マダム・チェチーリアさんが投稿したリストランテ ラ チャウ(東京/田町)の口コミ詳細

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フォトエッセイで綴るマダム・チェチーリアのレストラン探訪

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マダム・チェチーリア (女性・東京都) 認証済

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リストランテ ラ チャウ田町、三田、芝浦ふ頭/イタリアン、フレンチ、ワインバー

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.1
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2012/05 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.1
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

ピエモンテ地方への扉を開く鍵

食べログで信頼のおけるレビュアーU氏が大絶賛されていましたので
暖かくなったらアンジェリーナとテラスにおじゃましようと春が来る
のを待ちわびておりました。ゴールデンウィークが明けた翌日お電話
を入れてみますとテラスOK!で当日予約が入りました。ラッキー!!

田町の駅に一斉に向かうお勤め帰りの方々と逆に歩くこと3分・・
すぐそばにコイン・パーキングがありました。ホテルのエントランス
横にあるリストランテですが、独立したイメージのお店構えでブルー
のテントと知る人ぞ知る ’サイのワイン’ の木箱の一片ですぐにイタリ
アンとわかります。ロエロ・アルネーゼやガイヤの空きボトルが木箱
にお行儀よく並んでいます。2Fは鶴と言う和食屋さんですが白い漢
字ひと文字でリストランテのファサードの雰囲気に影響はありません。

植栽で囲まれたテラスの奥にエントランスがあり、大きな木のドアの
上には鍵がひとつ〜♬ ラ・キアーヴェではなく、ラ・チャウです!!
店内はシックで落ち着いたインテリア・・接待でも充分に使えそうで
す(最近のレビューで M氏がお料理だけでなく、接客の心得がしっか
りできていると書いていらっしゃいましたが、本当にその通りでした)
正に、お料理を愉しむ環境をきちんと整えていらっしゃいますので〜
安心してゲストをお招きできるリストランテだと思います。

ピエモンテと言えば〜あの霧のかかった丘の斜面に広がる葡萄畑、秋
の紅葉の例えようのない美しさ、バルバレスコ、ドルチェット・ダル
バ、バルベラ・ダスティ、そしてバローロ・・饒舌なガイヤとその対
極に位置していたように感じたコンテルノ兄弟、フォンタナ・フレッ
ダのテイスティング・ルームなど個人的にも思い出深い土地ですが、
ワイン・リストはもちろんピエモンテ・ワインの見事なオン・パレー
ドで〜♬ お手頃価格から年代ものまで、赤ならランゲ・ネッビオーロ
2009年 ¥3900からのスタート、パンは自家製で干し葡萄とク
ルミ入りに全粒粉の2種類〜温かい状態で供されます。

シェフのお薦めコースは¥5250 のセット・メニューから始まり〜
お好みの前菜・パスタ・主菜・デザート各一品をメニューから選べる
コースが¥6300、シェフお薦めメニューにグラス・ワイン3杯が
付くコースが¥8800、特別コースが¥10000となっています。
飲み放題付き¥6000 もラ・チャウのクオリティーであれば格安と
言えます。またソムリエの勘の良さ、お客様の好みとニーズを瞬時に
察知する能力の高さにも脱帽でございました。

唯一、残念だったのは〜楽しみにしていたズッキーニのお花と菜の花
がなくて〜ズッキーニのお花のフリットやファルシ、ホタルイカと菜
の花の組み合わせでパスタをいただくことができなかったことだけで
サンダニエーレの生ハムにとろーり卵、グラノ・パダーノ、サルチッ
チャとグリーン・アスパラのリゾット、鹿児島県産霧島豚の肩ロース
とスモーク・モッツァレラのオーブン焼き・・どの一品も非常に完成
度が高く、皆様のおっしゃる通り本当に素晴らしいリストランテでご
ざいました。どおりで食べログ評価4点満点、口コミ220件、トッ
プ1000に君臨するお店であると納得・・とにかく!お水までピエ
モンテからという徹底ぶりです。サンタ・バルバラ・ディ・ルリージ
ア〜ピエモンテにあるルリージア温泉の鉱泉水で輸入業者はイータリ
ー!!4年前のトリノのイータリーとポルティコを思い出しました。

漫然とイタリア料理ではなく、ピエモンテと地方を限定したリストラ
ンテの楽しみは〜やはり本来のイタリアの姿、都市国家だった時のイ
タリアが身近になって嬉しいですよネ〜♬ そして、いよいよ本日の
極めつけ〜☆ ピエモンテ風・様々なお肉の登場です!牛ヒレ、仔羊、
霧島豚、スペイン産のウサギを藁の香りでいただきます。お薬味はネ
ギとバジル、愛媛県産みかんと岩塩、赤ワインとマスタード(マスタ
ードの粒が入っているのですがチョコレートのようなリッチなソース)
それぞれの味わいを違うお肉で愉しめて、ワイルドで〜♬ 新しい発見
があって〜♬ ウサギはお肉と言うより鶏に近い食感・・それは同じで
すが今までいただいたウサギの中で一番甘いウサギでした!藁焼きと
言えば〜グスタヴィーノの北海道襟裳岬の藁焼きのオーロラ・ラムを
思い出しますが、ラ・チャウでは1品でなく!4品ですから驚きです。

ドルチェは5点盛りで温かいフォンダン・ショコラに冷たいセミフレ
ッド、ゼラチンを使わないプリンにチョコレートのムースとボネ〜♬
馬渡(マワタリ)シェフがわざわざテラスまで出ていらしてくださっ
たのですが、アンジェリーナが白いシェフの帽子に驚いて吠えてしま
いました。本当に失礼致しました。およそ犬を連れて来られるような
お店ではありませんのに、犬と一緒でもテラスで店内と同じメニュー
がいただけるなんて!なんという贅沢!!と感極まっていましたのに
なんというバカ犬でしょう・・でも、私がそれ以上に感極まったのは
〜この後でした。馬渡シェフはご気分を害されるどころか!なんと!
”暗い所から急に出て来たから怖かったのね” とおっしゃったのです。

本当にお気持ちがなければ〜なかなか咄嗟には出て来ないお言葉だと
思います。店内にある構造の柱にシェフへの熱いメッセージがたくさ
ん書かれていて・・近くのテーブルだったらゆっくり読ませていただ
けたのに〜☆ と思っていたのですが、メッセージを読ませていただか
なくてもシェフへの皆様の思いが〜この時!瞬時に!伝わってまいり
ました。馬渡シェフのお料理が素晴らしいのは〜☆ 料理人としての腕
だけではないことを痛感したドルチェ前の30秒間・・恐れ入ります。
ピエモンテ郷土料理の真髄を一人でも多くのお客様に伝えたいという
彼の真摯な思いは〜☆ 命あるすべてのものに及んでいました。


  • サイのワインが目印

  • 植栽の中にピエモンテ

  • 〜の美味が〜♬

  • テラス も広々〜♬

  • 本日のお薦め

  • グリッシーニ

  • ピエモンテへの鍵

  • コース・メニュー

  • テラスから見た店内

  • 馬渡シェフへのメッセージ

  • 美しい〜♬

  • 自家製パン

  • サンダニエーレの生ハム

  • に〜とろーり卵!!

  • 霧島豚の肩ロース

  • パスタ&リゾット

  • ジャジャーン!!

  • ご覧下さいませ〜〜♬

  • ピエモンテ風お肉の〜

  • 藁焼きです!

  • ソースは3種類

  • ピエモンテの鉱泉水

  • ドルチェ5種

  • カプチーノ

2015/01/19 更新

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