4回
2022/11 訪問
やはり〜皇帝の卵と幼鴨のローストは珠玉の逸品〜♬
今年も此の季節が巡ってきて
ゴールデン・エントランス
そして・・アプローチ
リンクスのケープが美し〜い後ろ姿・・♡
コンソールの意匠
テーブル・セッティング
グジェールとシャンパーニュ
ヤガラのショー・フロア
フォアグラのポワレ
続く逸品は蓋物で登場〜♬
金箔包みで皇帝の卵
トリュフと白ワイン・ソース
ソースは太田キャプテンが・・
かけてくださいました!
カネトン・マルコポーロ
ラスト・タッチ
完璧な火入れ〜♬
デセールはタルト・タタン
食後のミニャルディーズ
このハーブ・ティーが絶品!
2022/12/05 更新
2021/04 訪問
ドア・オープン @4:30pm
今回もモデルは2名でしたが特別に招待された顧客8名のみ
のミニ・フロアーショーで作品も限定バージョンのみ、ドア
・オープン @4:30pm で昨年のようなサロンでのカクテ
ル・タイムもなく、お客様2名ずつのテーブル4卓を壁際に
寄せてランウエイらしきスペースを確保〜モデルが歩き終わ
ると再びテーブルを少しだけ中央寄りに戻してディナーが始
まりました。トゥール・ダルジャンでは〜いつもホールの奥
に豪華絢爛かつ瀟洒な生花が飾られていて其の圧倒的な存在
感に吸い込まれそうになりますがホールのみならず、此の日
もテーブルに美しいブーケ〜♬ ショー後の楽屋みたいなセッ
ティングのディナーではありましたが・・今考えるとシャン
パーニュとワインのグラスが置かれたフレンチ・ディナーの
テーブルは此の日が最終日でございました。シャンパーニュ
:ピエール・ペルテス、白:ピュイィ・フュメ(クロ・ジョ
アンヌ・ドリオン2018年)赤:シャトー・イヴォンヌ
(ソミュール・シャンピニー2015年)
お料理はオマール海老のカルパッチョ仕立てで始まり〜ナン
チュア風ムースリーヌと旬菜のマレシェールが添えられたパ
ステル画は春の彩り〜♬ 可愛らしい小花が散りばめられて〜
みずみずしいサヤインゲンや柔らかい枝豆に春の訪れ・・♡
パンも変わらずに美味〜♬ 昨年ふと気がついたオープン当
時にはなかったお水用の重厚なゴブレットは2年前にパリか
ら持って来られたものであると此の日伺いました。2品目も
絵画的なフォアグラのポワレ〜♬ ガルニが繊細で素晴らしい
ですネッ! エピス香るニョッキとアスパラガスのロワイヤル
に花びらの黄色が映えます。3品目はルフ・アンペリアル〜
皇帝の卵(うわぁ〜ロマノフの卵!!と私は心の中で叫んで
しまいました)黒トリュフ・ソースの上に金箔に包まれた黒
トリュフと根セロリのコンフィ・・そこに芳醇な白ワイン・
ソース!ソースの二重奏で愉しむ贅沢な逸品〜♬ この上なく
リッチで奥行きのある味わいは余韻が永く続きます。なんと
手の込んだ黄金の卵なんでしょう〜時間よ、止まれ〜♬
4品目がカネトン:幼鴨のローストでソースはシャトーブリ
アン〜アーティチョークのブレゼと根菜のカネロニが添えら
れて甘いゴボウも美味しい〜♬ 柔らかな幼鴨なればこその
トゥール・ダルジャン究極のシグネチャーは今回27172
9というナンバリングで昨年10月が268825でしたか
ら2904羽が様々なソースでお皿に載ってきたのですネ!
この逸品なくしてトゥール・ダルジャンを語るなかれ、では
ありますがカネトンだけに終わらない美食の魅力に溢れるト
ゥール・ダルジャンはホテル・ニューオータニが誇るフレン
チ・レストランとしての品格を兼ね備え、ギャルソンの一人
一人に至るまで隙のない接客とサービスでディナーはデセー
ルのホワイト・ラムが香るマングスタンへと進みます。スク
エアにカットされたマンゴスチンの上にはハーブと花びらが
載り、濃厚なハイビスカスとブラックベリーのソルベと美し
いメレンゲ菓子が添えられて〜♬ 前回、感激した自社ハー
ブ・ガーデンで朝採れたスペアミント、レモングラス、レモ
ンバームで作るハーブ・ティーは今回も美味〜♬ ミニャル
ディーズでは金柑のプティ・シューとオレンジのマカロンが
好みでした。正面に厚いアクリル板があって殆どお話が聞こ
えなかった初対面のお客様が(紅茶で食後のお菓子を召し上
がっていらっしゃいました)お代わりは如何ですか?という
タイミングで私に ”ハーブ・ティー美味しいですか?” 私が
前回に続いてアンコールであった旨をお話し致しましたら〜
”それではワタクシも!” そして、お気に召して戴けました。
よかった! フレッシュでしょ? 次回トゥール・ダルジャン
におじゃまする時はアクリル板もマスクもないディナーで
ありますように!!
オータニの日本庭園
窓際テーブルからの眺め
いつも豪華なホールの生花
パリ本店のメニュー
ショー後にディナー・・
ブーケとシャンパーニュ
春の香り〜オマール海老
フォアグラのポワレ
黒トリュフ・ソースの上に
金箔包みで ’皇帝の卵’
贅沢極まる2種のソースで
271729羽目の幼鴨
珠玉の逸品:カネトン
完璧な火入れ〜♬
デセール
ミニャルディーズ
2021/05/20 更新
2020/10 訪問
ポストカードになった鴨のナンバリング
41年間続けて来られたファッション・ショーが今年初めて
中止になり私も毎年4月に帝国ホテル光の間で開かれるディ
ナー・ショーを楽しみにして参りましたが、今年は半年後に
トゥールダルジャンのサロンでフロアー・ショーということ
になり(大幅にスケール・ダウン→30点、モデルも2名)
ショーの後、私達はサロンに移動→ エドシックのシャンパ
ーニュでグジェールを愉しんでいる間にディナーのテーブル
・セットが完了〜♬ サロンに戻ると中央にアクリル板が置
かれた円卓 x4、1卓に4名(私のテーブルは3名)サーヴ
ァーは白手袋にマスクで鮑のヴィネグレット・マリネと根セ
ロリのバヴァロアでディナーが始まりました。エディブル・
フラワーが美しいパステル画のような前菜〜♬ ブルゴーニュ
のミネラル感たっぷり〜コート・ドゥ・ボーヌのドライ過ぎ
ないサントーバン2015年がよく合います。続くフォア・
グラのポワレはカカオのトゥルトンとジロール茸のフリカッ
セ、お魚はハタのノルマンド風〜根菜添えでシトロンとタイ
ムの香り〜♬ なんとも軽い上品な仕上がりでございます。
そして、トゥール・ダルジャンの代名詞カネトン(幼鴨)の
ローストはセップ茸とマロンのロワイヤルを添えたヴィニュ
ロン風で供されました。完璧な火入れと柔らかなソースでか
くも美しい鴨肉のローズ色を愛でる至福の時はテーブルに3
名分のプレートが揃って載った瞬間で!ドーム型のカバーが
暗黙の合図で同時に上がると・・おう!みたいな小さな歓声
〜♬ この Same Time Service にはスペシャルな臨場感が
あって〜やはり格別!! ワインはジュヴレ-シャンベルタン
(ファブリス・マルタン2013年)柔らかな幼鴨のジュー
シーで繊細な味わいを引き立て、その魅力的を最大限に引き
出してグラン・ヴァンの威力を遺憾なく発揮〜♬ カネトン
のカットは縦置きだったこともありましたが今回は横置きで、
パンも前菜からここまでクラストの香ばしさが光る申し分の
ないコースでございました。1984年のオープン2週間後
におじゃました時の鴨のナンバーは155115→2001
年のマイ・バースデーが161566→ 2013年11月
が226328→2015年12月が238297→ 今回
268825で5年間で3万528羽のアップ、鴨のナン
バリング・カードのデザインが変わってポストカードになっ
ていて私はビックリ〜♬ 個人的には永年に亘り慣れ親しん
だ従来のクラシックなカードが好みですが・・幼鴨の美味し
さは変わらず!!
デセールと真ん中にハロウィーン・マカロンが入ったプティ
・フールで供されたハーブ・ティーが素晴らしくて〜♬ 私
達のテーブルを担当してくださった太田キャプテンに伺いま
したら〜スペアミント、レモングラス、レモンバームの3種
類で比率は1:1:1とのこと。あまりの美味しさにお代わ
り〜♬ トゥール・ダルジャン専用のハーブ園がローズ・ガー
デン内・建物の屋上にあるというお話も後日・・また、ディ
ナー前のカクテルで "オープン当時まだ入社仕立てのギャル
ソンでしたから” と仰って、なんと36年振りに再会させて
戴いた斉藤支配人から ”フランスのご婦人は食後にこれを召
し上がるんですよ” とワインだけでなく、私に食後酒シャト
リューズを教えてくださった熱田ソムリエが80歳を超えて
お元気〜北海道に移住されてブドウを育てていらっしゃると
伺い日本ソムリエ協会会長でもあり、お世話になった高輪プ
リンスの故子飼ソムリエに思いを馳せながら〜ワインをこよ
なく愛し今もブドウと共に人生を歩まれる熱田氏の生き方に
感銘と共感が刻まれた忘れられないディナーとなりました。
昔から変わらない・・
エントランスとアプローチ
ショーの開始を待つ美川さん
サロンから見る日本庭園
ショー後サロンへ・・
グジェールも美味〜♬
全快おめでとうございます
刺繍入りリネン
フィンガー・ボウルではなく
この温かいパンも美味〜♬
絵画のような前菜の鮑
フォアグラのポワレ
ハタのノルマンド風
ジュヴレ-シャンベルタン
クリスタルの鴨と共に〜♬
幼鴨のロースト
新しい鴨のカード
デザート・プレート
テーブル中央にアクリル板
このハーブ・ティー最高〜♬
鴨のポットにも〜ご注目
10月ならでのマカロン
トゥール・ダルジャン前に
新設されたフリー・スペース
2021/05/06 更新
2015/12 訪問
再訪:3回目の幼鴨のロースト
(2013年11月)
1582年の或る日〜フランス国王アンリ3世が狩猟の一日
を終え大祝宴を開いたのが当時オープンしたばかりのラ・ト
ゥール・ダルジャンでした。それ以前〜野生の鴨はセーヌ川
沿いで自由気ままに生きていましたがラ・トゥール・ダルジ
ャンのスペシャリテが鴨料理になって以来〜鴨はロアール渓
谷シャラン近くの直営農場で何世紀にも亘り大切に育てられ
ることとなりました。特に幼鴨は生後数週間は他の鴨と別に
されて穀物飼料を与えられるのだそうでございます。パリで
一番古いレストランになったラ・トゥール・ダルジャン・・
400年以上に亘り〜ラ・トゥール・ダルジャンの幼鴨のロ
ーストに魅せられて来た人々の数は一体どのくらいになるの
でしょうか? 皆様ご存知、ラ・トゥール・ダルジャンのナン
バリングが始まったのは〜なんと19世紀にまで遡ります。
1921年〜当時、皇太子であられた昭和天皇がお召し上が
りになった鴨が53211番で1984年にラ・トゥール・
ダルジャン東京がオープンした時、最初に出された鴨が記念
すべき53212番となりました。かくしてフランスと日本
の両国で2本立てのナンバリング・システムが存在すること
になったのです。皆様も召し上がった鴨のナンバーを鴨料理
の思い出と共に大切にしていらっしゃると思いますが、私も
初めてラ・トゥール・ジャルダンにおじゃました時の高揚感
は30年という月日がたった今も忘れることができません。
確か、オープンして間もない頃で〜シェフはドミニク・ブシ
ェ氏(彼が東京のラ・トゥール・ダルジャン初代シェフとな
ったわけですが、彼は東京店立ち上げ後パリへ戻りオテル・
ドゥ・クリヨン→ 独立されてミシュランの星を獲得→ 今年
9月〜銀座にご自身のお名前を冠した ’ドミニク・ブシェ’ を
オープンされました。チーフ・ソムリエは熱田氏(鴨尽くし
ディナーの後でシャルトリューズという薬草のディジェステ
ィフを初めて彼から教えて戴いたことも私には忘れられない
素敵な思い出です!)サービス・スタッフはシェフ同様〜パ
リの本店から来日したフランス人ギャルソンが大半を占め、
メートルD に現在〜日本代表・総支配人でいらっしゃる若き
日のクリスチャン・ボラー氏の姿がありました。ダイニング
・ルーム中央に置かれた大理石の調理台はかくも美しく荘厳
で誰しもがその存在感に圧倒され〜私達はコースの中の鴨の
’血のソース’ に酔いしれました。
当時、私はワイン・アルバムを作っておりまして・・先月デ
ィナーにご招待されて人生で3枚目になる ’鴨のカード’ を戴
き・・久し振りに懐かしいワイン・アルバムを開けてみまし
た。1984年のカードは055115番、2001年にマ
イ・バースデーでおじゃました時のカードは161566番、
3回目の先月のカードは226328番。オープンから19
03羽目の鴨から17年後〜2001年2月にいただいた鴨
は10万6451羽目、更に12年後の先月いただいた鴨で
プラス6万4762羽ということになります。ラ・トゥール
・ダルジャンが存続する限りナンバリングの伝統が消えるこ
とはないと思いますので〜皆様!鴨のカードは家宝として大
切に保存されますよう・・♡ 孫の代になればアンティーク
の輝きでございますよ〜♬ なんと申しましても最初の一羽
は昭和天皇が皇太子時代にパリ本店でお召し上がりになられ
た鴨ですから!! 鴨で天皇家に遠く繋がれるなんて〜日本
ならでは・・♡ )
エレガントな個室サロン ’プレリュード’ でいただいた11月
某日のメニューは前菜が鮑の薫香とモン・サン・ミッシェル
産ムール貝のマリネ、オロ・デル・デシエット〜アルベキー
ナ・オリーブの雫→ ランド産鴨のフォアグラとセップ茸のナ
ージュ(ナージュとはフランス語で泳ぎ、最初は素材がお皿
に置かれ〜その後でスープが注がれます)続いて〜真鯛とコ
キヤージュを載せたアンディーヴのポワレ、そして真打ち!
幼鴨のロースト!!ソースはマルコ・ポーロ、胡椒のソース
でございます。完璧な火入れ〜♬ えも言われぬ幼鴨肉の明る
いローズ色〜♬ 上品で甘みのある肉質は柔らかく、カリカリ
皮との絶妙なバランスを愉しむ究極の鴨料理〜鴨の血にマデ
ラ酒とブランデー、デミグラスを入れたソースでいただくカ
ネトンではありませんでしたが、ラ・トゥール・ダルジャン
ここにあり!の絶品〜〜♬ で(グランシェフは今春パリ本店
より就任されたルノー・オージェ氏)ございました。
デセールはプラリネ・シューとタヒチ産バニラ・アイスクリ
ームに温かいオーガニック・チョコレートかけ〜ワインは白
がレ・ザルム・ドゥ・ラグランジュ 2011年、赤はシャト
ー・ラ・フルール・ドゥ・ブアール 2007年。シャンパー
ニュはローラン・ペリエのブリュをウエイティング・バーで
いただきました。エントランスのだまし絵のような螺旋階段
と同様、バーの壁に掛けられた肖像画も全く昔のままで・・
初めておじゃましてから29年もたってしまったなんて!!
にわかには信じられませんでした。
スプーンに載ったアミューズも、少し擦り切れて年季の入っ
たソファーも、すべてが懐かしく、愛おしく・・一瞬、涙が
出てしまいそうになりました。窓からはライトアップされた
オータニの日本庭園が見えて〜高い天井とシャンデリア、格
調高い調度品に彩られた華のあるメイン・ダイニングが私の
中でオーバーラップして〜ラ・トゥール・ダルジャンを訪れ
る全ての方が記念すべき鴨のカードと共に〜♬ いつまでも
消えることのない食の記憶と分かち合った至福の時を後の人
生でも愉しめるよう・・幸せな時間を持ち続けてくださいま
すように、とお祈りしながらレストランを後に致しました。
(2015年12月)
前回の再訪から2年〜鴨のナンバーは1万1969羽増えて
23万8297番になっていました。サロンでラ・トゥール
・ダルジャンのブラン・ドゥ・ブランをいただいてダイニン
グ・ルームへ移動し、鮑とマッシュルームに載ったキャヴィ
アを柑橘のヴィネグレットで愉しむ前菜→ フォアグラとズ
ワイガニのナージュ(前回は鴨のフォアグラとセップ茸のナ
ージュでした・・どうやらナージュはラ・トゥール・ダルジ
ャンのお約束のようでございます)お魚はアイナメのムニエ
ール、どの一品も美しく繊細な味わい〜完璧なサービスで供
されました。白ワインはマルサネ・ル・クロ(ルネ・ブーヴ
ィエ 2012年)そして・・幼鴨のローストの登場〜♬ ソ
ースはボルドー・ワイン、オニオン・ファルシとトピナンブ
ールのコンフィが添えられています。赤ワインはシャトー・
マルキ・ドゥ・テルム 2008年)鴨料理は世界に数あれど
柔らかな幼鴨のローストだけはラ・トゥール・ダルジャンで
しか味わえない究極の鴨でございますよネッ! デセールはカ
ネロニ仕立てのマロンとタヒチ産バニラ(これもお約束〜♬)
のムース、マロン・アイスクリームと、やや凡庸ながら幼鴨
のローストさえ完璧であれば些細なことに思えてしまいます。
至福の逸品〜♬ 柔らかな幼鴨は完璧な火入れで美しく、味
わい深く・・此の夜はクエート大使ご夫妻の通訳を仰せつか
っておりましたのでディナー中2回席を移動〜滞りなく仕事
もできて(ジャミーラ大使夫人が本当に素敵な方で!!)総
支配人ボラー氏がディナー前サロンに私を訪ねてくださって
31年振りの再会〜♬ もあったり・・で〜思い出深いディ
ナーとなりました。次回おじゃまする時、私の鴨は何羽目に
なっているかしら?
ディナー前のひととき
スタンバイ完了
私のテーブル
ロンドが聞こえて来そう〜♬
美しい鮑とキャヴィアの前菜
フォアグラとズワイ蟹ナージュ
アイナメのムニエール
前回から1万1969羽目の幼鴨のロースト
カネロニ仕立てのマロン
デセール後の小菓子
日本庭園が見えるサロン窓際
その趣きは31年間変わらず
30周年へのプレリュード
1984年オープン時のメニュー
ここは全く変わっていません
私達の鴨は055115
2001年2月:161566
2013年11月ディナー前菜
ランド産フォアグラとセップ茸
ジュを注いでナージュに〜♬
今回は初回から17万1113羽
真鯛とアンディーヴのポワレ
完璧な火入れ〜幼鴨のロースト
1984年に戴いたパリ本店の栞
2020/11/04 更新
ホールの左側にある個室で6名のディナー・・オープン当初のフランス
から取り寄せた調度品が美しい照明に輝くダイニング・ルームのような
広さと優雅さはありませんが少人数でゆったりと・・太田キャプテンが
またお会いできて嬉しいです!と満面の笑みでお出迎えして下さってグ
ジェールとシャンパーニュはドゥラモット・ブリュ→ヤガラのショー・
フロアにエストラゴン香るインカのジャガイモのパレ→ フォアグラのポ
ワレ→ソースは赤ワインのヴィニュロン風〜♬ ガルニチュールはカカオ
のトゥルトンとサルシフィのエチュヴェ、鴨のフォアグラは冷凍ではな
くフレッシュなものを空輸しております、と太田キャプテンの説明があ
って白ワインはサントーバン、金箔が美しいロシア皇帝アレクサンドル
3世に50個献上されて以来スペシアリテとなったルフ・アンペリアル
(皇帝の卵)は今の時期だけの黒トリュフ・ソースと芳醇な白ワイン・
ソースの華麗な饗宴で幼鴨のローストはカネトン・マルコポーロ!!
4色の胡椒を使ったソースで楽しむトゥール・ダルジャンのシグネチャ
ーを指揮するエグゼクティブ・シェフのルノー・オージェ氏は2019
年度 M.O.F.(フランス国家最優秀職人賞)の料理部門に選出された7名
中で最年少の受賞〜日本在住のシェフが受賞するのは37年振りの快挙
だそうでございます。2019年5月にパリのエリゼ宮でマクロン大統
領からメダルが授与されました。赤ワインは2013年のシャトー・カ
ントゥメルルで堪能〜♬ 前回の幼鴨のナンバーは271729羽で昨年
の春から9820羽アップ! レビューを見直してみると2001年は1
61566羽、パリと東京が姉妹都市になった1984年トゥール・ダ
ルジャンが此処にオープンして〜おじゃました時のナンバリングは05
5115でした。
1582年パリ本店がオープンして今年で440周年〜♬ このナンバリ
ングが考案されたのは19世紀末で当時の支配人フレデリック・デレー
ルのアイディア・・手掛けた鴨の一羽ごとに番号をつけるナンバリング
でトゥール・ダルジャンの名を更に世に知らしめることとなりました。
デセールはタルト・タタンにスペキュロスのグラース、食後はコーヒー
派な私ですがトゥール・ダルジャンだけは毎回ハーブ・ティー・・自社
のハーブ・ガーデンで朝採れたスペアミント、レモングラス、レモンバ
ームのブレンドが実にフレッシュ、実に美味〜♬ 癒されます!! ミニ
ャルディーズも変わらずに可愛らしく、皇帝の卵もカネトン・マルコポ
ーロも此処でしかいただけない逸品で今日もお招き有難うございました。
ベアトリーチェと一緒に来られない!という理由だけで記念日ディナー
のリストから外してしまうのは〜如何なものか?と改めて思いながら太
田キャプテンに TAXI GOクーポンが使えるタクシーをお願いしました。