変わりがなくホッと
ひと息〜♬ グルテン・フリー、ヴィーガン・メニュー、アスリート対応メ
ニューがありましたので〜ご挨拶代わりに先ずオリジナル・コールドプレス
・ジュースをいただいてみることに致します。テラスのテーブルを用意して
くださった中澤氏によると一番人気はハッピーとのこと。パープル(¥10
00)が気になっていたのですが、ブドウ、ブルーベリー、紫キャベツまで
はよかったけどナスで躓き、お薦めのハッピー(¥950)の方でお願い致
しました。スイカ、パパイヤ、パプリカ、レモン、唐辛子という組み合わせ
でスイカが決め手でしたがキューリのような青みを感じるパプリカが全面に
出てきてドリンクとして愉しむと言うより身体によいものを摂取していると
いう健康志向への充足感でしょうか!(ワタクシの場合は・・)ちなみに、
このサイズのトマト・ジュースを作るのにトマトが9個必要だそうでござい
ますよ〜♬ 何種類もありますので〜いろいろいただいてみるとお気に入り
が見つかるかもしれません。次回はチャージ(リンゴ、ニンジン、セロリ、
生姜 ¥900)にチャレンジしてみましょう〜♬
7月30日・土曜日 @8pm のテラスはほぼ満席でエレメンツ時代と同様〜
圧倒的な女子率を誇ります。お食事は乾燥したブラック・オリーブのパウダ
ーが添えられた農園野菜のヴィーガン・サラダと旬野菜の温かいヴィーガン
の前菜、選べるメイン8種からなるディナー・コース(¥4212)でお願
い致しました。8種とは・・グルテンフリー・緑野菜のジェノヴェーゼ、ヴ
ィーガン・ラヴィオリ、鮃と茸のソテー・蛤とキヌアのノスープ仕立て、ホ
タテのソテーとクラブ・ケーキ、石見ポークと米ナスのガラムマサラ・ロー
スト、グラスフェッド(じゃぁ石見ポークは?と質問したくなりますが私達
はヴィーガンではありませんので飼料には拘らず結果に拘りつつ)ビーフと
ロースト・ビーツででございます。私はホタテのソテーとクラブ・ケーキを
選択〜渡り蟹のビスクが濃厚でしっかりした味付け〜♬ レ・タンヌ(フラ
ンスのオーガニック・カベルネ/メルロー ¥4212)で愉しませていただ
きました。クラブ・ケーキと青菜がパワフルでサワークリーム添え濃厚ビス
クに負けていないところに大きな感動がありましたが、私が此の日イチバン
感激したのは温かい前菜のマッシュルームでした。
大きなジャンボ・マッシュルームのソテーにアボカド・オイルを垂らし上に
なめらかなマッシュ・ポテトを載せた香りのよい逸品はマッシュルームが感
動的に美味しくて〜♬ このマッシュルームをいただく為だけに再訪する価
値すらあると思える完成度の高さです。ヴィーガンのハンバーガーにも使わ
れているそうですが此のマッシュルームだったらヴィーガンになってもよい
と思えるほどの美味しさ!! 農園野菜ヴィーガン・サラダの薄くスライス
されたキューリでも感じたことですがキューリに物凄いパワーがあるのです。
透き通るほど薄くスライスされているのにも関わらず!! 恐るべし、お野菜
パワー!! 単に契約農家直送野菜を日々調達することだけでなく、お野菜そ
れぞれのポテンシャルを最大限に引き出すというところに情熱が注がれ、調
理技術が結集されてこそ成せる技が織りなす逸品でございました。
白地にブルーのラインが入ったリネンに包まれたカトラリーが置かれたテー
ブルにコールドプレスのハッピーが載って始まった今宵のディナーはデザー
トの前にアップルとパイナップル入りデトックス・ウォーターが供され〜デ
ザートはカボチャのティラミス(¥690)バナナのティラミス(¥690)
フルーツ寒天テリーヌ(¥750)お豆腐とニンジンのヴィーガン・スパイ
ス・ケーキ(¥750)ヴィーガン・チーズケーキ(¥890)の5種類か
らチーズケーキを選択〜カッテージ・チーズを使ったような淡白さを感じる
ヴィーガン・チーズケーキをカシューナッツとベリー・ソースで愉しみます。
ディナーの後半〜お隣にトイプーの仔犬が来てアンジェリーナも遠征してお
水を飲みに行ったりして楽しんでいました。犬の世界でも隣の芝生はより青
いようでございます。此処〜六本木ヒルズにあるやさい家めいとも表参道の
やさい家めいとも異なるラインナップでオムレツのホウレン草にフェタを合
わせたり、ローストビーフのサンドウィッチにケールとモントレージャック
を合わせるなど・・組み合わせがお洒落で素敵〜♬ Mr.Farmaer は表参道→
新宿に続く3号店だそうですが次回はぜひ! ホウレン草のトルティーヤとク
ラブケーキ・エッグ・ベネディクトをイングリッシュ・マフィンで、ロース
トビーフ・ケール・モントレージャックのトリオをトーストのサンドウィッ
チで愉しんでみたいと思います!
5位
13回
2022/07訪問 2022/07/07
春になって〜お電話を入れてみますと ”阿部さんは 白金バル の方に
移られて此方にはいらっしゃらないんです” 阿部氏不在の箸庵・・で
すっかり足が遠のいておりましたがテラスでお蕎麦もいいわネッ!と
いう夕方があって久し振りにお電話を入れテラスの状況を伺ってみま
すと今なら一席だけ!2名様ならお取りできます!それではサクッ!
とテラスでお蕎麦? 阿部さんがいらした箸庵では ”お待ち申し上げて
おりました” と満面の笑みでお出迎えがありアンジェリーナちゃん!
その後はベアトリーチェちゃん!お水持ってきますよ〜♬ と食事前に
和みのひと時があって犬たちも阿部さんのことが大好きで必ず冷えた
ウエルカム・ドリンクで美味しい CAVA がテーブルに載りましたが阿
部氏不在の箸庵はオーダーをしてオーダーされたものがテーブルに載
って、という淡々とした流れで ’頃合いを見計らって’ もありませんの
で出来上がった順番で次々に!! 小さなテーブルでしたので見る見る
内に目の前がお皿で埋め尽くされて・・ゆったりとテラス・ディナー
を楽しむという趣向にはならない箸庵一年振りの再訪となりました。
お通しはアンジェリーナと過ごした野尻湖での夏休みが甦る鞍掛豆
(夏の定番アイテムは変わっていません!¥580x2)ワインはジョ
セフ・ロッシュのシャルドネ(これも変わらず ¥3850)焼きなす
の葱だれ冷製(¥780)山芋の磯辺揚げ(¥825)セロリの浅漬け
(¥550)マグロとアボカドのタルティーヌ(¥858)をお願いし
て蕎麦前を満喫〜♬ 昔に比べると一品料理はかなりアイテム数が絞ら
れてしまいましたがワインに合うタルティーヌのような一品が残され
ているのは嬉しい限り〜♬ 挽き立て、打ち立て十割蕎麦(¥935x
2)をパパはもりつゆ(¥220)私はくるみつゆ(¥300)で楽し
みました。歯応え充分!! 夏の夜にピッタリ!ですよネッ! 前回お
願いしようと思っていて忘れてしまったわらび餅を忘れないように今
回はお蕎麦と同時にオーダー・・箸庵のデザートはオール ¥450で
抹茶と黒蜜のティラミス、焙じ茶プリン、ピスターチオのモンブラン
・アイス、自家製わらび餅の4種類〜♬ 顧客に女性が多い箸庵らしい
ラインナップ!! 此の日も私達のお隣は女性二人組でした。わらび餅
は ’もはや幻と化したかに思える’ スクエア・カットで くろき の逸品
とは全くの別物ですが!ゆるゆるしていなくても!きな粉と黒蜜の組
み合わせが嬉しいので多くは望まず、で〜ごちそう様!! 阿部さんが
いらしたら夏の間テラスに何回かおじゃましたいところですが広尾の
ミケランジェロ も閉店になって久しく・・白金バルはベアトリーチェ
と一緒に行かれないお店で本当に残念!!
阿部氏のご出勤を確認の上5pm にテラスで予約を入れました。
ベアトリーチェが ’阿部さん大好き’ で!前回の ミケランジェロ
ではお会いできなかったものですから4ヶ月振りで彼を見ると
突進!! エプロンに PAWS スタンプを付けてしまいました。
いつも箸庵では先ずよく冷えた CAVA がテーブルに載ってディ
ナーが始まりましたので CAVA がないと寂しい・・8月は31
日まで水・木・金が3pm〜8pm、土・日・祝日が11am〜
8pm と営業時間が変更になっていました。鱚の梅しそ揚げ(¥
750)レンコン明太子串の天ぷら(¥250x2)出し巻き玉
子(¥880)をいただくことに! CAVA がなくてもオールフ
リー(¥550)で気分は ’泡’〜楽しい蕎麦前〜♬ テラスは私
達の貸切で植栽に囲まれてゆったり〜♬ この日のお蕎麦は北海
道産キタワセでこれまで通り店内で石臼挽き、挽きたて、打ち
たて、茹でたての十割蕎麦でございます。リーチェパパは常に
お蕎麦はせいろ(¥850+もりつゆ ¥220)でメニューを見
る必要なし!私は KNOCK で鱧を選んだように!夏は酢橘そば
(¥1280)が嬉しくて〜もう何回かいただいておりまして去
年の夏も H子さんと! 何か夏のお蕎麦はないかしら、と思って
メニューをチェックしてみますと鶏ネギ冷やしゴマ坦々そば(¥
1200)なるものを発見〜♬ 阿部氏に伺ってみますと相当辛
い!とのことですがもう一品は冷やし中華のお蕎麦バージョン
なので辛さが調節できるか聞いて戴きましたら〜だいじょうぶ
です! よかった!! ゴマだれをかけていただく坦々そばでした
のでタレの辛み調節だったみたい・・お蕎麦の上にも白ゴマがた
っぷり!振られてヘルシーでとっても美味しい夏の味覚でござい
ました。この日久し振りで阿部氏に会えて大喜びだったベアトリ
ーチェは駐車場までの帰りのお散歩でもビションの男のコに会え
て嬉しそう〜♬ 東京広し、と言えども愛犬と一緒に行かれて蕎
麦前が充実しているお蕎麦屋さんは箸庵だけなのでは〜♬ と思う
と半減してしまった箸庵の蕎麦前アイテムが元通りになる日が必
ず来ますように!とサンセット・タイムに浮かぶ雲を眺めながら
願わずにいられませんでした。
箸庵は去年の夏以来・・広尾の ミケランジェロで前回お会い
できなかった阿部氏と再会〜♬ とにかくベアトリーチェの喜
び方が尋常ではありませんでした。今回は春の山菜の天ぷら
(¥935)こごみ、たらの芽、菜の花、蕗の薹に筍のあお
さ焼き(¥680)があってよく冷えた CAVA で満喫〜♬ 4
:30pm のテラスに先客はなくゆったりと植栽に囲まれて
和みのひと時・・それから私は赤ワインでモッツァレラ入り
の出汁巻き玉子(¥880)に行きたかったのですが ”フツー
の出汁巻き(¥780)にしようよ”とパパ・・お蕎麦の前に
私はピーマンの肉詰め串焼き(¥330)をお願いして〜せ
いろ(¥780+もり汁 ¥220)パパは山形蔵王産の鴨で
鴨せいろ(¥1300)というオーダーになりました。ソレ
イユ・クラシックは旭洋酒有限会社製造〜地元衆御用達とサ
ブ・タイトルが付いた山梨産ブドウ100%(¥3850)
でマスカット・ベイリーA のみ?と躊躇しておりますと ”メ
ルローが入ってますから” と阿部氏〜ピノとメルローが入る
ブレンドなら、と恐る恐るいただいてみますと意外や意外!
ふくよかな、とまでは参りませんが適度なボディー感もあり
スミレのような立ち上がり〜色も透明感のある明るいワイン
・レッドで素晴らしい〜〜♬ 大当たりでございました。こ
の日お蕎麦は青森県十和田おいらせ産で令和2年の階上早生
(はしかみわせ)の新そばでしたが蕎麦通のリーチェパパは
"蕎麦は大将がいた頃の蕎麦が旨かったなぁ” としみじみ・・
手で切ってないんじゃないかと残念そう〜確かに、蕎麦粉の
香りが希薄で私にもモノトーンな味わいに感じられました。
でも、トラットリア・モード でいただけなかった蕗の薹やコ
ゴミがあって筍も美味しかったし、阿部さんと会えてあんな
にベアトリーチェが喜んでいたから〜ママはヨシと致します。
お蕎麦は たじま と三合菴 が美味しいけれどベアトリーチェ
と一緒に行かれて〜♬ オープン・エアーで木に囲まれてゆっ
くり寛げるお蕎麦屋さんは箸庵だけ!!10日後にまた緊急
事態宣言で暫くお休みになってしまうことなど露知らず、ラ
ッキーなタイミングでおじゃますることができたのでした。
永田町まで H子さんとピョンをお迎えに行って〜箸庵 @5:
30pm〜お盆休みの青山通りガラガラですね・・今年はど
こにも行かれない夏休みで(皆様もそうでしたよね・・)箸
庵のテラスが海が見える わん楽 にも伊豆高原の 石の家 にも
行かれないベアトリーチェの夏休み・・テラスは私達の貸切
でしたが店内にはカップルが2組・・最近は以前の60%
くらいまで戻ってきた感じでしょうか、と阿部氏。そして・・
いつものように私達は CAVA で乾杯〜♬ お通しはアサリの
スモーク粒山椒のせ〜♬ ピリッと夏らしい一品で美味しい
時間の始まり、始まり〜旬のアオリイカのお刺身(¥680)
鱚の梅しそ揚げ(¥680)山形だし薬味で楽しむ冷奴(¥6
50)もオクラのネバネバが夏ならではのアピール!! もう
一品でメニューを再度チェック致しますとマグロとアボカド
のタルティーヌ(¥800)なんていう一品がありますヨ・・
エッ!パンあるの? こういう ’ちょっとフツーのお蕎麦屋さ
んでは考えられない’ 展開があるところが箸庵の最大の魅力
なのでございます。そもそも CAVA で乾杯ができるお蕎麦屋
さんも!そうそうないと思いますが!!”バゲット買いに行っ
てるんですよ〜♬” と嬉しそうな阿部氏。ワイン・リストも
充実していて〜いつも白はシャルドネをお願いするのですが
此の日は安倍氏お薦めのシチリアのビオ・ワイン ’キーマ’
セパージュはカタラット、グリッロ主体(¥3800)にし
てみましたら〜ミネラル感たっぷりで桃のようなフローラル
なアロマもあって夏の夕方にピッタリ〜♬ ゆっくり蕎麦前
を愉しんで・・ピョンとベアトリーチェもテラス・タイムを
満喫して・・♡ H子さんと私はすだち蕎麦(¥1300)
福井県・大野在来種の令和元年の新蕎麦でリーチェパパは
いつものせいろ(¥780)箸庵のテラスで、今年もすだち
蕎麦の季節になりました。
暖かくなったら〜すぐにおじゃましたかったのですがコロナ
災禍で再オープンも11am からランチ2時間のみという営
業時間が続き、6月9日の夕方やっとテラスにおじゃまする
ことができました。長かったですね・・と満面の笑みを浮か
べながら CAVA を手に阿部氏〜広尾の ミケランジェロ が3
月からクローズしていた為2月21日以来の再会となりまし
た。お通しは野尻湖が懐かしい鞍掛豆!! 野尻湖に別荘を
お持ちの友人ご夫妻お薦めの ホテル・エルボスコ に滞在中
朝食で初めていただき・・ビジュアルにインパクトがあって
忘れられない思い出のお豆の記憶は鮮明で〜♬ レビューを
チェックしてみますと・・なんと2013年の夏のことで〜
もう7年も昔のことでございました。お友達ご夫妻とも今年
の1月末に南平台のカトリック教会でお会いしたきり・・朝
食は窓から野尻湖が見えて毎朝木の上に大きな鳶が来て手つ
かずの自然が満喫できる素敵なホテルでした。翌年からアン
ジェリーナを連れて行くようになりましたのでワン OKペン
ションに泊まることになり・・鞍掛豆は実に7年振り〜♬
”ディナーは先週の金曜日から始めました” と阿部氏・・メニ
ューはかなり絞られていて〜蕎麦前はセロリの浅漬け(¥48
0)焼きなす(¥680)キャベツ焼き(¥600)出汁巻き
玉子(¥780)焼きなすは葱だれで、お酢がしっかり〜♬
セロリの浅漬けと出汁巻き玉子は変わりなくよかったと思い
ますが焼きキャベツは塩昆布焼きが正解!このチーズ掛け〜
狙ったところはわかりますがチーズのインパクトが弱くキャ
ベツも真の部分がハードでメリハリがあって美味しいのです
が茫洋とした一品で完成度が今ひとつ。CAVA の後は阿部氏
お薦めの酸化防止剤無添加、無農薬で育てたヴァン・ドゥ・
ターブル ’ルイ・ジュリアン’(¥780)で次々に飛んでくる
飛行機を見ながらお蕎麦を待ちました。お蕎麦は令和元年の
福井県大野在来種の新そばを月見とろろで(せいろ ¥780+
¥300)リーチェパパはせいろ+もりつゆ(¥220)大根
おろしの辛味つゆ(¥320)クルミつゆ(¥300)バジル
つゆ(¥300)カレーつゆ(¥300)などに変わりなし・・
私はそば通ではない為、季節の一品料理が美味しいことが箸
庵の最大の魅力です(ワンOK〜♬ テラス大前提で!)ので、
また昔のようにそば前が充実する日がやって来ますように!
そば通のリーチェパパは蕎麦の味が均一で香りが希薄、蕎麦
を手で切っていない、蕎麦の流儀としてお蕎麦と蕎麦湯を同
時にテーブルに置くのは如何なものか、と申しておりました。
ディナー再オープンで店内に少しずつ活気が戻りテラスにも
カップルが一組入って徐々に動き始めた箸庵でございました。
今年もパラソル・ヒーターのないテラスはそろそろシーズン
終了という10月の第2週に入ってから〜ベアトリーチェを
連れて ’初’ 箸庵となりました。アンジェリーナの11歳バー
スデー以来ですので5ヶ月振り・・そうだったんですかぁ〜
と阿部氏・・アンジェリーナは阿部さんが大好きだったので
私も寂しい〜〜でも、これからは新米ベアトリーチェよろし
くお願い致します。お隣のテーブルではスーツ姿の大人の男
性3名が日本酒でお蕎麦を愉しんでいらっしゃって〜驚いた
ことにその中の一名の方が ”このコはアンジェリーナちゃん
じゃないんですか?” 以前お隣のテーブルになったことがあ
ってアンジェリーナのこと覚えていてくださったのでしょう
〜♡ ありがとうございます。季節の一品から蓮根のパルミジ
ャーノ焼き(¥680)山芋の磯辺揚げ(¥750)椎茸焼き
(¥680)定番の出汁巻き玉子(¥780)ハイライトは新
さんま一尾の塩焼き(¥700)でございます。今年は秋刀
魚の水揚げ量が例年の半分にも満たない、とニュースでも取
り上げられていましたので貴重な一尾!! よく冷えた CAVA
をいただきながら今年最後のテラス・タイムを満喫〜♬ 聞
こえて来るのは〜お蕎麦を啜るような音だけ。
テーブルに着いてから〜ずっ〜〜と聞こえていまして辺りを
見廻すのですがお隣のテーブルは帰られましたので音の出所
が今ひとつ定まりません。その後もずっと聞こえておりまし
たので秋刀魚のお皿を下げに来た阿部氏に伺ってみますと・・
なんと!電動式石臼がお蕎麦を挽く音とのこと!! さっそく
石臼を見に参りますとガラスに新そば打ち始めました!の文
字・・令和元年・北海道石狩沼田産(北いぶき農協)とあり
ました。せいろ2枚(¥1560)に私は+300で月見と
ろろ汁をつけて十割そばを堪能〜♬ 箸庵の十割そばは色白で
なめらかな喉越しが特徴でございます。美味しいお蕎麦に季
節の一品〜♬ 大人が愛犬とゆっくり過ごせる箸庵の極上テラ
スに此の日もトイプー連れのカップルがいらっしゃいました。
今年は10連休の中日となった憲法記念日に3名で予約を
入れておりましたが前日の夜アンジェリーナが赤坂病院に
緊急入院し翌朝イチバンで手術ということになり・・英語
の生徒の H子さんは飼い犬のピョンピョンとこれまで一度
もワン OK〜♬ カフェに行ったことがないとおっしゃるも
のですから永田町までアンジェリーナとお迎えに上がって
六本木の オランジェ でカフェ・タイムを楽しんでから
お洒落なテラスがあって季節の一品が美味しい恵比寿のお
蕎麦屋さんに行きましょうよ〜♬ とご招待していたのです
が、思いもかけぬ急展開になってしまいました。最初に予
約のお電話を入れた時 ”もうそろそろお見えになる頃では
ないかと思ってお電話お待ちしておりました。アンジェリ
ーナちゃんとご一緒ですよネッ!” が阿部さんの最初のひ
と言でしたので今朝 小腸を10cm 切って縫って一週間集
中治療室なの・・ドタキャンでごめんなさい、と申し上げ
ますと・・エエッ〜! アンジェリーナちゃん大手術じゃ
ないですか!!と心配してくださって・・一週間後11歳
バースデーと快気祝いでテラスにおじゃまできることにな
ってママは本当に嬉しく!! 3名プラス2匹で〜♬
5月16日は木曜日でしたが7:30pm の店内はほぼ満
席、テラスの先客は会社の同僚お勤め帰り4名、私達が着
席してまもなくトイプー連れのカップルご来店で満席とな
りました。イチヂクとスナップエンドウの白和えは売り切
れで初ガツオの叩き(¥750)泉州水なすと鴨の生ハム
(¥700)真鯛の昆布〆(¥850)をお願いして〜キン
キンに冷えた CAVA で乾杯〜♬ 青山椒ドレッシングでい
ただく泉州なすが瑞々しくて美味!! 真鯛の昆布〆もカ
ラスミがけでねっとりとリッチな味わい!! CAVA の後
はマルヴァジア〜イタリアの白(バイ・ザ・グラス ¥60
0)にしてタコぶつとセロリの塩昆布和え(¥600)キ
ャベツのアンチョビ味噌ココット焼き(¥580)と出汁
巻き玉子(¥780)はギリシャの赤ワイン ’アルシミスト’
(バイ・ザ・グラス ¥600)で楽しみました。タコとセ
ロリの和え物は塩昆布のみならず、ミョウガと海苔がいい
仕事をしていて〜これからの季節にピッタリ〜♬ 箸庵は
和食に合う世界のワインをリーズナブルな価格で揃えてい
らして素晴らしいと思います。お蕎麦屋さんでこれだけの
ラインナップは先ず皆無!! お客様にも喜んで戴けて一緒
にアンジェリーナの11歳バースデーをお祝いして戴けて
思い出深い今年 ’初箸庵'テラスでございました。
箸庵はお盆休みもお休みなしでミーちゃんとアンジェリーナ
と4名で夏のテラスを満喫〜♬ 当日は雨がパラッと来そう
な雲行きでしたが "目一杯オーニング出してますから吹き込
むような雨でなければ大丈夫” と安倍氏の太鼓判〜そして・・
雨は一滴も落ちてくることなく!! CAVA で乾杯〜♬ 肴は
イチヂクとスナップえんどうの白和え(¥680)とうもろ
こしの天麩羅(¥650)ゴーヤとセロリの塩昆布和え(ご
ま風味で絶品 ¥580)出し巻き玉子(¥750)で愉しみ
テラスで作り立て温豆腐〜♬ 去年の夏のレビューに写真を
載せましたが国産有機大豆は北海道産福富で出来上がったお
豆腐をお鍋から掬っていただきます(四人前 ¥1380)お
豆腐が出来上がるまでのプロセスが楽しいので箸庵ご来店初
めてのお客様には必ず味わっていただく一品でございます。
谷中生姜の肉巻き天(¥600)はアンコール、続いて山形
県産蔵王鴨を筒焼きのつくね(¥880)と天然塩、トリュ
フ塩、オリーブオイルで愉しむ鴨焼き(¥1580)で〜♬
柔らかく旨味が凝縮された鴨肉をテンプラニーリョ(¥35
00)で堪能〜♬ お蕎麦屋さんでいただく贅沢な焼き物で
ございます。私の昔からのフォロワーに ’酒より肴’ さんと
言う方がいらっしゃいますが箸庵は酒の肴が充実しているの
で必ずやご満足戴けるのでは、と思います。私達は〆のせい
ろに至るまでのバラエティーに富んだ逸品の数々をテラスで
心ゆくまで楽しみ、エミリオ・プッチの特製浴衣を着たミー
ちゃんとアンジェリーナの2ショットを撮って7pm から2
時間半・・今宵もまた、ゆっくり楽しませて戴きました!!
今年 ’初’ でアンジェリーナとテラスにおじゃま致しました。
植込みの手前に大好きな金魚の蚊取り線香入れが出ていて
”もう蚊取り線香の季節になったんですよ〜お久し振りです”
と笑顔の阿部氏に迎えられ、大将もお元気で何より〜〜♡
満面の笑みをたたえてご挨拶に出ていらして下さいました。
箸庵のお蕎麦が美味しいのは大将のお力ですが、おじゃま
する度に楽しみな季節の一品料理も大将がいらしてこそ!
初鰹のたたき(¥750)富山産しろえびの唐揚げ(¥75
0)焼き皮付きヤングコーン(¥700)をお願い致しまし
た。つい最近!アリエッタで!! あの ’缶詰’ のヤングコー
ンではないフレッシュなヤングコーンに出会ってから私の
ヤングコーン感が180° 転換〜私の人生が変わりまして
テーブルに載ったヤングコーンを見た私は大感激〜♬ アリ
エッタでいただいたヤングコーンの裕に3倍はあろうかと
いう大きさ!! 心地よい歯応えとジューシーな衝撃!!ヒ
ゲもたっぷり〜ふさふさで甘〜い!! ”凄いですねぇ〜♡
こんなにきれいにヤングコーン召し上がったお客様一人も
いらっしゃいませんよ!” と ’目が点’ の阿部氏・・私は昔
から焼き魚をネコみたいにきれいに食べると言われてきま
したが今後はリストにヤングコーンも上がることに(笑)
旬の富山の白えびの透明感も半端なく美しく!! 皆様ご存
知でいらっしゃいましたか? 今が旬の富山県が誇るブラン
ド白エビは富山湾独特の海底谷’藍瓶’に群泳〜体長約6cm、
水揚げ直後の透明感のある淡いピンクが漁船の甲板で太陽
の光をキラキラと反射させる姿から富山湾の宝石と呼ばれ
ます。その後、白く変色し始めて浜に着く頃には文字通り
白エビに〜♬ 白エビは日本近海に広く分布していますが
漁が成り立つほど大量に漁獲される(年間500〜700
トン)のは富山湾だけ!! 富山県水産研究所によると寿
命が甘エビの約10年に比べて遥かに短い2年半から3年、
メスは一生に2度産卵し、卵は2ミリの楕円形〜数はおよ
そ300個→ 甘エビに比べて一桁も!! 少ないのです。
私達は貴重な命をサクッと軽い唐揚げ〜♬ で美味しく!!
旬の白エビ・初ガツオ・ヤングコーン〜♬ 贅沢な旬づくし
をよく冷えた CAVA で愉しみ・・打ち立ての九割り蕎麦は
コシ、歯応え、喉越しと三拍子揃って〜極上のテラス・タ
イムをアンジェリーナと共に・・♡ せいろ(¥800)は
月見とろろ(¥320)とクルミつゆ(¥320)で〜♬ も
う少し夏になったらバジルつゆ(¥380)試してみましょ!
JAPAN meets WEST!! 楽しみ、楽しみ〜♬
金沢に出かける前にホテル暮らしが始まるアンジェリーナを
労って? ゆっくりディナーが愉しめる箸庵のテラスへ・・♡
もうだいぶ寒くなってまいりましたので〜たぶん今年最後の
テラスでございます。石臼の横に”新そば打ち始めました!”
平成29年産・北海道石狩は沼田のキタワセ種〜毎日その日
の分を石臼で挽く自家製粉手打ち蕎麦が箸庵のプライドです。
前菜はラ・フランスとモッツァレラのカプレーゼ(¥750)
トリュフ塩でいただくマッシュルームの天ぷら(¥700)
続いて蕎麦屋のおでん3種盛り合せ(¥900)をいただき
ました。おでんの出汁で煮込まれた大根、タコと卵はそれぞ
れ美味ですがタコの柔らかさと味わい深さは特筆に値します。
隠し味のように細いゴボウのそぎ切りが入っていて熱々おで
んを晩秋のテラスでいただきました。なんか贅沢!!
夏以来で阿部氏とも会話が弾み、大将もご挨拶に出てきてく
ださって・・神田の’蕎麦打ち教室’ いかがですか?と伺うと
”おかげ様で毎回参加者が増えてずっと月イチで開催してお
ります” よかった!! テラスは私達のみでしたが店内はカッ
プル、女性二人組に加えてスーツ姿の男性グループで7pm
の店内は80% の入り・・牡蠣の天ぷら(¥750)があ
りましたので私は温かいお蕎麦(かけ ¥880)をお願い
して牡蠣天を添え、牡蠣天そば〜♬ ほのかな柚子風味で身
も心も温まって幸せ〜〜♡ アンジーパパは季節に関係なく、
ブレることなく、お蕎麦はざる派でございます。箸庵のおつ
ゆは店内削り立て・薩摩産本枯本節二年もの使用で甘過ぎず、
濃過ぎず、上品な味わい〜いつもアンジェリーナとゆっくり
させて戴きます。此の日も6pm から〜♬ たぶん、今年最
後のテラス・・また、テラスで季節の一品とお蕎麦が満喫で
きる来春を楽しみに・・♡
今回も高輪→ 白金台→ 恵比寿という定番コースでディナーは箸庵のテラスへ・・♡
オーバカナルでランチ→ アンジェリーナとプラチナ通りのお散歩→ アンジェリーナ
も一緒に入れるブティックでお買い物・・そして〜箸庵のテラス @5:30pm。
アメリカ在住の友人にとって美味しい季節の一品料理があって、お蕎麦があって、
日本らしい風情が愉しめる植栽テラスでゆっくり過ごす時間は此の季節ならではの
贅沢なひと時に違いありません。シャンパーニュ製法を取り入れ伝統と最新のテク
ノロジーを融合させて生まれた CAVA(モンテスキュス ¥4000)で乾盃〜♬
先に手作り鍋豆腐(国産有機大豆使用 ¥1300)をお願いして、お豆腐がお鍋の
中で固まるまで白桃とスナップえんどうの白和え(¥730)とうもろこしの天ぷ
ら(¥750)季節野菜10種の塩昆布和えサラダ(¥850)で CAVA を愉しみ
ます。にがりを入れますね〜♬ と、阿部氏・・そして ”どのタイミングでお出しし
ようかと迷っていたのですが” と・・よく冷えたスペイン産ゲヴェルツトラミネの
微発泡ボトルがテーブルに〜♬ ネクターのような瀞みを感じるフルーティーな甘
さと高級貴腐ワインのようなフローラルな味わい〜♬ 夏の夕方のテラスにピッタ
リでございました!! 出来上がったお豆腐には鰹節と生姜が添えられていますが
お好みで天然塩、トリュフ塩、レモン塩でも愉しむことができます。このあたりが
箸庵が箸庵たる所以で冷たいせいろでも、もりつゆの他に辛味つゆ(大根おろし)
クルミつゆ、月見とろろつゆ、更にマニアックなバジルつゆ(¥300)とつけカ
レーつゆ(¥380)というラインナップ。お友達は温かいかけ・・そう、バラエ
ティー豊かにお蕎麦と和食が愉しめるところが箸庵の最大の魅力なのです。私達が
おじゃました3日後に神田店では第一回蕎麦打ち会が開催されました。最初にレク
チャーがあって土曜日の3pm から3時間〜楽しそうですネ! 果たして自分が打っ
たお蕎麦のお味は如何に??
帰り際・・ご近所からと思しき10歳になる珍しいワンちゃんをお連れになったご
夫婦ご来店 ”アンジェリーナちゃんですか? いつもレビュー読ませて戴いておりま
す。此のお店もマダムのレビューで知って主人と来るようになったんですよ〜♬”
嬉しいですねぇ〜〜広がる輪〜♡ 半年ほど前にプラチナ通りでビションを2匹連れ
た女性グループの方々から同じようにお声をかけて戴いたことがありましたが店内
では初めてのことでした。私達はお先に失礼させて戴きますが・・どうぞ、ごゆっ
くり〜〜♡ これからもドッグ・フレンドリーなお店ご紹介して参りますネ!
アメリカ在住40余年〜高校時代の親友と一年振りの再会〜♬ 宿泊先ホテルから
徒歩1分のオーバカナルでランチをして〜♬ その後アンジェリーナとプラチナ通
りでお散歩とお買い物を楽しみ、ディナーはお蕎麦がご所望でしたので〜そのまま
アンジェリーナと一緒に行かれて季節の一品と美味しいお蕎麦がいただける箸庵の
テラスにおじゃま致しました。阿部さんがいらっしゃらなかったらプラチナ通りの
そば・だるぶるかしら?とも考えていたのですが一度家に戻ってアンジェリーナを
置いて来る必要もなく、限られた時間を有効に使うことができて〜大ラッキー!!
阿部氏とも昨年の秋以来・・♡ 春になって〜やっとテラスが愉しめる季節になり
ました。アンジェリーナも阿部氏を覚えてい大喜び〜♡ 今年も秋までどうぞよろ
しくお願い致します。
ランチの南仏のロゼに続いて・・再び CAVA で乾盃〜♬ 阿部氏お薦めの春らしい
苺とスナップ・エンドウの白和え(¥650)焼きホワイト・アスパラと空豆の温
泉卵添え(¥780)菜の花とアサリ〜♬ サラダ仕立ての初カツオ(¥800)
で愉しませていただきました。日本には旬があっていいわねぇ〜♡ と、つくづく
お友達・・本当に!! それに日本には〜そば職人という名人芸に近いこだわりの
専門職があります。日本のそば文化を後世に残して行くプロフェッショナルな方々
が日本各地にいらっしゃるのです!! ”今日のお蕎麦は九割になります” と阿部氏。
南仏のシャルドネ(¥2800)で菜の花とアサリの蒸し煮(¥780)せいろ2
枚の前に鴨つくねの竹筒焼き(日本の卵はオレンジが濃い!!と感激することしき
り・・¥800)と蓮根の肉詰め天(¥680)をいただきました。どの一品も大
満足〜♬ ”スペインの CAVA で乾盃してフレンチ・ワインで美味しい一品料理がい
ただけるお蕎麦屋さんなんてネヴァダにはないわよ!”→ ”どこにもないわよ〜器と
節度ある美しいプレゼンもネッ!”→ ”アンジェリーナと一緒に来られるし、お蕎麦
も美味しいし、また次回も来たいわ〜♡” そうしましょうね! 次回は10月と聞い
て私も共に愉しむ秋の味覚が楽しみ〜♬ それまでに旬の逸品がテラスで何回楽しめ
るかしら・・またメールで写真送るわネ!
(2016年10月)
寒くなる前にもう一度と思い、覗いてみましたら阿部さんがいらして
”バルに戻られてもう此方にはいらっしゃらないかと思ってたのよ”→
”いやぁ〜グッド・タイミングでしたネ、今日はこっちだったんです”
現在は半々くらいとのお話。お会いできてよかったわ〜 ♡ スペイン
の星付きレストランでも使用されている CAVA(モンテスキュウス・
ブリュ¥850)キリッと辛口で厚みがありますネ! シャンパーニュ
と変わらぬ味わいでございます。シャイン・マスカットの白和え(¥
680)と秋なすの煮浸し(¥650)で〜♬ ふろふき大根と煮牛
タン(¥850)と秋刀魚の竜田揚げ(¥700)は南仏のメルロー
で愉しませて戴きました。お蕎麦はせいろとクルミだれ〜♬ やはり、
美味しいですネッ! 十割そば〜♡ 阿部さんが ”これ、ちょっと入れ
ると担々麺みたいな感じになりますよ〜♬” と、自家製煎り胡麻煎り
唐辛子を薦めてくださって・・確かに! クルミだれが見事に二役を
こなしていて担々麺バージョンも満喫!! 大将がご挨拶に出て来て
くださってアンジェリーナもお隣に住んでいる2歳のファーズちゃん
が通りかかって〜お店の前で仲良くワンワンご挨拶〜♬ 皆がそれぞ
れハッピーになれた秋の箸庵でのひとときでございました。
(2016年9月)
夏が終わる前にお友達とワン OK〜♬ テラスに行きたいわネ!という
話になり(アンジェリーナはさくらの流しそうめんパーティーを欠席)
彼女の第一希望が箸庵のテラスでした。さっそく4名で予約を入れ〜
待ちに待った平日の7:30pm〜秋田県産米の純米造り 2015年
に六号酵母で醸された新政の美山錦スパークリングで乾盃〜♬ ラピ
スラズリ(瑠璃)色の美しいラベルは2016年版、常時要冷蔵でご
ざいます。酒の肴は鯵のなめろう(¥700)川海老の唐揚げ(¥5
00)蛸とキューリの酢の物(¥650)ゴボウ竜田揚げ(¥600)
蛸ぶつ・オクラ・つまみ納豆(¥680)お刺身は5種お任せ盛り合
せ(結果はお楽しみで〜上から時計回りに鮪中トロ・いさき・ヤリイ
カ・豊後水道の関アジ・〆サバ ¥2600)でお願い致しました。2
カップルですとアイテム数が増えるだけでなく、ふたりだったらオー
ダーしない一品が入って楽しさ10倍!! お豆腐好きなアンジーパパ
のリクエスト手作り温豆腐(¥1200)も4名でこそ〜♬ セット
アップから仕上げまでテラスで!! 国産有機大豆を使ったお豆腐を天
然塩、トリュフ塩、エクストラ・バージン・オリーブオイルで愉しま
せていただきました。お豆腐は砂時計が落ちて5分ちょっとで出来上
がり〜♬ 砂時計1ミリでも違うと ’えぐみ’ が出てしまうのだそうで
ございます。”今日のお豆腐は会心の出来映えです” よかったぁ〜♬
この本日のハイライトの後お蕎麦の前に私のリクエストでラクレット
きつね焼き〜♬ これはお揚げの中にラクレット(スイスのハードタ
イプ・チーズ)を流し込んで焼いた一品(¥780)でチーズ好きな
ワタクシとしては前回のモッツァレラ入り卵焼きに続き、チーズが愉
しめるお蕎麦屋ダイニング箸庵に感謝〜♡
お蕎麦はお友達が酢橘の冷やかけおろし、ご主人が天せいろ、アンジ
ーパパが鴨せいろ、私がふわりで〜それぞれ大満足〜♬ スパークリ
ングの後の冷酒はいづみ橋(海老名産の山田錦)あまり日本酒がわか
らない私達の為に女性スタッフが選んでくださったお薦め辛口でお食
事を堪能させていただきました。丁寧な接客とサービスはお墨付き!
お忙しい中〜私達のテーブルを取り仕切ってくださった阿部さん、本
当にありがとうございました。また、此の日は蕎麦打ちの大将が厨房
から出て来てくださって私達はエントランス左側に置かれている電動
石臼器で福井県大野産の蕎麦の実を挽くところを見学させて戴きまし
た。通常は夜〜翌日分を5キロ挽かれるとのこと。見学の後は大将に
よるお蕎麦のレクチャーや島根のそば道場にそば打ちにいらした時の
お話など・・美味しいだけでなく十割蕎麦のお勉強もできて〜気が付
けばなんと3時間!! 大変有意義な時間を過ごさせて戴きました。
寒くなる前に〜またテラスで〜♬
(2016年8月)
獺祭スパークリングが心残りでオープン10日後に再訪〜♬ 人間は
希少という言葉に惑わされます。予約のお電話の際、伺ってみますと
後2本というお話・・ボトル・キープで純米大吟醸の発泡にごり酒を
愉しませていただきました。獺祭は元々クリアーなお酒ですが、にご
り酒になりますとフルーティーさがかなり甘く感じられますのでお食
事に合わせるというより食前酒として単独で愉しむ方がスパークリン
グとしてのにごり酒の魅力が溢れるように感じました。山形だし添え
竹筒奴(¥480)山形蔵王産の鴨つくね焼き(¥780)もろこし
天(¥680)蛸ぶつ・オクラ・つまみ納豆(¥680)を焼き海苔
に巻いて夕方のテラスをアンジェリーナと共に満喫〜♬ オープニン
グの時テラスはワンOK〜♬ になると伺い、此の日を楽しみにしてお
りました!! お海苔は築地・円山海苔店のもので桐箱入り〜竹筒に入
ったお豆腐は円やかな甘み、竹に巻く鴨つくねはベトナムのレモング
ラスに巻くつくねみたい・・ふわっと揚がったトウモロコシの天ぷら
には天然塩とバター醤油が添えられていて夏らしい一品〜大変結構で
ございました。料理長こだわりのトマトなんですよ、と阿部さんが出
して下さった冷やしトマト(¥580)は湯むきしたトマトを鮪の削
り節の出汁浸しにして愉しむ和の一品で・・全てが箸庵ならでは〜♬
十割蕎麦の前にもう一品、モッツァレラ入り卵焼き(¥750)をお
願いしてみました。熱々でいただくより少し冷めてからいただいた方
がモッツァレラの存在感が際立ちます。これは新発見〜♬ モッツァ
レラはイタリアの IGT カラブリアの力強い辛口はロザートで〆のさ
らり(水菜・とろろ・刻みオクラ・梅干し載せ ¥1250)まで愉
しみ、アンジーパパは蕎麦通らしく、せいろ(¥850)でラップと
なりました。お蕎麦は季節によって産地が選ばれること、翌日の分だ
け蕎麦の実を石臼で挽いて毎日打つこと、二八ではなく十割に決めた
こと、鰹節は薩摩産本枯本節の二年もの(超高級品!!)を使用され
ていることなど、いろいろお話を聞かせて戴き・・次回の箸庵が益々
楽しみになりました!!
(2016年7月)
白金バルの阿部氏から恵比寿に手打ち蕎麦のお店がオープンすることに
なりまして〜というご案内を戴き、7月31日の日曜日お友達をお誘い
しておじゃまして参りました。恵比寿駅至近ですが静かな裏通りにある
為、喧噪とは無縁〜スタイリッシュなお蕎麦処で店内はシンプル&モダ
ン、ブースの壁に横長の小窓があって打ち場がチラッと覗ける造り〜♬
テラスがあることは知らなくてダブル・サプライズ!! 私達は迷わず
テラスです!! 籐の椅子とテーブル、植栽も金魚の香取もお洒落〜♬
先ずは乾盃〜可愛い赤トンボのスパークリング(250ml ¥2000)
で〜♬ 実は、希少な山口県・旭酒造の獺祭スパークリング50(36
0ml ¥3000)があって個人的には此方だったのですが、お友達が
”獺祭は気をつけないと危険だ” と意味深な微笑みを浮かべながら提言さ
れますので〜お誘いした身としてはお友達の意向を尊重して純米大吟醸
のにごり酒を断念・・京橋の獺祭バーが恋しくなりつつ SINCE1857
→ 神奈川県海老名市にある泉橋酒造の微発泡純米にごり酒、桃とスナッ
プエンドウの白和え(¥680)丸茄子(¥850)和歌山県産・鮎の
一夜干し(¥720)をお願い致しました。
桃の甘さが際立つ白和えは夏にピッタリ〜鮎も串に技ありで、お味のみ
ならず迫力のあるお顔と黄色い尾びれのビジュアルが百点満点〜♬ 丸
茄子は鴨のあんかけでございます。三品とも絶品!! 続いて〜鴨のたた
き(¥1200)鴨は愛知、蔵王、シャラン産など5種類が候補に上が
りましたがシャラン産の鴨は血生臭さ故〜日本酒と合わせるのは難しい
だろうとの判断から山形の蔵王産に決定されたとのお話・・柔らかくと
ろけるような肉質〜白眉でございます。実は、何を隠そう・・ワタクシ
はトゥール・ダルジャンの血のソース・ファンなのですがサラダ仕立て
でいただく和の鴨も上品で格別な風味〜♬ 赤トンボが終わってお願い
した姉妹店白金バルで大人気 CAVA モンテスキュスで(¥4000)
で愉しみます。シャンパン製法をお手本に最新のテクノロジーと伝統を
融合させて造られる CAVA はキリリと味わい深く・・どこかで見たよ
うな串焼きもありませんか?と茶目っ気たっぷりな阿部氏・・そうね、
そうね・・♡ お蕎麦処なのですがメニューにはバル定番アイテムを始
め〆鯖(¥650)竹筒奴(¥480)板わさ(¥550)だし巻き玉
子(¥680)タコとキューリの酢の物(¥650)山芋磯辺揚げ(¥
680)等々〜オーソドックスなお蕎麦屋さんのお摘み以外に!ラクレ
ットきつね焼き(¥780)とかバーニャカウダ(¥1000)トマト
出汁で作る茶碗蒸し(¥500)などワインに合うお摘みが盛りだくさ
ん!! とにかくアイテムの数がハンパではありません。
ワインはロゼがフランスとイタリア、白と赤はフランス、イタリア、ス
ペインに甲州(例えば白ですとソレイユ・クラシック ¥4000)赤
は島根県奥出雲のブラックペガール(¥4300)や山形県酒井ワイナ
リー(¥3800)栃木県ココファームの農民ロッソ(¥5000)と
本当に充実していてワイン・ラヴァー必見のワイン・リスト!! パリで
ブレイク〜日本酒のシャンパンと呼ばれる純米大吟醸のスパークリング
’アロース’(¥7000)まで揃っているお蕎麦処なのでございます。
肝心のお蕎麦は石臼(エントランス横に設置してありガラス越しに見え
ます)で引き、お母様が長野県伊那市のご出身〜幼少の頃からお蕎麦で
育った三代目が毎日打つ十割蕎麦〜♬ 本日のお蕎麦は福井県大野産で
手打ちならではの弾力のあるやや太めなお蕎麦〜お友達はエビ天と野菜
の天ぷら盛り合せのせいろ(¥1680)私はクルミだれせいろ(¥1
200)喉越しなめらか〜香りよしで大満足!! 〆に? 南仏のファン
タジー(バイ・ザ・グラス ¥800)をいただいて〜時計を見ればなん
と3時間!! 皆様、冷房の効いた店内で召し上がっていらっしゃいまし
たのでテラスは終始私達の貸し切りでございました。スタッフの接客、
サービス共、申し分なく、居心地よくゆっくり〜♬ 次回はぜひ!冷た
いお蕎麦で季節感満載の変わりそば〜ふわり(九条葱・ふわり卵載せ
¥1100)さらり(水菜・とろろ・刻みオクラ・梅干し載せ ¥12
50)アボカド山かけ蕎麦(¥1300)あたりで〜また夏のテラスを
満喫させていただきたいと思います。長々と・・ごちそう様でした!!
6位
1回
2016/07訪問 2016/08/13
南麻布にあったYin が西麻布Yinにお引越して7月1日のオープニング
・パーティーで親しくなったカップルお気に入り〜愛犬クララと一緒
に行かれるお店ということでお話を伺っておりました。"いつもテラ
スまで満席なのに今日は珍しく空いていて7:30pm 過ぎから行っ
てますので〜もしご都合がよろしければアンジェリーナちゃんと一緒
にいらっしゃいませんか?” と夕方お誘いがありました。ミッドタウ
ン下で近いし!! おじゃましてみましょうか・・♡ メールして戴い
たお店のカードの地図を頼りに向かったのですが右折する角に建物の
表示がなくデザイン性重視のラフな地図で仕方なく赤坂6丁目消防署
の前からお店にお電話→ 僕がお迎えに行きますのでそこにいてくだ
さい!!と、来てくださった方は高橋シェフだったことが後でわかり
ました。一緒に歩くこと3分・・地図にも載っていたエッセドゥエの
前を通って到着!! リベロはまだ1年半ですがエッセは8年前にオー
プンしたピッツェリーアで経営母体は同じ、通りから大きなピッツァ
窯が見えます。どちらも感じのよいフレンドリーな外観〜♬
テラスは通りより高い位置にあって見上げるとクララちゃんがパパと
ママと一緒にいますよ〜♬ テラスはバンコ・スタイル〜賑わってお
りますねぇ・・”クララにゴハンを持って来るのを忘れたので今お肉
頼んだとこなんです! アンジェリーナちゃんも食べられますよネ?”
グランド・メニュー以外に毎週水曜日に更新される今週のお薦め4種
のお肉盛り合わせ(¥3200)は赤牛、牛タン、博多の地鶏、豚肩
ロースに岩塩が添えられていて〜アンジェリーナは地鶏を少しいただ
き、私は牛タンをいただいてビックリ!! 柔らかくジューシーで甘み
を感じる肉厚牛タンでございます。既にテーブルに載っていた博多ナ
スの通称バルサミソ(バルサミコと味噌のマリネ ¥300)も美味し
い〜〜♬ ”もう食べちゃったんですけど此処のポテトサラダがまた美
味しいんですよ〜♬ よかったらとってください!!” キャー大変・・
お小皿のお摘み(オール¥300)にはバルサミソの他に自家製ドラ
イトマト、オリーブ盛り合せ、ローズマリー風味のミックス・ナッツ、
イチヂクのマルサラ漬け、ビーツとリンゴのマリネの6種類があって
〜ひと捻りしたアイテムがキラリと光るお洒落なラインナップ〜♬
(ワタクシはこの時点で再訪決定でございました)
佐賀牛や博多の地鶏だけでなく、お野菜も福岡県糸島産で糸島野菜の
グリーンサラダ(¥600)お肉と生鮮は九州からの空輸でしょうか
・・鮎のグリルはフレッシュ・トマトソース(¥980)お薦めのパ
イ生地の水牛モッツァレラ・パイピザは長方形でこんがり〜前菜的に
軽くいただける一品でサクッとした食感のマルゲリータ(¥780)
〆は日本で作れるのは二人だけと言う絶品バルサミコのリゾット(¥
1380)ルチアーノ・パヴァロッティがオーナーをしていたモデナ
のリストランテ名物料理で、それはそれは濃厚でグルマンだったパヴ
ァロッティのナプキン代わりの白いスカーフと満面の笑みが甦るお味
でございます。オペラ ’愛の妙薬’ の舞台でホンモノのスパゲッティを
アリアを歌いながら食べちゃったお茶目な彼の仕草も!! まだあるん
ですよ〜♬ 今度はご主人がイタリアン・ハイボールいかがですか?
イタリアン・ハイボール?? そうなんですよ〜グラッパのハイボール、
これがまたイケるんですよ〜〜♬ と、嬉しそう・・要するにグラッパ
のソーダ割りでネッビオーロ、モスカート、シャルドネの3種から選
ぶことができます。私に選ばせていただきましたのでネッビオーロと
シャルドネにして3名で何口かずつ・・飲み比べをして楽しみました。
バンコの窓からグリル板や厨房の様子が見えてライブ感満載〜♬ サー
ビスよし、居心地よしで、こだわりのある逸品がキラリと光る小さな
名店発見となり3日後の8月11日に予約を入れてさっそく再訪です。
私は ANA ホテルができる何年も前・・六本木通りはホテルの向かい
側〜赤坂2丁目に住んでいた時代があり元赤坂にあった会社まで赤坂
国際ビルに抜ける坂道を日々歩いて通勤しておりましたので〜赤坂の
街には愛着があり、ビルの谷間にひっそりとある料亭が当時に比べれ
ば数は減ったもののリベロ周辺にもその片鱗が感じられて前回もお隣
の白坂前にハイヤーが2台停まってお客様待ちをしてるドライバーの
姿にひとり往事を偲んでいたのですが・・再訪の日はディナー開始6
pm に予約を入れていた為、パーキングからリベロまで風情ある夕暮
れの赤坂の裏道をアンジェリーナとゆっくりお散歩できて大満足〜♬
一番乗りのテラスでランブルスコのグラスパロッサ(¥3800)ス
パークリングはフランチャコルタ(¥9800)以外はヴェネトのプ
ロセッコ(¥3800)カンパーニャのスプマンテ(¥3800)と
絞り込んだ4種。糸島のベイビーリーフが載ったポテサラ(¥580)
はバゲットに塗って愉しむポテト・ディップでした!! リッチでなめ
らかなテクスチャーにジャガイモの繊維質が心地よいオリジナリティ
ー溢れる逸品!! 博多ナスのバルサ味噌に続いて枝豆と燻製チーズ入
りフリッタータ(¥880)と夏っぽくトウモロコシのスパゲッティ
(¥1380)をお願いしてみますと一粒一粒が元気一杯で濃厚な甘
み〜♬ トウモロコシに合わせた自家製ソーセージがこれまた秀逸で、
とにかくハズレがない・・食後のブラッドオレンジのジェラート(¥
500)まで大満足アイテムが続きました。
目の前が鹿島建設でスッキリしているところも大きなプラス!ビルの
窓に TBS と映っていて振り返れば TBS という立地ですが赤坂通りか
ら一本入った裏道ですので非常に静かな環境、バンコの右にミッドタ
ウンの灯り〜定期的にヘリコプターが同じ軌跡を描いて頭上を飛んで
行きます。昔、ディズニーランドの先からナイト・フライトで東京湾
→お台場→芝浦→六本木→新宿と飛んだことがあって東京タワーを眼
下(スカイツリーができる何年も前のこと)に見下ろす東京の美しい
夜景に魅了されましたが今は高層ビルやホテルが倍増していますから
〜さぞや圧巻、息を飲む美しさで都会の夜が広がっていることでしょ
う・・6:30pm を過ぎるとお勤め帰りの方々、順次ご来店で一時
間もすると店内は満席に!! 一度、風の向きでカウンターから "カマ
ス焼きますよ” という高橋シェフの声が聞こえてきてカマス?? メニ
ューにはなかったけど、と思って小窓から覗いてみますと女性お一人
様がいらして焼き魚食べたいけど自分ではなかなか焼けない→ 買って
来てくださればグリルで焼いて差し上げてもよいですよ、というよう
なやりとりをされていらしたのでした。
その後もシェフは近くにある安くて美味しいお茶漬け屋さんの情報な
ど、顧客のニーズに寄り添う接客をされていて感動致しました。お店
の場所がわからないと電話が入れば電話口で説明するのではなく、自
ら飛んで来る!! そのサービス精神がお客様に喜んでいただけるもの
を喜んでいただける価格で提供しよう〜〜♬ につながっているのだと
確信した次第でございます。店内満席だったにも関わらず丁寧なお見
送りがあって〜冬場もあったかいんですよ〜温室になりますから・・
Yes, I can see that!! またぜひ!! 赤坂で覚えておきたいアンジェ
リーナと共に〜♬ 個性あふれる一品が愉しめるお店が増えました!!
7位
1回
2016/09訪問 2018/04/07
3年越しの夢が叶って〜いざ鎌倉、ではなく!江の島は魚見亭でございます。
夏休みも終わった9月第一週の平日でセット致しましたが台風接近で朝から
どんより・・6am 起きで行きましょうネ!とイチバン張り切っていたママ
でしたが今ひとつスイッチが入りません。それでも なんとか10:30am
に江の島到着。生まれて初めて江の島大橋を渡りました。感無量でございま
す。江の島と此の橋は私にとって〜いつも湘南のランドスケープの大切な一
部で、これまでの人生で何百回と見てまいりましたが一度も渡ることはあり
ませんでした。江島神社へと続く参道の左右にはお店が並んでいて楽しいこ
と、楽しいこと!! お店の前には植木鉢や石灯籠、つくばいなどが置かれ〜
’この先、岩屋橋からの富士山撮影スポット’ などと赤い矢印が出ていたり参
道の横には細い道があって〜そこでは先祖代々、綿々と続く住人たちの日常
が営まれていて・・彼らが作るしじみやアサリの佃煮、鰯のみりん干しや鯵
のみりん干し(無添加・天日干し12尾でなんと¥250!!)江の島の道
案内絵図は弁財天の美しい木製の琵琶に描かれていました。
2020年の東京オリンピックでレース会場に決定したヨットハーバーを見
て奥津宮にお寄りして魚見亭まで〜♬ アンジェリーナを連れてエスカーに
は乗車できませんので歩きオール・ザ・ウェイ!! 相模湾を臨む岩屋に一
番近い奥津宮は江島神社の本宮で、海を守る三人姉妹の姉神〜多紀理比賣命
(たぎりひめのみこと)が祀られています。養和2年(1182年)に源頼
朝により奉納された石鳥居や江戸の絵師・酒井抱一が拝殿天井に描いたどこ
から見ても此方を睨んでいる八方睨みの亀の復元画 (亀は古来めでたく蓬来
山を背負い不老長寿の象徴とされている) があります。観光コースになって
いるのか中国人ツーリスト多数・・ワンちゃんも思いの外多くてアンジェリ
ーナは何匹も犬のお友達に会いました。魚見亭の帰りにお寄りしようと考え
ていたカフェ・マディは青山のマディにおじゃましたことがあって場所は確
認していなかったのですが、たまたまお洒落な造りが目に留まったお店がマ
ディで〜簡単に見つかりました。でも未だオープン前のようでございます。
魚見亭はマディのすぐ先にあり想像を遥かに超える大きなレストランでした。
島の西端の断崖絶壁に建ち、晴れた日は富士山が見えるそうですが台風接近
ですからお姿を拝観することはできず、漁がなくて生しらすもなし・・でも
トンビが悠々と空を舞って私達を迎えてくれました。店内には生け簀があっ
てズラッ〜とサイン入り色紙が飾られています。どうぞ、お使いくださいと
魚見亭の丸い団扇〜♬ 到着がお昼前でしたので窓際の角のテーブルがとれ
て大ラッキー!! 目の前に雄大な太平洋が広がります。栄螺の壷焼き(¥8
60)大きな焼きハマグリ(3個 ¥860)鯵のたたき(¥1000)釜揚
げしらす(¥500)に釜揚げしらす丼(¥1300)をお願い致しました。
富士山が見えなくても湘南アイランド・ワイン(¥1250)のラベルには
東の空が茜色に染まる江の島と富士山〜♬ 山形の高畠ワイナリーのシャル
ドネはライトな辛口〜江の島でなんとも贅沢なランチ・ワインでございます。
そして、奮っていたのがメニュー!!カラー写真付きで全てのアイテムに英
語表記と思いきや! 瓶ビール(¥600)は BINBIRU, ドラフト・ビアー
ではなく NAMABIRU, そのあと GURASUBIRU(¥280)ワインは Wine
ではなく WAIN!! 最高でしょ? 日没までの営業ですがウイスキーと焼酎も
あって此方は MIZUWARI(¥460)とローマ字表記、でも、すぐその後
に英語表記で Whisky or Shochu (Japanese Spirits) あ〜楽しかった!!
坂の途中にあった海鮮料理と大きな幟〜相模湾を一望するレストランもとっ
ても素敵で〜♬ お玄関前で "いかがですか?" とお声をかけて戴き、魚見亭
に行くところなんですと告げるとオーナーと思しきご主人が "あはは、だっ
たら親戚ですから〜よろしく!!” と笑顔でお見送りしてくださって江の島
って観光地なのに人情味があっていいところなのネ!と一人で悦に入ってし
まいました。もちろん、魚見亭も仲良く家族経営〜お店全体が優しい波動に
包まれて暖かく心の込もった接客とサービス〜♡ さすが! 代々ファミリー
でお店を守り続けた140年超えの歴史!!
お味云々より此の立地〜♬ ありき、かもしれませんが・・釜揚げしらす丼
のトレーには可愛らしいピンクのお茶碗が載っていて(シェアーすると判断
されたのでしょう・・)生しらすがなくて残念でしたが釜揚げしらすがふっ
くら〜ふわっふわ〜♬ で、江の島まで来た甲斐があるというもの。そして、
お味噌汁の美味しいこと!! この特筆すべき一杯に魚見亭のすべてが凝縮
されています!! 窓際のテーブルで断崖から海に舞い降りるトンビの勇姿に
見惚れている私達に午後から台風に備えて葦簀を張りますとお話があり・・
海側のバルコニーと離れの一室はクローズになっていました。お昼になると
店内は窓際のテーブルから埋まり1pm 前に小上がりまで満席になりました。
夏休みのピークや週末はお店の前に行列必至ですネ! ”またどうぞお越し下
さい” と私達の姿が見えなくなるまでお玄関前に立ってお見送りしてくださ
った女将の姿と’健康も運命も心ひとつの置き所’ と書かれた色紙の文字が私
の心の中で重なりました。カフェ・マディは残念ながら帰りも雨戸が閉まっ
たまま〜定休日だったのかしら・・相模湾を臨む素敵なテラスにお寄りでき
ませんでした。でも、私達は魚見亭でお腹も心もいっぱい〜♡ 充分にハッ
ピーなワタクシでございました。江の島で登頂されたら〜やはり此処はマス
トでしょう〜〜♬
8位
1回
2016/04訪問 2016/06/13
2年ほど前から一度おじゃましてみたいと思いつつ・・駒沢公園周辺は
土地勘がないせいか、なんとなく遠く感じていましたが4月の中旬どう
にかテラスでディナーができそうな気温の金曜日お電話を入れてみます
と満席でテラスしか空いておりませんとのこと。願ったり叶ったり〜♬
で、テラス到着 @8pm。お洒落なコンクリート・ビルの1F でエント
ランス前に小さなテラスがありました。店内のバー・カウンターとガラ
ス越しに繋がっているような造りのテラス・バーはカウンタートップが
光沢のあるタイルでリゾート感たっぷり〜♬ ファサードも含め照明の
使い方がとっても上手〜♬ 温かみのある ’お洒落’ ダイニングといった
趣きでございます。
少し肌寒い夜でしたので10pm まで結局テラスには私達のみ、すぐに
ストーブを点けてくださってブランケットもありましたので私達は全く
ノー・プロブレムでしたが・・予約なし、店内ご希望で残念そうに通り
に出て行かれたお客様は少なくとも5組〜カップル x2、女の子グルー
プ数名、ご年配のご夫婦 x1、お子様連れ外国人ファミリー x1と客層
に幅があって(私は勝手に)嬉しくなってしまいました。テラスの前は
渋谷駅→田園調布駅行きが走るバス通りですが交通量はそれほど多くな
く一本入れば住宅街、246沿いに比べたら夢のように静かな環境です。
メニューにはアジア料理以外にもタパスやパスタがあってグループでお
食事をされている方が殆んど・・バー・カウンターの前の階段を数段下
りると半地下のお部屋、数段上がると中二階のお部屋、更に店内奥の階
段を下りると広いダイニングと中央に厨房、動線が楽しい店内は一軒家
風レストラン・・そして、びっしり満席!!
タパスには¥380と¥580の括りがあって〜バイマックルとレモン
グラスを効かせた自家製ピクルスやニンニクと生姜で下味をつけた自家
製ワンタン揚げ・チリ入り甘酢ソースもあればカマンベール・フライも
あるといった具合。私達は〜お豆腐と搾菜の冷菜うずらのピータン添え
(¥410)タコと茸のマリネ(¥626)ポテトサラダ(¥410)
を〜♬ ポテトサラダは DAI オリジナルでタイ風ピリ辛〜添えられた
’えびせん’ で愉しみます。タコと茸のマリネはオリーブオイル・ベース
ですがナンプラーとガーリックでタイ風の前菜になっております。ワイ
ンはテンプラニーリョのレゼルヴァ、ティエラ・セレナをお願い致しま
したら〜もうすぐ10年になる熟成感満載で大当たり〜サラダは蟹味噌
バーニャカウダ、ガドガド、イベリコ・ベーコンのシーザース、グリー
ン・サラダ、ヤムウンセン、ズワイガニとアボカドの6種類〜ズワイガ
ニとアボカド(¥950)をお願い致しました。ベースはエシャロット
&ヴィネグレット、うずらのピータンにもタコのマリネにもシャン菜が
載っていましたので、シャン菜好きと致しましては此のズワイガニとア
ボカドだったらシャン菜が載っていても合うのではと思うアジアンな仕
上がりでございました。3品とも大満足〜♬
ご飯ものにはガパオ(¥1100)グリーン・カレー(¥1000)エ
ビのレッド・カレー(¥1000)麺類にはパッタイ(¥1100)焼
きビーフン(¥980)海鮮五目あんかけ焼そば(¥1100)トムヤ
ムクン・ラーメン(¥980)フォー(¥900)などがあってタイ、
中国からベトナムまで旅ができます。フォー・ガーとガパオをいただき
ましたがどちらも美味〜♬ 特にフォーは透明感のある美味しい米麺、
チキンも厚めのカットでふっくら〜大変けっこうでございました。ディ
ナーの後半、時々テラスのカウンターに出てきてはアンジェリーナを撫
でてくださっていた方から私達のテーブルから見える店内半地下でお食
事をされている外国人多数15名ほどのグループはウエイトリフティン
グ・マスターズ・ワールドカップの選手達(彼はトレーナー)で ”今日
が最終日だったんですよ” ワールドカップ会長や副会長、日本ウエイト
リフティング協会常任理事の方々であると伺い、彼から簡単な通訳を頼
まれ店内の賑やかな雰囲気も楽しませて戴きました。
チェックをお願いした時、此の夜テラスで最初のご案内から最後までお
世話になった大竹店長に駒沢大学の選手や学生さんがやはり主流?と伺
いましたら3月から4月にかけては歓送迎会でグループ利用が特に多く
なるけれど年間を通じて大学関係者の会食は多いとのお話。若者だけで
なく大人も愉しめるアジアン・レストランだったのですネ! 彼がグロー
バル・ダイニングのモンスーン出身だとわかって全てが腑に落ちました。
代官山のモンスーンも麻布十番のモンスーンも暫くおじゃましていませ
んが毎年〜夏になると代官山の屋根の上や十番の広いテラスが恋しくな
ります。Dai は6年前にオープンした本店たまプラーザが一店舗目で藤
が丘→ 新百合ケ丘→ 青葉台→ 日吉と続き、ここ駒沢店は2014年9
月にオープン、80席ある店内は常に満席かもしれませんがグローバル
仕込みのサービスと接客、しっかりしたお料理さえあれば誰でも笑顔に
なれそう〜ママ友ランチも大人気だそうですよ〜〜♬
9位
1回
2016/09訪問 2016/10/19
西武池袋線中村橋駅から真っ直ぐに100メートルちょっと・・
全く土地勘のないところですが、駅至近なので皆様集まりやすく
お勤め帰りにふらっとお寄りしたくなる立地なことは明解でござ
います。お店が地下にある為、フレンドリーな感じで居酒屋さん
風なエントランスになっていますが階段を下りると別世界!所謂
居酒屋さんではありません。此の日の BGM は60‘s のダイアナ
・ロスやビートルズ〜♬ 中央にコミューナル・テーブルがあり
周りに個室〜掘り炬燵式の大人数対応部屋から小さなお部屋、テ
ーブルが並ぶコーナーと別れていて様々なシチュエーションに対
応。私達がご招待された9月9日のコミューナル・テーブルは秋
の彩り〜♬ 季節ごとにママがアレンジされるそうで手作り感満載
〜アットホームな雰囲気で女性お一人様もいらっしゃいますよ!
ここは十条の肉骨茶(バクテ)オーナーのご両親が経営される中
村橋では ’間違いない’ と言われる飲みたい男性陣からお喋りを愉
しみたい女性同士、男女を問わないお仕事帰りお一人様、日曜日
の家族利用まで対応できる本当にオールマイティーなお店で私が
感動したのは新鮮なお刺身のみならず、茗荷の天ぷら、ママお手
製のお通し(セロリとベーコン・卵の炒めもの)や北海道の栗カ
ボチャ、ウリの酒粕漬けが絶品!! だったことでした。お父様
も単に鮮魚を捌くだけではなく一時間手ごねして作る入魂のつく
ね〜♬ 近年はつくねと言うと軟骨入りが主流ですが、お父様は
ご自身の好みにより軟骨はすべて取り除いて手ごねされます。煉
っているとタネが熱くなりますので温まってくると一度冷蔵庫に
入れて冷やし、また出しては煉る、というプロセスを繰り返され
るのです。極力、冷凍食品は使わない主義を通していらして鮮魚
は毎日、新潟の寺泊港で水揚げされた獲れたてを仕入れていらっ
しゃいます。新さんまの ’ねぎ間’ の丁寧な仕事をとくとご覧じ!
また、お父様は大工仕事も得意とされていてテーブル横の壁に取
り付られたご自身作小さな棚の下には調味料などが置ける有効ス
ペースがちゃんと設けられています。とにかく!仕事が丁寧!!
天下一品でございます。
前述のママのお通しに続いて〜特選お刺身盛り合せ7種盛り〜♬
本マグロ中トロ・本マグロ赤身・サーモン・カンパチ・金目の炙
り・北海タコ・新さんまという顔ぶれで旬のサンマは甘みがあっ
て本当に美味!! クチバシが黄色く、お腹が膨らんでいて黄色い
点々が入っているものが新鮮な証拠とのお話。長葱を新さんまで
巻いたねぎ間(¥550)も特大・新さんまの塩焼き(¥750)
も絶品でございました。つくねもママの愛情たっぷり栗カボチャ
の煮付け、ウリの酒粕漬けも素晴らしい〜〜♬ 最後にアンジー
パパは白ゴハンで塩辛〜♬ イカにはちょっとうるさい彼ですが
此の塩辛には甘みがあると大感激。伺ってみますと、あくまでも
イカの内臓に塩をする時の塩梅だそうですが・・一朝一夕に此の
塩からは作れません。
お酒のリストがまた凄くて日本の酒処〜北は北海道の男山から南
は福岡の美田まで〜♬ 常時60〜80種類、グランド・メニュ
ーで40〜50、季節・旬・新物で20〜30、焼酎も30〜4
0種類取り揃えていらっしゃって中村橋界隈では知らない人はい
ないという品揃えでございます。仙台出張で行った伊達藩長屋で
見た宮城のお酒では浦霞・日高見・一の蔵、知っている銘柄とし
ては新潟の越乃寒梅・久保田、聞いたことのある銘柄では長野の
真澄、岩手の南部美人、露山の銀嶺立山などが目に留まりました。
日本酒はワインのようにアロマが際立って前面に出てきませんの
で鼻で銘柄を記憶することは不可能に近い離れ業に思えます。利
き酒士って凄いですよネ! 桝でお薦めの高知の純米吟醸酒 ’酔鯨’
(¥830)を一杯いただき、お食事が終わる頃ホイスなるドリ
ンクを試飲させていただきました。
生まれて初めて口にしたホイスとは1950年代に港区白金二丁
目にあった後藤商店が健康にもよいお酒、ハイボールの素として
世に送り出したもので(どおりでポスターには東京タワーと東京
の夜景〜♬)原料は焼酎ベースに橙皮、陳皮などの漢方薬や薬草、
ワイン、リキュールなどを加えたもので・・なんと!ノン・アル
コール。全くクセがなくて爽やかな飲み口・・ほんのりハーブが
香って〜♬ ホイス・焼酎・炭酸水を4:6:10で嗜むのがメ
ーカーからの黄金比。名前の由来は昭和30年当時高級であった
ウイスキーをもじってホイスキー、それがホイスになったという
わけでございます。限られた飲食店向けに販売されていて小売り
は一切されていないので ’幻の酒’ と呼ばれているそうでポスター
には ”鳴呼、君知るや、幻のホイス" と書いてありました。珍し
いお酒と美味しいお料理の数々をごちそう様〜♡ お父様、お母
様、どうぞこれからもお元気で中村橋での20年の歴史を更に刻
んでくださいませ。人は酒に酔わず、よき友に酔う・・と、どな
たかの書が壁に掲げられていましたが、個人的にはよき料理人に
も酔う夜となりました。いつまでも手を振ってお見送りしてくだ
さったお父様の笑顔が心の込もった美味しいお料理の余韻と重な
って中村橋での極上・再会ディナーでございました。中村橋では
なくて古川橋だったら〜間違いなく!週3で通いたい名店です!!
10位
1回
2016/06訪問 2016/07/13
クライアントが珍しく ”時差でどうしようもないのでディナーは営業部長
と二人で行って来て" という日があり〜部長が肝煎りで予約を入れてくだ
さった ’ここ一軒で宮城県’ 伊達藩長屋は囲炉裏を囲む東北の古民家を模し
た造りで二つある個室は仕事帰りのグループで7pm には満席。私達は囲
炉裏前の掘り炬燵式のカウンターです。奥に仙台四郎がいますよ、と部長
・・四郎さんって〜いったい誰?着物を着て腕組みをしている男性は江戸
末期から明治時代にかけて実在した人物で知的障害があった為ほとんど話
すことはできなかったそうですが彼が訪れる店は悉く繁盛して存命中から
各地でもてはやされ没後は商売繁盛・福の神として仙台市内の飲食店では
彼の写真を置くようになったのだとか・・彼のストーリーの中で私が一番
気に入った箇所はどんなに懇願されても自分の気が向かないお店には行か
なかったというくだり〜♬ 私達の右隣は東京から旅行中の女性二人組、
左隣は地元のご夫婦(此のご夫婦がお帰りになるとすぐ男子大学生 x2、
女子大生 x2で2回転)天井からは七夕飾りが下がり畳敷きのお部屋には
古い箪笥が置かれていてスタッフは浦霞を纏い、否が応でも雰囲気が盛り
上がります。照明落とし気味ですので四郎さんの存在感も際立ちますネ!
そして凄いのはセットアップのみにあらず。囲炉裏担当の女性スタッフは
先ず私達にお通しの仙台麩と牛肉のしぐれ煮の用意をし、お薦めの純米吟
醸橘屋を升酒で用意し、炉端で牛タンを焼き、戻って来て岩塩をおろし金
で摺って牛タンに振り、お杓文字の上にお味噌を載せてバーナーで炙り、
その後すぐに本日の ’めっけもん’ 甘海老の量り売り(1g 7円)の行商に
出ました。お小皿にちょこっと、ではないシズル感たっぷりのお通しが¥
500というところにも驚きましたが大きな殻付き岩牡蠣3つで¥990、
六本木のオイスター・バーでは考えられないお値段!! 日本三景のひと
つ松島の牡蠣ポン酢〜♬ ふっくらジューシー最高でした。名物!牡蠣の
シャベル焼きのパフォーマンスも見ることができました。先ず口上があっ
て!コスチューム、小道具もさることながら〜とにかくパフォーマンス満
載で此処は大人のテーマパーク!! 藁焼き屋の六本木店や品川店に共通す
る高いエンターテインメント性!! 藁焼き屋の炎に比べると小さいものの
畳の上に切られた囲炉裏から勢いよく火柱が立って迫力満点〜♬ 炭火焼き
牛タンもこのボリュームで一人¥990〜♬ たまたま仙台に発つ3日前に
ランチでいただいた小石川の牛タンがコンコチだったこともあり肉厚で柔
らかく弾力のある牛タンは甘みがジュワ〜と広がる絶品に感じられました。
メニューは昔のモノクロ写真入りで宮城県の歴史が散りばめてあり私が永
年知りたいと思っていたなぜ仙台が牛タンで知られるようになったのかに
ついても言及していました。昭和23年に味太助の初代店主・佐野啓四郎
氏が洋食の牛タンに目をつけ当時営んでいた焼き鳥屋台で試行錯誤を重ね、
美味しさの秘訣は強火の炭と余分な脂を炭火に落とすことで燻製効果が出
て旨みが増すところにあると発見したのです。メニューには聞いたことも
見たこともない鱈の胃袋のキムチ、めふん(鮭の血合の塩辛)うるか(鮎
のはらわたの塩辛)酒盗(鰹のはらわたの塩辛)などの珍味が並び辛口の
大吟醸・浦霞と日高見(徳利¥680)で部長お薦めの仙台味噌焼き味噌
(¥390 お杓文字の上に仙台味噌を載せてバーナーで炙る)や、ほや
(¥450)にトライしてみましたが、私には酒の肴上級者コースで専ら
ビギナー向けサンマみりん干し(¥390)と煉り雲丹(¥600)で宮
城の地酒を愉しませていただきました。宮城県の米は藩政時代から本石米
として江戸市場を賑わし、この米を使っての酒造りが盛んだったこと、伊
達政宗が1608年に大和から酒造りの技術者を招聘して御用酒屋を創業、
これと並行して町酒屋が生まれたこと、宮城を代表する地酒・浦霞の創業
が享保9年(1724年)で松島湾沿いの井戸水で仕込まれることや日高
見が文久元年、南部杜氏伝統の低温発酵で醸されること、一の蔵は昭和4
8年創業の新しい蔵であったことなど、仙台に来て初めて知ることがたく
さんありました。ほやが海のパイナップルと呼ばれていることも!
〆は白石温麺(ううめん、と読みます)江戸時代の初め白石に住んでいた
大畑屋鈴木浅右衛門が胃腸の弱い父親の為に旅の僧から習った油を使わな
い麺の製法を苦心の末会得したと伝えられています。この高級麺は藩主の
伊達家からあちこちの大名に贈答品として用いられ伊達政宗の好物でもあ
ったと伝えられ400年の歴史を誇ります。私達がいただいたのは冷した
麺で卵や抹茶を煉り込んだ10cm ほどの短くて細い麺が入ったセットで
お素麺のような食感〜平成9年5月17日天皇皇后両陛下が第48回全国
植樹祭ご臨場の際、白石温麺の元祖・割烹大上で温かい温麺をお召し上が
りになられたそうでございます。お会計をお願いしましたらサービスでお
味噌汁が出てまいりました。最後の最後までサプライズが続き大学生達が
帰った後スマホを点灯して忘れ物がないかチェックしていらした店長がお
見送りしてくださってオープンは2010年、本店は新潟で秋田、山形、
岩手、長野にもお店があり〜店長は新潟出身でいらっしゃると伺いました。
演出の数々にすっかり魅了されてしまったワタクシでしたが初めて仙台に
いらしたらやはり一度はぜひ〜♬ 宮城の郷土料理と宮城全27蔵の地酒、
県内には142の漁港があり世界三大漁場に入る三陸沖漁場に近く全国屈
指の水揚げ量を誇る気仙沼漁港直送の新鮮な魚介〜♬ ’ここ一軒で宮城県’
に間違いはありませんでした。もうひとつ私が感激したのはスタッフ募集
要項で50歳以上の方大募集!! 宮城が好きな方・宮城弁が喋れる方・お
祭りが好きな方・お料理が好きな方・お喋りが好きな方・人と接するのが
好きな方、どれか一つでもチェックが入る方は合格です!! なんだか嬉し
くなってしまいました。きっと此処なら毎日楽しく仕事ができそう〜〜♬
第1位の芝とうふ屋うかいは2016年に通訳で2回おじゃま致しましたが
2回とも定番のお豆腐料理に加えて美しい器に季節感溢れる逸品〜♬ 接客・
サービス共に完璧〜外国人のみならず、お庭の美しさと室礼には目を見張る
ものがあり他店の追従を許さぬ抜きん出た CP には敬服するばかりでござい
ます。第2位の ’ふかほり’ はフィンランド大使ご夫妻の接待で利用した博多
からクルマで行かれる温泉付き癒しの宿で夕食・朝食とも個室〜自家菜園で
採れる新鮮で元気なお野菜が素晴らしかったと思います。第3位はカフェ・
アマン〜33F のレストランにも参りましたが個人的には接客・サービスを
含めた総合点でカフェでいただいたディナーの方がハイ・スコアーとなりま
した。第4位は六本木ヒルズ・毛利庭園前の Mr.FARMER〜A.W.Elements
の時代からワン OK〜♬ テラス付きレストランでは常にトップ3にランキン
グするお気に入り〜♬ リニューアル後はヘルシーなラインを前面に出した
オリジナリティー溢れるメニューときめ細やかなサービスで、もちろんテラ
ス周りの環境が大きくプラスしていますが夜は落ち着いた雰囲気で大人が寛
げるテラスでございます。第5位の箸庵は夏にオープンした十割そばのお店
で充実した一品料理のラインナップは感動的〜♬ CAVA から日本酒までワ
イド・レンジなセレクション、お洒落なテラス→ワン OK〜♬ と来れば鬼に
金棒です。第6位のリベロもワン OK〜♬ テラス付き、こちらは赤坂の裏道
にあるイタリアンでオリジナル料理多数〜♬ 抜群の CP でドッグ・オーナー
の皆様に広くお薦めしたいドッグ・ウエルカム+フレンドリーでカジュアル
なレストラン〜♬ 平日でも予約必須でございます。第7位の魚見亭は江の
島から駿河湾と富士山を臨む断崖絶壁に建つ一軒家で漁があれば朝獲れの生
しらす丼も堪能できます。湘南エリアでは船のデッキ風に造られた Marine
& Farm SAJIMA がお洒落でとっても素敵なのですがディナーでおじゃまし
た時のお料理に今ひとつ感動がなかった為、魚見亭に軍配が上がりました。
第8位はアジアン・ビストロというコンセプトで駒沢で大人気〜DAI でご
ざいます。グローバル・ダイニングのモンスーン卒業生ならではの接客とサ
ービスで美味しくて楽しいアジアン・タイムが満喫できます。半個室になっ
たコーナーが多いのでグループでの利用では特に重宝しそう・・第9位は十
条の肉骨茶(バクテ)がきっかけでおじゃますることになった菜香村箸〜ご
夫婦経営でなければ!の〜お料理の数々と温かいおもてなし〜♡ もっと近
くにあれば週イチで通いたい ’元気になれる’ お店でございます。第10位は
仙台出張で地酒と郷土料理のみにあらず、という高いエンターテイメント性
に感激したお店〜伊達藩長屋でございます。東京では考えられない驚きのプ
ライスもさることながら〜囲炉裏を囲む古民家で宮城の地酒と新鮮な魚介が
愉しめる大人のワンダーランド、仙台に行かれたら一度はぜひ〜♬
新しい年が皆様にとって健康で幸せな一年でありますように、そして今年も
素敵なお店と感動的な一皿に出会えますように!!