マダム・チェチーリアさんが投稿したメゾン ポール・ボキューズ(東京/代官山)の口コミ詳細

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フォトエッセイで綴るマダム・チェチーリアのレストラン探訪

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マダム・チェチーリア (女性・東京都) 認証済

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メゾン ポール・ボキューズ代官山、中目黒、神泉/フレンチ、イノベーティブ

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.7
1回目

2013/04 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

アプローチからサロンまで完璧のペキ〜至福の美食時間〜♬

これまで何度か予約のお電話を入れてまいりましたが、その日に
限って結婚式のレセプションが入っているというパターンが繰り
返され・・三度目の正直でやっと〜おじゃまして参りました。

階段を下りて中庭に立つと・・お洒落なカフェ・カーテンの向こ
うにアール・ヌーヴォーの曲線が美しいバー・カウンターとティ
ファニー・ランプが見えて〜♬ エントランスを入ると右側にオー
プン・キッチン、左側にレセプション・ルーム〜長い廊下の突き
当たりには美しいガラス〜生花が飾られ〜♬ ダイニング・ルー
ムの奥まったコーナーに私達のテーブルが用意されていました。

壁に沿って並ぶテーブルとフロアー中央に位置するテーブル、サ
ービス・カウンターまで見渡せる特等席でございます。リヨンの
本店もエントランスの奥にガラスで仕切った '厨房が見える' 窓が
ある造りになっていますが、ここは全く仕切りなし!!ダイニン
グ・ルームへの動線の過程で〜リアル・タイムに厨房の臨場感を
’垣間見る’ ことができます。

ディナー・タイムは6pm からですが、6:30pm で 既に70
%の入り(7pm 過ぎには満席となりました)食前酒はアール・
ヌーヴォーの世界にどっぷり浸かって愉しみたく〜ディナー前の
ひとときをサロンで過ごしたい旨をお伝え致しまして・・サロン
へ移動〜♬ ティファニー・ランプのオレンジ色の柔らかな光に
包まれて至福のひととき・・♡ お願い!このまま、ここで時を
止めて〜!!という素敵なアペリティフ・タイム〜♡ このまま
帰っても悔いはない!と言うくらい・・思いがけず!サロン独り
占めの贅沢な時間でございました。

個人的な好みの問題だと思いますが、私は直線的でクールな空間
よりも動植物をモティーフにしたアール・ヌーヴォーの優美な曲
線が愉しめる暖かな世界が好きなものですから〜ゆったりとした
スペースに私達だけ・・なんという贅沢!!夜お食事に出かける
と必ず ”君〜食前酒にはシェリーをくれたまえ” と仰ったご尊父に
倣って〜お友達はヘレスのシェリー(¥900)おもしろい親父
だったなぁ〜と遠くを見る彼・・私はロゼ〜♡ クレマン・ドゥ・
ブルゴーニュ: ヴーヴ・アンバル(¥1200)辛口のヴァン・
ムースです。サロンのテーブルにアミューズ・ブーシュが運ばれ
て来ました。オリーブが煉り込まれたクッキーとシュー・・ポー
ル・ボキューズの華麗な世界の始まり〜始まり〜〜♬

ロゼは新しいボトルの口開けでラッキー!!シェリーとロゼを注
いでくださった方は広尾のデプレからこちらに勤務が変わられた
方でしたので他のスタッフの方々の様子などを伺ったところ〜お
客様のように永年に亘る顧客の皆様からはラ・カーヴもなくなっ
てしまってデプレでお食事ができなくなって残念!寂しい!!と
のお声が絶えません、とのこと・・やはり・・。ロゼをいただき
ながらメニューに目を通しておりますと・・なんと同じく広尾出
身の柳沼支配人ご登場で〜♬ この日はここからディナー後のカフ
ェ・タイムまですっかりお世話になることになりました。レセプ
ション・ルームの両扉を開けてご案内してくださり、ステンドグ
ラスの説明からオープン・キッチンの木製の飾りは昔ワイン・セ
ラーの扉であったことなど・・メゾン・オプショナル・ツアー付
きでメイン・ダイニングへとエスコートしていただきました。

プライスレス!!(私が拝見したメニューもノー・プライスでし
たが)ディナーのコースはお友達にお任せして〜ワイン・リスト
の方はと申しますと、ボルドーでは1996年のシャトー・シュ
ヴァル・ブラン¥75000、同じく96年シャトー・ラフィッ
ト・ロートシルド¥180,000、98年シャトー・ムートン
・ロートシルド¥95,000、99年シャトー・マルゴー¥95,
000、90年は195,000という豪華なラインナップ〜でも
お誕生日でも記念日でもないのにグラン・ヴァンも気が引けます。

コースでシャルトン・コルルマーニュも素敵ね〜♬ などと、白に
も心が惹かれたり・・コート・ドゥ・ローヌに行けばシャプティ
エのシャトー・ヌフ・ドゥ・パプが19,000、シャトー・ド
ゥ・ボー・カステルが27,000、エルミタージュは19,00
0・・フランス全土の旅ができるワイン・リストは拝見している
だけで心が華やぎますが、さてどう致しましょう〜?

そんな私達の様子を見て個人的にお薦めワインがあります、と柳
沼支配人・・お値段は今ご覧になっていらっしゃるコート・ドゥ
・ローヌの半分以下で充分お愉しみいただけるモン・クールでご
ざいます!!ヴィンテージは2009年〜マイ♡ハートに決定で
す。セパージュはフランス南西部を代表するシラーとグルナッシ
ュで素晴らしいブーケ、深いワインレッド、柔らかなタンニンが
エレガントな味わいで〜 ’私の心’ は時間と共に開いて〜コースの
お料理に優しく寄り添い、一品一品を華やかに彩ってくれました。

トマトジュースを回しかけていただくサーモンのムースは初夏を
思わせる爽やかな一品で小さなキューリの存在感が感動的。フォ
アグラのラヴィオリ包みはトリュフ風味のヴィネグレット〜レタ
ス添えで、牛乳で溶いたグリーンピースのソースには甘みがあり、
うぐいす豆のお菓子のような味わい〜♬ と、ここで!お友達が
チーズをご所望!!驚く私に ”だって最後になるとデセールもい
ただかなければならないし、お腹いっぱいになってからではなく
ワインが美味しくなってきたから〜♬ この辺でチーズとワイン
を愉しんでおきたい” とのことでございます。なるほど・・チー
ズの新しい愉しみ方が私には新鮮ですが、ルール違反とは行かな
いまでも果たして私達の我儘は聞いていただけるのでしょうか?

いただけました〜柳沼支配人の笑顔と共にチーズのワゴン到着!
コンテの36ヶ月熟成・クロタン・シャビニョール(羊)一ヶ月
熟成を小さく小さく切っていただいて〜リオンのサン・マルセラ
ン(牛)はスプーンフルで〜♬ ふくよかな赤ワインで究極の箸休
め〜♬ 続くはハーブのクルートを纏ったスズキのローストをフヌ
イユのピューレとサラダと共にいただきます。フヌイユが素晴ら
しい〜〜♬ スズキは真空パックを68℃で湯煎されるのだそうで
す。シャンパン・ソースが柔らかくスズキの旨味を際立たせます。
どこか、カレー風味のようなオリエンタルな薫りがする・・フレ
ッシュ・オレンジ入りの逸品でございました。

ホロホロ鳥胸肉のローストは季節野菜のエチュベとモリーユ茸添
え。鶏より舌触りがなめらかでジューシーな肉質〜ソース・シュ
プレームが香ります。ホロホロ鳥の腿肉のクロケットはサラドゥ
・ジャルディニエール仕立て〜♬ 本当に!お庭に咲く草花をお皿
一杯に散らしたみたい〜♡ お皿に描かれた絵画のような逸品・・
驚異的に小さなトマトは(クルミと比べてみてくださいませ)直
系僅か5ミリほどですが、しっかりトマト!!で今更ながら〜バ
イオの力とテクノロジーに感激致しました。

デセールは赤いフルーツとフロマージュ・ブランのミルフィーユ
仕立てでピスタチオの薫り〜♬ ミルクとラズベリーのマーブル・
シャーベットも美しく、ブルーベリーやボイズンベリーと違って
ラズベリーは色にも味にも華やかさがあって実にデザート向きで
す。プティ・フールと食後のお茶はまたサロンでいただきました。
至福のディナーの終焉まで3時間・・柳沼支配人ともお話が尽き
ず!まだまだサロンで余韻に酔いしれていたい夜でございました。

  • 旧山手通りから入り・・

  • 階段の下にレセプション・ルーム

  • お庭に向かってドアが開きます

  • ようこそポール・ボキューズへ

  • エントランス前

  • バー・ラウンジが見えます

  • アール・ヌーヴォー様式で・・

  • 鏡が美しいサロン

  • バー・カウンター

  • ゆったりとしたソファーで〜

  • 寛ぎの空間は〜

  • 暖かく優しいオレンジ

  • ティファニー・ランプ

  • ドリンク・メニュー

  • サイン入りメッセージ

  • Vin Mousse でございます

  • シェリーとアミューズ

  • ダイニングまで長いアプローチ

  • 廊下の突き当たり

  • 私達のテーブルの上に若き日のポール・ボキューズ氏

  • April 29, 2013 @7pm

  • 廊下から見える厨房も

  • アール・ヌーヴォーに彩られて

  • テーブル・セッティング

  • 中谷シェフ

  • サーモンのムースに

  • トマトジュースを〜♬

  • フォアグラのラヴィオリ包み

  • 柳沼支配人とチーズ・ワゴン

  • 左から〜コンテ・クロタン・サンマルセラン

  • スズキとフヌイユ

  • ホロホロ鳥としんなりキューリ

  • ホロホロ鳥のクロケット

  • ジャルディニエール仕立て

  • プティ・トマトは〜

  • クルミより小さいのです

  • フロマージュ・ブラン&ラズベリーのシャーベット

  • カモミールとプティ・フール

  • 太鼓橋のようなソーサー

  • お洒落なカフェ・カーテンにも〜ごちそう様〜♡

2015/12/21 更新

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