マダム・チェチーリアさんが投稿した小布施 寄り付き料理 蔵部(長野/小布施)の口コミ詳細

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フォトエッセイで綴るマダム・チェチーリアのレストラン探訪

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マダム・チェチーリア (女性・東京都) 認証済

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小布施 寄り付き料理 蔵部小布施/郷土料理、居酒屋

1

  • 夜の点数:4.1

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.1
  • 昼の点数:4.0

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 3.9
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.1
1回目

2013/08 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.1
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味3.9
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.1
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

蔵部と書いて CLUB とも読ませます

(2013年8月22日)

エルボスコチェックアウト後〜戸隠神社の近くにある蕎麦畑に
蕎麦のお花を見に行き・・ランチはもう一度小布施の蔵部に行
きたくて予約を入れました。本家のお庭が見える窓から燦々と
太陽光が入ってランチ・タイムの蔵部は夜とはまた違う表情を
見せてくれます。法被姿のスタッフほぼ全員が私達のことを覚
えていてくださって行きつけのお店にランチに来た気分でござ
います。小布施最後の一杯はやはり小布施ブラン(¥600)
〜♬ きりりと冷えていて、小布施のリンゴジュース(ふじと
紅玉のミックス ¥420)も美味〜ラストオーダー・ギリギリ
の2:30pm でしたので大半のお客様は帰られた後で静かな
蔵部・・トウモロコシはランチ・メニューにはありませんでし
たが、お願いしてみますと大将が快く焼いてくださいました。

信州安曇野産のわさび丼(¥940)わさびは自分で下ろして
紅鮭ご飯の上に載せます。わさびの鮮度がイマイチだったかし
ら・・紅鮭の量も少なくてちょっと寂しいわさび丼でしたが、
焼き魚定食の紅鮭の西京焼は美味しくいただきました。ご飯は
新潟県産こしひかり〜もちろん!竈炊きです!!でも、栗おこ
わにも心が惹かれて伺ってみましたら〜変更 OK〜♬ 新潟県産
こがねもち使用の栗おこわを堪能させていただきました。午後
の日差しが優しく降り注ぐ蔵部で小布施ブランと栗おこわ〜♬
小布施でのフィナーレを美しい秋色で飾ってくれました。
           (ランチの写真は最後の12枚です) 


(2013年8月21日)

野尻から予約のお電話を入れた時〜ディナー・コースは2種類
あって違いはトウモロコシの天ぷらが入るか入らないかでした
のでトウモロコシは粒になった天ぷらより ’丸ごと大地の恵み’
・・ やはり焼きトウモロコシで!いただきたいと思い、一品
少ないコースの方でお願い致しました。当日〜私達4名が通し
ていただいた半個室はオープン・キッチンになった調理場が見
渡せて〜それも大将が包丁を入れるまな板前の立ち位置で〜♬
竈で焼かれる食材もよ〜く見えるテーブルで最高で〜す!!

なんという臨場感〜♬ 調理場の中も外も全員が若い男の子で
法被に捻り鉢巻き、白い前掛け、足袋に雪駄という出で立ち!
ザ・男の世界〜〜潔くてカッコイイですネッ!そもそも寄り付
き料理とは蔵人の為の賄い料理で、冬期三ヶ月に亘る酒造り期
間・・寒さの中厳しい労働を泊まり込みで担う男衆に出された
もの。寄り付きとは蔵人が食事や休憩をする場所のことで酒造
りの合間に素早く集まれるよう土間で腰を下ろせる機能的な造
りになっているところが特徴です。オープン・キッチンを囲む
ように造られたカウンターの向こうには本宅の和庭園、壁には
明治から大正期にかけてガラス・ネガを用いる湿板写真の技術
で撮影され〜当主市村家に保存されていたモノクロ写真が掛け
られ・・居ながらにして往事を偲ぶことができます。

もちろん、桝一市村酒造場で造られた日本酒を愉しむことも
できますが、私達は昼間傘風楼のテラスでいただいた小布施
ワイナリーの白(小布施ブラン2012年:志賀高原南山麓
産・強い澱引きをせずに旨味成分を残したままボトリング)
をボトル(¥4200)でお願い致しました。ラベルには
Sogga Pere et Fils と曽我さんでしょうか・・お名前が記さ
れています。コースとは別にお願いした竃の火で焼かれたト
ウモロコシの甘さがマイルドな辛口の小布施ブランでより引
き立ちました。ディナーの後半でお願いした小布施ワインの
ルージュ/バイ・ザ・グラス(¥630)は微発砲な感じが
あり、やはりブラン同様ライト・ボディー・・♡ 優しくお
食事に寄り添う柔らかな味わいでございました。

葉月のコースは先附けが真あじとパプリカの南蛮漬、お造り
は真鯛、金目鯛、スズキの三点盛で・・山の中なのに??と
一瞬思いましたが、実は日本海が遠くないのですよネ!続く
椀物に煮崩れしない肉厚の実が持ち味!小布施の丸茄子!!
(千曲川河畔で育てられる朝採りの地野菜です)が半円に切
られて素麺と共に味噌仕立てで供されて感激〜〜♬ 丸茄子は
この地方で古くから栽培されて来ましたが東京では見たこと
もなく、みずみずしいのに食感にしっかりとした歯応えがあ
り〜♬ 酢の物は夏野菜、そして焼物は紅鮭の炭火焼き〜竈で
炊いたご飯にお味噌汁と香の物、コースはここまでデザート
は別オーダーになります。私達は栗のババロア(¥420)
で全員一致〜 ♡ ごちそう様でした!!

薪と炭を使って煮る、焼く、蒸す、とシンプルな和食は骨太
でまさにオトコの料理〜♬ これぞ逸品!というものは特に
ないのですが、竈という強力な味方、酒蔵の一部を改装した
蔵元ならではの劇場的空間〜♬ 竈でご飯が炊けると辺り一
面に水蒸気が上がって迫力満点!!大きな大将がお茶碗を一
つずつ手に取り〜お米一粒一粒に語りかけるかのように大事
そうに、ゆっくり、ご飯をよそう姿が非常に印象的でした。

お玄関を入ると季節のお花が生けてあり、傘立てには番傘、
廊下の先には古樽がオブジェのように置かれていて〜どこを
切り取っても絵になる小布施の和食レストランは日本の町起
こしのモデル・ケースにもなったと言われる小布施の再生に
一役買ったアメリカ人女性セーラ・マリー・カミングスのプ
ロデュースにより2006年にオープン〜成功した小布施の
町作りから学ぼうと全国から視察団が集まるまでになりまし
た。セーラは1991年交換留学生として来日→ 長野オリ
ンピック・コミッティー→ 小布施堂入社→ 1996年に酒
ソムリエの資格をとり、酒造りの期間だけでなく一年を通じ
て若者に雇用の機会を、と小布施セッションなるものを発案。

この辺りが詳しく書かれている Obuse/ssion 小布施ッション
2001年〜2年と題されたご本が置いてありましたので〜
見せていただけますか?とお願いしたところ、すぐにお持ち
致します、が・・10分たっても15分たってもテーブルに
ご本は届かなくて再度別の方にお願いしてやっとご本を拝見
させていただけた、という場面や、ごく基本的なワインの質
問に答えられなかったり・・せっかくここまで凝った素敵な
お店なのですから・・ハードだけでなく、ソフト面もどうぞ
よろしく!!マネージャーらしき方の存在も確認できません
でしたが、オペレーションがもう少しスムーズになると雰囲
気だけが先行するレストランではなく、より厚みのある、よ
り魅力的な ’クラブ’ になるのではないかしら・・。

お店を出ると笹庭広場の上にきれいな満月〜♬ 蔵部と同じ
ジョン・モーフォードがデザインしたという桝一客殿の前を
通って私達は満ち足りた気持ちで駐車場へと向かいました。
東京に帰ったら〜小布施ッションが読みたくなりそう〜〜♡

  • 笹庭から見た蔵部の全景

  • 窓から本宅のお庭が見えます

  • 大きなお釜!!

  • 桝一の歴史

  • 桝一の法被が素敵〜♬

  • 馬車の時代から今日まで・・

  • 酒菜と一品のメニュー

  • 大将がトウモロコシにかかります

  • 往事が偲ばれます

  • 背広と帽子で馬上に・・

  • 桝一酒造場の古樽

  • 蔵部の樽

  • 葉月のメニュー

  • お造り3種

  • 左:夏野菜 右:紅鮭

  • 丸茄子と素麺の椀もの

  • ご飯が炊けました!!

  • まな板前の大将

  • 若い衆が真剣に焼いています

  • 私達のトウモロコシ

  • ’予約’ 桶が最高〜〜♬

  • 廊下の奥に巨大な樽

  • 栗のババロア

  • エントランス横のコーナー

  • アンティークですね・・

  • 梅ソーダ

  • 蔵部の笹庭前に満月

  • おやすみなさい〜桝一客殿

  • ランチタイムの蔵部と笹庭

  • ランチが終わったテーブル

  • 覚えていてくださって〜♬

  • 明るい午後の日差し

  • ランチタイムのオープン・キッチン

  • ワサビは自分で下ろします

  • そして〜ここへ!!

  • 栗おこわ

  • 蔵部 @3:30pm

  • なんて〜お洒落〜〜 ♡

  • エントランス:酒樽に番傘

  • エルボスコで最初に見たワインが〜小布施ブランでした

2014/08/06 更新

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